【2025年】都立井草高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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東京都立井草高等学校は、過去5年間において着実に進学実績を向上させ、都立高校の中でも注目すべき進学校としての地位を確立しつつあります。2024年度の大学進学率は84.8%にのぼり、2020年度の70.0%から約15ポイント上昇しています。この間、私立大学合格者数は557名から760名へと36.4%増加し、特にGMARCH、日東駒専、成成明学国武など中堅・上位私立大学グループへの合格実績が充実してきました。

本報告書では、井草高校の2025年度の進路状況と大学合格実績を詳細に分析するとともに、2020年度から2025年度までの6年間の推移を追跡し、その傾向と特徴を明らかにします。井草高校の進路状況と大学合格実績の分析を通じて、同校の教育・進学指導の特色と成果、そして今後の展望について理解を深めていただければ幸いです。

目次

都立井草高校の進路状況|2025年度

井草高校の2025年度卒業生の進路状況は下記のとおりです。具体的な人数はわかりませんが、約77%の生徒が大学へと進学し、今回浪人を選択した人数を加えると、生徒の95%が大学進学を志していました。

進路割合
大学77.2%
短大0.4%
専門5.8%
就職0.4%
浪人・未定16.2%

都立井草高校の進路状況|2020年~2024年の5年間の推移

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年度卒業生大学短大専門留学就職浪人・未定
2025年77.2%0.4%5.8%0.0%0.4%16.2%
2024年270名229名
(84.8%)
0名
(0.0%)
13名
(4.8%)
0名
(0.0%)
0名
(0.0%)
28名
(10.4%)
2023年269名219名
(81.4%)
1名
(0.4%)
9名
(3.3%)
0名
(0.0%)
2名
(0.7%)
38名
(14.1%)
2022年272名205名
(75.4%)
0名
(0.0%)
11名
(4.0%)
0名
(0.0%)
1名
(0.4%)
55名
(20.2%)
2021年264名186名
(70.5%)
6名
(2.3%)
20名
(7.6%)
0名
(0.0%)
1名
(0.4%)
51名
(19.3%)
2020年263名184名
(70.0%)
5名
(1.9%)
14名
(5.3%)
0名
(0.0%)
1名
(0.4%)
59名
(22.4%)

2024年度までは、大学進学率の上昇とともに浪人・未定者の割合が大幅に減少していましたが、2025年度は浪人・未定率が上昇しました。同時に大学進学率が下がっていることから、自身の志望する大学への合格を願い、浪人を選択する生徒が多い年となったようです。

短大進学者は2021年の6名をピークに減少し、2025年は1人となっています。これは四年制大学への進学を志向する傾向が強まっていることを示しています。専門学校への進学率も2021年の7.6%から2024年には4.8%へと減少しており、大学進学への一極化が進んでいます。

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都立井草高校の現役生の国公立大学合格状況|2025年度

2025年度の井草高校の国公立大学合格状況は以下の通りです。国立大学10名、公立大学3名、大学校4名が合格し、全体として国公立大学への合格者数は17名(前年比+7名)となっています。

国立大学

  • 東京一科: 0名
  • 旧帝大: 1名(東北大学)
  • TOCKY: 0名
  • その他国立:9名(北見工業1名、室蘭工業1名、岩手1名、東京学芸4名、信州1名、和歌山1名)
  • 国立合計: 10名

公立大学

  • 埼玉県立:1名
  • 東京都立: 1名
  • 愛知県立:1名
  • 公立合計: 3名

大学校等

  • 国立看護:2名
  • 防衛医科:1名
  • 職業能力開発:1名
  • 大学校合計: 4名

2025年度は、国立大学では難関の旧帝国大学である東北大学にて合格者が見られます。また、教員養成系大学である東京学芸大学への合格者が複数いることから、教育分野への進学希望者も一定数存在することがわかります。公立大学では東京都立大学、埼玉県立大学への合格者がおり、通学圏内の公立大学への進学実績が安定しています。

大学校を含む国公立大学全体としては、前年10名から17名と合格者を大きく増加しています。大学・大学校の内訳を見ると、特定分野に特化した大学への合格が目立ち、理系分野や教育分野に強みを持つ生徒がいることが特徴的です。

都立井草高校の現役生の国公立大学合格状況|2020年~2025年推移

井草高校の国公立大学合格状況の5年間の推移を見ると、以下のような変動が見られます。

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区分2025年2024年2023年2022年2021年2020年
国立合計10名4名12名7名5名3名
公立合計3名5名2名4名2名3名
大学校合計4名1名3名1名1名2名
国公立合計17名10名17名12名8名8名

2020年から2025年にかけて、国公立大学合格者数は着実に増加し、2023年・2025年には17名と直近で最多となっています。大学校合格者数は毎年1~3名程度と安定しており、特定の職業を目指す生徒が一定数存在することを示しています。

私立大学進学が主流である井草高校の特性を考慮すると、国公立大学合格者が10名前後という水準は一定の評価ができるでしょう。経年推移を見ると、年度によって変動はあるものの、国公立大学合格に向けた指導体制は一定の成果を上げていると言えるでしょう。

都立井草高校の現役生の私立大学合格状況|2025年度

2025年度の井草高校の私立大学合格状況は、前年比では難関私立大学への合格者はやや減少しましたが、幅広い大学グループへの合格実績があります。

私立大学群別合格状況

大学群合格者数前年比
早慶11名-5名
上理ICU8名-12名
GMARCH143名-38名
成成明学国武62名-39名
日東駒専184名+6名

主要私立大学別合格状況

  • 早慶: 早稲田11名(早稲田10名、慶應義塾1名)
  • 上理ICU: 8名(上智1名、東京理科7名)
  • GMARCH: 143名(学習院13名、明治30名、青山学院15名、立教30名、中央20名、法政35名)
  • 成成明学国武: 62名(成蹊27名、成城6名、明治学院6名、國學院14名、武蔵9名)
  • 日東駒専: 184名(日本52名、東洋86名、駒澤24名、専修22名)

2025年度の私立大学合格状況の特徴として、大学群としては日東駒専への合格者が184名と多く、特に東洋大学への合格者が86名と目立ちます。東洋大学は多様な学部・学科を擁し、また立地の良さから井草高校の生徒にとって魅力的な選択肢となっているようです。GMARCHへの合格者が143名と日東駒専に次ぐボリュームを占めており、明治・法政・立教への合格者が30名を超えています。さらに、成成明学国武への合格者も62名と堅調であり、特に成蹊大学への合格者が27名と多いことが特徴的です。

上位校グループとしては、早慶への合格者が11名、上理ICUへの合格者が8名と、例年に比べてやや低調な結果となっています。しかしながら、全体として、井草高校の私立大学合格状況は中堅~上位校を中心にバランスの良い結果となっており、文系・理系ともに多様な選択肢を生徒に提供できていると評価できます。

MARCH以上の合格者が多数いる学校では、中学・高校の早い段階から安定した学習習慣をつけている生徒が多い傾向にあります。

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都立井草高校の現役生の私立大学合格状況|2020年~2025年推移

2025年度の合格者数詳細は公開されていませんが、一部公開情報をまとめ、井草高校の私立大学合格状況の6年間の推移を分析すると、以下のような特徴と傾向が見えてきます。

合格者数推移

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2025年2024年2023年2022年2021年2020年
早慶11名16名18名10名11名20名
上理ICU8名20名9名6名8名10名
GMARCH143名181名187名117名139名121名
成成明学国武62名101名77名67名89名37名
日東駒専184名178名131名148名134名131名
四理工+東農大詳細不明37名47名35名51名44名
その他私立詳細不明227名246名259名244名194名
私立合計詳細不明760名715名642名676名557名

延べ合格者数に占める大学群別合格者比率の推移

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2025年2024年2023年2022年2021年2020年
早慶詳細不明2.1%2.5%1.6%1.6%3.6%
上理ICU詳細不明2.6%1.3%0.9%1.2%1.8%
GMARCH詳細不明23.8%26.2%18.2%20.6%21.7%
成成明学国武詳細不明13.3%10.8%10.4%13.2%6.6%
日東駒専詳細不明23.4%18.3%23.1%19.8%23.5%
四理工+東農大詳細不明4.9%6.6%5.5%7.5%7.9%
その他私立詳細不明29.9%34.4%40.3%36.1%34.8%

2025年度は情報が一部しか公開されていないため詳細はわかりませんが、2020年~2024年までの過去5年間の私立大学合格状況の推移を見ると、いくつかの重要な傾向が浮かび上がります。

まず、私立大学合格者総数は2020年の557名から2024年の760名へと36.4%増加しており、井草高校の進学実績が着実に向上していることがわかります。特に2021年以降は600名を超える合格者数を維持しており、安定した進学指導体制が確立されていると考えられます。

大学別に見ると、GMARCHの合格者数は2020年の121名から2024年には181名へと49.6%増加しています。特に2023年には187名とピークを迎え、その後も高い水準を維持しています。GMARCHは合格者全体の約23~26%を占めており、井草高校の主要な進学先となっています。

同様に、日東駒専への合格者数も2020年の131名から2024年には178名へと35.9%増加しています。特に2024年は大幅に増加し、全体の23.4%を占めるまでになりました。日東駒専も井草高校の主要な進学先であり、特に東洋大学への合格者が多いことが特徴的です。

成成明学国武への合格者数も2020年の37名から2024年には101名へと173.0%という大幅な増加を示しています。特に2021年に89名と急増し、その後も安定して高い水準を維持しています。私立大学の延べ合格者数に占める割合も2020年の6.6%から2024年には13.3%へと倍増しており、中堅私立大学への進学実績が向上していることがうかがえます。

全体として、井草高校の私立大学合格状況は年々向上しており、特にGMARCH、日東駒専、成成明学国武といった中堅~上位の私立大学群への合格実績が充実しています。また、近年は上理ICUの合格者が増加するなど、より上位の大学への進学実績も向上しつつあります。このような傾向は、井草高校の進学指導体制の充実と生徒の学力向上を反映していると言えるでしょう。

進学校として成長する井草高校|5年間の実績と今後の課題

井草高校の大学合格状況を総合的に分析すると、以下のような特徴と傾向が見えてきます。

  • 全体傾向
    2024年の現役生270人に対して合計769名の合格実績があり、1人あたり平均2.85校の合格を獲得しています。 大学進学率は84.8%と非常に高く、2020年の70.0%から14.8ポイント上昇しており、進学校としての地位を確立しています。 就職者がゼロであることからも、ほぼ完全な進学校として機能していることがわかります。
  • 国公立大学
    2023年の17名をピークに2024年は10名と減少していますが、年度による変動と考えられます。 国立大学では東京学芸大学や電気通信大学、横浜国立大学などへの合格実績があり、教育系や理工系の国立大学に強みを持っています。 公立大学では東京都立大学への合格者が多く、地元の公立大学への進学実績が安定しています。 国公立大学合格者は全体の約1.2%と少数ですが、近年は合格者数が増加傾向にあります。
  • 私立大学
    合格者総数は5年間で557名→760名と36.4%増加しており、進学実績が着実に向上しています。 GMARCHと日東駒専が安定して合格者全体の約47%を占めており、井草高校の主要な進学先となっています。 特に法政大学(52名)、東洋大学(81名)、明治大学(38名)、立教大学(32名)への合格者が多く、これらの大学との親和性が高いと言えます。 2024年は特に上理ICUグループ(特に東京理科大学14名)への合格者が増加し、理系上位校への進学実績が向上しています。 成成明学国武グループへの合格者も2020年から2024年にかけて173.0%増加しており、中堅私立大学への進学実績も充実しています。
  • 経年変化
    大学進学率は2020年の70.0%から2024年の84.8%へと着実に上昇しており、進学指導の成果が表れています。 浪人・未定の割合は2020年の22.4%から2024年の10.4%へと大幅に減少しており、現役合格率が向上していることがわかります。 私立大学合格者数は全体として増加傾向にあり、特にGMARCH、日東駒専、成成明学国武グループへの合格実績が充実しています。 上位校(早慶・上理ICU)への合格者数も安定しており、特に上理ICUグループへの合格者が2024年に大幅に増加しています。

井草高校は中堅私立大学を中心に安定した進学実績を持ち、特にGMARCHグループや日東駒専グループへの合格に強みがあります。近年は上位大学グループへの合格実績も向上しており、進学指導体制の充実が進んでいると言えるでしょう。また、大学進学率の上昇と浪人・未定者の減少は、より適切な進路指導と学力向上の取り組みが功を奏していることを示しています。

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<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・井草高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/igusa-h/

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