偏差値70〜75の最難関私立高校(男子校)でありながら、大学受験に縛られない自由な学びと、文武両道の充実した学校生活を送ることができます。1920年創立、早稲田大学の直属の附属校として、高大一貫教育のもと「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」という早稲田大学の精神を体現する人材を育成しています。
第二外国語必修、卒業論文12,000字、早稲田大学の正規授業を高校生のうちから履修できる高大連携など、独自の教育プログラムが充実。部活動も盛んで、軟式野球部の春季都大会優勝・関東大会ベスト8、演劇部の都大会最優秀賞、吹奏楽部の都コンクール金賞など、全国レベルで活躍するクラブが多数あります。
本記事では、早稲田大学高等学院の偏差値・入試情報から、進学実績、校風、部活動、施設まで、受験を検討する皆さんに必要な情報を徹底解説します。
早稲田大学高等学院の偏差値と入試難易度
早稲田大学高等学院は、早稲田大学の附属校として最難関レベルの私立高校(男子校)です。偏差値は70台で、東京都内でもトップクラスの難易度を誇ります。
偏差値
- みんなの高校情報:75
- 市進教育グループ(80%合格基準):男子73
- V模擬|高校情報ステーション(60%合格基準):70
複数の情報サイト・模試で偏差値70以上を記録しており、早稲田大学附属・系属校の中でも高い難易度を誇ります。
同レベル帯の他校との比較
早稲田大学高等学院と同レベルの高校は以下の通りです。※V模擬を参考基準にした場合
| 偏差値 | 該当校 | 
|---|---|
| 73~ | 筑波大学附属駒場、開成、東京学芸大学附属、筑波大学附属 | 
| 72 | 早稲田実業学校高等部、慶應義塾女子、渋谷教育学園幕張 | 
| 71 | 慶應義塾志木、お茶の水女子大附属 | 
| 70 | 慶應義塾、早稲田大学高等学院、早稲田大学本庄高等学院 | 
| 69 | 都立日比谷、市川、明治大学付属明治(女)、青山学院(女) | 
| 68 | 都立西、広尾学園、明治大学付属明治(男)、国際基督教(女)、栄東(東医) | 
| 67 | 都立国立、都立立川(創造理数)、昭和学院秀英、青山学院(男)、国際基督教(男)、明治大学附属八王子、法政大学第二 | 
早稲田大学高等学院は、国立附属、早慶・MARCH附属校、私立・都立進学校の中でも最難関レベルに位置しています。
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早稲田大学高等学院の入試情報
募集人数と内部進学・外部入学の構成
早稲田大学高等学院は、中学部からの内部進学者と高校からの外部入学者が混在する体制です。
| 項目 | 人数 | 
|---|---|
| 高等学院(中学含む)総定員 | 約1,470名 | 
| 高校募集人数 | 360名(一般260名+自己推薦約100名)/年 | 
| 中学部からの内部進学 | 約120名/年 | 
クラス編成の特徴
- 高等学院では、中学部からの進学者と高校からの入学者が混合でクラス編成
- 中高一貫の男子校
- 第二外国語と芸術科目によりクラスが決定
- 3年間クラス替えなし(中学年代は毎年クラス替えがあるが、高校年代はなし)
一般入試(高校入試)
試験概要
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 試験日 | 2月11日(建国記念の日) | 
| 募集人数 | 男子260名(帰国生18名を含む) | 
| 試験科目 | 英語・国語・数学・小論文 | 
| 試験会場 | 早稲田大学・早稲田キャンパス | 
| 面接 | なし | 
2025年度入試結果・倍率
| 項目 | 数値 | 
|---|---|
| 募集人員 | 260名 | 
| 志願者数 | 1,842名 | 
| 受験者数 | 1,428名 | 
| 合格者数 | 509名 | 
| 実質倍率 | 2.81倍 | 
過去5年間の倍率推移
| 年度 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 
|---|---|---|---|---|
| 2025 | 1,842名 | 1,428名 | 509名 | 2.81倍 | 
| 2024 | 1,818名 | 1,438名 | 522名 | 2.75倍 | 
| 2023 | 1,800名 | 1,410名 | 516名 | 2.73倍 | 
| 2022 | 1,848名 | 1,389名 | 520名 | 2.67倍 | 
| 2021 | 1,507名 | 1,141名 | 497名 | 2.30倍 | 
近年は実質倍率2.7〜2.8倍で安定しており、高い競争率が続いています。
重要ポイント
- 内申書も合否判定に関係します(FAQに明記あり)
- 4教科(英・国・数・小論文)の総合点で判定
- 全ての教科においてある程度の学力が必要(基準点あり)
- 合格最低点・最高点・配点は非公表
 ポチップ
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				自己推薦入試
募集概要
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 募集人数 | 男子約100名 | 
| 試験日 | 1月22日 | 
| 選考方法 | 出願書類(出願者調書・活動記録報告書)+面接 | 
自己推薦入試の趣旨
早稲田大学高等学院の自己推薦入試は、以下のような生徒を求めています。
- 学問・勉学を大切に思い、日々の勉学において自己の進歩や新たな発見に喜びを見いだせる生徒
- 自ら興味の対象を持ち、それに打ち込み、学業との両立に積極的に取り組むことのできる生徒
- グループ活動に進んで参加してリーダーシップを発揮できる生徒
出願資格
以下のすべての要件を満たす者。
| 項目 | 条件 | 
|---|---|
| 第一志望 | 高等学院を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者 | 
| 生年月日 | 2010年4月2日〜2011年4月1日生まれ | 
| 成績 | 中学3年次第2学期の学期成績が9教科合計(5段階評価)で40以上 | 
| 欠席 | 3年間の欠席合計が30日以内(正当な事由がある場合は要相談) | 
⚠️ 注意事項
- 2期制の学校で3年第2学期の成績がない場合は、最新の成績を使用
- 海外の現地校やインターナショナルスクールの成績は対象外(日本の成績基準と異なるため)
2025年度自己推薦入試結果
| 項目 | 数値 | 
|---|---|
| 募集人員 | 約100名 | 
| 志願者数 | 228名 | 
| 受験者数 | 228名 | 
| 合格者数 | 104名 | 
| 実質倍率 | 2.19倍 | 
過去5年間の自己推薦入試倍率推移
| 年度 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 
|---|---|---|---|---|
| 2025 | 228名 | 228名 | 104名 | 2.19倍 | 
| 2024 | 260名 | 260名 | 100名 | 2.60倍 | 
| 2023 | 204名 | 204名 | 103名 | 1.98倍 | 
| 2022 | 247名 | 244名 | 105名 | 2.32倍 | 
| 2021 | 236名 | 235名 | 100名 | 2.35倍 | 
自己推薦入試の倍率は2倍前後で推移しています。
自己推薦入試のポイント
- 成績だけで合否を判定する入試ではない
- 活動記録報告書には、数値や記録に表れていない能力・興味・入学後の希望などを率直に記載
- 部活動の成績は様々な要素の一つに過ぎない
- 自己推薦入試で不合格でも、一般入試を受験可能(優遇制度なし)
早稲田大学高等学院の歴史と沿革
創立の経緯
早稲田大学高等学院は、1920年(大正9年)に旧制早稲田大学早稲田高等学院として設置されました。早稲田大学が「大学令」による大学へ移行したのと同じ年に、大学への進学を前提とした教育機関として誕生しました。
その後、1949年(昭和24年)に新制早稲田大学附属早稲田高等学院として開校し、現在の形となりました。創立以来100年以上にわたり、早稲田大学の附属校として、多くの優秀な人材を輩出してきました。
「附属校」としての早稲田大学高等学院
早稲田大学高等学院は、早稲田大学の附属校です。附属校とは、経営母体が早稲田大学と同一法人で、卒業生は原則として全員が早稲田大学へ進学する学校を指します。
附属校と系属校の違い
| 項目 | 附属校 | 系属校 | 
|---|---|---|
| 経営母体 | 同一法人(早稲田大学) | 別法人 | 
| 学校名 | 早稲田の名を冠する | 早稲田の名を冠する | 
| 大学との関係 | 直属 | 理事等を早大から派遣 | 
| 早大推薦枠 | 原則100% | 学校ごとに異なる | 
| 例 | 早稲田大学高等学院、早稲田大学本庄高等学院 | 早稲田実業、早稲田中高、早稲田佐賀など | 
早稲田大学高等学院が附属校である意義
早稲田大学の附属校として、以下の3つの重要な意義を持っています。
- 早稲田大学建学の精神に基づいた教育:早稲田大学の理念である「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」を直接的に継承した教育が可能
- 大学と社会で活躍するために必要な基礎教育の充実:大学受験に縛られることなく、深い学びと豊かな人間性を育むことに専念できる
- 高大一貫教育の実現:個人の関心や特性に合った専門の学問を研究し、深めることが可能。高校生のうちから早稲田大学の正規授業を履修し、単位を先取りできる
早稲田大学高等学院の早稲田大学への進学率は100%で、卒業生全員が早稲田大学へ進学します。
主な沿革
| 年 | 出来事 | 
|---|---|
| 1882年 | 大隈重信による早稲田大学の前身「東京専門学校」創設 | 
| 1920年 | 旧制早稲田大学早稲田高等学院を設置 | 
| 1949年 | 新制早稲田大学附属早稲田高等学院開校 | 
| 1950年 | 早稲田大学高等学院に改称 | 
| 1956年 | 練馬区上石神井に移転 | 
| 2006年 | 文部科学省スーパーサイエンスハイスクールに指定 | 
| 2010年 | 早稲田大学高等学院中学部開設 | 
| 2014年 | 講堂、第二体育館竣工 / 文部科学省スーパーグローバルハイスクールに指定 | 
| 2015年 | 全てのグラウンドが人工芝となる | 
| 2020年 | 日本医科大学と「高大接続連携に関する協定」締結 | 
早稲田大学高等学院の立地とアクセス
所在地
- 住所:〒177-0044 東京都練馬区上石神井3-31-1
交通アクセス
電車
西武新宿線:上石神井駅北口より徒歩7分
バス
西武池袋線から
- 大泉学園駅南口より:上石神井駅行き・西荻窪駅行き(約20分)
- 石神井公園駅北口より:吉祥寺駅行き(約20分)
JR中央線から
- 西荻窪駅北口より:大泉学園駅南口行き(約20分)、上石神井駅行き(約15分)
- 吉祥寺駅北口より:成増町行き(約25分)
キャンパス環境
1956年に上石神井に移転したキャンパスは、高等学院と中学部が同じ敷地内にあります。2009年以降、70号館・71号館・72号館の新校舎、講堂、第二体育館などが次々と竣工し、最新の教育施設が整った充実した学習環境となっています。
2015年には全てのグラウンドがロングパイル人工芝に整備され、体育の授業や部活動で快適に使用できるようになりました。
早稲田大学高等学院の校風と教育方針
教育目的
本学院は、早稲田大学建学の精神に基づき、中学校における教育の基礎の上に高等普通教育を施し、一般的教養を高め、健全な批判力を養い、国家及び社会の形成者として有為な人材を養成するとともに、更に進んで深く専門の学芸を研究するに必要な資質を育成することを目的とする (早稲田大学高等学院HPより引用)
早稲田大学高等学院は、早稲田大学建学の精神に基づき、高大一貫教育のもとに、健康と知性の育成、豊かな人間形成を目指しています。
独自の教育課程
2年次からのゆるやかな文・理コース制
早稲田大学の各学部へ進学する将来に向けて、生徒自身が学問に対する探究意欲を持ち、自己の適性や興味を考えながら深く幅広い学力を身に付けることができるように、2年次からゆるやかな文・理コース制を導入しています。
| コース | 特徴的な科目 | 
|---|---|
| 文系 | 文学国語、世界史探究、英語応用など | 
| 理系 | 数学B、物理、化学など | 
3年次には全員が数学Ⅲの内容を履修(文系・理系問わず)するなど、幅広い学力の育成を重視しています。
第二外国語の必修
高等学院の大きな特徴の一つが、第二外国語の必修です。
| 言語 | 履修期間 | 
|---|---|
| ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語 | 3年間必修 | 
- 入学時に4つの言語から1つを選択
- 全員が3年間、その言語を学びます
- 1年次・2年次:週3時間
- 3年次:週2時間
- 検定試験受検、ドイツ政府高校生招聘事業、フランス語スケッチコンクールなど、幅広い学習活動
早稲田大学進学後は、高等学院で履修した言語と同じ言語を履修すれば、学部によっては中級クラスからスタートできます。また、海外名門大学とのダブルディグリープログラムに参加し、学位を取得する機会もあります。
「総合的な探究の時間」と卒業論文
2年次:総合的な探究の時間
- 約20名のクラスで、アンケート資料の分析を通して問題を発見
- 仮説を立て、様々な資料を用いて論証
- パワーポイントでプレゼンテーション、他者と議論
- 小論文にまとめる
3年次:卒業論文の執筆
- 最低12,000字程度の卒業論文を執筆
- ゼミ形式(教員1名が約10人の生徒を指導)
- 中間報告会、卒業論文発表会を実施
優秀論文の題目例(2023年度)
- 「福島県檜枝岐村における住民アンケートによる人口回帰の要因分析」
- 「ChatGPTを用いた日本語感情分析プログラムの構築」
- 「多様化した現代におけるCDの存在意義」
- 「超越論的認識を基底とした『永遠平和のために』の構造的分析」
特色ある選択科目
総合的な探究の時間 科目一覧(2025年度開講)
| 分野 | 科目例 | 
|---|---|
| 国語 | 百人一首を読む、近現代文学入門、演劇ワークショップ | 
| 地歴 | 棚田フィールドワーク、人文・社会系論文指導、越境対馬 | 
| 数学 | 討論と実験を通しての数学の理解、情報総合 | 
| 理科 | 自然探究基礎、理工系卒論研究、ライフサイエンス研究入門 | 
| 英語 | Advanced Reading, Writing and Discussion、英語学入門 | 
3年次自由選択科目(2025年度開講)
- 理工線形代数、法学特論、グローバルビジネス入門
- 理工系のためのプログラミング入門、現代の生命・医科学
- 各種第二外国語演習
大学教員が中心となって授業を行う科目も設置されており、最先端の知見に触れることができます。
ICT教育
- 早稲田大学のネットワーク環境を利用できるWaseda IDを全生徒が取得
- 授業、プレゼンテーション、卒業論文作成でコンピュータを活用
- コンピュータ教室3室(各室50台)
- CALL教室3室(各室50台)
- 放課後・昼休みにコンピュータ教室を開放
早稲田大学との高大連携
学部進学説明会
基幹・創造・先進の理工3学部では、西早稲田キャンパスにて、学部教員による研究室体験等の説明会が開催されます。他の学部でも学部ごとに説明会を実施。
モデル講義
毎年5月に2年生を対象に、早稲田大学の各キャンパスで実施。進学を希望する学部への理解を深める重要な機会です。
大学教員による授業
3年生が履修する大学準備講座や自由選択科目には、大学教員が中心となって授業を行う科目が設置されています。
大学正規授業の履修
早稲田大学グローバルエデュケーションセンターの設置科目には、高校生の聴講が認められている科目があります。
- 毎年100名近くの学院生がこの制度を利用
- 修得単位は、先取り単位として学部進学後に認定されるものもある
校風
早稲田大学高等学院は、生徒の自主性を尊重し、自ら考え行動する力を育てる校風です。大学受験がないため、真の学力と豊かな人間性を育むことに専念できます。”早稲田スピリット”を体現する自由で活発な雰囲気の中、生徒たちは切磋琢磨しながら成長しています。
早稲田大学高等学院の進路・進学実績
附属校としての最大の魅力:早稲田大学への確実な道
早稲田大学高等学院は早稲田大学の附属校として、卒業生全員が早稲田大学各学部へ進学できます。これは附属校として最大の魅力です。
附属校としての3つのメリット
- 大学受験に縛られない自由な学び:早稲田大学への進学が保証されているため、受験勉強に追われることなく、探究学習や部活動に全力で取り組める
- 早稲田スピリットの直接的な継承:早稲田大学と同一法人として、「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」という早稲田の精神を直接継承
- 充実した高大連携:高校生のうちから早稲田大学の正規授業を履修し、単位を先取りできる制度など、附属校ならではの大学との密接な連携が実現
早稲田大学への進学
2025年3月卒業生の進学状況
卒業生479名が早稲田大学各学部へ進学しました。これが早稲田大学高等学院最大の魅力です。
学部別進学実績(2025年3月卒業生)
早稲田大学への進学479名の内訳
| 学部 | 進学者数 | 
|---|---|
| 政治経済学部 | 110名 | 
| (政治学科) | (38名) | 
| (経済学科) | (50名) | 
| (国際政治経済学科) | (22名) | 
| 法学部 | 76名 | 
| 基幹理工学部 | 57名 | 
| 学系1(数学科、応用数理学科) | (7名) | 
| 学系2(機械科学・航空学科など) | (15名) | 
| 学系3(情報理工学科など) | (23名) | 
| 学系4(情報通信学科など) | (12名) | 
| 商学部 | 50名 | 
| 創造理工学部 | 44名 | 
| 社会科学部 | 30名 | 
| 先進理工学部 | 27名 | 
| 文化構想学部 | 27名 | 
| 文学部 | 21名 | 
| 教育学部 | 18名 | 
| 国際教養学部 | 15名 | 
| スポーツ科学部 | 3名 | 
| 人間科学部 | 1名 | 
政治経済学部・法学部・理工3学部への進学者が多く、幅広い学部に進学しています。
早稲田大学への推薦の仕組み
選考方法
- 本人の志望に基づいて決定
- 3年間の成績を基に推薦枠を超えて志望が重なれば選抜
- 総合選抜制度:各学部推薦枠の1〜5割(学部ごとに異なる)について、成績には表れない活動や志望動機・適性を面接で評価
推薦の特徴
- ⚠️ 推薦枠があるため、全員が第一志望学部に進学できるわけではない
- ただし、卒業生全員が早稲田大学のいずれかの学部に進学できる
日本医科大学との連携
2020年9月、高等学院は日本医科大学と「高大接続連携に関する協定」を締結しました。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 推薦枠 | 毎年2名 | 
| 活動 | 課外講義、キャリア講座など様々な活動 | 
医学部を志望する生徒にとって、附属校でありながら医学部への道が開かれているのは大きな魅力です。
早稲田大学高等学院の学校行事・イベント
早稲田大学高等学院には、生徒の自主性を尊重した活気あふれる行事が数多くあります。
主な年間行事
| 月 | 主な行事 | 
|---|---|
| 4月 | 入学式、始業式、新入生オリエンテーション、定期健康診断 | 
| 5月 | 保護者会、TOEIC/TOEFL(3年生)、大学モデル講義・進路講演会(2年生)、校外活動(1・2年生2泊3日) | 
| 6月 | 学部進学説明会(理工3学部)、東京六大学野球早慶戦応援(1年生) | 
| 7月 | 学期末試験、終業式、保護者会、追試験、夏期補講 | 
| 8月 | キアオラプログラム、バンクーバー語学研修 | 
| 9月 | 始業式、特別考査(2・3年生)、学部進学説明会 | 
| 10月 | 学院祭、大学創立記念日(21日)、体育祭 | 
| 11月 | 学芸発表会、高大接続試験(3年生) | 
| 12月 | 学期末試験、終業式、保護者会 | 
| 1月 | 始業式、特別考査(2・3年生)、TOEFL(1・2年生)、自己推薦入学試験 | 
| 2月 | 一般入学試験、TOEIC/TOEFL(3年生) | 
| 3月 | 学年末試験(1・2年生)、修了式、卒業式 | 
学院祭
早稲田大学高等学院の最大のイベントで、生徒たちにとって晴れの舞台です。毎年10月に開催され、クラスやクラブが日々練習や準備を重ねた成果を披露します。
主な企画
- クラス展示・舞台発表
- 部活動による発表(吹奏楽・演劇・音楽・ダンスなど)
- 研究発表
- 3年間クラス替えがないため、クラスの結束力が非常に強い
体育祭
10月に開催される体育祭は、学院祭と並んで校内で最も盛り上がるイベントです。個人種目と団体種目で熱い競い合いが繰り広げられます。
学芸発表会
11月に開催される学芸発表会では、文化系クラブを中心に、生徒たちの日頃の活動成果が披露されます。
校外活動
| 学年 | 時期 | 内容 | 
|---|---|---|
| 1・2年生 | 5月 | 2泊3日の校外活動 | 
長野県駒ヶ根市などで、自然体験や班別活動を通して、クラスの親睦を深めます。
早稲田大学高等学院の部活動・課外活動
早稲田大学高等学院は、部活動が非常に盛んです。体育系27クラブ、文化系16クラブ、同好会7つ、プロジェクト3つが活発に活動しています。
在籍生徒数(2025年4月現在)
| 学年 | 生徒数 | 
|---|---|
| 高1 | 507名(12クラス) | 
| 高2 | 476名(12クラス) | 
| 高3 | 485名(12クラス) | 
| 高等学院合計 | 1,468名(36クラス) | 
| 中1 | 120名(4クラス) | 
| 中2 | 124名(4クラス) | 
| 中3 | 118名(4クラス) | 
| 中学部合計 | 362名(12クラス) | 
| 全校合計 | 1,830名 | 
体育系クラブの主な実績(2024年度)
全国大会・関東大会レベルで活躍するクラブ
軟式野球部
- 春季都大会:優勝
- 春季関東大会:ベスト8
- 夏季都大会:準優勝
- 秋季都大会:第3位
- 秋季関東大会:ベスト16
弓道部
- 関東大会出場:第4位
- 都大会上位入賞常連
競走部(陸上競技部)
- 東京都大会1500m:優勝
- 5000m:第3位
- 関東大会男子個人:第4位
- 都駅伝:13位
演劇部
- 東京都高等学校短編演劇発表会:最優秀賞
- 東京都高等学校演劇コンクール中央大会:落合矯一賞(関東推薦)、中央委員会賞
- 城西地区春季発表会:優秀賞
吹奏楽部
- 第64回東京都高等学校吹奏楽コンクール東日本組:金賞
- 東京都アンサンブルコンテスト:金賞(金管六重奏・木管三重奏)
- 第64回東京都高等学校吹奏楽コンクール東日本組代表選考会:優秀賞
ボート部
- 全日本高等学校選手権大会都予選会:男子ダブルスカル1位、女子クオドルプル2位
- 関東高等学校選抜大会東京都予選会:舵手付きクォドルプル3位
硬式庭球部
- 東京都ジュニアティームチャンピオンシップ団体戦:準優勝
- 東京都私立中学高校テニス選手権団体戦:第5位(ベスト8)
- 都高体連総合体育大会団体戦:ベスト16
ラグビー部
- 全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会東京都予選決勝トーナメント:第3位
フェンシング部
- 都大会兼インターハイ予選団体戦:準優勝
- ✅ 関東大会個人戦:ベスト16(団体戦男子フルーレ、ベスト8)
ヨット部
- 都大会準優勝
- 関東大会出場
その他の実績
- 軟式庭球部:東京都高体連春季大会・関東大会予選ベスト20、関東高等学校ソフトテニス選手権大会出場
- 水泳部:東京都高等学校選手権大会50M自由形優勝(大会新)、100M自由形優勝(都高校生新)、関東大会50M自由形優勝(大会新)
文化系クラブの主な実績(2024年度)
吹奏楽部
- 前述の通り、都コンクール金賞など優秀な成績
演劇部
- 前述の通り、都大会最優秀賞など優秀な成績
理科部生物班
- つくばScience Edge 2024:オーラル特別賞
- 坊ちゃん科学賞研究論文コンテスト:入賞1件、佳作1件
- TAMAサイエンスフェスティバル:研究奨励賞3件
- 日本生物教育学会全国大会:優良賞4件
グリークラブ(合唱部)
- 東京都合唱コンクール参加
- NHK課題曲模範演奏
- 第69回定期演奏会
雄弁部(ディベート部)
- 第22回全国中学・高校ディベート大会関東甲信越地区予選:ベスト16
将棋部
- 東京都高等学校文化祭将棋部門中央大会:男子選手権戦第1位
- 関東地区高等学校文化連盟将棋大会:第3位
- 全国高等学校文化連盟将棋新人大会:第3位
その他のコンテスト・大会入賞(2024年度)
ビジネス・起業分野
- 第12回高校生ビジネスプラン・グランプリ:セミファイナル進出
- 全国高校生歴史文化フォーラム:最優秀賞、優秀賞
- 第23回櫻井徳太郎賞:「高校生の部」佳作
- 日本政策金融公庫「高校生ビジネスプラングランプリ」:ベスト100
その他
- 第3回地域探究論文高校生コンテスト:グループの部特別賞、個人の部佳作
- 第38回東洋大学「現代学生百人一首」:入選
- 第5回短歌研究ジュニア賞:佳作・入選
- 令和6年度全日本珠算選手権大会:2位
- 令和6年度全国計算競技大会:個人総合競技高校生以下の部2位
    🎓 早慶・MARCH附属や難関校志望の中高生に
    部活で忙しくても、スキマ時間を活かせる学習サービスを厳選。まずは試して自分に合うかを確認しましょう。
  
体育系クラブ一覧(27クラブ)
ボート、ラグビー、サッカー、バレーボール、バスケットボール、軟式庭球、硬式庭球、軟式野球、硬式野球、グランドホッケー、水泳、競走(陸上競技)、卓球、柔道、剣道、弓道、ハンドボール、ヨット、米式蹴球(アメリカンフットボール)、ワンダーフォーゲル、空手、フェンシング、ゴルフ、スキー、バドミントン、洋弓(アーチェリー)、つり同好会
文化系クラブ一覧(16クラブ)
吹奏楽、語学部英語班、語学部仏語班、理科部生物班、理科部物理班、理科部化学班、理科部地学班、美術、グリークラブ(合唱)、写真、演劇、映画研究、雄弁(ディベート)、鉄道研究、ラス・ギタルラス(ギター)、将棋、フォークソング、室内合奏団、コンピュータ研究、文芸同好会、ジャグリング、ロシア語同好会、歴史探究同好会
プロジェクト(3つ)
環境プロジェクト、起業・投資プロジェクト、教育プロジェクト
早稲田大学高等学院の施設・環境
2009年以降、新校舎や体育施設が次々と竣工し、早稲田大学高等学院は最新の教育施設が整った充実した環境となっています。
校舎・教室施設
70号館
- 中学部エリア
- 中学普通教室(1〜3年)
- 中学理科実験室(物理・地学、化学・生物 2室)
- 被服室、多目的教室
- 中学教員室、教務室、事務室、保健室、ミーティングルーム
71号館
- 図書室:蔵書数約13万冊、雑誌・新聞約70誌、DVD・CD等の視聴覚資料3,500点
- CALL室:3室(各室50台)
- コンピュータ室:3室(各室50台)
- マルチメディア多目的教室
- 小講堂、技術室
72号館
- 高校普通教室(1・2年)
- 書道教室、ゼミ室
- 生協売店
72-2号館
- 高校普通教室(3年)
- ゼミ室、ラウンジ、多目的室
講堂(2014年竣工)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 座席数 | 1,500席 | 
| 用途 | 卒業式などの学校行事、教育活動、生徒の課外活動や成果発表 | 
| 付帯施設 | 音楽室(2室) | 
最新の設備を備えた大講堂で、様々な学校行事や発表会に利用されています。
74-10号館
- 高校教員室
- 高校理科実験室:化学、生物、物理、地学 6室
- 美術室:2室
- 食堂、家庭科調理室
- 文化各部室
運動施設
第一体育館
バスケットボール、バレーボール、バドミントンなどの球技で使用
第二体育館(2014年竣工)
| 施設 | 内容 | 
|---|---|
| アリーナ | 地上2階・地下1階建ての総合体育館 | 
| 武道場 | 剣道、空手などの武道 | 
| フィットネスルーム | トレーニング設備完備 | 
| 体育各部室 | 部活動用の部室 | 
グラウンド
- 2015年に全てのグラウンドがロングパイル人工芝に整備
- 北グラウンド、センターグラウンド、西グラウンド
- 体育の授業や放課後のクラブ活動で利用
その他の運動施設
- テニスコート(硬式・軟式)
- アーチェリー場
- 弓道場
- ゴルフ練習場
ICT環境
- 早稲田大学のネットワーク環境
- コンピュータ室3室(各室50台、早稲田大学と同じ環境)
- CALL教室3室(各室50台、語学学習支援)
- ホームルームにマルチメディア対応のAV機器が常設
早稲田大学高等学院の学費
2024年度実績(高等学院)
1年次(新入生)
| 項目 | 春学期(入学時) | 秋学期 | 年額合計 | 
|---|---|---|---|
| 入学金 | 260,000円 | – | 260,000円 | 
| 授業料 | 342,000円 | 342,000円 | 684,000円 | 
| 教育環境整備費 | 114,000円 | 114,000円 | 228,000円 | 
| 実験実習料 | 7,000円 | 7,000円 | 14,000円 | 
| 生徒会費 | 7,000円 | – | 7,000円 | 
| 日本スポーツ振興センター共済掛金 | 1,500円 | – | 1,500円 | 
| 合計 | 731,500円 | 463,000円 | 1,194,500円 | 
2年次
| 項目 | 春学期 | 秋学期 | 年額合計 | 
|---|---|---|---|
| 授業料 | 366,000円 | 366,000円 | 732,000円 | 
| 教育環境整備費 | 114,000円 | 114,000円 | 228,000円 | 
| 実験実習料 | 7,000円 | 7,000円 | 14,000円 | 
| 生徒会費 | 7,000円 | – | 7,000円 | 
| 日本スポーツ振興センター共済掛金 | 1,500円 | – | 1,500円 | 
| 合計 | 495,500円 | 487,000円 | 982,500円 | 
3年次
| 項目 | 春学期 | 秋学期 | 年額合計 | 
|---|---|---|---|
| 授業料 | 384,000円 | 384,000円 | 768,000円 | 
| 教育環境整備費 | 114,000円 | 114,000円 | 228,000円 | 
| 実験実習料 | 7,000円 | 7,000円 | 14,000円 | 
| 生徒会費 | 7,000円 | – | 7,000円 | 
| 日本スポーツ振興センター共済掛金 | 1,500円 | – | 1,500円 | 
| 合計 | 513,500円 | 505,000円 | 1,018,500円 | 
3年間合計
| 項目 | 金額 | 
|---|---|
| 3年間合計 | 約320万円 | 
その他の費用
- 運動着、教材費
- 宿泊研修等の費用
- 在籍が4年以上の生徒は別途学費
奨学金制度
早稲田大学高等学院には、以下のような充実した奨学金制度があります。
学内奨学金(高等学院独自)
| 奨学金名 | 対象 | 金額(年額) | 種別 | 
|---|---|---|---|
| 大隈記念奨学金 | 成績優秀者(各学年2名) | 400,000円 | 給付 | 
| 小野梓記念奨学金 | 家計困窮者(全学年19名) | 300,000円 | 給付 | 
| 校友会給付一般奨学金 | 家計困窮者(全学年6名) | 300,000円 | 給付 | 
| 早稲田カード奨学金 | 家計困窮者(各学年3名) | 300,000円 | 給付 | 
| 早大生協給付奨学金 | 家計困窮者(全学年1名) | 300,000円 | 給付 | 
| 高等学院奨学金(一般) | 家計困窮者(全学年6名以内) | 300,000円 | 給付 | 
| 高等学院同窓会奨学金 | 家計困窮者(全学年若干名) | 100,000〜200,000円 | 給付 | 
| 高等学院奨学金(家計急変) | 家計急変者 | 採用時期により決定 | 給付 | 
その他の奨学金
- 地方公共団体による奨学金(東京都育英資金など)
- 民間団体等の公募の奨学金
就学支援制度
- 高等学校等就学支援金(国)
- 東京都授業料軽減助成金(東京都)
- 私立高等学校等奨学給付金事業
早稲田大学高等学院で実現する「受験に縛られない充実の高校生活」
附属校ならではの最大の魅力
卒業生全員が早稲田大学各学部へ進学できます。2025年3月卒業生479名全員が早稲田大学に進学し、政治経済学部110名、法学部76名、理工3学部合計128名など、全学部に進学しています。早稲田大学への進学率100%という附属校ならではの環境により、大学受験に縛られることなく、真の学力と豊かな人間性を育むことができます。
受験勉強にとらわれない充実した学校生活
教育面では、高大一貫教育のもと、「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」という早稲田大学の精神を直接継承した教育を行っています。
早稲田大学への進学が保証されているため、受験勉強に時間を奪われることなく、以下のような活動に全力で取り組めます。
- 第二外国語必修:ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語から選択し、3年間学習
- 総合的な探究の時間+卒業論文:最低12,000字の卒業論文を執筆。ChatGPTを用いた研究、超越論的認識の分析など、高度な探究活動
- 早大連携:高校生のうちから早大の正規授業を聴講し、単位先取り。毎年100名近くが利用
- 特色ある選択科目:大学教員による授業、理工学特論、ビジネス入門など最先端の学び
文武両道の伝統
部活動は非常に盛んで、体育系27クラブ、文化系16クラブが活動しています。
全国レベルの実績(2024年度)
- 軟式野球部:春季都大会優勝、関東大会ベスト8、夏季都大会準優勝
- 演劇部:都大会最優秀賞、中央大会落合矯一賞(関東推薦)
- 吹奏楽部:都コンクール金賞、アンサンブル金賞
- 将棋部:都大会男子選手権戦第1位、関東大会第3位、全国大会第3位
- 弓道部:関東大会第4位
- 競走部:都大会1500m優勝、5000m第3位
- 理科部生物班:つくばScience Edgeオーラル特別賞など多数受賞
充実した教育環境
キャンパスは2009年以降に次々と新校舎が竣工し、最新の教育施設が整っています。図書館は蔵書約13万冊、コンピュータ室3室(各室50台)、CALL教室3室(各室50台)を完備。2014年竣工の講堂(1,500席)と第二体育館、2015年に整備された全面人工芝のグラウンドなど、運動施設も充実しています。
高い入試難易度
入試難易度は非常に高く、偏差値70〜75のレベルです。
一般入試(募集260名)
- 実質倍率:2.81倍(2025年度)
- 試験科目:英語・国語・数学・小論文
- 内申書も合否に関係
自己推薦入試(募集約100名)
- 実質倍率:2.19倍(2025年度)
- 条件:9教科合計40以上(5段階評価)、欠席30日以内
- 選考:出願書類+面接
通学・学費
アクセスは西武新宿線上石神井駅北口より徒歩7分。高田馬場駅から急行・準急で12分の好立地です。
学費は3年間で約320万円。初年度は入学金を含めて約119万円、2年次約98万円、3年次約102万円です。充実した奨学金制度もあります。
早稲田スピリットの直接的な継承
1920年創立、早稲田大学と同一法人の附属校として100年以上の歴史を持ち、早稲田大学教旨「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」の精神を直接継承しています。
特徴的な制度
- 日本医科大学との連携(毎年2名推薦)
- スーパーサイエンスハイスクール指定校
- スーパーグローバルハイスクール指定校
早稲田大学高等学院は、附属校として早稲田大学への確実な道を提供しながら、進学・部活・探究活動のいずれも最高レベルの充実度を誇ります。「自由・自律・知的好奇心」の校風のもと、大学受験に縛られることなく、生徒たちが自主的に学び、真の学力と豊かな人間性を育むことができる理想的な環境です。
<参照元>
本ページ内の情報やデータは各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各高校の最新データをご確認ください。
・早稲田大学高等学院公式サイト https://www.waseda.jp/school/shs/




 
     
     
    