都立立川高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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東京都立立川高等学校(通称:立高)は、東京都立川市に位置する都内有数の伝統校で、進学指導重点校のひとつです。1901年の創立以来、120年以上にわたり「質実剛健」「自主自律」の校風を貫き、多摩地区を代表する進学校として数多くの優秀な人材を輩出してきました。

普通科に加えて2022年から創設された「創造理数科」では、先進的な理数教育を提供しており、文系・理系の両面で生徒の学力を伸ばす体制が整っています。私立・国公立を問わず難関大学への進学実績が豊富で、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、理系に強いカリキュラムを展開するなど、さらなる進化を遂げています。

ここでは、立川高校の偏差値や入試倍率といった受験に欠かせない情報から、大学合格実績や部活動、学校行事、校風の特徴まで、受験生や保護者の方が気になるポイントをわかりやすくまとめています。

「立川高校ってどんな雰囲気?」「SSHって?」「創造理数科ができて進学実績はどうなった?」といった疑問にもお答えします。都立立川高校の受験を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!

目次

都立立川高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

東京都立立川高等学校は、東京都から進学指導重点校に指定されており、都内の都立高校の中でも特に進学実績が優れている学校です。加えて、都立高校の中で初めて創造理数科が設置されており、理系教育に特化した新たな教育体制が整えられています。立川高校は、普通科と創造理数科の2つの学科を持っており、併願受験が可能な仕組みが設けられているため、どちらの学科も受験生にとって選択肢が広がっています。

創造理数科は、日比谷高校や西高校、国立高校と並んで都立高校の中でもトップクラスの難易度を誇っており、2025年には初めての卒業生が輩出されます。この学科が持つ強力な理数系カリキュラムとSSH(スーパーサイエンスハイスクール)としての指定を背景に、今後さらに高い大学合格実績を積み重ねることが予想されています。これにより、立川高校の受験難易度がさらに上昇し、受験生にとってますます挑戦しがいのある学校となるでしょう。

普通科についても、都立青山高校や八王子東高校と同程度の難易度を持ち、都内でも屈指の進学校として知られています。立川高校の普通科は、幅広い学問分野に対応した教育を提供しており、特に文理問わず難関国公立大学や私立大学への進学を強くサポートしています。

<創造理数科>

  • みんなの高校情報:創造理数科71(東京14位、都立4位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):創造理数科69(都立2位)
  • V模擬(60%合格基準):創造理数科67(東京14位、都立3位)

<普通科>

  • みんなの高校情報:70(東京20位、都立6位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):66(都立7位)
  • V模擬(60%合格基準):64(東京31位、都立7位)

立川高校の立地も非常に優れており、JR立川駅が最寄り駅という交通の便の良さが受験生にとって大きな魅力となっています。立川駅周辺は商業施設や文化施設が充実しており、学習環境としても生活の利便性が高い地域に位置しています。この立地条件に加え、学力面での充実したサポートがあることから、立川高校は毎年高い受験倍率を記録しています。特に多摩地域を中心に、多くの受験生が立川高校を目指しており、その人気は年々高まっています。

入試方式

都立高校ですから、推薦入試と一般入試の2つの入試方式があります。2025年度は昨年度は推薦入試が1月26日(土)と1月27日(日)、一般入試が2月21日(金)になります。

<参考情報>詳細はこちらの東京都教育委員会のサイトを確認ください

都立高校の一般入試では、学力検査点と調査書点の合計(1000点)に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果(20点)を加えた総合得点(1020点満点)順に選抜されます。面接や実技を実施する学校では、それらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。

尚、立川高校は日比谷・西・国立・戸山・青山・八王子東とともに進学指導重点校に指定されています。入試時の試験は、理科社会は他の都立高校受験と同じく共通問題ですが、英国数の3教科は立川高校独自の難易度の高いいわゆる自校作成問題となっています。

また、創造理数科ができたことにより、

  • 普通科と創造理数科が併願できる
  • 創造理数科の推薦入試は、個人面接や小論文のほかに、「研究実績に基づく口頭試問」がある

など入試形式にも他の都立高校にはない特徴が見られます。

入試倍率(推薦・一般)

創造理数科(男女合同)の倍率推移

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年度校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年2.05倍1.13倍4.57倍4.51倍4.20倍3.97倍
2024年1.35倍 1.13倍2.71倍2.71倍2.44倍2.31倍
2023年3.63倍1.50倍3.63倍3.66倍3.63倍3.43倍

創造理数科の倍率の特徴と傾向

2023年から2025年にかけての創造理数科の入試倍率は、非常に興味深い変動パターンを示しています。2023年に高い倍率であったものが、2024年には大幅に下落し、2025年に再び上昇するというV字回復の形を描いています。

特に注目すべきは2025年の一般入試における応募倍率が4.57倍と、過去3年間で最も高い数値を記録していることです。この急激な上昇は、創造理数科への関心が再び高まっていることを示しており、STEM教育(科学・技術・工学・数学)への社会的関心の高まりや、立川高校の理数教育の評判向上が背景にあるものと推測されます。

推薦入試に関しては、2023年の1.50倍から2024年・2025年は共に1.13倍と低下しています。立川高校創造理数科の推薦入試は特別推薦入試となっており、「科学分野等の研究に関するレポート」に関する口頭試問が含まれているため、応募難易度の時点でのハードルが高いことによると想定されます。

普通科(男女合同)

※2023,2024年度は立川高校公表データより、2025年度は創造理数科の合格人数を除く受検者数を併願受検者と仮定し加算

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年度校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.88倍3.43倍2.16倍2.07倍1.91倍1.87倍
2024年1.61倍2.95倍1.69倍1.86倍1.54倍1.51倍
2023年1.41倍3.50倍1.82倍1.96倍1.71倍1.67倍

普通科の倍率の特徴と傾向

普通科の倍率は3年間を通じて比較的安定した推移を見せていますが、細かく分析すると興味深い傾向が浮かび上がります。

校長会調査時倍率は、2023年の1.41倍から2025年の1.88倍へと着実に上昇しており、普通科への初期関心が年々高まっていることを示しています。これは立川高校の普通科教育の評判向上や、進学実績の改善が背景にある可能性があります。

特に顕著なのは推薦入試の高倍率です。2023年に3.50倍、2024年に若干下落して2.95倍、そして2025年に再び上昇して3.43倍となっています。普通科の推薦入試が創造理数科のそれよりも大幅に高い倍率を維持していることは、普通科においても特色ある教育プログラムや進学実績が評価されていることを示唆しています。

一般入試においても、2025年は2.16倍と過去3年間で最も高い倍率を記録しており、全体的な人気上昇が見て取れます。

都立立川高校の歴史と伝統

東京都立立川高等学校の歴史は、1901年(明治34年)に「東京府立第二中学校」として設立されたことに始まります。当時、多摩地域での中等教育機関のニーズが高まり、それに応える形で設立されました。戦前から戦後にかけて、多摩地域においては「府立二中(立高)あり」と言われ、地域のリーダーを数多く輩出しました。特に市町村長などの自治体のリーダーや、教育、政治、経済の分野で活躍する人材を育て、多摩地区における教育の礎を築いてきました。

1960年代には、東京大学へ20~30名もの合格者を輩出するほどの進学校としての実績がありました。進学実績においても、立川高校は常に高い評価を受けており、2003年には「進学指導重点校」に指定され、さらに進学指導に力を入れるようになりました。また、2018年度からはSSH(スーパーサイエンスハイスクール)にも指定され、2022年度には都立高校で初めて「創造理数科」を設置。これにより、伝統と革新を融合させた先進的な教育を展開しています。

都立立川高校の立地と最寄り駅

立川高校は、東京都立川市錦町二丁目に位置し、JR中央線・青梅線・南武線の立川駅から徒歩約8分、多摩都市モノレールの立川南駅から徒歩5分という非常に交通アクセスの良い場所にあります。東京都心からも比較的近く、通学には便利な立地です。

住所東京都立川市錦町2丁目13番地5
最寄り駅①JR立川駅より 徒歩8分
②多摩都市モノレール線 立川南駅 徒歩6分
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