女子バドミントンに情熱を注ぐ中学生にとって、高校選びは将来への大切な一歩です。「どの学校が本当に強いのか」「自分に合った環境で成長できるか」「女子校と共学校、どちらが良いのか」といった疑問を抱く中学生や保護者の方も多いことでしょう。
そこで今回、2022年から2025年までの東京都内主要3大会(春季大会、総体、新人大会)の団体戦成績を独自にスコア化し、客観的なデータに基づいた「女子バドミントン部実力校ランキング」を作成しました。個人の才能に依存しがちな個人戦ではなく、学校全体の指導力や環境の充実度を反映する団体戦に注目することで、真の教育力を持つ学校を明らかにしています。
1位の淑徳巣鴨高校から20位の日大鶴ヶ丘高校・都立東村山高校まで、このランキングには私立の女子校から都立の共学校まで、実に多様な学校が名を連ねています。それぞれが独自の教育理念でバドミントン指導に取り組み、女子生徒たちの成長を支えている姿が浮かび上がってきます。
東京都の高校女子バドミントン部が参加する大会について
高校のバドミントン部では、1人で戦う「シングルス」、2人でペアを組む「ダブルス」、そしてこれらを組み合わせてチーム全体で勝敗を決める「団体戦」があります。
全国大会(高校生の憧れの舞台)
- 全国高等学校総合体育大会バドミントン競技大会(通称:インターハイ)
- 全国高等学校選抜バドミントン大会(通称:選抜大会)
- 全日本ジュニアバドミントン選手権大会
- 国民スポーツ大会
東京都内の主要大会
- 関東大会につながる東京都春季高校バドミントン大会
- 東京都バドミントン冬季ブロック大会(東・西に分かれて実施)
- 東京都国公立高校バドミントン選手権大会
今回のランキングでは、個人戦ではなく団体戦の結果を重視しました。個人戦では上手な選手が1人いるだけで好成績を残せますが、団体戦では学校全体のバドミントン部としての実力が必要になるからです。
調査内容とポイント算出方法
調査期間:2022年から2025年(途中まで)
対象大会
- 春季高校バドミントン大会(関東大会東京予選)
- 東京都高校総体(インターハイ東京予選)
- 東京都高校新人大会(全国選抜大会東京予選)
ポイント配分
- 春季大会:優勝30点、準優勝25点、ベスト4は20点
- 総体・新人大会:優勝25点、準優勝20点、ベスト4は15点
このランキングは各学校の継続的な競技力を示していますが、学校によって「育成重視」や「勝負重視」など方針が異なるため、あくまで参考の一つとしてご活用ください。進路選択の際は、学校見学や部活体験も合わせて検討することをお勧めします。
【2025年度版】東京の高校女子バドミントン部強豪ランキングTOP20
順位 | ポイント | 高校名 | 市区町村 | 補足 |
---|---|---|---|---|
1位 | 295pt | 淑徳巣鴨高校 | 豊島区 | 私立仏教系進学校。男子同様に女子でも都内最強の実力を誇る。関東大会女子50年連続出場の伝統校 |
2位 | 245pt | 目黒日本大学高校 | 目黒区 | 日大準附属校。目黒区の好立地で、日出高校の伝統を継承し女子バドミントンでも都内屈指の実力 |
3位(同率) | 200pt | 実践学園高校 | 中野区 | 私立進学校。中野区の文武両道校で、男女ともにバドミントン強豪として知られる |
3位(同率) | 200pt | 藤村女子高校 | 武蔵野市 | 私立女子校。武蔵野市にある女子教育の伝統校で、女子校ならではのきめ細かい指導が特色 |
5位 | 190pt | 東京家政学院高校 | 千代田区 | 私立女子校。千代田区という都心立地で家政系教育に定評があり、女子スポーツにも力を入れる |
6位 | 150pt | 都・小岩高校 | 江戸川区 | 江戸川区の都立校。男女ともに関東大会常連の公立校として、地域密着型の部活動が特色 |
7位 | 140pt | 錦城高校 | 小平市 | 小平市の私立進学校。文武両道で難関大学進学実績も高く、女子バドミントンでも安定した実力 |
8位 | 135pt | 明星高校 | 府中市 | 府中市のカトリック系私立校。男女ともにバドミントン強豪として、宗教教育と部活動の両立が特徴 |
9位 | 125pt | 国士舘高校 | 世田谷区 | 国士舘大附属校。世田谷区のスポーツ系伝統校として女子バドミントンでも一定の実力を発揮 |
10位 | 120pt | 都・城東高校 | 江東区 | 江東区の都立校。男女ともに公立校として異例の好成績で、都立校の可能性を示す存在 |
11位 | 105pt | 錦城学園高校 | 千代田区 | 千代田区の私立校。都心立地の商業系学校として実務教育とスポーツ活動を両立 |
12位 | 90pt | 都・杉並総合高校 | 杉並区 | 杉並区の総合学科都立校。多様な学習内容でスポーツ分野にも力を入れる |
13位 | 80pt | 関東第一高校 | 江戸川区 | 江戸川区の私立スポーツ強豪校。野球で有名だが女子バドミントンでも一定の成果 |
14位 | 75pt | 日本大学豊山女子高校 | 板橋区 | 日大附属の女子校。板橋区にある女子教育に特化した環境で部活動も活発 |
15位 | 70pt | 日本体育大学荏原高校 | 大田区 | 日体大附属校。大田区にあるスポーツ系伝統校として女子バドミントンにも取り組む |
16位(同率) | 65pt | 都・町田総合高校 | 町田市 | 町田市の総合学科都立校。多摩地区の公立校として多様な教育でスポーツにも力を入れる |
16位(同率) | 65pt | 駒沢大学高校 | 世田谷区 | 駒大附属校。世田谷区の仏教系私立校として男女ともに文武両道を重視 |
18位 | 55pt | 都・足立新田高校 | 足立区 | 足立区の都立校。地域に根ざした教育で部活動にも積極的に取り組む |
19位(同率) | 45pt | 都・新宿高校 | 新宿区 | 新宿区の都立校。難関大学への進学率が高い。都心部の公立校として地域密着型の部活動を展開 |
19位(同率) | 45pt | 日本大学鶴ヶ丘高校 | 杉並区 | 日大附属校。杉並区にある大学附属校として安定した教育環境を提供 |
19位(同率 | 45pt | 都・東村山高校 | 東村山市 | 東村山市の都立校。多摩地区の公立校として自然豊かな環境で部活動が盛ん。男女ともにバドミントンで健闘 |
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このランキングを分析すると、東京都の高校女子バドミントン界の興味深い特徴が浮かび上がってきます。全20校中、私立校13校(65%)、都立校7校(35%)という構成は男子とほぼ同様ですが、女子ならではの特色も見られます。
女子校の健闘が目立つ競技特性
特筆すべきは女子校の活躍です。1位の淑徳巣鴨高校(295pt)、3位タイの藤村女子高校(200pt)、5位の東京家政学院高校(190pt)、14位の日本大学豊山女子高校(75pt)など、女子校が上位に複数ランクインしています。これは男子バドミントンでは見られない傾向で、女子校特有のきめ細かい指導と強い結束力が競技力向上に寄与していることがうかがえます。
附属校の組織的指導力が上位を占める
男子同様、大学附属校の強さが際立っています。1位の淑徳巣鴨高校をはじめ、2位の目黒日本大学高校(245pt)、9位の国士舘高校(125pt)、16位タイの駒沢大学高校(65pt)、19位タイの日本大学鶴ヶ丘高校(45pt)など、附属校が継続的な指導体制で安定した実力を発揮しています。
地域分布の多様性と都心部の集中
地域的には豊島区、目黒区、中野区、千代田区など都心部の学校が上位に多い一方で、武蔵野市(藤村女子)、小平市(錦城)、府中市(明星)、町田市(町田総合)など多摩地区からも実力校が出ています。特に千代田区からは東京家政学院高校(5位)と錦城学園高校(11位)の2校がランクインし、都心部での女子バドミントン教育の充実ぶりを示しています。
都立校の健闘と公教育の可能性
都立校では6位の小岩高校(150pt)が最高位となり、10位の城東高校(120pt)、12位の杉並総合高校(90pt)と続きます。男子で4位に入った都立片倉高校ほどの突出した成績はありませんが、小岩高校の関東大会8回出場という実績は、都立校でも全国レベルを目指せることを証明しています。
伝統校から新興勢力まで多彩な顔ぶれ
ランキングには関東大会51年連続出場の淑徳巣鴨高校のような伝統校から、近年急成長を遂げた目黒日本大学高校のような新興勢力まで、多様な学校が含まれています。また、進学校(錦城高校)、女子校(藤村女子、東京家政学院)、スポーツ校(国士舘高校)、総合学科校(杉並総合、町田総合)など、様々な教育方針の学校が実力を発揮している点も特徴的です。
このランキングが示すのは、東京都の高校女子バドミントン界が、女子校の教育力、附属校の組織力、都立校の努力、そして多様な教育方針が調和した、極めて恵まれた競技環境にあるということです。中学生にとっては、自分の志向性や将来の目標に合わせて最適な環境を選択できる、豊富な選択肢が用意されていると言えるでしょう。
東京都の高校女子強豪バドミントン部TOP5を成績付きで紹介
1位:295pt|淑徳巣鴨高校 女子バドミントン部 大会別成績表(2022-2025年)
年度 | 関東大会東京予選 (春季大会) | 全国高校総体東京予選 (インターハイ予選) | 全日本高校選抜東京大会 (新人大会) |
---|---|---|---|
2025年 | 🏆 優勝 関東大会出場 | 🏆 優勝 インターハイ出場 | – |
2024年 | 🏆 優勝 関東大会出場 | 🏆 優勝 インターハイ出場 | 🏆 優勝 全国選抜大会出場 |
2023年 | 🏆 優勝 関東大会出場 | 🏆 優勝 インターハイ出場 | 🏆 優勝 全国選抜大会出場 |
2022年 | 🏆 優勝 関東大会出場 | 🏆 優勝 インターハイ出場 | 🏆 優勝 全国選抜大会出場 |
圧倒的王者の継続的な強さ
淑徳巣鴨高校は2022年から2025年まで4年連続で関東大会・インターハイ・全国選抜大会すべてに出場する東京の女子バドミントン界の絶対王者です。特に関東大会では51年連続出場という驚異的な記録を更新中で、2022年から2024年まで3年連続で全国選抜大会に出場し、全国レベルでも安定した実力を誇ります。
男女ともに全国レベルの強化部
「バドミントンも一生懸命、勉強も一生懸命」の指導方針のもと、文武両道を実践する強化部として活動しています。女子は中学・高校ともに全国大会に出場し、上位入賞を目標に日々練習に励んでいます。中学部員11名、高校部員20名という少数精鋭で、関東中学校バドミントン大会では女子団体準優勝、女子ダブルス準優勝など中学生も全国レベルの活躍を見せています。
2位:245pt|目黒日本大学高校 女子バドミントン部 大会別成績表(2022-2025年)
年度 | 関東大会東京予選 (春季大会) | 全国高校総体東京予選 (インターハイ予選) | 全日本高校選抜東京大会 (新人大会) |
---|---|---|---|
2025年 | 🥉 ベスト4 関東大会出場 | 🥈 準優勝 | – |
2024年 | 🥈 準優勝 関東大会出場 | 🏆 優勝 インターハイ出場 | 🥈 準優勝 |
2023年 | 🥈 準優勝 関東大会出場 | 🏆 優勝 インターハイ出場 | 🏆 優勝 全国選抜大会出場 |
2022年 | 🥉 ベスト4 関東大会出場 | 🥉 ベスト4 | 🏆 優勝 全国選抜大会出場 |
急速な成長を遂げる新興勢力
2022年から2024年まで3年連続で関東大会に出場し、2023年・2024年は2年連続でインターハイ出場を果たすなど、目覚ましい成長を遂げています。2024年にはインターハイで女子団体・個人シングルス・個人ダブルス全てに出場し、全国選抜大会でも男女アベック出場を決めるなど、女子も男子同様に全国レベルの実力を発揮しています。
「徹底」を掲げる本格的指導体制
「徹底」をチームスローガンに「感謝」「挨拶」「努力」の3つのテーマを掲げ、日出高校バドミントン部の伝統を継承しながら新たな歴史を築いています。高校Aチーム、Bチーム、中学チームの3つに分かれた専門的な指導体制で、「戦う集団」として高校日本一を目指して活動しています。女子も2025年インターハイ東東京予選で団体準優勝など、着実に実力を積み上げています。
3位:200pt(同率)|実践学園高校 女子バドミントン部 大会別成績表(2022-2025年)
年度 | 関東大会東京予選 (春季大会) | 全国高校総体東京予選 (インターハイ予選) | 全日本高校選抜東京大会 (新人大会) |
---|---|---|---|
2025年 | ベスト8 | 🥉 ベスト4 | – |
2024年 | 🥉 ベスト4 関東大会出場 | 🥉 ベスト4 | 🥉 ベスト4 |
2023年 | 🥉 ベスト4 関東大会出場 | 🥈 準優勝 | 🥈 準優勝 |
2022年 | 🥉 ベスト4 関東大会出場 | 🥈 準優勝 | 🥈 準優勝 |
文武両道を実践する安定した強豪校
2022年から2024年まで3年連続で関東大会に出場し、中学も4大会連続関東大会出場という安定した実力を誇ります。中野区にある共学の私立学校として、学習と部活動の両立を目指し、関東大会や全国大会に出場して勝つことを目標に活動しています。高校は全国私学大会に通算3回、関東大会に通算8回出場の実績があります。
充実した指導体制と進学実績
桑原啓介・原千春両顧問のもと、田村優典・杉山市朗コーチなど専門性の高い指導陣が揃っています。「感動を届けよう!」をモットーに「攻めのディフェンス型」のチームスタイルを目指し、早稲田大学、青山学院大学、中央大学など難関大学への進学実績も豊富です。現在は高校17名、中学10名で活動し、メインアリーナとサブアリーナでの充実した練習環境を活用しています。
3位:200pt(同率)|藤村女子高校 女子バドミントン部 大会別成績表(2022-2025年)
年度 | 関東大会東京予選 (春季大会) | 全国高校総体東京予選 (インターハイ予選) | 全日本高校選抜東京大会 (新人大会) |
---|---|---|---|
2025年 | 🥉 ベスト4 関東大会出場 | 🥈 準優勝 | – |
2024年 | 🥉 ベスト4 関東大会出場 | 🥈 準優勝 | 🥈 準優勝 |
2023年 | ベスト8 | 🥈 準優勝 | 🥈 準優勝 |
2022年 | ベスト8 | 🥉 ベスト4 | 🥉 ベスト4 |
女子校ならではの団結力で急成長
武蔵野市にある私立女子校として、2024年・2025年と2年連続で関東大会出場を果たし、特に2025年のインターハイ予選では西東京2位という好成績を残しています。2024年には創部初の関東大会出場を達成し、「ずっとバドミントンを続けてきた生徒から、高校入学時に初めてラケットに触れた生徒まで幅広く所属」する環境で着実に力をつけています。
一つでも多くの勝利を目指すチーム精神
技術の向上に加えて、チームへ自主的に貢献できる精神を育む教育を重視しています。2025年のインターハイ予選決勝では淑徳巣鴨高校に惜しくも敗れましたが、第1ダブルスが1セットを取るなど、全国レベルとの差を縮めています。女子校特有の結束力と、一人ひとりの成長を大切にする指導方針で、短期間での躍進を実現しています。
5位:190pt|東京家政学院高校 女子バドミントン部 大会別成績表(2022-2025年)
年度 | 関東大会東京予選 (春季大会) | 全国高校総体東京予選 (インターハイ予選) | 全日本高校選抜東京大会 (新人大会) |
---|---|---|---|
2025年 | 🥈 準優勝 関東大会出場 | 🏆 優勝 インターハイ出場 | – |
2024年 | ベスト8(5位) 関東大会出場 | 🥈 準優勝 | 🏆 優勝 全国選抜大会出場 |
2023年 | ベスト8(5位) 関東大会出場 | 🥉 ベスト4 | 🥉 ベスト4 |
2022年 | ベスト16 | ベスト8 | 🥉 ベスト4 |
家政系女子校の底力を発揮
千代田区にある私立女子校として、2023年から2025年まで3年連続で関東大会に出場し、2024年・2025年は2年連続でインターハイ出場を果たしています。特に2025年のインターハイ東東京予選では団体優勝を達成し、個人ダブルスでもインターハイ出場を決めるなど、女子校としての特色を活かした指導で成果を上げています。
インターハイ・全国私学大会の常連校
高校は週6日、中学は週5日の活動で、インターハイ出場、全国私学大会出場、関東大会出場という実績を積み重ねています。2025年の関東大会ではベスト16まで進出し、着実に全国レベルでの戦いができる力をつけています。家政学院らしいきめ細かい指導と、女子教育の伝統を活かした人格形成を重視した部活動運営が特徴です。
東京の強豪高校女子バドミントン部ランキング6位~10位
6位:都立小岩高校(150pt)
江戸川区の都立校として、男女関東大会出場・インターハイ出場を目標に活動。平成22年度より令和7年度まで関東大会8回出場、令和6年度全国大会1回出場の実績。2025年の令和6年度国公立選手権大会では女子団体で都立城東高校との決勝を制し優勝を果たす。都立校として異例の全国レベルの実力を持ち、公立校の可能性を示す存在。
7位:錦城高校(140pt)
小平市の私立進学校で、男女で関東大会出場を目指して活動。「勉強と部活を両立して、何事にも本気で取り組む姿勢」を重視し、厳しい部活動を通じて人間的成長を図る。2023年には男子団体が全国私立高等学校選抜大会に出場。夏・春の南佐久合宿で技術向上を図り、10年連続男女団体東京都ベスト8の安定した実力を誇る。
8位:明星高校(135pt)
府中市のカトリック系私立校で、インターハイ出場1回、関東大会出場10回の実績。顧問3人がすべてバドミントン経験者で、OBやプロコーチの指導も受けて「再び関東へ」を目標に活動。2015年より毎年西東京決勝大会・都決勝トーナメントに連続出場中。ジュニア出身から中学校始めまで幅広い層に対応したきめ細かい指導が特色。
9位:国士舘高校(125pt)
世田谷区の国士舘大学附属校で、冷暖房完備の充実した施設環境を誇る。2025年東京都高等学校バドミントン冬季大会西東京大会で女子団体第2位、2024年新人大会で女子団体第3位の成績。2023年には女子ダブルス2ペアが決勝に進み優勝・第2位を獲得。「中学時代に勝てなかった相手にも勝てるようになる」成長重視の指導方針。
10位:都立城東高校(120pt)
江東区の都立校で、総勢79名の大所帯で活動。「妥協なき文武両道」を掲げ、バドミントン競技を通じた人格形成を重視。男女ともに関東大会出場・インターハイ出場を目標とし、令和6年度は男女ともに関東大会出場を果たす。東京都国公立大会では男子2連覇、女子準優勝の実績で、都立校として安定した強さを発揮。
東京の強豪高校女子バドミントン部ランキン11位~20位
11位:錦城学園高校(105pt)
千代田区の私立校で、部員は男子9名、女子26名で活動。スポーツ奨学生制度を設けて積極的に人材を募集。2024年度関東選抜大会女子ダブルス出場、2023年度北海道インターハイ女子ダブルス出場の実績。2018年・2019年と2年連続関東大会女子出場を果たすなど、女子を中心に着実に力をつけている。
12位:都立杉並総合高校(90pt)
杉並区の総合学科都立校で、部員数35名で活動。女子は関東大会出場、男子は西東京ベスト8を目標に掲げる。2つのOGコーチの指導を受けながら練習に取り組み、女子チームは令和5年度に目標の西東京ベスト4を達成。国公立大会・全国公立大会にも西東京唯一の代表として出場するなど、都立校として健闘している。
13位:関東第一高校(80pt)
江戸川区の私立スポーツ強豪校で、女子部員数7名と少数精鋭で活動。2019年には女子バドミントン部が都大会(団体)で優勝を果たすなど、野球で有名な同校が女子バドミントンでも実力を発揮。2017年から2021年まで複数回インターハイ出場を果たし、男女ともに関東大会出場の実績を持つ。
14位:日本大学豊山女子高校(75pt)
板橋区の日大附属女子校で、週5日中高合同で活動。「あいさつ」「声出し」「負けない」をモットーに勝ちを目指す。8月の4泊5日合宿では遠征を行い充実した練習を実施。2024年度は東京都高等学校バドミントン冬季大会で第3位、新人大会A組第2位で都大会進出など、女子校ならではの結束力で成果を上げている。
15位:日本体育大学荏原高校(70pt)
大田区の日体大附属校で、「努力は天才に勝る。」をモットーに活動。部員数41名で男女ともに関東大会出場を目標に掲げ、「基礎・基本」の徹底を重視。部内でレギュラーを争うライバル関係の中で、いかにレベルの高いゲームを展開できるかを課題として取り組む。スポーツ系大学附属校としての専門的な指導が特色。
16位(同率):都立町田総合高校(65pt)
町田市の総合学科都立校で、「町総から関東へ!」を合言葉に男女とも関東大会出場を目標に活動。主顧問が近畿大会上位進出、副顧問が高体連バドミントン専門部所属など充実した指導体制。「一人の人間として自立し自律できる」人間育成を重視し、初心者から上級者まで様々な選手が切磋琢磨する環境を提供。
16位(同率):駒沢大学高校(65pt)
世田谷区の駒澤大学附属校で、部員数40名(3年女子13名、2年女子8名、1年女子9名)で活動。「1試合でも多く勝つ」「1点でも多く取る」ことを目標に、男女ともに「関東大会出場・東京都ベスト8(西東京ベスト4)」を目指す。AチームとBチームに分けた効率的な指導体制で、実業団経験者の外部指導員を招いた質の高い練習を実施。
18位:都立足立新田高校(55pt)
足立区の都立校で、部員数40名で「応援される部活動になる」を目標に活動。2024年度はインターハイ予選で女子団体ベスト8、国公立大会で女子団体ベスト8の成績。バドミントンの技術向上だけでなく、スポーツをやる人としての人格形成も重視し、経験者はもちろん初心者でもやる気のある人を積極的に受け入れている。
19位(同率):都立新宿高校(45pt)
新宿区の都立校で、部員数65名(1年23人、2年26人、3年16人)の大所帯で活動。東京都高等学校バドミントン冬季大会で女子団体1部3位、東京都国公立高等学校バドミントン選手権大会で女子団体3位の実績。男女共に関東大会進出を目指し、週5日の活動で体育館練習とランニング・筋トレを組み合わせた多角的な練習を実施。
19位(同率):日本大学鶴ヶ丘高校(45pt)
杉並区の日大附属校で、部員数65名で活動。2025年には女子が2年連続東京都ベスト16入りを果たし、新人戦シングルスでは女子2組・男子2組で優勝を達成。北区高校生オープンでは女子ダブルスで優勝・2位・3位を独占するなど、着実に力をつけている。日大附属校としての安定した教育環境の中で部活動に取り組んでいる。
19位(同率):都立東村山高校(45pt)
東村山市の都立校で、多摩地区の公立校として自然豊かな環境で部活動が盛ん。男女ともにバドミントンで健闘し、都立校として地域密着型の指導を展開している。

女子校と共学校が織りなす豊かなバドミントン環境
4年間のデータ分析から見えてきたのは、東京都高校女子バドミントン界の健全な多様性と、それぞれの学校が持つ独自の魅力です。中学生と保護者の皆様に、このランキングから読み取れる重要なポイントをお伝えします。
淑徳巣鴨高校の圧倒的な王者としての地位
295ポイントで1位に君臨する淑徳巣鴨高校は、関東大会51年連続出場という驚異的な記録を持つ真の名門校です。「バドミントンも一生懸命、勉強も一生懸命」の方針で文武両道を実践し、直近4年間すべての主要大会で安定した成績を残しています。仏教系私立校ならではの規律ある指導環境が、継続的な強さの源泉となっています。
女子校ならではの教育環境の魅力
このランキングで特筆すべきは、女子校の健闘ぶりです。3位タイの藤村女子高校(200pt)、5位の東京家政学院高校(190pt)、14位の日大豊山女子高校など、女子校特有のきめ細かい指導と強い結束力が成果として表れています。女子校ならではの「一人ひとりを大切にする教育」が、バドミントンの技術向上と人間的成長の両面で効果を発揮しています。
急成長を遂げる目黒日本大学高校の躍進
2位の目黒日本大学高校(245pt)は、日出高校の伝統を継承しながら「徹底」をスローガンに掲げ、わずか数年で全国レベルまで成長した注目校です。2023年・2024年と2年連続でインターハイ出場を果たし、女子バドミントン界の新たな勢力として確立されています。
都立校の健闘が示す公教育の可能性
6位の都立小岩高校(150pt)をはじめ、10位の都立城東高校、12位の都立杉並総合高校など、都立校も着実に実力をつけています。特に小岩高校の関東大会8回出場、城東高校の男女アベック関東大会出場など、公立校でも全国レベルを目指せる環境があることを証明しています。
地域バランスの良い分布が選択肢を広げる
豊島区(淑徳巣鴨)、目黒区(目黒日大)、中野区(実践学園)、武蔵野市(藤村女子)、千代田区(東京家政学院、錦城学園)など、都内各地に実力校が分散しています。これにより、住んでいる地域に関係なく、通学可能な範囲で質の高いバドミントン教育を受けられる選択肢があります。
多様な教育方針が個性を活かす環境を創出
進学重視の錦城高校(7位)、スポーツ系の国士舘高校(9位)、総合学科の町田総合高校・杉並総合高校、附属校の駒沢大学高校・日大鶴ヶ丘高校など、様々な教育方針の学校がランクインしています。どんなタイプのお子さんでも、自分に合った環境で才能を伸ばせる学校が必ず見つかります。
進路選択における新たな視点の提供
このランキングは、偏差値や進学実績だけでは見えない「部活動を通じた人間形成力」という新たな評価軸を提供します。バドミントンを真剣に取り組むことで得られる協調性、忍耐力、目標達成能力は、将来どの分野に進んでも活かされる貴重な財産となります。
東京都には、女子バドミントンに真剣に取り組む中学生の皆さんを温かく迎え入れ、技術と人格の両面で大きく成長させてくれる素晴らしい高校がたくさんあります。このランキングが、皆さんの輝かしい高校生活への第一歩となることを心から願っています。データに基づく客観的な評価と、実際に学校を訪れて感じる雰囲気の両方を大切にして、最高の3年間を過ごせる学校を見つけてください。
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<データ参照元>
大会の結果は、以下の公式サイトのデータを参照・加工しポイントに換算しています。
・東京都高等学校体育連盟バドミントン専門部公式サイト http://www.tokyo-hsbad.com/
また、バドミントン部の紹介は各高校のホームページを参考にまとめています。