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【2026年度】都立西高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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都立西高校の2026年度は、多くの生徒たちの頑張りが数字に表れた1年となりました。現役生の国公立大学合格率は48.1%(152人)と過去最高を大幅に更新し、卒業生のほぼ2人に1人が国公立大学に現役合格しています。私立大学を含めた延べ合格人数も739人(現浪計)と過去最高を記録しました。

国公立では東京一科医が現役70人(前年比+25人)と7年間のピークを大きく塗り替え、旧帝大27人・関東国公立31人もそろって過去最高となっています。私立では早慶上理医の現役合格者が296人と初めて私立全体の50%を超え、上智大学57人(+27人)・東京理科大学74人(+18人)の伸びが目立ちます。GMARCHも177人(+19人)と増加し、前年度の「明治一強」から中央・青山・立教が大幅に合格者を伸ばしてバランスの取れた実績になりました。

全体としてGMARCH・国公立大学以上の合格比率は83.2%。国公立・私立の双方で上位大学群を中心に過去最高が相次ぎ、7年間で最も充実した進学実績と言える1年です。本記事では、2020年からの7年間の推移をもとに、各大学群の合格実績を詳しく見ていきます。

目次

【2026年度】都立西高校の最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)合格者分析

【2026年度】最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計卒業生に占める
現役合格者比率
東京大学16人(+6人)8人24人5.1%
京都大学15人(+2人)8人23人4.7%
一橋大学13人(+2人)5人18人4.1%
東京科学大学
(旧:東京工業大学)
16人(+8人)2人18人5.1%
国公立大学医学部10人(+7人)9人19人3.2%
合計(医学部重複除く)70人(+25人)32人101人22.2%

東京科学大学(2024年に旧東京工業大学と旧東京医科歯科大学が統合)の合格実績については、高校によって旧大学ごとに分けて掲載しているケースと、まとめて記載しているケースがあります。 当サイトでは、各高校の表記方針にできる限り合わせ、旧東京工業大学分は「東京一科」、旧東京医科歯科大学分は「関東主要国公立大学」にて記載しています。

2026年度のポイント

2026年度の都立西高校は、最難関国公立大学で現役合格者70人(前年比+25人)という過去7年間で最高の実績を記録しました。現役合格率22.2%は、前年の14.2%から8.0ポイントの大幅上昇です。これまでのピークだった2022年度の54人(17.1%)を大きく上回り、卒業生のおよそ5人に1人が最難関に現役合格するという水準に達しています。現浪合計でも101人と初めて3桁に乗り、合格者の厚みそのものが増した1年です。

今年度のキーストーリーは3つあります。

まず東京科学大学(旧東工大)の現役16人。前年の8人から倍増し、これまでの最高値(8人)を一気に2倍に塗り替えました。東大と並ぶ現役16人は、理系最難関への進学力が新しいステージに入ったことを示しています。

次に東京大学の現役16人。2022年度と並ぶ過去最高タイで、2024年度の6人を底としたV字回復が一気に完成した形です。

そして国公立医学部の現役10人。前年はわずか3人にとどまっていましたが、一転して過去7年間で最多を記録しました。合格者全5分野がそろって前年比プラスとなったのはデータ期間中初めてのことで、最上位層の底上げが文理・医を問わず幅広く進んだことがうかがえます。

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都立西高校の最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)の現役合格者数推移|2020年~2026年

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2020.3卒
人数|比率
2021.3卒
人数|比率
2022.3卒
人数|比率
2023.3卒
人数|比率
2024.3卒
人数|比率
2025.3卒
人数|比率
2026.3卒
人数|比率
東京大学14人4.4%11人3.5%16人5.1%8人2.5%6人1.9%10人3.2%16人5.1%
京都大学4人1.3%10人3.2%13人4.1%8人2.5%10人3.2%13人4.1%15人4.7%
一橋大学11人3.5%15人4.7%13人4.1%15人4.7%9人2.8%11人3.5%13人4.1%
東京科学大学
(旧東京工業大学)
3人0.9%8人2.5%7人2.2%6人1.9%4人1.3%8人2.5%16人5.1%
(国公立医学部)6人1.9%3人0.9%5人1.6%7人2.2%6人1.9%3人0.9%10人3.2%
合計38人12.0%47人14.9%54人17.1%44人13.9%35人11.1%45人14.2%70人22.2%

※卒業生数(入学年度の募集定員):各年度とも入学時定員316人

経年推移から見えること

①2024年の底値35人から2年で倍増し、過去最高を大幅更新

合計の推移を見ると、2022年の54人→2023年44人→2024年35人と下降した流れが、2025年45人→2026年70人と一気に反転しています。2024年の底値から2年で2倍に達したスピードは、これまでの「波」とは明らかに異なります。前ピーク(2022年54人・17.1%)を16人・5.1ポイント上回る水準であり、単なるサイクルの上振れではなく、合格力そのものが一段上がった可能性を示しています。

②東京科学大学が7年で0.9%→5.1%へ急成長、理系最難関が新たな柱に

2020年度にわずか3人(0.9%)だった東京科学大学は、2026年度に16人(5.1%)と東大に並びました。特に直近の2025→2026年で8人→16人と倍増しており、理系最難関への進学が一気に加速しています。京大の4人→15人(1.3%→4.7%)という伸びとあわせて考えると、7年間で東大以外の最難関ルートが大幅に広がったことがわかります。

③国公立医学部が過去最高の10人を記録し、「全分野同時増」を達成

国公立医学部は、2021年3人・2025年3人と長らく低水準が続いていましたが、2026年度は10人と一気に過去最高を更新しました。これにより全5分野が同時に前年比プラスという7年間で初めてのパターンが実現しています。東大・京大・一橋の文系トップ層と、東京科学大・医学部の理系トップ層がそろって伸びたことで、最上位層の厚みが文理の両面から増しています

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【2026年度】都立西高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数分析

【2026年度】旧帝大(東大・京大除く)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計卒業生に占める
現役合格者比率
北海道大学14人(+3人)8人22人4.4%
東北大学10人(+4人)3人13人3.2%
名古屋大学0人(▲1人)0人0人0.0%
大阪大学2人(+1人)6人8人0.6%
九州大学2人(▲1人)4人6人0.6%
合計28人(+6人)21人49人8.9%

【2026年度】TOCKY合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計卒業生に占める
現役合格者比率
筑波大学(T)3人(±0人)1人4人0.9%
お茶の水女子大学(O)1人(±0人)1人2人0.3%
千葉大学(C)5人(+2人)4人9人1.6%
横浜国立大学(Y)5人(±0人)5人10人1.6%
神戸大学(K)1人(+1人)0人1人0.3%
合計15人(+3人)11人26人4.7%

2026年度のポイント

旧帝大(東大・京大除く)は現役28人(前年比+6人)で、7年間の過去最高を更新しました。現役合格率8.9%は、これまでの最高値だった2020年度の8.5%を上回る水準です。現浪合計でも49人と厚みのある実績で、前年の35人から大きく伸びています。

一方のTOCKYは現役15人(前年比+3人)で、前年の12人からは持ち直しましたが、2020年度の23人と比べると6割強の水準にとどまっています。旧帝大+TOCKYの合算では現役43人・合格率13.6%となり、2021年度と同水準まで回復しました。

旧帝大で注目すべきは北海道大学と東北大学がそろって過去最高を記録したことです。北海道大学は現役14人(前年比+3人)で、7年間を通じて右肩上がりに伸び続けています。東北大学も現役10人(前年比+4人)と初めて2桁に乗りました。この2大学だけで旧帝大全体の86%(24人/28人)を占めており、「北東ルート」が西高の地方旧帝大進学の太い柱になっていることがわかります。

TOCKYでは、千葉大学が現役5人(前年比+2人)と2020年度の水準に戻したほか、神戸大学から7年間で初めて現役合格者(医学部)が出た点が目を引きます。ただし筑波大学3人・お茶の水女子大学1人・横浜国立大学5人はいずれも前年と同水準で、全体としての回復は限定的です。旧帝大が過去最高を更新する一方でTOCKYの回復が緩やかにとどまっている点は、上位層ほど成果が出やすい構造が続いていることを示しています。

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都立西高校の旧帝大(東大・京大除く)の現役合格者数推移|2020年~2026年

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2020.3卒
人数|比率
2021.3卒
人数|比率
2022.3卒
人数|比率
2023.3卒
人数|比率
2024.3卒
人数|比率
2025.3卒
人数|比率
2026.3卒
人数|比率
北海道大学9人2.8%11人3.5%7人2.2%7人2.2%8人2.5%11人3.5%14人4.4%
東北大学9人2.8%6人1.9%5人1.6%3人0.9%8人2.5%6人1.9%10人3.2%
名古屋大学0人0.0%1人0.3%0人0.0%0人0.0%2人0.6%1人0.3%0人0.0%
大阪大学6人1.9%3人0.9%4人1.3%2人0.6%3人0.9%1人0.3%2人0.6%
九州大学3人0.9%4人1.3%0人0.0%1人0.3%0人0.0%3人0.9%2人0.6%
合計27人8.5%25人7.9%16人5.1%13人4.1%21人6.6%22人7.0%28人8.9%
(内、医学部)1人0人0人1人0人2人1人

※卒業生数(入学年度の募集定員):各年度とも316人


都立西高校のTOCKY(筑波・お茶の水・千葉・神戸・横国)の現役合格者数推移|2020年~2026年

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2020.3卒
人数|比率
2021.3卒
人数|比率
2022.3卒
人数|比率
2023.3卒
人数|比率
2024.3卒
人数|比率
2025.3卒
人数|比率
2026.3卒
人数|比率
筑波大学4人1.3%0人0.0%9人2.8%5人1.6%5人1.6%3人0.9%3人0.9%
お茶の水女子大学3人0.9%3人0.9%4人1.3%4人1.3%4人1.3%1人0.3%1人0.3%
千葉大学5人1.6%3人0.9%4人1.3%8人2.5%2人0.6%3人0.9%5人1.6%
横浜国立大学11人3.5%12人3.8%4人1.3%6人1.9%7人2.2%5人1.6%5人1.6%
神戸大学0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%1人0.3%
合計23人7.3%18人5.7%21人6.6%23人7.3%18人5.7%12人3.8%15人4.7%
(内、医学部)1人1人2人1人1人0人2人

※卒業生数(入学年度の募集定員):各年度とも316人

経年推移から見えること

①旧帝大は2023年の底値13人から3年連続増で28人に到達し、過去最高を更新

旧帝大の推移は2020年27人→2022年16人→2023年13人と大きく落ち込んだ後、2024年21人→2025年22人→2026年28人と3年連続で回復を続け、ついに2020年度(27人・8.5%)を超えて過去最高の8.9%に到達しました。東京一科医が同時に過去最高を記録していることとあわせると、最難関〜旧帝大レベルの国公立大学に対する合格力が全体的に底上げされていることがわかります。

②北海道大学が7年間で2.8%→4.4%と成長を続け、旧帝大の柱として定着

北海道大学は2020年9人→2026年14人と、7年間でほぼ右肩上がりに推移しています。東北大学も2023年の3人を底に10人まで回復し、この2大学で旧帝大全体の86%を占めるに至りました。名古屋大学・大阪大学・九州大学の3大学は合計4人にとどまっており、西高の地方旧帝大進学は「北東集中」の傾向がますます強まっています。

③TOCKYは2025年の底12人から微回復も、2020年水準(23人)には遠い

TOCKYは2020〜2023年に18〜23人で推移していましたが、2025年に12人(3.8%)まで落ち込みました。2026年は15人(4.7%)と底打ちの兆しが見えるものの、横浜国立大学が11人→5人に半減した状態のまま戻らず、筑波大学・お茶の水女子大学も低水準が続いています。

旧帝大との合算では13.6%と2021年水準に回復しましたが、その回復をけん引しているのはほぼ旧帝大側であり、TOCKYがどこまで回復するかは来年度以降の注目点です。なお、神戸大学から7年間で初めて現役合格者が出たことは、進路の広がりを示す明るい材料です。

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【2026年度】都立西高校の関東主要国公立大学合格者分析

【2026年度】関東主要国公立大学合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計卒業生に占める
現役合格者比率
茨城大学0人(±0人)0人0人0.0%
宇都宮大学0人(±0人)0人0人0.0%
群馬大学0人(±0人)1人1人0.0%
埼玉大学0人(±0人)0人0人0.0%
東京藝術大学0人(±0人)0人0人0.0%
電気通信大学7人(+7人)1人8人2.2%
東京科学大学
(旧:東京医科歯科大学)
2人(+2人)0人2人0.6%
東京外国語大学9人(+4人)0人9人2.8%
東京学芸大学2人(+1人)1人3人0.6%
東京農工大学6人(▲3人)3人9人1.9%
東京海洋大学0人(±0人)0人0人0.0%
東京都立大学7人(▲1人)1人8人2.2%
横浜市立大学0人(±0人)0人0人0.0%
関東主要国公立大学 合計33人(+10人)7人40人10.4%

東京科学大学(2024年に旧東京工業大学と旧東京医科歯科大学が統合)の合格実績については、高校によって旧大学ごとに分けて掲載しているケースと、まとめて記載しているケースがあります。 当サイトでは、各高校の表記方針にできる限り合わせ、旧東京工業大学分は「東京一科」、旧東京医科歯科大学分は「関東主要国公立大学」にて記載しています。

2026年のポイント

関東主要国公立大学の現役合格者は33人(前年比+10人)で、7年間の過去最高を更新しました。現役合格率10.4%は、これまでの最高値だった2024年度の9.5%を上回り、初めて10%台に乗っています。現浪合計でも40人と前年の30人から大きく伸び、関東圏の国公立大学が西高の進学先としてあらためて存在感を見せた1年です。

今年度の最大のトピックは電気通信大学の現役7人です。前年はゼロだったところから一気に過去最高を記録し、前年比+7人は関東主要国公立のなかで最大の変動幅でした。理系の中堅国公立として選ばれるケースが一挙に増えた形です。あわせて東京外国語大学も現役9人(前年比+4人)で過去最高を更新しました。

前年度まで主力だった「農工大・都立大・外語大」の3校体制に電気通信大学が加わり、進学先の幅が広がっています。東京農工大学は現役6人(前年比▲3人)と前年の9人からやや減りましたが、現浪合計では9人を確保しており、引き続き理系の重要な選択肢です。東京都立大学も現役7人(前年比▲1人)とほぼ前年並みを維持しています。

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都立西高校の関東主要国公立大学の現役合格者数推移|2020年~2026年

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2020.3卒
現役|比率
2021.3卒
現役|比率
2022.3卒
現役|比率
2023.3卒
現役|比率
2024.3卒
現役|比率
2025.3卒
現役|比率
2026.3卒
現役|比率
茨城大学0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%
宇都宮大学0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%
群馬大学0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%
埼玉大学0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%1人0.3%0人0.0%0人0.0%
東京藝術大学0人0.0%1人0.3%1人0.3%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%
電気通信大学2人0.6%2人0.6%1人0.3%1人0.3%4人1.3%0人0.0%7人2.2%
東京科学大学
(旧東京医科歯科大学)
2人0.6%0人0.0%0人0.0%1人0.3%0人0.0%0人0.0%2人0.6%
東京外国語大学7人2.2%8人2.5%4人1.3%6人1.9%7人2.2%5人1.6%9人2.8%
東京学芸大学1人0.3%2人0.6%1人0.3%4人1.3%3人0.9%1人0.3%2人0.6%
東京農工大学9人2.8%4人1.3%6人1.9%3人0.9%10人3.2%9人2.8%6人1.9%
東京海洋大学0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%
東京都立大学4人1.3%4人1.3%5人1.6%5人1.6%5人1.6%8人2.5%7人2.2%
横浜市立大学0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%0人0.0%
関東主要国公立 合計25人7.9%21人6.6%18人5.7%20人6.3%30人9.5%23人7.3%33人10.4%
(内、医学部)1人0人0人0人0人0人2人

※卒業生数(入学年度の募集定員):各年度とも316人

経年推移から見えること

①合計が2022年の18人を底に4年連続で増加し、過去最高の33人(10.4%)に到達

関東主要国公立の合計は2020年25人→2022年18人と落ち込んだ後、2023年20人→2024年30人→2025年23人→2026年33人と、2025年の一時的な減少を挟みつつも右肩上がりの流れを描いています。東京一科医や旧帝大と同時に過去最高を記録しており、国公立大学全体の合格力が引き上がっていることがうかがえます。

②電気通信大学が0人→7人と急伸し、進学先が「3校体制」から「4校体制」へ

昨年までは「農工大・都立大・外語大」の3校に集中する傾向がありましたが、2026年度は電気通信大学が7人と一気に存在感を示しました。7年間の推移で見ると電気通信大学は0〜4人の間で推移していた大学ですが、2025年の0人から一転して過去最高を大幅に更新しています。東京外国語大学9人・電気通信大学7人・東京都立大学7人・東京農工大学6人の4校で29人(全体の88%)を占め、進学先の選択肢が一つ広がった構図です。

③東京都立大学は7年間で4人→8人→7人と成長し、関東国公立の安定した柱に

東京都立大学は2020〜2023年に4〜5人で推移した後、2025年に8人と跳ね上がり、2026年も7人と高水準を維持しています。他の大学が年度ごとに大きく変動するなかで、都立大学だけは右肩上がりから安定期に入っており、西高にとって最も計算しやすい関東国公立の進学先になりつつあります。なお、東京外国語大学も7年間を通じて4〜9人の間で推移しており、語学系志望者の受け皿として長期的に機能しています。

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都立西高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比|2020年~2026年

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2020.3卒
現役|比率
2021.3卒
現役|比率
2022.3卒
現役|比率
2023.3卒
現役|比率
2024.3卒
現役|比率
2025.3卒
現役|比率
2026.3卒
現役|比率
東京一科医38人12.0%47人14.9%54人17.1%44人13.9%35人11.1%45人14.2%70人22.2%
旧帝大
(医除く)
26人8.2%25人7.9%16人5.1%12人3.8%21人6.6%20人6.3%27人8.5%
TOCKY
(医除く)
22人7.0%17人5.4%19人6.0%22人7.0%17人5.4%12人3.8%13人4.1%
関東国公立
(医除く)
24人7.6%21人6.6%18人5.7%20人6.3%30人9.5%23人7.3%31人9.8%
地方国公立
(医除く)
6人1.9%6人1.9%10人3.2%8人2.5%6人1.9%12人3.8%11人3.5%
国公立合計116人36.7%116人36.7%117人37.0%106人33.5%109人34.5%112人35.4%152人48.1%

※卒業生数(入学年度の募集定員):各年度とも316人

国公立大学まとめ

2026年度の都立西高校は、国公立大学の現役合格者が152人(合格率48.1%)と過去最高を大幅に更新しました。2020〜2025年度は106〜117人・33〜37%のレンジで推移しており、年による増減はあっても大きな構造変化は見られませんでした。それが2026年度は前年比+40人・+12.7ポイントという過去に例のない伸びを見せ、卒業生のほぼ2人に1人が国公立大学に現役合格するという水準に達しています。

この+40人の内訳を見ると、東京一科医が+25人、関東国公立が+8人(医除く)、旧帝大が+7人(医除く)と、上位3群で増加分のほぼすべてを占めています。一方でTOCKYは+1人、地方国公立は▲1人とほぼ横ばいです。つまり今年度の「国公立率48%」は幅広い大学群にまんべんなく伸びた結果ではなく、最難関〜準難関レベルの国公立に合格する層が厚くなったことで押し上げられた数字です。

大学群の構成比で見ても変化は明確です。国公立全体に占める東京一科医の割合は2020年度の33%(38人/116人)から2026年度は46%(70人/152人)に拡大しました。関東国公立も20%前後を安定的に占めており、この2群が「二本柱」として国公立実績をけん引しています。逆にTOCKYの構成比は19%→9%へと半減しており、最難関と関東国公立の間に位置するこの層の縮小が、西高の国公立進学構造における最大の変化点です。

経年推移から見えること

①2020〜2025年の「33〜37%」の安定レンジを2026年に一気に突破し、48.1%の過去最高に到達

国公立合格率は6年間にわたり33〜37%の狭い範囲で推移しており、年度ごとの増減はあっても構造的な変化は起きていませんでした。2026年度はここから一気に11ポイント以上跳ね上がっており、単なるサイクルの上振れではなく、国公立への合格力そのものが一段上がった可能性を示しています。

②増加分の75%(40人中30人)を東京一科医と関東国公立が占め、「上位+実学系」で伸びた構造

国公立の増加を分解すると、東京一科医(+25人)と関東国公立(+8人)で30人分を占めます。旧帝大(+7人)を加えると37人で、全増加分の9割超です。最難関への合格力強化と、外語大・電通大・農工大・都立大といった実学系の都内国公立への進学拡大が同時に進んだことが、48%という数字の中身です。

③TOCKYの構成比が7年間で19%→9%に半減し、国公立進学の「中間層」が薄くなっている

TOCKY(医除く)は2020年度に22人(国公立全体の19%)を占めていましたが、2026年度は13人(9%)まで縮小しました。横浜国立大学が11人→5人に、筑波大学が4人→3人に減っている影響が大きく、この層の縮小傾向は7年間を通じて一貫しています。最難関と関東国公立が伸びるなかでTOCKYだけが取り残されている形であり、来年度以降も注視すべきポイントです。

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【2026年度】都立西高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者分析

【2026年度】最難関私立大学合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計私立合格総数に
占める比率
早稲田大学99人(+11人)57人156人16.9%
慶應義塾大学56人(+5人)39人95人9.5%
上智大学57人(+27人)38人95人9.7%
東京理科大学74人(+18人)83人157人12.6%
私立大学医学部11人(+9人)14人25人1.9%
合計(医学部重複除く)296人(+69人)230人526人50.4%

2026年度のポイント

2026年度の最難関私立大学は、現役合格者296人(前年比+69人)で7年間の過去最高を大幅に更新しました。私立大学の延べ合格者587人に占める早慶上理医の比率は50.4%となり、初めて50%を超えています。

つまり私立大学に現役合格した実績の半分以上が早慶上理医に集中しているということで、最難関への「選択と集中」がかつてない水準に達した1年です。前年の227人(47.7%)、これまでの最高だった2022年度の265人(43.6%)のいずれも大きく上回っています。

今年度の最大のトピックは上智大学の現役57人(前年比+27人)です。前年度は30人で「現役の苦戦」が指摘されていましたが、一転して過去最高(従来のピークは2022年度の42人)を15人上回る急伸を見せました。+27人という変動幅は、早慶上理医のなかで最大です。同様に東京理科大学も現役74人(前年比+18人)で過去最高を大幅に更新しており、従来のピーク57人を17人上回りました。早稲田大学も99人(+11人)で初めて90人台後半に乗り、慶應義塾大学は56人(+5人)と2022年水準に回復しています。4大学すべてが前年比プラスとなったのは、データ期間中初めてです。

なお私立大学医学部も現役11人(前年比+9人)と大きく回復しました。前年はわずか2人で過去最低でしたが、2022年度の12人に迫る水準まで戻しています。国公立医学部が同時に過去最高の10人を記録していることとあわせると、医学部志望者全体にとって成果の大きい年だったことがわかります。

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都立西高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数推移|2020年~2026年

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2020.3卒
現役|比率
2021.3卒
現役|比率
2022.3卒
現役|比率
2023.3卒
現役|比率
2024.3卒
現役|比率
2025.3卒
現役|比率
2026.3卒
現役|比率
早稲田大学58人13.2%95人16.4%98人16.1%81人17.9%71人13.0%88人18.5%99人16.9%
慶應義塾大学44人10.0%57人9.8%56人9.2%52人11.5%36人6.6%51人10.7%56人9.5%
上智大学27人6.1%35人6.0%42人6.9%29人6.4%39人7.1%30人6.3%57人9.7%
東京理科大学48人10.9%54人9.3%57人9.4%56人12.4%51人9.3%56人11.8%74人12.6%
私立大学医学部
(慶医除く)
6人1.4%6人1.0%12人2.0%9人2.0%6人1.1%2人0.4%11人1.9%
合計182人41.4%245人42.3%265人43.6%227人50.1%203人37.0%227人47.7%296人50.4%

※比率は各年度の私立大学延べ合格数に対する割合

経年推移から見えること

①合計が2024年の203人を底に2年で296人へ急回復し、早慶上理医の比率が初めて50%を超えた

早慶上理医の現役合格者数は2022年265人→2024年203人と落ち込んだ後、2025年227人→2026年296人と急回復しました。2024→2026年の2年間で+93人という回復幅は、それまでの最大増加(2020→2021年の+63人)をはるかに上回ります。私立延べ合格数も587人と2022年(608人)に次ぐ水準に戻っており、「数」と「質」の両面で私立大学の合格実績が充実した年です。

②上智大学が6年間の27〜42人レンジから57人へ一気に飛び出し、「早慶上理」4校すべてが前年比増に

7年間の推移で見ると、早稲田・慶應・理科大はそれぞれ波がありつつも一定のレンジで推移してきましたが、上智大学は27〜42人の間で横ばいが続いていました。2026年度の57人はこのレンジを大きく超える数字で、上智が初めて慶應と並ぶ合格者数を記録しています。結果として4大学すべてが同時に前年比プラスとなったのはデータ期間中初めてで、最難関私立への合格力が特定の大学に偏らず幅広く高まっています。

③私立医学部が2人→11人で大きく反転し、医学部全体の回復を裏付けた

私立医学部は2025年度に2人(0.4%)と伸び悩んでいましたが、2026年度は11人(1.9%)とピーク時の2022年(12人・2.0%)に迫る水準まで戻しています。国公立医学部の現役10人(過去最高)とあわせると、医学部の現役合格者は国公立・私立合計で21人と、2022年(国公立5人+私立12人=17人)を上回る過去最多です。前年度まで低水準が続いていた医学部が、一気に回復した形です。

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【2026年度】都立西高校の難関私立大学(GMARCH)合格者分析

【2026年度】難関私立大学(GMARCH)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計私立合格総数に
占める比率
学習院大学6人(+3人)3人9人1.0%
明治大学78人(▲17人)100人178人13.3%
青山学院大学16人(+11人)23人39人2.7%
立教大学31人(+9人)29人60人5.3%
中央大学32人(+16人)35人67人5.5%
法政大学14人(▲3人)24人38人2.4%
合計177人(+19人)214人391人30.2%

2026年度のポイント

GMARCHの現役合格者は177人(前年比+19人)で、2年ぶりの増加となりました。前年度は明治大学95人が全体の60%を占める集中型でしたが、2026年度は中央大学が32人(前年比+16人)、青山学院大学が16人(+11人)、立教大学が31人(+9人)と3校で大きく合格者を伸ばし、6校のバランスが取れた実績になっています。

明治大学は78人と前年の95人からは落ち着きましたが、現浪合計では178人と引き続きGMARCH内で最多を維持しており、安定した合格力が続いています。

とくに目を引くのは中央大学と青山学院大学の躍進です。中央大学は前年の16人から32人へと倍増し、2024年度の38人に迫る水準まで一気に回復しました。青山学院大学も前年の5人から16人へと3倍以上に伸びており、2021年度(25人)以来の2桁台に復帰しています。立教大学も31人と2022年度(34人)に次ぐ水準で、この3校の生徒たちが結果を出したことでGMARCH全体の底上げにつながりました。なお法政大学は14人(前年比▲3人)で、やや少なめの年となっています。


都立西高校の難関私立大学(GMARCH)の現役合格者数推移|2020年~2026年

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2020.3卒
人数|比率
2021.3卒
人数|比率
2022.3卒
人数|比率
2023.3卒
人数|比率
2024.3卒
人数|比率
2025.3卒
人数|比率
2026.3卒
人数|比率
学習院大学4人0.9%3人0.5%10人1.6%6人1.3%6人1.1%3人0.6%6人1.0%
明治大学62人14.1%83人14.3%82人13.5%74人16.3%91人16.6%95人20.0%78人13.3%
青山学院大学5人1.1%25人4.3%20人3.3%11人2.4%10人1.8%5人1.1%16人2.7%
立教大学29人6.6%23人4.0%34人5.6%21人4.6%24人4.4%22人4.6%31人5.3%
中央大学37人8.4%39人6.7%31人5.1%29人6.4%38人6.9%16人3.4%32人5.5%
法政大学17人3.9%24人4.1%25人4.1%19人4.2%31人5.7%17人3.6%14人2.4%
合計154人35.0%197人34.0%202人33.2%160人35.3%200人36.5%158人33.2%177人30.2%

※比率は各年度の私立大学延べ合格数に対する割合

経年推移から見えること

①前年度の「明治一強」から一転、中央・青山・立教が大きく伸びてバランスが改善

2025年度は明治大学がGMARCH全体の60%(95人/158人)を占める偏った構造でしたが、2026年度は44%(78人/177人)に落ち着きました。代わりに中央大学が16人→32人、青山学院大学が5人→16人、立教大学が22人→31人と、前年度に合格者が少なかった3校で生徒たちがしっかり結果を出しました。GMARCH全体の合計も19人増えており、特定の大学に頼らない幅広い合格実績になっています。

②GMARCH合計の私立全体に占める比率は30.2%と、7年間で初めて30%台前半に

GMARCH合計の比率はこれまで33〜36%で推移していましたが、2026年度は30.2%と下限を割りました。ただしこれはGMARCHが大きく減ったというより、早慶上理医が296人(50.4%)と大幅に伸びた結果、相対的にGMARCHの比率が押し下げられた構造です。実数で見るとGMARCHは前年比+19人と増加しており、生徒の合格力は着実に高まっています

③中央大学が7年間で最も変動の大きい大学に。青山学院大学も年度ごとの波が大きい

中央大学は37人→39人→31人→29人→38人→16人→32人と、特に直近3年の振幅が目立ちます。青山学院大学も5人→25人→20人→11人→10人→5人→16人と年度ごとの波が大きく、この2校は学年の志望傾向によって合格者数が大きく左右される傾向があります。一方で立教大学(21〜34人)や明治大学(62〜95人)は比較的安定した推移が続いており、GMARCH内でも大学ごとに異なる動きを見せています。

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都立西高校の現役生における私立大学群別合格人数比|2020年~2026年

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2020.3卒
人数|比率
2021.3卒
人数|比率
2022.3卒
人数|比率
2023.3卒
人数|比率
2024.3卒
人数|比率
2025.3卒
人数|比率
2026.3卒
人数|比率
早稲田・慶應義塾102人23.2%152人26.3%154人25.3%133人29.4%107人19.5%139人29.2%155人26.4%
上智・東京理科75人17.0%89人15.4%99人16.3%85人18.8%90人16.4%86人18.1%131人22.3%
私立医学部6人1.4%6人1.0%12人2.0%9人2.0%6人1.1%2人0.4%11人1.9%
GMARCH154人35.0%197人34.0%202人33.2%160人35.3%200人36.5%158人33.2%177人30.2%
その他私立大学103人23.4%135人23.3%141人23.2%66人14.6%145人26.5%91人19.1%113人19.3%

※成成明学國武、四工大+東農、日東駒専などの大学群はホームページにて記載がなかったため未記載としています。

私立大学まとめ

2026年度の私立大学延べ合格数は587人で、前年の476人から大きく増加し、2022年度(608人)に次ぐ水準に達しました。1人あたりの合格数も1.9と2022年度と並ぶ過去最高タイです。合格の「数」が増えただけでなく、その中身も充実しています。早慶上理医+GMARCHで473人、全体の80.6%を占めており、これは7年間で最も高い比率です。2020年度は76.6%でしたから、難関私立大学への集中度が年々高まってきていることがわかります。

大学群ごとの動きを見ると、今年度もっとも伸びたのは上智・東京理科大学の131人(22.3%)です。前年の86人から+45人、これまでの最高だった2022年度(99人)を32人上回る大幅な記録更新でした。早慶も155人(26.4%)と初めて150人台に乗り、過去最高を更新しています。GMARCHは実数で177人(+19人)と増加しましたが、早慶上理の大幅な伸びにより比率は30.2%と相対的にやや下がっています。全体として、より上位の大学群で生徒たちが幅広く結果を出した1年と言えます。

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2020.32021.32022.32023.32024.32025.32026.3
私立大学延べ合格数440人579人608人453人548人476人587人
1人あたり合格数1.41.81.91.51.71.61.9

経年推移から見えること

①上智・理科大の合格者が7年間で75人→131人へと大幅に成長し、私立全体の構成を変えた

上智・東京理科大学の比率は2020年度の17.0%から2026年度の22.3%へと5ポイント以上伸びており、7年間で最も成長した大学群です。特に2025→2026年の86人→131人という伸びが大きく、上智+27人・理科大+18人と両大学で同時に過去最高を記録しました。早慶(155人)との合計は286人で、私立合格者のほぼ半数が早慶上理に集中しています。

②延べ合格数587人・1人あたり1.9と「数」の面でも充実し、合格の選択肢が広がっている

1人あたりの合格数は2020年度の1.4から2026年度は1.9まで上がっており、複数の大学から合格を得て進学先を選べる生徒が増えていることがうかがえます。延べ合格数が増える一方で、難関大学の比率も80.6%と過去最高を更新しているため、「たくさん受けてたくさん受かる」のではなく、難関大学のなかで複数の合格を勝ち取っているという構造です。

③GMARCHは比率30.2%と7年間で最も低いが、実数は+19人で増加しており「質の変化」が本質

GMARCHの比率が下がったのは、早慶上理医が大きく伸びた結果として相対的に押し下げられたもので、GMARCH自体が減ったわけではありません。7年間を通して見ると、私立大学の合格実績は「GMARCH中心」から「早慶上理中心」へと重心が移りつつあり、2026年度はその傾向がもっとも鮮明に表れた年です。

国公立48%・延べ合格739人:都立西高校2026年度 過去最高を更新した進学実績

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2020.3卒2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒2026.3卒
東京一科医38人47人54人44人35人45人70人
旧帝大
(医除く)
26人25人16人12人21人20人27人
TOCKY
(医除く)
22人17人19人22人17人12人13人
関東国公立
(医除く)
24人21人18人20人30人23人31人
その他地方国公立
(医除く)
6人6人10人8人6人12人11人
早慶医102人152人154人133人107人139人155人
上智理科75人89人99人85人90人86人131人
GMARCH154人197人202人160人200人158人177人
その他私立
(海外含む)
109人141人153人75人151人93人124人
GMARCH・国公立以上
延べ合格比率
80.4%79.7%78.9%86.6%77.0%84.2%83.2%

2026年度 進学実績の総括

2026年度の都立西高校は、延べ合格人数739人(現浪計)で過去最高を更新しました。これまでの最高は2022年度の725人でしたが、それを14人上回っています。そのうえ中身も充実しており、GMARCH・国公立大学以上の比率は83.2%と高い水準を維持しています。2020〜2025年度は556〜725人の幅で推移していましたが、2026年度はその上限を超えた形です。

今年度の実績を特徴づけているのは、国公立大学の現役合格率48.1%(152人)という数字です。2020〜2025年度は33〜37%で安定推移していたところから一気に11ポイント以上の上昇を見せ、卒業生のほぼ2人に1人が国公立大学に現役合格するという水準に到達しました。

とりわけ東京一科医の現役70人は前年比+25人で7年間のピークを大幅に塗り替え、旧帝大(27人)・関東国公立(31人)もそろって過去最高を記録しています。私立大学でも早慶155人・上智理科131人がともに過去最高で、早慶上理医の合計296人は私立延べ合格者の50.4%を占めました。GMARCHも177人と前年から増加しており、国公立・私立の双方で生徒たちの頑張りが実を結んだ1年です。

7年間の推移を振り返ると、都立西高校の進学実績は「難関大学への集中度が年々高まる」流れが続いており、2026年度はその傾向がもっとも鮮明に表れました。構成比で見ると、東京一科医(9.5%)+早慶医(21.0%)で全体の約3割を最難関が占め、上智理科(17.7%)+GMARCH(24.0%)の難関層が約4割、残り約2割がその他という三層構造です。

この最難関層の比率が年々厚くなっていることが、西高の7年間の変化を端的に表しています。中学生のみなさんにとって、「どの大学群にどれくらいの先輩が合格しているか」を見ることで、入学後の進路のイメージをつかむ材料にしていただければと思います。

<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・西高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/nishi-h/

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