東京都立高校の文化・スポーツ等特別推薦（その他スポーツ）は、競技数が多く、学校ごとに募集枠が大きく異なります。本記事では 2026年度の募集枠（人数）＋2025年度の応募結果までを網羅 し、競技別の特徴・2026年度の増減・前年倍率の高低までまとめてあります。
＜参考リンク＞令和８年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について
＜メジャースポーツの2026年度文化・スポーツ推薦実施校は以下リンクから＞
⚽男子サッカー／⚾硬式野球／🏀男子バスケ／🏀女子バスケ／🏐バレー／👟陸上／🥋武道
2026年度｜その他スポーツ推薦の全体傾向
2026年度は募集枠（人数）のみが公表されています。前年比や全体の特徴は以下の通りです。
● 募集枠の増減
- 枠増・新設：豊多摩（ハンドボール）／永谷（ソフトボール）／片倉（卓球）／芝商業（卓球）
- 枠減・募集停止：小岩（ハンドボール）／荒川工科（ラグビー）／小平西（ソフトボール）
● 全体の特徴
- 募集は 少人数枠（1〜5名）中心
- 女子サッカー・ラケット競技は複数校で募集継続
- 専門競技（ローイング・自転車・アーチェリー・水泳）は例年通り2名程度の少枠
- 倍率・実技内容は今後の募集要項で必ず確認が必要
＜参考リンク＞令和８年度文化・スポーツ等特別推薦実施校の選抜方法等一覧
2026年度｜その他スポーツ推薦実施競技一覧表
| 種別 | 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | ||||
| ハンドボール | 小岩高校 | 江戸川区 | 男女 | 0人 | -2 | 5人 | 2.50倍 | 2.50倍 |
| ハンドボール | 東大和高校 | 東大和市 | 男女 | 3人 | – | 6人 | 2.00倍 | 2.00倍 |
| ハンドボール | 府中西高校 | 府中市 | 男女 | 5人 | – | 9人 | 1.80倍 | 1.80倍 |
| ハンドボール | 府中高校 | 府中市 | 男女 | 3人 | – | 4人 | 1.33倍 | 1.33倍 |
| ハンドボール | 豊多摩高校 | 杉並区 | 男女 | 2人 | +2 | – | – | – |
| ハンドボール | 本所高校 | 墨田区 | 男子 | 3人 | – | 2人 | 0.67倍 | 1.00倍 |
| ハンドボール | 江戸川高校 | 江戸川区 | 男子 | 3人 | – | 0人 | 0.00倍 | 0.00倍 |
| ラグビー | 石神井高校 | 練馬区 | 男子 | 2人 | – | 3人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| ラグビー | 墨田工科高校 | 江東区 | 男子 | 2人 | – | 2人 | 1.00倍 | 1.00倍 |
| ラグビー | 府中西高校 | 府中市 | 男子 | 5人 | – | 5人 | 1.00倍 | 1.00倍 |
| ラグビー | 板橋有徳高校 | 板橋区 | 男子 | 3人 | – | 2人 | 0.67倍 | 1.00倍 |
| ラグビー | 荒川工科高校 | 荒川区 | 男子 | 0人 | -2 | 0人 | 0.00倍 | 0.00倍 |
| ラグビー | 小平西高校 | 小平市 | 男子 | 2人 | – | 0人 | 0.00倍 | 0.00倍 |
| サッカー | 東大和高校 | 東大和市 | 女子 | 1人 | – | 5人 | 5.00倍 | 5.00倍 |
| サッカー | 飛鳥高校 | 北区 | 女子 | 5人 | – | 10人 | 2.00倍 | 2.00倍 |
| サッカー | 杉並総合高校 | 杉並区 | 女子 | 4人 | – | 6人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| サッカー | 晴海総合高校 | 中央区 | 女子 | 3人 | – | 4人 | 1.33倍 | 1.33倍 |
| サッカー | 若葉総合高校 | 稲城市 | 女子 | 4人 | – | 2人 | 0.50倍 | 1.00倍 |
| サッカー | 世田谷総合高校 | 世田谷区 | 女子 | 2人 | – | 0人 | 0.00倍 | 0.00倍 |
| ソフトボール | 青梅総合高校 | 青梅市 | 女子 | 4人 | – | 6人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| ソフトボール | 江戸川高校 | 江戸川区 | 女子 | 3人 | – | 2人 | 0.67倍 | 1.00倍 |
| ソフトボール | 保谷高校 | 西東京市 | 女子 | 3人 | – | 1人 | 0.33倍 | 1.00倍 |
| ソフトボール | 小平西高校 | 小平市 | 女子 | 5人 | -2 | 1人 | 0.14倍 | 1.00倍 |
| ソフトボール | 永山高校 | 多摩市 | 女子 | 2人 | +2 | – | – | – |
| バドミントン | 小岩高校 | 江戸川区 | 男子 | 3人 | – | 9人 | 3.00倍 | 3.00倍 |
| バドミントン | 小岩高校 | 江戸川区 | 女子 | 3人 | – | 4人 | 1.33倍 | 1.33倍 |
| バドミントン | 町田総合高校 | 町田市 | 男子 | 3人 | – | 2人 | 0.67倍 | 1.00倍 |
| バドミントン | 町田総合高校 | 町田市 | 女子 | 3人 | – | 5人 | 1.67倍 | 1.67倍 |
| バドミントン | 東村山高校 | 東村山市 | 男女 | 4人 | – | 20人 | 5.00倍 | 5.00倍 |
| ソフトテニス | 清瀬高校 | 清瀬市 | 男子 | 2人 | – | 13人 | 6.50倍 | 6.50倍 |
| ソフトテニス | 清瀬高校 | 清瀬市 | 女子 | 2人 | – | 9人 | 4.50倍 | 4.50倍 |
| ソフトテニス | 高島高校 | 板橋区 | 男女 | 2人 | – | 8人 | 4.00倍 | 4.00倍 |
| 硬式テニス | 東大和高校 | 東大和市 | 女子 | 1人 | – | 2人 | 2.00倍 | 2.00倍 |
| 硬式テニス | 田無高校 | 田無市 | 男子 | 2人 | – | 4人 | 2.00倍 | 2.00倍 |
| 卓球 | 多摩工科高校 | 福生市 | 男女 | 2人 | – | 3人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| 卓球 | 府中工科高校 | 府中市 | 男女 | 2人 | – | 2人 | 1.00倍 | 1.00倍 |
| 卓球 | 片倉高校 | 八王子市 | 男女 | 2人 | +2 | – | – | – |
| 卓球 | 芝商業高校 | 港区 | 男女 | 2人 | +2 | – | – | – |
| 軟式野球 | 八潮高校 | 品川区 | 男子 | 4人 | – | 3人 | 0.75倍 | 1.00倍 |
| 水泳 | 杉並高校 | 杉並区 | 男女 | 2人 | – | 6人 | 3.00倍 | 3.00倍 |
| 水泳 | 東大和南高校 | 東大和市 | 男女 | 2人 | – | 3人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| チアリーディング | 雪谷高校 | 大田区 | 女子 | 3人 | – | 6人 | 2.00倍 | 2.00倍 |
| ローイング | 本所高校 | 墨田区 | 男女 | 2人 | – | 0人 | 0.00倍 | 0.00倍 |
| 自転車競技 | 八王子桑志高校 | 八王子市 | 男女 | 2人 | – | 4人 | 2.00倍 | 2.00倍 |
| アーチェリー | 山崎高校 | 町田市 | 男女 | 2人 | – | 3人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| ダンス | 大森高校 | 大田区 | 男女 | 2人 | – | – | – | – |
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競技別一覧｜2026年度募集高校人数と昨年度実績
ハンドボール
府中西を中心に複数校が募集を行っている競技です。2026年度は豊多摩が新たに2名の募集を開始し、一方で小岩は募集停止となりました。男子のみ募集の高校もあるため、性別指定を必ず確認しておきたい種目です。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 小岩高校 | 江戸川区 | 男女 | 0人（募集停止） | -2 | 5人 | 2.50倍 | 2.50倍 |
| 東大和高校 | 東大和市 | 男女 | 3人 | – | 6人 | 2.00倍 | 2.00倍 |
| 府中西高校 | 府中市 | 男女 | 5人 | – | 9人 | 1.80倍 | 1.80倍 |
| 府中高校 | 府中市 | 男女 | 3人 | – | 4人 | 1.33倍 | 1.33倍 |
| 豊多摩高校 | 杉並区 | 男女 | 2人（新設） | +2 | – | – | – |
| 本所高校 | 墨田区 | 男子 | 3人 | – | 2人 | 0.67倍 | 1.00倍 |
| 江戸川高校 | 江戸川区 | 男子 | 3人 | – | 0人 | 0.00倍 | 0.00倍 |
ラグビー
都立ラグビーはすべて男子募集です。2025年度は石神井が1.50倍とやや高め、板橋有徳は0.67倍、荒川工科・小平西は応募ゼロでした。2026年度は荒川工科が募集停止となり、他校は枠数維持です。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 石神井高校 | 練馬区 | 男子 | 2人 | – | 3人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| 墨田工科高校 | 江東区 | 男子 | 2人 | – | 2人 | 1.00倍 | 1.00倍 |
| 府中西高校 | 府中市 | 男子 | 5人 | – | 5人 | 1.00倍 | 1.00倍 |
| 板橋有徳高校 | 板橋区 | 男子 | 3人 | – | 2人 | 0.67倍 | 1.00倍 |
| 荒川工科高校 | 荒川区 | 男子 | 0人（募集停止） | -2 | 0人 | 0.00倍 | 0.00倍 |
| 小平西高校 | 小平市 | 男子 | 2人 | – | 0人 | 0.00倍 | 0.00倍 |
サッカー（女子）
女子サッカーは人気・競技人口ともに高く、2025年度は東大和が5.00倍、飛鳥が2.00倍など高倍率校が目立ちました。若葉総合・世田谷総合のように、応募が少なめの高校もあります。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 募集人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 東大和高校 | 東大和市 | 女子 | 1人 | – | 1人 | 5.00倍 | 5.00倍 |
| 飛鳥高校 | 北区 | 女子 | 5人 | – | 5人 | 2.00倍 | 2.00倍 |
| 杉並総合高校 | 杉並区 | 女子 | 4人 | – | 4人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| 晴海総合高校 | 中央区 | 女子 | 3人 | – | 3人 | 1.33倍 | 1.33倍 |
| 若葉総合高校 | 稲城市 | 女子 | 4人 | – | 4人 | 0.50倍 | 1.00倍 |
| 世田谷総合高校 | 世田谷区 | 女子 | 2人 | – | 2人 | 0.00倍 | 0.00倍 |
ソフトボール（女子）
ソフトボールは全校女子のみ募集です。青梅総合は1.50倍と安定。小平西は2025年度の応募が1名のみで0.14倍と極端に低い数字になっています。2026年度は永山が新たに2名募集、小平西は枠減となりました。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 青梅総合高校 | 青梅市 | 女子 | 4人 | – | 6人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| 江戸川高校 | 江戸川区 | 女子 | 3人 | – | 2人 | 0.67倍 | 1.00倍 |
| 保谷高校 | 西東京市 | 女子 | 3人 | – | 1人 | 0.33倍 | 1.00倍 |
| 小平西高校 | 小平市 | 女子 | 5人 | -2 | 1人 | 0.14倍 | 1.00倍 |
| 永山高校 | 多摩市 | 女子 | 2人（新設） | +2 | – | – | – |
バドミントン
男女ともに競技人口が多く、東村山は2025年度に応募20名で5.00倍と非常に高い倍率になりました。小岩・町田総合はいずれも男女で募集を行っており、男子・女子それぞれの倍率の違いも見られます。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 小岩高校 | 江戸川区 | 男子 | 3人 | – | 9人 | 3.00倍 | 3.00倍 |
| 小岩高校 | 江戸川区 | 女子 | 3人 | – | 4人 | 1.33倍 | 1.33倍 |
| 町田総合高校 | 町田市 | 男子 | 3人 | – | 2人 | 0.67倍 | 1.00倍 |
| 町田総合高校 | 町田市 | 女子 | 3人 | – | 5人 | 1.67倍 | 1.67倍 |
| 東村山高校 | 東村山市 | 男女 | 4人 | – | 20人 | 5.00倍 | 5.00倍 |
ソフトテニス
清瀬が男女ともソフトテニスで推薦を実施しており、男子が6.50倍、女子が4.50倍と非常に高倍率です。高島は男女問わず2名募集で4.00倍と、ここも人気の高い枠になっています。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 清瀬高校 | 清瀬市 | 男子 | 2人 | – | 13人 | 6.50倍 | 6.50倍 |
| 清瀬高校 | 清瀬市 | 女子 | 2人 | – | 9人 | 4.50倍 | 4.50倍 |
| 高島高校 | 板橋区 | 男女 | 2人 | – | 8人 | 4.00倍 | 4.00倍 |
硬式テニス
硬式テニスは2校のみの募集で、いずれも比較的落ち着いた倍率です。女子は東大和、男子は田無が担当しており、シングルス・ラリー・フットワークなど総合的なテニス力が見られると考えられます。
卓球
工科系高校を中心に募集が行われており、2026年度は片倉・芝商業で新たに各2名の募集が始まります。2025年度は多摩工科で1.50倍、府中工科で1.00倍と、極端な高倍率ではないものの安定した応募があります。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 多摩工科高校 | 福生市 | 男女 | 2人 | – | 3人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
| 府中工科高校 | 府中市 | 男女 | 2人 | – | 2人 | 1.00倍 | 1.00倍 |
| 片倉高校 | 八王子市 | 男女 | 2人（新設） | +2 | – | – | – |
| 芝商業高校 | 港区 | 男女 | 2人（新設） | +2 | – | – | – |
軟式野球
軟式野球は八潮高校のみの募集です。2025年度は応募3名で0.75倍と定員割れでしたが、合格者3名で実質的には全員合格の形になっています。硬式ではなく「軟式」の募集なので、部活の種類を間違えないよう注意が必要です。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 八潮高校 | 品川区 | 男子 | 4人 | – | 3人 | 0.75倍 | 1.00倍 |
水泳
水泳は杉並・東大和南の2校で募集があります。2025年度の倍率は杉並が3.00倍、東大和南が1.50倍で、いずれも2名募集です。競技レベルだけでなく、通学しやすさや他の部活動との両立も含めて検討したいところです。
チアリーディング
チアリーディングは雪谷高校のみが女子3名の募集を行っています。2025年度は6名応募で2.00倍と比較的高い倍率でした。演技・柔軟性・表現力など、チームとしてのまとまりが重視される競技です。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 雪谷高校 | 大田区 | 女子 | 3人 | – | 6人 | 2.00倍 | 2.00倍 |
ローイング（ボート）
ローイングは本所高校が男女2名の募集を行っています。2025年度は応募0名だったものの、募集自体は2026年度も継続されています。競技人口が限られる競技なので、経験者・興味のある生徒にとっては貴重な枠です。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 本所高校 | 墨田区 | 男女 | 2人 | – | 0人 | 0.00倍 | 0.00倍 |
自転車競技
自転車競技は八王子桑志高校のみの募集で、2025年度は応募4名・倍率2.00倍でした。ロードレース・トラックなど専門的な環境が整っている高校で、競技経験者にとっては魅力的な選択肢です。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 八王子桑志高校 | 八王子市 | 男女 | 2人 | – | 4人 | 2.00倍 | 2.00倍 |
アーチェリー
アーチェリーは山崎高校のみが男女2名の募集を行っています。2025年度は応募3名で1.50倍と、落ち着いた倍率でした。用具・練習場など設備面も含めて確認してから志望校を決めたい競技です。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 山崎高校 | 町田市 | 男女 | 2人 | – | 3人 | 1.50倍 | 1.50倍 |
ダンス
大森高校では、2026年度から新たに「ダンス」の文化・スポーツ等特別推薦が男女問わず2名でスタートします。ストリート系・ジャズ系などジャンルは問わず、音楽に合わせて表現することが好きな生徒にとっては、公立高校で本格的にダンスに取り組める貴重な機会といえます。
| 高校名 | 市区町村 | 性別指定 | 2026年度 | 2025年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 募集人数 | 前年比 | 応募人数 | 応募倍率 | 合格倍率 | |||
| 大森高校 | 大田区 | 男女 | 2人（新設） | – | – | – | – |
競技別のポイント＆選抜基準
※ここで挙げている内容は、各競技の募集要項に記載されている実技検査の一例です。年度や学校によって種目・順番は変わる場合があるため、必ず最新の募集要項を確認してください。
＜参考リンク＞文化・スポーツ等特別推薦の実技検査の内容等一覧
● 自転車競技
- トレーニングマシンを使った脚力・ペダリングスキルの測定
- シャトルラン などの運動能力テスト
脚力や持久力だけでなく、ペダルの回し方（ペダリングのスムーズさ）も重視されます。
● 卓球
- 基礎打ち（フォア・バックの安定したラリー）
- サーブ・レシーブ の正確さ
- 左右へのフットワーク
- ゲーム形式の実戦プレー
- その場での打ち返し・打ち合い、反復横跳びなどの敏捷性テストを組み合わせる場合もあり
ラリーの続け方とフットワーク、試合形式での“ポイントの取り方”が見られます。
● ラグビー
- 反復横跳び・立ち幅跳び・握力などの運動能力テスト
- ランニングスキル・コンタクトスキル
- タックル・パス・キャッチなど、ラグビーにおける基本技能テスト
グラウンド状態によっては検査内容が変更されることもあり、走力・当たりの強さ・基本技術を総合的に確認されます。
● バドミントン
- 基本ストローク
- プッシュ、クリアー、スマッシュ、ヘアピン、ドライブ、ドロップ など
- ストロークを組み合わせたコンビネーションスキル
- シングルスゲーム 形式での試合
ラリーが安定して続けられるか、ショットの多彩さ・フットワークがポイントになります。
● ソフトボール
- 50m走 などの走力テスト
- ソフトボール投げ／遠投
- キャッチボール・ノックなどの守備（フィールディング／ピッチング）
- バッティング（ティーバッティング・ロングティーを含むこともある）
攻守ともに「基本的なボールさばき」ができているかが重要で、グラウンド状態によってはメニューが変更される場合があります。
● 硬式テニス
- サーブ（サービス）
- フォア・バックのストローク
- ボレー・スマッシュ
- コート内でのフットワーク・ダッシュ走
- ラリー・ゲーム形式でのプレー
ストロークの安定性と、サーブからポイントを組み立てる力が見られます。
● ソフトテニス
- フォアストローク
- バックストローク
- ストロークまたはボレー・スマッシュ
- サーブ
基礎フォームの正確さと、一定リズムでボールを打ち続けられるかが重要です。
● 水泳
- 長座体前屈・立ち幅跳び・反復横跳び などの体力テスト
- 上体起こし・腕立て伏せ・シャトルラン など全身持久力・筋持久力の確認
- 陸上でのシャドウスイム（自由形を含む複数種目の動作）
筋力・柔軟性・持久力に加えて、水泳動作を陸上で再現できるかが見られます。
● ハンドボール
- 50m走・ハンドボール投げ／遠投 など運動能力テスト
- パス・キャッチ・各種シュート の基本技術
- 1対1・2対2といった攻防（1対1・2対2） やゲーム形式
- ゴールキーパーは、基本的なキーピング（セービング・キャッチング）
走力・スロー能力・ポジションごとの役割理解が問われます。
● アーチェリー
- 男子：1500m走、女子：1000m走 などの持久走
- ハンドボール投げ などの運動能力テスト
体力と投動作を組み合わせて、競技に必要な基礎体力を確認する形式です。
● チアリーディング
- 垂直跳び などの跳躍力
- 柔軟性テスト（左右開脚・前後開脚など）
- 片足バランスなどのバランス能力
- マット運動（倒立前転・トータッチジャンプ・パイクジャンプなど）
ダンス要素に加えて、アクロバットの基礎になる柔軟性・跳躍力・バランスが重視されます。
● ダンス
- 自分で選曲・振付を考えたオリジナル作品（30秒〜1分程度）
- 提示された振りを約10分で覚えて踊る「振り写し」
- 音楽に合わせた即興ダンス
振りの正確さだけでなく、リズム感・表現力・即興で動ける対応力など、総合的なパフォーマンス力が評価対象です。
● ローイング（ボート）
- 50m走
- 立ち幅跳び
- 長座体前屈 などの柔軟性
- ローイングエルゴメーターによる測定
陸上での瞬発力・柔軟性と、エルゴメーターを使ったボート特有の動作がポイントになります。
● 軟式野球
- 50m走 などの走力
- 遠投、キャッチボール
- トスバッティング などの打撃テスト
M号球を使ったキャッチボール・遠投・バッティングを通して、基本的な投・捕・打の力が見られます。
● サッカー（女子）
- 50m走・10m走×5 などのスプリントテスト
- リフティング・ドリブル（コーンを使ったジグザグドリブル）
- ロングキック・シュート
- ゴールキーパーはセービング・キャッチング・ハイボール処理
- 応募者数に応じたゲーム形式
ボールコントロール・キックの精度・走力に加え、ゲームの中での動きや判断力も評価対象になります。
● 共通注意事項
多くの競技で、「晴天でも、グラウンド不良の場合には検査内容を変更することがある」といった注意書きがあります。実技内容は天候やグラウンド状態、受検者数によって変わる場合があるため、募集要項・事前説明会・当日の指示をよく確認しておくことが大切です。
数字だけじゃない！自分に合った「その他スポーツ推薦校」の選び方
メジャーな競技ではないその他のスポーツ推薦は、競技ごとに募集枠の規模・校風・部活動の充実度が大きく異なるため、数字と競技の特徴をセットで把握すること がとても大切です。2026年度は、ハンドボールや卓球での枠新設・募集停止など、ここ数年の中でも動きが見られる年になっています。
倍率や実技内容は今後公開される募集要項で必ず確認しつつ、
- 自分の競技レベル
- 通学圏
- 部活動の雰囲気
- 一般入試とのバランス
を踏まえて、無理のない志望校・併願校を検討していくことが重要です。
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＜参考リンク＞
令和８年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について
令和８年度文化・スポーツ等特別推薦実施校の選抜方法等一覧
文化・スポーツ等特別推薦の実技検査の内容等一覧