早稲田大学本庄高等学院の偏差値・倍率は?早稲田大学進学率や部活・校風もまとめて解説!

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早稲田大学の附属校として、卒業生全員が早稲田大学へ進学する早稲田大学本庄高等学院。

埼玉県の高校ですが、生徒寮を用意しており、かつ東京からの通学者も非常に多いため、情報をまとめました。偏差値70〜75の最難関私立高校(男女共学)でありながら、大学受験に縛られない自由な学びと、充実した学校生活を送ることができます。1982年創立、早稲田大学の直属の附属校として、高大一貫教育のもと「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」という早稲田大学の精神を体現する人材を育成しています。

大久保山の緑豊かな環境で、教科横断型学習プログラム「大久保山学」、卒業論文12,000字必須、生徒寮完備(早苗寮・梓寮)など、独自の教育プログラムが充実。部活動も盛んで、陸上競技部のインターハイ出場、将棋部の全国大会団体優勝・個人優勝、ブラスバンド部の県コンクール出場など、全国レベルで活躍するクラブが多数あります。

本記事では、早稲田大学本庄高等学院の偏差値・入試情報から、進学実績、校風、部活動、施設、生徒寮まで、受験を検討する皆さんに必要な情報を徹底解説します。

目次

早稲田大学本庄高等学院の偏差値と入試難易度

早稲田大学本庄高等学院は、早稲田大学の附属校として最難関レベルの私立高校(男女共学)です。偏差値は70台で、東京都・埼玉県内でもトップクラスの難易度を誇ります。

偏差値

  • みんなの高校情報:75
  • 市進教育グループ(80%合格基準):73
  • V模擬|高校情報ステーション(60%合格基準):70

複数の模試・情報サイトで偏差値70以上を記録しており、早稲田大学附属・系属校の中でも高い難易度を誇ります。

同レベル帯の他校との比較

早稲田大学本庄高等学院と同レベル帯の高校は以下の通りです。※V模擬を参考基準にした場合

偏差値該当校
73~筑波大学附属駒場、開成、東京学芸大学附属、筑波大学附属
72早稲田実業学校高等部、慶應義塾女子、渋谷教育学園幕張
71慶應義塾志木、お茶の水女子大附属
70慶應義塾、早稲田大学高等学院早稲田大学本庄高等学院
69都立日比谷、市川、明治大学付属明治(女)、青山学院(女)
68都立西、広尾学園、明治大学付属明治(男)、国際基督教(女)、栄東(東医)
67都立国立都立立川(創造理数)、昭和学院秀英、青山学院(男)、国際基督教(男)、明治大学附属八王子、法政大学第二

早稲田大学本庄高等学院は偏差値70〜75のレンジで、国立附属や早慶・MARCH附属、私立・都立進学校の最難関レベルに位置しています。

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早稲田大学本庄高等学院の入試情報|2026年度

募集人数の構成

早稲田大学本庄高等学院は、高校からの外部入学のみの構成です(中学部はありません)。2025年入試では一般・帰国生・α選抜において、募集枠は男子枠が多めに設定されていましたが、2026年度入試においては男女同数募集されています。

項目人数
一般入試男子約95名、女子約95名
(2025年度は男子約100名、女子約70名)
α選抜(自己推薦)男子約30名、女子約30名
(2025年度は男子約45名、女子約30名)
帰国生入試男子約10名、女子約10名
(2025年度は男子約15名、女子約10名)
I選抜(帰国生自己推薦)男女約20名

クラス編成の特徴

  • 男女共学(2007年より)
  • 8クラス編成
  • 男子/女子、国内生/帰国生、一般入学者/推薦入学者が均等に分配
  • 入試成績による能力別クラスではない

一般入試(高校入試)

試験概要

項目内容
試験日2026年2月9日
募集人数男子約95名、女子約95名
試験科目国語・英語・数学(各50分、各100点満点)
試験会場早稲田大学・早稲田キャンパス
面接なし

(参考)2025年度入試結果・倍率

男子

項目数値
募集人員約100名
志願者数1,784名
受験者数1,737名
合格者数458名
実質倍率3.79倍

女子

項目数値
募集人員約70名
志願者数799名
受験者数771名
合格者数189名
実質倍率4.08倍

女子の方が倍率が高く、合格難易度がやや高い傾向にあります。

重要ポイント

  • 3教科の合計点(300点満点)で選考
  • 調査書(内申書)も選考に参照
  • 合格最低点・試験問題の配点は非公表
  • 繰り上げ合格あり(候補者に個別連絡)

α選抜(自己推薦入学試験)

募集概要

項目内容
募集人数男子約30名、女子約30名
試験日2026年1月23日(2次選考)
選考方法1次:書類選考 → 2次:面接

α選抜の趣旨

優れた学力・体力を有し、かつ意欲的で努力を惜しまない、そして何よりも、早稲田大学への進学を強く志す生徒を受け入れる試験です。

文化・芸術の分野であれ、スポーツの分野であれ、語学においてでも学問においてでも、一つのことに打ち込み、粘り強く努力を続け、何らかの成果を得た者には、そこに至る過程で身につけた「何か」があるはずです。本学院は、この「何か」を重んじます。「α選抜」は、「何か」すなわち「プラスアルファ」を有する生徒を受け入れることを目的としています。

出願資格

以下のすべての要件を満たす者

項目条件
第一志望本学院を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できること
在学要件国内中学校に2024年9月以降在学し、2026年3月に卒業見込み
成績中学2年次:9教科合計38以上中学3年次(2学期末まで):9教科合計40以上
評定すべての教科の学年成績(9教科5段階評価)に1および2がないこと
欠席中学校での欠席日数の合計が30日未満(けが・疾病等による長期欠席は相談可)
活動実績次の(ア)〜(ウ)のいずれかに該当すること

活動実績の要件(いずれか1つ)

項目内容
(ア)文化・芸術・スポーツ等の分野で都道府県以上の大会またはコンクール等に出場し、個人もしくは集団の一員として特に優れた成績をあげた
(イ)資格試験・技能試験等で優れた成績・評価を得た
(ウ)学業において総合的に極めて優秀であり、学校内外で積極的な諸活動を行った

(参考)2025年度α選抜入試結果

男子

項目数値
募集人員約45名
志願者数93名
1次合格者数55名
2次合格者数48名
最終倍率1.94倍

女子

項目数値
募集人員約30名
志願者数143名
1次合格者数41名
2次合格者数32名
最終倍率4.47倍

合計

α選抜でも女子の方が倍率が高く、合格難易度が高い傾向にあります。

α選抜のポイント

  • 具体的な基準はなし:「特に優れた成績」の明確な基準はなく、自分がアピールできると思うものがあれば出願資格を満たす
  • いわゆる「足きり」やマイナス評価はしない
  • 小学校時代や海外在住中の活動実績は認められない(中学校在学中の実績のみ)
  • 第1次選考:出願資格と学校成績を総合的に選考
  • 第2次選考:面接(受験生1名、面接員複数名)
  • 入学後に活動を継続する義務はない

帰国生入試

募集概要

項目内容
募集人数男子約10名、女子約10名
試験日2月9日
試験科目国語・英語・数学(一般入試と同じ)
試験会場早稲田大学・早稲田キャンパス

出願資格(抜粋)

  • 2009年4月2日〜2011年4月1日生まれ
  • 通常の課程による9年間の学校教育を修了または修了見込み
  • 海外在住期間が以下のいずれかを満たすこと
    • (ア) 2023年4月〜2026年3月における海外在住期間の合計が原則として1年6ヶ月以上
    • (イ) 上記が1年以上1年6ヶ月未満の場合、2019年4月〜2026年3月における海外在住期間の合計が4年以上

⚠️ 注意:帰国生として受験する場合は、事前に「出願資格の認定」が必要(9月1日〜11月15日にオンライン申請)

2025年度帰国生入試結果

男子

項目数値
募集人員約15名
志願者数107名
受験者数98名
合格者数39名
実質倍率2.51倍

女子

項目数値
募集人員約10名
志願者数72名
受験者数63名
合格者数22名
実質倍率2.86倍

I選抜(帰国生自己推薦入学試験)

募集概要

項目内容
募集人数男女約20名
試験日1月23日(2次選考)
選考方法1次:書類選考 → 2次:基礎学力試験(数学・国語、各30分)・面接

I選抜の趣旨

帰国生のための自己推薦入学試験です。

海外で得た様々な能力、異文化に対する理解力、適応力、語学力を伸長させることを目的としています。日頃の学業成績と英語力、基礎学力試験および面接の結果を総合的に評価し、優れた帰国生を受け入れるものです。

出願資格(抜粋)

  • 本学院を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できること
  • 2009年4月2日〜2011年4月1日生まれ
  • 通常の課程による9年間の学校教育を修了または修了見込み
  • 海外在住期間が帰国生入試と同じ条件を満たす

英語力証明

以下のいずれかが必要(複数提出可)。

  • TOEFL iBT(2023年11月〜2025年11月受験)
  • TOEIC Listening & Reading Test(2023年11月〜2025年11月受験)
  • 実用英語技能検定(英検)
  • IELTS(2023年11月〜2025年11月受験、Academic・General両方可)

⚠️ 最低基準は設けていない(いわゆる「足きり」やマイナス評価はしない)

2025年度I選抜入試結果

項目数値
募集人員約20名
志願者数90名
1次合格者数45名
2次合格者数22名
最終倍率4.09倍

早稲田大学本庄高等学院の歴史と沿革

創立の経緯

早稲田大学本庄高等学院は、1982年(昭和57年)に早稲田大学の附属校として開校しました。早稲田大学高等学院(1920年創立、練馬区上石神井)に次ぐ、早稲田大学2つ目の附属高校として、埼玉県本庄市に設置されました。

創立の背景には、首都圏の人口集中緩和と、地方の優秀な生徒にも早稲田大学への道を開くという目的がありました。**「大久保山の緑豊かな環境の中で、自然と共生し、自然の知恵にも学ぶ」**という理念のもと、東京とは異なる教育環境を提供しています。

「附属校」としての早稲田大学本庄高等学院

早稲田大学本庄高等学院は、早稲田大学の附属校です。附属校とは、経営母体が早稲田大学と同一法人で、卒業生は原則として全員が早稲田大学へ進学する学校を指します。

附属校と系属校の違い

項目附属校系属校
経営母体同一法人(早稲田大学)別法人
学校名早稲田の名を冠する早稲田の名を冠する
大学との関係直属理事等を早大から派遣
早大推薦枠原則100%学校ごとに異なる
早稲田大学本庄高等学院早稲田大学高等学院早稲田実業、早稲田中高、早稲田佐賀など

早稲田大学本庄高等学院が附属校である意義

早稲田大学の附属校として、以下の3つの重要な意義を持っています。

  1. 早稲田大学建学の精神に基づいた教育:早稲田大学の理念である「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」を直接的に継承した教育が可能
  2. 大学と社会で活躍するために必要な基礎教育の充実:大学受験に縛られることなく、深い学びと豊かな人間性を育むことに専念できる
  3. 高大一貫教育の実現:個人の関心や特性に合った専門の学問を研究し、深めることが可能

早稲田大学本庄高等学院の早稲田大学への進学率は100%で、卒業生全員が早稲田大学へ進学します。

主な沿革

出来事
1882年大隈重信による早稲田大学の前身「東京専門学校」創設
1980年早稲田大学評議委員会で本庄高等学院の設置決定
1982年早稲田大学本庄高等学院開校、第一回入学式(男子校として)
1984年第一回訪中修学旅行
1985年第一回卒業式
1991年創立十周年記念式典
2002年スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定
2007年男女共学となる、創立25周年記念式典
2010年スーパーサイエンスハイスクール(コアSSH)に指定
2012年新校舎・生徒寮竣工
2015年スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定
2018年女子寮竣工「梓寮」と命名
2020年体育館竣工

早稲田大学本庄高等学院の立地とアクセス

所在地

  • 住所:〒367-0032 埼玉県本庄市栗崎239-3
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