【2025年最新】中高生・部活生のための制汗・消臭グッズ完全ガイド

はじめに：思春期の汗と体臭は自然な変化です

中高生は思春期に差し掛かることで、ホルモンの影響により汗や皮脂の分泌が増加します。それによって、これまで気にならなかった「汗のにおい」や「服のべたつき」が急に気になるようになります。特に運動部に所属する生徒は、練習や試合後の汗対策が欠かせません。

しかし、においや汗を「恥ずかしいもの」と思う必要はありません。これは体が大人へと成長している自然な証拠です。正しいケアを知って、自信を持って学校生活や部活動を楽しめるようになりましょう。

保護者の皆さまにとっても、お子さんの体の変化を理解し、適切にサポートするための知識として、このガイドをお役立てください。

どれを選べばいい？まずはシーン別おすすめ3選からチェック！

「朝の通学前にサッと使いたい」「部活後に汗を拭きたい」「夜のケアでしっかり対策したい」など、使用シーンによって選ぶべきアイテムは変わります。

まずは部活生によく使われている代表アイテムを3つご紹介します👇

使用シーン	商品名	画像	ECショップ	特徴	注意点
朝の通学・朝練前に	エージーデオ24 パウダースプレー		Amazon 楽天	ニオイ菌を殺菌。香り豊富。	強い噴射音と香りに注意
部活後に全身リフレッシュ	SEA BREEZE ボディシート		Amazon 楽天	メントール・冷却で夏に◎	冷感・乾燥肌に注意
夜の集中ケア	デオエース EXプラス		Amazon 楽天	敏感肌向け・高効果	高価格・ネット入手

気になるアイテムが見つかった方も、これから選びたい方も──
このあとは、思春期の汗のしくみやデオドラントの選び方、タイプごとの活用法などを順に紹介していきます。

いち早く商品ごとの特徴や使い方を詳しく知りたい方は、こちらから一覧をご覧いただけます。
👉 全15商品の詳しい紹介を見る

男子と女子の体臭の違いを理解しよう

体臭の主な原因は「汗」と「皮脂」ですが、男女でその特徴には違いがあります。

男子の特徴

男子は筋肉量の増加とともに皮脂分泌量が女子の約2倍に増える傾向があります。そのため汗の量が多く、皮脂の分泌も活発なため「酸っぱい汗臭さ」が目立ちやすくなります。特に激しい運動後は、汗臭や皮脂臭がより強く感じられやすい傾向があります。

女子の特徴

女子の場合、ホルモンバランスの変化により皮膚が敏感になることがあります。皮脂による「甘酸っぱいにおい」や「頭皮のにおい」が気になることが多く、生理周期と体臭の変化には関連性があります。また、シャンプーやスキンケア製品の残り香と自身の体臭が混ざり合って、独特のにおいが目立つこともあります。

におい方のタイミング

男子は運動後に一気ににおいが強くなることが多く、女子は夕方以降、疲れが出るタイミングでにおいや肌のべたつきを感じやすくなります。こうした性差を理解することで、それぞれに適したケア方法を選択できるようになります。

制汗・消臭グッズの基本知識

制汗剤とデオドラントの違い

• 制汗剤（Antiperspirant）：汗の分泌を抑えることが主な目的。アルミニウム塩などが汗腺にフタをして汗を減らします
• デオドラント（Deodorant）：汗のにおいを抑えることが主な目的。抗菌成分や香料でにおいの原因となる細菌を抑制します

汗が多い人は制汗剤、においが気になる人はデオドラント、両方気になる人は併用がおすすめです。多くの製品は両方の効果を兼ね備えていますが、自分の主な悩みに合わせて選ぶことが重要です。

効果的な使用の基本ルール

1. 清潔で乾いた肌に使う：お風呂上がりの清潔な肌に使うのが最も効果的
2. 汗をかく前に使う：予防効果を最大限に発揮できます
3. 適量を守る：多すぎる使用は肌荒れやかぶれの原因になるので注意
4. 肌への優しさも確認：低刺激、無香料、アルコールフリーなどの表示をチェック

汗をかいた後に使うと効果が半減する場合があるため、タイミングが重要です。

タイプ別制汗・消臭グッズの特徴とシーン別活用法

タイプ	メリット	デメリット	おすすめシーン
スプレー	手軽に広範囲に使える／爽快感がある	使用量が多くなりがち／白残りすることも	朝の準備、部活後のリフレッシュ
ロールオン	効果長持ち／コンパクトで携帯しやすい	乾くのに時間がかかる／肌への密着度が高いため刺激が出やすい	朝の外出前、入浴後の集中ケア
スティック	持続力が高い／ピンポイントで使える	肌との摩擦が強く負担になることも	忙しい朝、昼休み・放課後
クリーム	制汗効果が最も高い／肌に密着して落ちにくい	使用に手間がかかる／肌に合わないと荒れやすい	入浴後の特別ケア、大会前
シート	持ち運びに便利／その場でスッキリできる	根本的なにおい対策にはなりにくい	運動後、外出先でのリフレッシュ

スプレータイプ：朝の準備＆部活後のリフレッシュに最適

シーン別活用法

• 朝の準備時間：手が汚れずに素早く広範囲に使えるため、忙しい朝や練習前に便利です。制服を着る前に全身にサッと使用できます
• 部活後のリフレッシュ：メントール配合で清涼感が得られるものも多く、練習後の気分転換に最適です
• 注意点：更衣室では噴射音に注意が必要。屋外での使用がおすすめです

ロールオン・スティックタイプ：集中ケア＆持続効果重視

シーン別活用法

• 朝の外出前：肌に密着して有効成分をしっかり塗布でき、一日の基盤作りに効果的です
• 入浴後の集中ケア：清潔な肌に使用することで効果が長時間持続し、翌日の練習に備えられます
• 昼休み・放課後：コンパクトで部活バッグに入れやすく、ピンポイントでのケアに適しています
• 注意点：ロールオンは乾くまで時間が必要、スティックは優しく塗布することが大切です

クリームタイプ：特別ケア＆長時間持続効果

シーン別活用法

• 入浴後の特別ケア：お風呂上がりの清潔な状態で使用すると、睡眠中に有効成分がしっかり浸透します
• 大会前の集中ケア：成分が肌に高密着し、激しい運動でも流れ落ちにくいため、重要な日の前夜に最適です
• 注意点：使用後に手洗いが必要で、忙しい朝には不向きな場合があります

シートタイプ：運動後＆外出先での即効リフレッシュ

シーン別活用法

• 運動後のリセット：部活や体育後に汗とべたつきを素早く拭き取り、その後の制汗剤の効果を高めます
• 外出先でのリフレッシュ：シャワーを浴びられない状況で重宝し、清涼感で気分もリフレッシュできます
• 昼休みの部活前：午後の授業に向けて、さっぱりとした状態を作れます
• 注意点：根本的なにおい対策というより、一時的なリフレッシュ効果が中心です

タイプ別の制汗・消臭おすすめ商品15選

スプレータイプ

1. エージーデオ24 パウダースプレー

• 特徴： ニオイ菌を殺菌するIPMP配合、全身の汗とニオイを防ぐ、香りのバリエーション豊富
• 部活での活用法： 通学前や部活後のリフレッシュに最適。無香料から様々な香りまで選択肢が豊富で、気分に合わせて選べます。大容量タイプもあり、家族でシェアも可能です。
• 注意点： 強い噴射音と香りで教室使用は注意。屋外で使うのがおすすめです。

2. シーブリーズ デオ＆ウォーター

• 特徴： アクアティックな爽快感、瞬間冷却効果、メントール配合
• 部活での活用法： 朝の目覚まし代わりや汗ばむ季節のリフレッシュに最適。サッカー部や陸上部など屋外競技で、練習前後の体温調節にも効果的です。
• 注意点： アルコールが強めなので敏感肌は要注意。冷感が強いため、寒い季節は使用を控えめに。

3. 8×4 パウダースプレー

• 特徴： 手軽な価格で入手しやすい、全身に使える汎用性の高さ、さらさらパウダー配合
• 部活での活用法： 家に常備しやすく、全身に使える汎用性が高いため、初めて制汗剤を使う人にもおすすめ。部活バッグに常備して、必要な時にいつでも使用可能です。
• 注意点： 香りがやや長く残るので使う量には注意。制服への白残りを避けるため、適量使用を心がけましょう。

4. メンズビオレZ スプレータイプ

• 特徴： 男性向け強力処方、汗を止める力が強い、持続性に優れる
• 部活での活用法： 汗を止める力が強く、体育や部活前に使用すると効果的。筋トレ部、柔道部、ラグビー部など激しい運動をする男子におすすめです。
• 注意点： 肌に刺激を感じる場合があり、様子を見ながら使用。敏感肌の人はパッチテストを行ってから使用しましょう。

5. Ban シャワーデオドラント スプレー

• 特徴： シャワー感覚の爽快な使用感、速乾性、軽やかなつけ心地
• 部活での活用法： さっとひと吹きで爽快感を得られ、朝の時短ケアに最適。バスケ部やバレー部など室内競技で、練習中の休憩時間にも気軽に使えます。
• 注意点： 使いすぎると白浮きすることがある。適量を守って使用しましょう。

ロールオン・クリームタイプ

6. Ban 汗ブロックロールオン プレミアムラベル

• 特徴： 高い制汗効果、長時間持続、夜用集中ケア向け
• 部活での活用法： 夜の入浴後に使用すれば翌朝まで汗をしっかり抑えます。水泳部や長時間練習がある部活生に特におすすめです。
• 注意点： 肌が荒れやすい人は毎日使用を避けた方が無難。週に数回の使用から始めてみましょう。

7.デオエース EXプラス

• 特徴： アルコールフリーで肌に優しい医薬部外品。汗とニオイに多角的にアプローチ
• 部活での活用法：夜のお風呂上がりに塗って、翌日の部活中も汗とニオイを軽減。刺激が苦手な敏感肌の部活生におすすめ。
• 注意点： 効果が高いとの評判だが、その分費用も高めかつ海外製品のため入手はネットが主。初回は必ずパッチテストを。

8. エージーデオ24 デオドラントロールオンEX

• 特徴： 香りでごまかさない根本ケア、数日間効果持続、天然成分配合
• 部活での活用法： 香りでごまかさず、においの元を抑えたい人に。効果が数日持続するため、合宿や遠征時にも便利です。
• 注意点： 塗りすぎに注意。効果は徐々に現れるため、継続使用が重要です。

9. ビオレZ 薬用デオドラントロールオン

• 特徴： 速乾性、制汗・殺菌効果、肌に優しい処方
• 部活での活用法： 朝の通学前に使えば1日中快適。速乾で制服にも影響なく、忙しい朝でも手軽に使用できます。
• 注意点： 汗が多い人は夜のケアとの併用がおすすめ。単独使用では効果が不十分な場合があります。

10. デオナチュレ ソフトストーンW

• 特徴： 天然アルム石配合、無香料、白残りしにくい、コンパクトサイズ
• 部活での活用法： 持ち運びしやすく、放課後の塾前にもさっと使えます。無香料なので他の制汗剤との併用も可能です。
• 注意点： 強く押し付けると肌トラブルの原因になる。やさしく塗布することを心がけましょう。

シートタイプ

11. ビオレさらさらパウダーシート

• 特徴： パウダー配合でさらさら感持続、肌に優しい、大判サイズ
• 部活での活用法： 体育後や放課後の着替え時に重宝。さっぱり感とパウダーで持続性も期待でき、午後の授業も快適に過ごせます。
• 注意点： 粉っぽさが残るので、使用後の手洗い推奨。制服に白い粉が付かないよう注意しましょう。

12. SEA BREEZE ボディシート

• 特徴： 強力メントール配合、瞬間冷却効果、爽快感抜群
• 部活での活用法： 部活後に全身を拭いてクールダウン。特に夏場の屋外練習後には、体温を下げる効果も期待できます。
• 注意点： 冷感が強いため寒い季節や乾燥肌には不向き。使用後は保湿ケアも心がけましょう。

13. ギャツビー ボディペーパー

• 特徴： 男子の定番商品、厚手で丈夫、しっかりとした拭き取り感
• 部活での活用法： 男子の定番。部活前後・通学帰りにさっと使えます。厚手なので1枚で効率よく汗や汚れを拭き取れます。
• 注意点： 香りが強めなので周囲への配慮を。教室など密閉空間での使用は控えめに。

14. メンズビオレ ボディシート

• 特徴： 男子用として使いやすい、制汗・殺菌効果、適度な大きさ
• 部活での活用法： 男子用として使いやすく、制汗と殺菌効果で安心。昼休みの部活後にも手軽に使用できます。
• 注意点： 大判ではないため広範囲には複数枚必要。コスパを考慮して使用量を調整しましょう。

15. Agデオ24 メンズシート

• 特徴： におい対策重視、殺菌成分配合、男性向け処方
• 部活での活用法： におい対策に重点を置きたい男子に人気。放課後や休日の外出前にも便利で、デート前のケアにも最適です。
• 注意点： 肌の乾燥を感じる場合があり、保湿ケアも併用するとより効果的です。

自分に合った選び方（悩み別・コスパ比較）

悩み・条件	おすすめタイプ	おすすめ商品例
汗の量が多い	クリーム・ロールオン	デトランスα、Ban汗ブロック、デオナチュレ
においが強い	クリーム・ロールオン	ラヴィリン、ビオレZ、Agデオ24ロールオン
肌が弱い	シート・無香料タイプ	ビオレさらさらシート、無香料スプレー各種
外出先で使いたい	シート・スプレー	シーブリーズ、メンズビオレシート
とにかくコスパ重視	スプレー・シート	8×4、ギャツビー、SEA BREEZE

コスパを判断する基準

「コスパが良い」と評価される製品の共通点は、単に購入価格が安いだけでなく、以下の要素があります。

• 少量で長く使える：1回の使用量が少なく済む
• 効果が長時間持続：朝使って夜まで、または数日間効果が続く
• 使用あたりのコスト：高価でも長期間使えれば結果的に経済的

この観点から、初期費用が高くても結果的に経済的である場合があることを理解して選びましょう。

全アイテムまとめ｜制汗・消臭グッズ徹底比較（15商品一覧）

安全に使うための注意点（トラブル回避）

制汗・消臭グッズは手軽に使える反面、肌への影響には十分な注意が必要です。

パッチテストの実施

初めて使用する製品は目立たない部位（腕の内側など）でパッチテストを行い、肌に異常が出ないかを確認しましょう。特にアルコール成分や香料、アルミニウム塩が含まれる制汗剤は、人によってかぶれや炎症の原因になることがあります。

適切な使用方法の遵守

使用部位や回数は製品に記載されている注意書きを守ることが大切です。脇の下などは特にデリケートな部位なので、ゴシゴシこすったり、複数のアイテムを重ね使いするのは避けましょう。

肌トラブル時の対応

肌トラブルが起きた場合はすぐに使用を中止し、症状が治まらないときは皮膚科での受診をおすすめします。自己判断で使用を続けると、症状が悪化する可能性があります。

周囲への配慮

香りが強い製品は周囲に不快感を与える可能性もあるため、校則やTPOにも注意が必要です。特に学校では無香タイプを選ぶと安心です。密閉された空間では、香りの強い製品の使用を控えめにしましょう。

アルミニウム塩の安全性について

制汗剤に広く使われているアルミニウム塩について、一部で健康への懸念を示す声もありますが、現在の科学的データでは、適切な使用において健康への悪影響は確認されていません。ただし、敏感肌の人は刺激を感じる場合があるため、異常を感じたら使用を中止しましょう。

困ったら専門医に相談

日常の対策だけでは改善が見られない場合や、明らかに汗の量が多すぎる、においが強すぎると感じる場合には、専門の医療機関に相談することも選択肢のひとつです。

専門医への相談を検討すべき状況

1. 多汗症の可能性：「多汗症」は病気として治療が可能なこともあります。保険適用となる処方薬による治療が有効な場合があります。
2. ワキガ（腋臭症）の可能性：医師による診断を受け、薬や医療的処置によって大幅な改善が期待できます。
3. 精神的な負担が大きい場合：においの悩みが学校生活や友人関係に影響を与えている場合は、早めの相談が重要です。

医療機関での治療選択肢

最近では中高生向けにも配慮した制汗剤や処方薬の相談ができるクリニックも増えており、保護者と一緒に相談しやすい環境も整いつつあります。ボツリヌストキシン注入などの治療法は、1回の注射で4～6ヶ月の制汗効果が期待でき、学校や部活を休む必要がないため、中高生でも受けやすい治療法です。

気になる場合は、一人で悩まず、身近な大人や保健室の先生に相談してみましょう。

まとめ：自信を持って部活を楽しもう

汗やにおいに悩むのは、決して「自分だけ」ではありません。むしろ思春期を迎える中高生の多くが抱えている、ごく自然な悩みです。大切なのは、その悩みにしっかり向き合い、自分に合った対策を取ることです。

成功のポイント

1. 自分の悩みタイプに合った製品選び：汗の量かにおいか、または両方かを把握
2. 正しいタイミングでの使用：清潔で乾いた肌に、汗をかく前の予防が基本
3. 適量を守った継続使用：過剰使用は逆効果、継続することで効果を実感
4. 肌の状態への配慮：トラブルが起きたら使用を中止し、必要に応じて専門医に相談

今回ご紹介した制汗・消臭グッズは、日常の中で簡単に取り入れられるアイテムばかりです。商品の特長や使い方を理解して、正しく活用することで、部活も学校生活もぐっと快適になります。

自分に合ったケアを見つけて、自信を持って毎日を楽しみましょう。「汗をかく＝頑張った証」。そう思えるようになれば、あなたの青春はもっと輝きます。保護者の皆さまも、お子さんの成長を温かく見守り、必要な時にはサポートしてあげてください。