【2025年】都立小平高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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東京都立小平高等学校は、昭和38年(1963年)の開校から60年以上の歴史を持つ都立進学校です。平成5年に「外国語コース」が設置され、地域交流、国際交流、国際理解教育などに力を入れています。「Independence(自主)」「Sincerity(誠実)」「Intelligence(英知)」を教育目標に掲げ、学習と諸活動を高いレベルで両立させながら、生徒の自己実現・進路実現を図っています。特に進路指導では、入学時から3年間を見据えた指導プログラムを実施し、「手作りの進路」をモットーに個々の生徒に寄り添った支援を行っています。

近年は国公立大学の合格者を安定して輩出するとともに、GMARCHをはじめとする私立大学への合格実績も着実に向上しています。

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目次

都立小平高校の大学合格実績|2025年(令和7年3月卒)

2025年3月に卒業した60回生の進路状況は、4年制大学への進学率が約88%(普通科93%、外国語コース75%)に達しています。ただし、外国語コースにおいて11%が海外大学への出願準備中(2025春時点)となっていますので、タイミング次第ではさらに進学率は高くなるでしょう。大学進学者の内訳を見ると、国公立大学や難関私立大学への合格者を多数輩出しています。

主要大学の合格者数は以下の通りです。

大学群合格者数(延べ人数)前年比
国公立大学12人(+2人)
早慶上理ICU(難関私立)37人(+2人)
GMARCH(準難関私立)190人(▲6人)

都立小平高校の主な合格大学別人数|2025年(令和7年3月卒)

国公立大学

エリア大学名合格者数
都内東京外国語大学3人
東京学芸大学1人
東京都立大学2人
関東埼玉大学1人
横浜市立大学1人
地方帯広畜産大学1人
静岡大学1人
高知大学1人
静岡文化芸術大学1人
合計12人

都立小平高校の国公立大学合格実績は、首都圏の難関国立大学を中心に幅広く分布しています。特に東京外国語大学や東京学芸大学といった外国語や教育など専門性に強みを持つ大学への合格者を多く輩出しているようです。国公立大学合格者は12名と他の大学群と比較すると少ないものの、日本を代表する難関国立大学への合格者を着実に輩出している点が注目されます。

早慶上理ICU(難関私立大学)

大学名合格者数(前年比)
早稲田大学19人(+3人)
慶應義塾大学4人(+3人)
上智大学7人(▲7人)
東京理科大学7人(+4人)
国際基督教大学0人
合計37人(+3人)

難関私立大学への合格者数は37人(前年比+3人)と、都立高校としては非常に高い実績を上げています。特に早稲田大学(19人)への合格者が多数を占めており、また上智大学への15人という数字は、同校の外国語教育の充実ぶりを示すものでしょう。一方、理系難関校である東京理科大学にも7人(前年比+4人)の合格者を出しており、理系難関大学への進学実績も着実に積み上げています。慶應義塾大学への合格は4人と少なめですが、都立高校からの難関私立大学合格としては全体的に優れた実績と言えるでしょう。

GMARCH(準難関私立大学)

大学名合格者数(前年比)
学習院大学10人
明治大学36人(+8人)
青山学院大学17人(▲6人)
立教大学46人(▲4人)
中央大学39人(+1人)
法政大学42人(▲5人)
合計190(▲6人)

GMARCHへの合格者数は190人と非常に多く、小平高校の進学実績の中核を担っています。特に立教大学(46人)と法政大学(42人)への合格者数が多く、続いて中央大学(39人)、明治大学(36人)、青山学院大学(17人)と続いています。学習院大学の10人も含め、GMARCHの全大学にバランスよく合格者を出している点が小平高校の強みと言えます。

成成明学國武(人気中堅私立大学) ※2024年3月卒のデータ

大学名合格者数
成蹊大学31人
成城大学12人
武蔵大学34人
國學院大学15人
明治学院大学18人
合計110人

※2025年3月卒のデータは公表されておらず、2024年3月卒のデータになります。

中堅私立大学群への合格者数も110人と多く、特に武蔵大学への合格者が34人と最も多いのが特徴的です。成蹊大学も31人と高い合格者数を誇っており、明治学院大学(18人)、國學院大学(15人)、成城大学(12人)と続きます。このグループの大学は就職実績も良好で、文系学部を中心に人気が高い大学群です。

小平高校生にとって、GMARCHと併願する上で重要な選択肢となっていることがうかがえます。特に文系学部志望の生徒が多く合格しており、同校の文系教育の充実ぶりを反映しています。地理的に通学しやすい大学も多く、進路指導において現実的な選択肢として適切に位置づけられていると考えられます。

都立小平高校の大学群別合格者数の推移|2020年(令和2年3月卒)~2025年(令和7年3月卒)

国公立大学

卒業年度合格者数(前年比)
2020年(55回生)6人
2021年(56回生)3人(▲3人)
2022年(57回生)9人(+6人)
2023年(58回生)21人(+12人)
2024年(59回生)10人(▲11人)
2025年(60回生)12人(+2人)

国公立大学への合格者数は、年度によって変動が見られますが、6年間の推移を見ると緩やかな上昇傾向にあると言えます。特筆すべきは2023年度の21人という突出した実績で、これは過去6年間で最多の合格者数となりました。この年は国公立大学受験に特化した指導の成果が表れたと考えられます。2025年度は12人と前年に引き続き2桁合格を輩出しています。

内訳を見ると、東京外国語大学、東京学芸大学といった首都圏の難関国公立大学への合格者を安定して輩出しています。特に2023年度は旧帝大に次ぐ難関国公立大学群であるTOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)にて、筑波大学と千葉大学にそれぞれ1名ずつ合格、難関公立である国際教養大学に1名、都内においても東京学芸大学に5人、東京都立大学に3名と複数人合格を出し、その他、埼玉大学、宇都宮大学、横浜市立大学など、より多様な国公立大学に合格者を出しており、進路指導の幅広さがうかがえます。

この国公立大学合格の強化は、小平高校が進学指導研究校として取り組んできた成果と考えられます。個別指導の充実や模試の有効活用、夏期講習などの集中的な学習機会の提供が、安定した合格実績につながっていると分析できます。

早慶上理ICU(難関私立大学)

卒業年度合格者数(前年比)
2020年(55回生)8人
2021年(56回生)11人(+3人)
2022年(57回生)11人
2023年(58回生)30人(+19人)
2024年(59回生)33人(+3人)
2025年(60回生)37人(+4人)

難関私立大学グループの合格者数は、この6年間で大幅な増加傾向を示しています。2020年度の8人から着実に増加し、2023年度には30人に達し、2025年度はさらに37人に増加しました。特に直近3年間は30人を超える高い水準で推移しており、小平高校の難関私立大学対策が充実してきていることを示しています。

大学別の内訳を見ると、2024年度は早稲田大学に16人、上智大学に15人と、この2校で難関私立大学合格者の9割を占めています。2023年度も同様の傾向で、早稲田大学に9人、上智大学に5人、東京理科大学に10人と、特定の大学に強みを持つ形になっています。

この難関私立大学合格者数の増加は、小平高校の進路指導の充実と国際理解教育の強化が大きく寄与していると考えられます。「Global Education Network20」「海外学校間交流推進校」としての活動が、上智大学などの国際色の強い大学への合格実績につながっていると推測されます。また、模擬試験の分析を活用した個別指導や受験対策講座の強化、小論文指導の充実なども合格者増加の要因と言えるでしょう。

GMARCH(準難関私立大学)

卒業年度合格者数(前年比)
2020年(55回生)72人
2021年(56回生)99人(+27人)
2022年(57回生)142人(+43人)
2023年(58回生)140人(▲2人)
2024年(59回生)196人(+56人)
2025年(60回生)190人(▲6人)

GMARCHへの合格者数は、6年間で目覚ましい増加を遂げています。2020年度の72人から2024年度には196人、2025年度も維持して190人と、大幅に増加しました。特に直近の2024年度は前年に比べて40%以上の増加を示しており、小平高校の準難関私立大学への進学実績が飛躍的に向上していることがわかります。

大学別の推移を見ると、立教大学への合格者が2020年度の14人から2025年度には46人へと大幅に増加しています。同様に、法政大学も26人から42人へ、中央大学も14人から39人へと増加しています。明治大学は2020年度の11人から2024年度には36人に増加し、青山学院大学も5人から17人へと大きく伸びています。学習院大学も2人から10人へと増加しており、GMARCHのすべての大学で合格者数が増加しています。

この傾向から、小平高校ではGMARCHを重点的な進学先として位置づけ、効果的な対策を行っていることがうかがえます。学校の進路指導体制の強化や、各大学の入試形式に対応した対策、模擬試験の活用などが功を奏していると考えられます。また、外国語コースの充実が語学に強みを持つ立教大学や青山学院大学への合格増加につながっている可能性も高いでしょう。

MARCH以上の合格者が多数いる学校では、中学段階から安定した学習習慣をつけている生徒が多い傾向にあります。

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成成武國明(人気中堅私立大学)

卒業年度合格者数
2020年(55回生)65人
2021年(56回生)105人
2022年(57回生)107人
2023年(58回生)80人
2024年(59回生)110人

※2025年3月卒のデータは公表されておらず、2024年3月卒のデータになります。

中堅私立大学グループへの合格者数は、2020年度の65人から2021年度に105人へと大きく増加し、その後は若干の変動はあるものの高い水準を維持しています。2023年度に80人とやや減少したものの、2024年度には再び110人まで回復しました。

大学別に見ると、武蔵大学への合格者が2020年度の17人から2024年度には34人へと倍増しています。成蹊大学も11人から31人へと大幅に増加し、明治学院大学は3人から18人へ、國學院大学は20人から15人とやや減少したものの依然として高い水準を維持しています。成城大学も14人から12人と、比較的安定した合格者数を維持しています。

この中堅私立大学グループの合格実績の推移から、小平高校では様々なレベルの大学に対応した進路指導を行い、生徒の適性や学力に応じた進路選択を支援していることがわかります。特に2021年度以降、安定して高い合格者数を維持している点が特徴的です。

都立小平高校の3年間の進路指導プログラム

小平高校では「手作りの進路」をモットーに、1年次から3年次まで段階的な進路指導を行っています。

1年次:進路のステージ1~5

  1. 自己を知り、目標を立てる(1学期)実力テストの個人診断票等を用いて自己理解を図り、高校生としての目標を立てる
  2. 進路についての基礎的な知識を得る(1学期)「進路の手引き」のワークシート学習や職業適性検査を通して、進路についての基礎的な知識を得る
  3. 学問・職業について知る(2学期)外部講師による進路講演会、分野別ガイダンスを通して、「学ぶこと」と「働くこと」についての理解を深める
  4. 希望進路を設計する(2学期)進路希望を、大学・短大、専門学校、就職・公務員に具体化し、2年次での文系・理系による選択科目を決める
  5. 先輩の経験から学ぶ(3学期)3年生講演「ようこそ先輩」や「合格者座談会」を通して、学校生活、受験などについて先輩たちの経験から学ぶ
  • 年間行事:実力テスト・進路希望調査(4月、11月)、全国模試(2月・希望者)、看護医療体験(夏・希望者)

2年次:進路のステージ6~12

  1. 学部・学科について知る(1学期)進路資料や教育実習生講演により、大学・短大、専門学校の学部や学科の内容を知り、自分の進路を具体化
  2. 進路の具体化を図る(1学期)外部講師による分野別模擬授業を通して、進路の具体化を図る
  3. 大学、短大、専門学校を実際に見る(夏休み)オープンキャンパスや学校説明会などに参加し、志望校選びの参考にする
  4. 入学試験の実際を知る(2学期)入学試験のシステムや入試科目などについて調べ、3年次の自由選択科目を決める
  5. 受験への準備を進める(2学期)大学・短大、専門学校、看護・医療、就職・公務員の分野別ガイダンスを受け、具体的な計画を立て始める
  6. 先輩の経験から学ぶ(3学期)3年生講演や合格者座談会での体験談から学校生活や受験の実際、心構えを学ぶ
  7. 大学・短大、専門学校、職場を実際に見る(3学期)オープンキャンパスや企業・公官庁見学などに参加し、志望先選択の参考にする
  • 年間行事:
    ・実力テスト・進路希望調査(4月、11月)
    ・全国模試(11月・全員、2月・希望者)
    ・看護・医療体験(5月・希望者、夏・希望者)
    ・看護模試(10月・希望者)

3年次:進路の取り組み

生徒は1・2年次のステージを通して決定した進路の実現に向け、以下のようなサポート体制があります。

  • 個人面談(通年)
  • 就職指導(5月以降)
  • 専門学校見学指導(6月)
  • 大学・短大 一般・センター試験及び公募推薦・指定校推薦受験ガイダンス(7月)
  • 各教科受験講習(通年、夏季休業中)
  • 模擬試験(年間5回校内実施)
  • 模擬面接(9月以降)
  • 小論文指導(7月以降)

保護者へのガイダンス

保護者向けの進路情報提供も充実しています。

  • 1年次:春・秋の保護者会
  • 2年次:春・秋の保護者会、2~3月の進路別ガイダンス
  • 3年次:春の保護者会、6月の進路別ガイダンス
  • その他:11月PTA主催の外部講師による進路講演会

小平高校の確かな進路指導が生み出す着実な進学実績の向上

都立小平高校は、創立以来培ってきた「手作りの進路」をモットーとする丁寧な進路指導により、着実に進学実績を向上させています。特に近年はGMARCHを中心とした準難関私立大学への合格者が大幅に増加し、2024年度は196人と過去最高を記録しました。また、早慶上理ICUへの合格者も35人と高水準を維持し、国公立大学への合格者も安定して輩出しています。

同校の進路指導の特徴は、1年次からの段階的で計画的なプログラムにあります。自己理解から始まり、学問・職業研究、志望校研究と着実にステップを踏むことで、生徒一人ひとりが自分に合った進路を見つけられるよう支援しています。また、「ようこそ先輩」や「合格者座談会」など、先輩の経験から学ぶ機会も多く設けられ、受験に向けた具体的なイメージを持ちやすい環境が整っています。

国際理解教育にも力を入れる同校は、「Global Education Network20」「海外学校間交流推進校」としての取り組みも進学実績に好影響を与えています。さらに、令和6年度からは「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」にも採択され、情報・数学教育やICTを活用した文理横断的・探究的な学びを強化する新たな取り組みも始まっています。

こうした総合的な教育と進路指導の成果として、多様な進路選択が可能となり、生徒たちは自分の適性や希望に合った大学で学びを深める機会を得ています。都立高校でありながら私立高校に引けを取らない進学実績を誇る小平高校は、都内の公立進学校として今後も注目される存在と言えるでしょう。

この高校の先輩たちに続くなら、まずは“入試本番の傾向”を知ろう

都立高校入試では「共通問題」と呼ばれる全校共通の筆記試験が実施されます。
この高校を本気で目指すなら、まずはその出題傾向を知ることが合格への近道です。

2019年~2025年(昨年度)の全教科の問題を掲載し、すべての問題にわかりやすい解説つき
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※リスニング音源は出版社ホームページで聴くことができます。

👉【2026年度入試対応】都立高校共通問題の過去問はこちら

👉【2026年度入試対応】併願校探しや優遇基準の確認はこちら

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<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・小平高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/kodaira-h/

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