都立上野高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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上野高校は大正13年(1924年)に第二東京市立中学校として開校した、今年度創立100周年を迎える伝統校です。上野公園の端に位置し、東京芸術大学や国立博物館などに囲まれた文教地区にあります。「自主協調」「叡智健康」の校訓のもと、高い学力と豊かな人間性を併せ持つ人材の育成を目指しています。

近年、都立進学校として大きく注目を集めており、令和5年度(2023年度)からは東京都教育委員会より「進学指導推進校」に指定されました。国公立大学や早慶上理などの難関私立大学への合格実績も着実に向上し、「地域・東京を代表する進学校」「名門校の復活」を目標に掲げています。

上野公園という恵まれた環境の中で、学問だけでなく文化・芸術にも触れながら学べる都立高校の中でも特色ある学校です。

この記事では上野高校の偏差値や入試倍率といった受験に欠かせない情報から、大学合格実績や部活動、学校行事、校風の特徴まで、受験生や保護者の方が気になるポイントをわかりやすくまとめています。

「上野高校ってどんな雰囲気?」「部活は強いの?」「どんな進学実績があるの?」といった疑問にもお答えします。都立上野高校の受験を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!

目次

都立上野高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

  • みんなの高校情報:61(東京121位、都立28位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):60(都立24位)
  • V模擬(60%合格基準):56(東京153位、都立28位)

上野高校は都立高校の中では中堅上位に位置し、近年は人気・難易度ともに上昇傾向にあります。一般的な偏差値情報サイトによれば、概ね60前後とされています。国公立大学や早慶上理などの難関大学への合格実績が増加していることからも、学力の高い生徒が増えていることがうかがえます。

入試倍率推移

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校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.81倍3.11倍2.02倍1.91倍1.79倍1.75倍
2024年1.66倍2.61倍2.02倍1.95倍1.79倍1.77倍
2023年1.61倍2.84倍1.85倍1.85倍1.69倍1.67倍

「近年では都立高の中でも高倍率となることが多くなってきた」とあるように、人気が高まっています。男女合同定員化や私立高校の授業料の実質無償化の影響を受けることなく、令和7年度(2025年度)入試では受検倍率が1.79倍となっています。

進学指導推進校への指定など、進学校としての評価が高まるにつれて、入試倍率も上昇傾向にあります。

都立上野高校の歴史と伝統

上野高校は、関東大震災後の学校不足解消のために1924年(大正13年)に旧東京市が第二東京市立中学校として開校しました。創立者である初代校長の高藤太一郎は大正デモクラシーの精神を汲んで「自主協調」「叡智健康」の校訓を定め、今日まで受け継がれています。

旧制中学時代は一高の合格者数でほぼ連年全国TOP20位入りするなど、進学校として揺るぎない地位を築いていました。新制高校になってからも1960年代までは東京大学合格者を30~40名前後輩出し、都立トップ校の一つとして知られていました。

学生運動や学校群制度の影響を経て一時期進学実績が低下しましたが、2003年に文部科学省より学力向上フロンティア・ハイスクールに指定され、2004年には東京都教育委員会から重点支援校に指定されるなど、かつての名門校復活に向けた取り組みが重ねられてきました。

2014年に進学アドバンス校に指定され、2023年からは「進学指導推進校」として、さらなる進学実績の向上を目指しています。また2024年10月に創立100周年記念式典を東京文化会館において実施しました。

都立上野高校の立地と最寄り駅、周辺環境

上野高校は東京都台東区上野公園10-14に位置し、上野公園の端、東京芸術大学と上野動物園に接しています。また、東京大学本郷キャンパスからも徒歩圏内という、文教地区の中心に立地しています。

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