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【2026年】都立駒場高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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都立駒場高校は2026年度、進学校としての成長を数字ではっきり示す1年となりました。現役生の国公立大学合格者は92名(合格率25.8%)で過去最高を大幅更新。なかでも東京科学大学(旧東京工業大学)6名、TOCKY21名、関東主要国公立39名と、国公立全方位で実績が伸びています。私立大学では上智大学が61名と前年の3倍に急増し、早慶上理合計149名(前年98名)も過去最高を記録しました。

さらに注目したいのは、延べ合格に占めるGMARCH・国公立以上の比率が52.0%に到達したこと。2023年度の43.9%からわずか3年で8ポイント以上の上昇であり、合格の過半数が難関大学クラスで占められるステージに入りました。

駒場高校は進学指導特別推進校7校のうちの1校であり、普通科のほかに保健体育科(1クラス)を持つ文武両道の学校です。2026年3月卒業の学年は、募集定員が例年の316名より1クラス分多い356名。母集団が大きいにもかかわらず合格率で過去最高を更新した点に、実力の伸びの確かさがあらわれています。

本記事では、2021年から2026年までの6年間の推移をもとに、東京一科医・旧帝大・TOCKY・関東国公立・早慶上理・GMARCHの各大学群について、合格実績を詳しく解説していきます。駒場高校を志望する中学生とその保護者の方が、進路を考える材料にしていただけたら嬉しいです。

目次
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【2026年度】都立駒場高校の最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)合格者分析

2026年度の最難関国公立大学への現役合格者数は10名(前年比+3名)で、過去6年間で最多を更新しました。浪人合格者は1名で、現浪合計は11名。現役合格率は2.8%と、こちらも過去最高を記録しています。

注目すべきは、東京科学大学(旧東京工業大学)への現役合格者が6名と一気に倍増したこと。2025年度の3名からジャンプアップし、駒場高校の東京一科実績を一段引き上げる原動力になりました。

なお、2026年3月卒業の学年は募集定員が例年の316名より1クラス分多い356名です。そのため、合格者数が同じでも合格率はやや低く出る計算になります。それでも過去最高率を更新した点は、実力の伸びが人数増を上回っていることの証拠といえそうです。

【2026年度】最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)合格者数と現役合格者前年比

スクロールできます
大学名現役(前年比)浪人合計
東京大学0人(▲1人)0人0人
京都大学1人(+1人)1人2人
一橋大学3人(±0人)0人3人
東京科学大学(旧東京工業大学)6人(+3人)0人6人
国公立大学医学部0人(±0人)0人0人
合計(医学部重複除く)10人(+3人)1人11人

東京科学大学(2024年に旧東京工業大学と旧東京医科歯科大学が統合)の合格実績については、高校によって旧大学ごとに分けて掲載しているケースと、まとめて記載しているケースがあります
当サイトでは、各高校の表記方針にできる限り合わせ、旧東京工業大学分は「東京一科」、旧東京医科歯科大学分は「関東主要国公立大学」にて記載しています。

2026年度の最難関国公立大学への現役合格者数は10名(前年比+3名)で、過去6年間の最多を更新しました。浪人1名を含めると合計11名。現役合格率は2.8%で、こちらも過去最高です。なお、2026年3月卒業の学年は募集定員が例年の316名より1クラス分多い356名であり、分母が大きいにもかかわらず合格率で過去最高を更新した点に、実力の伸びの確かさがあらわれています。

2026年度のポイント

  • 東京科学大学(旧東京工業大学)の6名。前年の3名から倍増し、過去6年で断トツの最多です。2021〜2023年は0〜2名で推移していたこの大学が、2024年以降は2→3→6名と3年連続で右肩上がりを続けており、駒場高校の理系最難関合格力が着実に積み上がっていることがわかります。
  • 一橋大学も3名で2年連続の高水準をキープしており、文系は一橋、理系は東京科学大学という「二本柱」が明確になった1年でした。
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都立駒場高校の最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)の現役合格者数推移|2021年~2026年

スクロールできます
大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒2026.3卒
東京大学0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
京都大学0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
一橋大学2人
(0.6%)
1人
(0.3%)
2人
(0.6%)
1人
(0.3%)
3人
(0.9%)
3人
(0.8%)
東京科学大学
(旧東京工業大学)
2人
(0.6%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
2人
(0.6%)
3人
(0.9%)
6人
(1.7%)
国公立医学部0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
合計4人
(1.3%)
2人
(0.6%)
2人
(0.6%)
5人
(1.6%)
7人
(2.2%)
10人
(2.8%)

()内の比率は、現役生の数(当該学年の入学年度の募集定員)を母数として算出しています。2026年3月卒は募集定員が356名のため、他年度の316名とは母数が異なります。東京大学・京都大学の医学部にて合格があった場合、国公立医学部にて記載します。

経年推移から見えること

6年間の推移を見ると、東京一科医の合格者数は2022〜2023年の2名を底に、5→7→10名と3年連続で右肩上がりを続けています。合格率も1.3%→2.8%へと4倍以上に成長しました。

この成長を牽引しているのが東京科学大学(旧東京工業大学)です。2021年の2名からスタートし、2022〜2023年はゼロに。しかし2024年に復活すると、2→3→6名と加速度的に増加し、2026年には東京一科医全体の6割を占めるまでになりました。一方、一橋大学は2025〜2026年に3名ずつで安定しており、理系の東京科学大学が「エンジン」、文系の一橋大学が「土台」という構造が見えてきます。

もう1つの注目点は、合格者ゼロの年がなくなりつつあること。2022〜2023年は合計2名ずつにとどまりましたが、2024年以降は毎年5名以上をキープ。駒場高校は「最難関国公立に毎年コンスタントに合格者を出せる学校」というステージに入りつつあります。進学指導特別推進校としての取り組みが、数字として結実し始めた局面といえるでしょう。

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【2026年度】都立駒場高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数分析

【2026年度】旧帝大(東大・京大除く)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人現浪合計
北海道大学3人(▲2人)0人3人
東北大学1人(±0人)1人2人
名古屋大学1人(±0人)0人1人
大阪大学1人(±0人)0人1人
九州大学2人(+2人)0人2人
合計8人(±0人)1人9人

2026年度の旧帝大(東京大学・京都大学を除く)への現役合格者数は8名(前年比±0名)で、2025年度に並ぶ過去最多タイ。浪人1名を含めると合計9名が合格しました。母数が316名→356名に増えたぶん合格率は2.5%→2.2%とやや低く出ていますが、人数ベースでは高水準をキープしています。

2026年で注目したいのは、5大学すべてに合格者が出たこと。前年は九州大学がゼロでしたが、2026年は2名が合格し、北海道から九州まで全旧帝大に現役合格者を輩出しました。特定の大学に偏らず全国の旧帝大に挑戦できている学年だったといえます。

【2026年度】TOCKY合格者数と現役合格者前年比

スクロールできます
大学名現役(前年比)浪人現浪合計
筑波大学(T)7人(+5人)0人7人
お茶の水女子大学(O)2人(+1人)0人2人
千葉大学(C)3人(+1人)0人3人
横浜国立大学(Y)8人(+5人)2人10人
神戸大学(K)1人(+1人)0人1人
合計21人(+13人)2人23人

2026年度のTOCKYへの現役合格者数は21名(前年比+13名)で、過去6年間で断トツの最多を記録しました。浪人2名を含めると合計23名。現役合格率は5.9%で、これも過去最高です。

この急増の主役は2つ。横浜国立大学が8名(前年3名→8名)、筑波大学が7名(前年2名→7名)と、この2校だけで全体の伸びの大半を占めました。さらに、お茶の水女子大学・千葉大学・神戸大学もすべて前年を上回る「全勝」だった点も2026年の大きな特徴です。駒場高校はもともと私立志向が強い傾向にありましたが、このTOCKYの急増は、国公立シフトの流れを象徴する結果といえるでしょう。

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都立駒場高校の難関国公立大学(旧帝大+TOCKY)の現役合格者数推移|2021年~2026年

経年推移表(旧帝大)※東大・京大・医学部除く

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大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒2026.3卒
北海道大学2人
(0.6%)
2人
(0.6%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
5人
(1.6%)
3人
(0.8%)
東北大学0人
(0.0%)
3人
(0.9%)
1人
(0.3%)
1人
(0.3%)
1人
(0.3%)
1人
(0.3%)
名古屋大学0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
1人
(0.3%)
1人
(0.3%)
大阪大学0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
2人
(0.6%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
1人
(0.3%)
九州大学1人
(0.3%)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
2人
(0.6%)
0人
(0.0%)
2人
(0.6%)
合計3人
(0.9%)
6人
(1.9%)
3人
(0.9%)
5人
(1.6%)
8人
(2.5%)
8人
(2.2%)

経年推移表(TOCKY)※医学部除く

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大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒2026.3卒
筑波大学10人
(3.2%)
5人
(1.6%)
3人
(0.9%)
7人
(2.2%)
2人
(0.6%)
7人
(2.0%)
お茶の水女子大学0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
2人
(0.6%)
千葉大学4人
(1.3%)
7人
(2.2%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
2人
(0.6%)
3人
(0.8%)
横浜国立大学3人
(0.9%)
5人
(1.6%)
3人
(0.9%)
3人
(0.9%)
3人
(0.9%)
8人
(2.2%)
神戸大学0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
合計17人
(5.4%)
18人
(5.7%)
7人
(2.2%)
11人
(3.5%)
8人
(2.5%)
21人
(5.9%)

()内の比率は、現役生の数(当該学年の入学年度の募集定員)を母数として算出しています。2026年3月卒は募集定員が356名のため、他年度の316名とは母数が異なります。各大学の医学部にて合格があった場合、国公立医学部にて記載します。

旧帝大+TOCKYの経年推移

旧帝大とTOCKYを合わせた合格者数の推移は以下のとおりです。

スクロールできます
202120222023202420252026
旧帝大3人6人3人5人8人8人
TOCKY17人18人7人11人8人21人
合計20人
(6.3%)
24人
(7.6%)
10人
(3.2%)
16人
(5.1%)
16人
(5.1%)
29人
(8.1%)

旧帝大+TOCKYの合計は、2021年の20名(6.3%)から2026年の29名(8.1%)へ成長し、過去6年で最多を更新しました。途中2023年に10名(3.2%)まで落ち込みましたが、そこから3年で約3倍に回復。2022年の25名を超えて新たなピークに達しています。

この成長の構造で面白いのは、旧帝大とTOCKYの動きがまったく対照的なことです。旧帝大は2023年の3名を底に毎年じわじわ積み上げて8名に。一方TOCKYは2023〜2025年に7〜8名と低迷した後、2026年に21名へ一気に跳ね上がりました。旧帝大の安定的な底上げ+TOCKYの爆発が組み合わさった結果が、過去最高の29名という数字です。

もう1点、2026年の特徴として押さえておきたいのは「合格者を出せる大学」の広がりです。旧帝大は5大学すべてで合格者を輩出し、TOCKYも全5大学で前年超え。名古屋大学・大阪大学のように「ゼロの年」が多かった大学でも安定して合格者が出始めており、地方旧帝大や関東圏の国公立への挑戦が学校文化として根付きつつあることがうかがえます。

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【2026年度】都立駒場高校の関東主要国公立大学合格者分析

【2026年度】関東主要国公立大学合格者数と現役合格者前年比

スクロールできます
大学名現役(前年比)浪人現浪合計
茨城大学1人(+1人)0人1人
宇都宮大学0人(±0人)0人0人
群馬大学1人(+1人)0人1人
埼玉大学1人(▲1人)0人1人
東京科学大学
(旧東京医科歯科大学)
0人(±0人)0人0人
東京藝術大学0人(±0人)0人0人
電気通信大学3人(▲1人)1人4人
東京外国語大学1人(▲2人)0人1人
東京学芸大学9人(+7人)1人10人
東京農工大学8人(+5人)0人8人
東京海洋大学3人(+1人)0人3人
東京都立大学12人(+2人)3人15人
横浜市立大学0人(▲3人)0人0人
関東主要国公立大学_合計39人(+10人)5人44人

2026年度の関東主要国公立大学への現役合格者数は39名(前年比+10名)で、過去6年間で断トツの最多を記録しました。浪人5名を含めると合計44名。現役合格率は11.0%で、初めて「1割の壁」を突破しています。

この急増の立役者は東京学芸大学9名(前年2名→9名、+7名)と東京農工大学8名(前年3名→8名、+5名)の2校この2校だけで+12名と、全体の+10名を超える増分を生み出しています(他大学の減少を吸収して余りあるほど)。

東京都立大学も12名と過去最高を更新し、安定した「土台」を提供し続けています。2026年は東京農工大学・電気通信大学・東京海洋大学といった理系大学と、東京学芸大学の教育系に合格者が集中しており、「理系+教育」が強い学年だったことが関東国公立の内訳からもはっきり読み取れます。

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都立駒場高校の関東主要国公立大学の現役合格者数推移|2021年~2026年

スクロールできます
大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒2026.3卒
茨城大学0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
宇都宮大学0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
群馬大学0人
(0.0%)
2人
(0.6%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
埼玉大学3人
(0.9%)
0人
(0.0%)
2人
(0.6%)
0人
(0.0%)
2人
(0.6%)
1人
(0.3%)
東京藝術大学0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
電気通信大学0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
3人
(0.9%)
2人
(0.6%)
4人
(1.3%)
3人
(0.8%)
東京科学大学
(旧東京医科歯科大学)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
東京外国語大学3人
(0.9%)
1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
3人
(0.9%)
1人
(0.3%)
東京学芸大学4人
(1.3%)
5人
(1.6%)
2人
(0.6%)
2人
(0.6%)
2人
(0.6%)
9人
(2.5%)
東京農工大学2人
(0.6%)
6人
(1.9%)
1人
(0.3%)
4人
(1.3%)
3人
(0.9%)
8人
(2.2%)
東京海洋大学1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
2人
(0.6%)
1人
(0.3%)
2人
(0.6%)
3人
(0.8%)
東京都立大学11人
(3.5%)
7人
(2.2%)
7人
(2.2%)
11人
(3.5%)
10人
(3.2%)
12人
(3.4%)
横浜市立大学1人
(0.3%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
3人
(0.9%)
0人
(0.0%)
合計26人
(8.2%)
21人
(6.6%)
18人
(5.7%)
21人
(6.6%)
29人
(9.2%)
39人
(11.0%)

()内の比率は、現役生の数(当該学年の入学年度の募集定員)を母数として算出しています。2026年3月卒は募集定員が356名のため、他年度の316名とは母数が異なります。各大学の医学部にて合格があった場合、国公立医学部にて記載します。

経年推移から見えること

関東主要国公立大学への合格者数は、2023年の18名(5.7%)を底に、29名→39名と2年連続で大幅増加し、2026年に過去最高を更新しました。6年前の2021年(26名・8.2%)と比べても13名増、合格率も約3ポイント上昇しています。

この大学群で最大のポイントは、東京都立大学の「絶対的な安定感」です。6年間で7〜12名を毎年キープし、一度も6名以下に落ちたことがない唯一の大学。2026年の12名は過去最高で、浪人を含めた15名は関東国公立のなかで圧倒的な存在感です。

駒場高校の関東国公立実績は、東京都立大学が土台を作り、その上に年ごとに異なる大学が加わる構造になっています。2025年は電気通信大学4名・東京外国語大学3名、2026年は東京学芸大学9名・東京農工大学8名——「土台」は同じでも「主役」が入れ替わるからこそ、全体が伸び続けているのです。

もう1つ見逃せないのが、合格者を出せる大学の裾野が広がっていること。2021年は13大学中7大学で合格者を出していましたが、2026年は9大学に増加。電気通信大学は2023年以降4年連続、東京海洋大学もほぼ毎年合格者を出すようになりました。かつてはゼロだった大学が「定番の選択肢」に変わりつつあるのは、生徒の進路選択肢が確実に広がっている証拠です。

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都立駒場高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比|2021年~2026年

スクロールできます
大学群2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒2026.3卒
東京一科医4人
(1.3%)
2人
(0.6%)
2人
(0.6%)
5人
(1.6%)
7人
(2.2%)
10人
(2.8%)
旧帝大(医除く)3人
(0.9%)
6人
(1.9%)
3人
(0.9%)
5人
(1.6%)
8人
(2.5%)
8人
(2.2%)
TOCKY(医除く)17人
(5.4%)
18人
(5.7%)
7人
(2.2%)
11人
(3.5%)
8人
(2.5%)
21人
(5.9%)
関東国公立(医除く)26人
(8.2%)
21人
(6.6%)
18人
(5.7%)
21人
(6.6%)
29人
(9.2%)
39人
(11.0%)
地方国公立(医除く)18人
(5.7%)
8人
(2.5%)
6人
(1.9%)
4人
(1.3%)
24人
(7.6%)
14人
(3.9%)
その他248人
(78.5%)
261人
(82.6%)
280人
(88.6%)
270人
(85.4%)
240人
(75.9%)
264人
(74.2%)
国公立合計68人
(21.5%)
55人
(17.4%)
36人
(11.4%)
46人
(14.6%)
76人
(24.1%)
92人
(25.8%)

国公立大学群別の推移から見えること

駒場高校の国公立大学合格者数は、2023年の36名(11.4%)を底に、46→76→92名と3年連続で大幅に増加し、2026年に過去最高を更新しました。合格率25.8%は「1学年の4人に1人以上が国公立に現役合格」する水準で、もともと私立志向が強いとされてきた駒場高校の姿を大きく塗り替える数字です。

2026年の成長を牽引したのは関東国公立(29→39名、+10名)とTOCKY(8→21名、+13名)の2つの大学群。東京一科医と旧帝大は前年とほぼ同水準をキープしており、「上位は安定、中核層が大幅拡大」という成長パターンです。すべての上位大学群で比率が6年前より上昇しており、国公立合格力は特定の大学群に偏らず全方位で底上げされています。

「その他」(=国公立に合格していない生徒の割合)は2023年の88.6%をピークに、2026年は74.2%まで低下しました。駒場高校は普通科のほかに保健体育科(1クラス)を持つ学校であり、全員が国公立大学の受験を前提としているわけではないことを考えると、普通科に限れば国公立合格率はさらに高いと推測されます。進学指導特別推進校としての国公立対策が、目に見える形で実績に結びついた転換点の年といえるでしょう。

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【2026年度】都立駒場高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者分析

【2026年度】最難関私立大学合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人現浪合計
早稲田大学41人(±0人)8人49人
慶應義塾大学13人(+4人)2人15人
上智大学61人(+41人)3人64人
東京理科大学34人(+6人)2人36人
私立大学医学部0人(±0人)0人0人
合計(医学部重複除く)149人(+51人)15人164人

2026年度の早慶上理および私立大学医学部への現役合格者数は149名(前年比+51名)で、過去6年間の最多を大幅更新しました。浪人15名を含めると合計164名。私立大学延べ合格数に占める比率は15.7%で、これも過去最高です。

この驚異的な伸びの主役は上智大学の61名。前年の20名から一気に3倍に増え、早稲田大学(41名)を現役で上回りました。6年前は12名だった上智大学が61名になったことで、駒場高校の最難関私立は「早稲田一強」から「早稲田+上智の二本柱」へと構造が変わっています。東京理科大学も34名と過去最高を記録し、理系私立の選択肢が一段と厚くなりました。早稲田大学は41名で前年と同数。6年間で一度も30名を割ったことがない安定感は健在で、駒場の私立進学の「主軸」であることに揺らぎはありません

都立駒場高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数推移|2021年~2026年

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大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒2026.3卒
早稲田大学62人
(6.2%)
31人
(3.6%)
36人
(3.8%)
49人
(4.9%)
41人
(4.9%)
41人
(4.3%)
慶應義塾大学12人
(1.2%)
13人
(1.5%)
10人
(1.0%)
25人
(2.5%)
9人
(1.1%)
13人
(1.4%)
上智大学12人
(1.2%)
15人
(1.8%)
32人
(3.4%)
23人
(2.3%)
20人
(2.4%)
61人
(6.4%)
東京理科大学28人
(2.8%)
27人
(3.2%)
18人
(1.9%)
24人
(2.4%)
28人
(3.3%)
34人
(3.6%)
私立大学医学部0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
合計114人
(11.3%)
86人
(10.1%)
96人
(10.1%)
121人
(12.1%)
98人
(11.7%)
149人
(15.7%)

()内の比率は、現役生の私立大学延べ合格者数を母数として算出しています。各大学の医学部にて合格があった場合、私立医学部にて記載します。

経年推移から見えること

早慶上理医の合計は、2021〜2025年は86〜121名で推移していましたが、2026年に149名と一気にステージが変わりました。比率も10〜12%台から15.7%へジャンプし、過去6年で最高を大幅更新しています。

この変化の最大の要因は上智大学の「化け方」です。2021年12名→2022年15名→2023年32名と急カーブで伸び、2024〜2025年は20〜23名に落ち着いたかと思いきや、2026年に61名と過去最多を3倍近く更新。私立延べ合格数に占める比率も1.2%→6.4%へと5倍以上に上昇しました。TEAP利用型をはじめとする多様な入試方式と駒場高校の生徒との相性の良さがうかがえますが、この水準が定着するのか一時的な急増なのかは来年以降の注目ポイントです。

もう1つの軸は東京理科大学の着実な成長。2021年28名→2023年18名と一度落ち込みましたが、2024年以降は24→28→34名と右肩上がりで、2026年は過去最高を記録しました。国公立理系の東京科学大学6名、東京農工大学8名とあわせて見ると、2026年は理系進学が国公立・私立の両面でかつてないほど充実した学年だったことがわかります。

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【2026年度】都立駒場高校の難関私立大学(GMARCH)合格者分析

【2026年度】難関私立大学(GMARCH)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人現浪合計
学習院大学19人(+12人)2人21人
明治大学87人(▲7人)22人109人
青山学院大学49人(+7人)7人56人
立教大学59人(+15人)11人70人
中央大学35人(+6人)2人37人
法政大学52人(▲21人)10人62人
合計301人(+12人)54人355人

2026年度のGMARCHへの現役合格者数は301名(前年比+12名)、浪人54名を含めると合計355名。私立大学延べ合格数に占める比率は31.7%で、前年の34.4%からはやや低下しましたが、これは分母(私立延べ合格数)が839名→950名に増えたことが主因です。人数ベースでは289名→301名とむしろ伸びています。

2026年のGMARCHで最も目立つのは大学間の順位変動です。立教大学が59名(前年比+15名)で過去最高を記録し、GMARCHの第2位に浮上。学習院大学も19名(前年比+12名)と過去最多を更新しました。

一方で法政大学は52名(前年比▲21名)と6年間で最少に。合計はほぼ同水準なのに、中身がガラッと入れ替わった年です。明治大学は87名で前年から▲7名ですが、6年間で一度も77名以下に落ちたことがなく、GMARCH内の「絶対的エース」であることは変わりません。

都立駒場高校の難関私立大学(GMARCH)の現役合格者数推移|2021年~2026年

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大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒2026.3卒
学習院大学11人
(1.1%)
13人
(1.5%)
18人
(1.9%)
13人
(1.3%)
7人
(0.8%)
19人
(2.0%)
明治大学113人
(11.2%)
78人
(9.2%)
83人
(8.7%)
90人
(9.0%)
94人
(11.2%)
87人
(9.2%)
青山学院大学35人
(3.5%)
29人
(3.4%)
38人
(4.0%)
52人
(5.2%)
42人
(5.0%)
49人
(5.2%)
立教大学54人
(5.4%)
42人
(4.9%)
53人
(5.6%)
49人
(4.9%)
44人
(5.2%)
59人
(6.2%)
中央大学48人
(4.8%)
40人
(4.7%)
48人
(5.0%)
64人
(6.4%)
29人
(3.5%)
35人
(3.7%)
法政大学81人
(8.0%)
55人
(6.5%)
63人
(6.6%)
72人
(7.2%)
73人
(8.7%)
52人
(5.5%)
合計342人
(34.0%)
257人
(30.2%)
303人
(31.8%)
340人
(33.9%)
289人
(34.4%)
301人
(31.7%)

()内の比率は、現役生の私立大学延べ合格者数を母数として算出しています。

経年推移から見えること

GMARCHの合計は6年間で257〜342名の幅で推移しており、2026年の301名は6年平均(305名)とほぼ一致学年が変わっても300名前後を安定して確保できるGMARCH合格力が、駒場高校の私立進学の最大の強みです。

6年間でもっとも大きな構造変化は「明治一強」から「分散型」への移行です。2021年は明治113名がGMARCH全体の33%を占めていましたが、2026年は明治87名で29%に。代わりに立教(59名)、法政(52名)、青山学院(49名)の3校が40名超で並び立つ構図が生まれています。特定の大学に集中するのではなく、6大学にバランスよく合格者を出せるようになったのは、生徒の進路選択が多様化していることの反映です。

早慶上理(15.7%)+GMARCH(31.7%)=47.4%。駒場高校の私立合格のほぼ半分がGMARCH以上のクラスで占められており、2021年の45.3%から約2ポイント上昇しています。GMARCHの人数は安定したまま、上智・東京理科が急伸したことで、合格の「重心」が上方にシフトしている構造です。

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都立駒場高校現役生の私立大学延べ合格数に占める私立大学群別合格人数比|2021年~2026年

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大学群2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒2026.3卒
早稲田・慶應義塾74人
(7.3%)
44人
(5.2%)
46人
(4.8%)
74人
(7.4%)
50人
(6.0%)
54人
(5.7%)
上智・東京理科40人
(4.0%)
42人
(4.9%)
50人
(5.2%)
47人
(4.7%)
48人
(5.7%)
95人
(10.0%)
私立医学部0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
0人
(0.0%)
GMARCH342人
(34.0%)
257人
(30.2%)
303人
(31.8%)
340人
(33.9%)
289人
(34.4%)
301人
(31.7%)
成成明学國武94人
(9.3%)
65人
(7.6%)
64人
(6.7%)
113人
(11.3%)
67人
(8.0%)
82人
(8.6%)
四工大+東農54人
(5.4%)
39人
(4.6%)
62人
(6.5%)
62人
(6.2%)
72人
(8.6%)
100人
(10.5%)
日東駒専163人
(16.2%)
127人
(14.9%)
138人
(14.5%)
143人
(14.3%)
143人
(17.0%)
111人
(11.7%)
その他私立大学240人
(23.8%)
277人
(32.5%)
291人
(30.5%)
223人
(22.3%)
170人
(20.3%)
207人
(21.8%)
私立延べ合格数1,007人851人954人1,002人839人950人
1人あたり合格数3.192.693.023.172.672.67

私立大学群別の推移から見えること

2026年の駒場高校の私立合格実績を特徴づけるのは、「上位シフト」と「理系シフト」の同時進行です。

上智・東京理科が合計95名(10.0%)に急伸し、GMARCHの31.7%に次ぐ第2の大学群に成長。かつては日東駒専(16.2%)やその他私立の方がはるかに大きかった上智・東京理科が、2026年にこれらを上回ったことは、駒場高校の私立合格の質が大きく変わったことを象徴しています。同時に、四工大+東農も100名(10.5%)と初の3ケタに到達。6年間で54名→100名へ約2倍に成長した伸び率は全大学群のなかで最大で、理系私大の選択肢がかつてないほど広がったことを示しています。

この2つのシフトの裏返しが日東駒専の111名(11.7%)——過去6年で最少という結果です。上位大学群への合格が増えた結果、日東駒専を「押さえ」として受ける必要性が薄れたと読むのが自然でしょう。1人あたりの私立合格数は2.67と前年と同じですが、私立延べ合格数は839名→950名に増加。「受験校数は変わっていないのに合格総数が増えた」のは、卒業生が40名多い学年であることに加え、国公立との併願で私立も幅広く受けた生徒が増えたことを示唆しています。

【2026年度】都立駒場高校の進路決定状況|普通科と保健体育科で見える「二つの顔」

都立駒場高校は、都立高校では珍しく普通科と保健体育科という2つの科が併存する学校です。大学別の詳細な進学者データ(どの大学に何名が進学したか)は公開されていませんが、科別の進路決定状況が公開されており、ここから駒場高校の「二つの顔」が見えてきます。

【2026年度】都立駒場高校の進路決定状況(普通科・保健体育科別)

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進路普通科保健体育科合計
国公立大学25.6%10.3%23.8%
私立大学60.0%87.2%63.1%
外国の大学0.0%0.0%0.0%
四年制大学(小計)85.6%97.4%86.9%
短期大学0.0%0.0%0.0%
専門学校0.7%0.0%0.6%
就職0.0%0.0%0.0%
浪人13.8%0.0%12.2%
大学校0.0%2.6%0.3%
総計100.0%100.0%100.0%

進路決定データから見えるポイント

ポイント1:普通科の国公立進学率は25.6%——「4人に1人」

普通科に限ると、国公立大学への進学率は25.6%。合格率ベースの25.8%とほぼ一致しており、国公立大学に合格した生徒のほぼ全員が実際に国公立に進学していることがわかります。これは国公立大学が原則1校しか合格できない仕組みによるもので、「国公立合格=国公立進学」という構図が駒場高校でもしっかり成り立っていることを示しています。

ポイント2:保健体育科は私立中心+浪人ゼロ

保健体育科の進路は私立大学87.2%が圧倒的。国公立大学にも10.3%(おおよそ3〜4名と推計)が進学しており、体育科からも国公立に挑戦する生徒がいることがわかります。

特筆すべきは浪人率0.0%。保健体育科の生徒は全員が現役で進路を決定しています。スポーツ推薦やAO入試を活用した進路確保も機能している可能性もあり、四年制大学への進学率97.4%は普通科(85.6%)を上回っています。

ポイント3:普通科の浪人率13.8%——第一志望に粘る文化

普通科の浪人率は13.8%で、普通科の約7人に1人が浪人を選択しています。全体の浪人率12.2%と比べると1.6ポイント高く、これは保健体育科の浪人ゼロによって全体が引き下げられているためです。

この数字は、普通科の生徒が国公立や早慶などの第一志望を高く設定し、妥協せずにもう1年挑戦する選択をしていることのあらわれです。進学指導特別推進校として国公立大学への挑戦を後押しする指導方針と、生徒の高い志望意識がかみ合った結果といえるでしょう。

ポイント4:四年制大学進学率86.9%

学校全体の四年制大学進学率は86.9%。浪人(12.2%)を含めると、卒業生の99.1%が四年制大学を目指していることになります。専門学校はわずか0.6%、就職は0.0%。駒場高校が進学校として高い進路意識を維持していることが数字に表れています。

ポイント5:普通科と保健体育科——異なる強みが共存する学校

普通科は国公立25.6%を筆頭に、難関大学への合格実績を年々伸ばしている「進学の顔」。保健体育科は四年制大学進学率97.4%・浪人ゼロという「現役進学の顔」。この二つの異なる強みが1つの学校に共存しているのが、駒場高校ならではの特色です。

合格実績の記事では普通科・保健体育科を合算した数字を使っていますが、保健体育科は1クラス分(約40名)と規模が限られるため、本記事の合格実績は主に普通科の成果が反映されていると考えてよいでしょう。逆に言えば、普通科単体で見た場合の合格率は、本記事で紹介した数字よりやや高くなる可能性があります。

国公立92名+上智の急伸——「合格の過半数が難関大学」の時代へ

都立駒場高校の2021年から2026年までの合格実績を振り返ると、この学校が6年間でどれだけ変わったかがはっきり見えてきます。

合格実績:GMARCH・国公立以上が初めて過半数に

2026年度の現役合格者の延べ合格大学分布を見ると、GMARCHが28.9%ともっとも大きな割合を占め、上智理科9.1%、四工大+東農9.6%、国公立合計8.8%と続きます。GMARCH・国公立以上の上位大学群を合わせると52.0%にのぼり、合格の過半数が難関大学クラスで占められるステージに入りました。

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2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒2026.3卒
GMARCH・国公立以上の延べ合格比率48.7%43.9%43.9%48.4%50.6%52.0%

2023年の43.9%から2026年の52.0%へ、わずか3年で8ポイント以上の上昇。2025年に初めて50%を超え、2026年にそのラインをさらに引き上げました。

過去6年間の主な変化

2021年と2026年を比べると、駒場高校の合格実績は国公立・私立の両面で成長していることがわかります。

  • 国公立大学合格者数:68名→92名(1.35倍)
  • 国公立大学合格率:21.5%→25.8%(4.3ポイント上昇)
  • 最難関国公立(東京一科医):4名→10名(2.5倍)
  • TOCKY:17名→21名(過去最高を更新)
  • 関東主要国公立:26名→39名(1.5倍、過去最高を更新)
  • 早慶上理合計:114名→149名(過去最高を更新)
  • 上智大学単独:12名→61名(5倍)
  • 四工大+東農:54名→100名(初の3ケタ)

特に2026年度は東京科学大学6名、横浜国立大学8名、筑波大学7名、東京学芸大学9名、東京農工大学8名と、複数の大学で過去最高を同時に更新した年でした。

2026年度を「3つのシフト」で読み解く

2026年度の駒場高校の合格実績を特徴づけるのは、3つのシフトです。

① 国公立シフト——合格率25.8%は過去最高

国公立大学合格者92名(25.8%)は過去6年で最多。2023年の36名(11.4%)からわずか3年で2.6倍に伸びました。普通科に限ると国公立進学率は25.6%で、普通科の4人に1人が国公立大学に進学しています。

もともと私立志向が強いと言われてきた駒場高校ですが、東京科学大学6名、TOCKY21名、関東国公立39名と全方位で国公立実績が伸びており、「国公立もしっかり獲れる駒場」という新しい姿が定着しつつあります。

② 上位シフト——上智の急伸で早慶上理149名

上智大学61名の急増により、早慶上理合計は過去最高の149名に。早稲田大学41名、東京理科大学34名も堅調で、最難関私立の合格者が過去に例のないボリュームに達しました。

GMARCH301名も300名台をキープしており、「GMARCH以上が47.4%」という私立合格の質の高さは、駒場高校の生徒の学力層が着実に上がっていることの証です。

③ 理系シフト——国公立も私立も理系が躍進

東京科学大学6名(過去最多)、東京農工大学8名(過去最多)、電気通信大学3名(4年連続)。国公立の理系実績が伸びただけでなく、私立でも四工大+東農が100名(初の3ケタ)、東京理科大学34名(過去最高)と、理系進学が国公立・私立の両面でかつてないほど活発だった学年です。

普通科と保健体育科——駒場ならではの「二つの顔」

駒場高校は普通科に加えて保健体育科(1クラス)を持つ都立高校です。2026年度の進路決定状況を見ると、普通科は国公立25.6%・私立60.0%・浪人13.8%、保健体育科は私立87.2%・浪人0.0%と、科ごとにまったく異なる進路パターンを持っています。

本記事の合格実績は両科合算の数字ですが、主に普通科の成果が反映されています。それでも合格率で過去最高を更新し続けているのは、学校全体の教育力の高さを示しているといえるでしょう。

「進学指導特別推進校」としての成長

駒場高校は、進学指導特別推進校7校のうちの1校として、国公立大学への進学実績向上に取り組んできました。2026年度の結果は、その取り組みが目に見える成果として実を結び始めたことを明確に示しています。

  • GMARCH・国公立以上の延べ合格比率:43.9%→52.0%(3年で8ポイント超の上昇)
  • 国公立大学合格率:11.4%→25.8%(3年で14ポイントの上昇)
  • 東京一科医:2名→10名(3年で5倍)

国公立の伸びだけでなく、上智大学61名・四工大+東農100名のように私立大学でも新しい強みが生まれているのが2026年の特徴です。国公立と私立の両方で実績を積み上げ、「文武両道の進学校」として独自のポジションを築いている——それが現在の駒場高校の姿です。

駒場高校を志望する中学生とその保護者の方にとって、「入学したらどんな大学に進学できるのか」を考える材料にしていただけたら嬉しいです。

<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・駒場高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/komaba-h/

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