【2025年】都立石神井高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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都立石神井高校は東京都の進学指導特別推進校として確立された実績を持ち、石神井合格メソッドに基づく指導で多くの徒が難関大学への進学を実現しています。本レポートでは、2020年度から2024年度(2025年3月卒)までの大学合格実績を分析し、同校の進学指導プログラムの特徴を紹介します。

目次

都立石神井高校現役生の主な合格大学別人数|2025年3月卒(2024年度)

国公立大学

正確な数値は出ていませんが、パンフレットと学校ホームページから、2025年3月卒生は合計16人以上の国公立大学(大学校含む)の合格者を輩出しているようです。

大学群大学名
都内国公立東京科学大学(旧東京工業大学/旧東京医科歯科大学)、東京農工大学、東京学芸大学(3人)、東京海洋大学
関東圏国公立群馬大学、高崎経済大学
その他国公立新潟大学、大阪教育大学、高知大学
大学校防衛大学校、防衛医科大学校、国立看護大学校(3人)

都立高校として国公立大学への合格者を着実に輩出しています。前年度において大学校以外は、教員養成系の東京学芸大学のみの合格でしたが、今年度は理系最難関の東京科学大学、また同じく理系の東京農工大学や東京海洋大学への合格をはじめ、東京を離れて群馬、新潟、大阪、高知と学びを求めて全国各地にて合格を勝ち取っています。

またその他医療系進学への指導にも力を入れていることを示しています。防衛医科大学校や看護大学校のような特殊な国立大学校への合格実績も、多様な進路指導の成果といえるでしょう。

早慶上理(難関私立大学)

大学名合格者数前年比
早稲田大学6人+2人
慶應義塾大学2人+1人
上智大学1人▲3人
東京理科大学5人+4人
合計14人+4人

難関私立大学の中でも早稲田大学への6名の合格は、都立高校として特筆すべき成果です。また、理系の難関校である東京理科大学への合格実績も前年比で大きく増加し5人と理系教育に力を入れていることを示しています。この大学群は年度によって変動が見られますが、継続的に合格者を輩出しています。

GMARCH(準難関私立大学)

大学名合格者数前年比
学習院大学12人▲1人
明治大学27人+8人
青山学院大学9人▲4人
立教大学14人▲12人
中央大学15人▲3人
法政大学54人+19人
合計131人+7人

GMARCHへの合格者数は非常に多く、特に法政大学(54名)と明治大学(27名)への合格者が突出しています。受験方式がやや癖の立教大学への合格は大きく減少していますが、GMARCH筆頭の明治大学、そして法政大学への合格が大幅に増加しており、準難関私立大学への進学が石神井高校の強みとなっています。この層の大学群への高い合格実績は、学校の進学指導が効果的に機能していることを示しています。

MARCH以上の合格者が多数いる学校では、中学段階から安定した学習習慣をつけている生徒が多い傾向にあります。

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成成明学獨國武(人気中堅私立大学)

大学名合格者数前年比
成蹊大学28人+4人
成城大学8人▲7人
獨協大学10人+2人
國學院大学26人▲5人
武蔵大学16人+4人
明治学院大学3人▲6人
合計91人▲8人

中堅私立大学では、國學院大学(26名)と成蹊大学(28名)への合格者が特に多く、バランスの取れた合格実績となっています。これらの大学は就職実績も良好であり、学部の専門性も高いため、生徒の適性や志望に合わせた進路指導が行われていることがうかがえます。

日東駒専(人気私立大学)

大学名合格者数前年比
日本大学68人▲23人
東洋大学95人+10人
駒澤大学31人+4人
専修大学28人▲10人
合計222人▲19人

東洋大学への95名という多数の合格者数が特徴的です。日本大学はやや減少しましたが、学部数が多く多様な専門分野があるため、様々な進路希望に対応できる選択肢として人気があります。専修大学(28名)と駒澤大学(31名)も安定した合格実績を誇り、この大学群は石神井高校生の重要な進学先となっています。

四理工+東農大(理系大学)

大学名合格者数前年比
芝浦工業大学23人+11人
工学院大学10人+6人
東京電機大学13人▲4人
東京都市大学14人+8人
東京農業大学18人+14人
合計78人+35人

理系大学では芝浦工業大学への23名の合格が目立ちます。これらの工学系大学は就職に直結した専門教育を提供しており、理工系進学希望者にとって重要な選択肢となっています。合計78名(前年比+35人)という数字は、石神井高校が理系教育にも力を入れていることを示しており、大学受験における文理バランスの良さが見て取れます。

都立石神井高校の大学群別合格者数の推移|2021年3月卒(2020年度)~2025年3月卒(2024年度)

大学群別合格者数推移表

スクロールできます
大学群2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度
国公立大学7人5人13人6人12人以上
※正確な人数は不明
早慶上理13人16人15人10人14人
GMARCH74人107人93人124人131人
成成獨國武明学70人127人98人99人91人
日東駒専131人192人214人241人222人
四理工+東農大55人40人48人43人78人

5年間で着実に進化する石神井高校の進学実績

国公立大学への合格者数は7人→5人→13人→6人→12人以上(少なくとも)と年度によって大きく変動しており、特に2022年度の13人、そして2024年度の12人以上という数字が突出しています。合格者数の上下変動はありますが、都立高校とし毎年一定数の国公立大学合格者を輩出していることは素晴らしい点です。

早慶上理は13人→16人→15人→10人→14人と推移しており、2021年度に16人でピークを迎えた後、特に直近の2023年度ではやや減少傾向でしたが最新年度では14人と回復しています。都立高校として二桁の最難関私立大学合格者を維持できている点は注目に値します。

GMARCHは74人→107人→93人→124人→131人と変動しながらも全体としては増加傾向にあります。2021年度に一度大きく増加した後、2022年度に若干減少したものの、2024年度には過去最高の131人を記録しており、準難関私立大学(GMARCH)への強みが明確になっています。

成成明学獨國武は70人→127人→98人→99人→91人と推移しており、2021年度に大幅増加した後、やや減少して安定した状態を維持しています。2022年度と2023年度は約100人前後で安定しており、中堅私立大学への堅実な合格実績を示しています。

日東駒専は131人→192人→214人→241人→222人と5年間で安定した増加を示しており、特に2023年度の241人は過去最高を更新しています。年々右肩上がりの合格者数は、石神井高校の進路指導が最も効果を発揮している大学群といえるでしょう。

四理工+東農大は55人→40人→48人→43人→78人と推移しており、2020年度の55人から2021年度に一度減少した後、小幅な増減を繰り返し、2024年に一気に増加しています。理系専門大学への合格者数は若干の変動はあるものの、理系教育にも一定の成果を上げていることがわかります。

これらの傾向から、石神井高校では特に日東駒専とGMARCHへの合格実績が著しく向上しており、生徒の学力や志望に合わせた効果的な進路指導が行われていることが読み取れます。

都立石神井高校の3年間の進路指導プログラム

1年生:自己理解

  • 職業と自分を知り、生涯をイメージする段階
  • 自分の適性・希望を知り、15年後の未来像を描く
  • 部活動や行事参加とともに大学受験の基礎力を養成
  • 共通テスト・入試問題の傾向に早期対応

主な実施内容

  • 模擬試験(4・7・11・2月)
  • 進路講座(4・6・10月)
  • 学部学科説明会(7月)
  • 夏期講習会(7・8月)
  • 大学研究(7・8月)

2年生:進路決定

  • 大学を知り、進路の方向性をイメージする段階
  • 前年度の文理選択を踏まえ、志望学部・学科を決定
  • 受験科目と3年選択科目を決定し、大学受験の基本戦略を確立
  • 部活動や行事の中心的役割を果たし、社会のリーダーとなる資質を育成

主な実施内容

  • 模擬試験(4・7・11・2月)
  • 進路講座(4・5・9・12・3月)
  • 学部学科説明会(7月)
  • 夏期講習会(7・8月)
  • 進路探究(7・8月)

3年生:進路実現

  • 集中と継続で希望進路を実現する段階
  • 2年生の3学期から入試準備に入り、無理のない合格スケジュールを確立
  • 希望進路を実現できる学力を身につける

主な実施内容

  • 模擬試験(5・6・7・8・10・11月)
  • 進路講座(7・10・12・1月)
  • 推薦入試説明会(7月)
  • 夏期講習会(7・8月)
  • 共通テスト説明会(9月)
  • 推薦入試指導(10・11月)
  • 共通テスト指導(12月)
  • 共通テストリサーチ・個別出願前指導(1・2月)

石神井高校の学習指導の特徴

石神井合格メソッド

東京都教育委員会指定の進学指導研究校として築き上げた石神井合格メソッドに基づき、難関大学現役合格を実現しています。充実した学習環境、ハイレベルな授業やテストを通じ、文理を問わず学力を高めます。

補習・夏期講習

学習のフォローアップや入試に対応できる実践力の養成を行います。平常時に各教科が計画的に補習・講習を実施。夏期講習は前期後期に行われ、午前中は原則部活動を行わないため落ち着いた環境で日々の復習や入試に向けた学習に取り組めます。

土曜授業の実施

しっかり学習内容を定着させられる授業時数を確保しています。月曜日から金曜日は6時間授業を実施し、土曜日にさらに4時間の授業を年間18回実施します。これにより週32時間の学習が可能になり、学習内容を確実に定着させます。

大学入試共通テスト対策

新課程入学試験対策もしっかり行います。最新の出題傾向への対策を搭載している大学入学共通テストに対し、適切な対応ではなく、先取りした合格力を高める指導を行います。

自主学習の習慣化

文武二道の両立が図れるよう、自主学習の習慣化を促す指導を行います。高校の学習は中学校での学習内容を基盤に自主学習の習慣化が必要です。自習室を2つ設置し午後5時まで利用できる環境を整えています。

模試分析会によるサポート

生徒の学力を細かく分析して学力向上を促します。定期的に模試を実施し、テストの結果から見える各生徒の弱点を多面的に分析しながら、生徒の進路実現に向けて個別の課題を全教員で共有します。

英語力を伸ばす検定の活用

英語検定を組織的に受験します。多くの入試では民間検定の検定試験が重要視されます。英語検定の取得を目標に指導を行っています。

石神井の学習イベント

充実の夏期講習

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学年講座数主な科目
3年生全20講座古文、数学B、英語、英語表現II、物理、化学、生物、世界史B、日本史B、現代社会、美術
1-2年生全30講座現代文、古典、数学A、数学I、数学II、英語、物理、化学、化学基礎

学部学科説明会 学問分野別参加大学一覧

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学問領域分野参加大学
人文・教育系文学國學院大學
教育学早稲田大学
心理学明治大学
保育・幼児教育学日本女子大学
社会科学系国際学獨協大学
観光学立教大学
法学・政治学成城大学
経済・経営学明治大学
社会学武蔵大学
理工・情報系理学東京理科大学
機械・ロボット工学東京都市大学
電気工学中央大学
建築学芝浦工業大学
情報学成蹊大学
医療・生命科学系農学・生命科学東京農業大学
薬学東京理科大学
看護学聖路加国際大学
栄養学女子栄養大学
芸術・スポーツ系美術学武蔵野美術大学
スポーツ科学早稲田大学
  • 文系から理系まで20の多様な学問分野をカバー
  • 難関私立大学から専門性の高い大学まで幅広いレベルの大学が参加
  • 特に準難関~中堅私立大学(GMARCH、成成獨國武明学)の参加が充実
  • 生徒が直接大学教員から学部の特色や学問内容を聞ける貴重な機会
  • 3年生向けの全20講座として開催されており、進路選択の重要な判断材料に

石神井高校の学部学科説明会は、幅広い学問分野と多様なレベルの大学が参加することで、生徒の進路選択をサポートする充実したプログラムとなっています。特に同校の強みであるGMARCHや成成獨國武明学グループの大学が多く参加していることが特徴的です。

石神井合格メソッドで実現する進学実績と生徒の可能性

都立石神井高校は、体系的な進路指導と充実した学習プログラムにより、難関大学への合格実績を着実に積み上げてきました。「石神井合格メソッド」を軸とした特色ある教育方針と、3年間を通じた計画的な進路指導により、生徒の可能性を最大限に引き出しています。

同校の合格実績の特徴として、国公立大学への安定した合格者数を維持しつつ、近年ではGMARCHや日東駒専といった私立大学への合格者数が著しく増加していることが挙げられます。特に2024年度はGMARCHへの合格者が131名と過去最高を記録し、進路指導の成果が明確に表れています。

石神井高校の進路指導の強みは、単なる大学合格のテクニックだけでなく、「文武ともに楽しく充実した高校生活を送ろう」「入れる大学より入りたい大学に進もう」「大学卒業後の長い人生を生き抜く力を身につけよう」という教育理念にあります。これにより、生徒一人ひとりが自分の適性や将来像を明確にし、目的意識を持って学習に取り組む姿勢が培われています。

同校の特徴的な取り組みとして、1年次からの早期進路指導、充実した夏期講習、土曜授業の実施、模試分析会による個別指導などが挙げられます。これらは全て「石神井合格メソッド」として体系化され、生徒の進路実現をサポートしています。特に自主学習の習慣化を促す指導は、大学入学後も自ら学び続ける力を養うという点で重要な意味を持っています。

また、学部学科説明会では早稲田大学や東京理科大学など20を超える大学から講師を招き、生徒に具体的な学問分野や大学の特色を伝える機会を設けています。これにより生徒は志望校選択の幅を広げ、より自分に適した進路を見つけることができています。

近年の入試傾向の変化や新課程への移行に対しても、石神井高校は迅速かつ柔軟に対応し、共通テスト対策や個別試験対策の充実を図っています。その結果、GMARCHや日東駒専への合格者数増加という形で成果が表れており、生徒の学力や志望に合わせた現実的かつ効果的な進路指導が行われています。

文系・理系ともにバランスの取れた進学実績を持つ石神井高校は、今後も都立高校の進学校としての地位を確立し続けると共に、変化する大学入試制度や社会のニーズに対応した教育プログラムの更なる充実が期待されます。一人ひとりの生徒の可能性を最大限に引き出し、将来の社会で活躍できる人材を育成する同校の取り組みは、都立高校の模範となるものと言えるでしょう。

この高校の先輩たちに続くなら、まずは“入試本番の傾向”を知ろう

都立高校入試では「共通問題」と呼ばれる全校共通の筆記試験が実施されます。
この高校を本気で目指すなら、まずはその出題傾向を知ることが合格への近道です。

2019年~2025年(昨年度)の全教科の問題を掲載し、すべての問題にわかりやすい解説つき
各教科の出題傾向と対策、公立高校合格のめやす、選抜のしくみ、入試情勢など、受験に役立つ情報が1冊にまとめられています
※リスニング音源は出版社ホームページで聴くことができます。

👉【2026年度入試対応】都立高校共通問題の過去問はこちら

👉【2026年度入試対応】併願校探しや優遇基準の確認はこちら

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<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・石神井高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/shakujii-h/

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