東京都日野市に位置する都立日野台高校は、「叡智・情操・健康」を教育目標に掲げ、進学指導推進校として多摩西部の中堅進学校の地位を築いてきました。国公立大学やGMARCHへの高い合格実績を持ちながら、部活動や行事にも全力で取り組む——「高いレベルでの文武両道」がこの学校の代名詞です。
校章には「Liberty(自由)」の精神が込められています。屋上が常時開放されていたり、一足制(上履き不要)だったり、文理の最終決定が3年次だったりと、生徒の自主性を尊重する仕組みが校内のあちこちに見られます。公式マスコットの「バティ君」は、「リバティ」と「ひのだいこん(日野台魂)」をかけ合わせた大根キャラクター。こうした遊び心も、日野台高校の自由な空気を象徴しています。
この記事では、日野台高校の偏差値や入試倍率から、大学合格実績、校風、部活動、学校行事、施設まで、受験を考える中学生と保護者の方に向けてまとめています。
都立日野台高校の入試倍率と偏差値
偏差値
日野台高校は東京都教育委員会から進学指導推進校に指定されており、都立高校のなかでは上位の入試難易度に位置します。多摩地区の進学指導指定校は、重点校の国立・立川・八王子東、特別推進校の町田・国分寺、推進校の武蔵野北・日野台・小金井北・調布北・多摩科学技術・昭和とわずか11校しかなく、同レベル帯の学校が限られるぶん、倍率も高くなりやすいエリアです。
- みんなの高校情報:64
- 市進教育グループ(80%合格基準):61
- V模擬(60%合格基準):58
同レベル帯の他校との比較|V模擬基準
| 偏差値 | 該当校 |
|---|---|
| 61 | 都立国分寺、都立三田、都立国際、國學院 |
| 60 | 都立小松川、都立武蔵野北、錦城、明治学院 |
| 59 | 都立北園、都立小金井北、都立城東、都立豊多摩、都立町田 |
| 58 | 都立日野台、都立昭和、都立調布北、拓殖大学第一、東洋大学京北 |
| 57 | 都立上野、都立多摩科学技術、都立文京 |
| 56 | 東京電機大学、日本大学櫻丘 |
| 55 | 都立井草、都立小平、都立南平、都立狛江、専修大学附属 |
V模擬基準では、進学指導推進校の昭和高校・調布北高校と同水準、武蔵野北高校の1つ下という位置づけです。多摩地区では南平高校・昭和高校との比較検討をする受験生が多く、私立では拓殖大学第一高校や錦城高校が併願先として人気があります。
入試方式
都立高校の入試には推薦入試と一般入試の2方式があります。一般入試では、学力検査点と調査書点の合計(1000点)に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果(20点)を加えた総合得点(1020点満点)順に選抜されます。
入試倍率推移
| 校長会 調査時倍率 | 応募倍率 (推薦) | 応募倍率 (一般) | 最終応募倍率 (一般) | 受検倍率 (一般) | 合格倍率 (一般) | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年 | 1.33倍 | 1.84倍 | 1.44倍 | 1.46倍 | 1.38倍 | 1.36倍 |
| 2025年 | 1.10倍 | 1.57倍 | 1.17倍 | 1.20倍 | 1.12倍 | 1.10倍 |
| 2024年 | 1.41倍 | 2.52倍 | 1.42倍 | 1.39倍 | 1.34倍 | 1.32倍 |
| 2023年 | 1.44倍 | 2.78倍 | 1.44倍 | 1.42倍 | 1.32倍 | 1.32倍 |
入試倍率の特徴と傾向
026年度は全体的に倍率が大きく回復しました。2025年度は校長会調査1.10倍・合格倍率1.10倍と大幅に落ち込んでいましたが、2026年度は校長会調査1.33倍・合格倍率1.36倍と、2023〜2024年度並みの水準に戻っています。
注目したいのは推薦入試の応募倍率の回復です。2025年度の1.57倍(過去4年で最低)から2026年度は1.84倍へ上昇しました。2023〜2024年度の2.5倍超と比べるとまだ控えめですが、2025年度の極端な落ち込みからは持ち直した形です。
一般入試の合格倍率も1.36倍と、2023〜2024年度の1.32倍を上回る結果に。2025年度の1.10倍が一時的な落ち込みだったことが確認でき、日野台高校の人気は引き続き安定していると見てよいでしょう。
併願パターン(2024年度入学生アンケート)
日野台高校によると、日野台高校の受験生が私立併願、都立受検を検討していた学校は以下のとおりです。
- 私立: 八王子学園八王子高校、拓殖大学第一高校、錦城高校
- 都立: 八王子東高校、南平高校、昭和高校
都立の検討先で八王子東高校(進学指導重点校)が1位に来ているのは、「挑戦校として八王子東、安全校として日野台」という受験戦略を取る生徒がいることを示しています。逆に南平高校・昭和高校は日野台と近い偏差値帯にあるため、校風やアクセスの好みで選び分けるパターンが多いようです。
都立日野台高校の立地と最寄り駅、周辺環境
日野台高校は東京都日野市大坂上四丁目に位置しています。最寄り駅はJR中央線の日野駅で、正門まで徒歩約13分。豊田駅からも徒歩約20分でアクセスできます。バスを利用する場合は、八王子駅から京王電鉄バスで「日野自動車前」下車、徒歩4分のルートもあります。
| 住所 | 東京都日野市大坂上4丁目16−1 |
|---|---|
| 最寄り駅 | ①JR中央線「日野駅」下車 徒歩13分 ②JR中央線「豊田駅」下車 徒歩20分 |
日野台高校によると、2024年度の調査では、八王子市から通う生徒が約37.6%ともっとも多く、次いで日野市(19.9%)、立川市(4.9%)と続きます。通学手段はJR+徒歩・自転車の組み合わせが約54%を占め、自転車のみが約28%。通学時間は30〜60分が約半数で、90分以上の生徒はほぼいません。
多摩川や浅川が流れる水と緑の豊かな地域に立地しており、生徒たちは落ち着いた環境のなかで学校生活を送っています。近くにはコンビニもあり(徒歩3分)、パン販売も校内で行われているため、昼食の選択肢にも困りません。なお日野台高校は一足制で、上履きは不要です。
「勉強も、行事も、部活も——全部全力」の文化
日野台高校の校風を一言で表すなら、「すべてに全力で取り組む」文化です。東京科学大学に進学した卒業生は、
「部活にも行事にも真剣に取り組むことは、メリハリをつける上でとても大切で、それは勉強にも繋がっていく」
と振り返っています。電気通信大学に進学した卒業生も、
「受験勉強で忙しい中でも行事に全力を尽くせたのは、地道に努力してきた高校生活のおかげ」
と語っており、学業と課外活動を対立させるのではなく、両方に全力を注ぐことで相乗効果を生む——というのが日野台流の「文武両道」です。
明治大学に進学した卒業生は、コロナ禍で行事が中止になるなか、「生徒一人ひとりが考え、オンラインの文化祭を生徒全員で作り上げた」というエピソードを紹介しています。与えられた環境のなかで自分たちにできることを考え、実践する——この主体性こそが、「Liberty(自由)」を校章に掲げる日野台高校の根っこにある精神です。
在校生の生徒会長は、入学を検討している中学生に向けて
「本校はただの学校ではありません。挑戦の場であり、成長の場所です。何よりも『挑戦し続ける力』という目標に向かって、仲間とともに切磋琢磨ができる場所、それが日野台高校です」
とメッセージを送っています。
進路指導の体制——「塾なしで一橋大学」が成り立つ理由
日野台高校の進路指導は、進路指導部・担任・教科担当・部活顧問が連携し、一人ひとりの進路実現をきめ細かくサポートする体制が整っています。
一橋大学に進学した卒業生は、
「あらゆる場所に自習スペースが設けられているため自習の習慣がつく。私は塾に通っていなかったので、進路決定から受験直前期まで先生方に大いにお世話になった」
と振り返っています。東京学芸大学に進学した卒業生も、
「受験期に教室や廊下で友達と一緒に勉強したり、先生方に話を聞いていただいたりと、たくさんの方々に支えられた」
と語っており、校内の自習環境と教員のサポートの両方が生徒を支えていることがわかります。
具体的な仕組みとしては、図書館・自習室の朝7時~夜7時の長時間開放、各階廊下の自習スペース、英語・数学の習熟度別少人数授業、定期的な模擬試験、放課後・長期休業中の補習・講習などが挙げられます。
文理の最終決定が3年次というカリキュラム編成も特徴的で、一橋大に進学した卒業生は「自分の興味ある分野を見極める時間が十分に持てる」ことを利点として挙げています。
特色ある教育プログラム
日野台高校は文部科学省指定「DXハイスクール」の採択校として、1人1台端末を活用した授業やICT教育を展開しています。パソコン室にはゲーミングPCや3Dプリンタ、レーザー加工機が導入され、2024年度からはコンピュータ研究会も新設されました。
英語教育ではJET(英語等指導助手)が2名配置され、週1回のオールイングリッシュ授業が行われています。理科の授業では実験を重視し、目的の考察→実験→振り返りというサイクルで深い理解を促す工夫がなされています。
探究活動ではSDGsを基本コンセプトに、地域社会やNPO法人と連携したプロジェクト型学習を実施。海外帰国生徒の受け入れも行っており、1年次には国語・数学で取り出し授業を実施するなど、多様なバックグラウンドを持つ生徒へのサポート体制も整っています。
都立日野台高校の大学合格実績と進路指導
日野台高校では進路指導部・担任・教科担当・部活顧問が連携し、一人ひとりの進路実現をサポートしています。図書館や自習室は朝7時から夜7時まで開放され、各階の廊下にも自習スペースが設置されるなど、自主学習の環境が充実しています。
2026年度の大学合格実績(概要)
2026年3月卒業生の主な現役合格実績は以下のとおりです。
- 国公立大学:70名(現役生の22.2%)
- 早慶上理:38名(私立延べ合格の4.5%)
- GMARCH:281名(私立延べ合格の33.0%)
国公立大学群別 現役合格者数の推移
| 大学群 | 2020.3卒 | 2021.3卒 | 2022.3卒 | 2023.3卒 | 2024.3卒 | 2025.3卒 | 2026.3卒 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京一科医 | 0人 (0.0%) | 1人 (0.3%) | 4人 (1.3%) | 2人 (0.6%) | 1人 (0.3%) | 4人 (1.3%) | 0人 (0.0%) |
| 旧帝大 (医除く) | 3人 (0.9%) | 1人 (0.3%) | 1人 (0.3%) | 0人 (0.0%) | 3人 (0.9%) | 1人 (0.3%) | 1人 (0.3%) |
| TOCKY (医除く) | 0人 (0.0%) | 2人 (0.6%) | 2人 (0.6%) | 2人 (0.6%) | 3人 (0.9%) | 4人 (1.3%) | 3人 (0.9%) |
| 関東主要国公立 (医除く) | 26人 (8.2%) | 28人 (8.9%) | 30人 (9.5%) | 50人 (15.8%) | 38人 (12.0%) | 40人 (12.7%) | 32人 (10.1%) |
| 地方国公立 (医学部除く) | 18人 (5.7%) | 31人 (9.8%) | 22人 (7.0%) | 34人 (10.8%) | 39人 (12.3%) | 19人 (6.0%) | 34人 (10.8%) |
| 国公立合計 | 47人 (14.9%) | 63人 (19.9%) | 59人 (18.7%) | 88人 (27.8%) | 84人 (26.6%) | 68人 (21.5%) | 70人 (22.2%) |
私立大学群別 現役合格者数の推移
| 大学群 | 2020.3卒 | 2021.3卒 | 2022.3卒 | 2023.3卒 | 2024.3卒 | 2025.3卒 | 2026.3卒 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田・慶應 | 10人 (1.1%) | 16人 (1.8%) | 24人 (2.3%) | 33人 (3.1%) | 17人 (1.8%) | 23人 (2.5%) | 20人 (2.4%) |
| 上智・東京理科大 | 15人 (1.7%) | 22人 (2.4%) | 17人 (1.6%) | 30人 (2.9%) | 41人 (4.3%) | 22人 (2.4%) | 18人 (2.1%) |
| GMARCH | 226人 (25.5%) | 239人 (26.3%) | 303人 (28.7%) | 302人 (28.8%) | 317人 (33.5%) | 281人 (31.1%) | 281人 (33.0%) |
| 成成明学國武 | 54人 (6.1%) | 71人 (7.8%) | 94人 (8.9%) | 93人 (8.9%) | 60人 (6.3%) | 82人 (9.1%) | 55人 (6.5%) |
| 四工大+東農大 | 44人 (5.0%) | 54人 (5.9%) | 41人 (3.9%) | 43人 (4.1%) | 41人 (4.3%) | 56人 (6.2%) | 52人 (6.1%) |
| 日東駒専 | 146人 (16.5%) | 136人 (14.9%) | 195人 (18.5%) | 218人 (20.8%) | 201人 (21.3%) | 195人 (21.6%) | 196人 (23.0%) |
| 私立延べ合格数 | 887人 | 910人 | 1,054人 | 1,050人 | 945人 | 904人 | 851人 |
| 一人あたり私立合格数 | 2.8校 | 2.9校 | 3.4校 | 3.3校 | 3.0校 | 2.9校 | 2.7校 |
7年間の推移でもっとも注目すべきは、GMARCH・国公立以上の延べ合格比率が31.9%(2020年度)→42.2%(2026年度)へと10ポイント以上上昇していることです。延べ合格者数自体は横ばいながら、上位大学への合格がより厚くなっており、「量」ではなく「質」の面で着実に進化してきたことがわかります。
なかでも明治大学は29名→50名と7年連続で増加を続けており、GMARCH上位校への実績の厚みが増しています。国公立大学では東京学芸大学が5名→10名へ倍増し、TOCKYには2021年度以降6年連続で合格者を輩出するなど、合格先の幅と安定感が増してきたのも近年の特徴です。
主な指定校推薦枠(2025年度)
日野台高校には、以下のような大学からの指定校推薦枠があります(2025年度実績)。
| 大学名 | 人数 | 大学名 | 人数 |
|---|---|---|---|
| 東京都立大学 | 6人 | 津田塾大学 | 1人 |
| 国立看護大学校 | 1人 | 東京女子大学 | 1人 |
| 青山学院大学 | 7人 | 日本女子大学 | 2人 |
| 学習院大学 | 2人 | 東洋大学 | 2人 |
| 中央大学 | 15人 | 日本大学 | 2人 |
| 法政大学 | 2人 | 関西学院大学 | 2人 |
| 明治大学 | 3人 | 北里大学 | 3人 |
| 立教大学 | 2人 | 順天堂大学 | 3人 |
| 東京理科大学 | 5人 | 東京薬科大学 | 3人 |
| 成蹊大学 | 2人 | 明治薬科大学 | 2人 |
| 成城大学 | 2人 | 武蔵野美術大学 | 1人 |
| 明治学院大学 | 2人 | 国立音楽大学 | 無制限 |
東京都立大学の指定校推薦枠があるのは進学指導推進校ならではの強みです。また中央大学15名、青山学院大学7名、東京理科大学5名など、GMARCH・理科大クラスの推薦枠が充実しており、日々の学習をしっかり積み重ねていけば、推薦での進学も十分に視野に入ります。

都立日野台高校のイベント・学校行事
日野台高校では年間を通じてさまざまな行事が行われています。とくに9月の「常磐樹祭(ときわぎさい)」は文化祭と体育祭を合わせた学校最大のイベントで、3年生は全クラスが演劇に取り組むのが伝統です。来場者は毎年約3,000人にのぼり、外部観客の来場制限も撤廃されています。
文化祭実行委員長は「3千人規模の行事を自分たちの手で作り上げていくのは責任が伴いますが、とてもやりがいを感じます」と語っています。体育祭は4色の団対抗形式で、学年やクラスを超えた応援が盛り上がります。
6月の合唱祭もホールで行われる本格的な行事で、各クラスがアカペラで競い合います。合唱祭実行委員長によると「アカペラで行うため難易度は高いですが、響きあったときの達成感は想像以上」とのこと。
| 月 | 主な行事 |
|---|---|
| 4月 | 入学式・対面式・遠足・芸術鑑賞教室 |
| 6月 | 合唱祭 |
| 9月 | 常磐樹祭(文化祭・体育祭・後夜祭) |
| 2月 | マラソン大会(昭和記念公園) |
| 3月 | 球技大会・卒業式 |
2年次には修学旅行があり、行き先は入学年度によって異なります。
2024年度入学生は広島・兵庫・大阪、2023年度入学生は広島・京都・大阪、2022年度入学生は長崎・福岡・熊本・佐賀と、西日本を中心に毎年コースが組み替えられています。
また、希望者対象の海外研修ツアーも実施されており、過去にはフィリピンで現地の大学生と英語漬けの5泊6日を過ごしたり、シンガポールで異文化体験に取り組んだりと、英語力とグローバルな視野を伸ばす機会が用意されています。
日野市や日野青年会議所と連携した「ひのミラ」(持続可能な日野の未来を創る高校生チーム)も特色ある活動で、2019年に発足して以来、日野台生だけでなく近隣の中高大学生も参加する校外拠点型のプロジェクトとして定着しています。
都立日野台高校の部活動
日野台高校は「文武両道」を掲げるだけあって部活動の加入率が高く、運動部・文化部ともに活発です。東京学芸大学に進学した卒業生は、
「部長として大変なこともありましたが、思いきりバドミントンを楽しみながら練習に取り組み、試合でも勝ち上がっていくことができました」
と語っており、結果を出しながら楽しむ——というバランスが日野台の部活文化を象徴しています。
当サイトランキングに掲載の強豪部活
- サッカー部(都立強豪)
——「全てを楽しむ」をモットーに、顧問4名・トレーナー3名・コーチ5名という都立としては破格の指導体制を敷いています。R7年度はT5リーグに所属、R6年度には選手権都大会に出場。練習は月・水・木・金の週4日で、土日は試合がメインです。 - 卓球部(男女とも都立TOP3)
——女子は関東大会に出場し、国公立大会では優勝。男子も都ベスト16・多摩地区大会ベスト4の実績を持ちます。男女とも東京都代表が目標で、練習試合や他校との合同練習を積極的に行っています。 - 陸上競技部(都立強豪・駅伝含む)
——関東大会や南関東総体への出場実績を複数持つ強豪です。女子800m関東大会、女子関東駅伝出場、男子3000mSC南関東総体出場など、個人種目・駅伝の両面で結果を出しています。平日は月・火・水・金、土曜日も活動。
その他の運動部
硬式野球部は一人ひとりの動作を細かく分析するこだわりの練習で夏の選手権に挑んでいます。ソフトボール部は部員48名で都内最多を誇り、9割が未経験からのスタート。ハンドボール部は男女ともに「仲良く、楽しく、まじめに」をモットーに、男子は都ベスト8、女子は関東大会出場を目標にしています。
そのほか、バレーボール部(男女)、バスケットボール部(男女)、バドミントン部、硬式テニス部(男女)、剣道部、水泳部(文化祭での「ウォーターボーイズ」公演も名物)、バトン部が活動しています。
文化部・同好会
演劇部は3年連続での都大会出場を目指して活動中。役者だけでなく音響・照明といった裏方の活動にもスポットが当たるのが魅力です。広島大学に進学した卒業生(コーラス部所属)は、「文化祭公演や演奏会を通して、自主的に率先した行動がいかに意味を持ち、自分の力となるかを身を持って知った」と語っており、文化部でも「自分で動く」経験が成長につながっています。
吹奏楽部はコンクールだけでなく地域貢献にも取り組み、写真部は中央大会での入賞実績を持ちます。生物部は水産生物・昆虫の飼育や研究の成果を学会で発表。茶道部は毎年高尾山でお茶会を開催し、海外からのお客様をもてなす経験も。
2024年度にはコンピュータ研究会が新設されました。DXハイスクールの採択を受け、パソコン室に導入されたゲーミングPC・3Dプリンタ・レーザー加工機を使ったデジタルモノづくりや、eスポーツ大会への参加、映像・音楽制作など、幅広いデジタル活動を展開しています。
都立日野台高校の施設と環境
2018年に校舎改築・グラウンド改修が完了し、2021年に体育館エアコン、2023年に格技棟エアコンが設置されるなど、施設環境は着実に充実してきました。
自習環境——日野台高校最大の武器
日野台高校の施設面での最大の特徴は自習環境の手厚さです。2階に専用の自習室が2部屋あるほか、各フロアの廊下にも机と椅子を備えた自習スペースが設置されています。利用時間はいずれも朝7時から夜7時まで。一橋大学に合格した卒業生が「塾に通っていなかったが、校内の環境で十分だった」と語っているとおり、この自習環境が日野台高校の進学実績を支える土台になっています。
屋上——生徒人気No.1の憩いの場
生徒アンケートで校内の人気スポット1位は常に「屋上」です。都立高校で屋上が常時開放されているのは珍しく、お昼ご飯を食べたり、合唱祭の練習に使ったり、友達と語り合ったりと、日野台生の日常に欠かせない場所になっています。
その他の施設
ICT環境ではDXハイスクール採択に伴い、パソコン室にゲーミングPCや3Dプリンタ、レーザー加工機が導入されました。1人1台端末を活用した授業も展開されています。図書館は蔵書が豊富で、受験問題集や参考書も多数揃えられています。
体育施設は体育館(エアコン完備)、格技棟(エアコン完備)、グラウンド、プール、テニスコート、トレーニングルームが揃っており、部活動に不足のない環境です。なお、日野台高校は一足制のため上履きは不要。下駄箱もありませんが、生徒が校舎を大切に使っており、教室や廊下の床はきれいに保たれています。
「文武両道」を実力で証明する多摩西部の進学指導推進校
都立日野台高校は、進学指導推進校としての実力と、部活・行事に全力で取り組む校風を、7年間の合格実績で着実に証明してきました。GMARCH・国公立以上の延べ合格比率は42.2%にのぼり、明治大学は7年連続で合格者数を更新中。卓球部・陸上部・サッカー部は都立屈指の強さを誇り、「文武両道」は数字と実績に裏打ちされたものです。
DXハイスクールの採択やコンピュータ研究会の新設、パソコン室への3Dプリンタ導入など、時代に合わせた進化も続いています。朝7時から夜7時まで使える自習室、常時開放の屋上、先生方の手厚い進路指導。「塾なしで一橋大に合格した」「日野台高校だからこそ成しえた合格」という卒業生の声が示すように、校内の環境だけで難関大学に挑戦できる体制が日野台高校の大きな強みです。
2026年度入試では倍率も回復し、再び競争力のある入試になっています。勉強も部活も行事も——そのすべてに全力で打ち込みたいと考える中学生にとって、日野台高校は頼もしい選択肢のひとつです。


<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。
・日野台高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/hinodai-h/

