都立豊多摩高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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東京都立豊多摩高校は、1940年に創立された伝統ある都立高校です。「自主自律」「文武両道」を校訓に掲げ、制服のない自由な校風と高い進学実績を両立させている進学指導推進校です。宮崎駿や谷川俊太郎など多くの著名人を輩出し、文化的な活動も盛んな学校として知られています。現在は東京都教育委員会から進学指導推進校に指定され、生徒一人一人の能力を最大限に伸ばす教育を実践しながら、伝統的な自由な校風も大切に守り続けています。

この記事では豊多摩高校の偏差値や入試倍率といった受験に欠かせない情報から、大学合格実績や部活動、学校行事、校風の特徴まで、受験生や保護者の方が気になるポイントをわかりやすくまとめています。

「豊多摩高校ってどんな雰囲気?」「部活は強いの?」「どんな進学実績があるの?」といった疑問にもお答えします。都立豊多摩高校の受験を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!

目次

都立豊多摩高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

豊多摩高校の偏差値は、複数の主要な予備校・教育機関のデータによると、59〜64の範囲に位置しています。

  • みんなの高校情報:64(東京76位、都立20位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):60(都立24位)
  • V模擬(60%合格基準):59(東京98位、都立18位)

入試の特徴として注目すべき点は、進学指導推進校に指定されていることです。この指定は、進学実績の向上に大きく貢献しており、実際に国公立大学や難関私立大学への合格実績も着実に伸びています。

同校の進路指導の特徴は、単なる大学合格のみを目指すのではなく、「社会の中でどのように生き、どのように貢献できるのか」という、より長期的な視点での人材育成を重視している点です。一年次から自己の能力・適性や個性に応じた進路選択を考える機会を多く設定し、講演会や大学との連携など、多角的なアプローチで生徒の進路実現をサポートしています。

このような充実した進路指導体制と、自主自律の校風が評価され、都内でも人気の高い高校の一つとなっています。特に、制服がなく校則も必要最小限という自由な校風でありながら、高い進学実績を実現している点が、受験生から高く評価されている要因といえます。

入試方式

都立高校ですから、推薦入試と一般入試の2つの入試方式があります。2025年度は推薦入試が1月26日(土)と1月27日(日)、一般入試が2月21日(金)に行われました。

<参考情報>詳細はこちらの東京都教育委員会のサイトをご確認ください

都立高校の一般入試では、学力検査点と調査書点の合計(1000点)に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果(20点)を加えた総合得点(1020点満点)順に選抜されます。面接や実技を実施する学校では、それらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。

入試倍率推移

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校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.79倍3.27倍2.27倍2.13倍1.90倍1.87倍
2024年1.68倍2.89倍1.89倍1.87倍1.62倍1.60倍
2023年1.60倍2.79倍1.95倍1.95倍1.74倍1.72倍

入試倍率の特徴と傾向

豊多摩高校の入試倍率は、2023年から2025年にかけて全体的に上昇傾向にあり、特に2025年入試で大きく上昇しています。

校長会調査時倍率は3年間で着実に上昇しており、1.60倍→1.68倍→1.79倍と推移しています。これは豊多摩高校への初期段階での関心が年々高まっていることを示しています。

推薦入試倍率も上昇傾向にあり、2023年の2.79倍から2025年には3.27倍へと約17%上昇しています。特に2024年から2025年にかけての上昇(2.89倍→3.27倍)が顕著で、推薦入試の競争が激化していることがわかります。

一般応募倍率は2023年から2024年にかけて若干低下(1.95倍→1.89倍)したものの、2025年には2.27倍へと大きく上昇し、3年間で最も高い倍率となっています。2024年から2025年にかけての上昇率は約20%に達します。

受検倍率も同様のパターンを示しており、2024年の1.62倍から2025年には1.90倍へと約17%上昇しています。合格倍率も1.60倍から1.87倍へと増加しており、入試競争が全体的に激化していることがわかります。

特に注目すべきは2025年の全体的な倍率上昇で、これは豊多摩高校の人気が大きく高まっていることを示しています。教育内容や進学実績に対する評価の向上、あるいは立地条件などの魅力が受験生に認知されるようになった可能性があります。

2025年入試での豊多摩高校の合格倍率(1.87倍)は、都内の多くの高校と比較しても高い水準であり、人気校としての地位を確立しつつあると言えるでしょう。

都立豊多摩高校の歴史と伝統

1940年に東京府立第十三中学校として創立され、当初は東京府立第一中学校(現在の日比谷高校)の校舎を間借りしていました。1941年に東京府立豊多摩中学校へと改称され、1942年に現在の校地に移転しました。1950年には現在の東京都立豊多摩高等学校となり、同時に男女共学を開始。この年には校歌も制定され、作詞を金田一京助、作曲を山田耕筰が手がけました。

校名の由来は、初代校長の西村房太郎が旧豊多摩郡の地名にちなんで命名したものです。当時、東京府の学務課は「西田町中学校」という名称を提案していましたが、通学区域全体をカバーする地域名として「豊多摩」が選ばれました。

80年以上の歴史の中で、スタジオジブリの宮崎駿や詩人の谷川俊太郎をはじめ、芸術、文化、学術など様々な分野で活躍する人材を輩出してきました。経済界では三菱UFJ信託銀行会長を務めた上原治也氏、学術界では東京大学名誉教授の木村尚三郎氏など、各界で活躍する卒業生を多数輩出しています。

特に文化活動が盛んで、卒業式では卒業生である谷川俊太郎の詩「あなたに」を朗読する伝統が続いています。1969年には学生運動が活発化し、学校封鎖なども経験しましたが、そうした歴史も含めて、自由な校風と学問を重んじる精神は今日まで脈々と受け継がれています。

都立豊多摩高校の立地と最寄り駅、周辺環境

杉並区成田西二丁目に位置し、最寄り駅は京王井の頭線の浜田山駅です。学校周辺の交通アクセスは充実しており、関東バスの「中野駅-五日市街道営業所」「中野駅-吉祥寺駅」「高円寺駅-五日市街道営業所」の3路線が運行されています。下り方面には「豊多摩高校前」のバス停も設置されており、生徒の通学の便が図られています。

住所 東京都杉並区成田西2-6-18
最寄り駅①京王井の頭線「浜田山駅」 徒歩10分
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