都立国分寺高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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東京都立国分寺高校(通称「ブンジ」)は、地域に根ざした教育と進学実績の向上を両立させてきた都立高校です。1969年の設立以来、地元住民に親しまれ、教育理念「知・情・意」のもとで、学問と人間形成のバランスを大切にしています。

特に進学指導特別推進校として、国公立大学や難関私立大学への合格実績を積み重ね、2024年度にはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)にも指定され、さらにその教育活動が注目されています。

この記事では、国分寺高校の歴史や伝統、進路指導、学校行事、そして施設環境など、多角的にその魅力を解説していきます。

目次

都立国分寺高校の入試倍率と難易度(偏差値)

入学難易度(偏差値)

東京都立国分寺高校は、アクセスは良いとは言えないものの、木もれ陽祭へのあこがれ、都大会での活躍が目立つ部活動と学習の両立などを目指す生徒がおり、都内有数の難関校として知られており、その入試難易度と合格実績は多くの受験生や保護者の注目を集めています。

また、国分寺高校は国語・数学・英語の3科目に関しては共通問題ではなく、国分寺高校独自の自校作成問題が導入され、難関大学を目指す生徒にふさわしい高度な問題が出題されています。

  • みんなの高校情報:68(東京35位、都立9位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):63(都立14位)
  • V模擬(60%合格基準):61(東京66位、都立13位)

2024年度入試から都立高校全体が男女合同定員化されましたが、国分寺高校はもともと男女別定員を設けていなかったこともあり、その影響は受けなかった高校になります。例年倍率2倍を超える、都立高校の中でも屈指の人気校になりますが、難関大学への合格実績が向上していることから、今後さらに倍率とともに入試時の偏差値も上昇していく可能性があります。

入試方式

都立高校ですから、推薦入試と一般入試の2つの入試方式があります。2025年度は昨年度は推薦入試が1月26日(土)と1月27日(日)、一般入試が2月21日(金)になります。

<参考情報>詳細はこちらの東京都教育委員会のサイトを確認ください

都立高校の一般入試では、学力検査点と調査書点の合計(1000点)に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果(20点)を加えた総合得点(1020点満点)順に選抜されます。面接や実技を実施する学校では、それらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。

尚、国分寺高校は進学指導重点校に次ぐ進学指導特別推進校に指定され、独自作成問題を活用しています。入試時の試験は、理科社会は他の都立高校受験と同じく共通問題ですが、英国数の3教科は国分寺高校独自の難易度の高い自校作成問題となっています。

入試倍率推移

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校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.36倍2.84倍1.36倍1.67倍1.54倍1.51倍
2024年1.09倍2.25倍1.43倍1.45倍1.32倍1.29倍
2023年1.69倍2.94倍1.69倍1.69倍1.52倍1.49倍

東京都立国分寺高等学校の入試倍率は、近年やや減少傾向にありますが、これには複数の要因が関係しています。最寄り駅から徒歩25分を要する立地条件や、同じ多摩地区に位置する進学指導重点校である国立高校の存在、さらには2022年に創造理数科を設置し、SSHに指定されるなど理数教育で都立高校の最先端を行く立川高校の存在が大きく影響していると考えられます。

しかしながら、こうした状況下でも国分寺高校は都立高校の中で依然として高い人気を維持しています。その主な理由として、進学指導特別推進校としての地位が挙げられます。年々向上する進学実績は、難関大学を目指す受験生にとって大きな魅力となっています。さらに、2024年度からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されたことも、同校の魅力をさらに高めることでしょう。

入試倍率の推移を詳しく見ると、国分寺高校が都立高校の中で常に高い評価を受け続けていることが明確です。倍率に多少の変動はあるものの、同校が受験生にとって憧れの学校であり続けていることに変わりはありません。優れた進学実績と充実した教育環境が、多くの意欲的な生徒を引きつけ続けているのです。

この状況は、国分寺高校が時代の変化に柔軟に対応しながら、高い教育水準を維持し続けていることを示しています。同校の教育方針や指導体制が、受験生やその保護者から高い信頼を得ていることの証左と言えるでしょう。今後も、同校が都立高校の中で重要な位置を占め続け、多くの優秀な生徒を育成していくことが期待されます。

都立国分寺高校の歴史と伝統

東京都立国分寺高校(通称「ブンジ」)は、1969年に地元国分寺市の住民の要望に応じて設立された都立高校です。開校当初は東京都立東村山高等学校の仮校舎を使用しており、翌年には国分寺市内に新校舎が完成しました。この学校は、国公立大学への進学実績を高め、独自の教育課程を展開しており、都内でも人気の高い進学校となっています。

国分寺高校は長年にわたり、地域に根差した教育を展開してきました。地域の住宅街に位置し、地元の学生や周辺住民からも「ブンジ」の愛称で親しまれており、卒業生や地元の企業とも密接な関係を築いています。学校の教育理念は「知・情・意」の三要素を兼ね備えた生徒の育成を掲げており、知識だけでなく、心の豊かさや強い意志を持った生徒の成長を目指しています。これに基づき、校歌も「知恵・心・意志」の重要性を謳っています。

学校行事や部活動も盛んで、特に「木もれ陽祭」と呼ばれる文化祭・体育祭・合唱祭・中夜祭の一連の行事は、ブンジ生にとって象徴的なイベントとなっています。この行事は1976年に四祭集中開催として定められ、それ以来、学校の伝統行事として受け継がれてきました。特に生徒が主体となって運営することが強調されており、生徒の自主性や協力が重んじられています。

2001年には新校舎が完成し、進学重視型単位制に対応した施設が整備されました。また、学校の施設や制服が映画『時をかける少女』のロケ地としても使用されており、校舎や制服がそのまま登場しています。こうした伝統と地域との結びつき、現代的な教育課程が融合した国分寺高校は、都立高校の中でもユニークな存在となっています。

都立国分寺高校の立地と最寄り駅、周辺環境

東京都立国分寺高校は、東京都国分寺市新町三丁目に位置し、緑豊かな住宅地に囲まれた場所にあります。最寄り駅はJR中央線の国立駅と西武国分寺線の恋ヶ窪駅で、それぞれ徒歩約25分、自転車で15分程度の距離にあります。また、立川バスを利用すると、国立駅や恋ヶ窪駅からのアクセスが便利です。バス停「国分寺高校入口」から徒歩約1分という好立地にあり、交通の便も良好です。

住所東京都国分寺市新町3-2-5
最寄り駅①JR中央線「国立」駅 徒歩25分
②西武国分寺線「恋ヶ窪」駅・「鷹の台」駅 徒歩25分
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