都立西高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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東京都立西高校は、東京都杉並区に位置する都立の進学校であり、自由な校風と高い進学実績で知られています。多くの生徒が自主的に学業や部活動に取り組み、幅広い分野で活躍しています。本コラムでは、西高校の歴史から校風、進学実績、学校行事、部活動、施設、入試情報まで、その魅力を詳しくご紹介します。

目次

都立西高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

西高校は、東京都内の公立高校の中でもトップレベルの偏差値を誇ります。その偏差値は各情報サイトを確認すると下記のようになっています。

  • みんなの高校情報:72(東京11位、都立3位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):69(都立2位)
  • V模擬(60%合格基準):68(東京10位、都立2位)

都立高校では日比谷高校に次いで2番手、日比谷・国立・西の3つの都立高校を合わせて都立御三家として非常に高い入試難易度となっています。

全国の私立中高一貫校や各都道府県のトップ校と比べても引けを取らない大学合格実績を誇っていますので、入試時点でも高い学力と内申点を求められます。都内の多くの中学生にとって西高校の入試は非常に難易度の高いチャレンジとなります。

入試方式

都立高校ですから、推薦入試と一般入試の2つの入試方式があります。2025年度は推薦入試が1月26日(土)と1月27日(日)、一般入試が2月21日(金)に行われました。

<参考情報>詳細はこちらの東京都教育委員会のサイトを確認ください

都立高校の一般入試では、学力検査点と調査書点の合計(1000点)に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果(20点)を加えた総合得点(1020点満点)順に選抜されます。面接や実技を実施する学校では、それらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。

尚、西高校は日比谷・国立・戸山・青山・立川・八王子東とともに東京都より進学指導重点校に指定されています。理社は他の都立高校受験と同じく共通問題となりますが、高い学力を判定するために、英国数の3教科は西高校独自の問題となります。

また、推薦入試も行われており、学力だけでなく部活動や課外活動での活躍が評価されることもあります。推薦入試では、面接や小論文が課されるため、学問だけでなく、自己表現力や将来の目標に対する明確なビジョンが重要視されます。都立西高校に入学するためには、学力とともに人間的な成長が問われるため、受験生は総合的な準備が必要です。

入試倍率(一般)

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年度校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.22倍2.77倍1.60倍1.62倍1.31倍1.27倍
2024年1.37倍2.95倍1.71倍1.70倍1.46倍1.42倍
2023年1.56倍4.37倍1.87倍1.87倍1.61倍1.55倍

入試倍率の特徴と傾向

西高校(都立御三家の一つ)の入試倍率は、3年間を通して徐々に低下する傾向を示しています。最も顕著な変化は推薦入試倍率で、2023年の4.37倍から2024年には2.95倍へと約32%も低下し、2025年にはさらに2.77倍へと低下しています。この大幅な低下は注目に値します。

校長会調査時倍率も3年間で着実に低下しており、1.56倍→1.37倍→1.22倍と推移しています。これは西高校への初期段階での関心が年々低下していることを示しています。一般応募倍率も同様に低下傾向にあり、2023年の1.87倍から2025年には1.60倍へと減少しています。合格倍率も1.55倍から1.27倍へと約18%低下しています。最終応募倍率から受検倍率への低下も見られ、これは出願後に受検を取りやめる受験生が一定数存在することを示しています。この傾向は都立御三家で多く見られる現象で、国立高校や難関私立高校との併願層が多いことを示唆しています。

全体として、西高校は都立御三家としての地位を持ちながらも、近年は入試倍率が継続的に低下しています。この背景には以下のような要因が考えられます。

  1. 他の難関校(国立・私立)への志向の高まり
  2. 私立高校の授業料実質無償化による影響
  3. 特色ある教育を提供する他の都立高校への分散

御三家の一角を担う高校としては低めの倍率となりつつありますが、それでも推薦入試では2.77倍と比較的高い競争率を維持しています。推薦入試の倍率が一般入試よりも高い点は、西高校の教育内容や進学実績への信頼を示していると考えられます。

都立西高校の歴史と伝統

東京都立西高等学校は、1937年に東京府立第十中学校として開校しました。その後、戦後の学制改革により、現在の都立西高等学校へと改称されました。創立以来、80年以上にわたり、都内のトップ進学校として質の高い教育を提供してきました。戦時中は一時期校舎が空襲で被害を受けるなどの困難もありましたが、教職員と生徒たちが一丸となって復興し、再び高い教育水準を取り戻しました。

緑豊かな杉並の地で、「文武二道」「自主自律」を教育理念として、国際社会で活躍する器の大きな人材の育成を目指して様々な教育活動を行っています。

西高校は、多くの著名な卒業生を輩出しており、政治、経済、文化など様々な分野で活躍する人物を育成してきたことから、都内外で高い評価を受けています。

都立西高校の立地と最寄り駅

都立西高校は、東京都杉並区宮前に位置し、静かで落ち着いた住宅街に囲まれています。学校の周囲は緑が多く、勉強や部活動に集中しやすい穏やかな環境が整っています。最寄り駅はJR中央線の「西荻窪駅」で、駅から徒歩約10分の距離にあり、交通アクセスも便利です。西荻窪駅からは都心へのアクセスも良好で、中央線を利用すれば新宿や東京への移動も簡単です。

住所東京都杉並区宮前4-21-32
最寄り駅①京王井の頭線「久我山」駅下車 徒歩10分
②JR中央線「荻窪」駅より関東バス宮前3丁目行き「宮前4丁目」下車 徒歩3分
③JR中央線「西荻窪」駅より南北バスすぎ丸「久我山駅」行き「西高校西門前」下車すぐ
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