都立北園高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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東京都立北園高等学校は、1928年(昭和3年)に東京府立第九中学校として創立された90年以上の歴史を持つ都立高校です。「自由と責任を重んじ、自立の精神に充ちた個性豊かな人間の育成」を教育目標に掲げ、制服のない自由な校風と確かな進学実績を両立させている進学指導推進校です。

早慶上理などの難関私立大学から国公立大学まで幅広い進学実績を持ち、特に2024年度は早稲田大学に32名、上智大学に15名、東京理科大学に13名の現役合格者を出すなど、着実な成果を上げています。また、第二外国語教育やドイツ語教育推進校(PASCH)としての国際交流、長野県との連携による環境教育「信州北園プロジェクト」など、特色ある教育活動も展開しています。

この記事では北園高校の偏差値や入試倍率といった受験に欠かせない情報から、大学合格実績や部活動、学校行事、校風の特徴まで、受験生や保護者の方が気になるポイントをわかりやすくまとめています。

「北園高校ってどんな雰囲気?」「部活は強いの?」「どんな進学実績があるの?」といった疑問にもお答えします。都立北園高校の受験を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!

目次

都立北園高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

都立北園高校の偏差値は、複数の主要な予備校・教育機関のデータによると、59〜64の範囲に位置しています。

  • みんなの高校情報:64(東京76位、都立20位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):60(都立24位)
  • V模擬(60%合格基準):59(東京98位、都立18位)

都立高校の中でも難関校として知られ、都立高校の中では上位に位置しています。特に文系・理系ともに高い学力水準を維持しています。

入試方式

都立高校ですから、推薦入試と一般入試の2つの入試方式があります。2025年度は昨年度は推薦入試が1月26日(土)と1月27日(日)、一般入試が2月21日(金)になります。

<参考情報>詳細はこちらの東京都教育委員会のサイトをご確認ください

都立高校の一般入試では、学力検査点と調査書点の合計(1000点)に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果(20点)を加えた総合得点(1020点満点)順に選抜されます。面接や実技を実施する学校では、それらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。

入試倍率推移

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校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.61倍2.61倍1.90倍1.84倍1.70倍1.68倍
2024年1.57倍2.31倍1.81倍1.78倍1.64倍1.62倍
2023年1.75倍3.33倍1.83倍1.83倍1.68倍1.66倍

入試倍率の特徴と傾向

北園高校の入試倍率は、2023年から2024年にかけて全体的に低下した後、2025年に再び上昇に転じています。

2023年と比較して2024年は、校長会調査時倍率が1.75倍から1.57倍へ、推薦倍率は3.33倍から2.31倍へと大きく低下しました。一般応募倍率もわずかに低下(1.83倍→1.81倍)し、全体的に競争率が緩和されました。

2025年には再び全ての区分で倍率が上昇しており、特に推薦倍率は2.31倍から2.61倍へと約13%上昇しています。一般応募倍率も1.81倍から1.90倍へと増加し、合格倍率も1.62倍から1.68倍へと上昇しています。

校長会調査時倍率は2024年の1.57倍から2025年には1.61倍へとわずかに上昇していますが、2023年の1.75倍には届いていません。これは初期段階での関心はやや回復したものの、2023年ほどの水準には戻っていないことを示しています。

推薦入試は3年間を通して最も競争率の高い入試区分となっていますが、2023年の3.33倍という高い水準からは低下しています。それでも2025年の2.61倍という数値は、推薦入試への関心が依然として高いことを示しています。

最終応募倍率から受検倍率への低下は比較的小さく、出願者の多くが実際に受検していることがわかります。これは北園高校を志望校として真剣に考える受験生が多いことを示唆しています。

全体として、北園高校は2024年に一時的に倍率が低下したものの、2025年には回復傾向にあり、特に一般入試での人気が高まっていることが特徴的です。合格倍率は1.6倍台で安定しており、都内の高校としては中程度の競争率と言えるでしょう。

都立北園高校の歴史と伝統

1928年の開校以来、都立高校の中でも独自の発展を遂げてきた北園高校。戦前は他の府立中学と同様に軍国主義的な教育を行っていましたが、戦後はその反省から、生徒の自主性を重視する教育方針へと大きく転換しました。1948年の新制高校への改組時から私服校として、生徒の自主性と良識を信頼する姿勢を貫いています。

1950年代から1960年代にかけては、年間10-40名を東京大学に、100名以上を早慶に輩出する進学校として名を馳せました。新制高校になった当初は、ホームルーム担任を生徒が選択できる指導教官制や、時間割を自由に設定できるモザイク制など、全国でも類を見ない先進的な制度も導入していました。

校名の由来は「城北の学園」に基づいており、シンボルとなっているヒイラギの木は創立時から受け継がれている伝統の象徴です。90年以上の歴史の中で、政界、経済界、文化・芸術、教育など、様々な分野で活躍する卒業生を輩出し続けています。

都立北園高校の立地と最寄り駅、周辺環境

板橋区の東端に位置する北園高校は、複数の路線からアクセスが可能な好立地を誇ります。最寄り駅は、JR埼京線「板橋駅」(徒歩8分)、東武東上本線「下板橋駅」(徒歩7分)、都営地下鉄三田線「新板橋駅」(徒歩6分)と、3路線が利用可能です。また、国際興業バス「板橋四丁目停留所」からは徒歩2分と、公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。

住所 東京都板橋区板橋4-14-1
最寄り駅①東武東上線「下板橋駅」徒歩7分
②JR埼京線「板橋駅」徒歩9分
③都営三田線「新板橋駅」徒歩6分
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