「高校入試で燃え尽きてしまったせいか、思うように成績が伸びませんでした。高2では上のクラスに入れなくて、とてもショックでした」——2025年3月に卒業し、北海道大学に進学したA.S.さんは、入学後の苦しい時期をそう振り返ります。
けれど、話は続きます。
「でも、劣等感が生じるようなことは一切なかった。先生方の指導は丁寧で、自分のレベルに合う環境でした。『参考書はひとつのものをじっくりやること』『すぐに塾に行こうと考えず、学校を利用しよう』というアドバイスがとくに心に響いて」。
A.S.さんはその後、図書室を拠点に自習を続け、塾に通うことなく国立大学への現役合格を果たしました。
帝京大学高等学校は、「帝京大学」の名前から大学附属校を想像されがちですが、卒業生のほぼ全員が外部受験で進路を切り拓く、実質的な進学校です。184名という少数精鋭の学年から東大2名、早慶85名——そして合格体験記を読むと、何人もの卒業生が「塾に行かなかった」と語っています。この学校の面倒見の正体を、これから紐解いていきます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
| 学校名 | 帝京大学高等学校 |
| 所在地 | 東京都八王子市越野322 |
| アクセス | JR豊田駅・京王多摩センター駅・京王平山城址公園駅よりスクールバス |
| 校種 | 私立・共学 |
| 偏差値 | V模擬:64(併願優遇の5科一覧はこちら) みんこう:67 |
| 特徴 | 中高一貫校(高校から外部募集60名)、帝京大学への内部進学はほぼなし |
| 校長 | 市川伸一(東京大学名誉教授) |
帝京大学の名前を冠していますが、いわゆる「大学附属校」とは性格が異なります。帝京大学グループへの特別な推薦制度(オール帝京特別入試)の制度はありますが、2026年度の帝京大学への合格者は卒業生184名中わずか8名(医学部含む)。生徒のほぼ全員が、外部の難関大学を目指して受験に臨んでいます。
偏差値64——都立のどの層と並ぶ学校か
本サイトが基準とするV模擬では、帝京大学高校は偏差値64前後の位置づけです。多摩地区のみならず、23区西部の進学校とも併願されるレベル帯です。
| 偏差値 | 都立の例 | 私立の例 |
| 66~ | 戸山、国立(67) | 中央大学、明大八王子(67) |
| 65 | 青山 | 法政大学、桐朋、中大杉並、中大附属 |
| 64 | 立川(64~67) | 帝京大学高校、城北、立教池袋 |
| 63 | 新宿、八王子東 | 明大世田谷、東京都市大等々力、青稜 |
| 62 | 小山台、竹早 | 芝浦工業大学附属、國學院久我山(62~64) |
国立高校や立川高校、新宿高校を第一志望に据えている受験生にとって、帝京大学高校は「進学実績が非常に心強く、校風も落ち着いた」理想的な併願先のひとつになります。
あわせてチェック:
自分の内申で届く学校を探すなら、以下のリストが便利です。
JR中央線・京王線・小田急線——3路線から通えるスクールバス通学
最寄り駅から徒歩で通える立地ではありません。その代わり、3方向からスクールバスが運行されており、多摩地区を中心に広い範囲から生徒が集まっています。
| 乗り場 | 所要時間 | スクールバス年間費用 (2025年度) |
| JR豊田駅(平山5丁目経由) | 約15分 | 84,500円 |
| 京王・小田急多摩センター駅 | 約15分 | 80,600円 |
| 京王平山城址公園駅 | 約10分 | 61,100円 |
路線バスでも通学可能で、京王堀之内駅・南大沢駅・聖蹟桜ヶ丘駅・北野駅などからバスが出ています。2025年度の在校生データを見ると、東京都から432名、神奈川県から100名が通学しています。八王子市が107名で最多ですが、川崎市麻生区から43名、多摩市から46名、日野市から42名と、京王相模原線や小田急線沿線からも多くの生徒が集まっていることがわかります。通学時間は65〜68%の生徒が30分〜60分のゾーンです。
なお、自転車通学は不可です。校舎前の野猿街道は朝夕の交通量が激しいため、安全面から認められていません。
校風——「個の能力を引き出してくれる」少数精鋭
2001年に卒業し、現在フィリップス・ジャパンで働く中山聡さんは、在校中に生徒会長を務め、働きながら米国MBAを取得した人物です。帝京大学高校の魅力をひとことで表すなら「個の能力を引き出してくれる」ことだと語ります。「先生方は良い面を引き出し、褒めて伸ばして応援してくれました」と。
2007年卒でパナソニックに勤務する佐藤知佳さんは、高校時代に前例のほとんどなかった1年間の留学を希望しました。
「先生方が親身に相談に乗ってくださり、実現できた。帰国後は勉強面でもサポートしていただき、早稲田大学政治経済学部へ進学できた」。
生徒の希望を何よりも尊重してくれる学校だった、と振り返っています。
高校からの入学者募集は60名ですが、中学からの一貫生を含めても1学年180名前後。この少人数制が、先生と生徒の距離を極端に近くしています。「放課後は職員室前の学習スペースや廊下で個人指導が行われている」というのは公式サイトの記述ですが、合格体験記を読むと、それが日常の風景だったことが伝わってきます。
もうひとつ印象的なのは、一貫生と高入生の関係です。学校のFAQには「部活動や行事を通じて距離が縮まり、3年後に卒業するときは一貫生か高入生か見分けがつかないくらい仲がよくなります」と書かれています。卒業後も友達と連れ立って学校に遊びに来るOBOGが多いそうです。
Ⅰ類・Ⅱ類から3コースへ——入口の偏差値で天井が決まらない設計
高1:Ⅰ類とⅡ類
入試の成績をもとに、Ⅰ類(上位)とⅡ類に分かれます。ただし、学習する単元は同じです。違いは「深さ」で、Ⅰ類の方が応用・融合問題に多く取り組みますが、進度は揃えてあります。これは高2以降のコース選択の幅を狭めないための設計で、Ⅱ類から特進コースに進む生徒もいます。
高2・高3:3コース制
| コース | 目標大学 | カリキュラムの特徴 |
| 特進コース | 東大をはじめとする難関国立大 | 5教科7科目型。学習意欲の高い生徒が集まり切磋琢磨 |
| 難関Sコース | 国公立大〜難関私大 | 科目選択の自由度が高く、一人ひとりの個性に合った進路設計が可能 |
| 難関Aコース | 難関私大中心 | 志望大学に向けて集中的に学習を進められる |
Ⅱ類で入学しても特進に上がれる可能性があるということは、「入試で一度ついた差をリセットできるチャンスがある」ということです。北海道大学に進学したA.S.さんも、高2で上のクラスに入れなかったと語っていましたが、自分のレベルに合った環境でじっくり力をつけ、結果を出しています。
大学合格実績——184名から東大2名、早慶85名の「塾なし」進学校
主要大学合格者数の推移(延べ人数)
| カテゴリ | 大学名 | 2026年度 (卒業生184名) | 2025年度 | 前年比 |
| 国公立大学 | 合計 | 32名(現役29) | 49名(現役46) | ▲17 |
| 東京大学 | 2 | 2 | ±0 | |
| 一橋大学 | 1 | 1 | ±0 | |
| 東京科学大学 | 2 | 1 | +1 | |
| 東京外国語大学 | 3 | 4 | ▲1 | |
| 筑波大学 | 1 | — | +1 | |
| 横浜国立大学 | 2 | 2 | ±0 | |
| 東京都立大学 | 8 | 12 | ▲4 | |
| 早慶上理ICU | 合計(現役) | 141名 | — | — |
| 早稲田大学 | 55(現54) | 49 | +6 | |
| 慶應義塾大学 | 30(現29) | 38 | ▲8 | |
| 上智大学 | 29(現29) | 72 | ▲43 | |
| 東京理科大学 | 29(現28) | 44 | ▲15 | |
| MARCH | 合計(現役) | 186名 | — | — |
| 明治大学 | 69(現65) | 107 | ▲38 | |
| 中央大学 | 43(現40) | 49 | ▲6 | |
| 法政大学 | 36(現33) | 59 | ▲23 | |
| 立教大学 | 34(現30) | 53 | ▲19 | |
| 青山学院大学 | 22(現18) | 37 | ▲15 | |
| 医学部医学科 | 6名(現4) | — | — | |
※合格者数はすべて延べ人数。
2026年度のキーストーリー
2026年度は卒業生184名に対して、早慶上理ICUの現役合格が141名。1人あたり0.77枠という計算になり、少人数の学年としてはきわめて高い水準です。早稲田大学は前年比+6名の55名と好調で、東大2名は2年連続で輩出しました。
一方、上智大学は前年の72名から29名へと大きく減少しています。学年ごとの志望傾向の違いや年度差の影響が大きいとみられますが、明治大学(107→69)、法政大学(59→36)なども同様の傾向にあり、2025年度が全体的に好調だった年度であったことがうかがえます。
帝京大学への合格者は8名にとどまっており、この学校が「附属校」ではなく「進学校」であることを数字が裏づけています。
進学内訳(2026年度)
| 内訳 | 人数 | % |
|---|---|---|
| 国公立4年制大学 | 22 | 12.0 |
| 私立4年制大学 | 131 | 71.2 |
| 4年制大学合計 | 153 | 83.2 |
| 予備校等・その他 | 30 | 16.3 |
指定校推薦枠(2025年度・首都圏抜粋)
医学部含む帝京大学グループへの特別な推薦制度(オール帝京特別入試)に加え、指定校推薦の枠は充実しています。
| 大学名 | 枠 | 大学名 | 枠 |
|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 3名 | 慶應義塾大学 | 3名 |
| 東京理科大学 | 5名 | 東京都立大学 | 5名 |
| 立教大学 | 4名 | 中央大学 | 6名 |
| 学習院大学 | 4名 | 法政大学 | 1名 |
| 東京農業大学 | 11名 | 東京薬科大学 | 4名 |
ただし、合格実績の数字を見ると一般入試での合格がメインであり、指定校推薦は「もうひとつの選択肢」として位置づけられています。
生徒が動かす行事——バレーボール大会・NZ語学研修・アジア修学旅行
体育大会=「バレーボール大会」
帝京大学高校の体育大会は、エスフォルタアリーナ八王子を会場に全学年でバレーボール大会を行うという独自のスタイルです。予選リーグを勝ち抜いたチームが決勝トーナメントに進みます。2025年度は決勝が3年生同士の対戦となり、僅差で勝敗が決しました。高3にとっては受験前最後の大きな行事です。少人数の学校だからこそ、ひとつの種目に全員が集中して盛り上がれるのかもしれません。
ニュージーランド語学研修旅行(高1・希望者)
高1の希望者を対象に約3週間、NZ南島のクライストチャーチでホームステイを行います。30年以上の歴史があり、2024年度の参加率は90.2%。最大の特徴は「1人1家庭」のホームステイで、複数名で1家庭ではありません。午前または午後は英会話レッスン、もう半分の時間で乗馬・カヌー・マオリ文化体験(ハカ)・国際極地センター・アカロア訪問・テカポ湖訪問などの体験プログラムに参加します。最終日にはスピーチコンテストも開催されます。
卒業生のK.G.さん(東京外国語大学インドネシア語専攻)は、高2のベトナム修学旅行をきっかけにアジアの国々に興味を持ち、外交官を目指すようになったと語っています。NZ研修とアジア修学旅行が組み合わさることで、「世界を直接見る」体験が進路選択に直結している好例です。
アジア地域修学旅行(高2・全員)
高2全員で3泊5日、東南アジア各国を訪れます。2024年度はベトナム、2019年度は台湾でした。事前学習で文化や歴史を学んでから現地へ赴き、同世代の高校生と交流します。
文化祭(11月)
2025年度は11月2日・3日に開催。高2のクラスでは劇を上演しますが、台本づくりから舞台設営、演出まですべて生徒が担当します。夏休みには毎日のように学校に来て練習したというエピソードも。南米音楽部や中国拳法部、マジック部もステージを披露し、「勉強だけの学校」というイメージとは異なる一面を見せてくれます。
特徴的な部活|南米音楽部・中国拳法部・マジック部——「他校にない」魅力
帝京大学高校の部活動は、強制加入ではなく自由参加です。運動部14・文化部12・同好会9と種類は多彩で、兼部している生徒もいます。
注目すべきは、一般的な高校ではまず見かけない部活が3つもあることです。
- 南米音楽部は、学校のFAQで「日本の中高ではおそらく唯一」と記されています。ケーナやチャランゴといった中南米独特の楽器を使い、フォルクローレからJ-POPまで幅広い曲を演奏します。全員が初心者からスタートし、テレビや雑誌から取材を受けることも。毎年3月には南大沢のホールで定期演奏会を開催し、NZ語学研修旅行中には現地でコンサートも行います。
- 中国拳法部は、剣・棍・刀・扇などの武器を使った演舞が特徴。太極拳大会にも参加しています。部員は男子6名・女子16名と、女子の方が多いのが意外なところ。入部すると「色々な武器が使える」「体が柔らかくなる」「自己紹介で困らない」のだそうです。
- マジック部は昼休みにプチマジックショーを開催する活動スタイル。ロープマジックやトランプマジックなど、定番から凝った演出まで幅広いレパートリーを持っています。
その他の主な部活動
| 部活 | 特徴 |
|---|---|
| 吹奏楽部(男19+女60) | 校内最大の部活。中高合同で活動 |
| 野球部(高校) | 西東京大会準優勝の実績あり |
| バドミントン同好会(男25+女37) | 同好会ながら学校最多の人数 |
| テニス部(高校) | 男21+女7。週3日校内コートで練習 |
| 競技かるた部 | 女子19名 |
| 天文気象部 | プラネタリウムの自作にも取り組む。月1回の観測会で惑星観測 |
合格体験記で慶應文学部に進学したR.H.さん(バスケ部)は、高3の6月まで部活を続け、引退後は仲間と学校で勉強しました。
「ホワイトボードに書いて知識をアウトプットし、互いに教え合ううちに理解が深まり成績も伸びた」「部活も勉強も切磋琢磨できる仲間たちと出会えたことは、一生の財産です」。
と語っています。
「受験勉強は学校で」——森に囲まれたキャンパスと学習環境
帝京大学高校は八王子南部の丘陵地帯にあり、校舎に隣接する森にはレッドデータブック掲載の稀少な植物も自生しています。LHRや課外活動でタケノコ掘りをすることもあるという、都内の学校とは思えない自然環境です。キャンパスにはヤマユリやニリンソウが咲き、野ウサギの姿を見かけることもあります。
学習環境としては、蔵書46,000冊の図書室、自習室、AL教室(アクティブラーニング教室)、イングリッシュラウンジなどが整っています。52畳の和室の書道作法室では、書道の授業や茶道同好会が活動しています。
校舎全体が学習スペースであることが特徴で、静かに集中したいときは自習室や図書室、友達と教え合いたいときは教室や廊下、先生に質問したいときは職員室前のスペースと、目的に合わせて場所を選べます。最終下校時刻まで学校に残って勉強する生徒が多く、「塾に行かずに学校で完結する」環境が卒業生の声と重なります。
食堂では定食・カレーライス・ラーメン・スパゲッティなどが310〜450円で提供されています。パンや飲み物も購入でき、教室に持ち帰って食べることも可能です。
年間費用と就学支援金
初年度必要経費(2025年度)
| 区分 | 項目 | 金額 |
|---|---|---|
| 入学手続時 | 入学金 | 330,000円 |
| 設備充実費 | 50,000円 | |
| 学費 | 授業料(月額) | 31,000円 |
| 維持費(月額) | 13,000円 | |
| その他 | 後援会入会金(入学時のみ) | 10,000円 |
| 後援会費(年額) | 12,000円 | |
| 生徒会費 | 4,000円 | |
| 学校情報連絡ツール(年額) | 3,432円 | |
| 旅行積立金(月額) | 10,000円 | |
| 学校徴収経費(年額) | 95,000円 | |
| 端末購入費(入学時のみ) | 145,420円 | |
| 初年度学費(設備充実費含む) | 908,000円 | |
旅行積立金はNZ語学研修旅行(高1)やアジア地域修学旅行(高2)の費用にあてられ、積立期間は高2までです。学校徴収経費(95,000円)は副教材費、模試代、検定受験料、災害備蓄品費等を予め預かり、年度末に精算されます。
2026年度(昨年度)併願優遇の基準——加点型のため当日の力が試される
帝京大学高校の併願優遇は、いわゆる「確約型」ではありません。当日の3科目の素点に+30点を加算して合否判定を行う「加点型」です。基準を満たしていても、当日の出来が悪ければ不合格になります。
入試の基本情報(2026年度実施済み)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 2026年2月11日(水) |
| 募集定員 | 60名 |
| 試験科目 | 英語・数学・国語(各100点・各50分)+面接(5人1組のグループ面接) |
| 合格発表 | 2月12日(木)9:00〜 Web発表 |
| 入学手続期限 | 3月3日(火)15:00 |
| 併願の自由度 | 国立・公立・私立を問わず何校でも併願可能 |
併願優遇の基準
以下のA・Bをともに満たす必要があります。手続きは12月中旬に中学校の先生と帝京大学高校の教諭間で行われ、受験生・保護者が直接やりとりすることはありません。
| 基準 | 条件 |
|---|---|
| A | 3年間の欠席が20日以内 |
| B | 5科合計24以上 かつ 9科すべて2以上 |
| B(英検あり) | 英検準2級取得者は5科合計23以上で可 |
※内申は公立高校提出書類に記載される第3学年の5段階評定。対象は公立中学校在籍者のみです。
入試結果の推移
| 年度 | 応募人数 | 受験人数 | 合格人数 | 実質倍率 | 合格最低点 | 3科平均点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 192 | 186 | 172 | 1.08 | 130/300 | 193.7 |
| 2025 | 266 | 259 | 240 | 1.08 | 137/300 | 197.6 |
| 2024 | 275 | 265 | 246 | 1.08 | 141/300 | 205.1 |
実質倍率は3年連続で1.08倍と安定しています。なお、単願制度はなく、単願でも一般受験生と同じ条件での受験となります。
特待生制度もあります。卓越した成績で合格した受験生に個別連絡があり、学費が原則全額免除されます。ただし毎年審査があり、1年ごとの更新制です。
入学後は当日の試験点数(加点なし)でⅠ類・Ⅱ類のクラス分けが行われます。
この学校が合う受験生、合わない受験生
帝京大学高校は、「先生の面倒見に乗って、自分の力を引き出してほしい」と思える受験生にフィットする学校です。合格体験記を読むと、東大理Ⅰに受かった生徒も一橋大学に受かった生徒も、繰り返し「先生との距離の近さ」「塾に通わずに合格できた」と語っています。夏期講習は何講座取っても無料、希望者が1人でも開講するという体制は、少人数校ならではの贅沢さです。
一方で、最寄り駅から徒歩圏ではなくスクールバス通学が前提となるため、通学時間を最小限にしたい受験生には合いにくい面もあります。また、「帝京大学」の名前から附属校の安心感を期待して入学すると、そこにあるのは外部受験一本の進学校です。帝京大学への推薦枠はあくまで指定校推薦の枠の一つにすぎません。
NZ語学研修(3週間・1人1家庭のホームステイ)やアジア修学旅行など、国際体験プログラムの充実度は高く、実際に海外体験をきっかけに外交官を目指すようになった卒業生もいます。「勉強だけでなく、視野を広げる体験をさせたい」と考えているご家庭にとっては、検討に値する選択肢です。
「名前で誤解されるけれど、中身は少数精鋭の進学校」
帝京大学の名前を冠しているのに、帝京大学に行かない学校。184名の卒業生から東大2名を出し、合格体験記では何人もが「塾に行かなかった」と語る学校。八王子の森の中で、校舎全体を学習スペースにして、先生と生徒が二人三脚で大学受験に向かう学校。
都立第一志望の受験生にとって、帝京大学高校は「名前のイメージ」と「実際の中身」のギャップが最も大きい学校のひとつかもしれません。併願先として名前が挙がったら、まず学校説明会に足を運んでみてください。9月・10月・11月に計3回開催されます。校舎見学も予約制で受け付けており、授業の様子を直接見ることもできます。
<参照元>
本ページ内の情報やデータは各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各高校の最新データをご確認ください。
・帝京大学中学校・高等学校公式サイト https://www.teikyo-u.ed.jp/




