都立文京高校の歴史と伝統
東京都立文京高等学校は1940年4月に第三東京市立中学校として設立されました。1943年に都制実施により東京都立豊島中学校と改称、1948年の学制改革で東京都立文京新制高等学校となり、1950年に現在の校名に変更されました。「文京」という名を持ちながら豊島区に位置する理由は、戦災で校舎全焼後、一時的に文京区内に移転していた歴史的背景があります。当初は文京区内に新校舎を建設する予定でしたが、最終的に豊島区の旧校地に復帰することになりました。すでに都立豊島高等学校が存在していたため、「文京高等学校」という校名が維持されたのです。
校訓「至誠一貫」は初代校長が定めたもので、何事も誠の心をもって一貫して実践することを意味し、現在も教育活動の根幹となっています。校内では「規律ある自由」の精神が重視され、生徒の自主性と責任感を育む土壌となっています。
歴史的には、1967年に学校群制度が実施され、文京高校は向丘・赤城台と共に92群に属しました。1969年には全国的な学生運動の影響を受け、学生の一部による教室占拠なども経験しています。1982年には学校群制度が廃止され、グループ合同選抜制度に移行し、1994年には単独選抜に移行しました。
近年は校内改革が進み、国公立大学進学を重点目標とするなど、進学指導も強化されています。2020年には創立80周年を迎え、長い歴史と伝統を持つ学校として新たな一歩を踏み出しています。
都立文京高校の立地と最寄り駅、周辺環境
東京都立文京高等学校は、東京都豊島区西巣鴨一丁目1番5号に位置しています。アクセスは非常に便利で、JR山手線「大塚駅」北口から徒歩7分、都電荒川線「巣鴨新田駅」から徒歩わずか1分、都営三田線「西巣鴨駅」からも徒歩11分と、複数の路線からアクセスできる好立地にあります。
住所 | 東京都豊島区西巣鴨一丁目1番5号 |
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最寄り駅 | ・JR山手線「大塚駅」北口から徒歩7分 ・都電荒川線「巣鴨新田駅」から徒歩1分 ・都営三田線「西巣鴨駅」から徒歩11分 |
学校の周辺は住宅地が広がり、落ち着いた環境にあります。近くには巣鴨地蔵通り商店街(いわゆる「巣鴨のとげぬき地蔵」がある商店街)があり、放課後や休日に学生が立ち寄ることもあります。また、大塚駅周辺には様々な飲食店や商業施設があり、生活の利便性も高い環境です。
山手線の内側に位置するという都心立地でありながら、広大な敷地を持つことは都立高校としては特筆すべき特徴です。とりわけグラウンドは都内有数の広さを誇り、野球やサッカーなどの競技が十分に行える環境が整っています。また、校舎は5階建てで、中庭には緑が多く植樹され、勉学に集中できる落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
周辺には他の教育機関も多く、教育環境として恵まれた地域です。地域との結びつきも大切にしており、吹奏楽部が巣鴨の地蔵パレードに参加するなど、地域行事にも積極的に関わっています。豊島区に所在しながらも「文京」の名称を冠することで、「文教の府」としての高い教育理念を象徴しているとも言えるでしょう。
都立文京高校の校風と教育方針
文京高校の教育は、「至誠一貫」の校訓を基盤としています。この校訓には、何事も誠実な心をもって一貫して取り組むという深い意味が込められており、すべての教育活動の礎となっています。教育目標として「知・徳・体の調和のとれた教育」を掲げ、生徒の個性や能力を磨き、自己実現を支援することを重視しています。
校風を象徴するのは「文武両道」の精神です。「勉強」と「部活動」どちらにも本気で取り組むことが文京生の特徴とされています。「夢を叶える通り道〜努力の汗、感動の涙、僕らの本気が(ここ)にある〜」というキャッチフレーズには、そうした姿勢が反映されています。
学校のスクール・ポリシーとして、3つの方針を掲げています。グラデュエーション・ポリシーでは「確かな社会人基礎力」「確かな学力」「確かな人間力」の育成を目指し、カリキュラム・ポリシーでは「学習力」「協働力」「発信力」の指導目標および到達目標を定めています。アドミッション・ポリシーでは、学習活動に力を注ぐとともに学校行事や部活動にも熱心に取り組める生徒を求めています。
「規律ある自由」という考え方も大切にされており、生徒が自主的に考え、行動する力を育むことに重点が置かれています。学校行事や部活動の運営も生徒が中心となって計画・実施し、先輩から後輩へと伝統が受け継がれていきます。生徒たちは「文京Spirit」を持ち、自信と誇りをもって日々の学校生活に取り組んでいます。
【2024年度】都立文京高校の大学合格実績と進路指導
合格者総数の推移(現役のみ)
- 2023年度(2024年卒): 1,249名
- 2022年度(2023年卒): 1,351名
- 2021年度(2022年卒): 1,323名
- 2020年度(2021年卒): 1,106名
国公立大学合格実績
- 2023年度(2024年卒): 国立23名、公立15名、合計38名
- 国立大学区分別(4年間累計):
・東京一科: 2名(一橋、東京医科歯科各1名)
・旧帝国大学: 2名
・TOCKY: 19名(筑波大6名、千葉大9名)
・関東近郊: 40名(埼玉大15名、東京学芸大13名)
私立大学合格実績
※割合は私立大学延べ合格数に対する比率
- 早慶上理+ICU: 44名(3.5%)
- GMARCH: 226名(18.1%)
- 成成明武国獨: 139名(11.1%)
- 日東駒専: 352名(28.2%)
- 東京四理工: 89名(7.1%)
- その他: 399名(32.0%)
主な特徴
- 東洋大学への合格者が突出(4年間で635名)
- 日東駒専グループの割合増加(2020:18.7%→2023:28.2%)
- 理工系大学進学増加(特に東京電機大学への合格者急増)
- 早慶上理グループは2023年度に回復傾向
- 法政大学(275名)、立教大学(242名)への合格実績が高い
傾向
- 日東駒専グループを中心とした進学実績
- GMARCHグループは安定した合格実績
- 近年は理工系大学への進学増加
- 関東近郊の国公立大学とTOCKYグループが中心

都立文京高校のイベント・学校行事
文京高校では多彩な学校行事が行われており、生徒が主体となって企画・運営する点が特徴です。「規律ある自由」の精神のもと、先輩から後輩へと伝統が受け継がれながら、生徒たちが自分たちの新しい伝統を作り出しています。
年度始めの4月下旬には、1学年を対象とした「セミナー合宿」が箱根町や浦安市で実施されます。この1泊2日の勉強合宿では、授業や自主学習を通じて学習活動に主体的に取り組む姿勢を身につけるとともに、クラスメイトとの親睦も深めます。
6月には「体育祭」が開催されます。1,000名を超える生徒が9団に分かれて競い合う大規模な行事で、種目の内容からルールまで生徒が主体となって決定します。騎馬戦、棒引き、障害物競走、玉入れ、リレー、集団演技などが行われ、競い合いの後は全校生徒で校歌を歌うなど、学校の一体感を醸成する重要な行事となっています。
9月に行われる「紫雲祭(文化祭)」は、生徒自治会、文化祭実行委員、各団体が力を合わせて運営します。演劇、展示、アトラクションなどの多彩な催しが行われ、生徒たちの創意工夫が光る行事です。限られた準備時間の中で協力して作り上げる過程で、団結力や創造力が育まれます。
2学年を対象とした「修学旅行」は12月に2泊3日で沖縄へ行きます。事前学習として沖縄の歴史や文化、自然について学んだうえで、平和学習や自然体験、班別見学などを行います。自分たちで計画したコースを巡る経験は、生徒たちの忘れがたい思い出となります。
都立文京高校の部活動や課外活動
文京高校では「勉強」と「部活動」のどちらにも本気で取り組むことが特徴です。部活動加入率は90%以上と非常に高く、練習方法や活動場所の調整も生徒自らが行う自主性が重視されています。文武両道を支える工夫として、各部活動は週1回以上の休みを設けており、土曜授業も実施して進路実現のための授業時間を確保しています。
運動部の特色(15部)
文京高校の運動部は高い目標設定と実績を持ち、人間的成長も重視しています。令和7年度入試では、硬式野球、バスケットボール、バレーボール、陸上競技にて文化・スポーツ等特別推薦入試が実施されています。
主な運動部と目標
部活動名 | 目標 | 主な実績 |
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硬式野球部 ※スポーツ推薦枠あり(男3) | 「甲子園で校歌を歌う」「応援されるチーム」 | 令和4・5年度夏季大会ベスト8 |
男子バスケットボール部 ※スポーツ推薦枠あり(3) | 東京都ベスト8!関東大会出場! | 関東大会予選ベスト32 |
女子バスケットボール部 ※スポーツ推薦枠あり(3) | 東京都ベスト16 | 令和2年度TokyoThanksMach都ベスト32 |
男子バレーボール部 | 関東大会で1勝以上、都立高大会で優勝 | – |
女子バレーボール部 ※スポーツ推薦枠あり(3) | 東京都ベスト16、関東大会出場 | – |
陸上競技部 ※スポーツ推薦枠あり(男女3) | 関東大会・インターハイ出場 | 関東大会出場実績あり |
水泳部 | 自己ベスト更新、関東大会出場 | 関東大会出場、都大会入賞多数 |
サッカー部(男子) | 都大会上位進出 | – |
女子フットサル部 | 大会上位を目指す | – |
ソフトテニス部 | 自己の上達ステップを身につける | 関東大会出場 |
硬式テニス部 | 都立高校のてっぺん、高体連ベスト16 | – |
バドミントン部 | 東京都ベスト16、人間力を鍛える | インターハイ都予選女子ダブルスベスト32 |
チアリーディング部 | JAPANCUP・高体連大会で入賞 | 各種大会出場 |
ダンス部 | 日本高校ダンス部選手権ブロック上位入賞 | – |
剣道部 | 「文武不岐」「頭を使って効率よく」 | – |
卓球部 | 大会上位入賞 | – |
運動部の特徴的な活動
- 自主性重視: 多くの部活動で「練習提案委員会」など生徒主体の組織体制
- 休養日の設定: 週1回以上の休みを設け、学業との両立を図る
- 複数チーム編成: 硬式野球部などではA・Bチームに分けて試合機会を確保
- 夏季合宿の実施: 多くの部活動で夏季合宿を実施(野球部は茨城県神栖市波崎など)
- 専門コーチの指導: 外部指導員や専門コーチによる質の高い指導
文化部の特色(12部)
文京高校の文化部は専門性の高い活動と、発表の場の充実が特徴です。
主な文化部と活動内容
部活動名 | 目標・特徴 | 主な活動 |
---|---|---|
吹奏楽部 | 志を高く~時間の壁を向上心で乗り越える~ | コンクール、アンサンブルコンテスト(金賞実績あり) |
軽音楽部 | 全バンドがオリジナル曲を作成、CD制作 | 校内ライブ、合同ライブ、各種大会出場 |
演劇部 | 前回より良い演劇をつくる | 年5回程度の公演(新歓、紫雲祭、クリスマスなど) |
家庭科部 | 紫雲祭での伝統的な食品販売 | クッキー・マドレーヌ製作、新メニュー開発 |
美術部 | 「中央展」出品、文化祭発表 | 平面班・立体班に分かれての制作活動 |
茶道部 | 紫雲祭でのお茶会成功 | 裏千家淡交会准教授の指導、お免状取得 |
漫画研究部 | 部誌発行、まんが甲子園出場 | 年3〜4回の部誌発行、イラスト作成・相互評価 |
社会調査部 | 史跡巡り・フィールドワークを通じた理解 | 山手線一周調査、文京高校の歴史調査など |
写真部 | コンテスト入賞・文化祭展示 | 学校行事撮影、写真品評会、文化祭出展 |
生物部 | 生物と自然に親しみ視野を広げる | 多種生物の飼育(カメ、ヘビ、魚類など)、環境研究 |
文芸部 | 楽しんでもらえる作品創作 | 月1回の定期集会、部誌発行 |
箏曲部 | – | – |
文化部の特徴的な活動
- 定期的な発表機会: 紫雲祭(文化祭)を中心に、各部独自の発表機会が豊富
- 作品制作: 部誌発行(漫画研究部・文芸部)、CDアルバム制作(軽音楽部)など
- 専門技術の習得: 専門家の指導による技術習得(茶道部など)
- 資格・免状取得: 茶道部ではお免状取得が可能
- 対外的な評価: コンクールやコンテストへの積極的な参加
文京高校の部活動の魅力
文武両道の実践
文京高校の部活動の最大の特徴は、高いレベルでの部活動と学業の両立です。「勉強と部活の両立は可能ですか?」という質問に対し、「多くの文京生が勉強と部活動を両立し、一般受験で難関大学への合格を勝ち取っています」と明確に答えています。週1回以上の休みを設け、土曜授業による授業時間確保など、学校全体で文武両道をサポートする体制が整っています。
自主性・主体性の重視
練習内容や活動方針を生徒自身が考え、実践する自主性が重視されています。硬式野球部の「練習提案委員会」「環境整備委員会」「学習風紀委員会」や、水泳部の「生徒が主体となって考える練習内容」など、自ら考え行動する力を育む環境が整っています。
高い目標設定と実績
多くの部活動が「関東大会出場」「都大会ベスト16」などの具体的な目標を掲げ、それに向かって努力しています。硬式野球部の夏季大会ベスト8、水泳部の関東大会出場、吹奏楽部のアンサンブルコンテスト金賞など、実際に高い実績も残しています。
包括的な人間形成
「人間力を鍛える」(バドミントン部)、「礼節・誠実・感謝」(女子バレーボール部)、「文武不岐」(剣道部)など、技術向上だけでなく人間的成長を目指す姿勢が各部活動に共通しています。部活動を通じて培われる力は、学習面でも発揮され、生涯の糧となることが強調されています。
経験者・未経験者への対応
「経験者でなくても大丈夫ですか?」という質問に対し、「各運動部・文化部とも様々なレベルの生徒が入部しています」と答え、A・Bチーム制や上級生による指導など、未経験者にもきめ細かく対応していることが特徴です。
「勉強」と「部活動」の両立を実現する自主的な活動
文京高校の部活動は「自分で考え行動する力」を育む場として機能しており、技術や能力の向上だけでなく、人間性や生きる力を培う教育の場となっています。90%以上という高い部活動加入率は、その魅力と充実度を物語っています。文武両道を実現するための工夫が随所に見られ、「勉強」と「部活動」どちらにも本気で取り組む文京生の姿勢は、高校生活を通じた成長と将来の進路実現に大きく貢献しています。
都立文京高校の施設と環境
文京高校は都心に位置しながら、充実した施設・設備を誇っています。特筆すべきは都内有数の広さを持つメイングラウンドで、野球やサッカーが十分に行える広さを確保しています。さらにサブグラウンドも備え、複数の部活動が同時に活動できる環境が整っています。
体育施設としては、エアコン完備の体育館が2つあるほか、テニスコート、プール、剣道場も完備しています。野球部の活動拠点となるグラウンドはレフト90m、センター115m、ライト85mの広さがあり、ピッチングマシンや打撃ゲージ、観覧席なども整備されています。
校舎は5階建てで、廊下には談話コーナーが設けられ、中庭は緑が多く植樹され、過ごしやすい環境が整っています。教育施設としては、CALL教室(コンピュータルーム)、自習室、蔵書4万冊以上を誇る図書館があります。図書館は最新の書籍や雑誌も充実しており、自習室としても活用できるようになっています。
特別教室も充実しており、実験室、視聴覚室、自主学習室、実習室などが完備されています。自主学習室は平日午後7時まで開室しており、本校卒業生がサポートティーチャーとして常駐し、生徒の学習をサポートしています。
校舎環境だけでなく、その立地も大きな魅力です。JR山手線「大塚駅」から徒歩7分、都電荒川線「巣鴨新田駅」からは徒歩1分と、アクセスが非常に良好です。周辺には商店街や飲食店も多く、生活の利便性も高い環境にあります。都心に位置しながらも、充実した施設と落ち着いた学習環境を兼ね備えていることが、文京高校の大きな特徴と言えるでしょう。
都立文京高校の入試倍率と偏差値
入学難易度(偏差値)
都立昭和高校の偏差値について進学実績や合格倍率から見ると、都立高校の中では中堅上位校に位置づけられています。2023年度からは進学指導推進校に指定されており、学力水準も向上していると考えられます。
- みんなの高校情報:60(東京137位、都立30位)
- 市進教育グループ(80%合格基準):59(都立29位)
- V模擬(60%合格基準):57(東京133位、都立26位)
入試倍率推移
校長会調査時倍率 | 応募倍率(推薦) | 応募倍率(一般) | 最終応募倍率(一般) | 受検倍率(一般) | 合格倍率(一般) | |
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2025年 | 1.12倍 | 2.38倍 | 1.30倍 | 1.34倍 | 1.23倍 | 1.22倍 |
2024年 | 1.31倍 | 2.53倍 | 1.40倍 | 1.44倍 | 1.30倍 | 1.29倍 |
2023年 | 1.46倍 | 3.28倍 | 1.75倍 | 1.75倍 | 1.62倍 | 1.61倍 |
2023年は最も高い倍率で、校長会調査時倍率が1.46倍、推薦入試の応募倍率が3.28倍、一般入試の応募倍率が1.75倍、最終応募倍率が1.75倍、受検倍率が1.62倍、合格倍率が1.61倍でした。
2024年は校長会調査時倍率が1.31倍、推薦入試の応募倍率が2.53倍、一般入試の応募倍率が1.40倍、最終応募倍率が1.44倍、受検倍率が1.30倍、合格倍率が1.29倍と、2023年と比較して全体的に倍率が下がっています。
2025年は最新データで、校長会調査時倍率が1.12倍、推薦入試の応募倍率が2.38倍、一般入試の応募倍率が1.30倍、最終応募倍率が1.34倍、受検倍率が1.23倍、合格倍率が1.22倍となっており、3年間で最も低い倍率になっています。
この3年間の推移を見ると、文京高校の入試倍率は年々下降傾向にあることがわかります。特に推薦入試の応募倍率は2023年の3.28倍から2025年には2.38倍へと大きく減少しています。
伝統と革新が織りなす文武両道の進学校
東京都立文京高等学校は、1940年の創立以来、「至誠一貫」の校訓のもと、知・徳・体の調和のとれた教育を提供してきた伝統校です。豊島区西巣鴨に位置し、JR山手線「大塚駅」や都電荒川線「巣鴨新田駅」から近い好立地にあります。
教育面では「文武両道」を重視し、「夢を叶える通り道」をキャッチフレーズに掲げ、生徒の自主性や主体性を育む教育を実践しています。進路実績では、国公立大学への合格者を毎年輩出するとともに、私立大学では日東駒専やGMARCHを中心に多くの合格者を出しています。近年は理工系大学への進学増加や難関私大への合格回復など、進学先の多様化と質の向上が見られます。
学校行事では生徒の自主性を重んじ、体育祭や紫雲祭(文化祭)などを生徒主体で運営する伝統があります。部活動も盛んで、90%以上の生徒が運動部か文化部に所属し、勉強との両立を図りながら活発に活動しています。
施設面では、都心に位置しながら広大なグラウンドや充実した体育施設、図書館、特別教室などを備え、恵まれた教育環境を提供しています。「規律ある自由」の精神のもと、生徒が主体的に考え行動する力を育み、自らの進路を切り拓く力を身につけることのできる学校であると言えるでしょう。