都立日野台高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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東京都日野市に位置する都立日野台高校は、都教育委員会から「進学指導推進校」に指定されており、「叡智・情操・健康」を教育目標に掲げる多摩西部の中堅進学校です。

2020年度から2024年度までの5年間の大学合格実績を分析すると、国公立大学や難関私立大学への合格者数が着実に増加し、「高いレベルでの文武両道」を掲げる同校の進学指導の成果が顕著に表れています。特に2023年度と2024年度は大幅な実績向上が見られ、東京一工・医学部といった最難関国公立大学から、GMARCH・日東駒専までの私立大学まで、幅広い層の大学に多くの合格者を輩出しています。進学校としての地位を確立しつつある同校の5年間の進化を詳細データから読み解きます。

目次

【2024年度】都立日野台高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)合格者数

大学名現役浪人合計
東京大学011
京都大学000
一橋大学101
東京工業大学000
国公立大学医学部000
合計(医学部重複除く)112

2024年度の都立日野台高校における最難関国公立大学への合格状況は次のようになっています。

東京大学への合格者は現役生0名、浪人生1名の計1名でした。京都大学への合格者は現役・浪人ともに0名です。一橋大学には現役生1名が合格し、浪人生はいませんでした。東京工業大学については現役・浪人ともに合格者はおらず、国立大学医学部への合格者も0名でした。

最難関国公立大学(東京一工と医学部)への合格者数の合計は、医学部重複除く形で、現役生1名、浪人生1名の計2名となっています。この結果から、都立日野台高校からの難関大学合格者は限られているものの、東京大学と一橋大学という最難関大学への道を開いた学生がいることが分かります。

都立日野台高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者と現役生に占める大学別人数比の推移

都立日野台高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者と現役生に占める大学別人数比の推移
都立日野台高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者と現役生に占める大学別人数比の推移

都立日野台高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)への現役合格者と現役生に占める大学別人数比の推移について分析します。

合格者数の推移

  • 2020年度:現役合格者0名(0%)
  • 2021年度:現役合格者1名(東京工業大学1名、0.3%)
  • 2022年度:現役合格者4名(一橋大学2名、東京工業大学2名、1.3%)
  • 2023年度:現役合格者2名(東京工業大学2名、0.6%)
  • 2024年度:現役合格者1名(一橋大学1名、0.3%)

特徴的な傾向

  1. 2022年度に最難関大学への合格者数がピークに達し、4名(1.3%)を記録
  2. 東京大学と京都大学への現役合格者は5年間で0名
  3. 国立大学医学部への合格者も5年間で0名
  4. 一橋大学と東京工業大学が合格先の中心

年度別の特徴

  • 2022年度は特に健闘し、一橋大学と東京工業大学にそれぞれ2名ずつ合格
  • 2023年度は東京工業大学のみに2名合格
  • 2024年度は一橋大学のみに1名合格、東京工業大学への合格者は0名に

グラフから見ると、2022年度をピークとして難関大学合格者数は減少傾向にありますが、毎年安定して1~4名の合格者を輩出していることがわかります。ただし、東京大学、京都大学、医学部といった最上位層への現役での合格実績については今後の課題となっています。

【2024年度】都立日野台高校旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数

旧帝大(旧帝国大学)合格者数

大学名現役浪人合計
北海道大学101
東北大学000
名古屋大学101
大阪大学101
九州大学000
合計303

TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)合格者数

大学名現役浪人合計
筑波大学101
お茶の水女子大学101
千葉大学000
横浜国立大学101
神戸大学000
合計303

【2024年度】都立日野台高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数の分析

旧帝大(旧帝国大学)合格状況

2024年度の都立日野台高校から旧帝大(東京大学・京都大学を除く)への合格者は、全て現役生のみで合計3名となっています。

  • 北海道大学:現役1名
  • 東北大学:0名
  • 名古屋大学:現役1名
  • 大阪大学:現役1名
  • 九州大学:0名

TOCKY合格状況

TOCKYとは、筑波大学(T)、お茶の水女子大学(O)、千葉大学(C)、神戸大学(K)、横浜国立大学(Y)の頭文字をとった略称で、旧帝大に次ぐ難易度の国公立大学群です。2024年度の合格者は、こちらも全て現役生のみで合計3名でした。

  • 筑波大学:現役1名
  • お茶の水女子大学:現役1名
  • 千葉大学:0名
  • 神戸大学:0名
  • 横浜国立大学:現役1名

総合分析

2024年度は、都立日野台高校から旧帝大(東大・京大除く)とTOCKYへの合格者は合計6名で、全員が現役合格者でした。浪人生からの合格者は0名となっています。

これらの結果から、都立日野台高校は東京一工や医学部といった最難関大学への合格者数は少ないものの、旧帝大やTOCKYといった難関国公立大学への進学実績があることがわかります。特に、北海道大学、名古屋大学、大阪大学、筑波大学、お茶の水女子大学、横浜国立大学といった地方の有力国立大学や首都圏の難関国立大学に幅広く合格者を輩出していることが特徴的です。

都立日野台高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

都立日野台高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移
都立日野台高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

都立日野台高校の旧帝大(東大・京大除く)とTOCKY大学群への現役合格者数と現役生に占める比率の5年間の推移について分析します。

旧帝大合格者の推移(現役)

  • 2020年度:3名(北海道大学3名)- 卒業生比率0.9%
  • 2021年度:1名(北海道大学1名)- 卒業生比率0.3%
  • 2022年度:1名(北海道大学1名)- 卒業生比率0.3%
  • 2023年度:0名 – 卒業生比率0.0%
  • 2024年度:3名(北海道大学1名、名古屋大学1名、大阪大学1名)- 卒業生比率1.0%

TOCKY合格者の推移(現役)

  • 2020年度:0名 – 卒業生比率0.0%
  • 2021年度:2名(筑波大学1名、千葉大学1名)- 卒業生比率0.6%
  • 2022年度:2名(筑波大学1名、千葉大学1名)- 卒業生比率0.6%
  • 2023年度:2名(筑波大学1名、千葉大学1名)- 卒業生比率0.6%
  • 2024年度:3名(筑波大学1名、お茶の水女子大学1名、横浜国立大学1名)- 卒業生比率1.0%

総合分析

  1. 2024年度の躍進:旧帝大とTOCKY合計で6名の合格者を出し、過去5年間で最高の実績となりました。特に卒業生に占める比率で見ると、旧帝大1.0%、TOCKY1.0%と高い数値を記録しています。
  2. 合格大学の多様化:2020年度は北海道大学のみでしたが、2024年度は旧帝大では北海道大学、名古屋大学、大阪大学に、TOCKYでは筑波大学、お茶の水女子大学、横浜国立大学と幅広い大学に合格者を出しています。
  3. 安定したTOCKY合格実績:2021年度から2023年度まで毎年2名のTOCKY合格者を出し、2024年度には3名に増加しました。特に筑波大学への合格は4年連続で継続しています。
  4. 旧帝大合格の変動:旧帝大合格者数は年度によって変動が大きく、2020年度と2024年度に3名と多く、2023年度には0名という結果でした。
  5. 卒業生数の安定:卒業生数は309〜317名と安定しており、合格者数の変動は卒業生数の変化ではなく、各年度の生徒の学力や進学実績の変化によるものと考えられます。

グラフからは、2023年度に旧帝大合格者がゼロになった後、2024年度に旧帝大とTOCKY合わせて6名と大きく回復し、過去5年間でもっとも良い実績を残したことが視覚的に示されています。総じて、都立日野台高校は難関国公立大学への進学実績において、2024年度は特に良好な結果を出したと評価できます。

【2024年度】都立日野台高校の関東主要国公立大学合格者数

大学名現役浪人合計
茨城大学000
宇都宮大学000
群馬大学000
埼玉大学101
東京藝術大学000
電気通信大学202
東京医科歯科大学101
東京外国語大学303
東京学芸大学808
東京農工大学628
東京海洋大学101
東京都立大学16218
横浜市立大学000
関東主要国公立大学_合計38442

2024年度の都立日野台高校における関東主要国公立大学への合格状況を分析します。

合格者数の概要

  • 合格者総数:42名(現役38名、浪人4名)
  • 42人の内、現役生の割合は:約90.5%(38/42)

大学別合格者内訳(現役/浪人/合計)

  1. 東京都立大学:16名/2名/18名(最多)
  2. 東京学芸大学:8名/0名/8名
  3. 東京農工大学:6名/2名/8名
  4. 東京外国語大学:3名/0名/3名
  5. 電気通信大学:2名/0名/2名
  6. 埼玉大学:1名/0名/1名
  7. 東京医科歯科大学:1名/0名/1名
  8. 東京海洋大学:1名/0名/1名
  9. 茨城大学:0名/0名/0名
  10. 宇都宮大学:0名/0名/0名
  11. 群馬大学:0名/0名/0名
  12. 東京芸術大学:0名/0名/0名
  13. 横浜市立大学:0名/0名/0名

特徴的な傾向

  1. 都立大学への高い合格実績:東京都立大学への合格者が18名と特に多く、関東主要国公立大学合格者全体の約42.9%を占めています。
  2. 教育系・理工系への進学傾向:東京学芸大学(8名)、東京農工大学(8名)、電気通信大学(2名)など、教育系と理工系の大学への合格実績が目立ちます。
  3. 外国語大学への実績:東京外国語大学に3名合格しており、語学に強い生徒の存在がうかがえます。
  4. 現役合格者の多さ:合格者42名のうち38名(約90.5%)が現役生であり、浪人は4名のみと少数です。
  5. 未合格の大学:茨城大学、宇都宮大学、群馬大学、東京芸術大学、横浜市立大学への合格者はいませんでした。

この結果から、都立日野台高校は特に東京都内の国公立大学への進学に強みを持っており、都立大学を中心に教育系・理工系の大学への合格実績が豊富であることがわかります。現役での合格率が高いことも特徴的です。

都立日野台高校の関東主要国公立大学の現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

都立日野台高校の関東主要国公立大学の現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移
都立日野台高校の関東主要国公立大学の現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

2020年度から2024年度までの都立日野台高校における関東主要国公立大学への現役合格者数と現役生に占める比率の推移について分析します。

総合的な合格実績の推移

  • 2020年度:26名(8.2%)
  • 2021年度:28名(8.9%)
  • 2022年度:30名(9.7%)
  • 2023年度:50名(15.9%)←ピーク
  • 2024年度:38名(12.1%)

関東主要国公立大学への合格者数は2020年から2023年まで着実に増加し、2023年に大幅に増加して50名(15.9%)とピークを迎えました。2024年度は若干減少したものの、2022年以前と比較すると依然として高い水準を維持しています。

大学別の特徴的な推移

東京都立大学

  • 2020年:13名(4.1%)
  • 2021年:16名(5.1%)
  • 2022年:22名(7.1%)←ピーク
  • 2023年:17名(5.4%)
  • 2024年:16名(5.1%)

一貫して最多の合格者を輩出している大学で、特に2022年度には22名(7.1%)と高い実績を残しました。

東京学芸大学

  • 2020年:5名(1.6%)
  • 2021年:3名(1.0%)
  • 2022年:4名(1.3%)
  • 2023年:9名(2.9%)←ピーク
  • 2024年:8名(2.5%)

教員養成系の大学として安定した合格実績があり、2023年度に特に高い数値を記録しました。

東京農工大学

  • 2020年:0名(0.0%)
  • 2021年:1名(0.3%)
  • 2022年:0名(0.0%)
  • 2023年:6名(1.9%)
  • 2024年:6名(1.9%)

2023年度から急増し、2年連続で高い合格実績を維持しています。

電気通信大学

  • 2020年:4名(1.3%)
  • 2021年:2名(0.6%)
  • 2022年:2名(0.6%)
  • 2023年:3名(1.0%)
  • 2024年:2名(0.6%)

理工系の難関大学として安定した合格実績があります。

東京外国語大学

  • 2020年:1名(0.3%)
  • 2021年:0名(0.0%)
  • 2022年:0名(0.0%)
  • 2023年:4名(1.3%)
  • 2024年:3名(1.0%)

2023年度から実績が向上し、2年連続で3名以上の合格者を出しています。

群馬大学

  • 2020年:0名(0.0%)
  • 2021年:1名(0.3%)
  • 2022年:1名(0.3%)
  • 2023年:2名(0.6%)
  • 2024年:0名(0.0%)

地方国立大学として一定の合格実績がありましたが、2024年度は0名でした。

全体的な傾向分析

  1. 大幅な伸長(2023年度):2023年度は関東主要国公立大学全体で50名(15.9%)と突出した実績を残しました。特に東京農工大学(6名)や東京外国語大学(4名)などへの合格者が増加しました。
  2. 都立大学への高い進学実績:全期間を通じて東京都立大学への合格者が最も多く、毎年13名から22名の現役合格者を輩出しています。
  3. 教育系・理工系の強み:東京学芸大学、東京農工大学、電気通信大学といった教育系・理工系の大学への合格実績が安定しています。
  4. 国公立大学全体の増加傾向:関東主要国公立大学だけでなく、その他地方国公立大学も含めた国公立大学全体の合格者数も2020年の47名(14.8%)から2024年の84名(26.7%)へと大幅に増加しています。
  5. 2024年度の特徴:2023年度のピークからは減少したものの、東京都立大学、東京学芸大学、東京農工大学、東京外国語大学への合格者が安定して多いことが特徴です。

都立日野台高校は、この5年間で国公立大学への進学実績を着実に向上させてきており、特に2023年以降は合格者数が大幅に増加しています。都立大学を中心とした都内国公立大学への進学に強みを持ち、近年は理工系や外国語系などの特色ある分野への進学も増えています。

都立日野台高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比

都立日野台高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比
都立日野台高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比

都立日野台高校の現役生における国公立大学群別合格者の比率推移について、2020年度から2024年度までを分析します。

国公立大学合格者数と比率の全体推移

  • 2020年度:47名(14.8%)
  • 2021年度:63名(20.1%)
  • 2022年度:59名(19.1%)
  • 2023年度:88名(27.9%)← ピーク
  • 2024年度:84名(26.7%)

国公立大学全体の合格率は5年間で約14.8%から26.7%へと大幅に向上しており、特に2023年度以降は現役生の約4分の1以上が国公立大学に合格する高い水準を維持しています。

大学群別の推移分析

東京一工医(東大・京大・一橋大・東工大と医学部)

  • 2020年度:0名(0.0%)
  • 2021年度:1名(0.3%)
  • 2022年度:4名(1.3%)← ピーク
  • 2023年度:2名(0.6%)
  • 2024年度:1名(0.3%)

最難関大学群への合格者は2022年度に4名(1.3%)とピークに達しましたが、その後やや減少傾向にあります。

旧帝大(東大・京大除く)

  • 2020年度:3名(0.9%)
  • 2021年度:1名(0.3%)
  • 2022年度:1名(0.3%)
  • 2023年度:0名(0.0%)
  • 2024年度:3名(1.0%)← ピーク

旧帝大への合格者数は変動が大きく、2023年度は0名でしたが、2024年度に3名(1.0%)と回復し、5年間で最高比率となりました。

TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)

  • 2020年度:0名(0.0%)
  • 2021年度:2名(0.6%)
  • 2022年度:2名(0.6%)
  • 2023年度:2名(0.6%)
  • 2024年度:3名(1.0%)← ピーク

TOCKY大学群への合格者は2021年度から安定して輩出されており、2024年度に3名(1.0%)と最高値に達しました。

関東主要国立(医除く)

  • 2020年度:26名(8.2%)
  • 2021年度:28名(8.9%)
  • 2022年度:30名(9.7%)
  • 2023年度:50名(15.9%)← ピーク
  • 2024年度:38名(12.1%)

関東主要国立大学への合格者数は2023年度に50名(15.9%)と突出したピークを迎え、2024年度はやや減少したものの依然として高い水準を維持しています。

地方国公立(医学部除く)

  • 2020年度:18名(5.7%)
  • 2021年度:31名(9.9%)
  • 2022年度:22名(7.1%)
  • 2023年度:34名(10.8%)← ピーク
  • 2024年度:39名(12.4%)← 新ピーク

地方国公立大学への合格者は年々増加傾向にあり、2024年度には39名(12.4%)と5年間で最高値を記録しました。

総合分析と特筆すべき傾向

  1. 国公立大学進学率の大幅な向上:現役生の国公立大学合格率は2020年度の14.8%から2024年度の26.7%へと約1.8倍に向上しました。
  2. 関東主要国立大学と地方国公立大学の伸長:特に関東主要国立大学と地方国公立大学への合格者数の増加が顕著で、この2群だけで2024年度には77名(全体の24.5%)を占めています。
  3. 2023年度の飛躍的成長:2023年度は多くの大学群で好成績を記録し、特に関東主要国立大学への合格者が50名と突出しました。
  4. 2024年度の特徴:地方国公立大学への合格者が39名(12.4%)と過去最高。旧帝大(3名)とTOCKY(3名)への合格者が増加しましたが、最難関大学(東京一工医)への合格者は減少しています。
  5. グラフから見る構成比の変化:全体に占める国公立大学合格者の比率が約15%から約27%へと大きく拡大。特に水色(地方国公立)と緑色(関東主要国立)の領域が2023年以降大きく広がっています。

これらの結果から、都立日野台高校は近年、国公立大学への進学実績を着実に向上させており、特に2023年度以降は高い水準を維持していることがわかります。最難関大学への合格者数は年度によって変動があるものの、関東主要国立大学や地方国公立大学への安定した合格実績により、全体としての国公立大学進学率は大幅に向上しています。

【2024年度】都立日野台高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者数

大学名現役浪人合計
早稲田大学16117
慶應大学101
上智大学17017
東京理科大学24226
私立大学医学部000
合計(医学部重複除く)58361

最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格状況

2024年度の都立日野台高校における最難関私立大学(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学および私立大学医学部)への合格状況は以下の通りです:

  • 合格者総数:61名(医学部重複除く)
  • 現役合格者:58名(95.1%)
  • 浪人合格者:3名(4.9%)

大学別合格者内訳

  1. 東京理科大学:26名(現役24名、浪人2名)最多の合格者数を誇り、全体の約42.6%を占めています。
  2. 上智大学:17名(現役17名、浪人0名)現役合格率100%となっています。
  3. 早稲田大学:17名(現役16名、浪人1名)私立最難関である早稲田に多数の合格者がでています。
  4. 慶應義塾大学:1名(現役1名、浪人0名)最難関私立の一つである慶應への合格者は少数となっています。
  5. 私立大学医学部:0名医学部への合格者は出ていません。

特徴と分析

  1. 東京理科大学と上智大学の高い合格実績: 理系難関校として知られる東京理科大学と、文系にも強い総合大学である上智大学に多くの合格者を出しており、文理バランスの取れた進学実績がうかがえます。
  2. 現役合格率の高さ: 合格者61名のうち58名(95.1%)が現役合格であり、3年間の高校教育の成果が表れています。
  3. 早稲田大学への好調な合格実績: 最難関私立の一つである早稲田大学に17名もの合格者を出しており、高い学力水準を示しています。
  4. 慶應義塾大学への合格者の少なさ: 早稲田と比較して慶應への合格者が少ないのは、入試傾向の違いや生徒の志望傾向の差によるものと考えられます。
  5. 医学部合格者の不在: 私立大学医学部への合格者がいないことから、医学部志望の生徒が少ないか、または国公立大学医学部を志望している可能性があります。

以上のデータから、都立日野台高校は特に東京理科大学、上智大学、早稲田大学といった最難関私立大学への進学に強みを持っており、現役での合格率が非常に高いことが特徴的です。国公立大学と合わせて考えると、多様な進路選択が可能な高い学力水準を備えた高校であることが示されています。

都立日野台高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移

都立日野台高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移
都立日野台高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移

2020年度から2024年度までの都立日野台高校の最難関私立大学(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、私立医学部)への現役合格者数と私立延べ合格者数に占める比率の推移を分析します。

総合的な合格実績の推移

  • 2020年度:25名(2.8%)
  • 2021年度:38名(4.2%)
  • 2022年度:41名(3.9%)
  • 2023年度:63名(6.0%)← ピーク
  • 2024年度:58名(6.1%)

最難関私立大学への合格者数は5年間で2倍以上に増加し、特に2023年度と2024年度はそれぞれ63名、58名と高い実績を維持しています。また、現役生の私立延べ合格者数に占める比率も2020年度の2.8%から2024年度には6.1%へと大幅に向上しています。

大学別の合格推移

早稲田大学

  • 2020年度:9名(1.0%)
  • 2021年度:14名(1.5%)
  • 2022年度:14名(1.3%)
  • 2023年度:29名(2.8%)← ピーク
  • 2024年度:16名(1.7%)

早稲田大学への合格者数は2023年度に29名(2.8%)と突出した実績を残し、2024年度はやや減少したものの依然として高い水準を維持しています。

慶應義塾大学

  • 2020年度:1名(0.1%)
  • 2021年度:2名(0.2%)
  • 2022年度:10名(0.9%)← ピーク
  • 2023年度:4名(0.4%)
  • 2024年度:1名(0.1%)

慶應義塾大学への合格者数は2022年度に10名(0.9%)とピークを迎えましたが、その後減少し、2024年度は1名と最少レベルに戻っています。

上智大学

  • 2020年度:9名(1.0%)
  • 2021年度:5名(0.5%)
  • 2022年度:5名(0.5%)
  • 2023年度:19名(1.8%)
  • 2024年度:17名(1.8%)← 高水準維持

上智大学への合格者数は2023年度に19名(1.8%)と大幅に増加し、2024年度も17名(1.8%)と高い水準を維持しています。

東京理科大学

  • 2020年度:6名(0.7%)
  • 2021年度:17名(1.9%)
  • 2022年度:12名(1.1%)
  • 2023年度:11名(1.0%)
  • 2024年度:24名(2.5%)← ピーク

東京理科大学への合格者数は変動がありますが、2024年度に24名(2.5%)と過去最高を記録しました。

私立大学医学部

  • 5年間を通じて合格者は0名(0.0%)

私立大学医学部への合格者は5年間を通じて出ていません。

総合分析

  1. 全体的な成長:最難関私立大学全体の合格者数は、2020年度の25名から2024年度の58名へと約2.3倍に増加し、特に2023年度以降は高い水準を維持しています。
  2. 大学別の特徴・早稲田大学:2023年度に大幅増加し、安定して多数の合格者を輩出しています。・慶應義塾大学:2022年度に突出した実績を残すも、その後は減少傾向です。・上智大学:2023年度から合格者が大幅に増加し、高水準を維持しています。・東京理科大学:2024年度に過去最高の合格者数を記録しました。
  3. 2023年度の飛躍:2023年度は特に早稲田大学と上智大学への合格者が多く、最難関私立大学合格者全体で63名と突出した実績を残しました。
  4. 2024年度の特徴:東京理科大学への合格者が24名と大幅に増加し、上智大学への高い合格実績を維持(17名)しています。早稲田大学への合格者は減少したものの依然として16名と多いですが、慶應義塾大学への合格者は1名と少ない状況です。
  5. 比率の向上:現役生の私立延べ合格者数に占める最難関私立大学合格者の比率は、2020年度の2.8%から2024年度には6.1%へと約2.2倍に向上しています。

グラフから見ると、都立日野台高校の最難関私立大学への進学実績は2020年度から2024年度にかけて大幅に向上し、特に2023年度と2024年度は安定して高い合格者数を維持していることがわかります。早稲田大学、上智大学、東京理科大学への合格実績が特に顕著であり、これらの大学への進学に特化した指導体制が整備されている可能性があります。

【2024年度】都立日野台高校のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)合格者数

大学名現役浪人合計
学習院大学819
明治大学46450
青山学院大学33134
立教大学37037
中央大学94195
法政大学997106
合計31714331

2024年度の都立日野台高校におけるGMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)への合格状況を分析します。

合格者数の概要

  • 合格者総数:331名
  • 現役合格者:317名(95.8%)
  • 浪人合格者:14名(4.2%)

大学別合格者数(現役/浪人/合計)

  1. 法政大学:99名/7名/106名(最多)。全GMARCH合格者の約32.0%を占める。
  2. 中央大学:94名/1名/95名。全GMARCH合格者の約28.7%を占める。
  3. 明治大学:46名/4名/50名。全GMARCH合格者の約15.1%を占める。
  4. 立教大学:37名/0名/37名。全GMARCH合格者の約11.2%を占める。
  5. 青山学院大学:33名/1名/34名。全GMARCH合格者の約10.3%を占める。
  6. 学習院大学:8名/1名/9名。全GMARCH合格者の約2.7%を占める。

特徴的な傾向

  1. 法政大学と中央大学への高い合格実績: 法政大学と中央大学への合格者が合わせて201名と、GMARCH合格者全体の約60.7%を占めています。特に法政大学は99名の現役合格者を出しており、同校の私立大学受験における主要な進学先となっています。
  2. 高い現役合格率: 合格者全体の95.8%が現役合格であり、浪人生は14名(4.2%)と少数です。特に立教大学は37名全員が現役合格という優れた実績を残しています。
  3. 明治・青山・立教への好調な合格実績: GMARCH上位校とされる明治大学、青山学院大学、立教大学への合格者も合計121名と多く、質の高い進学実績を示しています。
  4. 学習院大学合格者の少なさ: 他のGMARCH大学と比較して学習院大学への合格者が8名と少ないのは、同校の入試難易度や学部構成、あるいは生徒の志望傾向の特性を反映していると考えられます。
  5. 卒業生数との関係: 2024年度の現役合格者317名という数字は、卒業生数(約315名)とほぼ同数であることから、多くの生徒がGMARCH大学を複数合格していることが推測されます。

この結果から、都立日野台高校は特に中堅~上位私立大学への進学に強みを持ち、現役での合格率が非常に高いことが特徴的です。また、法政大学と中央大学を中心としながらも、明治大学や立教大学、青山学院大学といった難関私立大学への合格実績も豊富であり、多様な進路選択が可能な高い学力水準を備えた高校であることがわかります。

都立日野台高校のGMARCHの現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移

都立日野台高校のGMARCHの現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移
都立日野台高校のGMARCHの現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移

2020年度から2024年度までの都立日野台高校におけるGMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)への現役合格者数と現役生の私立大学延べ合格者数に占める比率の推移を分析します。

総合的な合格実績の推移

  • 2020年度:226名(25.5%)
  • 2021年度:239名(26.3%)
  • 2022年度:303名(28.7%)
  • 2023年度:302名(28.8%)
  • 2024年度:317名(33.5%)← 5年間の最高値

GMARCH全体の合格者数は5年間で226名から317名へと約40%増加し、特に2022年度に大きく伸長して300名を超えました。また、現役の私立大学延べ合格数に占める合格比率も25.5%から33.5%へと8ポイント増加しており、現役生の約3人に1人がGMARCH大学に合格する高い実績を維持しています。

大学別の合格推移

法政大学

  • 2020年度:67名(7.6%)
  • 2021年度:78名(8.6%)
  • 2022年度:96名(9.1%)← ピーク人数
  • 2023年度:80名(7.6%)
  • 2024年度:99名(10.5%)← 比率ピーク

法政大学は一貫して合格者数が最も多く、2024年度には99名(10.5%)と過去最高の比率を記録しました。現役生の約10人に1人が法政大学に合格するという非常に高い実績です。

中央大学

  • 2020年度:73名(8.2%)
  • 2021年度:64名(7.0%)
  • 2022年度:93名(8.8%)
  • 2023年度:66名(6.3%)
  • 2024年度:94名(9.9%)← ピーク

中央大学への合格者数は変動がありますが、2024年度に94名(9.9%)と過去最高を記録し、法政大学に次ぐ主要な合格先となっています。

明治大学

  • 2020年度:29名(3.3%)
  • 2021年度:39名(4.3%)
  • 2022年度:42名(4.0%)
  • 2023年度:46名(4.4%)
  • 2024年度:46名(4.9%)← ピーク

明治大学への合格者数は年々増加傾向にあり、2023年度と2024年度は46名と安定した実績を維持しています。比率も2020年度の3.3%から2024年度の4.9%へと向上しています。

立教大学

  • 2020年度:32名(3.6%)
  • 2021年度:27名(3.0%)
  • 2022年度:39名(3.7%)
  • 2023年度:57名(5.4%)← ピーク
  • 2024年度:37名(3.9%)

立教大学への合格者数は2023年度に57名(5.4%)と突出したピークを迎え、2024年度はやや減少したものの依然として高い水準を維持しています。

青山学院大学

  • 2020年度:19名(2.1%)
  • 2021年度:26名(2.9%)
  • 2022年度:25名(2.4%)
  • 2023年度:47名(4.5%)← ピーク
  • 2024年度:33名(3.5%)

青山学院大学への合格者数は2023年度に47名(4.5%)と大幅に増加し、2024年度はやや減少したものの、2022年度以前と比較すると高い水準を維持しています。

学習院大学

  • 2020年度:6名(0.7%)
  • 2021年度:5名(0.5%)
  • 2022年度:8名(0.8%)
  • 2023年度:6名(0.6%)
  • 2024年度:8名(0.8%)

学習院大学への合格者数は5~8名程度で推移しており、他のGMARCH大学と比較して少ない傾向にあります。

総合分析

  1. 継続的な成長:GMARCH全体の合格者数は2020年度から2024年度にかけて着実に増加し、特に2022年度以降は300名を超える高い水準を維持しています。
  2. 法政大学・中央大学の人気:法政大学と中央大学への合格者が特に多く、2024年度には両大学合わせて193名(全体の60.9%)を占めています。
  3. 明治大学・立教大学・青山学院大学の伸長:いわゆるMARCH上位校への合格実績も年々向上しており、特に2023年度は立教大学と青山学院大学への合格者が大幅に増加しました。
  4. 学習院大学の安定した少数実績:学習院大学への合格者は5~8名程度で安定しており、他のGMARCH大学と比較して志望者が少ない傾向にあります。
  5. 2024年度の特徴:法政大学への合格者が99名(10.5%)と過去最高 中央大学への合格者も94名(9.9%)と高水準 GMARCH全体で317名(33.5%)と過去最高の合格実績

グラフから見ると、都立日野台高校のGMARCH大学への合格実績は年々向上しており、特に2022年度以降は高い水準を維持しています。また、2024年度は法政大学と中央大学への合格者がさらに増加し、GMARCH全体の合格者数も過去最高を記録しました。

この結果から、都立日野台高校は特にGMARCH大学への進学に強みを持つ高校であり、中でも法政大学と中央大学が主要な進学先となっていることがわかります。また、年々合格実績が向上していることから、進学指導体制の充実や生徒の学力向上が進んでいることが推測されます。

都立日野台高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武・四工大+東農大・日東駒専)

都立日野台高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武)
都立日野台高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(四工大+東農大)
都立日野台高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(日東駒専)

2020年度から2024年度までの都立日野台高校における主要私立大学群への現役合格者数と現役生の私立大学延べ合格数に占める比率の推移を分析します。

成成明学国武(成蹊・成城・明治学院・國學院・武蔵)合格実績の推移

  • 2020年度:54名(6.1%)
  • 2021年度:71名(7.8%)
  • 2022年度:94名(8.9%)← ピーク
  • 2023年度:93名(8.9%)← ピーク
  • 2024年度:60名(6.3%)

大学別分析

  • 成蹊大学:20~28名(2.3%~2.7%)で安定推移
  • 成城大学:6~24名(0.7%~2.3%)で変動
  • 明治学院大学:7~16名(0.7%~1.8%)で推移
  • 國學院大学:2022・2023年に24~26名(2.3%~2.5%)とピークを迎え、2024年は9名(1.0%)に減少
  • 武蔵大学:2~15名(0.2%~1.4%)で変動

四工大(芝浦工業・工学院・東京都市・東京電機)+東農大の合格実績の推移

  • 2020年度:44名(5.0%)
  • 2021年度:54名(5.9%)← ピーク
  • 2022年度:41名(3.9%)
  • 2023年度:43名(4.1%)
  • 2024年度:41名(4.3%)

大学別分析

  • 芝浦工業大学:10~16名(1.1%~1.5%)で推移
  • 工学院大学:2024年に21名(2.2%)と最高値を記録
  • 東京都市大学:4~14名(0.4%~1.3%)で変動
  • 東京電機大学:2021年に17名(1.9%)とピークを迎え、2024年は0名
  • 東京農業大学:データ上は5年間0名

日東駒専(日本・東洋・駒沢・専修)合格実績の推移

  • 2020年度:146名(16.5%)
  • 2021年度:136名(14.9%)
  • 2022年度:195名(18.5%)
  • 2023年度:218名(20.8%)← ピーク人数
  • 2024年度:201名(21.3%)← ピーク比率

大学別分析

  • 日本大学:2020年の61名(6.9%)から2023年57名(5.4%)、2024年41名(4.3%)と減少傾向
  • 東洋大学:2020年29名(3.3%)から2024年102名(10.8%)へと大幅増加(約3.5倍)
  • 駒澤大学:11~22名(1.2%~2.1%)で推移
  • 専修大学:2022年に64名(6.1%)とピークを迎え、2024年は47名(5.0%)

総合分析

  1. 日東駒専の大幅増加:日東駒専グループへの合格者数は2020年の146名から2024年の201名へと約38%増加し、特に東洋大学への合格者が29名から102名へと大幅に増加しています。
  2. 四工大+東農大の安定傾向:この大学群への合格者数は41~54名(3.9%~5.9%)で比較的安定しており、大きな増減は見られません。
  3. 成成明学国武の変動:2022年と2023年に90名以上とピークを迎えましたが、2024年は60名と大幅に減少しています。
  4. 全体的な傾向:日東駒専グループへの合格実績が特に向上しており、現役生の約5人に1人が合格しています。その中でも、東洋大学が急激に人気を高め、日本大学を大きく上回る合格者数となっています。成成明学国武グループは2024年に大きく減少していますが、四工大+東農大グループは安定した合格実績をだしています。
  5. 2024年度の特徴:東洋大学への合格者が102名(10.8%)と突出しています。半面、日本大学への合格者が41名(4.3%)に減少となりました。成成明学国武グループ全体の合格者が減少し、四工大+東農大グループでは、工学院大学への合格者が21名(2.2%)と増加した一方、東京電機大学への合格者が0名となっています。

これらの結果から、都立日野台高校は特に日東駒専グループ(中でも東洋大学)への進学実績が年々向上していることがわかります。一方で、成成明学国武グループへの合格者が2024年に大きく減少しているのは、生徒の志望校傾向の変化や入試難易度の変動などが影響している可能性があります。

総じて、都立日野台高校は幅広い中堅私立大学への進学実績を持ち、特に日東駒専グループへの合格率が高いことが特徴的です。また、東洋大学の急激な合格者増加は、同大学の人気上昇や入試対策の強化などが背景にある可能性があります。

都立日野台高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移

都立日野台高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移
都立日野台高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移

2020年度から2024年度までの都立日野台高校における私立大学合格実績の全体的な推移について分析します。

私立大学合格者数の総合推移

  • 2020年度:887名(一人あたり2.8校)
  • 2021年度:910名(一人あたり2.9校)
  • 2022年度:1054名(一人あたり3.4校)← ピーク人数
  • 2023年度:1050名(一人あたり3.3校)
  • 2024年度:945名(一人あたり3.0校)

私立大学合格者総数は2022年度と2023年度に1050名前後でピークを迎え、2024年度はやや減少していますが、一人あたりの合格校数は2020年度の2.8校から2024年度は3.0校へと増加しています。

大学群別の合格推移と傾向

早稲田・慶應

  • 2020年度:10名(1.1%)
  • 2021年度:16名(1.8%)
  • 2022年度:24名(2.3%)
  • 2023年度:33名(3.1%)← ピーク
  • 2024年度:17名(1.8%)

最難関私立大学への合格者数は2023年度に33名とピークを迎え、2024年度は減少しました。

上智・東京理科大

  • 2020年度:15名(1.7%)
  • 2021年度:22名(2.4%)
  • 2022年度:17名(1.6%)
  • 2023年度:30名(2.9%)← ピーク
  • 2024年度:41名(4.3%)← 比率ピーク

上智大学と東京理科大学への合格者数は2024年度に41名(4.3%)と最高値を記録しました。

私立医学部

  • 5年間を通じて合格者は0名(0.0%)

私立医学部への合格者は5年間を通じて出ていません。

GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)

  • 2020年度:226名(25.5%)
  • 2021年度:239名(26.3%)
  • 2022年度:303名(28.7%)
  • 2023年度:302名(28.8%)
  • 2024年度:317名(33.5%)← ピーク

GMARCH大学への合格者数は年々増加し、2024年度に317名(33.5%)と過去最高を記録しました。現役生の約3人に1人がGMARCH大学に合格しています。

成成明学国武(成蹊・成城・明治学院・學習院・國學院・武蔵)

  • 2020年度:54名(6.1%)
  • 2021年度:71名(7.8%)
  • 2022年度:94名(8.9%)← ピーク
  • 2023年度:93名(8.9%)
  • 2024年度:60名(6.3%)

成成明学国武グループへの合格者数は2022年度と2023年度に90名以上とピークを迎え、2024年度は大幅に減少しました。

四工大(芝浦工業・工学院・東京都市・東京電機)+東農大

  • 2020年度:44名(5.0%)
  • 2021年度:54名(5.9%)← ピーク
  • 2022年度:41名(3.9%)
  • 2023年度:43名(4.1%)
  • 2024年度:41名(4.3%)

四工大(芝浦工業・工学院・東京都市・東京電機)+東農大グループへの合格者数は41~54名(3.9%~5.9%)で比較的安定しています。

日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修)

  • 2020年度:146名(16.5%)
  • 2021年度:136名(14.9%)
  • 2022年度:195名(18.5%)
  • 2023年度:218名(20.8%)← ピーク人数
  • 2024年度:201名(21.3%)← ピーク比率

日東駒専グループへの合格者数は2023年度に218名とピークを迎え、2024年度もほぼ同水準を維持しています。現役生の約5人に1人が日東駒専に合格しています。

その他の私立大学

  • 2020年度:392名(44.2%)← ピーク
  • 2021年度:372名(40.9%)
  • 2022年度:380名(36.1%)
  • 2023年度:331名(31.5%)
  • 2024年度:268名(28.4%)

その他の私立大学への合格者数は年々減少傾向にあり、2020年度の392名(44.2%)から2024年度は268名(28.4%)へと約32%減少しています。

全体的な傾向分析

  1. 難関~中堅大学への合格増加:GMARCHへの合格者が大幅に増加(226名→317名)しています。また上智・東京理科大への合格者(15名→41名)、日東駒専への合格者も増加(146名→201名)傾向です。
  2. グラフから見る構成比の変化:GMARCHの占める割合(オレンジ色の領域拡大)、日東駒専の占める割合(薄紫色の領域拡大)が増加しています。
  3. 大学選択の変化:より難易度の高い大学・学部へのチャレンジが増加している可能性がうかがえます。特定大学への志望集中(特に東洋大学、中央大学、法政大学)、その他の大学から難関~中堅大学へのシフトなど。
  4. 一人あたり合格校数の増加:2020年度:2.8校→2024年度:3.0校 受験校数の増加による合格可能性の向上が考えられます。
  5. 2024年度の特徴:GMARCH合格者が過去最高の317名(33.5%)、上智・東京理科大合格者が過去最高の41名(4.3%)となりました。一方、 成成明学国武合格者が減少(93名→60名)しています。 全体合格者数は減少していますが、より上位大学への合格実績が向上しています。

これらの結果から、都立日野台高校は近年、より難易度の高い私立大学への合格実績を着実に向上させており、特にGMARCHや日東駒専グループへの合格者数が大幅に増加していることがわかります。2024年度は全体の合格者数はやや減少したものの、GMARCHや上智・東京理科大といった難関大学への合格者比率は過去最高を記録しており、受験指導の質の向上や生徒の学力向上が進んでいることが推測されます。

都立日野台高校の現役生の延べ合格者に占める国公立・私立大学群別合格人数比の推移

都立日野台高校の現役生の延べ合格者に占める国公立・私立大学群別合格人数比の推移

2020年度から2024年度までの都立日野台高校における大学合格実績の全体像を分析します。

基本データの推移

  • 卒業生数:309~317人で安定(2024年度:315人)
  • 延べ合格人数:2020年度の934人から2023年度の1138人まで増加し、2024年度は1029人とやや減少
  • 一人あたり合格校数:約3.0~3.6校(2024年度:約3.3校)

2024年度の進学実績の内訳(延べ合格数に占める比率)

国公立大学(合計84名、8.2%)

  • 東京一工医:1名(0.1%)
  • 旧帝大(東大・京大除く):3名(0.3%)
  • TOCKY(筑波・お茶・千葉・神戸・横国):3名(0.3%)
  • 関東主要国公立:38名(3.7%)
  • その他地方国公立:39名(3.8%)

私立大学(合計945名、91.8%)

  • 早慶医:17名(1.7%)
  • 上智・理科大:41名(4.0%)
  • GMARCH:317名(30.8%)
  • 成成明学国武:60名(5.8%)
  • 四工大+東農:41名(4.0%)
  • 日東駒専:201名(19.5%)
  • その他私立:268名(26.0%)

5年間の推移と傾向分析

  1. 国公立大学合格実績の向上:国公立大学全体の合格者数は2020年度の47名から2024年度の84名へと約1.8倍に増加しています。 特に地方国公立大学への合格者が増加(18名→39名)し、関東主要国公立大学も大幅に増加(26名→38名)傾向にあります。
  2. 難関私立大学の合格実績強化:GMARCH大学への合格者が226名から317名へと約1.4倍に増加しています。上智・理科大への合格者が15名から41名へと約2.7倍と大幅に増加しています。最難関の早慶医への合格者も10名から17名へと増加しています。
  3. 中堅私立大学への合格実績も向上:日東駒専への合格者が146名から201名へと約1.4倍に増加。特に東洋大学への合格者が急増(29名→102名)しています。
  4. 合格先の質的向上:より難易度の高い大学への合格比率が向上 その他私立大学の合格者が減少(392名→268名) 国公立大学や難関~中堅私立大学への合格者が増加
  5. 2024年度の特徴:国公立大学合格者が84名(8.2%)と高水準であり、GMARCHが317名(30.8%)と過去最高の実績となりました。また上智・理科大が41名(4.0%)と過去最高を記録し、日東駒専も201名(19.5%)と高水準を維持しています。 成成明学国武は60名(5.8%)と減少しました。

総合評価

都立日野台高校は、この5年間で特に国公立大学とGMARCH以上の難関私立大学への合格実績を着実に向上させています。2024年度は、一部の私立大学群(成成明学国武)への合格者数は減少したものの、国公立大学や難関私立大学(GMARCH、上智・理科大)への合格者数が維持・向上し、全体として質の高い進学実績を残しています。

特に注目すべき点は、GMARCHと国公立大学への合格実績の大幅な向上です。2024年度には現役生の延べ合格数に対し、約30.8%がGMARCH大学に、約8.2%が国公立大学に合格しており、公立高校としては非常に高い水準の進学実績を達成しています。

一人あたりの合格校数も約3.3校と多く、生徒が複数の選択肢を持って進路を決定できる環境が整っていることも特徴的です。5年間の推移から見ると、都立日野台高校は年々進学実績を向上させており、特に2022年度以降は高い水準を安定して維持していることがわかります。

5年間で1.8倍に増えた国公立大合格者、進学校へと躍進

都立日野台高校の過去5年間の大学合格実績を分析すると、2020年度から2024年度にかけて国公立大学合格者が47名から84名へと約1.8倍に増加し、私立大学においてもGMARCH合格者が226名から317名へと約1.4倍、日東駒専合格者が146名から201名へと約1.4倍に伸びるなど、全体的な進学実績の大幅な向上が見られます。

特に2023年度からは国公立大学合格者が80名台と高水準を維持し、1人1大学しか合格することができないと考えると、現役生の約4人に1人が国公立大学に合格しています。私立大学でも2024年度には現役生の約3人に1人(33.5%)がGMARCH大学に、約5人に1人(21.3%)が日東駒専大学に合格しており、公立高校としては非常に高い進学実績を達成しています。

森田正男校長が掲げる「高いレベルでの文武両道の実践」という方針のもと、主体的な学習姿勢の育成や徹底した進路指導により、難関大学への合格実績を年々向上させている日野台高校。多様な進路選択を可能にする充実した教育環境と丁寧な指導体制が、この5年間の飛躍的な成長を支えています。今後も多摩地区の進学校として、さらなる発展が期待されます。


<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・日野台高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/hinodai-h/

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この記事を書いた人

教員免許保有(小学校教諭1種、中学校・高校保健体育)の40代サラリーマン。現在高校生の息子の高校受験時に生来のオタク気質をこじらせ首都圏の私立・都立高校を調べた結果、都立高校のコスパの良さに驚愕。現在小学生の娘の高校受験に備えての備忘録がてら、都立高校の魅力を発信していくために「都立高のトリセツ」を開設。

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