「高校時代は3年間塾や予備校に通うことなく、錦城での勉強だけで大学受験に臨みました」
——東京外国語大学に進学したG.H.さん(2022年度卒・練馬区立中村中出身)は、学校パンフレットでそう語っています。受験校や勉強法の相談にも何度も乗ってくれた先生方のおかげで「後悔のない受験生活を送ることができた」と振り返るこの言葉は、錦城高校という学校の性格をよく表しているかもしれません。
所ジョージさん、B’zの松本孝弘さん、俳優の吉沢悠さんといった華やかな卒業生の名前がよく知られていますが、いまの錦城を語るうえで欠かせないのは進学実績の伸びです。2026年度入試では東京大学に現役合格者を輩出し、国公立大は88名、難関10大学(旧帝大+一橋+東京科学大+神戸大)は13名に達しました。「併願で入ったけど、ここで良かった」と話す卒業生が少なくない学校——それが錦城高校です。
この記事では、錦城高校を併願優遇で受けるかどうか検討している中学生・保護者の方に向けて、偏差値から校風、進学実績、費用、そして2026年度の併願優遇基準まで一気にまとめました。
学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 錦城高等学校(きんじょうこうとうがっこう) |
| 所在地 | 東京都小平市大沼町5-3-7 |
| 設置者 | 学校法人錦城学園(私立) |
| 課程 | 全日制普通科(特進コース/進学コース) |
| 共学・別学 | 共学(1997年より。開校時は男子校) |
| 開校 | 1963年(神田錦町から移転) |
| 生徒数 | 1学年約500名(特進約120名+進学約380名) |
| 姉妹校 | 錦城学園高等学校(千代田区) |
2026年度(昨年度) 併願優遇の基準
錦城の併願優遇は「30点加点+延納可」が大きな特徴です。内申基準は「5科22かつ9科37以上」。英検・漢検・数検で加点あり。詳しい条件や注意点はこちら(記事後半)で解説しています。ただし併願優遇で出願できるのは「私立受験校の中で錦城が第一志望」の生徒に限られる点に注意してください。
あわせてチェック:
併願優遇についてまとめた以下の記事もあわせてお読みください。自分の内申で届く学校を探すなら、以下のリストが便利です。
偏差値60〜64——都立の「2番手〜3番手校」と並ぶ学校
錦城には特進コースと進学コースがあり、偏差値帯がはっきり分かれています。都立との併願を考えるとき、「自分がどちらのコースに出願するか」で見るべき比較対象が変わります。
進学コース(偏差値60)
| 偏差値 | 都立の例 | 他の私立の例 |
|---|---|---|
| 62 | 小山台・竹早 | 芝浦工大附属、成蹊、國學院久我山、駒込(特S)、淑徳(特進選抜) |
| 61 | 国分寺・三田 | 國學院、東洋(特選)、安田学園(S特) |
| 60 | 小松川・武蔵野北 | 錦城(進学)、日大第二、明治学院(男子)、桜美林(特進) |
| 59 | 北園・城東・豊多摩・町田 | 東洋、駒込(S)、淑徳巣鴨(選抜) |
| 58 | 昭和・調布北・日野台 | 東洋大京北、拓大一(進学)、桜美林(進学)、東洋大京北 、明治学院東村山、 安田学園(特進)、成城学園、安田学園(特進)、日大豊山(特進) |
エリア的には武蔵野北や国分寺高校、また西武新宿線や西武池袋線、中央線を活用しやすい受験生が、併願先として選ぶことが多いゾーンです。
特進コース(偏差値64)
| 偏差値 | 都立の例 | 他の私立の例 |
|---|---|---|
| 66 | 戸山 | 中央大学高校 |
| 65 | 青山 | 法政大学、中央大杉並、中央大附属、桐朋 |
| 64 | 立川(普通科) | 錦城(特進)、城北、立教池袋、帝京大学 |
| 63 | 新宿・八王子東 | 青稜、明大世田谷、都市大等々力 |
| 62 | 小山台・竹早 | 芝浦工大附属、成蹊、國學院久我山、駒込(特S)、淑徳(特進選抜) |
都立立川(普通科)や新宿高校あたりを狙う受験生が、特進コースを併願先にする構図になります。
なお、特進コースの基準に届かなくても特進コースへの出願自体は可能です。この場合、当日点のみで合否が判定され、不合格であっても30点加点つきで進学コースの合否判定に回る「スライド合格」制度があります。チャレンジしやすい仕組みです。
小平駅徒歩15分——西武新宿線・中央線・西武池袋線の3路線で多摩全域から通える立地
錦城高校は住宅街のなかに約25,000㎡の広い敷地を構えています。アクセスは3ルートです。
| ルート | 所要時間 |
|---|---|
| 西武新宿線・小平駅から徒歩 | 約15分 |
| JR中央線・武蔵小金井駅北口から西武バス「東久留米駅行」→「錦城高校前」下車 | 約20分 |
| 西武池袋線・東久留米駅西口から西武バス「武蔵小金井駅行」→「錦城高校前」下車 | 約20分 |
バス停が校門前にあるため、武蔵小金井・東久留米方面からの通学は雨の日でもそれほど困りません。小平駅からは徒歩15分とやや距離がありますが(小平駅からの自転車通学は禁止)、中央線沿線・西武線沿線いずれからもアクセスできるのは大きな強みです。
学校パンフレットに掲載されている在校生の通学地域マップを見ると、最も多いのは地元の小平市(152名)で、次いで練馬区(148名)、所沢市(125名)、西東京市(91名)、小金井市(73名)、東久留米市(70名)と続きます。
府中市(60名)、三鷹市(56名)、国分寺市(53名)、東村山市(50名)など多摩エリア全域に加え、入間市(48名)、狭山市(37名)、新座市(29名)といった埼玉県南西部からの通学者も目立ちます。杉並区(51名)、中野区(43名)からも一定数が通っており、多摩地区+練馬区・杉並区+埼玉南西部が現実的な通学圏といえるでしょう。
校風——「楽ではないけれど楽しい」を地で行く3年間
錦城の校訓は「知性・進取・誠意」。ただし、この3語よりも在校生・卒業生の間でよく使われるフレーズがあります。学校公式のキャッチコピーでもある「楽ではないけれど楽しい学校」です。
東京大学教養学部に進学したY.S.さん(2023年度卒・東村山第六中出身)は、学校パンフレットの中で
「先生方から何かを始める際はあまり考え過ぎずにとりあえず始めてみることや、物事の問題点を直せるうちに見つけておく大切さを学びました」
と書いています。勉強の負荷は決して軽くないけれど、球技大会が年2回、錦城祭、合唱祭、修学旅行とイベントも多い。校長メッセージにも「あれかこれか」ではなく「あれもこれも」という欲張った高校生活を、という言葉があります。
スマートフォンの校内使用禁止など一定の校則はありますが、制服はYシャツが白・水色・黄色の3色から選べ、女子はスラックスも選択可能と、日常の着こなしには幅を持たせています。男子校時代(1963〜1996年)のおおらかな空気は共学化後も残っているといわれ、全体として「管理型」と「自由型」の中間に位置する校風です。
特進と進学の2コース——1年次からコース別だが、2年進級時に移動のチャンスがある
錦城は入試の段階で特進コースと進学コースに分かれて入学します。
| 特進コース | 進学コース | |
|---|---|---|
| 募集人数 | 約120名 | 約380名(推薦130+一般200+スライド等) |
| 目標進路 | 難関国公立・早慶上理 | GMARCH中心 |
| 授業の特徴 | 進度が速く応用演習が多い | 教科書の基礎から着実に積み上げ |
| コース変更 | 2年進級時に審査あり(特進→進学もあり得る) | 2年進級時に特進への昇格可能 |
注目すべきは、2年進級時にコース間の移動がある点です。特進で入っても成績が基準を下回れば進学に移ることになり、逆に進学で入っても成績上位であれば特進に上がれます。「入口」が固定されるわけではないため、進学コースで入学しても上位を狙い続けるモチベーションが保たれます。
実際、進学コースから早稲田大学や埼玉大学に合格した卒業生もいます。学校パンフレットに登場するO.S.さん(清瀬第二中出身・進学コース・空手道部)は埼玉大学教育学部に合格し、「志望校合格を目指す生徒たちを心から応援してくださる先生方のおかげで、学ぶ意欲が高まりました」と語っていますし、K.K.さん(青梅市立泉中出身・進学コース・硬式テニス部)は早稲田大学文化構想学部に進学しています。コースの「入口」だけで3年後の結果が決まるわけではありません。
なお、錦城は高校単独校で、附属中学は現在設置されていません。全員が高校入試を経て入学するため、内部進学生との学力差を心配する必要はない点も安心です。
大学合格実績——東大・京大に現役合格、難関10大学は13名
併願優遇を活用している高校は入学時人数が変動しやすく、出口である進学実績も数の上では年ごとに変動はあるものの、安定した水準を維持しています。2026年度入試では東京大学に現役合格者を輩出し、難関10大学(旧帝大+一橋+東京科学大+神戸大)は前年の12名を上回る13名に達しました。
主要カテゴリ別合格者数(総数)
| カテゴリ | 2025年度 | 2026年度 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 国公立大学・大学校 | 109名 | 88名 | ▲21 |
| うち難関10大学 | 12名 | 13名 | +1 |
| 早慶上理 | 92名 | 75名 | ▲17 |
| GMARCH | 355名 | 264名 | ▲91 |
国公立の総数やGMARCH合計は前年と比べ落ち着いた年となりましたが、難関10大学は前年を上回り、特に東大1名(現役)・京大1名(現役)・一橋大2名・東北大3名・大阪大1名・名古屋大1名と、旧帝大クラスへの合格が複数の大学に広がった点が目を引きます。
2026年度 主要国公立大 合格者数
| 大学名 | 総数 | うち現役 |
|---|---|---|
| 東京大学 | 1名 | 1名 |
| 京都大学 | 1名 | 1名 |
| 東京科学大学 | 1名 | 1名 |
| 一橋大学 | 2名 | 2名 |
| 北海道大学 | 3名 | 3名 |
| 東北大学 | 3名 | 3名 |
| 名古屋大学 | 1名 | 1名 |
| 大阪大学 | 1名 | — |
| 筑波大学 | 4名 | 4名 |
| 東京外国語大学 | 6名 | 6名 |
| 東京農工大学 | 3名 | 2名 |
| 千葉大学 | 3名 | 2名 |
| 東京学芸大学 | 6名 | 6名 |
| 東京都立大学 | 15名 | 14名 |
2026年度 主要私立大 合格者数
| 大学名 | 総数 | うち現役 |
|---|---|---|
| 早稲田大学 | 30名 | 27名 |
| 慶應義塾大学 | 15名 | 11名 |
| 上智大学 | 13名 | 13名 |
| 東京理科大学 | 17名 | 14名 |
| 明治大学 | 66名 | 55名 |
| 青山学院大学 | 28名 | 26名 |
| 立教大学 | 36名 | 34名 |
| 中央大学 | 54名 | 45名 |
| 法政大学 | 51名 | 44名 |
キーストーリーは2つあります。まず東大に現役合格者を出したこと。学校パンフレットに登場するY.S.さんは東京大学教養学部(理学部物理学科に進学予定)に合格しており、
「高2の終わり頃に志望校を決定したが、それ以前から授業をしっかり受けて定期テストで高い点数を取るように心がけていた」
と振り返っています。もうひとつは東京外国語大学6名全員現役合格、東京学芸大学6名全員現役合格という「地元の国公立大」への安定した送り出し力です。東京都立大も15名中14名が現役で、多摩地区の公立大学に着実に合格者を出す力があるといえるでしょう。
早慶は合計45名(早稲田30名・慶應15名)で、学校パンフレットでは京大合格のM.H.さん(武蔵野第四中出身・特進)が
「定期テストごとに行われる英語の語彙テストに力を入れ、14回中13回は学年1位を守り続けた」
と語り、一橋大合格のI.Y.さん(東久留米西中出身・特進)は
「いつでも先生方が添削や質問に応じてくれたので、塾に行かなくても受験勉強ができました」
と話しています。こうした“塾なしで難関大に合格する生徒がいる”エピソードは、学校の面倒見の良さを裏づけるものといえます。
指定校推薦枠は東京都立大・早稲田大・上智大・東京理科大・明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大・学習院大・芝浦工業大・工学院大・明治薬科大・東京薬科大・国立看護大学校など主要大学が揃っています。100名を超える指定校推薦合格者がいるとのことです。ただし特待生は指定校推薦を利用できないルールがある点は覚えておきましょう。
高大連携——日本獣医生命科学大学と連携協定、1年から3年まで段階的にプログラムが組まれている
錦城は高大連携にも力を入れています。近隣の日本獣医生命科学大学とは正式に連携協定を締結し、実験講座や合同研修会を複数回にわたって実施しています。
学年ごとのプログラムは以下のように段階的に設計されています。
| 学年 | プログラム | 内容 |
|---|---|---|
| 1年 | 大学出張講義 | さまざまな大学・学部の先生を校内に招き、2年次の進路選択のきっかけを作る。受講後にパワーポイントで内容をまとめる課題も |
| 2年 | 学部説明会 | 約30学部の大学教員を招いて具体的な学びの内容を聞く。3月には卒業生による進学懇談会も開催 |
| 3年 | 大学説明会 | 約50大学の先生方を招き、各大学の説明を聞く。夏のオープンキャンパス参加+レポート作成も組み込まれている |
学びの記録は専用ソフト「Classi」を使ってポートフォリオとして蓄積しており、総合型選抜への対応も意識した仕組みになっています。
生徒が動かす行事——錦城祭・球技大会×年2回・合唱祭・蔵王スキー修学旅行
錦城は行事の数が多い学校です。主要なものだけでも以下のラインナップになります。
| 時期 | 行事 | 特徴 |
|---|---|---|
| 4月 | 宿泊研修(1年・2泊3日) | 山梨県で実施。入学直後にクラスの結束を作ります |
| 5月 | 春季球技大会(3日間) | 学年をまたいだクラス対抗。種目優勝・学年優勝・全校優勝を争います |
| 9月 | 錦城祭(2日間) | 土日開催の文化祭。創作劇や動画上映、飲食系の屋台など各クラスが企画を競います。体育館では吹奏楽部・軽音部・体操部のステージも |
| 10月 | 秋季球技大会(2日間) | 3年生にとって最後の全校行事です |
| 2月 | 合唱祭(1・2年) | 歌の巧拙だけでなく「観客をどう感動させるか」を競います |
| 2月 | 修学旅行(2年) | 山形蔵王でのスキー修学旅行。錦城の伝統行事です |
球技大会が春・秋の年2回あるのは珍しく、体育祭を置かない代わりにクラス対抗の球技大会を重視する形になっています。運動が得意でない生徒も参加しやすい設計です。修学旅行は山形蔵王でのスキーが伝統で、初心者でも最終日には滑れるようになるそうです。
海外研修は希望制で、オーストラリアホームステイ(約80万円)、シンガポールパブリックスピーキング(約50万円)、ターム留学(約190万円、うち約50万円の補助あり)、グローバルスタディーズプログラム(約5万円)が用意されています。
空手道部は関東大会通算30回、映画研究部は全国3位でEテレ放映——文化部・運動部ともに全国レベル
錦城の部活動は約30の運動部・文化部があり、加入率は高めです。特筆すべきは、文化部と運動部の両方に全国・関東レベルの実績がある点です。
| 部活 | 主な実績 |
|---|---|
| 映画研究部 | NHK杯全国高校放送コンテスト 全国3位入賞(活動の様子がEテレで放映)。東京都高文祭放送部門でも3位入賞 |
| 写真部 | 年間最優秀学校賞受賞。ニコンTopEye 組写真・単写真部門で銅賞 |
| 将棋部 | 都大会女子個人の部 優勝・全国大会出場 |
| 空手道部 | 関東大会出場(通算30回目)。組手でも関東出場 |
| ソフトボール部 | 春季都大会ベスト8 |
| 体操部 | 秋季大会6位入賞 |
| 吹奏楽部 | アンサンブルコンテスト出場 |
| 新聞委員会 | 「錦城高校新聞」を定期発行。全国レベルの評価を受けています |
映画研究部は過去にNHK杯全国放送コンテスト創作テレビドラマ部門で優勝(文部科学大臣賞)を受賞した実績もあり、文化部の強さは錦城の大きな特色です。運動部では空手道部の関東大会通算30回という数字が安定した実力を物語っています。武道系は弓道・剣道・空手・柔道・合気道と選択肢が多く、それぞれ専用道場が用意されているのも魅力です。
卒業生にはバレーボール全日本男子主将の山村宏太さん、J2ファジアーノ岡山の鈴木喜丈さんなど、競技スポーツの世界で活躍する方もいます。
「テスト前のラーニングセンターは質問の列ができる」——25,000㎡の敷地と学習環境
約25,000㎡の敷地に、1号棟・2号棟の2つの校舎、図書館、2つの体育館、武道場群が配置されています。全施設冷暖房完備です。
学習面で最も活用されているのがラーニングセンターです。職員室前に設置されたオープンスペースで、わからない問題をすぐに教員に質問できます。定期考査前には生徒が列を作る光景が日常だといいます。加えて、個人で集中したいときのための自習室、グループ学習向けのラーニングスペースと、用途に応じて場所を使い分けられます。慶應義塾大学文学部に進学したN.Y.さん(小平第四中出身・特進・ワンダーフォーゲル部)は「静かな自習室を積極的に活用し、基礎を確認できる問題集を繰り返し解きました」と語っています。
体育施設は第一体育館・第二体育館に加え、弓道場(近的28m設計)・柔道場・剣道場・空手道場がそれぞれ専用で設置されています。高校でこれだけ武道場が充実しているのは珍しく、武道系部活を考えている受験生にとっては大きな魅力でしょう。食堂・多目的ホール・トレーニングルームもあり、郊外型キャンパスならではのゆとりある環境が整っています。
学習用端末は1人1台、入学時に学校指定のものを購入します(15万円前後)。端末購入費への公的助成が適用される場合があります。
年間費用と就学支援金
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入学金 | 230,000円 |
| 施設費(入学時) | 130,000円 |
| 入学時納入合計 | 360,000円 |
入学後の年間納入金(3期分納制)
| 内訳 | 1期(4〜8月) | 2期(9〜12月) | 3期(1〜3月) | 年間合計 |
|---|---|---|---|---|
| 授業料 | 200,000円 | 160,000円 | 120,000円 | 480,000円 |
| 施設設備維持費 | 25,000円 | 20,000円 | 15,000円 | 60,000円 |
| その他(実験実習費・図書費・保健費・冷暖房費・PTA会費・生徒会費・入会金等) | 34,600円 | — | — | 34,600円 |
| 期ごと合計 | 259,600円 | 180,000円 | 135,000円 | 574,600円 |
上記のほかに、制服代(男子約70,000円〜、女子約98,000円〜)、体操着・通学バッグ等(約37,000円〜)、学級費(教科書等一括購入品)、学習用端末(15万円前後)、宿泊研修費(1年次)、修学旅行積立金(2年次)がかかります。学債・寄付金は一切ありません。
東京都の就学支援金や奨学給付金の対象となります。また、東京都私学財団の入学支度金貸付制度(250,000円・無利息・3年以内返済)も利用可能です。
特待生制度——一般入試の成績優秀者が対象で、入学金・施設費・授業料相当額が後日給付されます。継続には「評定平均4.5以上」「年間欠席・遅刻・早退各3日以内」が必要です。特待生は指定校推薦を利用できません。
2026年度 併願優遇の基準——「5科・9科の両方」を満たす必要がある進学コース
第1回一般入試(2月10日)
| 進学コース | 特進コース | |
|---|---|---|
| 3科 | 基準なし | 14以上 |
| 5科 | 22以上 | 23以上 |
| 9科 | 37以上 | 38以上 |
| 9科に1・2 | 不可 | 不可 |
進学コースは3科の基準がない代わりに5科と9科の両方を満たす必要があります。9科の数字を甘く見て「5科は足りるけど9科が1足りない」というケースが起きやすいので要注意です。
特進コースは3科・5科・9科のすべてを満たす必要があります。3科14は「平均4.67」なので、5が2つと4が1つ、または5・5・4のような組み合わせが最低ラインです。
内申加点措置
| 教科 | 条件 |
|---|---|
| 英語 | 内申3または4で、英検準2級以上(1次合格で可・CBTも可) |
| 国語 | 内申3または4で、漢検2級以上 |
| 数学 | 内申3または4で、数検準2級以上 |
内申が3や4の教科があっても、対応する検定を持っていれば内申に1が加算されます。この加点があるかないかで基準到達の可否が変わるケースは少なくありません。
出願上の注意点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 加点 | 30点(300点満点に対して) |
| 欠席等の基準 | 各学年で欠席・遅刻・早退がそれぞれ5日以内 |
| 入試科目 | 英語・国語・数学(各100点)※英語はリスニングあり |
| 入試相談 | 12/15・12/16に中学校と高校の間で実施 |
| 入学金延納 | 延納手続き不要。都立合格発表翌日(3/3)まで |
| スライド合格 | 特進不合格→進学で合格判定あり(逆はなし) |
| 第2回一般入試 | 2/12実施。特進コースのみ募集。基準がやや上がる(3科15、または3科14+5科23+9科39) |
併願の「第二志望」条件——錦城の併願優遇は「公立が第一志望で、私立受験校の中で錦城が第一志望」であることが条件です。国立高校が第一志望・公立が第二志望・錦城が第三志望のパターンは認められますが、他の私立を錦城より上の志望順位にすることはできません。
埼玉県の受験生——入試相談の仕組みが異なるため、錦城祭や秋の個別相談会への参加と事前登録が必須です。内申確定後に学校に連絡する手順となります。
この学校が合う受験生、合わない受験生
錦城に向いているのは、「勉強も部活も行事も全部やりたい」という欲張りなタイプです。授業の進度は速く課題も少なくないですが、球技大会は年2回、錦城祭や合唱祭もあります。校長メッセージの言葉を借りれば「あれもこれも」全部やることで充実する——そういう考え方にフィットする人は、3年間を楽しめるでしょう。
多摩地区や埼玉南西部から通いやすい立地で、附属大学を持たない「進学校型」の私立を探している受験生にも合致します。指定校推薦枠が早稲田からGMARCH各校まで幅広く確保されている点は、受験本番まで選択肢を広く持ちたい方にとって大きなメリットです。
また、「塾に通わずに学校の勉強で受験を乗り切りたい」という生徒にも向いています。パンフレットに登場する難関大合格者の中に「塾なしで合格した」というエピソードが複数あるのは、ラーニングセンターや自習室、教員への質問環境が実際に機能している証拠といえます。
一方で、「高校は自由にのびのび過ごしたい」「校則は少ないほうがいい」というタイプには窮屈に感じるかもしれません。また、郊外のバス通学圏にあるため、放課後に都心の予備校へ通うにはやや不便です。学校の面倒見に頼らず自分のペースで受験勉強を進めたい場合は、通学の時間コストを考慮しておく必要があるでしょう。
「限りない前進」——60年の歴史を持つ進学校が、いま最も勢いのあるタイミング
錦城高校のスクールモットーは「限りない前進」です。1963年に神田から小平に移転して60年超、男子校から共学へ、そして近年は東大・京大に現役合格者を出すまでになりました。
併願優遇で入学する生徒は、毎年の入学者のなかで大きな割合を占めます。「滑り止め」のつもりで受けた学校が、3年後には「ここに来て良かった」と思える場所になる——錦城にはそういう可能性があります。説明会やオープンキャンパスで、ラーニングセンターの空気や球技大会の熱気を直接確かめてみてください。
<参照元>
本ページ内の情報やデータは各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各高校の最新データをご確認ください。
・錦城高等学校公式サイト https://www.kinjo-highschool.ed.jp/





