スポーツ・運動部が強い文武両道の都立高校TOP10(総合・スポーツ別)

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東京都立高校のスポーツ界には、各競技で輝かしい実績を積み重ねてきた学校があります。ここでは、バスケットボール、サッカー、バレーボール、野球、バドミントン、卓球、テニス、ソフトテニス、剣道などの人気競技において、特に顕著な成績を残している都立高校トップ3校を詳しく紹介します。各学校の練習環境、指導方針、近年の実績、そして文武両道の実践方法など、単なる成績だけでなく、その強さの秘訣に迫ります。私立強豪校がひしめく東京の高校スポーツ界で、限られた環境と資源を最大限に活用し、独自の強みを磨き上げた都立高校の挑戦の軌跡をご覧ください。

目次

複数競技で活躍する都立のスポーツ強豪校

東京都立高校の中には、1つの競技だけでなく複数の競技で優れた成績を残す総合的な強豪校が存在します。城東高校・駒場高校・文京高校を筆頭に、これらの学校は「文武両道」を実践しながら、限られた環境の中で創意工夫を重ね、バスケットボール、バドミントン、野球、サッカーなど多様な競技で関東大会や全国大会への出場を果たしています。スポーツ推薦制度や専門的な指導体制を整え、運動施設の充実にも力を入れることで、私立強豪校がひしめく東京の高校スポーツ界で独自の地位を確立しています。

スポーツ強豪都立高校総合ランキング

野球、サッカー(男女)、バスケットボール(男女)、バレーボール(男女)、バドミントン(男女)、卓球(男女)、テニス(男女)、ソフトテニス(男女)、剣道(男女)の9カテゴリー17種目について、大会実績からスポーツ強豪都立高校総合ランキングを作成しました。

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順位学校名所在地ランクイン競技数スポーツ推薦枠特筆すべき実績
1位城東高校江東区8種目19人バドミントン男女で国公立大会同時優勝
2位文京高校豊島区7種目15人野球部が東東京大会ベスト8連続進出
2位駒場高校目黒区7種目なし
※保体科40人
女子バスケ関東大会ベスト8
4位上水高校武蔵村市5種目14人男子バスケ都大会5位
4位東大和高校東大和市5種目19人女子テニス都立対抗8連覇
4位南平高校日野市5種目なしテニス強豪校

次いで、下記の高校が続きます。

  • 4種目ランクイン:東大和高南校、日野高校、高島高校、狛江高校、日野台高校、雪谷高校、国立高校、青梅総合高校、松が谷高校
  • 3種目ランクイン:石神井高校、昭和高校、清瀬高校、戸山高校、清瀬高校

1. 城東高校(江東区)- 8種目でランクイン

ランクインした競技

  • バスケットボール(男女)
  • 硬式野球(男)
  • バレーボール(女)
  • バドミントン(男女)
  • 卓球(男)
  • テニス(女)

主な特徴と実績

  • スポーツ推薦枠19人を確保
  • バドミントン部は「妥協なき文武両道」をモットーに70名超の大所帯
  • 令和5年度には東京都国公立大会でバドミントン男女団体同時優勝
  • 野球部は全国高校野球選手権大会東東京大会でベスト4の実績
  • 男子バスケットボール部は東京都高校総体でベスト4常連
  • 女子バスケットボール部も令和6年度に関東大会出場

2. 駒場高校(目黒区)- 7種目でランクイン

ランクインした競技

  • バスケットボール(男女)
  • バレーボール(女)
  • サッカー(男)
  • テニス(男女)
  • 剣道(女)

特筆すべき特徴

  • 都立トップクラスの進学校でありながらスポーツも強豪
  • 保健体育科を設置し、8種目で専門種目として生徒募集(40人枠)
  • 都立高校随一の運動設備を誇る
  • 女子バスケットボール部: 令和4年の関東大会でベスト8進出(都立高校として40年以上ぶり) 第5位という輝かしい成績を収める
  • 男子テニス部: 東京都立高校テニス選手権大会2年連続優勝、令和5年度の東京都新人テニス大会で第3位
  • 文武両道の実践校として高い評価

3. 文京高校(豊島区)- 7種目でランクイン

ランクインした競技

  • 硬式野球(男)
  • バスケットボール(男)
  • バレーボール(男女)
  • テニス(男)
  • ソフトテニス(女)
  • 卓球(女)

主な特徴と実績

  • 多種目でスポーツ推薦枠を設定(野球3人、バスケ2人など)
  • 野球部は全国高校野球選手権大会東東京大会でベスト8を2年連続達成
  • 文武両道を重視し、部活動と学業の両立を実践
  • 男子バスケットボール部は東京都大会ベスト16常連
  • 女子ソフトテニス部は国公立大会で準優勝(2023年)の実績
  • 「主体性」を育む独自の部活動運営が特徴
  • 各部活で「委員会制度」を導入し、選手たちの自主的な活動を促進
  • 多くの部で「甲子園」「関東大会」など明確な目標設定
  • OB・OGの支援体制も充実し、継続的な強化が行われている

競技別強豪校ベスト3(詳細版)

東京都立高校のスポーツ界には、各競技で輝かしい実績を積み重ねてきた学校があります。ここでは、バスケットボール、サッカー、バレーボール、野球、バドミントン、卓球、テニス、ソフトテニス、剣道の各競技において、特に顕著な成績を残している都立高校トップ3校を詳しく紹介します。

各学校の練習環境、指導方針、近年の実績、そして文武両道の実践方法など、単なる成績だけでなく、その強さの秘訣に迫ります。私立強豪校がひしめく東京の高校スポーツ界で、限られた環境と資源を最大限に活用し、独自の強みを磨き上げた都立高校の挑戦の軌跡をご覧ください。

バスケットボール(男子) の強豪都立高校

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No.学校名所在地特筆すべき実績
1東大和南高校東大和市都大会5位、関東大会出場経験あり
2駒場高校目黒区関東大会出場、都ベスト8
3城東高校江東区都大会ベスト4常連

1. 東大和南高校(東大和市)

  • モットー:「協心戮力」「百折不撓」「疾風怒濤」
  • 実績:
    ・令和5年度:全国高校総体東京都予選第5位
    ・ウインターカップ東京都予選第8位
    ・令和元年度:関東高等学校選手権大会出場
  • 練習環境:週5日(火・金が体育館練習、水・木がトレーニング、土日は練習試合)
  • 学業との両立にも配慮し、試験期間中は練習時間調整

2. 駒場高校(目黒区)

  • 普通科と保健体育科の生徒が混在する51名の大所帯
  • 実績:
    ・関東大会東京都予選ベスト8・関東大会出場
    ・ウインターカップ東京都予選出場
  • 練習時間:平日15:30~18:00、土曜13:00~18:00
  • 「文武両道」を重視し、学業と部活動の両立を実践

3. 城東高校(江東区)

  • 部員数:男子61名(1年19名、2年23名、3年13名、マネージャー6名)
  • モットー:「激しく・賢く・楽しく」
  • 実績:
    ・東京都高校総体ベスト4
    ・新人戦ベスト4
  • 活動日:週5日、平日15:40~18:40、土日は練習試合や公式戦

バスケットボール(女子) の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1駒場高校目黒区関東大会ベスト8、都立高校として40年ぶりの快挙
2目黒高校目黒区新人戦ベスト4、都立大会常連校
3東大和南高校東大和市都大会上位入賞

1. 駒場高校(目黒区)

  • 部員数:29名(普通科・保健体育科混在)
  • 実績:
    ・令和4年の関東大会でベスト8進出(都立高校として40年以上ぶり) 第5位という輝かしい成績
    ・令和3年のインターハイ予選では東京都第5位
  • 練習環境: 火曜から日曜まで練習あり 平日15:30から、土日は午前・午後の区分で練習
  • 充実した施設と指導体制

2. 目黒高校(目黒区)

  • 実績:
    ・令和4年度の都立対抗テニス大会で112校中準優勝
    ・令和5年度新人戦ではベスト4
    ・令和5年度高校総体予選ではベスト8
  • スクール出身者と未経験者が混在するチーム
  • 集中した練習と良好なチームワークが強み

3. 東大和南高校(東大和市)

  • モットー:男子部と同じく「協心戮力」「百折不撓」「疾風怒濤」
  • 実績:
    ・都大会ベスト16常連
    ・東京都総体ベスト8
  • 学業と部活動の両立重視
  • 先輩後輩の垣根を越えた切磋琢磨の環境

サッカー(男子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1東久留米総合高校東久留米市高校選手権で全国大会出場経験あり
2石神井高校練馬区2023年度T2リーグ所属
3国分寺高校国分寺市進学校でありながら高い競技力

1. 東久留米総合高校(東久留米市)

  • リーグ:都立高校で唯一のT2リーグ所属(東京都のサッカー部の上位6%)
  • 実績:
    ・2019年の高校選手権で全国大会出場
    ・直近3大会でベスト16以上
  • 特徴:
    ・元日本代表の中村憲剛選手を輩出
    ・全校生徒の8割以上がサッカー部所属の大規模チーム
    ・人工芝グラウンドやナイター設備完備

2. 石神井高校(練馬区)

  • リーグ:T3リーグ所属(東京都のサッカー部の上位12%)
  • 実績:
    ・2023年度はT2リーグでプレー
    ・2024年度高校選手権ではBブロックベスト8
  • 特徴:
    ・「チーム石神井らしさ」を重視
    ・スポーツ推薦枠4名を確保
    ・都大会ベスト8を目指す意欲的なチーム

3. 国分寺高校(国分寺市)

  • リーグ:T4リーグ所属(東京都のサッカー部の上位18%)
  • 実績:
    ・高校選手権東京都大会でベスト16
    ・関東大会予選進出
  • 特徴:
    ・進学指導特別推進校でありながら文武両道を実践
    ・部員数130名以上の大所帯
    ・Bチームも活動しT5リーグに参加

サッカー(女子)の強豪都立高校

東京U18女子サッカーリーグ1部所属チーム

  • 杉並総合高校(杉並区)
  • 飛鳥高校(北区)
  • 東久留米総合高校(東久留米市)
  • 東大和高校(東大和市)
  • 晴海総合高校(中央区)

注目ポイント

  • 都立高校では現在19校が女子サッカー部を保有
  • 東京都には186校の都立高校があるため、約10%の高校に女子サッカー部がある計算
  • 主な大会:
    ・東京U18女子サッカーリーグ
    ・東京都女子サッカーリーグ高校の部
    ・インターハイ、高校サッカー選手権、皇后杯

バレーボール(男子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1足立新田高校足立区関東大会出場、夏季都立高校大会2連覇
2上野高校台東区関東大会3年連続出場、都立高大会優勝
3深沢高校世田谷区春高予選ベスト16、ビーチバレーでも活躍

1. 足立新田高校(足立区)

  • スポーツ推薦枠あり
  • 実績:
    ・令和5年度関東大会予選ベスト12・関東大会出場
    ・令和3年度関東大会で2回戦まで進出(部の歴史で9回目の出場)
    ・夏季都立高校大会で2年連続優勝
  • 目標:東京都ベスト8・関東大会出場
  • 特色:経験の有無に関わらず、規律性、やる気、向上心を持った生徒を求める

2. 上野高校(台東区)

  • スポーツ推薦枠あり
  • 実績:
    ・令和6年、5年、4年、2年と関東大会に出場(直近3年連続、通算10回出場)
    ・令和6年の都立高大会で優勝
    ・最優秀選手賞、優秀選手賞を輩出
  • 週5日の活動
  • 挨拶や清掃活動を通じた「人間力」育成も重視

3. 深沢高校(世田谷区)

  • スポーツ推薦枠あり(男女3人)
  • 実績:
    ・春高予選ベスト16、新人戦ベスト12と安定した成績
    ・ビーチバレーボールでも関東大会出場
  • 部員数:22名(R4年時点)
  • 週5日(月・水・木・金・土)の活動
  • 保護者の熱心な支援体制も強み

バレーボール(女子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1駒場高校目黒区関東大会出場、インターハイ予選ベスト8
2高島高校板橋区関東大会出場、都立高大会4連覇
3府中高校府中市8年連続でベスト16以上の安定した強さ

1. 駒場高校(目黒区)

  • モットー:「今に生きる」
  • 実績:
    ・令和4年の関東大会でベスト8進出・第5位
    ・令和3年のインターハイ予選では東京都第5位
    ・令和2年度には国体の東京都選抜選手を24年ぶりに輩出
  • 部員数:38名(普通科15名、保健体育科23名)
  • 充実した指導体制:顧問3名、コーチ、理学療法士
  • 関東一部リーグで活躍する卒業生も輩出

2. 高島高校(板橋区)

  • スポーツ推薦枠あり
  • 実績:
    ・都立高大会4連覇
    ・2017年には都立高校として昭和50年代以来となる東京都ベスト4入り
    ・関東大会に6回出場
  • 「都大会でのベスト8」「関東大会出場」を目標
  • スポーツ特別推薦制度で部の強化を図る

3. 府中高校(府中市)

  • スポーツ推薦枠あり
  • 実績:
    ・令和6年度に悲願の関東大会出場
    ・平成29年度から現在まで8年連続で東京都ベスト16以上
    ・令和4年度には公立高校大会で優勝
  • 「楽しいバレーボール」をモットー
  • 次の目標は東京都ベスト8進出

硬式野球の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1小山台高校品川区全国高校野球選手権大会東東京大会ベスト8
2城東高校江東区全国高校野球選手権大会東東京大会ベスト4
3文京高校豊島区全国高校野球選手権大会東東京大会ベスト8を2年連続

1. 小山台高校(品川区)

  • モットー:「日本一のいいチーム」「心の野球」
  • 実績:
    ・2024年度秋季東京都高等学校野球大会ベスト8
    ・全国高校野球選手権大会東東京大会ベスト16
    ・2021年度から2024年度にかけて春季・夏季・秋季の各大会で着実に結果
  • 目標:「甲子園出場と甲子園での勝利」
  • 特色:
    ・進学指導特別推進校として学業も重視
    ・卒業生は九州大学、京都大学、慶應義塾大学など難関大学に進学
    ・地域とのつながりも大切にし、中学生向け体験入部やティーボール教室を定期開催

2. 城東高校(江東区)

  • スポーツ推薦枠:3人
  • 実績:
    ・2022年度の全国高校野球選手権大会東東京大会でベスト4
    ・2023年度も全国高校野球選手権大会東東京大会でベスト16
  • 目標:「甲子園出場」と「甲子園での1勝」
  • 特色:
    ・過去に2回の甲子園出場経験を持つ伝統校
    ・部員主体のメニュー決定など自主性を重視
    ・部員数71名の大所帯(1年17名、2年29名、3年25名)

3. 文京高校(豊島区)

  • スポーツ推薦枠:3人
  • 実績:
    ・2022年度と2023年度に全国高校野球選手権大会東東京大会でベスト8を連続達成
    ・2023年度春季東京都高等学校野球大会でベスト32
  • 組織の特徴:
    ・「練習提案委員会」「環境整備委員会」「学習風紀委員会」という3つの委員会を形成
    ・選手たちの主体性を重視した組織運営
    ・文武両道を実践し、将来の進路を見据えた活動

バドミントン(男子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1東村山高校東村山市関東大会出場、国公立大会優勝
2城東高校江東区関東大会出場、常に上位進出
3小岩高校江戸川区冬季大会東ブロック準優勝

1. 東村山高校(東村山市)

  • スポーツ推薦制度:男女合わせて4名
  • 東京都スポーツサイエンスプロモーションクラブ(SSPC)指定校
  • 実績:
    ・令和5年度関東大会出場、2回戦進出
    ・東京都インターハイ予選4位入賞
    ・東京都国公立大会で優勝経験あり
  • 練習環境:
    ・週5日、平日2時間、休日3時間の充実した練習
    ・専門的な指導者派遣を受ける体制
    ・他県への遠征も積極的に実施
  • 部員たちの主体性を重視した練習メニュー開発

2. 城東高校(江東区)

  • 部訓:「妥協なき文武両道」
  • 実績:
    ・令和4年度男子団体が関東大会で2回戦進出
    ・令和5年度の東京都国公立大会で男女団体同時優勝の快挙
    ・新人戦で男子団体2位
  • 部員数:70名超の大所帯
  • 独自の特徴:
    ・「キャリア教育」の実践
    ・関東・全国大会出場を明確な目標設定
    ・北関東オープン大会出場など上位大会への積極参加

3. 小岩高校(江戸川区)

  • スポーツ推薦:男女各3名
  • 部訓:「粘勝・明るくまじめ」
  • 実績:
    ・令和5年度東京都バドミントン選手権大会で男子ダブルス優勝・準優勝
    ・東京都高校総体で男子団体東ブロックベスト4
    ・冬季ブロック大会で東ブロック1部準優勝
  • 特徴:
    ・学年を超えた結びつきと豊かなコミュニケーション
    ・チームワークの良さが競技成績に表れる
    ・平成22年以降、関東大会に6回出場

バドミントン(女子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1小岩高校江戸川区関東大会出場、冬季大会東ブロック優勝
2杉並総合高校杉並区西東京3位、関東公立・全国公立大会出場
3町田総合高校町田市常に上位進出の安定した実力

1. 小岩高校(江戸川区)

  • スポーツ推薦:女子3名
  • 実績:
    ・令和5年度女子チームが関東大会出場
    ・東京都バドミントン選手権大会で女子ダブルス準優勝・3位
    ・東京都高校総体で女子団体東ブロックベスト4
    ・冬季ブロック大会で東ブロック1部優勝
  • 特徴:
    ・週5日(月・火・木・金・土)の練習体制
    ・学年を超えた良好な人間関係
    ・令和5年度の関東大会出場は伝統を受け継ぐ成果

2. 杉並総合高校(杉並区)

  • 部員数:35名
  • 実績:
    ・令和5年度女子チームが西東京3位
    ・国公立大会3位
    ・関東公立大会・全国公立大会への出場
    ・商業大会で男女とも優勝
  • 特徴:
    ・週6日(月・火・水・金・土・日)の充実した活動
    ・二人のOGコーチによる指導
    ・西東京ベスト4達成

3. 町田総合高校(町田市)

  • 実績:
    ・東京都大会での安定した成績
    ・個人戦・団体戦ともに着実に成果
  • 特徴:
    ・「文武両道」の精神
    ・週5日の練習でチーム力を向上
    ・43名の充実した部員構成
    ・全日本シニア大会出場経験のある外部コーチからの指導

卓球(男子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1大田桜台高校大田区関東大会出場(5位入賞)、国公立3年連続優勝
2三田高校港区関東大会出場(7位入賞)、国公立優勝
3日野台高校日野市東京都ベスト16の常連校

1. 大田桜台高校(大田区)

  • 実績:
    ・2021年度と2022年度に5位入賞で関東大会出場
    ・東京都国公立卓球大会で3年連続優勝(2021~2023年度)
    ・直近4年間東京都高校春季卓球大会と総体で安定してベスト8
  • 特徴:
    ・「都立最強」の称号を獲得
    ・平成21年の開校と同時に創部され、着実に発展
    ・平成27年のインターハイ予選でベスト8達成以来、上位校の地位を確立
    ・平成29年には東京都国公立卓球大会で男女団体同時優勝
  • 部の運営:
    ・特別推薦制度を2期生から導入
    ・週5日のA班B班ローテーション方式
    ・「学校を代表する部活動として学業と部活動を両立」を目標

2. 三田高校(港区)

  • 実績:
    ・2023年度春季卓球大会で7位入賞、関東大会出場
    ・2024年度国公立高等学校卓球大会で優勝
    ・都内大会で安定してベスト16以上の成績
  • 特徴:
    ・11名の部員とOBコーチ1名の体制
    ・「部活動と学業の両立」「礼儀作法の習得」「協力し率先行動」「全員大会出場と技術向上」を目標
    ・青山学院大学体育会卓球部出身の卒業生を外部指導員として招聘
  • 練習方針:
    ・木曜日を除く週5日と土曜日の練習
    ・健全な環境づくりと顧問・部員間の信頼関係構築
    ・大きな声でのあいさつ、正しい言葉遣い、きびきびとした行動、5分前行動の徹底

3. 日野台高校(日野市)

  • 実績:
    ・令和4年度から令和6年度にかけて安定して東京都ベスト16
    ・男子学校対抗春季大会ベスト16
    ・男子シングルスベスト64に4名が進出
  • 特徴:
    ・男女合わせて52名という充実した部員数
    ・空調完備の柔道場・剣道場に最大8台ずつ、合計16台の卓球台を設置
    ・「己の限界に挑戦するために一人ひとりが持てる力を全て出し切り切磋琢磨する」を理念
  • 目標:
    ・男子は関東大会出場、女子は東京都ベスト8
    ・卓球経験豊富な外部指導員と顧問による充実した指導

卓球(女子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1大田桜台高校大田区関東大会出場、都総体Aクラスベスト4
2上水高校武蔵村山市関東大会出場(7位入賞)
3日野台高校日野市関東大会出場(6位入賞)

1. 大田桜台高校(大田区)

  • 実績:
    ・創部9年目の平成29年に女子部が大躍進し、早稲田実業や東海大菅生を破りベスト4
    ・関東大会出場と東京都国公立卓球大会での男女団体同時優勝
    ・2021年度は東京都高校総体でAクラスベスト4、新人戦でもベスト4
    ・国公立大会では直近3年連続で優勝
  • 特徴:
    ・特別推薦制度による有望選手の獲得
    ・週5日のA班B班ローテーション方式
    ・「都立最強」の名にふさわしい安定した実力
  • 部の方針:
    ・学業と部活動の両立を重視
    ・関東大会・全国大会出場という明確な目標

2. 上水高校(武蔵村山市)

  • 実績:
    ・2023年度春季大会で7位入賞、関東大会出場
    ・東京都高校総体でAクラスベスト8(2022年度)
    ・東京都国公立高等学校卓球大会で準優勝(2021年度)
  • 特徴:
    ・男女合わせて42名の部員数
    ・限られた練習時間を最大限に活用する効率的な練習
    ・部員同士が互いに教え合う文化
  • 目標:
    ・春の関東予選、インターハイ予選、夏の国公立大会、全日本ジュニア予選、秋の新人戦での上位進出
    ・毎年団体戦でシード権を獲得

3. 日野台高校(日野市)

  • 実績:
    ・2023年度春季大会で6位入賞し、関東大会出場
    ・東京都高校総体でAクラスベスト8(2021~2023年度)
    ・東京都国公立高等学校卓球大会で優勝(2024年度)
  • 特徴:
    ・「東京都ベスト8以上、関東大会・IH出場」を目指す明確な目標
    ・火曜から金曜の平日と土日の大会・練習試合で鍛錬
    ・空調完備の施設に最大16台の卓球台という充実した環境
  • 指導方針:
    ・「己の限界に挑戦するために一人ひとりが持てる力を全て出し切り切磋琢磨する」をモットー
    ・経験豊富な外部指導員と顧問による体制

テニス(男子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1駒場高校目黒区都立戦2年連続優勝、東京都新人テニス大会ベスト4
2田無高校西東京市関東公立高校テニス選手権準優勝
3町田高校町田市関東公立大会東京都予選3位

1. 駒場高校(目黒区)

  • 実績:
    ・令和6年1月の東京都立高等学校テニス選手権大会ではシングルス・ダブルスともに出場全選手がベスト8以上
    ・令和5年度の東京都新人テニス大会で第3位
    ・東京都立高校テニス選手権大会で2年連続優勝
  • 特徴:
    ・「都立戦優勝」を目標に掲げた週6日(月・水・木・金・土・日)の活動
    ・平日は17時まで(延刻届提出で18時まで可能)、土日・祝日は半日活動
    ・年間を通じて充実した大会スケジュール
  • 目標:
    ・東京都大会での上位進出
    ・文武両道の実践

2. 田無高校(西東京市)

  • 実績:
    ・2022年関東公立高校テニス選手権で準優勝
    ・2023年U18東京都冬季ジュニアテニス選手権で優勝
    ・都立高校テニス選手権大会で2021年度、2022年度と連続優勝
  • 特徴:
    ・都立高校唯一の硬式テニス(男子)スポーツ推薦を実施
    ・平日15:30~19:00、休日は半日または1日の活動
    ・雨天時でもトレーニングを実施
  • 目標:
    ・個人では東京都大会本戦出場や都立対抗戦ベスト4以上
    ・団体では都立対抗戦優勝、東京都大会ベスト8以上、関東大会出場
    ・月に数回、小中学生を対象としたテニス教室や合同練習を開催

3. 町田高校(町田市)

  • 実績:
    ・令和6年度関東公立大会選考大会で東京都予選3位、関東公立大会出場権獲得
    ・令和5年度高体連新人戦(団体の部)で全221校中ベスト32
    ・東京都テニス選手権やインターハイ予選でベスト32
  • 特徴:
    ・週5日の活動を基本とした練習
    ・基本レベル別の練習による各選手の着実な成長
    ・球出しからゲーム形式まで多様な練習メニュー
  • 特筆すべき点:
    ・令和6年度町田市少年少女テニス大会では男女ともに優勝 地域での活躍も顕著

テニス(女子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1東大和高校東大和市都立対抗テニス大会8連覇、東京都ジュニアチーム優勝
2国立高校国立市関東公立高校テニス選手権大会準優勝
3松が谷高校八王子市都立対抗テニス大会準優勝

1. 東大和高校(東大和市)

  • 実績:
    ・都立対抗テニス大会で8連覇達成
    ・第41回東京都ジュニアティームテニスチャンピオンシップ大会で私立強豪校を破り優勝
    ・2025年の都立個人戦でダブルス7回目の優勝
    ・2024年度関東大会予選・インターハイ予選ともにベスト16
  • 特徴:
    ・都立高校で唯一の「スポーツ特別強化校」に指定、「Sport-Science Promotion Club」にも選出
    ・週5日(火曜日定休)の活動
    ・部活動とテニススクールの両立も可能な柔軟な環境
  • 目標: インターハイ出場、関東大会出場、都立No.1の維持

2. 国立高校(国立市)

  • 実績:
    ・令和5年に関東公立高等学校テニス選手権大会で準優勝
    ・令和4年度の都立高校テニス選手権女子ダブルス第3位
    ・都立対抗テニス大会3位
  • 特徴:
    ・27名の部員(1年生10名、2年生8名、3年生9名)
    ・「一球DO心」「ジョウショウ」をスローガンに都立戦優勝を目標
    ・充実した練習環境と指導体制
    ・月1回のペースでメインコーチ来校、年間6名ほどのコーチ陣
    ・定期的なトレーナー指導も受けられる環境
  • 部の特徴:
    ・真剣な練習と楽しい行事をバランスよく両立
    ・新歓イベント、合宿、ハロウィン、クリスマス、追いコンなど多彩な行事
    ・高い学力レベルを保ちながらテニスでも高い実績を残す文武両道

3. 松が谷高校(八王子市)

  • 実績:
    ・令和4年度の都立対抗テニス大会で112校中準優勝
    ・関東大会予選やインターハイ予選でも安定してベスト16以上
    ・個人戦でも都大会での上位進出実績
  • 特徴:
    ・水はけの良いオムニコート4面という都内トップレベルの設備
    ・月・火・木・金・日の週5日活動
    ・月2回程度(休業中は週1回)の練習試合
    ・大会会場としても頻繁に使用
  • 特筆すべき点:
    ・学年を超えた良好な人間関係
    ・審判講習会や4都県公立強化練習会への積極参加
    ・地元中学校との合同練習や中学生対象の公開講座開催
    ・「最後の瞬間まで全力で走り続ける」を部の姿勢として重視

ソフトテニス(男子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1清瀬高校清瀬市関東大会出場、国公立4年連続優勝・準優勝
2昭和高校昭島市関東大会出場経験あり
3高島高校板橋区関東大会出場経験あり

1. 清瀬高校(清瀬市)

  • 実績:
    ・2022年度関東大会予選で準優勝し関東大会出場
    ・東京インドア大会で2024年度準優勝し関東大会出場
    ・東京都国公立高校テニス選手権大会で3年連続優勝(2021~2023年度)
    ・2024年度は同大会準優勝
  • 特徴:
    ・「明るく楽しく元気よく」をモットーに週6日間活動
    ・「Sport-Science Promotion Club」指定校として特別な支援
    ・インターハイや国体出場経験のある顧問教諭と外部指導員による充実した指導
  • 部の目標: 「関東大会出場、インターハイ出場、そして入賞」 人間としての成長と社会で活躍する力の獲得

2. 昭和高校(昭島市)

  • 実績:
    ・関東大会予選でコンスタントにベスト8以上の成績
    ・2022年度には関東大会予選ベスト8、団体戦第5位で関東選手権大会出場権獲得
    ・全日本選手権予選(インターハイ予選)でもベスト8~16の安定した成績
  • 特徴:
    ・「己で己を磨く」をモットーに文武両道を実践
    ・元全日本チャンピオンを招いての特別指導
    ・火曜日から日曜日までの週6日活動
    ・平日は放課後練習、土日・休日は半日練習または練習試合・公式戦
  • 部の強み:
    ・卒業生のほとんどが第一志望大学に進学
    ・技術向上だけでなく学習との両立も重視
    ・OB・OGとの交流を通じた進路選択支援

3. 高島高校(板橋区)

  • 実績:
    ・関東大会予選で2024年度ベスト8
    ・過去の実績では2015年に男子の個人・団体が関東大会に出場
    ・2016年の国公立大会個人戦では準優勝、3位、5位を獲得
  • 特徴:
    ・オムニコート4面とハードコート1面という充実した施設
    ・平日は2面を使用した基礎練習、休日は4面を活用した試合形式練習
    ・顧問の先生方やOB・OGからの指導
    ・文化・スポーツ等特別推薦制度(男女合わせて2名の枠)
  • 部の魅力:
    ・初心者でも上達できる環境
    ・中学時代の実績に関わらず高校から実力をつけて活躍する部員多数

ソフトテニス(女子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1清瀬高校清瀬市関東大会連続出場、インターハイ予選準優勝
2武蔵丘高校中野区国公立高校大会準優勝
2武蔵村山高校武蔵村山市インドア大会ベスト4

1. 清瀬高校(清瀬市)

  • 実績:
    ・2023年度と2024年度に関東大会予選で準優勝し連続関東大会出場
    ・インターハイ予選でも2年連続準優勝
    ・東京インドア大会で安定したベスト4の成績
    ・東京都国公立高等学校ソフトテニス団体選手権大会で連覇
  • 特徴:
    ・「明るく楽しく元気よく」をモットーに火曜日から日曜日まで活動
    ・部員数25名(1年生11名、2年生8名、3年生6名)の充実した体制
    ・「Sport-Science Promotion Club」指定による様々な支援
    ・予算的支援、専門家派遣、コンディション管理アプリの導入
  • 部の目標:
    ・ソフトテニスを通じ人間として成長し、社会で活躍する人になること
    ・勉強との両立を重視した活動
    ・明治大学(ナショナルチームメンバー在籍)との合同練習など高レベルの経験

2. 武蔵丘高校(中野区)

  • 実績:
    ・2024年度国公立大会団体戦でAチームが準優勝
    ・関東大会予選やインターハイ予選で安定したベスト16の成績
    ・2021年度にはインドア大会でベスト8入り
  • 特徴:
    ・週5回(月・火・水・木と土日)を基本とした活動
    ・先輩後輩の垣根なく互いに切磋琢磨する自主性の高さ
    ・キャプテンを中心に部員たち自身が練習メニューを考案
    ・練習中の互いのアドバイス交換
  • 部の強み:
    ・2024年9月から10月の第二回国公立大会団体戦でAチームが準優勝
    ・予選最終戦での駒場高校との三番勝負を勝ち抜く粘り強さ
    ・部員同士の強い結束と活気ある雰囲気

2. 武蔵村山高校(武蔵村山市)

  • 実績:
    ・2021年度東京インドア大会でベスト4という好成績
    ・2022年度インターハイ予選ベスト8
    ・関東大会予選でも継続してベスト16以上を維持
  • 特徴:
    ・火曜日から金曜日、そして日曜日の週5日を基本とした活動
    ・大会前には土曜日も活動する本格的な練習体制
    ・学校のテニスコートでの技術と戦術の両面を鍛える練習
  • 特筆すべき点:
    ・2022年度には関東個人予選でベスト16に1チームが進出
    ・関東大会には個人戦で2チームが出場
    ・国公立大会ではベスト4に2チームが入る充実した実績

剣道(男子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1青梅総合高校青梅市インターハイ予選ベスト16、国公立優勝
2上水高校武蔵村山市秋季剣道大会1部ベスト8
3八王子東高校八王子市都ベスト16の常連

1. 青梅総合高校(青梅市)

  • 実績:
    ・令和5年度東京都国公立高等学校剣道大会で男子が優勝
    ・東京都高等学校秋季剣道大会では男子Ⅰ部でベスト8
    ・東京都高等学校新人剣道大会では男子がベスト16
    ・直近3年間のインターハイ予選でベスト16以上
  • 特徴:
    ・「Sport-Science Promotion Club」(スポーツ特別強化指定クラブ)に選出
    ・スポーツ推薦枠6人(男女問わず)を確保
    ・「キャリア教育」の実践による剣道と学習の両立
    ・東京都代表として関東大会出場を目標
  • 指導方針:
    ・体罰や怒鳴ったりすることなく、理論的でわかりやすい指導
    ・平日2時間、休日2時間30分の「短時間で集中」した練習
    ・礼儀や言葉遣いなど日常生活からの意識向上

2. 上水高校(武蔵村山市)

  • 実績:
    ・令和3年度秋季大会と新人剣道大会で男子団体がベスト8
    ・令和3年度には全国高等学校剣道大会個人の部でベスト8
    ・令和5年度国公立剣道大会で第3位
    ・インターハイ予選や関東大会予選で安定してベスト16以上
  • 特徴:
    ・「剣道の理念」を大切にした活動
    ・関東大会出場と東京都ベスト8を明確な目標設定
    ・都立高校の中でも部員が多いチーム
    ・スポーツ推薦枠4人(男女問わず)を確保
  • 部の目標:
    ・卒業時には「愛される人間」になること
    ・技術だけでなく人間性も重視
    ・武蔵村山市民剣道大会での優秀な成績や多くの練成会・大会への参加

3. 八王子東高校(八王子市)

  • 実績:
    ・2024年4月の東京都春季剣道大会(関東大会東京都予選会)でベスト16
    ・2024年12月の東京都国公立高等学校剣道大会で準優勝
    ・2025年1月の東京都新人剣道大会でもベスト16
    ・男女ともに東京都ベスト16のシード権維持
  • 特徴:
    ・「楽しく、厳しく、明るく」をモットーに活動
    ・火曜日から土曜日までの平日と土曜日、公式戦や練習試合がある日曜日の活動
    ・都内屈指の進学校でありながら熱心な部活動
    ・進学指導重点校指定校としての学業とのバランス
  • 部の強み:
    ・男女ともに東京都ベスト16のシード校は八王子東高校と上水高校のみ
    ・男子チームに対して「攻撃力」「有効打突を取る力」を重視した指導
    ・「ベスト8」突破を次の目標とした取り組み

剣道(女子)の強豪都立高校

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順位学校名所在地特筆すべき実績
1深川高校江東区10年連続関東大会出場、秋季剣道大会1部優勝
2青梅総合高校青梅市新人剣道大会ベスト8
3篠崎高校江戸川区秋季剣道大会1部ベスト8

1. 深川高校(江東区)

  • 実績:
    ・10年連続関東大会出場の快挙
    ・令和4年度(2022年)新人戦準優勝
    ・令和5年度(2023年)秋季剣道大会1部で優勝
    ・2021年度秋季剣道大会1部準優勝
    ・令和4年度(2022年)全国高校剣道大会東京都予選で準優勝
  • 特徴:
    ・平成30年度(2018年)より「東京都スポーツ特別強化校」指定
    ・「常行直心」(じょうぎょうじきしん)という部訓
    ・「関東は通過点、全国で勝負」の合言葉
    ・火曜日から金曜日までの平日練習と土日の遠征
    ・月曜日はビデオ研究やミーティング
  • 部の方針と実績:
    ・高校四冠(インターハイ・全国選抜大会・玉竜旗・魁星旗)での入賞を目指す
    ・令和5年度:全国高等学校剣道選抜大会出場(6年ぶり2回目)
    ・令和4年度:関東大会第3位、国民体育大会東京都代表
    ・魁星旗争奪全国高校女子剣道大会8強、優秀選手賞

2. 青梅総合高校(青梅市)

  • 実績:
    ・令和5年度東京都高等学校新人剣道大会で女子がベスト8、敢闘賞
    ・令和4年度高体連8支部大会で女子1年生団体戦準優勝、女子2年生個人戦3位
    ・令和3年(2021年)春季大会を勝ち抜き関東大会出場
    ・令和5年度第34回増田杯争奪剣道大会で女子優勝
  • 特徴:
    ・スポーツ推薦枠6人(男女問わず)の確保
    ・「Sport-Science Promotion Club」指定校
    ・「キャリア教育」の実践を掲げた剣道と学業の両立
    ・平日2時間、休日2時間30分の「短時間で集中」練習
  • 指導体制:
    ・剣道教士七段の先生を含む外部指導員による質の高い指導
    ・体罰や暴言のない理論的な指導
    ・顧問と外部指導員の連携による安全な指導

3. 篠崎高校(江戸川区)

  • 実績:
    ・令和6年度東京都高等学校秋季剣道大会で女子Ⅱ部優勝
    ・令和6年度東京都高等学校新人剣道大会第一支部予選で女子団体が都大会出場権獲得
    ・令和6年度江戸川区区民大会で女子10代の部で準優勝と第三位
    ・令和6年度墨東杯争奪剣道大会で1年女子の部で優勝、準優勝、第三位を独占
  • 特徴:
    ・「念念相続」という深い意味を持つ部訓
    ・月曜日から土曜日まで(時には日曜日も)の活動
    ・スポーツ推薦枠6人(男女問わず)を確保
    ・女子部員の活躍が顕著
  • 部の強み:
    ・「念念相続」(今日この日、この場、この相手との稽古を人生最後の稽古として心得よ)の精神
    ・区民大会や地域の大会にも積極的に参加
    ・個人戦でも多くの入賞者を輩出
    ・女子部員の特に顕著な活躍

スポーツ推薦制度を積極的に活用している学校

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高校名募集人数種目
駒場高校40人
※保健体育科
陸上競技(男女)、体操競技(男女)、柔道(男女)、剣道(男女)、水泳(男女)、サッカー(男)、バレーボール(女)、バスケットボール(男女)
足立新田高校22人硬式野球(男6)、バレーボール(男4、女3)、陸上(5)、相撲(4)
高島高校22人バレーボール(女3)、サッカー(男3)、バスケットボール(男3、女3)、ソフトテニス(2)、陸上競技(3)、剣道(3)、硬式野球(男3)
青梅総合高校20人バスケットボール(女4)、ソフトボール(女4)、剣道(6)、陸上(3)
東大和高校19人サッカー(男4,女1)、バスケットボール(男2,女1)、硬式野球(男2)、陸上(3)、ハンドボール(3)、硬式テニス(女1)、バレーボール(男2,女2)
城東高校19人サッカー(男3)、バスケットボール(男3,女2)、硬式野球(男3)、なぎなた(女1)、陸上(4)、バレーボール(女3)
府中東高校18人サッカー(男4)、バスケットボール(女4)、硬式野球(男4)、陸上(2)、バレーボール(女4)
小平西高校16人硬式野球(男4)、ラグビー(男2)、バスケットボール(男3)、ソフトボール(女7)
福生高校16人サッカー(男4)、硬式野球(男4)、バスケットボール(男2)、バレーボール(女3)、陸上(3)
江戸川高校16人硬式野球(男4)、バスケットボール(女3)、バレーボール(女3)、ソフトボール(女3)、ハンドボール(男3)
小岩高校16人バドミントン(男3,女3)、バスケットボール(男2,女2)、硬式野球(男4)、ハンドボール(2)
保谷高校16人硬式野球(男4)、サッカー(男4)、バスケットボール(女3)、バレーボール(女2)、ソフトボール(女3)
板橋高校15人硬式野球(男4)、バスケットボール(女5)、陸上(6)
府中西高校15人硬式野球(男3)、サッカー(男2)、ラグビー(男5)、ハンドボール(5)
光丘高校15人サッカー(男3)、バスケットボール(男3)、硬式野球(男3)、剣道(男3,女3)
鷺宮高校15人サッカー(男4)、バスケットボール(男3,女2)、硬式野球(男3)、剣道(3)
日野高校15人バスケットボール(男3,女3)、硬式野球(男6)、バレーボール(女3)
文京高校15人硬式野球(男3)、バスケットボール(男3,女3)、バレーボール(女3)、陸上(3)
石神井高校15人サッカー(男4)、バスケットボール(男3,女2)、バレーボール(女2)、ラグビー(男2)、柔道(2)

特記事項

  • 駒場高校は一般的なスポーツ推薦ではなく、保健体育科において8種目の専門種目で合計40人を募集
  • 各学校の推薦枠は競技ごとに細分化されている場合が多い
  • 競技成績だけでなく、学業との両立や人間性も重視される傾向

文武両道の理念を実践している学校の例

以下の学校は、東京都より進学指導の指定を受け高い学力水準を維持しながら、スポーツでも優れた成績を収めています。

  • 駒場高校:進学指導特別推進校でありながら、女子バスケットボール部が関東大会ベスト8進出
  • 国立高校:進学指導重点校で、女子テニス部が関東公立大会準優勝
  • 日比谷高校:進学指導重点校で、男子剣道部が関東大会予選ベスト16
  • 八王子東高校:進学指導重点校で、男子剣道部が都ベスト16の常連
  • 小山台高校:進学指導特別推進校で、野球部が都立高校最強と評価
  • 国分寺高校:進学指導特別推進校で、サッカー部がT4リーグで活躍

文武両道と創意工夫が生む都立スポーツの新たな可能性

東京都立高校のスポーツ強豪校は、私立強豪校が多い東京の厳しい競技環境の中でも、独自の工夫と努力で着実に成績を伸ばしています。特に城東高校や駒場高校、文京高校、東大和高校、南平高校のような学校は複数の競技で高い実績を残し、都立高校スポーツの中核を担っています。

競技別に見ると、バスケットボールでは東大和南高校と駒場高校、サッカーでは東久留米総合高校と石神井高校、バレーボールでは足立新田高校と駒場高校、野球では小山台高校と城東高校がそれぞれ頭角を現しています。また、バドミントンでは小岩高校や東村山高校、卓球では大田桜台高校、テニスでは駒場高校と東大和高校、ソフトテニスでは清瀬高校、剣道では深川高校(女子)と青梅総合高校が特に顕著な実績を残しています。

こうした成功の背景には、いくつかの共通点があります。まず、多くの学校では「文武両道」を理念として掲げ、競技力向上だけでなく学業との両立や人間形成も重視しています。例えば、都立最難関校の一つである国立高校のテニス部や八王子東高校の剣道部など、進学校でありながら全国・関東レベルの実績を残す例も見られます。次に、明確な目標設定と独自の指導方針が重要です。深川高校女子剣道部の「関東は通過点、全国で勝負」や、多くの学校で見られる「選手の主体性重視」「礼儀・あいさつを大切にする」などの理念は、競技力向上と人間形成の両立に貢献しています。

スポーツ推薦制度を活用して有望選手の確保に努める学校も多く、東京都教育委員会による「Sport-Science Promotion Club」の指定を受けた学校は、さらに専門的な指導環境を整えています。深川高校や東大和高校、清瀬高校などは、この制度を活用して競技力を大きく向上させました。

各学校の施設面での取り組みも見逃せません。松が谷高校のオムニコート4面やハードコート、東久留米総合高校の人工芝グラウンドとナイター設備、駒場高校の都立随一の運動設備など、環境整備にも力を入れています。また、外部指導者の活用も重要な要素で、多くの学校が専門的知識を持つコーチやOB・OGの協力を得ながら技術向上を図っています。

私立強豪校に比べて予算や練習環境で不利な点もありますが、効率的な練習方法の追求や「短時間で集中」という方針、外部との積極的な交流など、創意工夫によって都立高校らしい強さを発揮しています。こうした取り組みにより、一部の競技では関東大会や全国大会にも出場するなど、着実に成果を上げています。

さらに特筆すべきは、競技の枠を超えた学校全体の取り組みです。城東高校のバドミントン、バスケットボール、野球などの複数競技での実績や、駒場高校の保健体育科を活かした強化体制など、学校の特性を生かした総合的なスポーツ強化策が効果を上げています。

今後の展望としては、東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーを活かした施設やプログラムの充実、デジタル技術を活用した効率的なトレーニング方法の導入、競技と進路の両立を支援するキャリア教育の強化などが期待されます。また、少子化による部員確保の課題や、部活動の地域移行という流れの中で、都立高校スポーツの新たな形も模索されていくでしょう。

このように、東京都立高校のスポーツ部活動は、「勝つこと」だけを目的とするのではなく、教育の一環としての価値を大切にしながら、生徒たちの成長と未来を支える重要な役割を果たしています。限られた条件の中でも最大限の成果を目指す都立高校の挑戦は、今後も続いていくことでしょう。

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この記事を書いた人

教員免許保有(小学校教諭1種、中学校・高校保健体育)の40代サラリーマン。現在高校生の息子の高校受験時に生来のオタク気質をこじらせ首都圏の私立・都立高校を調べた結果、都立高校のコスパの良さに驚愕。現在小学生の娘の高校受験に備えての備忘録がてら、都立高校の魅力を発信していくために「都立高のトリセツ」を開設。

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