早稲田大学高等学院の偏差値・倍率は?早稲田大学進学率や部活・校風もまとめて解説!

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早稲田大学の附属校として、卒業生全員が早稲田大学へ進学する早稲田大学高等学院。

偏差値70〜75の最難関私立高校(男子校)でありながら、大学受験に縛られない自由な学びと、文武両道の充実した学校生活を送ることができます。1920年創立、早稲田大学の直属の附属校として、高大一貫教育のもと「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」という早稲田大学の精神を体現する人材を育成しています。

第二外国語必修、卒業論文12,000字、早稲田大学の正規授業を高校生のうちから履修できる高大連携など、独自の教育プログラムが充実。部活動も盛んで、軟式野球部の春季都大会優勝・関東大会ベスト8、演劇部の都大会最優秀賞、吹奏楽部の都コンクール金賞など、全国レベルで活躍するクラブが多数あります。

本記事では、早稲田大学高等学院の偏差値・入試情報から、進学実績、校風、部活動、施設まで、受験を検討する皆さんに必要な情報を徹底解説します。

目次

早稲田大学高等学院の偏差値と入試難易度

早稲田大学高等学院は、早稲田大学の附属校として最難関レベルの私立高校(男子校)です。偏差値は70台で、東京都内でもトップクラスの難易度を誇ります。

偏差値

  • みんなの高校情報:75
  • 市進教育グループ(80%合格基準):男子73
  • V模擬|高校情報ステーション(60%合格基準):70

複数の情報サイト・模試で偏差値70以上を記録しており、早稲田大学附属・系属校の中でも高い難易度を誇ります。

同レベル帯の他校との比較

早稲田大学高等学院と同レベルの高校は以下の通りです。※V模擬を参考基準にした場合

偏差値該当校
73筑波大学附属駒場、開成、東京学芸大学附属、筑波大学附属
72早稲田実業学校高等部、慶應義塾女子、渋谷教育学園幕張
71慶應義塾志木、お茶の水女子大附属
70慶應義塾、早稲田大学高等学院早稲田大学本庄高等学院
69都立日比谷、市川、明治大学付属明治(女)、青山学院(女)
68都立西、広尾学園、明治大学付属明治(男)、国際基督教(女)、栄東(東医)
67都立国立都立立川(創造理数)、昭和学院秀英、青山学院(男)、国際基督教(男)、明治大学附属八王子、法政大学第二

早稲田大学高等学院は、国立附属、早慶・MARCH附属校、私立・都立進学校の中でも最難関レベルに位置しています。

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早稲田大学高等学院の入試情報

募集人数と内部進学・外部入学の構成

早稲田大学高等学院は、中学部からの内部進学者と高校からの外部入学者が混在する体制です。

項目人数
高等学院(中学含む)総定員約1,470名
高校募集人数360名(一般260名+自己推薦約100名)/年
中学部からの内部進学約120名/年

クラス編成の特徴

  • 高等学院では、中学部からの進学者と高校からの入学者が混合でクラス編成
  • 中高一貫の男子校
  • 第二外国語と芸術科目によりクラスが決定
  • 3年間クラス替えなし(中学年代は毎年クラス替えがあるが、高校年代はなし)

一般入試(高校入試)

試験概要

項目内容
試験日2月11日(建国記念の日)
募集人数男子260名(帰国生18名を含む)
試験科目英語・国語・数学・小論文
試験会場早稲田大学・早稲田キャンパス
面接なし

2025年度入試結果・倍率

項目数値
募集人員260名
志願者数1,842名
受験者数1,428名
合格者数509名
実質倍率2.81倍

過去5年間の倍率推移

スクロールできます
年度志願者受験者合格者実質倍率
20251,842名1,428名509名2.81倍
20241,818名1,438名522名2.75倍
20231,800名1,410名516名2.73倍
20221,848名1,389名520名2.67倍
20211,507名1,141名497名2.30倍

近年は実質倍率2.7〜2.8倍で安定しており、高い競争率が続いています。

重要ポイント

  • 内申書も合否判定に関係します(FAQに明記あり)
  • 4教科(英・国・数・小論文)の総合点で判定
  • 全ての教科においてある程度の学力が必要(基準点あり)
  • 合格最低点・最高点・配点は非公表

自己推薦入試

募集概要

項目内容
募集人数男子約100名
試験日1月22日
選考方法出願書類(出願者調書・活動記録報告書)+面接

自己推薦入試の趣旨

早稲田大学高等学院の自己推薦入試は、以下のような生徒を求めています。

  1. 学問・勉学を大切に思い、日々の勉学において自己の進歩や新たな発見に喜びを見いだせる生徒
  2. 自ら興味の対象を持ち、それに打ち込み、学業との両立に積極的に取り組むことのできる生徒
  3. グループ活動に進んで参加してリーダーシップを発揮できる生徒

出願資格

以下のすべての要件を満たす者。

項目条件
第一志望高等学院を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者
生年月日2010年4月2日〜2011年4月1日生まれ
成績中学3年次第2学期の学期成績が9教科合計(5段階評価)で40以上
欠席3年間の欠席合計が30日以内(正当な事由がある場合は要相談)

⚠️ 注意事項

  • 2期制の学校で3年第2学期の成績がない場合は、最新の成績を使用
  • 海外の現地校やインターナショナルスクールの成績は対象外(日本の成績基準と異なるため)

2025年度自己推薦入試結果

項目数値
募集人員約100名
志願者数228名
受験者数228名
合格者数104名
実質倍率2.19倍

過去5年間の自己推薦入試倍率推移

スクロールできます
年度志願者受験者合格者実質倍率
2025228名228名104名2.19倍
2024260名260名100名2.60倍
2023204名204名103名1.98倍
2022247名244名105名2.32倍
2021236名235名100名2.35倍

自己推薦入試の倍率は2倍前後で推移しています。

自己推薦入試のポイント

  • 成績だけで合否を判定する入試ではない
  • 活動記録報告書には、数値や記録に表れていない能力・興味・入学後の希望などを率直に記載
  • 部活動の成績は様々な要素の一つに過ぎない
  • 自己推薦入試で不合格でも、一般入試を受験可能(優遇制度なし)

早稲田大学高等学院の歴史と沿革

創立の経緯

早稲田大学高等学院は、1920年(大正9年)に旧制早稲田大学早稲田高等学院として設置されました。早稲田大学が「大学令」による大学へ移行したのと同じ年に、大学への進学を前提とした教育機関として誕生しました。

その後、1949年(昭和24年)に新制早稲田大学附属早稲田高等学院として開校し、現在の形となりました。創立以来100年以上にわたり、早稲田大学の附属校として、多くの優秀な人材を輩出してきました。

「附属校」としての早稲田大学高等学院

早稲田大学高等学院は、早稲田大学の附属校です。附属校とは、経営母体が早稲田大学と同一法人で、卒業生は原則として全員が早稲田大学へ進学する学校を指します。

附属校と系属校の違い

項目附属校系属校
経営母体同一法人(早稲田大学)別法人
学校名早稲田の名を冠する早稲田の名を冠する
大学との関係直属理事等を早大から派遣
早大推薦枠原則100%学校ごとに異なる
早稲田大学高等学院早稲田大学本庄高等学院早稲田実業、早稲田中高、早稲田佐賀など

早稲田大学高等学院が附属校である意義

早稲田大学の附属校として、以下の3つの重要な意義を持っています。

  1. 早稲田大学建学の精神に基づいた教育:早稲田大学の理念である「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」を直接的に継承した教育が可能
  2. 大学と社会で活躍するために必要な基礎教育の充実:大学受験に縛られることなく、深い学びと豊かな人間性を育むことに専念できる
  3. 高大一貫教育の実現:個人の関心や特性に合った専門の学問を研究し、深めることが可能。高校生のうちから早稲田大学の正規授業を履修し、単位を先取りできる

早稲田大学高等学院の早稲田大学への進学率は100%で、卒業生全員が早稲田大学へ進学します。

主な沿革

出来事
1882年大隈重信による早稲田大学の前身「東京専門学校」創設
1920年旧制早稲田大学早稲田高等学院を設置
1949年新制早稲田大学附属早稲田高等学院開校
1950年早稲田大学高等学院に改称
1956年練馬区上石神井に移転
2006年文部科学省スーパーサイエンスハイスクールに指定
2010年早稲田大学高等学院中学部開設
2014年講堂、第二体育館竣工 / 文部科学省スーパーグローバルハイスクールに指定
2015年全てのグラウンドが人工芝となる
2020年日本医科大学と「高大接続連携に関する協定」締結

早稲田大学高等学院の立地とアクセス

所在地

  • 住所:〒177-0044 東京都練馬区上石神井3-31-1
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