【2025年】都立上水高校の進路・大学合格実績（国公立・私立）

都立上水高校では、「創造」「自律」「信頼」の教育目標のもと、生徒一人ひとりの希望と適性を丁寧に考慮した進路指導を行っています。普通科単位制の特色を活かした柔軟なカリキュラムと、3年間を通じた体系的な進路指導により、多様な進路選択を支援しています。

2025年3月卒業生の進路状況

進路先	人数	割合
大学	176名	75.5%
短期大学	2名	0.9%
専門学校	41名	17.6%
就職	3名	1.3%
留学	0名	0.0%
未定（浪人）	11名	4.7%
合計	233名	100.0%

進路の特徴

• 高等教育機関進学率：94.0%（大学・短大・専門学校の合計）
• 大学進学率：75.5%（都立高校の中でも高水準）
• 浪人率：4.7%（比較的低い数値で現役進学率が高い）

2025年春の実績では、大学進学率が7割を超えており、専門学校への進学も含めると約94%の生徒が高等教育機関への進学を果たしています。これは同校の3年間を通じた体系的な進路指導と、単位制高校ならではの個別最適化されたカリキュラムの成果といえるでしょう。

また、浪人率が5%を下回っていることは、生徒が自分の実力と希望に適した進路選択ができていることを示しており、現実的かつ効果的な進路指導が行われていることがうかがえます。

都立上水高校の大学合格実績｜2025年(令和7年3月卒)

区分	合格者数	備考
現役生	432名	一人が複数大学に合格
浪人生	26名	前年度卒業生
総合格者数	458名	過去4年間で最高

2025年春の大学合格実績は、現役生432名、浪人生26名の合計458名となりました。この数字は一人の生徒が複数の大学に合格していることを示しており、幅広い選択肢の中から最適な進路を決定できていることがうかがえます。

現役生の合格実績を大学群別に分析すると、日東駒専レベルの中堅私立大学への合格者が最も多く、次いで大東亜帝国レベルの準中堅私立大学、成成明学獨國武レベルの準難関私立大学への合格が続いています。これは同校が進路多様校として、様々な学力層の生徒に対して適切な進路指導を行っていることを示しています。

都立上水高校の主な合格大学別人数｜2025年(令和7年3月卒)

国公立大学

大学名	現役	浪人	合計	特色
筑波大学	2名	0名	2名	総合大学、研究力高い
北見工業大学	1名	0名	1名	工学系単科大学
愛媛大学	1名	0名	1名	地方国立総合大学
室蘭工業大学	1名	0名	1名	工学系国立大学
宇都宮大学	0名	1名	1名	関東圏国立大学
都留文科大学	1名	0名	1名	公立文科系大学
川崎市立看護大学	1名	0名	1名	看護系専門機関
看護大学校	1名	0名	1名	医療系専門機関
国公立大学合計	8名	1名	9名

国公立大学合格の特徴

• 現役合格率88.9%：9名中8名が現役で合格を果たす
• 工学・技術系が充実：北見工業大学、室蘭工業大学など技術系大学への合格
• 医療系への道筋：看護系専門機関への合格で医療従事者を目指す生徒を支援
• 学費負担軽減：経済的メリットの大きい進路選択肢を確保

早慶上理（最難関私立大学）

大学名	現役	浪人	合計	特色
早稲田大学	1名	0名	1名	私学の雄、多様な学部
慶應義塾大学	0名	0名	0名	伝統と格式、実学重視
上智大学	3名	0名	3名	国際性、語学教育充実
東京理科大学	0名	0名	0名	理工系私大最高峰
早慶上理合計	4名	0名	4名

最難関私立大学合格の意義

• 現役合格100%：4名全員が浪人せずに最難関校合格を実現
• 上智大学3名：同校の国際理解教育推進校としての成果
• 学力向上の証明：習熟度別授業と進路指導の効果が結実
• 進学実績の向上：前年度から大幅増で指導力の向上を示す

GMARCH（難関私立大学）

大学名	現役	浪人	合計	特色
学習院大学	4名	1名	5名	伝統と品格、少人数教育
明治大学	2名	1名	3名	就職実績良好、総合力
青山学院大学	1名	1名	2名	国際性、おしゃれなイメージ
立教大学	1名	0名	1名	リベラルアーツ、国際性
中央大学	7名	0名	7名	法学部有名、資格取得支援
法政大学	10名	1名	11名	多様な学部、社会科学系充実
GMARCH合計	25名	4名	29名

GMARCH合格の特徴

• 現役合格率86.2%：29名中25名が現役で難関私立大学合格を達成
• 法政大学が最多：11名で多様な学部への進学を実現
• 中央大学7名全員現役合格：法学部をはじめとする伝統学部への安定した進学
• 幅広い分野への対応：文系から理系まで多様な学部・学科への合格実績

成成明学獨國武（準難関私立大学）

準難関私立大学への合格実績も充実しており、幅広い学力層の生徒の進路実現を支援しています。

大学名	現役	浪人	合計	特色
成蹊大学	11名	0名	11名	少人数教育、就職実績良好
成城大学	3名	0名	3名	文系中心、品格ある教育
明治学院大学	1名	0名	1名	国際系学部充実
獨協大学	1名	0名	1名	語学教育に定評
國學院大學	5名	2名	7名	神道系、文学部有名
武蔵大学	5名	1名	6名	ゼミナール教育重視
成成明学獨國武合計	26名	3名	29名

成成明学獨國武の特徴

• 現役合格89.7%：29名中26名が現役合格
• 成蹊大学が最多：11名で、同校生徒との相性の良さ
• 就職実績重視：企業からの評価が高い大学群
• 少人数教育：多くの大学で丁寧な教育を受けられる環境

日東駒専（人気中堅私立大学）

大学名	現役	浪人	合計	特色
日本大学	36名	1名	37名	総合大学、多様な学部展開
東洋大学	20名	5名	25名	哲学建学、文系理系バランス良
駒澤大学	11名	1名	12名	仏教系、地域密着型教育
専修大学	25名	0名	25名	実学重視、資格取得支援充実
日東駒専合計	92名	7名	99名

日東駒専合格の意義

• 同校の中核的進学先：全合格者の約22%を占める主要な進路
• 現役合格率93.0%：99名中92名が現役で中堅私立大学合格を実現
• 4年間で88%増：2022年49名から2025年92名へ大幅な実績向上
• 多様な分野への対応：文系・理系・専門分野まで幅広い進路選択肢を提供

四工大＋東農大（理系大学）

大学名	現役	浪人	合計	特色
芝浦工業大学	0名	0名	0名	工学系私大の雄、就職率高
工学院大学	2名	0名	2名	建築学部有名、実践的教育
東京都市大学	1名	2名	3名	環境・情報系充実
東京電機大学	0名	0名	0名	電気・情報系専門
東京農業大学	2名	0名	2名	農学・生命科学系最高峰
四工大＋東農大合計	5名	2名	7名

理系大学合格の特徴

• 実践的な工学教育：社会で即戦力となる技術者育成を重視
• 現役合格率71.4%：理系分野での着実な学力向上を示す
• 就職実績の高さ：特に芝浦工業大学は工学系私大屈指の就職率
• 専門分野への特化：環境・電気・情報・農学など幅広い理系分野をカバー

大東亜帝国（準中堅私立大学）

大学名	現役	浪人	合計	特色
大東文化大学	7名	0名	7名	国際関係学部充実、多文化理解
東海大学	3名	0名	3名	総合大学、幅広い分野展開
亜細亜大学	17名	0名	17名	経営・国際系強み、就職支援充実
帝京大学	25名	0名	25名	医療系学部充実、実践的教育
国士舘大学	6名	0名	6名	体育・政経系、伝統ある教育
大東亜帝国合計	58名	0名	58名

大東亜帝国の特徴

• 現役合格100%：58名全員が現役で準中堅私立大学合格を達成
• 帝京大学が最多：25名で医療系学部への進学希望者を強力にサポート
• 亜細亜大学17名：国際系分野への関心の高さと同校の国際理解教育との連携
• 幅広い進路対応：文系・理系・医療系・体育系など多様な分野への進学を実現

都立上水高校の大学群別合格者数の推移｜2022年～2025年

過去4年間の合格実績の推移を分析することで、同校の教育効果と進路指導の改善状況を把握できます。

年度	2022年	2023年	2024年	2025年	前年比
総合格者数	389名	402名	353名	458名	+105名
現役合格者数	362名	370名	340名	432名	+92名
浪人合格者数	27名	32名	13名	26名	+13名

• 2025年が過去最高：458名で大幅な増加
• 現役合格者数も最高：432名で安定した現役進学
• 指導効果の向上：継続的な改善の成果

大学群別合格者数推移（現役＋浪人）

大学群	2022年	2023年	2024年	2025年	4年間推移
国公立大学	5名	6名	5名	9名	+4名
早慶上理	2名	4名	1名	4名	+2名
GMARCH	35名	28名	30名	29名	-6名
成成明学獨國武	48名	19名	29名	26名	-22名
日東駒専	54名	66名	87名	99名	+45名
四工大＋東農大	8名	7名	8名	7名	-1名
大東亜帝国	38名	52名	45名	58名	+20名
その他私立	199名	220名	148名	223名	+24名

推移の特徴

• 日東駒専の大幅増加：4年間で45名増（83%増）
• 国公立大学の着実な増加：2022年の5名から2025年の9名へ
• 安定した進学実績：各年度で400名前後の安定した合格者数

都立上水高校の現役生の大学群別合格者数の推移｜2022年～2025年

現役生の合格実績は、より実質的な教育効果を示す重要な指標です。

現役生合格者数詳細推移

大学群	2022年	2023年	2024年	2025年	増減
国公立大学	4名	5名	4名	8名	+4名
早慶上理	2名	2名	1名	4名	+2名
GMARCH	27名	14名	26名	25名	-2名
成成明学獨國武	42名	14名	28名	26名	-16名
日東駒専	49名	58名	83名	92名	+43名
四工大＋東農大	8名	6名	8名	5名	-3名
大東亜帝国	38名	51名	45名	58名	+20名
その他私立	192名	220名	145名	214名	+22名

現役生実績の分析

特筆すべき向上

1. 国公立大学：4年間で100%増加
   • 2022年4名 → 2025年8名
   • 国公立対策の充実と学力向上の成果
2. 早慶上理：4年間で300%増加
   • 2022年1名 → 2025年4名
   • 最難関校への挑戦力向上
3. 日東駒専：4年間で88%増加
   • 2022年49名 → 2025年92名
   • 同校の主力進学先として確固たる地位
4. 大東亜帝国：4年間で53%増加
   • 2022年38名 → 2025年58名
   • 幅広い学力層への対応充実

安定した実績

• GMARCH：25名前後で安定
• 全体的な現役進学率：90%以上を維持

都立上水高校の3年間の教育・進路指導プログラム

都立上水高校では「やり抜く力」の育成をテーマに、3年間の体系的な進路指導を実践しています。

1年次：自己理解「豊かな体験」

主な取り組み

• 外国人大学生との交流
• 自己適性診断テスト
• 上級学校訪問
• 体験ボランティア
• 卒業生との進路交流会

自分の興味・関心や適性を発見し、将来の目標設定の基礎を築きます。

2年次：自己啓発「タイムリーなガイダンス」

主な取り組み

• 職業・分野別ガイダンス
• 学部・系統別ガイダンス
• 看護医療体験
• 小論文特別講座
• 進学費用ガイダンス

学校設定科目「表現」 演劇、映像制作など12種類の表現科目から選択し、表現力とコミュニケーション能力を向上させます。

3年次：自己実現「確かな進路実現」

主な取り組み

• 小論文特別講座
• 志望校決定進路ガイダンス
• 分野別特別講座
• 全校体制での模擬面接
• 個別指導の充実

単位制の特徴

• 2年次：21科目（10時間）、3年次：27科目（22時間）の豊富な選択科目
• 習熟度別授業で個々の学力に応じた指導
• 夏期講習約50講座で延べ700名が受講

単位制の特徴を活かした確実な進路実現を支援

都立上水高校は、普通科単位制の特徴を活かした柔軟なカリキュラムと、3年間の体系的な進路指導により、生徒一人ひとりの希望進路実現を着実に支援している学校です。

2025年春の実績では、大学進学率75.5%、総合格者数458名（過去4年間最高）を達成しました。特に日東駒専レベルの現役合格者92名は4年前から88%増という大幅な向上を示しており、同校の教育効果が数字に表れています。

現役進学率の高さ（浪人率4.7%）は、生徒が自分の実力に適した現実的な進路選択ができていることを示し、国公立大学9名、最難関私立大学4名の現役合格も高学力層への指導効果を証明しています。

段階的進路指導（1年次：自己理解、2年次：自己啓発、3年次：自己実現）により、生徒は段階的に進路意識を高めることができます。豊富な選択科目（2年次21科目、3年次27科目）と習熟度別授業で、様々な学力層の生徒が自分に適した学習環境で成長できる環境を整備しています。

また、国際理解教育推進校としての取り組みや、学校設定科目「表現」による創造性・表現力の育成など、多面的な人材育成に取り組んでいます。

同校は、自主的な学習姿勢を身につけたい生徒、多様な体験を通じて成長したい生徒、確実な進路実現を目指す生徒に特に適しています。入学時の学力にかかわらず、3年間の教育プログラムを通じた着実な成長が期待でき、進路多様校として大学進学から専門学校、就職まで幅広い進路選択を支援する体制が整っています。

＜参照元＞
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・上水高校公式サイト　https://www.metro.ed.jp/josui-h/