東京都の高校野球界は全国でも最も競争が激しい地区の一つです。毎年100校を超える学校が甲子園出場を目指してしのぎを削り、伝統校から新興勢力まで群雄割拠の戦いを繰り広げています。
本ランキングでは、2021年から2025年7月までの春季大会、夏の選手権大会（東東京・西東京）、秋季大会の成績を独自のポイント制度で数値化。単発的な好成績ではなく、継続的な実力を評価することで、現在の東京高校野球界の真の勢力図を明らかにしました。
甲子園常連の名門校は今も君臨し続けているのか？それとも新たな強豪校が台頭しているのか？東東京・西東京の地区別傾向は？進学校と野球専門校、どちらが上位に食い込んでいるのか？
数字が物語る東京高校野球の現在地を、詳細な大会成績とともにお届けします。あなたの母校や注目校は何位にランクインしているでしょうか。
東京都高校野球ランキング算出方法
対象大会について
東京都内の高校野球部が参加する主要大会のうち、関東大会や全国大会につながる以下3つの大会を調査対象としました。
調査対象大会（2021年～2025年7月時点）
- 春季東京都高等学校野球大会 兼 関東地区高等学校野球大会出場校決定戦
- 全国高等学校野球選手権大会 東東京大会/西東京大会（夏の甲子園予選）
- 秋季東京都高等学校野球大会
ポイント制度の設計
春季・秋季大会は東京都全域でのトーナメント、夏の選手権大会は東西に分割されたトーナメントという違いを考慮し、以下のようにポイントを設定しました。
春季・秋季東京都大会
- 優勝：30点
- 準優勝：30点
- ベスト4：20点
- ベスト8：15点
- ベスト16：10点
- ベスト32：5点
夏の選手権大会（東東京・西東京各大会）
- 優勝：20点
- 準優勝：20点
- ベスト4：15点
- ベスト8：10点
- ベスト16：5点
※夏の大会は東西分割により参加校数が半減するため、春季・秋季大会と比較して同成績でもポイントを調整しています。
このポイント制度により、各校の2021年～2025年における総合的な実力を数値化し、客観的なランキングを算出しました。
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【2025年度版】東京の高校野球強豪校TOP30を一挙公開！
東京都内の高校野球部を、大会成績などからスコア化し、TOP30をランキング形式で掲載。今の東京の野球シーンをけん引する実力校がひと目でわかります。
| 順位 | ポイント | 高校名 | 区市町村 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 230pt | 日本大学第三高校 | 町田市 |
| 2位(同率) | 220pt | 関東第一高校 | 江戸川区 |
| 2位(同率) | 220pt | 二松学舎大学附属高校 | 千代田区 |
| 4位 | 215pt | 東海大学菅生高校 | あきる野市 |
| 5位 | 205pt | 帝京高校 | 板橋区 |
| 6位 | 165pt | 早稲田実業学校高等部 | 国分寺市 |
| 7位 | 155pt | 国学院久我山高校 | 杉並区 |
| 8位 | 120pt | 創価高校 | 小平市 |
| 9位 | 115pt | 修徳高校 | 葛飾区 |
| 10位 | 100pt | 日本大学鶴ヶ丘高校 | 杉並区 |
| 11位 | 95pt | 東亜学園高校 | 中野区 |
| 12位 | 90pt | 都・小山台高校 | 品川区 |
| 13位 | 85pt | 明治大学付属八王子高校 | 八王子市 |
| 14位(同率) | 80pt | 共栄学園高校 | 葛飾区 |
| 14位(同率) | 80pt | 早稲田大学高等学院 | 練馬区 |
| 14位(同率) | 80pt | 日本体育大学荏原高校 | 大田区 |
| 17位(同率) | 75pt | 桜美林高校 | 町田市 |
| 17位(同率) | 75pt | 佼成学園高校 | 杉並区 |
| 17位(同率) | 75pt | 国士舘高校 | 世田谷区 |
| 17位(同率) | 75pt | 八王子学園八王子高校 | 八王子市 |
| 17位(同率) | 75pt | 堀越高校 | 中野区 |
| 22位(同率) | 65pt | 岩倉高校 | 台東区 |
| 22位(同率) | 65pt | 日本大学第二高校 | 杉並区 |
| 22位(同率) | 65pt | 日本大学豊山高校 | 文京区 |
| 25位(同率) | 50pt | 駒澤大学高校 | 世田谷区 |
| 25位(同率) | 50pt | 世田谷学園高校 | 世田谷区 |
| 27位 | 45pt | 明治大学付属中野高校 | 中野区 |
| 28位(同率) | 40pt | 都・城東高校 | 江東区 |
| 28位(同率) | 40pt | 淑徳高校 | 板橋区 |
| 30位(同率) | 35pt | 都・文京高校 | 豊島区 |
| 30位(同率) | 35pt | 大森学園高校 | 大田区 |
| 30位(同率) | 35pt | 城西大学付属城西高校 | 豊島区 |
| 30位(同率) | 35pt | 駿台学園高校 | 北区 |
| 30位(同率) | 35pt | 東京高校 | 大田区 |
※2021年～2025年のトーナメント実績をスコア化してランキング作成
東京都の強豪高校野球部TOP10を成績付きで紹介
ランキング上位10校については、スコアの算出元となった直近のトーナメント結果を1校ごとに紹介。全国大会出場常連の超強豪校も多数ランクイン！
【1位】日本大学第三高校｜230pt 大会別成績（2021〜2025）
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春季東京都高等学校野球大会 | ベスト4 | ベスト32 | ベスト4 | ベスト4 | 準優勝 |
| 全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会 | – | 準優勝 | 優勝 （甲子園出場） | 優勝 （甲子園出場） | ベスト4 |
| 秋季東京都高等学校野球大会 | – | ベスト8 | ベスト32 | ベスト4 | ベスト4 |
2022年、2023年と連続で夏の甲子園出場を果たし、東京都代表として全国にその名を轟かせている。2000年代に入ってから、2001年、2003年、2004年、2005年、2009年、2011年、2012年、2013年、2018年と甲子園に出場している都内屈指の強豪校。夏の選手権大会での安定した成績は群を抜いている。
日本大学の付属校として共学で運営され、文武両道の教育方針のもと、学業と野球の両立を図りながら多くの優秀な選手を育成。町田市の恵まれた環境で、東京都高校野球界のトップランナーとしての地位を確立している。
【2位（同率）】関東第一高校｜220pt 大会別成績（2021〜2025）
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春季東京都高等学校野球大会 | – | ベスト16 | 準優勝 | 優勝 | 優勝 |
| 全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会 | – | 優勝 （甲子園出場） | ベスト16 | ベスト8 | 準優勝 |
| 秋季東京都高等学校野球大会 | – | ベスト16 | 優勝 （選抜出場） | ベスト32 | ベスト4 |
2008年、2010年、2015年、2016年、2019年、そして2024年と甲子園に出場している東京高校野球界の伝統的強豪校として長年にわたり安定した実力を発揮。2021年から2024年にかけて春季大会で3度の優勝、2023年秋季大会優勝（選抜出場）、2024年夏の甲子園出場など、コンスタントに上位進出を果たしている。
【2位（同率）】二松学舎大学附属高校｜220pt 大会別成績（2021〜2025）
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春季東京都高等学校野球大会 | – | ベスト32 | ベスト32 | 準優勝 | ベスト4 |
| 全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会 | – | ベスト4 | – | 優勝 （甲子園出場） | 優勝 （甲子園出場） |
| 秋季東京都高等学校野球大会 | – | 優勝 （選抜出場） | ベスト8 | 準優勝 （選抜出場） | 準優勝 （選抜出場） |
2021年、2022年と連続で夏の甲子園出場を果たした実力校。2014年、2017年、2018年にも甲子園出場しており、近年の東東京地区を代表する強豪校。秋季大会でも好成績を残し、2021年、2022年、2024年と選抜大会出場を重ねており、全国大会での経験値は非常に高い。
【4位】東海大学菅生高校｜215pt 大会別成績（2021〜2025）
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春季東京都高等学校野球大会 | 準優勝 | 準優勝 | ベスト16 | ベスト8 | ベスト4 |
| 全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会 | – | ベスト16 | ベスト16 | 準優勝 | 優勝 （甲子園出場） |
| 秋季東京都高等学校野球大会 | – | – | ベスト8 | 優勝 （選抜出場） | ベスト8 |
2017年、2021年夏の甲子園出場校として、東京西部地区を代表する強豪校。2022年秋季大会優勝・春の選抜大会出場、2024年、2025年の春季大会連続準優勝など、安定して上位に食い込む実力を持つ。東海大学系列校として自然豊かなあきる野市で文武両道を実践している。
【5位】帝京高校｜205pt 大会別成績（2021〜2025）
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春季東京都高等学校野球大会 | ベスト8 | 優勝 | 優勝 | ベスト4 | – |
| 全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会 | – | 準優勝 | ベスト16 | ベスト4 | ベスト4 |
| 秋季東京都高等学校野球大会 | – | ベスト4 | – | ベスト4 | ベスト8 |
コロナで甲子園大会が中止となった2020年に東東京大会優勝。2000年代には、2002年、2006年、2007年、2009年、2011年と甲子園出場の強豪。2023年、2024年の春季大会連続優勝という輝かしい実績を持つ。2024年夏の準優勝も含め、安定した成績を誇る伝統校。
【6位】早稲田実業学校高等部｜165pt 大会別成績（2021〜2025）
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春季東京都高等学校野球大会 | ベスト8 | ベスト16 | ベスト4 | ベスト16 | – |
| 全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会 | – | 優勝 （甲子園出場） | ベスト8 | ベスト8 | ベスト16 |
| 秋季東京都高等学校野球大会 | – | 準優勝 （選抜出場） | ベスト4 | ベスト16 | ベスト32 |
2024年夏の甲子園出場、秋季大会準優勝・選抜大会出場と、2024年に飛躍した名門進学校。2006年、2010年、2015年にも甲子園出場。早稲田大学系列校として学業と部活動の両立で定評があり、野球部も全国レベルの実力を証明している。
【7位】國學院久我山高校｜155pt 大会別成績（2021〜2025）
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春季東京都高等学校野球大会 | ベスト8 | ベスト8 | ベスト32 | ベスト8 | ベスト8 |
| 全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会 | – | ベスト8 | – | ベスト8 | 準優勝 |
| 秋季東京都高等学校野球大会 | – | ベスト16 | – | ベスト16 | 優勝 （選抜出場） |
2019年に甲子園出場。近年は、2021年夏の準優勝、秋季大会優勝・春の選抜大会出場など、要所で存在感を示す実力校。都内屈指の進学校かつ男女別学として伝統を重んじる校風のもと、野球部も着実に成果を上げている。春季大会でのベスト8常連校として安定した強さを誇る。
【8位】創価高校｜120pt 大会別成績（2021〜2025）
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春季東京都高等学校野球大会 | ベスト32 | ベスト8 | ベスト8 | ベスト32 | ベスト16 |
| 全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会 | – | ベスト4 | ベスト8 | ベスト16 | ベスト8 |
| 秋季東京都高等学校野球大会 | – | – | 準優勝 | – | – |
2007年に甲子園出場。2023年秋季大会準優勝という好成績が光る。創価大学系列校として文武両道の教育方針を掲げ、野球部も着実に力をつけている。近年の成長ぶりが注目される学校の一つ。
【9位】修徳高校｜115pt 大会別成績（2021〜2025）
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春季東京都高等学校野球大会 | – | ベスト8 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト32 |
| 全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会 | – | ベスト8 | ベスト8 | – | ベスト4 |
| 秋季東京都高等学校野球大会 | – | ベスト32 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト8 |
2004年、2013年に甲子園出場経験あり。地域密着型の私立共学校として、コツコツと実力を積み上げている。2024年の夏季大会ベスト8進出など、確実に上位進出を果たす安定感のある野球部運営が特徴。
【10位】日本大学鶴ヶ丘高校｜100pt 大会別成績（2021〜2025）
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春季東京都高等学校野球大会 | ベスト16 | ベスト4 | ベスト32 | ベスト16 | ベスト16 |
| 全国高等学校野球選手権大会 東・西東京大会 | – | – | 準優勝 | ベスト8 | – |
| 秋季東京都高等学校野球大会 | – | – | ベスト8 | – | – |
日本大学附属校として杉並区に位置する伝統校。2008年、2014年と甲子園出場。近年は2023年夏の準優勝という成果を残しており、日大系列校の中でも野球部の実力は高く評価されている。2024年春季大会ベスト4進出など、コンスタントに上位進出を果たしている。
【11位～20位】東京の野球部強豪高校を一覧で紹介
- 11位 東亜学園高校（95pt・中野区）
2025年の春季都大会で初優勝。2023年の全国高等学校野球選手権大会東東京大会でも準優勝で、甲子園まであと一歩。私立共学校として中野区で長年の歴史を持つ。 - 12位 都・小山台高校（90pt・品川区）
進学指導推進校の指定を受ける都内屈指の進学校として学業優秀者が多数在籍。2014年に選抜出場。文武両道の校風のもと、都立校として私立強豪校に対抗する気概を見せる。 - 13位 明治大学付属八王子高校（85pt・八王子市）
明治大学の系列校として共学で運営。八王子の自然環境を活かした教育環境で、野球部も着実に実力をつけている。 - 14位（同率）共栄学園高校（80pt・葛飾区）
私立共学校として葛飾区に位置。2023年の全国高等学校野球選手権大会東東京大会で初優勝し、甲子園に出場。地域密着型の教育を展開し、野球部も地道な努力で成果を上げている。 - 14位（同率）早稲田大学高等学院（80pt・練馬区）
早稲田大学の直系附属校。男子校として高い学力水準を維持しながら、野球部も都内上位レベルの実力を持つ名門。 - 14位（同率）日本体育大学荏原高校（80pt・大田区）
日本体育大学の系列校として共学で運営。スポーツ教育に特色を持ち、野球部も体育系大学の系列校らしい指導を展開。 - 17位（同率）桜美林高校（75pt・町田市）
桜美林大学の系列校として共学で国際教育にも力を入れる学校。附属校ではあるが、国公立大学・早慶上理・MARCH進学者も多数。野球部は春夏6回の甲子園出場経験を持つ古豪。 - 17位（同率）佼成学園高校（75pt・杉並区）
私立男子校として杉並区に位置。仏教系の建学精神を持ち、心身の鍛錬を重視した野球部運営を行っている。難関国公立、早慶にも多数の合格者を輩出する進学校。 - 17位（同率）国士舘高校（75pt・世田谷区）
国士舘大学の系列校として共学校で運営。2005年に夏の甲子園出場。2019年、2020年に選抜出場。武道教育でも知られ、野球部も精神力を重視した指導で定評がある。 - 17位（同率）八王子学園八王子高校（75pt・八王子市）
2016年に夏の甲子園初出場。私立共学校として八王子市に位置。文理コース制で多様な進路に対応し、野球部も文武両道を実践している。
【21位～30位】東京の野球部強豪高校を一覧で紹介
- 17位（同率）堀越高校（75pt・中野区）
私立共学校として芸能コースでも有名。1980年、90年代に甲子園出場経験のある古豪。近年はサッカー部も全国大会出場しており、多彩な才能を育成する学校で、野球部も個性を活かした指導を展開。 - 22位（同率）岩倉高校（65pt・台東区）
私立共学校として台東区に位置。1997年に甲子園出場経験あり。交通系の専門教育でも特色を持っている高校。 - 22位（同率）日本大学第二高校（65pt・杉並区）
日本大学の附属校として共学で運営。3割が日大進学、7割は他大進学する進学校。杉並区の住宅地に位置し、日大系列校として安定した野球部運営を継続。 - 22位（同率）日本大学豊山高校（65pt・文京区）
日本大学の系列校として男子校で運営。文京区の教育環境を活用し、学業と野球の両立を図る伝統校。2000年に夏の甲子園出場。 - 25位（同率）駒澤大学高校（50pt・世田谷区）
駒澤大学の系列校として共学で運営。仏教系の建学精神を継承し、心の教育を重視した野球部指導が特徴。 - 25位（同率）世田谷学園高校（50pt・世田谷区）
私立男子校として世田谷区に位置。仏教系の教育理念を掲げ、人格形成と野球技術向上の両立を目指している。 - 27位 明治大学付属中野高校（45pt・中野区）
明治大学の系列校として男子校で運営。中野区の都市部に立地し、明大系列校として質の高い教育と野球指導を展開。 - 28位（同率）都・城東高校（40pt・江東区）
進学指導推進校にも指定されている東京都立の進学校。都立高校の中ではスポーツに力を入れている高校。都立高校として地域の期待を背負い、限られた環境の中で工夫を重ねる。 - 28位（同率）淑徳高校（40pt・板橋区）
私立共学校として板橋区に位置。地域に根ざした教育を展開し、進学実績が向上している高校。野球部も着実に力をつけている発展途上の学校。 - 30位（同率）都・文京高校（35pt・豊島区）
東京都立の共学校として豊島区に位置。都立校として文武両道を目指し、公立校の意地を見せる気概ある野球部。
東京高校野球界の現在と未来
大学附属校の圧倒的優位性
今回のランキングで最も顕著に表れたのは、大学附属校の強さです。TOP10のうち8校が大学附属・系列校で占められており、安定した教育環境と充実した施設、そして優秀な指導体制が継続的な好成績につながっていることが明らかになりました。特に日本大学系列校（日大三、日大鶴ヶ丘）、早稲田系列校（早稲田実業、早稲田大学高等学院）の活躍が目立ちます。
甲子園常連校の安定した実力
1位の日本大学第三高校をはじめ、関東第一高校、二松学舎大学附属高校、東海大学菅生高校など、甲子園出場経験のある学校が上位を独占。一発勝負ではない継続的な強さこそが、真の実力の証明となっています。
都立高校の健闘
私立優位の中でも、小山台高校（12位）、城東高校（28位）、文京高校（30位）といった都立高校がランクインしているのは特筆すべき点です。限られた環境の中でも工夫を重ね、私立強豪校に対抗していく姿勢は東京都高校野球の多様性を物語っています。
地域バランスの良さ
ランキング上位校の所在地を見ると、23区内から多摩地区まで幅広く分布しており、東京都全域で高いレベルの野球が展開されていることがわかります。これは選手にとって身近な場所に目標となる強豪校があることを意味し、東京高校野球界全体の底上げにもつながっています。
今後の展望
伝統校の安定した強さがある一方で、文武両道を貫く公私の進学校も存在します。また、このランキングは2025年7月時点のものであり、今後の大会結果によって順位変動は十分に予想されます。
東京の高校野球は今後も激戦が続くでしょう。新たな強豪校の台頭、伝統校の復活、都立高校の躍進など、目が離せない展開が待っています。次世代を担う球児たちがどのような新しい歴史を刻んでいくのか、今後の動向に注目です。
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＜データ参照元＞
大会の結果は、以下の公式サイトのデータを参照・加工しポイントに換算しています。
・一般財団法人 東京都高等学校野球連盟 ホームページ https://www.tokyo-hbf.com/
また、野球部の紹介は各高校のホームページを参考にまとめています。