都立富士森高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

都立富士森高校は、東京都八王子市にある都立の共学高校です。1941年(昭和16年)に「東京府八王子市立高等女学校」として開校し、創立84年を迎える地域に根差した伝統校です。

「気づきの森」富士森高校を合言葉に、「質実剛健、文武不岐」を校訓として掲げています。「文武不岐」とは、学力向上(文)と部活動や学校行事を通じての人格形成(武)の2つを岐(わ)けることなく実現するという本校独自の理念です。

部活動が特に盛んで、硬式野球部は2022年度第104回全国高等学校野球選手権大会西東京大会で都立高校唯一のベスト4に進出。吹奏楽部は全国高等学校総合文化祭高松大会に東京代表として出場するなど、多くの部活動で優れた実績を上げています。

進学面でも着実な成果を上げており、3分の2以上の生徒が4年制大学への進学。GMARCH、日東駒専などの難関・中堅大学の合格者数が大幅に増加し、看護・医療・保育系への進学実績も高いのが特徴です。

この記事では、都立富士森高校の偏差値や倍率、進学実績、部活動、校風など、受験を検討される皆様に役立つ情報を詳しくご紹介します。

目次

都立富士森高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

都立富士森高校の入学難易度(偏差値)は、各模試で以下のように示されています。

  • みんなの高校情報:53
  • 市進教育グループ(80%合格基準):48
  • V模擬(60%合格基準):46

偏差値は46~53と、都立高校の中では中堅レベルに位置しています。「文武不岐」の校訓のもと、部活動と学習の両立を目指す生徒に人気の高校です。

入試倍率

2025年度は推薦1.29倍、一般1.20倍と落ち着いた倍率

都立富士森高校の過去3年間の入試倍率の推移は以下の通りです。

スクロールできます
年度校長会調査時推薦応募一般応募一般最終応募受験合格
2025年1.29倍3.26倍1.24倍1.20倍1.15倍1.12倍
2024年1.34倍3.11倍1.23倍1.19倍1.15倍1.12倍
2023年1.64倍3.86倍1.64倍1.51倍1.49倍1.45倍

倍率の推移から見えること

  1. 2023年度から倍率が低下傾向:校長会調査時の倍率が1.64倍→1.34倍→1.29倍、一般応募倍率も1.64倍→1.23倍→1.24倍と減少傾向
  2. 2024年度から募集人員が1クラス分減少:これに伴い応募者数も減少した可能性
  3. 2024年度から男女合同定員化:東京都の都立高校で男女別定員が廃止
  4. 東京都の私立高校授業料無償化の影響:2024年度から都内私立高校の授業料実質無償化が始まり、私立高校への進学者が増加した可能性
  5. 一般受験倍率と合格倍率の差が小さい:受験した生徒のほとんどが合格できる安定した倍率

2025年度の一般合格倍率は1.12倍と、比較的受験しやすい倍率となっています。

都立高校入試では「共通問題」と呼ばれる全校共通の筆記試験が実施されます。
この高校を本気で目指すなら、まずはその出題傾向を知ることが合格への近道です。

2019年~2025年(昨年度)の全教科の問題を掲載し、すべての問題にわかりやすい解説つき
各教科の出題傾向と対策、公立高校合格のめやす、選抜のしくみ、入試情勢など、受験に役立つ情報が1冊にまとめられています
※リスニング音源は出版社ホームページで聴くことができます。

👉【2026年度入試対応】都立高校共通問題の過去問はこちら

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
\商品券4%還元!/
Yahooショッピング

👉【2026年度入試対応】併願校探しや優遇基準の確認はこちら

都立富士森高校の歴史と伝統

84年の伝統、女学校から共学へ

八王子市立高等女学校時代(1941年~1948年)

都立富士森高校の歴史は、1941年(昭和16年)2月14日、「東京府八王子市立高等女学校」として設立認可されたことに始まります。

  • 1941年4月1日:八王子市天神町25番地の仮校舎において開校(八王子市立家政女学校校舎に間借り)
  • 1941年4月7日:第一回入学式挙行(2学級109名)
  • 1941年6月30日:校章制定(図案考案 小川森太郎)
  • 1944年2月14日:校歌制定(尾上紫舟作詞、木下誠悦作曲)
  • 1945年8月2日:八王子大空襲により校舎全焼
  • 1946年9月10日:八王子市台町78番地に新校舎一部落成、移転

八王子市立新制女子高等学校時代(1948年~1950年)

  • 1948年4月1日:新制高等学校を設置し、校名を「八王子市立新制女子高等学校」と改称
  • 1949年12月20日:校名を「八王子市立女子高等学校」と改称

八王子市立富士森高等学校時代(1950年~1954年)

  • 1950年4月1日:校名を「八王子市立富士森高等学校」と改称、男女共学制を実施
  • 1951年2月14日:創立10周年記念式典挙行、新校歌(現行校歌。田嶋民一作詞、岩田一九郎作曲)制定

東京都立富士森高等学校時代(1954年~現在)

  • 1954年4月1日東京都に移管し、校名を「東京都立富士森高等学校」と改称
  • 1956年2月1日:八王子市長房町420番地の新校地鍬入式挙行(現在地)
  • 1957年9月1日:学校位置を八王子市長房町420番地に変更
  • 1962年9月21日:体育館竣工
  • 1966年4月1日:学校群制度実施、71群(富士森、南多摩、日野)となる
  • 1969年3月16日:プール新設竣工
  • 1981年7月20日:富士森高56改築第一期(木造校舎改築)着工
  • 1982年10月13日:新校舎落成式挙行
  • 1991年6月22日:創立50周年記念式典挙行
  • 1999年6月14日:富士森高校大規模改修1期工事開始
  • 2001年11月17日:創立60周年記念式典挙行
  • 2010年4月1日:校庭芝生化工事終了
  • 2011年11月12日:創立70周年記念式典挙行
  • 2022年:硬式野球部が第104回全国高等学校野球選手権大会西東京大会でベスト4進出
  • 2024年:吹奏楽部が全国高等学校総合文化祭高松大会に東京代表として出場

校章と校歌

校章:本校の校章は、1941年6月30日に制定されました(図案考案:小川森太郎)。

八王子を囲む丘陵の斜面に咲き乱れた白い大輪の山百合(八王子の市花)にちなみ、白い百合の花弁6枚を周りに置き、その中に曲玉6個を配置しています。曲玉は気品と至誠を表していました。

校歌:現行の校歌は、1951年2月14日に制定されました。

  • 作詞者:田嶋民一(昭和23年4月~昭和54年3月 本校国語科教諭)
  • 校閲:尾上柴舟(歌壇の第一人者。本校の前身八王子市立高等女学校の校歌の作詞者)
  • 作曲:岩田一九郎(昭和22年4月~昭和36年3月 本校音楽科教諭)

校歌制定当時は八王子市台町に校舎がありました。校歌の中の「遙けく富士見る」は、そこの富士森ヶ丘からの景色を歌ったものです。

都立富士森高校の立地と最寄り駅、周辺環境

JR西八王子駅から徒歩13分、バスも利用可能

所在地とアクセス

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次