都立小松川高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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東京都立小松川高等学校は、1916年に創立された伝統校であり、「質実剛健」「文武両道」を校風とし、進学に力を入れてきました。2007年には「進学指導推進校」に指定され、2018年にはさらに「進学指導特別推進校」に昇格し、国公立大学への進学実績が高く評価されています。2021年度には、86名の生徒が難関国公立大学に合格しており、進学実績の向上が続いています。

また、英語教育にも力を入れており、「英語教育推進校」として英語4技能(聞く・話す・読む・書く)の習得に重点を置いた授業を実施しています。生徒は国際的な視野を広げるために、海外学校間交流や英語を活用した探究活動にも積極的に参加しています。さらに、理数分野の研究や教育も充実しており、「理数研究校」としても活動を展開しています。

一方で、スポーツ面でも優秀な実績を残しており、ボート部が全国大会で準優勝するなど、「Sport-Science Promotion Club」としてスポーツ科学を基盤とした活動が評価されています。こうした多岐にわたる活動は、東京都教育委員会からも高く評価され、同校は幅広い教育活動を展開しています。

小松川高校は、創立100年を超える歴史と伝統を持ちながらも、現代の教育ニーズに対応した革新的な取り組みを行い、生徒の進学と人間的成長を支える学校です。本記事では、小松川高校の、2024年度の大学合格実績に迫っていきます。

目次

【2024年度】都立小松川高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)合格者数

大学名現役浪人合計
東京大学000
京都大学101
一橋大学202
東京工業大学202
国公立大学医学部000
合計(医学部重複除く)505

2024年度の都立小松川高校における最難関国公立大学(東京一工+医学部)への合格実績をまとめました。合格者の内訳を見ると、京都大学に1名、一橋大学に2名、東京工業大学に2名の現役生が合格しています。一方で、東京大学と国公立大医学部への合格者は出ていません。

注目すべき点として、合格者5名全員が現役生であり、浪人生の合格者がいないことが挙げられます。これは同校の現役合格に向けた指導の成果が表れていると言えるでしょう。

特に一橋大学と東京工業大学への合格者がそれぞれ2名いることは、文系・理系ともにバランスの取れた進学実績を示しています。また、京都大学への現役合格者を出したことも、同校の進学指導の質の高さを示す結果といえるでしょう。

合計5名という合格者数は、都立高校としては健闘していると評価できます。ただし、東京大学や医学部への合格者がいない点は、今後の課題となる可能性があります。

総じて、都立小松川高校は2024年度、最難関国公立大学への進学において、特に現役合格の面で一定の成果を上げたと言えるでしょう。

都立小松川高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

都立小松川高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者推移
都立小松川高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役生の現役生に占める人数比

都立小松川高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)への現役合格者数の推移を2020年から2024年までの5年間にわたって分析すると、以下のような特徴が見られます。

2020年は合格者がいませんでしたが、2021年以降、着実な成長を遂げています。2021年には3名(一橋大学1名、東京工業大学2名)が合格し、現役生の0.9%を占めました。

2022年は若干減少し2名(一橋大学1名、東京工業大学1名)の合格でしたが、2023年に大きく飛躍します。この年は9名もの合格者を輩出し、内訳は京都大学2名、一橋大学4名、東京工業大学3名と、多様な大学に合格者を出しています。現役生の2.8%が合格を果たし、5年間で最高の実績となりました。

2024年は5名(京都大学1名、一橋大学2名、東京工業大学2名)の合格者を出し、現役生の1.6%が合格しています。2023年からは減少したものの、2021年、2022年と比べると高い水準を維持しています。

注目すべき点として、京都大学への合格者が2023年に初めて出て2024年も維持していること、一橋大学と東京工業大学への合格者が比較的安定していることが挙げられます。

一方で、国公立大医学部への合格者は5年間を通じて出ていません。

全体として、都立小松川高校は最難関国公立大学への現役合格者数を着実に増やしており、特に2023年の躍進が目覚ましいです。直近の2024年はやや減少したものの、依然として高い水準を保っています。この傾向が今後も続くか、さらなる向上が見られるかが注目されるところです。

【2024年度】都立小松川高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数

旧帝大(旧帝国大学)合格者数

大学名現役浪人合計
北海道大学101
東北大学505
名古屋大学101
大阪大学202
九州大学000
合計909

TOCKY合格者数

大学名現役浪人合計
筑波大学505
お茶の水女子大学101
千葉大学20020
横浜国立大学303
神戸大学000
合計29029

2024年度の都立小松川高校における旧帝大(東大・京大除く)とTOCKY(筑波大学、お茶の水女子大学、千葉大学、横浜国立大学、神戸大学)への合格実績が発表されました。

旧帝大の合格状況を見ると、合計9名の現役合格者を出しています。内訳は、東北大学が最も多く5名、大阪大学2名、北海道大学と名古屋大学がそれぞれ1名となっています。九州大学への合格者はありませんでした。

TOCKY合格者数では、千葉大学が突出しており20名の現役合格者を輩出しています。次いで筑波大学が5名、横浜国立大学が3名、お茶の水女子大学が1名となっています。一方、神戸大学への合格者はありませんでした。TOCKY全体では29名の現役合格者を出しています。

特筆すべき点として、両カテゴリーともに現役生のみの合格であり、浪人生の合格者が出ていないことが挙げられます。これは、同校の現役合格に向けた指導の成果が表れていると言えるでしょう。

また、千葉大学への合格者数が非常に多いことから、同大学への進学に特に強みを持っていることがうかがえます。

旧帝大とTOCKYを合わせると、合計38名の合格者を出しており、都立高校としては優れた実績を示しています。特に、東北大学や千葉大学といった特定の大学への強い合格実績が目立ちます。

今後の課題としては、合格者が出ていない大学(九州大学、神戸大学)への対策や、より多様な大学への合格者数を増やすことが考えられますが、全体として都立小松川高校は難関国立大学への進学において高い実績を示していると評価できます。

都立小松川高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

都立小松川高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数_5カ年推移
都立小松川高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役生に占める大学別人数比_5カ年推移

都立小松川高校の旧帝大(東大・京大除く)とTOCKYへの現役合格者数の推移を2020年から2024年までの5年間にわたって分析すると、以下のような特徴が見られます。

2020年は15名(全体の4.8%)の合格者から始まり、2021年に28名(8.9%)と大きく増加しました。2022年には更に増加して35名(11.1%)となり、5年間で最高の合格者数を記録しています。2023年は32名(10.1%)とやや減少しましたが、2024年には38名(11.9%)と再び増加しており、高い水準を維持しています。

大学別の推移を見ると、以下の特徴が挙げられます:

  • 北海道大学:2020年の3名から2024年は1名と変動があります。0人の年もあります。
  • 東北大学:2021年から合格者が出始め、2024年には5名まで増加しています。
  • 名古屋大学:2024年に初めて1名の合格者を出しています。
  • 大阪大学:2024年に初めて2名の合格者を出しています。
  • 九州大学:2020年、2022年に1名ずつ合格者がいます。
  • 筑波大学:2020年の4名、2022年と翌2023年には7名ずつ、2024年には5名の合格を出しており、着実な成長が見られます。例年1~2%の現役生が合格しています。
  • お茶の水女子大学:2023年に2名、2024年に1名の合格者を出しています。
  • 千葉大学:最も顕著な増加を示しており、2020年の8名から2024年には20名まで大幅に増加しています。例年現役生の6%前後が合格しています。
  • 横浜国立大学:2020年の2名から2024年は3名と、緩やかな増加傾向にあります。
  • 神戸大学:この5年間においては1人も現役合格者は出ていません。

特筆すべき点として、千葉大学への合格者数が著しく増加していることが挙げられます。また、東北大学や筑波大学への合格者数も着実に増えており、これらの大学への進学指導に力を入れていることがうかがえます。

全体として、都立小松川高校は旧帝大とTOCKYへの現役合格者数を着実に増やしており、特に2022年以降は9%台の高い合格率を維持しています。この結果は、同校の進学指導の質の向上と、生徒の学力向上を反映していると言えるでしょう。

【2024年度】都立小松川高校の関東主要国公立大学合格者数

大学名現役浪人合計
茨城大学101
宇都宮大学000
群馬大学101
埼玉大学617
東京藝術大学000
電気通信大学202
東京医科歯科大学202
東京外国語大学202
東京学芸大学718
東京農工大学202
東京海洋大学101
東京都立大学224
横浜市立大学000
関東主要国公立大学_合計26430

2024年度の都立小松川高校における関東主要国公立大学の合格実績をまとめました。この結果から、同校の進学状況について以下のような特徴が見られます:

  • 最も合格者が多かったのは東京学芸大学で、現役7名、浪人1名の計8名が合格しています。
  • 次いで埼玉大学が多く、現役6名、浪人1名の計7名が合格を果たしています。
  • 東京都立大学には現役2名、浪人2名の計4名が合格しています。
  • 電気通信大学、東京医科歯科大学、東京外国語大学、東京農工大学にはそれぞれ2名の現役合格者がいます。
  • 茨城大学、群馬大学、東京海洋大学にはそれぞれ1名の現役合格者がいます。
  • 一方で、宇都宮大学、東京藝術大学、横浜市立大学への合格者は出ていません。

全体としては、現役26名、浪人4名の合計30名が関東主要国公立大学に合格しています。この結果から、都立小松川高校は特に東京学芸大学と埼玉大学という教育に強みを持つ大学の合格に強みを持つことがわかります。

注目すべき点として、現役合格者が全体の約87%を占めており、現役での合格率が非常に高いことが挙げられます。これは同校の進学指導が効果的に機能していることを示唆しています。

また、多様な大学に合格者を出していることから、幅広い進路選択に対応できる指導を行っていることがうかがえます。

一方で、宇都宮大学や横浜市立大学など、合格者が出ていない大学もあることから、これらの大学への対策を強化することが今後の課題となる可能性があります。

総じて、都立小松川高校は関東主要国公立大学への進学において、特に現役合格の面で優れた実績を上げていると言えるでしょう。多様な大学への合格実績は、生徒の多様なニーズに応える進学指導の成果と考えられます。

都立小松川高校の関東主要国公立大学の現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

都立小松川高校の関東主要国公立大学の現役合格者数_5カ年推移
都立小松川高校の関東主要国公立大学現役合格者の現役生に占める大学別人数比_5カ年推移

都立小松川高校の関東主要国公立大学への現役合格者数の推移を2020年から2024年までの5年間にわたって分析すると、以下のような特徴が見られます。

2020年は19名(全体の6.1%)の合格者から始まり、2021年に27名(8.6%)と大きく増加しました。2022年には更に増加して33名(10.4%)となり、5年間で最高の合格者数を記録しています。2023年は31名(9.8%)とやや減少し、2024年には26名(8.2%)となっていますが、2020年と比較すると依然として高い水準を維持しています。

大学別の推移を見ると、以下の特徴が挙げられます:

  • 茨城大学:2021年のみ5名(1.6%)と多めでしたが、2021年を除くと例年1~2名の合格者を出しています。
  • 埼玉大学:2020年の8名(2.6%)から2024年は6名(1.9%)と、一貫して高い合格者数を維持しています。
  • 電気通信大学:2020年の1名から2024年は2名と、緩やかな増加傾向にあります。
  • 東京外国語大学:2020年の1名から2024年は2名と、安定した合格実績を示しています。
  • 東京学芸大学:2020年の2名(0.6%)から2024年は7名(2.2%)と、着実な増加が見られます。
  • 東京農工大学:例年0~3名の現役合格者が出ています。
  • 東京海洋大学:例年1~3名の現役合格者が出ています。
  • 東京都立大学:2021年、2023年には12名(3.8%)と二桁の現役合格者を出しています。

全体として、都立小松川高校は関東主要国公立大学への現役合格者数を着実に増やしており、特に2022年以降は8~10%と高い合格率を維持しています。埼玉大学と東京学芸大学への強い合格実績が特筆されますが、他の大学にも幅広く合格者を出していることから、多様な進路選択に対応できる進学指導を行っていることがうかがえます。

今後の課題としては、合格者数が減少傾向にある大学への対策強化や、より多くの大学への安定した合格者数の確保が考えられます。しかし、全体として都立小松川高校は関東主要国公立大学への進学において高い実績を示しており、公立高校としての強みを発揮していると評価できます。

都立小松川高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比

都立小松川高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比【表】
都立小松川高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比【グラフ】

都立小松川高校の国公立大学群別合格人数比の推移を2020年から2024年までの5年間にわたって分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 全体的な傾向:

国公立大学全体の合格率は、2020年の17.4%から2022年の27.8%まで上昇し、その後わずかに減少して2024年は26.2%となっています。5年間を通じて、合格率は着実に向上しています。

2. 大学群別の推移:

  • 東京一工(東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、国公立大学医学部):2020年の0%から2024年の1.6%まで上昇しています。特に2023年は2.8%と高い合格率を記録しました。
  • 旧帝大(東京大学、京都大学を除く):2020年の0.3%から2024年の2.8%まで大きく上昇しています。
  • TOCKY(筑波大学、お茶の水女子大学、千葉大学、横浜国立大学、神戸大学):2020年の4.5%から2024年の9.1%まで倍増しています。直近3年ほど安定して30人前後(9%前後)となっています。
  • 関東国公立(医療系を除く):2020年の6.1%から2024年の8.2%まで上昇しています。2022年には10.4%と最も高い合格率を記録しました。
  • 地方国公立(医学部を除く):2020年の6.4%から2024年の4.4%とやや減少傾向にあります。

3. 特筆すべき点:

  • TOCKYと関東国公立大学への合格率が特に高く、都立小松川高校の強みとなっています。
  • 東京一工や旧帝大といった最難関大学群への合格率も徐々に上昇しており、学校全体の学力向上が見られます。
  • 地方国公立大学への合格率はやや減少傾向にありますが、これは他の難関大学群への挑戦が増えたためと考えられます。

都立小松川高校は、この5年間で国公立大学への合格実績を大幅に向上させています。特にTOCKYや関東国公立大学への強い合格実績に加え、最難関大学群への合格者も着実に増やしています。

今後の展望としては、現在の上昇傾向を維持しつつ、さらに東京一工や旧帝大への合格率を高めることが期待されます。また、地方国公立大学への合格率の減少を抑えつつ、全体的なバランスの取れた進学実績の向上を目指すことが重要でしょう。

【2024年度】都立小松川高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者数

大学名現役浪人合計
早稲田大学42143
慶應大学14014
上智大学16117
東京理科大学30232
私立大学医学部000
合計(医学部重複除く)1024106

2024年度の都立小松川高校における最難関私立大学(早慶上理+医学部)の合格実績をまとめました。この結果から、同校の進学状況について以下のような特徴が見られます:

  • 早稲田大学への合格者が最も多く、現役42名、浪人1名の計43名が合格を果たしています。これは全体の約40%を占める非常に高い数字です。
  • 次いで、東京理科大学への合格者が多く、現役30名、浪人2名の計32名が合格しています。
  • 上智大学には現役16名、浪人1名の計17名が合格しており、早稲田大学と東京理科大学に次ぐ合格者数を示しています。
  • 慶應義塾大学には14名の現役合格者がおり、難関私大への進学実績をさらに高めています。
  • 私立大学医学部への合格者は今年度はいませんでした。

全体としては、現役102名、浪人4名の計106名が最難関私立大学に合格しています。この結果から、都立小松川高校は特に早稲田大学と東京理科大学への進学に強みを持っていることがわかります。

注目すべき点として、現役合格者が全体の約96%を占めており、現役での合格率が非常に高いことが挙げられます。これは、同校の進学指導が効果的に機能していることを示唆しています。

また、早慶上理のすべての大学に二桁の合格者を出していることから、バランスの取れた進学指導を行っていることがうかがえます。

一方で、医学部への合格者がいない点は今後の課題となる可能性があります。

総じて、都立小松川高校は最難関私立大学、特に早稲田大学への進学に強い実績を持つ高校であると言えます。現役合格率の高さと合格者数の多さは、同校の進学指導の質の高さを示しています。今後は、この強みを維持しつつ、医学部への合格者を出すことで、さらなる進学実績の向上が期待されます。

都立小松川高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立大学延べ合格数に占める大学別人数比の推移

都立小松川高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数_5カ年推移
都立小松川高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)現役合格者の私立大学延べ合格者に占める大学別人数比_5カ年推移

都立小松川高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)への現役合格者数の推移を2020年から2024年までの5年間にわたって分析すると、以下のような特徴が見られます。

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1. 全体的な傾向:

合格者数は2020年の40名から2024年の102名まで、5年間で約2.5倍に増加しています。特に2022年から2024年にかけての伸びが顕著です。

2. 大学別の推移:

  • 早稲田大学:17名(2020年)から42名(2024年)へと大幅に増加。
  • 慶應義塾大学:4名(2020年)から14名(2024年)へと着実に増加。
  • 上智大学:4名(2020年)から16名(2024年)へと4倍に増加。
  • 東京理科大学:15名(2020年)から30名(2024年)へと倍増。
  • 私立大学医学部:5年間を通じて合格者なし。

3. 私立大学延べ合格者数に占める割合:

2020年の7.0%から2024年の10.4%まで、着実に上昇しています。特に2023年と2024年は9.8%と10.4%と高い水準を維持しています。

4. 特筆すべき点:

  • 早稲田大学への合格者数が特に顕著に増加しており、2024年には私立大学延べ合格者数の4.3%を占めています。
  • 全ての対象大学(医学部を除く)で合格者数が増加傾向にあり、バランスの取れた進学実績の向上が見られます。
  • 2022年以降、合格者数の増加が加速しています。

都立小松川高校は、この5年間で最難関私立大学への合格実績を大幅に向上させています。特に早稲田大学への強い進学実績が目立ちますが、他の難関大学への合格者数も着実に増加しています。全体的な私立大学合格者数に占める最難関大学合格者の割合も上昇しており、進学指導の質の向上が顕著に表れています。

今後の課題としては、私立大学医学部への合格者を出すことが挙げられます。また、この上昇傾向を維持しつつ、さらなる飛躍を目指すことが期待されます。

総じて、都立小松川高校は最難関私立大学への進学において、特に現役合格の面で顕著な成果を上げており、公立高校としての強みを最大限に発揮していると評価できます。この実績は、同校の進学指導の質の高さと、生徒の学力向上への取り組みの成果を反映していると言えるでしょう。

【2024年度】都立小松川高校のGMARCH合格者数

GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)合格者数

大学名現役浪人合計
学習院大学21122
明治大学87390
青山学院大学30030
立教大学66167
中央大学47249
法政大学74276
合計3259334

2024年度の都立小松川高校におけるGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政大学)への合格実績をまとめました。この結果から、同校の進学状況について以下のような特徴が見られます:

  • 合格者数が最も多いのは明治大学で、現役87名、浪人3名の計90名が合格しています。これはGMARCH合格者全体の約27%を占める高い数字です。
  • 次いで法政大学が多く、現役74名、浪人2名の計76名が合格を果たしています。
  • 立教大学も健闘しており、現役66名、浪人1名の計67名が合格しています。
  • 中央大学には現役47名、浪人2名の計49名が合格しています。
  • 青山学院大学には30名の現役合格者がおり、堅実な実績を示しています。
  • 学習院大学への合格者は現役21名、浪人1名の計22名でした。

全体としては、現役325名、浪人9名の合計334名がGMARCH大学に合格しています。この結果から、都立小松川高校はGMARCH大学、特に明治大学、法政大学、立教大学への進学に強みを持っていることがわかります。

注目すべき点として、現役合格者が全体の約97%を占めており、現役での合格率が非常に高いことが挙げられます。これは、同校の進学指導が効果的に機能していることを示唆しています。

また、GMARCH各大学への合格者数にばらつきはあるものの、すべての大学に20名以上の合格者を出していることから、幅広い進路選択に対応できる指導を行っていることがうかがえます。

総じて、都立小松川高校はGMARCH大学への進学に強い実績を持つ高校であると言えます。特に明治大学、法政大学、立教大学への合格者数が多く、これらの大学への進学を希望する生徒にとっては魅力的な選択肢となっていることがうかがえます。現役合格率の高さと合格者数の多さは、同校の進学指導の質の高さを示しており、公立高校としての強みを最大限に発揮していると評価できます。

都立小松川高校のGMARCHの現役合格者数と私立大学延べ合格数に占める大学別人数比の推移

都立小松川高校のGMARCHの現役合格者数推移_5カ年推移
都立小松川高校のGMARCH現役合格者の私立大学延べ合格者に占める大学別人数比_5カ年推移

都立小松川高校のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政大学)への現役合格者数の推移を2020年から2024年までの5年間にわたって分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 全体的な傾向:

合格者数は2020年の161名から2024年の325名まで、5年間で約2倍に増加しています。特に2020年から2021年にかけての伸びが顕著で、その後も安定して高い水準を維持しています。

2. 大学別の推移:

  • 学習院大学:7名(2020年)から21名(2024年)へと3倍に増加。
  • 明治大学:41名(2020年)から87名(2024年)へと2倍以上に増加。
  • 青山学院大学:10名(2020年)から30名(2024年)へと3倍に増加。
  • 立教大学:33名(2020年)から66名(2024年)へと倍増。
  • 中央大学:26名(2020年)から47名(2024年)へと着実に増加。
  • 法政大学:44名(2020年)から74名(2024年)へと大幅に増加。

3. 私立大学延べ合格者数に占める割合:

2020年の28.1%から2024年の33.2%まで上昇しています。2021年には35.1%とピークを記録し、その後も30%以上の高い水準を維持しています。

4. 特筆すべき点:

  • 明治大学への合格者数が特に顕著に増加しており、2024年には私立大学延べ合格者数の8.9%を占めています。
  • すべてのGMARCH大学で合格者数が増加傾向にあり、バランスの取れた進学実績の向上が見られます。
  • 2021年以降、合格者数が270名以上の高い水準で安定しています。

都立小松川高校は、この5年間でGMARCH大学への合格実績を大幅に向上させています。特に明治大学と法政大学への強い進学実績が目立ちますが、他のGMARCH大学への合格者数も着実に増加しています。全体的な私立大学合格者数に占めるGMARCH合格者の割合も上昇しており、進学指導の質の向上が顕著に表れています。

今後の展望としては、この高い水準を維持しつつ、さらなる合格者数の増加や、各大学へのより均衡のとれた合格者数の分布を目指すことが考えられます。

総じて、都立小松川高校はGMARCH大学への進学において、特に現役合格の面で顕著な成果を上げており、公立高校としての強みを最大限に発揮していると評価できます。この実績は、同校の進学指導の質の高さと、生徒の学力向上への取り組みの成果を反映していると言えるでしょう。

都立小松川高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武・四工大+東農大・日東駒専)

都立小松川高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武)
都立小松川高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(四工大+東農大)
都立小松川高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(日東駒専)

都立小松川高校の現役生のその他私立大学群(成成明学獨武・四工大+東農大・日東駒専)への合格状況を2020年から2024年までの5年間にわたって分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 成成明学國獨武(成蹊・成城・明治学院・國學院・武蔵大学):

  • 合格者数は2020年の47名から2024年の114名へと大幅に増加。
  • 特に成城大学と明治学院大学の伸びが顕著で、2024年にはそれぞれ21名、31名の合格者を出している。
  • 全体的に見て、この群への合格率は2020年の8.2%から2024年の11.6%へと上昇している。

2. 四工大(芝浦工業・東京電機・東京都市・工学院大学)+東京農業大学:

  • 合格者数は2020年の91名から2024年の104名へと増加。
  • 芝浦工業大学への合格者が特に多く、2024年には36名となっている。
  • 東京農業大学も安定した合格者数を維持しており、2024年には40名の合格者を出している。
  • この群への合格率は2020年の15.9%から2024年の10.6%へとやや減少しているが、依然として高い水準を保っている。

3. 日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修大学):

  • 合格者数は2020年の175名から2024年の271名へと大幅に増加。
  • 特に日本大学と東洋大学への合格者が多く、2024年にはそれぞれ77名、134名となっている。
  • この群への合格率は2020年の30.6%から2024年の27.7%へとやや減少しているが、依然として高い割合を占めている。

総合的な傾向:

  • 全体的に見て、これらの大学群への合格者数は増加傾向にある。
  • 特に成成明学國武と日東駒専への合格者数の伸びが顕著である。
  • 四工大+東京農業大学への合格率はやや減少しているが、実数としては増加している。
  • 私立大学全体の合格者数が増加する中で、これらの大学群への合格者も着実に増えている。

この結果から、都立小松川高校は難関私立大学だけでなく、幅広い私立大学への進学実績を向上させていることがわかります。特に、日東駒専や成成明学國武といった中堅私立大学への強い合格実績は、多様な学力層の生徒に対応した進学指導を行っていることを示唆しています。また、理系大学(四工大や東京農業大学)への安定した合格者数は、同校の理系教育の充実を反映していると言えるでしょう。

今後の課題としては、これらの大学群への高い合格実績を維持しつつ、さらに上位の大学への挑戦を増やすことが考えられます。全体として、都立小松川高校は幅広い進路選択に対応できる進学指導を行っており、公立高校としての強みを最大限に発揮していると評価できます。

都立小松川高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移

都立小松川高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移【グラフ】
都立小松川高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移【表】

都立小松川高校の現役生の私立大学群別合格人数比の推移を2020年から2024年までの5年間にわたって分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 全体的な傾向:

私立大学への延べ合格者数は2020年の572人から2024年の979人へと大幅に増加しています。1人あたりの合格数も1.8から3.1へと向上しており、受験機会の拡大と合格実績の向上が見られます。

2. 大学群別の推移:

  • 早慶上理+医学部:2020年の7.%から2024年の10.4%へと着実に上昇しています。特に2024年はついに10%を超えてきており、最難関私大への挑戦が増えています。
  • GMARCH:2020年の28.1%から2024年の33.2%へと大きく上昇しています。2021年には35.1%とピークを記録し、その後も30%以上の高い水準を維持しています。
  • 成成明学國武:2020年の8.2%から2024年の11.6%へと増加しています。中堅私大への進学実績が向上していることがわかります。
  • 四工大+東農大:2020年の15.9%から2024年の10.6%へとやや減少傾向にありますが、依然として一定の割合を維持しています。
  • 日東駒専:2020年の30.6%から2024年の27.7%へとやや減少していますが、依然として高い割合を占めています。
  • その他私立大学:2020年の10.1%から2024年の6.4%へと減少しています。これは、より難度の高い大学群への挑戦が増えたことを示唆しています。

3. 特筆すべき点:

  • GMARCHと早慶上理への合格率が年々上昇しており、難関私大への進学実績が向上しています。
  • 成成明学國武への合格率も増加しており、中堅私大への進学にも力を入れていることがわかります。
  • 日東駒専への合格率は若干減少していますが、依然として高い水準を維持しています。
  • 四工大+東農大への合格率の減少は、他の難関大学群への挑戦が増えたためと考えられます。

都立小松川高校は、この5年間で私立大学への合格実績を大幅に向上させています。特にGMARCHや早慶上理といった難関私大への合格率が上昇していることから、学校全体の学力向上が見られます。同時に、成成明学獨武や日東駒専といった中堅私大への安定した合格実績も維持しており、多様な学力層の生徒に対応した進学指導を行っていることがうかがえます。

今後の展望としては、難関私大への合格率をさらに高めつつ、中堅私大への安定した合格実績を維持することが期待されます。また、理系大学(四工大+東農大)への合格率の維持も課題となるでしょう。

総じて、都立小松川高校は幅広い私立大学への進学実績を着実に向上させており、公立高校としての強みを最大限に発揮していると評価できます。この傾向が今後も続くことで、同校の評価がさらに高まることが予想されます。

国公私立の幅広い大学群にて現役合格者数を飛躍的に伸ばしている小松川高校

小松川高校現役生の延べ合格数に占める大学群別人数比

都立小松川高校の2020年度から2024年度にかけての進学実績を総括すると、全体的に著しい向上が見られます。特に注目すべき点は以下の通りです:

  1. 国公立大学への合格者数が増加し、特に東京一工や旧帝大といった最難関大学への合格者を着実に輩出するようになりました。これは同校の学習指導の質の向上を示唆しています。
  2. 私立大学では、GMARCHへの合格者数が161名から325名へと倍増以上となり、同校の中核的な合格先となっています。これは、難関私大への進学を視野に入れた指導の成果と言えるでしょう。
  3. 早慶上理+医学部への合格者数も21名から56名へと大幅に増加しており、最難関私大への挑戦が活発化しています。
  4. 中堅私大(成成明学國武、日東駒専)への合格者数も大きく伸びており、多様な学力層の生徒に対応した進学指導が行われていることがわかります。
  5. 延べ合格者数が626人から1062人へと増加し、生徒一人あたりの合格数も増えています。これは受験機会の拡大と学力向上の双方を示唆しています。

これらの結果から、都立小松川高校は過去5年間で進学実績を大幅に向上させ、公立高校としての強みを最大限に発揮していると評価できます。特に、難関大学への合格者数の増加と同時に、中堅大学への安定した合格実績を維持していることは、バランスの取れた進学指導の成果と言えるでしょう。

総じて、都立小松川高校は公立進学校としての地位を確立し、着実に実績を積み上げています。この傾向が今後も続くことで、同校の評価がさらに高まり、より多くの優秀な生徒を惹きつけることが予想されます。また、この成功例は他の公立高校にとっても参考になる事例となるでしょう。

今後も、個々の生徒の可能性を最大限に引き出す教育と、時代の要請に応じた柔軟な進学指導を続けることで、都立小松川高校がさらなる発展を遂げることを期待します。


<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・小松川高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/komatsugawa-h/

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この記事を書いた人

教員免許保有(小学校教諭1種、中学校・高校保健体育)の40代サラリーマン。現在高校生の息子の高校受験時に生来のオタク気質をこじらせ首都圏の私立・都立高校を調べた結果、都立高校のコスパの良さに驚愕。現在小学生の娘の高校受験に備えての備忘録がてら、都立高校の魅力を発信していくために「都立高のトリセツ」を開設。

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