【2025年】都立東久留米総合高校の進路・大学進学実績（国公立・私立）

都立東久留米総合高校は、「25歳の自分創り」をコンセプトに、3年間を通じた体系的なキャリア教育を実施する総合学科高校です。1年次「産業社会と人間」、2年次「人間と社会」、3年次「課題研究」という各年次における授業を通じて、自己と職業への理解を深め、希望の進路を実現しています。

本記事では、2025年3月卒業生（16期生）を中心に、東久留米総合高校の最新進学実績と進路状況について詳しく解説します。

都立東久留米総合高校の進路状況｜2025年3月卒生の進路

2025年3月に卒業した16期生の進路状況は以下の通りです。

進路先	割合
四年制大学	67.1%
専門学校	16.4%
短期大学	2.7%
就職	2.7%
その他	11.1%

卒業生の約7割が4年制大学へ進学し、専門学校進学者を合わせると約8割以上が進学しています。現役での大学合格者数は延べ合格者数は254名となっており、多くの生徒が複数の大学に合格していることがわかります。

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都立東久留米総合高校の国公立大学の現役合格状況

2025年3月卒業生の国公立大学合格者は1名でした。

大学名	合格者数	前年比
東京都立大学	1名	+1名
合計	1名	+1名

前年（2024年）は国公立大学への合格者がいませんでしたが、2025年は東京都立大学に1名が合格しました。東久留米総合高校では私立大学を中心とした進路指導を行っていますが、国公立大学を目指す生徒へのサポート体制も整えています。

都立東久留米総合高校の私立大学の現役合格状況｜2025年3月卒

2025年3月卒業生の私立大学合格者数は253名（延べ人数）でした。以下、大学群別の合格状況を詳しく見ていきます。

私立最難関大学｜早慶上理医への現役合格状況

2025年3月卒：早慶上智・東京理科大学への合格実績

大学名	合格者数	前年比
早稲田大学	0名	±0
慶應義塾大学	1名	+1名
上智大学	0名	±0
東京理科大学	0名	±0
合計	1名	+1名

2025年は慶應義塾大学に1名が合格しました。前年は早慶上理への合格者がいませんでしたが、最難関私立大学への挑戦が実を結んだ結果となりました。

私立難関大学｜GMARCHへの現役合格状況

大学名	合格者数	前年比
明治大学	2名	+2名
青山学院大学	0名	±0
立教大学	0名	±0
中央大学	1名	+1名
法政大学	1名	+1名
合計	4名	+3名

GMARCHへの合格者は4名で、前年の1名から3名増加しました。明治大学に2名、中央大学と法政大学にそれぞれ1名が合格しています。総合学科の特色を活かし、総合型選抜や推薦入試で難関私立大学への合格を実現しています。

私立中堅人気大学｜成成明学獨國武・日東駒専・大東亜帝国への現役合格状況

成成明学獨國武

大学名	合格者数	前年比
成蹊大学	4名	-2名
成城大学	0名	±0
明治学院大学	2名	+2名
獨協大学	3名	+3名
國學院大學	2名	+1名
武蔵大学	10名	+7名
合計	21名	+11名

成成明学獨國武への合格者は21名で、前年の10名から11名増加しました。特に武蔵大学への合格が10名と大幅に増加しており、東久留米総合高校の主要な進学先の一つとなっています。

日東駒専

大学名	合格者数	前年比
日本大学	6名	-1名
東洋大学	21名	+17名
駒澤大学	1名	±0
専修大学	11名	+8名
合計	39名	+24名

日東駒専への合格者は39名で、前年の15名から24名増加しました。特に東洋大学への合格が21名と大幅に増加し、専修大学も11名と前年から8名増加しています。日東駒専は東久留米総合高校の最も重要な進学先となっています。

文東立松産玉武

大学名	合格者数	前年比
文教大学	0名	±0
東京経済大学	17名	+11名
立正大学	0名	±0
二松學舎大学	4名	+4名
産業能率大学	–	–
玉川大学	0名	±0
武蔵野大学	8名	+5名
合計	29名	+20名

文東立松産玉武への合格者は29名で、前年の9名から20名増加しました。特に東京経済大学への合格が17名と大幅に増加し、武蔵野大学も8名と堅調です。

大東亜帝国

大学名	合格者数	前年比
大東文化大学	10名	+7名
東海大学	4名	+3名
亜細亜大学	21名	+1名
帝京大学	20名	+14名
國士舘大學	2名	-2名
合計	57名	+23名

大東亜帝国への合格者は57名で、前年の34名から23名増加しました。亜細亜大学に21名、帝京大学に20名と、2校で41名の合格者を輩出しています。

その他私立大学への現役合格状況

四工大+農

大学名	合格者数	前年比
芝浦工業大学	0名	±0
工学院大学	1名	+1名
東京電機大学	1名	+1名
東京都市大学	1名	+1名
東京農業大学	0名	-1名
合計	3名	+2名

四工大+農への合格者は3名で、前年の1名から2名増加しました。理系学部を目指す生徒の進学先として定着しています。

女子大学

大学名	合格者数	前年比
跡見学園女子大学	1名	±0
大妻女子大学	2名	+2名
共立女子大学	3名	+3名
実践女子大学	1名	+1名
十文字学園女子大学	2名	-2名
東京家政大学	3名	-1名
その他	0名	-3名
合計	12名	±0

女子大への合格者は12名で、前年と同数となりました。共立女子大学、東京家政大学、大妻女子大学などに複数名が合格しています。

芸術・スポーツ系大学

大学名	合格者数	前年比
女子美術大学	1名	-1名
多摩美術大学	1名	+1名
東京造形大学	4名	+3名
日本体育大学	4名	+2名
その他	0名	-1名
合計	10名	+4名

芸術・スポーツ系大学への合格者は10名で、前年の6名から4名増加しました。東京造形大学に4名、日本体育大学に4名が合格しており、総合学科の特色を活かした専門性の高い進路選択が実現しています。

その他の大学

その他の大学への合格者は77名で、私立大学合格者全体の約30%を占めています。生徒の多様な興味・関心に応じて、幅広い大学への進学を実現しています。

都立東久留米総合高校の短期大学・専門学校の現役合格状況｜2025年3月卒

短期大学

2025年3月卒業生の短期大学進学者は2.7%でした。

専門学校

2025年3月卒業生の専門学校進学者は16.4%で、多様な分野の専門学校に進学しています。

看護系専門学校

• 東京都立北多摩看護専門学校
• 東京都立府中看護専門学校
• 東京都立広尾看護専門学校
• 板橋中央看護専門学校

看護系以外の専門学校（一部抜粋）

• 阿佐ヶ谷美術専門学校
• アポロ歯科衛生士専門学校
• 大原簿記公務員医療福祉保育専門学校
• 窪田理容美容専門学校
• 国際文化理容美容専門学校
• 首都医校
• 尚美ミュージックカレッジ専門学校
• 新宿医療専門学校
• ESPエンタテインメント東京
• デジタルアーツ東京
• 東京医療秘書歯科衛生＆IT専門学校
• 東京テクニカルカレッジ専門学校
• 東京西の森歯科衛生士専門学校
• 東京福祉専門学校
• 東洋美術学校
• 日本工学院八王子専門学校
• 日本電子専門学校
• 文化服装学院
• ヤマザキ動物看護専門学校
• 山野美容専門学校
• 早稲田速記医療福祉専門学校

総合学科の特色を活かし、看護・医療、美容、デザイン、音楽、IT、福祉など、多様な分野の専門学校に進学しています。

都立東久留米総合高校現役生の合格状況の推移｜2021年～2025年

過去5年間の現役生合格状況の推移を見ていきます。

年度	国公立大学合格	私立大学合格（延べ）
2025年3月	1名（東京都立）	253名
2024年3月	–	190名
2023年3月	–	198名
2022年3月	2名（埼玉県立・防衛大学校）	260名
2021年3月	–	208名

大学合格者数（延べ）は年度によって変動がありますが、200～260名程度で推移しています。2025年は延べ253名となっており、多くの生徒が複数の大学に合格していることがわかります。

都立東久留米総合高校の国公立大学の現役合格状況推移｜2021年～2025年

年度	国公立大学合格者数	合格大学
2025年3月	1名	東京都立大学
2024年3月	0名	–
2023年3月	0名	–
2022年3月	2名	埼玉県立・防衛大学校
2021年3月	0名	–

過去5年間で国公立大学への合格者は、2022年に2名、2025年に1名となっています。東久留米総合高校では私立大学を中心とした進路指導を行っていますが、国公立大学を目指す生徒へのサポート体制も整えています。

都立東久留米総合高校の私立大学の現役合格状況の推移｜2021年～2025年

最難関：早慶上理医の現役合格状況の推移

年度	早慶	上智・理科	合計	私立大学延べ合格者比
2025年3月	1名	0名	1名	0.4%
2024年3月	0名	0名	0名	0.0%
2023年3月	0名	0名	0名	0.0%
2022年3月	0名	1名	1名	0.4%
2021年3月	0名	0名	0名	0.0%

早慶上理への合格者は年度によって変動がありますが、2025年は慶應義塾大学に1名、2022年は東京理科大学に1名が合格しました。

私立難関大学｜GMARCHの現役合格状況の推移

年度	合格者数	私立大学延べ合格者比
2025年3月	4名	1.6%
2024年3月	1名	0.5%
2023年3月	6名	3.0%
2022年3月	23名	8.8%
2021年3月	10名	4.8%

GMARCHへの合格者は2022年に23名と最も多く、その後減少傾向にありましたが、2025年は4名となっています。

私立中堅人気大学｜成成明学獨國武・日東駒専・大東亜帝国の現役合格状況の推移

成成明学獨國武

年度	合格者数	私立大学延べ合格者比
2025年3月	21名	8.3%
2024年3月	10名	5.3%
2023年3月	12名	6.1%
2022年3月	13名	5.0%
2021年3月	10名	4.8%

成成明学獨國武への合格者は2025年に21名と大幅に増加し、過去5年間で最多となりました。

日東駒専

年度	合格者数	私立大学延べ合格者比
2025年3月	39名	15.4%
2024年3月	15名	7.9%
2023年3月	34名	17.2%
2022年3月	28名	10.8%
2021年3月	15名	7.2%

日東駒専への合格者は2025年に39名となり、2023年の34名を上回って過去5年間で最多となりました。東久留米総合高校の最も重要な進学先として定着しています。

文東立松産玉武

年度	合格者数	私立大学延べ合格者比
2025年3月	29名	11.5%
2024年3月	9名	4.7%
2023年3月	17名	8.6%
2022年3月	12名	4.6%
2021年3月	16名	7.7%

文東立松産玉武への合格者は2025年に29名と大幅に増加し、過去5年間で最多となりました。

大東亜帝国

年度	合格者数	私立大学延べ合格者比
2025年3月	57名	22.5%
2024年3月	34名	17.9%
2023年3月	35名	17.7%
2022年3月	37名	14.2%
2021年3月	34名	16.3%

大東亜帝国への合格者は2025年に57名となり、過去5年間で最多となりました。私立大学合格者の約2割以上を占める重要な進学先です。

その他私立大学の現役合格状況の推移

四工大+農

年度	合格者数	私立大学延べ合格者比
2025年3月	3名	1.2%
2024年3月	1名	0.5%
2023年3月	1名	0.5%
2022年3月	6名	2.3%
2021年3月	0名	0.0%

四工大+農への合格者は3名となりました。

女子大学

年度	合格者数	私立大学延べ合格者比
2025年3月	12名	4.7%
2024年3月	12名	6.3%
2023年3月	17名	8.6%
2022年3月	15名	5.8%
2021年3月	28名	13.5%

女子大への合格者は12名で、近年は減少傾向にあります。

芸術・スポーツ系大学

年度	合格者数	私立大学延べ合格者比
2025年3月	10名	4.0%
2024年3月	6名	3.2%
2023年3月	2名	1.0%
2022年3月	15名	5.8%
2021年3月	2名	1.0%

芸術・スポーツ系大学への合格者は10名で、前年から4名増加しました。

その他の大学

年度	合格者数	私立大学延べ合格者比
2025年3月	77名	30.4%
2024年3月	102名	53.7%
2023年3月	74名	37.4%
2022年3月	110名	42.3%
2021年3月	93名	44.7%

その他の大学への合格者は77名で、私立大学合格者全体の約3割を占めています。

都立東久留米総合高校の3年間の教育・進路指導プログラム

東久留米総合高校では、「25歳の自分創り」をコンセプトに、3年間を通じた体系的なキャリア教育を実施しています。

1年次「産業社会と人間」

1年次では「産業社会と人間」を履修し、自己理解と職業理解の基礎を築きます。職業適性検査やガイダンスを通じて、将来の進路について考え始めます。

2年次「人間と社会」・課題研究スタート

2年次では「人間と社会」を履修し、より深く社会と自己の関わりについて学びます。また、2年次の後半から「課題研究」が始まり、生徒一人ひとりが研究テーマを設定します。文献調査やアンケート調査、インタビュー、フィールドワークなど、様々な手法で研究を進めます。

3年次「課題研究」

3年次になると、それぞれゼミに所属し、担当教員からより専門的な指導を受けます。1万字程度の論文を執筆し、プレゼンテーションを行います。この課題研究は、総合型選抜や推薦入試での面接・小論文に大きく活かされています。

個別対応指導

3年次生で希望する生徒は、志望理由書・小論文の添削や面接指導を受けることができます。生徒一人ひとりに担当の教員が配置され、ともに志望校合格を目指してサポートします。

多様な選択科目

約140の選択科目から、自分の進路に合わせて「自分でデザインする時間割」を作成できます。特に専門性の高い科目として「看護入門」などがあり、現役看護師による授業や医療現場の事例を題材にした授業を通じて、専門的な学びを深めることができます。

分野別ガイダンス

看護志望者のためのガイダンスなど、進路分野別のガイダンスが定期的に行われ、現在の大学の状況や入試のポイントなどが説明されます。また、外部講師による説明会も実施されています。

課題研究で進路を切り拓く！7割が大学進学を実現

都立東久留米総合高校の2025年3月卒業生（16期生）は、約67%が4年制大学に進学し、専門学校進学者を合わせると約8割以上が進学しています。私立大学合格者253名（延べ）の内訳を見ると、日東駒専39名、大東亜帝国57名、文東立松産玉武29名、成成明学獨國武21名など、中堅私立大学を中心に幅広い進学を実現しています。特に2025年は慶應義塾大学1名、GMARCH4名と、前年から難関私立大学への合格が増加しました。

東久留米総合高校の最大の強みは、3年間を通じた体系的なキャリア教育です。1年次「産業社会と人間」、2年次「人間と社会」、3年次「課題研究」という各年次における授業を通じて、自己と職業への理解を深め、希望の進路を見つけていきます。特に3年次の「課題研究」では、1万字程度の論文を執筆しプレゼンテーションを行い、この経験が総合型選抜や推薦入試での面接・小論文に大きく活かされています。

「個別対応指導」により、志望理由書・小論文の添削や面接指導を受けることができ、生徒一人ひとりに担当教員が配置される手厚いサポート体制が整っています。約140の選択科目から「自分でデザインする時間割」を作成でき、「看護入門」など専門性の高い授業も充実しています。「25歳の自分創り」をコンセプトに、未来の自分をイメージし、夢を探し求めながら高校生活を送りたい中学生にとって、東久留米総合高校は最適な選択肢と言えるでしょう。

この高校の先輩たちに続くなら、まずは“入試本番の傾向”を知ろう

進学実績に刺激を受けた今、次は“自分の番”です

＜参照元＞
ページ内の大学合格実績やデータは各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・東久留米総合高校公式サイト　https://www.metro.ed.jp/higashikurumesogo-h/