【2025年】都立富士森高校の進路・大学進学実績（国公立・私立）

都立富士森高校は、東京都八王子市にある都立の共学高校です。1974年（昭和49年）に開校し、「質実剛健、文武不岐」を校訓に、バランスの取れた人材育成を行っています。

「受かる大学」ではなく、「行きたい大学」に合格するために！ を合言葉に、充実した進路指導を展開。土曜授業の実施、長期休業中の充実した講習（2024年度は計56講座、のべ600名弱が参加）、専用の自習室や学習スペースの整備など、生徒個々の「第一志望」実現に向けたサポート体制が整っています。

看護・医療・保育系への進学実績が特に高く、専門学校を含めた進路選択も充実。2025年3月卒業生302名のうち、66.2%が4年制大学へ、23.8%が専門学校へ進学しています。

また、GMARCH、日東駒専などの難関・中堅大学の合格者数も着実に増加。進路ガイダンス（1・2年生は学期に1回、3年生は月1回程度）、外部模擬試験の積極的実施、「先輩の話を聞く会」など、きめ細かい進路指導で生徒の夢の実現を全力で応援しています。

この記事では、都立富士森高校の最新の進学実績と、過去4年間の推移を詳しくご紹介します。

都立富士森高校の進路状況｜2025年3月（令和6年度）卒業生の進路比率

約3分の2が4年制大学へ、看護・医療系専門学校も人気

都立富士森高校の2025年3月卒業生302名の進路内訳は以下の通りです。

進路先	人数（割合）
4年制大学	66.2%
専門学校	23.8%
大学校	0.3%
短期大学	1.0%
就職	3.6%
進学準備・未定・その他	5.0%

2025年3月卒業生302名のうち、約3分の2（66.2%）が4年制大学へ進学しました。また、約4人に1人（23.8%）が専門学校へ進学しており、特に看護・医療・保育系の専門学校への進学者が多いのが富士森高校の特徴です。

就職を選択した生徒は3.6%と少数で、進学準備・未定・その他が5.0%となっています。

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都立富士森高校の国公立大学の現役合格状況｜2025年3月（令和6年度）卒

国立看護大学校に1名が合格

大学名	合格者数	前年比
国立看護大学校	1名	+1名
合計	1名	-3名

2025年3月卒業生は、国立看護大学校に1名が合格しました。前年度は4名（大阪大学1名、金沢大学1名、職業能力開発総合大学校1名、水産大学校1名）でしたが、2025年度は国立看護大学校に1名の合格となりました。

富士森高校は私立大学への進学が中心ですが、国公立大学を目指す生徒へのサポート体制も整えています。

都立富士森高校の私立大学の合格状況｜2025年3月（令和6年度）卒

私立最難関大学｜早慶上理医への現役合格状況

早慶

大学名	合格者数	前年比
早稲田大学	0名	±0名
慶應義塾大学	0名	±0名
合計	0名	±0名

上智・理科

大学名	合格者数	前年比
上智大学	1名	±0名
東京理科大学	0名	±0名
合計	1名	±0名

2025年3月卒業生は、早慶への合格者は0名でしたが、上智大学に1名が合格しました。前年度も早慶は0名、上智・理科は1名でしたので、同水準の結果となっています。

私立難関大学｜GMARCHへの現役合格状況

GMARCH22名が合格、前年比+7名の躍進

大学名	合格者数	前年比
学習院大学	4名	+4名
明治大学	0名	-1名
青山学院大学	3名	+1名
立教大学	0名	±0名
中央大学	3名	-5名
法政大学	12名	+8名
合計	22名	7名

GMARCHへの合格者は22名で、前年度の15名から7名増加しました。これは富士森高校の進学実績向上の大きな成果です。大学別では法政大学が12名で最多、続いて学習院大学4名、青山学院大学・中央大学が各3名となっています。

私立中堅人気大学｜成成明学獨國武・日東駒専への現役合格状況

日東駒専35名、成成明学獨國武8名が合格

成成明学獨國武

大学名	合格者数	前年比
成蹊大学	6名	±0名
成城大学	0名	-1名
明治学院大学	0名	-2名
獨協大学	0名	-1名
國學院大學	0名	±0名
武蔵大学	2名	+4名
合計	8名	-2名

日東駒専

大学名	合格者数	前年比
日本大学	8名	±0名
東洋大学	6名	±0名
駒澤大学	13名	+9名
専修大学	8名	-4名
合計	35名	+5名

成成明学獨國武への合格者は8名で、前年度の10名から2名減少しました。成蹊大学が6名で最多です。

日東駒専への合格者は35名で、前年度の30名から5名増加しました。駒澤大学が13名と最多で、日本大学・専修大学が各8名、東洋大学が6名と続いています。

その他私立大学への現役合格状況

大東亜帝国60名、文東立松玉武34名、四工大+農13名が合格

文東立松玉武（文教・東京経済・立正・二松学舎・産業能率・玉川・武蔵野）

大学名	合格者数	前年比
文教大学	0名	±0名
東京経済大学	29名	+13名
立正大学	0名	-2名
二松学舎大学	–	–
産業能率大学	0名	±0名
玉川大学	2名	+2名
武蔵野大学	3名	+3名
合計	34名	12名

大東亜帝国

大学名	合格者数	前年比
大東文化大学	3名	-2名
東海大学	10名	-9名
亜細亜大学	9名	-5名
帝京大学	38名	-8名
国士舘大学	0名	-4名
合計	60名	-28名

四工大+農

大学名	合格者数	前年比
芝浦工業大学	3名	+3名
工学院大学	5名	+3名
東京電機大学	4名	+4名
東京都市大学	0名	-2名
東京農業大学	1名	-1名
合計	13名	+9名

• 文東立松玉武への合格者は34名で、前年度の22名から12名増加しました。東京経済大学が29名と圧倒的に多く、武蔵野大学3名、玉川大学2名と続いています。
• 大東亜帝国への合格者は60名で、前年度の88名から28名減少しました。帝京大学が38名と最多で、東海大学10名、亜細亜大学9名と続いています。
• 四工大+農への合格者は13名で、前年度の4名から9名増加し、理工系大学への進学希望者が増えています。

女子大

大学名	合格者数	前年比
実践女子大学	10名	+8名
駒沢女子大学	3名	+2名
白百合女子大学	3名	+2名
その他女子大	–	–
合計	16名	+4名

女子大への合格者は16名で、前年度の12名から4名増加しました。実践女子大学が10名で最多です。

芸術・スポーツ系大学

大学名	合格者数	前年比
東京女子体育大学	3名	-2名
日本体育大学	3名	+2名
その他芸術・スポーツ系	3名	-1名
合計	9名	-1名

芸術・スポーツ系大学への合格者は9名で、前年度の10名とほぼ同水準でした。

都立富士森高校の国公立大学の現役合格状況推移｜2022年～2025年

国公立合格者は少数だが、毎年1～4名が合格

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
国公立合計	1名 （看護大学校）	4名 （金沢・鳥取・水産大学校・職業能力開発大学校）	1名 （大阪）	2名 （電気通信・東京学芸）

国公立大学への合格者は、過去4年間で1～4名と少数ですが、毎年着実に合格者を輩出しています。大阪大学、金沢大学などに合格者を出すなど、難関国公立大学へのチャレンジも見られます。

都立富士森高校の私立大学の現役合格状況の推移｜2022年～2025年

最難関：早慶上理医の現役合格状況の推移

上智・理科は安定、早慶は引き続きチャレンジ

早慶

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
早慶	0名	0名	0名	1名
私立延べ合格者比	0.0%	0.0%	0.0%	0.2%

上智・理科

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
上智・理科	1名	1名	1名	0名
私立延べ合格者比	0.3%	0.2%	0.2%	0.0%

早慶への合格者は、2022年に1名出て以降、3年連続で0名となっています。今後のチャレンジに期待です。上智・理科への合格者は、2023年以降3年連続で1名ずつ合格しており、安定した実績を残しています。

私立難関大学｜GMARCHの現役合格状況の推移

2025年は過去4年間で最多の22名、着実に増加傾向

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
GMARCH	22名	15名	10名	27名
私立延べ合格者比	6.6%	3.6%	2.3%	4.9%

GMARCHへの合格者は、2025年に22名と大きく増加しました。2022年の27名には及びませんが、過去4年間で2番目に多い数字です。2023年の10名から2024年は15名、2025年は22名と、直近3年間で着実に増加傾向にあり、進学実績の向上が顕著に表れています。

私立中堅人気大学｜成成明学獨國武・日東駒専への現役合格状況の推移

日東駒専は安定的に30名前後、成成明学獨國武は減少傾向

成成明学獨國武

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
成成明学獨國武	8名	10名	9名	13名
私立延べ合格者比	2.4%	2.4%	2.1%	2.4%

日東駒専

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
日東駒専	35名	30名	29名	48名
私立延べ合格者比	10.5%	7.2%	6.7%	8.7%

成成明学獨國武への合格者は8～13名で推移していますが、やや減少傾向にあります。日東駒専への合格者は、2025年に35名と増加しました。2023年の29名から着実に増えており、中堅大学への進学実績が安定しています。

その他私立大学の現役合格状況の推移

文東立松玉武

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
文東立松玉武	34名	22名	29名	42名
私立延べ合格者比	10.2%	5.3%	6.7%	7.6%

大東亜帝国

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
大東亜帝国	60名	88名	69名	82名
私立延べ合格者比	18.0%	21.3%	15.8%	14.9%

四工大+農

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
四工大+農	13名	4名	5名	8名
私立延べ合格者比	3.9%	1.0%	1.1%	1.4%

女子大

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
女子大	16名	12名	30名	34名
私立延べ合格者比	4.8%	2.9%	6.9%	6.2%

芸術・スポーツ系

年度	2025年3月	2024年3月	2023年3月	2022年3月
芸術・スポーツ系	9名	10名	4名	20名
私立延べ合格者比	2.7%	2.4%	0.9%	3.6%

• 文東立松玉武への合格者は34名で、前年の22名から大きく増加しました。
• 大東亜帝国への合格者は60名で、前年の88名から減少しましたが、依然として一定の合格者を維持しています。
• 四工大+農への合格者は13名と、前年の4名から大幅に増加しており、理工系大学への志向性の高まりが顕著です。
• 女子大、芸術・スポーツ系大学志望者はやや減少傾向になっています。

都立富士森高校の3年間の教育・進路指導プログラム

都立富士森高校では、「受かる大学ではなく、行きたい大学に合格するために」を合言葉に、3年間を通じて体系的な進路指導を実施しています。

充実した学習環境

1. 土曜授業の実施

• 授業時数の充実
• 平日に7時間目を置かないことで、放課後の時間は部活動・自学自習等に集中できる

2. 充実した講習

• 長期休業中、発展的な内容や入試対策講座を数多く実施
• 2024年度は計56講座が開講され、のべ600名弱の生徒が参加

3. 整備された学習環境

• 放課後に行われる小論文講座
• 各教科担当の先生への個別質問
• 専用の自習室
• 学校内の様々な場所に学習スペースを設置

4. ワードカップ

• 全学年で「ワードカップ（学年一斉単語テスト）」を定期的に実施
• 英語力の基本となる単語量を増やすことを目的

5. CYODによるICT授業の促進

• CYOD（Choose Your Own Device）により、オンライン講習や課題配信
• 教員はSurface等を使用し、ICTを取り入れた授業の充実
• 本校ではSurface端末を導入

きめ細かい進路支援

1. 外部模擬試験を積極的に実施

• 1・2年次は4回、3年次は毎月実施
• 結果を個々に分析し、その生徒に合わせた進路指導

2. 「保護者と読もう！キャリアガイダンス」（進路だより）を定期的に発行

• 進路選択に欠かせない最新の情報が満載
• 大学受験の体験談や専門学校の選び方などの特集

3. 先輩の話を聞く会

• 志望校に合格した3年生から、部活動との両立の仕方や勉強方法を直接聞く
• 自分の受験への取り組みに役立てる

4. 進路ガイダンス

• 1・2年生は学期に1回、3年生は月に1回程度実施
• 1年生：自己理解・職業理解
• 2年生：学部・学科を選ぶための分野別ガイダンス
• 3年生：具体的な進路活動の進め方

5. 看護医療系対策

• 看護医療系進学を希望する生徒には、定期的に看護医療模試の受験指導
• 進路ガイダンスでは、大学・短大・専門学校の垣根を越え、看護医療系進学者のグループで実施

6. その他の支援

• インターンシップ
• 分野別大学説明会
• 上級学校見学会
• 保護者向け入試制度勉強会（全学年対象）
• 面接や小論文指導

充実した指定校推薦枠（令和6年度入試）

【大学系】 中央大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学、東京経済大学、東京農業大学、東京家政学院大学、神奈川大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学、武蔵野大学、大東文化大学、フェリス女学院大学、実践女子大学、相模女子大学、東京都市大学、東京工芸大学、日本体育大学 他

【看護系】 東京医療保健大学、杏林大学、東京家政大学、東京工科大学、駒沢女子大学、東京医療学院大学、東京純心大学、看護専門学校、東京都立多摩看護専門学校、慈恵第二看護専門学校、東京都立南多摩看護専門学校 他

「行きたい大学」への合格を全力サポート、GMARCH躍進の進学校

都立富士森高校は、「受かる大学ではなく、行きたい大学に合格するために」を合言葉に、生徒一人ひとりの「第一志望」実現を全力でサポートしています。

都立富士森高校の進学実績のポイント

• GMARCHへの合格者が躍進：2025年は22名で、前年比+7名の大幅増加
• 日東駒専に安定的に35名が合格：中堅大学への実績も充実
• 四工大+農13名：理工系大学への合格者が前年比+9名と大幅増
• 看護・医療・保育系に強い：大学・専門学校含め、例年40人前後が現役合格
• 約7割が4年制大学へ進学：2025年は66.2%が大学進学

充実した進路指導

• 土曜授業の実施で授業時数を確保
• 56講座の講習（2024年度、のべ600名弱参加）
• 専用自習室と学習スペースの整備
• ワードカップで英語力を強化
• CYODによるICT授業
• 外部模擬試験を積極的に実施（1・2年次4回、3年次毎月）
• 進路ガイダンスを定期的に実施
• 看護医療系対策も充実

過去4年間の推移から見る成長

GMARCHへの合格者が、2023年10名→2024年15名→2025年22名と着実に増加。日東駒専も2023年29名→2024年30名→2025年35名と増加傾向にあり、難関・中堅大学への合格実績が着実に向上しています。また、四工大+農への合格者が13名と大幅に増加し、理工系大学への進学実績も伸びています。

都立富士森高校は、看護・医療・保育系への進学に特に強く、専門学校を含めた多様な進路選択が可能です。充実した講習、きめ細かい進路指導、整備された学習環境で、生徒の夢の実現を全力で応援しています。

高校受験を検討されている方は、学校説明会や学校見学会に参加して、実際に富士森の教育現場を見学されることをおすすめします。「質実剛健、文武不岐」の校訓のもと、バランスの取れた教育と充実した進路指導が、お子様の将来の可能性を大きく広げてくれるでしょう。

この高校の先輩たちに続くなら、まずは“入試本番の傾向”を知ろう

進学実績に刺激を受けた今、次は“自分の番”です

＜参照元＞
ページ内の大学合格実績やデータは各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・富士森高校公式サイト　https://www.metro.ed.jp/fujimori-h/