慶應義塾高等学校の偏差値・倍率は?慶應義塾大学進学率や部活・校風もまとめて解説!

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慶應義塾の一貫教育校として、卒業生のほぼ全員が慶應義塾大学へ進学する慶應義塾高等学校。

偏差値70〜75の最難関私立高校(男子校)でありながら、大学受験に縛られない自由な学びと、充実した学校生活を送ることができます。1948年創立、福澤諭吉が掲げた「独立自尊」の精神のもと、「全社会の先導者」となる人材を育成しています。

日吉キャンパスの歴史ある第一校舎と最新の日吉協育棟を融合させた「日吉協育モデル」(「正統と異端の協育」)という独自の教育プログラムが充実。部活動も盛んで、野球部の107年ぶり甲子園優勝、ホッケー部・フェンシング部の全国制覇、ボート部の関東選抜優勝など、全国レベルで活躍するクラブが多数あります。

本記事では、慶應義塾高等学校の偏差値・入試情報から、進学実績、校風、部活動、施設まで、受験を検討する皆さんに必要な情報を徹底解説します。

目次

慶應義塾の一貫教育体制

慶應義塾高等学校を理解する上で、まず慶應義塾全体の一貫教育体制を知ることが重要です。

日本最古の一貫教育システム

慶應義塾は、幼稚舎(小学校)から大学・大学院まで一貫した教育体制を持つ日本有数の教育機関

1858年の創立以来、福澤諭吉が掲げた「独立自尊」の精神のもと、160年以上にわたって一貫教育を実践してきました。この長い歴史の中で培われた教育理念が、幼稚舎から大学・大学院まで一貫して受け継がれています。

各高等学校の構成

中学校(中等部・普通部)から高校へは、複数の選択肢があります。公式ホームページのFAQや高校入試の募集要項から各高校の生徒構成はおおよそ以下のように推測されます。

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高校名ひと学年の人数高校入試時の募集人数内部進学人数(概算)特徴
慶應義塾高等学校
(神奈川・横浜/日吉・男子)
約700名約370名約330-350名(中等部男子約150名+普通部約240名の大半)最大規模
外部・内部が半々。幼稚舎からの男子約95名もほぼこちら
慶應義塾志木高等学校
(埼玉・志木・男子)
約250名約230名約20名(中等部+普通部の一部)外部入学者が大半
慶應義塾女子高等学校
(東京・港区/三田・女子)
約200名約100名約95名(中等部のみ)外部・内部が半々
慶應義塾湘南藤沢高等部
(神奈川・藤沢・共学)
約220名約20名(帰国生中心)約200名(うち湘南藤沢初等部からの在籍は約100名)内部進学者が大半。帰国生が多い
慶應義塾ニューヨーク学院
(米国・共学)
若干名若干名海外の一貫教育校

一貫教育の特徴

1. 中学から高校への多様な進学経路

慶應義塾の一貫教育では、中学校から高校への進学時に複数の選択肢があります。

中等部・普通部の生徒は、主に以下の4つの高校に分かれて進学します。

  • 慶應義塾高校(神奈川・日吉):最も多くの内部進学者(中等部+普通部の男子の大半である約330-350名)を受け入れ
  • 慶應義塾湘南藤沢高等部(神奈川・藤沢):約200名が進学(主に湘南藤沢中等部からの内部進学者で構成)
  • 慶應義塾女子高校(東京・三田):中等部の女子約95名が進学
  • 慶應義塾志木高校(埼玉・志木):約20名が進学
  • その他、ニューヨーク学院への進学者も若干名

2. 高校段階での多様性

慶應義塾高等学校の大きな特徴は、高校段階で内部進学者と外部入学者がほぼ同数で融合することです。

  • 内部進学者:約330-350名(幼稚舎→中等部・普通部→高校という一貫教育を受けてきた生徒)
    • うち幼稚舎から在籍している男子は約95名
  • 外部入学者:約370名募集(高校から新たに入学する生徒)

この2つのグループが18クラスに混在し、互いに刺激を与え合いながら成長していきます。

3. 各高校の特色

高校特色
慶應義塾高等学校男子校、最大規模、外部・内部が半々、伝統の日吉キャンパス
慶應義塾志木高等学校男子校、外部入学者が大半、埼玉の志木キャンパス
慶應義塾女子高等学校女子の一貫教育、外部・内部が半々、三田キャンパス
慶應義塾湘南藤沢高等部内部進学者が大半、帰国生が多い、共学、国際的

4. 大学進学の確実性

一貫教育校の最大のメリットは、卒業生のほぼ全員が慶應義塾大学へ進学できることです。

  • 慶應義塾高等学校:98.8%が慶應義塾大学へ推薦(2024年度:735名中726名)
  • 大学受験に縛られない自由な学び
  • 探究活動や部活動に全力投球

一貫教育の理念

「独立自尊の気風にとみ、自主性と気品を重んじ、将来『全社会の先導者』となる人材の育成」(公式ホームページより)

この理念のもと、幼稚舎から大学・大学院まで一貫した教育が行われています。各段階で受験勉強に追われることなく、真の学力と豊かな人間性を育むことができるのが、慶應義塾の一貫教育の最大の魅力です。


慶應義塾高等学校の位置づけ

慶應義塾高等学校は、高校からの外部入学と、中等部・普通部からの内部進学者が混在する男子校です。

生徒の構成

入学経路内容
外部入学一般入試・帰国生入試・推薦入試で高校から入学(約370名募集)
内部進学慶應義塾中等部・慶應義塾普通部からの進学(約350名)
総定員各学年約720名(18クラス)

クラス編成の特徴

  • 男子校
  • 18クラス編成(各クラス約40名)
  • 内部進学者と外部入学者が混在
  • 入試成績による能力別クラスではない
  • 毎年クラス替えを実施

各学年約720名という大規模校でありながら、内部進学者と外部入学者が自然に融合し、多様な人材が切磋琢磨する環境が特徴です。

慶應義塾高等学校の偏差値と入試難易度

慶應義塾高等学校は、私立高校の最難関レベルです。偏差値は70台で、東京都・神奈川県内でもトップクラスの難易度を誇ります。

偏差値

  • みんなの高校情報:75
  • 市進教育グループ(80%合格基準):74
  • V模擬|高校情報ステーション(60%合格基準):70

複数の模試や情報サイトで偏差値70以上を記録しており、最難関私立高校の一角を占めています。

同レベル帯の他校との比較

慶應義塾高等学校と同レベル帯の高校は以下の通りです。※V模擬を参考基準にした場合

偏差値該当校
73~筑波大学附属駒場、開成、東京学芸大学附属、筑波大学附属
72早稲田実業学校高等部、慶應義塾女子、渋谷教育学園幕張
71慶應義塾志木、お茶の水女子大附属
70慶應義塾高校早稲田大学高等学院早稲田大学本庄高等学院
69都立日比谷、市川、明治大学付属明治(女)、青山学院(女)
68都立西、広尾学園、明治大学付属明治(男)、国際基督教(女)、栄東(東医)
67都立国立都立立川(創造理数)、昭和学院秀英、青山学院(男)、国際基督教(男)、明治大学附属八王子、法政大学第二

慶應義塾高等学校は偏差値70〜75のレンジで、早稲田大学附属校と並ぶ最難関レベルに位置しています。


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慶應義塾高等学校の入試情報

一般入試

試験概要

項目内容
試験日2月10日
募集人数男子約330名(帰国生若干名を含む)
試験科目国語・英語・数学(各60分、各100点満点)
試験会場慶應義塾高等学校
面接なし

2025年度入試結果

項目数値
出願者数1,184名
第一次試験受験者数1,115名
第一次試験合格者数568名
第二次試験受験者数554名
合格者数414名
入学予定者数256名
合格倍率約2.69倍

過去の入試倍率推移

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年度出願者数受験者数合格者数倍率
20251,184名1,115名414名約2.69倍
20241,193名1,111名424名約2.62倍
20231,277名1,206名457名約2.64倍
20221,228名1,173名479名約2.45倍
20211,076名1,017名470名約2.16倍
20201,202名1,141名445名約2.56倍
20191,232名1,154名440名約2.62倍

重要ポイント

  • 3教科の合計点(300点満点)で選考
  • 合格最低点・試験問題の配点は非公表
  • 2026年度入試から2次試験(面接)が廃止。例年2次試験が行われていた日程に他校受験が可能となるため、倍率や難易度が変動する可能性
  • 補欠合格あり

帰国生入試

募集概要

項目内容
募集人数若干名(一般入試に含まれる)
試験日2月10日(一般入試と同日)
試験科目国語・英語・数学(一般入試と同じ)
試験会場慶應義塾高等学校

出願資格(抜粋)

  • 2026年3月31日までに9年間の学校教育を修了または修了見込み
  • 2011年4月1日までに出生
  • 本校の過年度入試で出願資格を有したことがない
  • 国内の高等学校に在籍したことがない
  • 2025年2月末日時点で国外に在住し、国外の学校に在籍していた
  • 2023年4月から2026年3月までの間に、引き続き22か月以上、国外において学校に在籍していた、または在籍する見込み

2025年度帰国生入試結果

項目数値
出願者数62名
第一次試験受験者数57名
第一次試験合格者数38名
第二次試験受験者数37名
合格者数34名
入学予定者数21名
実質倍率約1.68倍

推薦入試

募集概要

項目内容
募集人数約40名
試験日1月23日(第2次選考)
選考方法第1次:書類審査、第2次:面接・作文

推薦入試の趣旨

本校を第一志望とし、優れた学力・体力を有し、かつ意欲的で努力を惜しまない生徒を受け入れる試験です。

中学校時代に、スポーツ・文化芸術活動などにおいて相応の成果を上げた生徒を対象としています。

出願資格(主な要件)

項目条件
第一志望本校を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できること
在学要件2026年3月31日までに9年間の学校教育を修了または修了見込み
年齢2011年4月1日までに出生
過去受験本校の過年度入試で出願資格を有したことがない
高校在籍国内の高等学校に在籍したことがない
推薦在籍中学校の校長の推薦を受けた者
成績中学3年次の9教科の成績合計が5段階評価で38以上
活動実績スポーツ・文化芸術活動などで相応の成果を上げた者

2025年度推薦入試結果

項目数値
出願者数94名
第1次合格者数59名
第2次受験者数59名
合格者数40名
入学予定者数40名
最終倍率2.35倍

推薦入試のポイント

  • 具体的な活動実績の基準はなし:「相応の成果」の明確な基準はなく、自分がアピールできる実績があれば出願可能
  • 第一志望が前提:合格後の入学辞退は認められない
  • 第1次選考:書類審査
  • 第2次選考:面接・作文
  • 入学後に活動を継続する義務はない

慶應義塾高等学校の歴史と沿革

創立の経緯

慶應義塾高等学校は、1948年(昭和23年)に戦後の学制改革に伴い、新制高等学校として発足しました。前年に公布された学校教育法に基づき、「慶應義塾第一高等学校・第二高等学校」として三ノ橋校舎(麻布新堀町)で授業を開始。翌1949年に「慶應義塾高等学校」と改称し、米軍から返還された日吉キャンパスに移転しました。

慶應義塾の建学の精神

独立自尊

慶應義塾は単に一所の学塾として自ら甘んずるを得ず、その目的は、わが日本国中における気品の泉源、智徳の模範たらんことを期し、これを実際にしては居家、処世、立国の本旨を明らかにして、これを口にいうのみにあらず、躬行実践、もって全社会の先導者たらんことを欲するものなり。

— 福澤諭吉

慶應義塾高等学校は、この福澤諭吉の精神を体現し、「全社会の先導者」となる人材の育成を教育の目的としています。

主な沿革

出来事
1858年福澤諭吉、蘭学塾を創始
1868年慶應義塾と命名
1934年大学予科が日吉に移転、第一校舎で授業開始
1945年アメリカ軍により日吉構内の施設が接収
1948年新制高等学校「慶應義塾第一高等学校・第二高等学校」発足
1949年慶應義塾高等学校と改称、日吉に移転
1963年日吉会堂完成
1984年新棟(現B棟)・地下体育館完成
2009年蝮谷体育館完成、南側グラウンド人工芝化
2018年日吉協育棟完成(交流館・創造館)
2023年野球部が第105回全国高等学校野球選手権記念大会で107年ぶりに優勝

慶應義塾高等学校の立地とアクセス

所在地

  • 住所:〒223-8524 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-2
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