テニス部が強い都立高校はどこ?都立高校強豪テニス部TOP10を男女別にご紹介

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東京都の高校テニス界において、日大三高や東海大菅生などの全国区の強豪校、早稲田実業や成蹊といった中高一貫校が圧倒的な強さを誇る中、都立高校のテニス部も着実に力をつけています。

2021年から2024年までの主要大会の成績を分析すると、男子では駒場、田無、町田の3校が、女子では東大和、国立、松が谷の3校が特に充実した実績を残しています。各校が独自の強化策を展開しながら、限られた環境の中で私立勢との差を縮めるべく、競技力向上に取り組んでいます。

目次

都立高校のテニス部が参加する各種トーナメント

東京都内の高校テニス部が参加する大会は多岐にわたりますが、全国につながる大会ですと、主に以下の大会が挙げられます。

  • 東京都高等学校テニス選手権大会(関東大会、インターハイにつながる)
  • 東京都高等学校新人テニス選手権大会(関東選抜大会、全国選抜大会につながる)
  • 国民スポーツ大会(少年の部)

これらに加え、東京では都立高校のみ参加する下記の大会もあります。

  • 東京都立高等学校テニス選手権大会

テニス競技は試合において、シングルス、ダブルス、団体戦が行われますが、学校全体の競技力を正確に評価するため、下記の大会の団体戦の成績を調査しました。調査対象は、2021年から2024年(2025年1月時点)の以下5大会(男子は4大会)における結果です。

  1. 東京都高等学校テニス選手権大会
  2. 東京都高等学校新人テニス選手権大会
  3. 東京都立高等学校テニス選手権大会(都立高校のみ参加の大会)

各大会の形式や規模がおおよそ一致している1.2.の大会、都立高校のみが参加のため競技レベルが少し落ちる3.の大会において、順位に対するポイントを制定しました。

<1.2.の大会>

  • 優勝、準優勝:30点、ベスト4:20点
  • ベスト8:15点、ベスト16:10点、ベスト32・36:5点、ベスト64(おおよそ):2点

<3.の大会(都立高校のみ)>

  • 優勝:15点、準優勝:10点、ベスト4:5点、ベスト8:2点

都立高校の運動部における強豪校といえば、バドミントンでは小岩・町田総合・城東が、バスケットボールでは駒場・東大和南・城東が男女ともに高い実績を残しています。一方、テニスにおいては男女両方で突出した成績を収める学校が見当たらないことから、男女別の競技力ランキングを作成するに至りました。

都立高校のテニス部の運営方針は多様です。大会を選手育成の機会として位置づける学校がある一方で、競技成績を重視する学校もあります。このような方針の違いがある中で、過去3年以上にわたる主要大会の成績を点数化し、ランキングとしてまとめました。これにより、各校の現在の競技レベルを客観的に評価することが可能となりました。

都立高校強豪テニス部 TOP10【男子】

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順位高校名市区町村ポイント備考
1位駒場高校目黒区132pt進学指導特別推進校
2位田無高校西東京市120ptスポーツ推薦あり
3位町田高校町田市45pt進学指導推進校
4位小平高校小平市30pt
5位(同率)国立高校国立市29pt進学指導重点校
5位(同率)松が谷高校八王子市29pt
7位(同率)石神井高校練馬区22pt
7位(同率)西高校杉並区22pt進学指導重点校
9位(同率)文京高校豊島区20pt
9位(同率)久留米西高校東久留米市20pt

東京都の高校硬式テニス界において、2024年インターハイで全国3位となった日大三高や2023年全国選抜ベスト8の東海大菅生といった全国区の強豪校が君臨し、早稲田実業、成蹊、日大鶴ヶ丘、立教池袋、聖徳学園、京華などの中高一貫校も充実した環境で実力を磨き続けています。東京都からは団体戦でインターハイと選抜大会への複数の出場枠があるものの、有望な選手が私立強豪校に集中する中、都立高校が全国大会に出場するのは極めて困難な状況が続いています。

しかし、そのような厳しい環境の中でも、都立高校の硬式テニス部は着実に力をつけており、特に駒場高校、田無高校が目覚ましい活躍を見せています。駒場高校は令和5年度の東京都新人テニス大会で第3位に入るなど、私立強豪校と互角の戦いを展開。田無高校は2022年の関東公立高校テニス選手権で準優勝を果たし、都立高校の枠を超えた実力を示しています。町田高校も令和6年度の関東公立大会選考では東京都予選3位を果たすなど、着実な成長を遂げています。

週5~6日の充実した練習環境の中で、各校は独自の強化策を展開。田無高校では都立高校唯一の硬式テニス男子スポーツ推薦を実施して有望選手の獲得に努め、駒場高校は徹底した基礎練習で総合力を高め、町田高校はレベル別練習で各選手の着実な成長を図るなど、それぞれの特色を活かした取り組みを行っています。

テニスに打ち込みたい中学生にとって、都立高校も魅力的な選択肢となっています。都立高校ならではの学費の安さに加え、充実した練習環境と熱心な指導体制も整備。特に田無高校ではスポーツ推薦制度を活用しながら強化を図り、中学生の部活体験も随時受け付けています。私立強豪校が上位を占める中でも、限られた環境で工夫を重ねながら着実に力をつけ、より高みを目指して日々奮闘を続ける都立高校の硬式テニス部。本気でテニスと向き合いたい生徒たちの挑戦を、各校は熱心にサポートしています。

都立高校強豪テニス部 TOP10【女子】

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順位高校名市区町村ポイント備考
1位東大和高校東大和市157pt
2位国立高校国立市95pt進学指導重点校
3位松が谷高校八王子市70pt
4位小平高校小平市47pt
5位町田高校町田市45pt進学指導推進校
6位駒場高校目黒区37pt進学指導特別推進校
7位立川高校立川市34pt進学指導重点校
8位城東高校江東区27pt進学指導推進校
9位小金井北高校小金井市25pt進学指導推進校
10位(同率)南平高校日野市17pt
10位(同率)翔陽高校八王子市17pt

東京都の高校女子テニス界において、早稲田実業を筆頭とする私立勢が圧倒的な強さを見せています。インターハイ・選抜大会の常連で国体選手も輩出する早稲田実業、その早稲田実業と都優勝を争う大成、東京、日大鶴ヶ丘、さらに富士見丘、東京女学院、日大三など、有力私立校が上位を独占する状況が続いています。東京都からはインターハイと選抜大会への出場枠があるものの、有望な選手が私立強豪校に集中する中、都立高校が全国の舞台に立つのは極めて困難な状況となっています。

しかし、そのような厳しい環境の中でも、都立高校の女子テニス部は着実に力をつけています。東大和高校は都立対抗テニス大会で8連覇を達成し、第41回東京都ジュニアティームテニスチャンピオンシップ大会では私立強豪校を破って優勝を果たすなど、都立の枠を超えた実力を示しています。また都立最難関校の一つである国立高校は、関東公立高校テニス選手権大会で準優勝を果たし、文武両道で関東レベルの強豪校としての地位を確立。松が谷高校も都立対抗テニス大会で112校中準優勝を果たすなど、目覚ましい活躍を見せています。

テニスに打ち込みたい中学生にとって、都立高校も魅力的な選択肢となっています。東大和高校は都立唯一の「スポーツ特別強化校」に指定され、部活動とテニススクールの両立も可能な柔軟な環境を整備。国立高校は充実したコーチ陣とトレーナー体制を確立し、松が谷高校は水はけの良い4面のオムニコートを完備するなど、各校が特色ある強化策を展開しています。また、東大和高校での定期的な体験入部や松が谷高校での中学生向け公開講座など、次世代育成にも熱心に取り組んでいます。私立強豪校が上位を占める中でも、充実した環境と熱心な指導体制のもと、より高いレベルを目指して日々奮闘を続ける都立高校の女子テニス部。本気でテニスと向き合いたい生徒たちの挑戦を、各校は熱心にサポートしています。

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都立高校強豪男子テニス部 TOP3を詳しく紹介

【No.1】駒場高校(目黒区) 

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2024年度2023年度2022年度2021年度
東京都テニス選手権(インターハイ予選)ベスト16ベスト8ベスト16
東京都新人テニス大会(関東選抜・全国選抜予選)ベスト8ベスト4
※第3位!
ベスト16ベスト16
東京都立高校テニス選手権大会(都立高校のみ参加)優勝優勝準優勝ベスト8

都立駒場高校男子硬式テニス部は、「都立戦優勝」を目標に掲げ、週6日(月・水・木・金・土・日)の活動を通して、着実な成長を遂げている部活動です。

近年の実績は特に目覚ましく、令和6年1月の東京都立高等学校テニス選手権大会では、シングルス・ダブルスともに出場全選手がベスト8以上の成績を収め、シングルスで準優勝、ダブルスで優勝という輝かしい結果を残しました。また、令和5年度の東京都新人テニス大会(団体の部)では、強豪私学との激戦を制して東京都第3位という好成績を収めています。

過去4年間の主要大会実績を見ると、インターハイ予選(東京都テニス選手権)では安定してベスト16以上、新人テニス大会(関東選抜・全国選抜予選)ではベスト8からベスト4の成績を残しています。特に東京都立高校テニス選手権大会では2年連続優勝を達成するなど、都立高校の最強チームとしての地位を確立しています。

活動は原則として17時まで(延刻届提出で18時まで可能)で、土日・祝日は半日活動を基本としていますが、練習試合や公式戦がある場合は終日活動することもあります。

年間を通じて、4月のインターハイ杯予選から始まり、夏の都立高大会、秋の新人戦、冬の都立高大会個人戦、そして春の東京春季大会まで、充実した大会スケジュールをこなしています。

【No.2】田無高校(西東京市) ※スポーツ推薦あり

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2024年度2023年度2022年度2021年度
東京都テニス選手権(インターハイ予選)ベスト32ベスト32ベスト16ベスト8
東京都新人テニス大会(関東選抜・全国選抜予選)ベスト16ベスト32ベスト16ベスト16
東京都立高校テニス選手権大会(都立高校のみ参加)準優勝準優勝優勝優勝

都立田無高校硬式テニス部は、都立高校唯一の硬式テニス(男子)でのスポーツ推薦を受け付けている学校として、また駒場高校と都立高校トップの座を争う強豪校として知られています。競技性の高い意識を持った生徒たちが集まり、日々熱心な練習に取り組んでいます。

活動は平日15:30~19:00、休業日は半日(7:30~12:30または12:30~17:30)または1日(8:30~16:30)で行われています。雨天時でもトレーニングを実施するなど、練習の継続性を重視しています。

近年の実績は特に輝かしく、東京都テニス選手権(インターハイ予選)では2021年度にベスト8、その後もベスト32以上を維持しています。都立高校テニス選手権大会では2021年度、2022年度と連続優勝を果たすなど、都立高校の強豪としての地位を確立しています。

特筆すべき成果として、2022年には関東公立高等学校テニス選手権で準優勝、2023年にはU18東京都冬季ジュニアテニス選手権で優勝を果たすなど、都立高校の枠を超えた活躍を見せています。

チームの目標は個人・団体ともに高く設定されており、個人では東京都大会での本戦出場や都立対抗戦でのベスト4以上、団体では都立対抗戦優勝、東京都大会でのベスト8以上、関東大会出場を掲げています。

また、地域貢献にも力を入れており、月に数回、小中学生を対象としたテニス教室や合同練習を開催しています。中学生の部活体験も随時受け付けており、次世代の育成にも熱心に取り組んでいます。

【No.3】町田高校(町田市) 

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2024年度2023年度2022年度2021年度
東京都テニス選手権(インターハイ予選)ベスト32ベスト16ベスト32
東京都新人テニス大会(関東選抜・全国選抜予選)ベスト32ベスト32ベスト32
東京都立高校テニス選手権大会(都立高校のみ参加)ベスト4ベスト4

都立町田高校硬式テニス部は、週5日の活動を基本とし、基本レベル別の練習を通じて各選手の着実な成長を目指している部活動です。球出しからゲーム形式まで、多様な練習メニューを取り入れた効果的な指導を行っています。

近年の実績は目覚ましく、令和6年(2024年)には東京都テニス選手権(インターハイ予選)でベスト32、新人テニス大会でもベスト32と安定した成績を残しています。特に都立高校テニス選手権大会では2年連続でベスト4入りを果たすなど、都立高校の強豪として認められています。

最近の活躍として、令和6年度関東公立大会選考大会では、東京都予選を3位で通過し、関東公立大会への出場権を獲得。これは都内の数多くの都立高校の中から選ばれた快挙です。また、令和5年度高体連新人戦(団体の部)では、全221校中ベスト32という好成績を収めています。

地域での活躍も目覚ましく、令和6年度町田市少年少女テニス大会では、男女ともに優勝を果たし、準優勝、3位など、上位を独占する素晴らしい成績を収めています。これらの結果は、日々の練習の成果が着実に実を結んでいることを示しています。

都立高校強豪女子テニス部 TOP3を詳しく紹介

【No.1】東大和高校(東大和市) ※スポーツ推薦あり

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2024年度2023年度2022年度2021年度
東京都テニス選手権
(インターハイ予選)
ベスト16ベスト8ベスト16ベスト8
東京都新人テニス大会
(関東選抜・全国選抜予選)
ベスト16ベスト4準優勝
東京都立高校テニス選手権大会(都立高校のみ参加)ベスト8優勝優勝優勝

都立東大和高校女子硬式テニス部は、都立高校女子テニスの最強チームとして知られ、インターハイ出場、関東大会出場、そして都立No.1の維持を目標に掲げています。平成30年度から都立高校で唯一の硬式テニス「スポーツ特別強化校」に指定され、令和4年度からは「Sport-Science Promotion Club」にも選ばれるなど、その競技力は高く評価されています。

活動は週5日(火曜日定休)で行われ、部活動とテニススクールの両立も可能な柔軟な環境を整えています。技術面だけでなく、規律正しい学校生活を通じた人間的成長も重視しています。

近年の実績は特に輝かしく、都立対抗テニス大会では2023年に8連覇を達成。この大会では一試合も落とさない完全優勝を果たしました。2024年度は9連覇こそ逃したものの、その後の第41回東京都ジュニアティームテニスチャンピオンシップ大会では、私立強豪校を破って優勝を果たすなど、都立の枠を超えた活躍を見せています。

最近の個人戦でも目覚ましい成果を上げており、2025年の都立個人戦では過去10年間でダブルス7回目の優勝を達成。シングルスでも5回の優勝実績を持つなど、個人戦でも圧倒的な強さを誇っています。また、東京都高等学校新人テニス選手権大会でも、シングルス・ダブルスともに本戦で勝利を重ねるなど、安定した実力を見せています。

部活動では定期的に体験入部を実施しており、次世代の育成にも力を入れています。心技体のレベルアップを図りながら、都立高校女子テニスの頂点に立ち続ける強豪校として、さらなる高みを目指して日々練習に励んでいます。

【No.2】国立高校(国立市) 

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2024年度2023年度2022年度2021年度
東京都テニス選手権(インターハイ予選)ベスト16ベスト32ベスト32ベスト32
東京都新人テニス大会(関東選抜・全国選抜予選)ベスト16ベスト32ベスト32ベスト16
東京都立高校テニス選手権大会(都立高校のみ参加)優勝準優勝ベスト4準優勝

都立国立高校女子硬式テニス部は、都立最難関校の一つでありながら、文武両道を実践し、都内トップレベルの成績を残している注目の強豪チームです。

現在の部員数は27名(1年生10名、2年生8名、3年生9名)で、火曜日から日曜日までの週6日、熱心な活動を展開しています。「一球DO心」「ジョウショウ」をスローガンに、都立戦優勝を目標として掲げています。

練習環境は都立高校屈指の充実ぶりで、月1回のペースで来校するメインコーチに加え、年間6名ほどのコーチ陣による指導体制を確立。さらに、定期的にトレーナーの指導も受けられる恵まれた環境を整えています。近年改修されたコートと相まって、理想的な練習環境が整っています。

実績面では特に目覚ましく、令和4年度には都立高校テニス選手権女子ダブルス第3位、都立対抗テニス大会3位、関東公立テニス大会東京都予選準優勝など、数々の好成績を収めています。令和5年には関東公立高等学校テニス選手権大会で準優勝を果たし、関東レベルでの強豪校としての地位を確立しました。

部の特徴として、真剣な練習と楽しい行事をバランスよく両立している点が挙げられます。年間を通じて、新歓イベント、合宿、ハロウィン、クリスマス、追いコンなど、様々な行事を企画。富士山を望む標高1000mでの夏合宿や、谷保天満宮への初詣など、伝統的な行事も大切にしています。

学業との両立も重視しており、都立御三家と呼ばれる高い学力レベルを保ちながら、テニスでも高い実績を残している点は、特筆に値します。経験の有無よりも「気合」を重視し、本気でテニスに打ち込む姿勢を大切にしている、文武両道を体現する模範的な部活動といえます。

【No.3】松が谷高校(八王子市) 

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2024年度2023年度2022年度2021年度
東京都テニス選手権
(インターハイ予選)
ベスト16ベスト16ベスト32
東京都新人テニス大会
(関東選抜・全国選抜予選)
ベスト16ベスト32ベスト16
東京都立高校テニス選手権大会(都立高校のみ参加)準優勝準優勝

都立松が谷高校女子テニス部は、月・火・木・金・日の週5日、都立高校団体戦での優勝を目標に熱心な活動を展開しています。手出し、ラリー、サーブ、ポイント練習、トレーニング、クロス打ちなど、基礎から応用まで、バランスの取れた練習メニューを実施しています。

特筆すべき環境として、水はけの良いオムニコート4面を有し、都内トップレベルの施設を誇ります。この充実した環境を活かし、月2回程度(休業中は週1回)の練習試合を実施するほか、大会会場としても頻繁に使用されています。

近年の実績は目覚ましく、令和4年度の都立対抗テニス大会では112校中準優勝という輝かしい成績を収めました。また、東京都テニス選手権(インターハイ予選)や新人テニス大会でもベスト16以上の成績を継続的に残しています。

部の特徴として、学年を超えた良好な人間関係があり、互いにライバルとして切磋琢磨しながら、チーム全体の成長を目指しています。また、審判講習会への参加や4都県公立強化練習会への参加など、試合以外の活動も積極的に行い、多角的な視点からテニスを学ぶ機会を設けています。

地域貢献にも熱心で、地元中学校との合同練習や中学生対象の公開講座「テニスの基礎からゲームまで」を開催するなど、次世代の育成にも力を入れています。さらに、年末の落ち葉掃きなど、地域の環境美化活動にも取り組んでいます。

「最後の瞬間まで全力で走り続ける」という姿勢を大切にし、実力に関わらず全員が各自の目標に向かって練習できる環境が整っている点が、この部活動の大きな特徴となっています。

文武両道で競い合う都立テニス部 |スポーツ推薦から難関校まで多彩な強豪校

東京都の高校テニス界は、男子では日大三高や東海大菅生といった全国区の強豪校、女子では早稲田実業を筆頭とする私立名門校が圧倒的な強さを誇っています。男子では早稲田実業、成蹊、日大鶴ヶ丘、立教池袋などの中高一貫校が、女子では大成、東京、日大鶴ヶ丘、富士見丘などの私立校が都大会の上位を独占。東京都からはインターハイと選抜大会への出場枠があるものの、有望な選手が私立強豪校に集中する中、都立高校が全国の舞台に立つのは極めて困難な状況となっています。

しかし、そのような厳しい環境の中でも、都立高校のテニス部は着実に力をつけています。男子では駒場高校が東京都新人テニス大会で第3位に入るなど私立勢と互角の戦いを展開し、田無高校は関東公立高校テニス選手権で準優勝を果たすなど、都立の枠を超えた実力を示しています。女子では東大和高校が都立対抗テニス大会で8連覇を達成し、都立最難関校の一つである国立高校は関東公立大会で準優勝を果たすなど、目覚ましい活躍を見せています。

テニスに打ち込みたい中学生にとって、都立高校も魅力的な選択肢となっています。男子では田無高校が都立唯一の硬式テニスのスポーツ推薦制度を設け女子では東大和高校が「スポーツ特別強化校」として指定されるなど、各校が特色ある強化策を展開。国立高校のような充実したコーチ陣とトレーナー体制、松が谷高校の水はけの良い4面のオムニコートなど、練習環境も整備されています。

また、東大和高校での定期的な体験入部や松が谷高校での中学生向け公開講座など、次世代育成にも熱心に取り組んでいます。文武両道の実践も可能で、都立最難関校の国立高校が関東レベルの強豪として活躍する例もあるなど、学業との両立を目指す生徒たちの挑戦を、各校は熱心にサポートしています。私立強豪校が上位を占める中でも、充実した環境と熱心な指導体制のもと、より高いレベルを目指して日々奮闘を続ける都立高校のテニス部。本気でテニスと向き合いたい生徒たちの挑戦の舞台として、着実な進化を遂げています。


<データ参照元>
大会の結果は、以下の公式サイトのデータを参照・加工しポイントに換算しています。
・東京都高等学校体育連盟テニス専門部 https://www5f.biglobe.ne.jp/~k-tennis/
・全国高体連_Tennis https://koko-tennis.com/
・東京都立高等学校テニス選手権大会 http://www11.plala.or.jp/toritsu-tennis/
また、テニス部の紹介は各高校のホームページを参考にまとめています。

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