都立城東高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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都立城東高校は、「妥協なき文武両道」を教育理念に掲げ、進学実績と部活動の両立で注目を集める東京都立高校です。進学指導推進校、英語教育研究推進校、Sport-Science Promotion Club(スポーツ特別強化校)の3つの指定を受け、文武両道の実践校として確固たる地位を築いています。特に部活動では甲子園出場2回を含む様々な実績を残し、「スポーツの城東」との愛称でも親しまれています。

2024年3月卒業生の現役での大学合格実績では、GMARCHレベル以上の大学に延べ合格者数の約32%が合格するなど、着実な進学実績を残しています。また、毎年の進路実績は右肩上がりの傾向を示しており、進学校としての評価も年々高まっています。文武両道を実現させるため、生徒たちは時間を有効活用し、学習と部活動の両立に励んでいます。

目次

都立城東高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

城東高校の偏差値は、複数の主要な予備校・教育機関のデータによると、59〜63の範囲に位置しています。

  • みんなの高校情報:63(東京96位、都立24位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):61(都立21位)
  • V模擬(60%合格基準):59(東京98位、都立18位)

都立城東高校は、都立高校の中でも比較的難関校に位置づけられています。近年の入試動向から、偏差値は60前後で推移しており、都立高校の中堅上位校として評価されています。特に「文武両道」の実践校として知られ、学力と部活動の両面で高い意欲を持つ生徒が多く志願しています。

入試方式

都立高校ですから、推薦入試と一般入試の2つの入試方式があります。2025年度は昨年度は推薦入試が1月26日(土)と1月27日(日)、一般入試が2月21日(金)になります。

<参考情報>詳細はこちらの東京都教育委員会のサイトをご確認ください

都立高校の一般入試では、学力検査点と調査書点の合計(1000点)に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果(20点)を加えた総合得点(1020点満点)順に選抜されます。面接や実技を実施する学校では、それらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。

また、スポーツ特別推薦として、硬式野球部(3名)、バレーボール部、バスケットボール部で推薦枠を設けています。これは運動能力だけでなく、学力も考慮された選抜となっています。

入試倍率推移

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年度校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.62倍3.97倍1.50倍1.48倍1.42倍1.41倍
2024年2.01倍4.97倍1.96倍1.91倍1.81倍1.81倍
2023年1.91倍4.56倍1.86倍1.86倍1.68倍1.66倍

入試倍率の特徴と傾向

城東高校の入試倍率は、2023年から2024年にかけて上昇した後、2025年に大幅な低下を示しています。

2024年は全ての入試区分で倍率が上昇し、特に推薦倍率は4.56倍から4.97倍へ、合格倍率は1.66倍から1.81倍へと増加しました。この年は城東高校への関心が特に高まった年と言えます。

しかし、2025年には全ての区分で大きく倍率が低下しています。校長会調査時倍率は2.01倍から1.62倍へ(約19%減少)、推薦倍率は4.97倍から3.97倍へ(約20%減少)、一般応募倍率は1.96倍から1.50倍へ(約23%減少)と大幅に低下しています。

特に2025年の一般応募倍率と最終応募倍率の低下が顕著で、2024年と比較すると約23%も減少しています。これは一般入試での志願者が大きく減少したことを示しています。

合格倍率も2024年の1.81倍から2025年には1.41倍へと約22%低下しており、全体的な競争率の緩和が見られます。

推薦入試は3年間を通して最も競争率の高い入試区分となっていますが、2025年には3.97倍と4倍を下回る水準に低下しています。それでも他の入試区分と比較すると高い倍率を維持しています。

2025年の倍率低下は、前年の高倍率を見て受験生が敬遠した可能性や、私立高校の授業料の実質無償化の影響で他校への志願者流出などが考えられます。

全体として、城東高校は2025年入試において競争率が大きく緩和されましたが、推薦入試は依然として3倍台後半と比較的高い水準を維持しています。今後の倍率推移に注目する必要があるでしょう。

都立城東高校の歴史と伝統

1978年(昭和53年)に開校した都立城東高校は、45年以上の歴史を持つ伝統校です。開校当初から進学校としての性格を持ち、1990年代半ばまでは毎年東京大学への複数合格者を輩出していました。2007年には進学指導推進校に指定され、その後も再指定を重ねながら、進学実績の向上に力を入れています。

特筆すべき実績として、都立高校では珍しく硬式野球部が1999年と2001年の2度、甲子園に出場しています。これは都立高校では国立高校に次いで2校目の快挙でした。また、なぎなた部や陸上競技部なども全国大会で優秀な成績を収めており、文武両道の実践校として高い評価を得ています。

校内には日本の歌人・伊藤左千夫の歌碑があり、文学的な雰囲気も醸成されています。卒業生にはアナウンサーの下田武史氏や伊藤健太氏、タレントの矢作美樹氏など、メディア関係者を中心に多彩な人材を輩出しています。2018年には体育館棟が完成し、2019年には新校舎の使用が開始されるなど、施設面での充実も図られています。

開校以来、「自律」「友愛」「実践」を教育目標に掲げ、個性を伸ばし自主自律の精神を養うとともに、友情を育て協調心を培い、心身を鍛え旺盛な実践力を養うことを目指しています。この教育方針は現在も脈々と受け継がれ、多くの優秀な人材を社会に送り出しています。

2018年以降の校舎のリニューアルにより、最新の教育設備と伝統的な学び舎としての風格を兼ね備えた環境で、生徒たちは日々切磋琢磨しています。また、学校運営連絡協議会や地域との連携を重視し、地域に開かれた学校づくりも推進しています。

都立城東高校の立地と最寄り駅、周辺環境

東京都江東区に位置する都立城東高校は、かつての日本ロール・東京鋼鉄跡地に建設されました。1976年12月25日に東京都が校地を買収し、1977年から校舎建設が始まりました。近隣には江東区立第二大島中学校があり、緑豊かな環境に恵まれています。

住所 東京都江東区大島3-22-1
最寄り駅①JR 総武線/亀戸駅 徒歩6分
②東武亀戸線/亀戸駅 徒歩12分 ③都営地下鉄新宿線/西大島駅 徒歩8分
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