都立昭和高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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都立昭和高校は、東京都の公立高校の中でも進学実績に定評のある学校です。本記事では、2020年から2024年までの5年間にわたる大学合格実績のデータを詳細に分析し、同校の進学指導の特徴と成果を明らかにします。最難関国公立大学から中堅私立大学まで幅広い層の大学合格状況を追跡することで、都立昭和高校の教育力と進路指導の実態に迫ります。

目次

【2024年度】都立昭和高校の最難関国公立大学(東京一科+医学部)合格者数

大学名現役浪人合計
東京大学000
京都大学000
一橋大学101
東京科学大学(旧東京工業大学&東京医科歯科大学)101
国公立大学医学部000
合計(医学部重複除く)202

都立昭和高校の2024年3月卒業生における最難関国公立大学への合格状況を見ると、東京大学と京都大学、国公立大学医学部への合格者はいませんでした。一橋大学と東京科学大学(旧東京工業大学)にはそれぞれ1名が現役で合格しています。

このデータからは、都立昭和高校が最難関大学への合格実績を持つ高校であることがわかります。特に、一橋大学や東京科学大学(旧東京工業大学)といった難関国立大学に現役合格者を輩出している点は注目に値します。ただし、東京大学や京都大学といったトップ校への合格者はこの年度には見られませんでした。

医学部を含む最難関国公立大学への合格者数は限定的であり、都立高校としては一定の進学実績を示していると言えますが、私立トップ校や他の進学校と比較すると合格者数はやや少ない傾向にあります。

この合格実績は単年度のものであるため、経年変化や他の大学・学部への合格状況も合わせて分析することで、都立昭和高校の進学実績の全体像がより明確になるでしょう。

都立昭和高校の最難関国公立大学(東京一科+医学部)の現役合格者数・現役生に占める人数比の推移

都立昭和高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役生に占める人数比の推移
都立昭和高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役生に占める人数比の推移

現役合格者数の推移とその特徴

2020年から2024年の5年間における都立昭和高校の最難関国公立大学(東京一科+医学部)への現役合格実績を分析すると、明確な変動パターンが見て取れます。

2020年は最難関大学への現役合格者がゼロでしたが、2021年には京都大学への合格者が1名(卒業生の0.3%)現れました。その後、2022年は再び合格者ゼロとなりましたが、2023年に大きく飛躍し、東京科学大学(旧東京工業大学)に3名(1.0%)の合格者を出しています。2024年には一橋大学と東京科学大学(旧東京工業大学)にそれぞれ1名ずつ(各0.3%)の合格者を維持しています。

特筆すべき点として、5年間を通じて東京大学への現役合格者は出ていないことや、国公立医学部への合格者も限定的であることが挙げられます。

卒業生数と現役合格率の関係

卒業生数は2020年の317名から2024年の315名まで、ほぼ横ばいで推移しています。合格率の観点では、2023年が現役合格者3名で全体の1.0%と、5年間で最も高い比率となりました。2024年は2名で0.6%とやや減少しているものの、2020-2022年と比較すると依然として高い水準を維持しています。

難関大学別の特徴

大学別に見ると、東京科学大学(旧東京工業大学)への合格実績が最も安定しており、特に2023年は3名の合格者を出しています。一橋大学は2024年に初めて現役合格者が出ました。京都大学は2021年に1名の合格者が出たものの、その後は途絶えています。

この5年間のデータからは、都立昭和高校の最難関大学への進学実績について、以下のような考察ができます。

  1. 上昇傾向: 2022年までは低調だった合格実績が、2023年以降は明らかな向上を見せています。特に東京科学大学(旧東京工業大学)への合格者数増加は注目に値します。
  2. 指導体制の変化: 2023年からの急激な合格者増加は、学校の進学指導体制や教育方針に何らかの変化があった可能性を示唆しています。
  3. 理系強化: 東京科学大学(旧東京工業大学)への合格者が比較的多いことから、理系教育に強みがあることが推測されます。
  4. 継続的な課題: 東京大学や国公立医学部への合格者が少ないことは、引き続き取り組むべき課題と言えるでしょう。

都立昭和高校は、公立高校としては一定の難関大学合格実績を持ちつつも、最難関大学への合格は安定しておらず、年度による変動が大きいことが特徴です。ただし、2023年以降は明らかな進学実績の向上が見られ、今後の展開に期待が持てる状況にあると言えます。。

【2024年度】都立昭和高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数

旧帝大(旧帝国大学)合格者数

大学名現役浪人合計
北海道大学000
東北大学101
名古屋大学000
大阪大学000
九州大学000
合計101

TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)合格者数

大学名現役浪人合計
筑波大学101
お茶の水女子大学000
千葉大学101
横浜国立大学303
神戸大学000
合計505

旧帝大(東大・京大除く)合格状況

旧帝大(東大・京大除く)については、東北大学に現役1名の合格者がいるのみで、北海道大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学への合格者はいませんでした。

TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)合格状況

2024年度の都立昭和高校におけるTOCKY大学群への合格実績は以下のとおりです。

  • 筑波大学:現役1名
  • お茶の水女子大学:合格者なし
  • 千葉大学:現役1名
  • 横浜国立大学:現役3名
  • 神戸大学:合格者なし

TOCKY全体では現役5名の合格者を出しており、すべて現役合格となっています。特に横浜国立大学への合格者が3名と多く、同校の強みが見られます。

これらのデータと先に確認した最難関大学(東京一工+医学部)の合格実績を総合的に分析すると、以下のような特徴が浮かび上がります。

  1. 難関度別の実績バランス
    最難関(東京一科+医学部):現役2名旧帝大(東大・京大除く):現役1名TOCKY:現役5名このように、難易度が下がるにつれて合格者数が増える自然な分布傾向が見られます。
  2. 関東圏大学への強み
     横浜国立大学、千葉大学、筑波大学など関東圏の国立大学への合格実績が比較的高く、地理的な近接性を生かした進学傾向が見られます。一方で、関西や九州などの遠方の大学への合格者は少ない傾向にあります。
  3. 現役中心の合格実績
     TOCKY、旧帝大ともに合格者はすべて現役であり、浪人からの合格者はいません。このことから、都立昭和高校では現役での進学を重視した指導が行われている可能性があります。
  4. 特定大学への実績集中
     横浜国立大学への合格者が3名と相対的に多く、同校の進路指導や教育内容が横浜国立大学の入試に適合している可能性があります。
  5. 総合的な難関大学合格力
     最難関、旧帝大、TOCKYを合わせると現役合格者は8名おり、公立高校としては一定の実績を持っていると評価できます。ただし、東京大学や京都大学、医学部への合格者が少ないことは、トップ層の育成に関しては課題があると言えるでしょう。

都立昭和高校は、最上位層(東大・京大志向)よりも、一橋大学、東京科学大学(旧東京工業大学)、横浜国立大学などの難関国立大学への進学に強みを持つ学校と言えます。特に理系(東京科学大)と社会科学系(一橋、横国)に実績があることから、これらの分野に特化した教育が充実している可能性があります。

今後、より上位校への合格実績を高めるためには、トップ層向けの特別指導の充実や、医学部対策の強化などが課題となるでしょう。

都立昭和高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数・現役生に占める大学別人数比の5カ年推移

都立昭和高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数の5カ年推移
都立昭和高校の旧帝大の現役合格者数の現役生に占める大学別人数比の5カ年推移
都立昭和高校のTOCKYの現役合格者数の現役生に占める大学別人数比の5カ年推移

旧帝大+TOCKYの合格者数推移と全体傾向

2020年から2024年までの5年間における都立昭和高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY大学群への合格実績には、顕著な変化が見られます。

  • 2020年:現役1名(0.3%、筑波大学1名)
  • 2021年:現役1名(0.3%、筑波大学1名)
  • 2022年:現役0名(0.0%)
  • 2023年:現役5名(1.6%、筑波大学3名、横浜国立大学2名)
  • 2024年:現役6名(1.9%、東北大学1名、筑波大学1名、千葉大学1名、横浜国立大学3名)

この推移からは、2022年を境に大きな変化が起きていると言えるでしょう。2020年から2021年までは1名ずつの合格者にとどまっていましたが、2023年から急増し、2024年にはさらに増加して6名に達しています。特に2023年から2024年にかけては、旧帝大への合格者も出始め、合格先の多様化が見られます。

大学別の合格推移と特徴

旧帝大(東大・京大除く)

  • 北海道大学:5年間を通じて合格者なし
  • 東北大学:2024年に初めて1名合格(0.3%)
  • 名古屋大学:5年間を通じて合格者なし
  • 大阪大学:5年間を通じて合格者なし
  • 九州大学:5年間を通じて合格者なし

旧帝大への合格は2024年の東北大学1名のみであり、長らく実績がなかった難関国立大学への突破口が開かれたと言えます。

TOCKY

  • 筑波大学:2020年1名→2021年1名→2022年0名→2023年3名→2024年1名
  • お茶の水女子大学:5年間を通じて合格者なし
  • 千葉大学:2024年に初めて1名合格(0.3%)
  • 横浜国立大学:2020-2022年は0名→2023年2名→2024年3名に増加
  • 神戸大学:5年間を通じて合格者なし

筑波大学は比較的安定した合格実績があり、特に2023年の3名は突出しています。また、横浜国立大学への合格者が2023年から急増し、2024年には3名まで増えた点は注目に値します。千葉大学も2024年に初めて合格者を出しています。

  1. 進学実績の飛躍的向上
    最も顕著な特徴は、2022年までは低調だった合格実績が、2023年から急激に向上している点です。この変化は、学校の指導体制や進学対策に何らかの転換があった可能性を強く示唆しています。
  2. 合格先の多様化と拡大 
    当初は筑波大学のみだった合格先が、横浜国立大学、千葉大学、そして東北大学へと広がっています。これは生徒の進路選択の幅が広がっていること、または学校の指導が多様な大学に対応できるよう変化していることを示しています。
  3. 関東圏国立大学への強み
    筑波大学、横浜国立大学、千葉大学といった関東圏の国立大学への合格者が多く、地理的な近接性を活かした進学指導が行われている様子がうかがえます。
  4. 旧帝大への突破口
    長らく旧帝大への合格者がなかった状況から、2024年に東北大学への合格者を出したことは意義深い変化です。これが一過性のものか、今後も継続されるかが注目されます。
  5. 全体的な合格率向上
     合格者の比率が2020-2022年の0.0〜0.3%から、2023-2024年には1.6〜1.9%へと大幅に向上しています。これは卒業生全体の約2%が難関国立大学に合格するという、公立高校としては相応の実績と言えます。

最難関大学との関連性

先に分析した最難関大学(東京一工+医学部)の合格実績と合わせて考えると、2023年から難関国公立大学全体への合格実績が向上している点が共通しています。これは一時的な現象ではなく、学校全体の学力向上や進学指導の改善が背景にある可能性が高いでしょう。

都立昭和高校は、2023年以降、特に準難関・難関国立大学への合格実績を着実に伸ばしており、公立高校としての進学校としての地位を確立しつつあると評価できます。今後は、旧帝大への合格者をさらに増やすことや、東京大学・京都大学といった最難関大学への合格実績を築くことが次の課題となるでしょう。

【2024年度】都立昭和高校の関東主要国公立大学合格者数

大学名現役浪人合計
茨城大学101
宇都宮大学000
群馬大学000
埼玉大学101
東京藝術大学000
電気通信大学112
東京医科歯科大学000
東京外国語大学303
東京学芸大学707
東京農工大学303
東京海洋大学000
東京都立大学13013
横浜市立大学011
関東主要国公立大学_合計29231

2024年度の都立昭和高校における関東主要国公立大学への合格状況は、現役29名、浪人2名の計31名となっています。大学別の合格状況を詳しく見ていきましょう。

関東主要国公立大学への合格状況

合格者数の多い大学(上位3校)

  1. 東京都立大学:13名(すべて現役)
  2. 東京学芸大学:7名(すべて現役)
  3. 東京外国語大学東京農工大学:各3名(すべて現役)

中堅レベルの合格実績

  • 電気通信大学:2名(現役1名、浪人1名)
  • 茨城大学:1名(現役)
  • 埼玉大学:1名(現役)
  • 横浜市立大学:1名(浪人)

合格者のいない大学

宇都宮大学、群馬大学、東京藝術大学、東京医科歯科大学、東京海洋大学は合格者がいませんでした。

現役・浪人の比率

合格者31名のうち、現役合格が29名(約94%)、浪人合格が2名(約6%)と、圧倒的に現役合格が多い結果となっています。これは、都立昭和高校が現役での進学を重視した指導を行っている可能性を示唆しています。

関東国公立大学全体の傾向分析

大学のタイプ別分析

  • 教員養成系:東京学芸大学に7名の合格者がおり、教育系への進路指導が充実している様子がうかがえます。
  • 語学・国際系:東京外国語大学に3名の合格者がいることから、語学教育にも一定の強みがあると推測されます。
  • 理工系:東京農工大学に3名、電気通信大学に2名の合格者がいることから、理系教育も一定の水準にあることがわかります。
  • 医歯薬系:東京医科歯科大学への合格者がおらず、医療系への進学は相対的に弱い可能性があります。

地域別の傾向

  • 東京都内の大学:都立大学、学芸大学、外国語大学、農工大学など都内の国公立大学への合格者が多く、地理的近接性を活かした進学指導が行われていると考えられます。
  • 周辺県の大学:茨城大学、埼玉大学など周辺県の国公立大学への合格もありますが、数は限定的です。

先の難関大学データとの統合分析

これまでに見てきた最難関大学(東京一科+医学部)および旧帝大・TOCKYのデータと合わせて分析すると、都立昭和高校の進路実績には以下のような特徴が見えてきます。

  1. 進学層の広がり
    ・最難関(東京一科+医学部):2名
    ・旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY:6名
    ・関東主要国公立大学:31名
    このように、難易度に応じたピラミッド型の合格実績分布となっており、様々なレベルの生徒に対応した進路指導が行われていることがわかります。
  2. 得意分野の明確化
    ・一橋大学、東京外国語大学への合格者を輩出している点から、人文・社会科学系の教育に一定の強みがある。
    ・東京科学大学(旧東京工業大学)、東京農工大学、電気通信大学への合格者から、理系教育も充実している。
    ・東京学芸大学への多くの合格者は、教育系への進路指導の充実を示している。
  3. 地域性の高さ
     関東、特に東京都内の国公立大学への進学が中心となっており、地域に根差した進学指導が行われていることがうかがえます。
  4. 現役合格志向
     全体を通じて現役合格の比率が高く、3年間での大学進学を重視した指導体制が構築されていると考えられます。

都立昭和高校は、東京都立大学を中心とした都内国公立大学への安定した合格実績があり、公立高校としては健全な進学実績を持っていると評価できます。また、2023年以降は最難関大学や準難関大学への合格者も増加傾向にあることから、全体的な学力向上や進学指導の改善が進んでいる可能性があります。

今後の課題としては、医学部や東京大学など最上位層への合格実績の構築、浪人生の合格実績の向上、合格先の地域的な多様化などが考えられます。しかし、現状でも公立高校としては十分な進学実績を持ち、特に現役での東京都内の国公立大学への進学に強みを持つ学校として評価できるでしょう。

都立昭和高校の関東主要国公立大学の現役合格者数と現役生に占める現役合格者の大学別人数比_5カ年推移

都立昭和高校の関東主要国公立大学の現役合格者数の5カ年推移
都立昭和高校の関東主要国公立大学の現役生に占める現役合格者の大学別人数比_5カ年推移

関東主要国公立大学への現役合格者数の推移とその特徴

2020年から2024年の5年間における都立昭和高校の関東主要国公立大学への現役合格実績には、明確な上昇傾向が見られます。

  • 2020年:8名(卒業生の2.5%)
  • 2021年:19名(卒業生の6.1%)
  • 2022年:26名(卒業生の8.4%)
  • 2023年:24名(卒業生の7.6%)
  • 2024年:29名(卒業生の9.2%)

特に2020年から2021年にかけての急増(8名→19名)は注目に値します。その後も高水準を維持し、2024年には過去5年間で最高の29名(卒業生の9.2%)という結果を達成しています。この推移は、学校の進学指導体制が年々充実してきていることを示唆しています。

大学別の合格推移と特徴

主要大学の推移

  • 東京都立大学:6名→7名→9名→10名→13名と右肩上がりの増加
  • 東京学芸大学:1名→1名→9名→4名→7名と2022年に大幅増加
  • 東京農工大学:1名→2名→3名→6名→3名と増加傾向
  • 東京外国語大学:0名→0名→1名→1名→3名と近年増加
  • 電気通信大学:0名→4名→1名→0名→1名と変動
  • 埼玉大学:0名→2名→2名→1名→1名と安定

特に東京都立大学への合格者数が一貫して増加していることは、同校の進学指導が都立大学の入試に適合していることを示しています。また、東京学芸大学が2022年に突出して多い(9名)のは、その年に教育系志望の生徒が多かったことが推測されます。

合格者ゼロの大学

宇都宮大学は5年間を通じて合格者が出ていません。東京藝術大学と東京医科歯科大学も同様に合格者がいない状況が続いています。これらの大学は専門性が高く、特殊な入試対策が必要なことが理由と考えられます。

5年間を通じた変化のパターン

  1. 全体的な右肩上がり
    国公立大学合格者数全体が2020年の8名から2024年の29名へと約3.6倍に増加しており、進学実績の飛躍的向上が見られます。
  2. 合格率の上昇
    卒業生に占める合格者の割合も2.5%から9.2%へと大幅に上昇しており、質的にも向上していることがわかります。
  3. 合格先の多様化
    当初は東京都立大学と東京農工大学に集中していた合格実績が、東京学芸大学、東京外国語大学など様々な大学に広がっています。
  4. 2022年以降の安定期 
    2022年以降は24〜29名の高水準で安定しており、指導体制が確立されてきた様子がうかがえます。

地方国公立大学との関係

表の下部に示されている「その他地方国公立(医除く)」のデータを見てみましょう。

  • 2020年:16名(5.0%)
  • 2021年:25名(8.0%)
  • 2022年:12名(3.9%)
  • 2023年:11名(3.5%)
  • 2024年:15名(4.8%)

2021年をピークに減少傾向にあり、関東主要国公立大学の合格者増加と反比例しています。これは、地方国公立から関東の国公立へと進学先の希望がシフトしている可能性を示唆しています。

総合的な考察

  1. 進学指導の確立と成果: 5年間で関東主要国公立大学への合格者数が大幅に増加していることから、進学指導体制が効果的に機能し、成果を上げていると評価できます。
  2. 都内国公立への集中: 東京都立大学、東京学芸大学、東京農工大学など都内の国公立大学への合格者が多く、地理的な近接性を活かした進学指導が行われています。
  3. 教員養成系への強み: 東京学芸大学への合格者が安定して多いことから、教育系への進路指導に強みがあることがうかがえます。
  4. 理系と文系のバランス: 東京農工大学、電気通信大学(理系)と東京外国語大学、東京学芸大学(文系)のバランスが取れており、文理両方の指導が充実していることがわかります。
  5. 経年的な成長: 最難関大学や準難関大学への合格実績と同様に、関東主要国公立大学への合格実績も年々向上しており、学校全体の学力が着実に上がっていることが推測されます。

都立昭和高校は、この5年間で最難関大学から関東主要国公立大学まで、幅広いレベルの国公立大学への合格実績を大幅に向上させてきました。特に2022年以降は顕著な成果を上げており、公立高校としては優れた進学実績を持つ学校へと成長していると言えます。

今後の課題としては、東京大学や医学部など最上位層への合格実績をさらに高めることや、現役合格率のさらなる向上が考えられます。しかし、現状においても東京都内の公立高校としては顕著な進学実績を持つ学校として確立されつつあることは明らかです。

人気都立高校として進学志向の生徒を引き続き集め、この好循環を維持できれば、都立でも有数の進学校としての地位をさらに強化していくことが期待されます。

都立昭和高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比

都立昭和高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比
都立昭和高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比

国公立大学全体の合格実績推移

2020年から2024年の5年間における都立昭和高校の国公立大学全体の合格状況は以下のように推移しています。

  • 2020年:25名(卒業生の7.9%)
  • 2021年:46名(卒業生の14.7%)
  • 2022年:38名(卒業生の12.3%)
  • 2023年:43名(卒業生の13.7%)
  • 2024年:52名(卒業生の16.5%)

特に2021年に大きく増加し、その後若干の変動はあるものの高い水準を維持し、2024年には過去5年間で最高の52名(卒業生の16.5%)という結果を達成しています。卒業生の約6人に1人が国公立大学に合格するという実績は、公立高校としては優れた水準と言えるでしょう。

国公立大学合格者の構成比率の変化を分析すると下記のようなことが言えるでしょう。

  1. 最難関・準難関大学の比率増加
    2020年は関東主要と地方国公立がほとんどを占めていました 2023〜2024年は東京一科、TOCKY、旧帝大の合格者比率が増加。これは学校全体の学力向上を示唆しています。
  2. 関東主要国公立大学の比率拡大
    全体的に関東主要国公立大学の割合が増加しています。特に2022年以降は関東主要国公立大学が国公立合格者の中心となっています。
  3. 地方国公立大学から関東国公立へのシフト
    2021年は地方国公立大学の割合が高かったのですが、その後は地方国公立よりも関東主要国公立への合格が増加しています。進学先の希望が地元志向になった可能性があります。

総合評価と今後の展望

5年間の進学実績向上の要因

  1. 進学指導体制の確立: 国公立大学合格者数が一貫して増加している背景には、効果的な進学指導体制の確立があると考えられます。特に2023年からの最難関大学への合格者増加は、上位層への指導も充実してきていることを示しています。
  2. 学力層の底上げ: 国公立大学合格者率が7.9%から16.5%へと倍増していることは、全体的な学力層の底上げが進んでいることを示唆しています。
  3. 進学実績の好循環: 実績の向上によって進学意識の高い生徒が集まり、さらに実績が向上するという好循環が生まれている可能性があります。

都立昭和高校の現在の立ち位置

都立昭和高校は、この5年間で着実に進学実績を向上させ、都立高校の中でも進学校としての地位を確立しつつあります。特に以下の特徴が明確になっています。

  1. 都内国公立大学に強い: 東京都立大学、東京学芸大学、東京農工大学など都内の国公立大学への合格実績が顕著です。
  2. 幅広いレベル対応: 東京工業大学や一橋大学といった最難関大学から関東主要国公立大学まで、様々なレベルの国公立大学に合格者を輩出しています。
  3. 現役合格中心: 国公立大学合格者のほとんどが現役であり、3年間での大学進学を重視した指導が行われています。

今後の課題と展望

  1. 最上位層のさらなる強化: 東京大学や医学部など、さらに上のレベルへの合格実績を築くことが今後の課題となるでしょう。
  2. 旧帝大への合格者増加: 2024年に初めて出た旧帝大(東北大学)への合格実績をさらに広げていくことが期待されます。
  3. 安定した合格実績の維持: 最難関大学や旧帝大への合格実績は年度によって変動があるため、より安定した実績を築くことが課題です。
  4. 地方国公立を含めたバランス: 関東圏の国公立大学に加え、地方国公立大学への進学も含めた多様な進路選択を支援することも重要です。

都立昭和高校は、公立高校としては優れた国公立大学合格実績を持つ学校へと着実に成長しており、今後もさらなる発展が期待されます。卒業生の約6人に1人が国公立大学に進学するという実績は、都立高校としては顕著な成果と評価できるでしょう。

【2024年度】都立昭和高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者数

大学名現役浪人合計
早稲田大学16117
慶應大学606
上智大学14014
東京理科大学213
私立大学医学部000
合計(医学部重複除く)38240

最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格状況の概要

2024年度の都立昭和高校における最難関私立大学(早慶上理+医学部)への合格状況は、現役38名、浪人2名の計40名となっています。これは国公立大学の合格者数52名よりは少ないものの、難関私立大学への一定の合格実績を示しています。

大学別の合格状況

  • 早稲田大学:17名(現役16名、浪人1名)
  • 慶應義塾大学:6名(すべて現役)
  • 上智大学:14名(すべて現役)
  • 東京理科大学:3名(現役2名、浪人1名)
  • 私立大学医学部:0名

早稲田大学と上智大学への合格者が特に多く、都立昭和高校の強みを示しています。一方で、私立医学部への合格者はおらず、医学系への進学は国公立志向が強いか、あるいは医学部全体としての合格実績に課題がある可能性があります。

現役・浪人の比率

合格者40名のうち、現役合格が38名(95%)、浪人合格が2名(5%)と、圧倒的に現役合格が多い結果となっています。これは国公立大学の合格パターンと同様であり、都立昭和高校が現役での進学を重視した指導を行っていることを改めて示唆しています。

私立難関大学の合格者数からみる特徴

総合型の強み

早稲田大学と上智大学への合格者が多いことから、文系教育や総合型の教育に強みがあることがうかがえます。特に早稲田大学への16名の現役合格は、同校の進学指導が早稲田大学の入試に効果的に対応していることを示しています。

理系の実績

東京理科大学への合格者は3名と比較的少ないですが、国公立大学の東京工業大学や東京農工大学への合格実績と合わせると、理系教育も一定の水準にあると評価できます。

医学部進学の課題

私立医学部への合格者がいない点は、医学系志望者にとっては課題と言えるでしょう。国公立医学部への合格実績も限定的であることから、医学部受験対策は今後の改善点となる可能性があります。

国公立大学との比較考察

都立昭和高校の進路実績において、国公立大学合格者(52名)と最難関私立大学合格者(40名)を比較すると、以下のような特徴が見えてきます。

  1. 国公立志向の強さ: 合格者数が国公立大学の方が多く、同校では国公立大学への進学指導が優先されている可能性があります。
  2. 難関私立への対応力: 早稲田大学17名、上智大学14名という実績は、難関私立大学対策も充実していることを示しています。
  3. バランスのとれた進路指導: 国公立・私立の両方に一定の合格実績があることから、生徒の適性や志望に応じた柔軟な進路指導が行われていると推測されます。

総合的な考察

都立昭和高校は、国公立大学だけでなく最難関私立大学への合格実績も持つ総合的な進学校として位置づけられます。特に注目すべき点は以下の通りです:

  1. 早慶上智への強み: 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学といった最難関私立大学への現役合格者を多数輩出している点は、同校の教育水準の高さを示しています。
  2. 文系教育の充実: 早稲田大学と上智大学への合格者が多いことから、文系科目の指導が充実していると考えられます。
  3. 国公立・私立のバランス: 国公立大学と私立大学の両方に合格実績があることで、生徒の多様な進路選択を可能にしています。
  4. 現役合格中心の指導: 私立大学においても現役合格率が95%と非常に高く、3年間での効率的な受験対策が行われていることがうかがえます。

都立昭和高校は、最難関国公立大学と最難関私立大学の両方に一定の合格実績を持つバランスの取れた学校であり、特に現役での大学進学に強みを持つ公立高校として評価できます。しかし、東京大学や医学部といった最上位層への合格実績には課題があり、今後さらなる発展の余地があると言えるでしょう。

都立昭和高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立大学延べ合格者に占める大学別人数比_5カ年推移

都立昭和高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立大学延べ合格者に占める大学別人数比_5カ年推移
都立昭和高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立大学延べ合格者に占める大学別人数比_5カ年推移

最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者数の推移とその特徴

2020年から2024年の5年間における都立昭和高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)への現役合格実績には、大幅な上昇傾向が見られます。

  • 2020年:11名(私立大学延べ合格者の1.3%)
  • 2021年:12名(私立大学延べ合格者の1.2%)
  • 2022年:20名(私立大学延べ合格者の1.9%)
  • 2023年:23名(私立大学延べ合格者の2.2%)
  • 2024年:38名(私立大学延べ合格者の4.1%)

特に2024年における38名への急増(前年比約1.7倍)は注目に値し、難関私立大学への合格実績が飛躍的に向上していることを示しています。この成長率は国公立大学の伸びよりも顕著です。

大学別の合格推移と特徴

早稲田大学

  • 2020年:2名(0.2%)
  • 2021年:9名(0.9%)
  • 2022年:10名(0.9%)
  • 2023年:14名(1.4%)
  • 2024年:16名(1.7%)

早稲田大学への合格者数は一貫して増加しており、特に2020年から2021年にかけての増加(2名→9名)と、2024年の16名という実績は顕著です。私立大学合格者の中でも最も安定して伸びている大学と言えます。

慶應義塾大学

  • 2020年:0名(0.0%)
  • 2021年:1名(0.1%)
  • 2022年:2名(0.2%)
  • 2023年:1名(0.1%)
  • 2024年:6名(0.6%)

慶應義塾大学への合格者は2024年に急増(1名→6名)しており、同校の慶應対策が近年充実してきた可能性があります。ただし、早稲田大学と比較すると合格者数は少ない傾向にあります。

上智大学

  • 2020年:0名(0.0%)
  • 2021年:1名(0.1%)
  • 2022年:3名(0.3%)
  • 2023年:3名(0.3%)
  • 2024年:14名(1.5%)

上智大学への合格者数は2024年に急増(3名→14名)しており、特に顕著な伸びを示しています。2024年は早稲田大学に次ぐ合格者数となり、同校の上智大学への対応力が大幅に向上した様子がうかがえます。

東京理科大学

  • 2020年:9名(1.1%)
  • 2021年:1名(0.1%)
  • 2022年:5名(0.5%)
  • 2023年:5名(0.5%)
  • 2024年:2名(0.2%)

東京理科大学への合格者数は2020年に9名と多かったものの、その後は減少し変動しています。2024年は2名と少なく、他の難関私立大学とは異なる傾向を示しています。

私立大学医学部

5年間を通じて合格者はいません。医学部志望者は国公立志向が強い、あるいは医学部向けの指導体制に課題がある可能性があります。

私立大学延べ合格者数の推移

私立大学全体の延べ合格者数も注目に値します。

  • 2020年:830人
  • 2021年:961人
  • 2022年:1053人
  • 2023年:1033人
  • 2024年:936人

2020年から2022年にかけて増加した後、2023年からやや減少しています。これは国公立大学への志向が強まった可能性や、少数の大学に絞った受験戦略へのシフトが考えられます。

総合的な考察

  1. 難関私立大学への合格力の向上: 特に2024年の合格実績の大幅増加は、同校の難関私立大学対策が充実してきたことを強く示唆しています。5年間で合格者数が11名から38名へと約3.5倍に増加しており、飛躍的な向上と言えます。
  2. 早慶上智への対応力強化: 早稲田大学への合格者が安定して増加し、2024年には慶應義塾大学と上智大学への合格者も大幅に増加したことから、これらのトップ私立大学への対応力が強化されたことがうかがえます。
  3. 特に上智大学への急増: 2024年における上智大学合格者の急増(3名→14名)は特筆すべき変化であり、同校の指導がこの大学の入試に特に適合するようになった可能性があります。
  4. 文系教育の充実: 早稲田大学、上智大学など文系学部の強い大学への合格者が多いことから、文系教育が充実していると考えられます。特に2024年の上智大学合格者急増は、人文・社会科学系の教育水準の向上を示唆しています。
  5. 理系実績の変動: 東京理科大学への合格者数は変動が大きく、2020年に比べると減少傾向にあります。ただし、国公立大学の東京工業大学や東京農工大学への合格実績と合わせて評価する必要があります。
  6. 国公立・私立のバランス変化: 2024年は国公立大学52名、最難関私立大学38名と、両方の合格実績が向上しており、多様な進路選択を支援する体制が強化されていることがうかがえます。

今後の展望と課題

  1. 私立医学部対策の強化: 私立医学部への合格者がいない点は、医学系志望者への支援体制に改善余地があることを示しています。
  2. 慶應義塾大学対策のさらなる強化: 早稲田大学と比較すると慶應義塾大学への合格者は少なく、さらなる対策強化の余地があります。
  3. 理系私立大学へのバランス: 東京理科大学への合格者が2024年に減少していることから、理系私立大学への対策を強化することで、より多様な進路選択を支援できる可能性があります。
  4. 成長の持続性確保: 2024年の急増が一時的なものか、持続的な成長の始まりかを見極め、指導体制を継続的に改善していくことが重要です。

都立昭和高校は、この5年間で最難関私立大学への合格実績を着実に向上させ、特に2024年は大きな飛躍を遂げました。国公立大学の合格実績と合わせて考えると、公立高校でありながら総合的な進学校としての地位を確立しつつあると評価できます。特に早稲田大学と上智大学への対応力が高い点が特徴的であり、今後はさらに多様な大学への対応力を高めていくことが期待されます。

【2024年度】都立昭和高校のGMARCH合格者数

GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)合格者数

大学名現役浪人合計
学習院大学606
明治大学45348
青山学院大学10111
立教大学14115
中央大学68573
法政大学72779
合計21517232

GMARCH合格状況の概要

2024年度の都立昭和高校におけるGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)への合格状況は、現役215名、浪人17名の計232名となっています。これは同校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者40名と比較して約5.8倍、国公立大学合格者52名と比較して約4.5倍の規模であり、同校の進路実績の中核を占めていることがわかります。

大学別の合格状況(合格者数順)

  1. 法政大学:79名(現役72名、浪人7名)
  2. 中央大学:73名(現役68名、浪人5名)
  3. 明治大学:48名(現役45名、浪人3名)
  4. 立教大学:15名(現役14名、浪人1名)
  5. 青山学院大学:11名(現役10名、浪人1名)
  6. 学習院大学:6名(現役6名、浪人0名)

GMARCH内でも、法政大学と中央大学への合格者が特に多く、この2校で合計152名と全体の約66%を占めています。次いで明治大学への合格者が多く、上位3校で合計200名となり、GMARCH合格者全体の約86%に達しています。

現役・浪人の比率

合格者232名のうち、現役合格が215名(約93%)、浪人合格が17名(約7%)と、他の大学群と同様に現役合格が圧倒的多数を占めています。これは都立昭和高校が現役での進学を重視した指導を一貫して行っていることを再確認させるデータです。

GMARCH合格の特徴分析

大学別の傾向

  • 法政・中央大学への集中: 法政大学と中央大学への合格者が多数を占めていることから、これらの大学の入試対策が特に充実していると考えられます。
  • 明治大学の健闘: GMARCH内では最難関とされる明治大学にも48名の合格者を出しており、準難関私立大学への対応力も高いことがうかがえます。
  • 学習院大学の少なさ: 学習院大学への合格者が6名と最も少ないのは、同校の志望傾向や入試対策の特性を反映している可能性があります。

現役合格の強み

全ての大学において現役合格率が高く、特に学習院大学は100%が現役合格です。これは3年間での効率的な受験指導が行われていることを示しています。

先行データとの総合考察

これまでに見てきた国公立大学および最難関私立大学(早慶上理+医学部)のデータと合わせて考えると、都立昭和高校の進路実績には以下のような特徴があります。

  1. ピラミッド型の合格実績
    ・最難関(国公立トップ校+早慶上理):少数
    ・準難関(GMARCH上位校):中程度
    ・一般難関(GMARCH下位校):多数
    という典型的なピラミッド型の合格実績分布となっており、多様な学力層の生徒に対応した進路指導が行われていることがわかります。
  2. 私立大学中心の進路実績 
    国公立大学52名に対して、最難関私立40名、GMARCH232名と私立大学への進学が中心となっています。これは多くの都立高校に共通する特徴であり、国公立大学の定員の少なさも関係していると考えられます。
  3. 現役進学の徹底
    国公立、最難関私立、GMARCHのいずれにおいても現役合格率が90%以上と非常に高く、3年間での大学進学を重視した指導が徹底されています。
  4. 特定大学への集中
     GMARCH内では法政大学と中央大学、最難関私立では早稲田大学と上智大学への合格者が多く、これらの大学の入試対策に強みを持っていることがうかがえます。

総合評価と今後の展望

都立昭和高校は、GMARCH大学群への豊富な合格実績を持つ総合的な進学校として評価できます。特に注目すべき点は以下の通りです。

  1. 多層的な進路保障: 最難関大学への合格実績を持ちつつも、GMARCH大学群への多数の合格者を輩出することで、様々な学力層の生徒に進路を保障しています。
  2. バランスのとれた進路指導: 国公立大学と私立大学の両方に一定の合格実績があり、生徒の適性や志望に応じた柔軟な進路指導が行われていると推測されます。
  3. 受験指導の効率性: 現役合格率の高さは、限られた高校3年間での効率的な受験指導が確立されていることを示しています。
  4. 特定大学への対応力: 法政大学、中央大学、明治大学といったGMARCH上位校への多数の合格実績は、これらの大学の入試に特化した対策が充実していることを示唆しています。

今後の課題としては、最難関大学(東大、京大、医学部など)への合格実績の向上や、GMARCH内でもより上位校(明治、立教、青山学院)への合格者増加が考えられますが、現状でも公立高校としては充実した進学実績を持つ学校として評価できます。

都立昭和高校は、最難関大学からGMARCHまで幅広いレベルの大学に合格者を輩出する総合的な進学校であり、特に現役での合格実績に強みを持つ公立高校として、東京都内でも屈指の進学校の一つと位置づけられるでしょう。

都立昭和高校のGMARCHの現役合格者数と私立大学延べ合格者に占める大学別人数比推移

都立昭和高校のGMARCHの現役合格者数_5カ年推移
都立昭和高校のGMARCHの私立大学延べ合格者に占める大学別人数比推移

GMARCH合格者数の推移とその特徴

2020年から2024年の5年間における都立昭和高校のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)への現役合格実績には、明確な上昇傾向が見られます:

  • 2020年:109名(私立大学延べ合格者の13.1%)
  • 2021年:171名(私立大学延べ合格者の17.8%)
  • 2022年:220名(私立大学延べ合格者の20.9%)
  • 2023年:219名(私立大学延べ合格者の21.2%)
  • 2024年:215名(私立大学延べ合格者の23.0%)

特に2020年から2022年にかけての急増(109名→220名)は顕著であり、その後は高水準で安定しています。私立大学延べ合格者に占める比率も13.1%から23.0%へと約1.8倍に増加しており、GMARCH合格への指導が充実してきたことがうかがえます。

大学別の合格推移と特徴

法政大学

  • 2020年:37名(4.5%)
  • 2021年:58名(6.0%)
  • 2022年:67名(6.4%)
  • 2023年:76名(7.4%)
  • 2024年:72名(7.7%)

法政大学への合格者数は一貫して増加傾向にあり、2020年から2023年までほぼ倍増しています。2024年はわずかに減少したものの、比率では上昇しており、同校のGMARCH対策の中心となっていることがわかります。

中央大学

  • 2020年:28名(3.4%)
  • 2021年:47名(4.9%)
  • 2022年:63名(6.0%)
  • 2023年:54名(5.2%)
  • 2024年:68名(7.3%)

中央大学への合格者数も増加傾向にあり、特に2024年は68名と過去最高を記録しています。法政大学と合わせて、この2校が同校のGMARCH合格の中核を担っている様子がうかがえます。

明治大学

  • 2020年:8名(1.0%)
  • 2021年:19名(2.0%)
  • 2022年:43名(4.1%)
  • 2023年:44名(4.3%)
  • 2024年:45名(4.8%)

明治大学への合格者数は2020年の8名から2024年の45名へと約5.6倍に増加しており、GMARCH内では最も伸び率が高い大学となっています。特に2021年から2022年にかけての増加(19名→43名)は顕著であり、明治大学対策が大きく強化されたことがうかがえます。

立教大学

  • 2020年:14名(1.7%)
  • 2021年:25名(2.6%)
  • 2022年:14名(1.3%)
  • 2023年:16名(1.5%)
  • 2024年:14名(1.5%)

立教大学への合格者数は2021年の25名をピークに減少し、その後は14〜16名程度で安定しています。

青山学院大学

  • 2020年:13名(1.6%)
  • 2021年:12名(1.2%)
  • 2022年:22名(2.1%)
  • 2023年:18名(1.7%)
  • 2024年:10名(1.1%)

青山学院大学への合格者数は2022年の22名をピークに減少傾向にあり、2024年は10名と過去5年間で最少となっています。

学習院大学

  • 2020年:9名(1.1%)
  • 2021年:10名(1.0%)
  • 2022年:11名(1.0%)
  • 2023年:11名(1.1%)
  • 2024年:6名(0.6%)

学習院大学への合格者数は比較的安定していましたが、2024年に6名へと減少しています。GMARCHの中では最も合格者数が少ない大学となっています。

私立大学延べ合格者数との関係

私立大学全体の延べ合格者数の推移を見ると下記のようになっています。

  • 2020年:830人
  • 2021年:961人
  • 2022年:1053人
  • 2023年:1033人
  • 2024年:936人

2022年をピークに減少傾向にある中で、GMARCH合格者の比率は上昇しており(20.9%→23.0%)、より難関校への合格に集中する傾向がうかがえます。

総合的な考察

  1. GMARCH合格実績の飛躍的向上: 5年間でGMARCH合格者数が109名から215名へと約2倍に増加しており、準難関私立大学への対応力が大幅に向上していることがわかります。
  2. 法政・中央・明治への集中: GMARCH内では法政大学、中央大学、明治大学への合格者が多く、2024年ではこの3校で合計185名と全体の約86%を占めています。特に明治大学への合格者数の伸びが顕著であり、より上位校への対応力が強化されています。
  3. 受験戦略の変化: 私立大学全体の延べ合格者数が減少する中でGMARCH合格率が上昇していることから、より厳選した受験戦略へとシフトしている可能性があります。
  4. 大学別の対応力の差: 法政大学、中央大学、明治大学への合格者は多いものの、立教大学、青山学院大学、学習院大学への合格者は相対的に少なく、大学別の対応力に差があることがうかがえます。
  5. 安定期への移行: 2022年以降はGMARCH合格者数が215〜220名程度で安定しており、指導体制が確立されてきたことがうかがえます。

最難関私立大学との関連性

先に分析した最難関私立大学(早慶上理+医学部)の合格実績と合わせて考えると、2024年は最難関私立大学38名、GMARCH215名と、より難関度の高い大学への合格実績も向上しています。特に明治大学への合格者増加は、早稲田大学や上智大学への合格者増加と連動している可能性があり、全体的な学力向上を示唆しています。

今後の展望と課題

  1. より難関校へのシフト: 現在のGMARCH合格者の多くが法政大学、中央大学に集中していますが、今後は明治大学のさらなる増加や、立教大学、青山学院大学への合格者増加が課題となるでしょう。
  2. バランスのとれた対策強化: GMARCH内での大学別の合格者数の偏りが見られるため、立教大学、青山学院大学、学習院大学への対策強化が検討課題となるでしょう。
  3. 最難関私立大学との連携強化: GMARCH対策で培った指導ノウハウを活かし、早稲田大学、慶應義塾大学などの最難関私立大学への合格実績をさらに向上させることが期待されます。
  4. 質的向上への注力: 合格者数が安定期に入った現在、より上位学部・学科への合格や併願校数の適正化などの質的向上に注力することも重要です。

都立昭和高校は、この5年間でGMARCH合格実績を飛躍的に向上させてきました。特に法政大学、中央大学、明治大学への対応力が高く、準難関私立大学への進学実績において公立高校としては優れた水準に達していると評価できます。今後はより上位校へのシフトや大学別の偏りの是正が課題となりますが、現状でも充実した進学実績を持つ学校として位置づけられるでしょう。

都立昭和高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武・四工大+東農大・日東駒専)

都立昭和高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武)
都立昭和高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(四工大+東農大)
都立昭和高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(日東駒専)

日東駒専(日大・東洋・駒澤・専修)の合格実績推移

2020年から2024年の5年間における都立昭和高校の日東駒専大学群への現役合格者数は、全体として増加傾向にあります。

  • 2020年:131名(私立大学延べ合格者の15.8%)
  • 2021年:169名(私立大学延べ合格者の17.6%)
  • 2022年:201名(私立大学延べ合格者の19.1%)
  • 2023年:180名(私立大学延べ合格者の17.4%)
  • 2024年:198名(私立大学延べ合格者の21.2%)

2022年までは順調に増加し、2023年に若干減少したものの、2024年には再び増加に転じています。私立大学延べ合格者に占める比率も5年間で15.8%から21.2%へと増加しており、日東駒専大学群への対応力が向上していることがうかがえます。

大学別の合格推移

  • 東洋大学:2020年57名→2024年76名(5年間で約1.3倍に増加)
  • 日本大学:2020年39名→2024年45名(安定した合格実績)
  • 駒澤大学:2020年19名→2024年41名(5年間で約2.2倍に増加)
  • 専修大学:2020年16名→2024年36名(5年間で約2.3倍に増加)

東洋大学への合格者数が最も多く、駒澤大学と専修大学への合格者数の伸びが顕著です。

四工大+東京農業大学の合格実績推移

芝浦工業大学、工学院大学、東京都市大学、東京電機大学、東京農業大学からなる理系中堅私大群への合格者数は以下の通り推移しています。

  • 2020年:59名(私立大学延べ合格者の7.1%)
  • 2021年:45名(私立大学延べ合格者の4.7%)
  • 2022年:42名(私立大学延べ合格者の4.0%)
  • 2023年:65名(私立大学延べ合格者の6.3%)
  • 2024年:51名(私立大学延べ合格者の5.4%)

この大学群への合格実績は年度によって変動が大きく、明確な傾向は見られません。また、東京農業大学への合格者は5年間を通してゼロとなっています。

大学別の合格推移

  • 工学院大学:2020年21名→2024年12名(減少傾向)
  • 東京都市大学:2020年14名→2024年20名(増加傾向)
  • 芝浦工業大学:2020年11名→2024年10名(安定)
  • 東京電機大学:2020年13名→2024年9名(やや減少)

工学院大学への合格者数が減少する一方、東京都市大学への合格者数は増加傾向にあります。

成成明学國武(成蹊・成城・明治学院・國學院・武蔵)の合格実績推移

文系中堅私大群への合格者数は以下の通り推移しています。

  • 2020年:26名(私立大学延べ合格者の3.1%)
  • 2021年:86名(私立大学延べ合格者の8.9%)
  • 2022年:116名(私立大学延べ合格者の11.0%)
  • 2023年:84名(私立大学延べ合格者の8.1%)
  • 2024年:90名(私立大学延べ合格者の9.6%)

この大学群への合格実績は2020年に比べて大幅に増加し、2022年をピークとして高水準で推移しています。特に2020年から2021年にかけての増加(26名→86名)は顕著です。

大学別の合格推移

  • 成蹊大学:2020年10名→2024年33名(約3.3倍に増加)
  • 國學院大学:2020年7名→2024年27名(約3.9倍に増加)
  • 成城大学:2020年3名→2024年13名(約4.3倍に増加)
  • 武蔵大学:2020年5名→2024年13名(約2.6倍に増加)
  • 明治学院大学:2020年1名→2024年4名(増加するも少数)

すべての大学において2020年に比べて合格者数が増加しており、特に成蹊大学と國學院大学への合格者増加が顕著です。

総合的な分析

3つの大学群の比較

  • 日東駒専:198名(2024年、私立大学延べ合格者の21.2%)
  • 成成明学國武:90名(2024年、私立大学延べ合格者の9.6%)
  • 四工大等:51名(2024年、私立大学延べ合格者の5.4%)

日東駒専への合格者数が最も多く、次いで成成明学國武、四工大等の順となっています。これは、都立昭和高校が文系中心の教育に強みを持っていることを示唆しています。

私立大学全体の中での位置づけ

2024年の私立大学合格者の内訳を見てみましょう。

  • 最難関私立(早慶上理+医学部):38名(4.1%)
  • GMARCH:215名(23.0%)
  • 日東駒専:198名(21.2%)
  • 成成明学國武:90名(9.6%)
  • 四工大等:51名(5.4%)

これらの合計は592名であり、私立大学延べ合格者936名の約63%を占めています。残りは各種専門大学や中堅以下の私立大学への合格者と考えられます。

経年変化の特徴

  1. 文系中堅私大の急増: 成成明学國武への合格者が2020年の26名から2021年には86名へと急増し、その後も高水準を維持しています。
  2. 日東駒専の安定した増加: 日東駒専への合格者数は5年間で着実に増加し、私立大学合格者の中で最も大きな割合を占めるようになっています。
  3. 理系中堅私大の変動: 四工大等への合格者数は年度によって変動が大きく、明確な傾向は見られません。

総合的な考察と今後の展望

都立昭和高校の中堅私立大学への合格実績から、以下のような特徴が浮かび上がります。

  1. 文系教育の充実: 日東駒専や成成明学國武といった文系中堅私大への合格者が多く、文系教育が充実していることがうかがえます。
  2. バランスのとれた進路保障: 最難関私立からGMARCH、日東駒専、成成明学國武まで、様々なレベルの私立大学に合格者を輩出しており、生徒の学力に応じた進路保障がなされています。
  3. 特定大学への対応力: 東洋大学、日本大学、成蹊大学、國學院大学など特定の大学への合格者が多く、これらの大学の入試に特化した対策が充実していると考えられます。
  4. 理系教育の課題: 四工大等の理系中堅私大への合格者数は文系中堅私大に比べて少なく、理系教育についてはさらなる強化の余地があるかもしれません。
  5. 段階的な進路目標の設定: GMARCHを第一志望として日東駒専を併願するなど、段階的な進路目標の設定と対策がなされていることがうかがえます。

都立昭和高校は、中堅私立大学への合格実績も含めると、非常に幅広いレベルの大学に合格者を輩出する総合的な進学校として位置づけられます。今後は以下のような展開が期待されます。

  1. 上位校へのシフト促進: 日東駒専や成成明学國武から、GMARCHや最難関私立へのさらなるシフトを促進することで、進学実績の質的向上を図ることが可能でしょう。
  2. 理系教育の強化: 四工大等への合格実績をさらに向上させ、理系進学においても文系と同様の強みを持つことが課題となるでしょう。
  3. 大学別の特化戦略の継続: 特定大学への合格者数が多い傾向を活かし、これらの大学への対策をさらに強化することで、合格実績の安定化と向上を図ることができるでしょう。

都立昭和高校は公立高校でありながら、最難関大学から中堅私立大学まで幅広い合格実績を持つ総合的な進学校として、今後もさらなる発展が期待されます。

都立昭和高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移

都立昭和高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移
都立昭和高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移

私立大学群別合格者の変化

提供されたデータからは、都立昭和高校における私立大学合格実績の5年間の変化が明確に読み取れます。1人あたりの私立大学合格数は2020年の2.6校から2022年に3.4校でピークを迎え、2024年には3.0校となっています。

最難関私立大学(早慶)の合格状況

早稲田大学・慶應義塾大学への合格者数は2020年のわずか2名(0.2%)から2024年には22名(2.4%)へと約11倍に増加しており、特に2023年から2024年にかけての伸び(15名→22名)が顕著です。

上智・東京理科大学合格状況

上智大学・東京理科大学への合格者数は2020年の9名(1.1%)から2024年には16名(1.7%)へと増加しています。特に2023年から2024年にかけての倍増(8名→16名)は注目に値します。

GMARCH合格状況

GMARCH合格者数は2020年の109名(13.1%)から2022年に220名(20.9%)まで増加し、その後やや減少しつつも2024年には215名(23.0%)と高い水準を維持しています。

中堅私立大学合格状況

  • 成成明学國武:2020年の26名(3.1%)から2022年に116名(11.0%)へと急増し、2024年は90名(9.6%)となっています。
  • 四工大+東農:59名(7.1%)から始まり年度ごとに変動がありますが、2024年は51名(5.4%)となっています。
  • 日東駒専:131名(15.8%)から始まり増加傾向にあり、2024年には198名(21.2%)に達しています。

大学群別構成比率の変化

最も顕著な変化は「その他」の大学の比率低下です。2020年には私立大学合格者の59.5%が「その他」の大学でしたが、2024年には36.8%まで低下しています。これは難関・中堅私立大学への合格者比率が大幅に上昇したことを意味します。

特に注目すべきは、2020年から2024年にかけて下記のようになっています。

  • GMARCH:13.1%→23.0%(+9.9ポイント)
  • 日東駒専:15.8%→21.2%(+5.4ポイント)
  • 成成明学國武:3.1%→9.6%(+6.5ポイント)
  • 早慶上理:0.2%→2.4%(+2.2ポイント)

これらの数値は、同校の進学実績が「その他」の大学から「選ばれる大学」へとシフトしていることを示しています。

総括

都立昭和高校の私立大学合格実績は、この5年間で質的に大きく向上しています。特に最難関私立大学からGMARCHまでの合格者比率が増加し、「その他」の大学への依存度が減少している点は、同校の進学指導の成果と言えるでしょう。私立大学のレベル別構成比率の変化を見ると、より難関とされる大学群への合格実績が着実に向上していることが明らかです。

これらのデータからは、都立昭和高校が公立高校でありながら、私立大学受験においても着実に進学実績を向上させていることがわかります。特に2022年以降は、量(合格者数)より質(難関大学比率)を重視する方向性が見られ、進学指導の成熟を示唆しています。

都立昭和高校の5年間の進学実績から見える成長と今後の課題

都立昭和高校の2020年から2024年にかけての大学合格実績は、全体として顕著な成長を示しています。特に2022年以降、国公立大学への合格者は16.5%(2024年)に達し、最難関私立大学(早慶上理)への合格者も38名(2024年)と飛躍的に増加しました。GMARCHへの合格者は215名、日東駒専は198名と安定した実績を維持しています。

同校の特徴として、①現役合格率の高さ(多くの大学群で90%以上)、②文系進学に強みを持つ傾向(早稲田・上智・法政・中央大学への合格者が多数)、③関東圏の大学に強い特性が挙げられます。特に2023年以降は最難関大学への合格実績も向上しており、公立高校としては優れた進学実績を持つ学校へと成長しています。

今後の課題としては、東京大学や医学部など最上位層への合格実績の構築、理系教育のさらなる強化が挙げられますが、現状でも文理両方で幅広いレベルの大学に合格者を輩出する総合的な進学校として確立されつつあります。都立高校の受験を検討する際の有力な選択肢の一つと言えるでしょう。


<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・昭和高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/showa-h/

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この記事を書いた人

教員免許保有(小学校教諭1種、中学校・高校保健体育)の40代サラリーマン。現在高校生の息子の高校受験時に生来のオタク気質をこじらせ首都圏の私立・都立高校を調べた結果、都立高校のコスパの良さに驚愕。現在小学生の娘の高校受験に備えての備忘録がてら、都立高校の魅力を発信していくために「都立高のトリセツ」を開設。

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