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【2025年度】都立国際高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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都立国際高校は、1989年に設立された都立高校唯一の国際学科を持つ高校です。海外からの帰国生徒や在京の外国人生徒が全校生徒の約3割を占め、その出身国は40カ国以上に上ります。2015年には公立高校で初めて国際バカロレア(IB)ディプロマプログラムの認定校となり、国際教育のパイオニアとしての地位を築いてきました。

本記事では、同校の2021年度から2025年度までの大学合格実績を詳しく紹介しています。2025年度は、GMARCH・国公立以上の延べ合格比率が59.1%に達し、合格実績の「中身」が年々充実してきていることが見えてきました。東京外国語大学8名(過去最多)、慶應義塾大学22名(+5名)、私立大学医学部に初の2名合格など、新たなトピックも生まれています。

さらに、海外大学への合格者は78名と他校にはない特徴も。国内大学と海外大学の両方で着実に実績を積み重ねている同校の「いま」をお伝えします。

目次

【2025年度】都立国際高校の最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)合格者分析

2025年度の最難関国公立大学への合格者は、現役・浪人あわせて合計1名でした。前年は東大1名・医学部2名の計3名と近年もっとも充実した年だっただけに、今年度は落ち着いた結果となりましたが、一橋大学に1名が現役合格を果たし、2年ぶりに文系最難関への合格者を送り出しています。

【2025年度】最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)合格者数と現役合格者前年比

スクロールできます
大学名現役(前年比)浪人合計卒業生に占める
現役合格者比率
東京大学0人(▲1人)0人0人0.0%
京都大学0人(±0人)0人0人0.0%
一橋大学1人(+1人)0人1人0.4%
東京科学大学
(旧東京工業大学)
0人(±0人)0人0人0.0%
国公立大学医学部0人(▲2人)0人0人0.0%
合計(医学部重複除く)1人(▲2人)0人1人0.4%

このレベルの大学群では年によって合格者数の波が出やすく、毎年コンスタントに合格者を出すこと自体が簡単ではありません。2024年度に東大合格、国公立医学部合格という大きな成果を残した翌年、一橋大学で合格者をつないだことは、最難関に挑み続ける生徒がいるという同校の底力を示しています。

2025年度のポイント

  • 一橋大学に1名が現役合格し、2年ぶりの合格者輩出となりました。一橋大学は2021年度にも2名が合格しており、文系最難関を志す生徒にとって手の届く目標であり続けています。
  • 前年に東大1名・医学部2名を出した反動もあり、2025年度は合計1名と少なめの年となりました。ただし、2024年度に同校として初の東大合格を実現できたことの意味は大きく、後輩にとっての大きな道しるべになっているはずです。
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都立国際高校の最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)の現役合格者数推移|2021年~2025年

経年推移表

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大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒
卒業人数(入学時定員)225人225人225人225人225人
東京大学0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)0人 (0.0%)
京都大学0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)
一橋大学2人 (0.9%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)
東京科学大学
(旧東工大)
1人 (0.4%)3人 (1.3%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)
国公立医学部0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)2人 (0.9%)0人 (0.0%)
合計3人 (1.3%)3人 (1.3%)1人 (0.4%)3人 (1.3%)1人 (0.4%)

()内の比率は、入学時定員225名を母数として算出しています。

経年推移から見えること

過去6年間の合計は0〜3名の範囲で推移しています。毎年1〜3名の合格者を出しており、国際教育を軸に据える同校から最難関国公立に挑戦し、結果を出す生徒が途切れずにいることが読み取れます。

  • 合格者が出る大学は年度ごとに異なり、2021年度は一橋2名+東京科学大1名、2022年度は東京科学大3名、2024年度は東大1名+医学部2名、2025年度は一橋1名という具合です。年度ごとに生徒の志望先や得意分野が反映された結果であり、さまざまな最難関大学への合格実績が少しずつ積み上がっています。
  • なかでも2024年度は東大1名+医学部2名の計3名と、「質」の面で大きな飛躍を見せた年でした。2025年度は一橋1名と少なめの年となりましたが、一橋合格者を2年ぶりに輩出しており、最難関へのチャレンジ精神はしっかり受け継がれています。
  • 一橋大学は6年間で計4名(2021年度2名・2023年度1名・2025年度1名)と、もっとも多くの年度で合格者を出している大学です。東京科学大学(旧東工大)も2021〜2022年度に計4名を送り出しており、文系・理系いずれのルートからも最難関への道がひらかれていることがわかります。
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【2025年度】都立国際高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数分析

2025年度の旧帝大(東大・京大を除く)への現役合格者は2名で、前年の9名からは少なめの年となりました。一方、TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)は現役2名+浪人1名の合計3名で、前年の1名からやや回復しています。旧帝大+TOCKYの合計は現役4名(前年10名)で、過去最多だった2024年度の翌年としては自然な揺り戻しといえる結果です。

【2025年度】旧帝大(東大・京大除く)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計卒業生に占める
現役合格者比率
北海道大学2人(▲5人)0人2人0.9%
東北大学0人(±0人)0人0人0.0%
名古屋大学0人(±0人)0人0人0.0%
大阪大学0人(▲1人)0人0人0.0%
九州大学0人(▲1人)0人0人0.0%
合計2人(▲7人)0人2人0.9%

【2025年度】TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計卒業生に占める
現役合格者比率
筑波大学1人(+1人)0人1人0.4%
お茶の水女子大学1人(+1人)0人1人0.4%
千葉大学0人(▲1人)1人1人0.0%
横浜国立大学0人(±0人)0人0人0.0%
神戸大学0人(±0人)0人0人0.0%
合計2人(+1人)1人3人0.9%

※入学時定員225名を母数として比率を算出しています。

2025年度のポイント

  • 北海道大学には2名が現役合格しました。前年の7名と比べると少なめですが、2021〜2023年度の2〜3名という水準に沿った結果です。2024年度の7名がむしろ突出した年だったことを踏まえると、安定して合格者を送り出し続けているといえます。
  • TOCKYでは筑波大学・お茶の水女子大学に各1名が合格し、前年ゼロからの回復を見せました。千葉大学も浪人1名を含めて合計1名を確保しており、TOCKY全体では前年より1名増の3名。旧帝大の減少をTOCKYがカバーした形です。
  • 2つの大学群を合わせた現浪合計は5名。2024年度の10名には及びませんが、2022年度(3名)を上回る水準であり、着実に実績を重ねてきたこれまでの流れは続いています。
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都立国際高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数推移|2021年~2025年

経年推移表(旧帝大)※東大・京大・医学部除く

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大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒
卒業人数
(入学時定員)
225人225人225人225人225人
北海道大学3人 (1.3%)2人 (0.9%)2人 (0.9%)7人 (3.1%)2人 (0.9%)
東北大学1人 (0.4%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)
名古屋大学0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)
大阪大学0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)0人 (0.0%)
九州大学0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)0人 (0.0%)
合計4人 (1.8%)2人 (0.9%)3人 (1.3%)9人 (4.0%)2人 (0.9%)

経年推移表(TOCKY)

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大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒
卒業人数
(入学時定員)
225人225人225人225人225人
筑波大学2人 (0.9%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)
お茶の水女子大学1人 (0.4%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)
千葉大学0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)1人 (0.4%)0人 (0.0%)
横浜国立大学0人 (0.0%)1人 (0.4%)1人 (0.4%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)
神戸大学0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)
合計3人 (1.3%)1人 (0.4%)3人 (1.3%)1人 (0.4%)2人 (0.9%)

()内の比率は、入学時定員225名を母数として算出しています。

経年推移から見えること

旧帝大では北海道大学が一貫して合格者を送り出しており、5年間の現役合格者累計16名のうち同大が占める割合はとても大きくなっています。2024年度の7名は突出した年でしたが、それ以外の年度も2〜3名をコンスタントに輩出しており、同校の生徒にとって北大は身近な目標のひとつになっているといえそうです。2024年度には大阪大学・九州大学にもそれぞれ1名が合格し、地理的に遠い旧帝大にも挑戦の幅が広がりました。

TOCKYでは、筑波大学とお茶の水女子大学がそれぞれ2021・2023・2025年度に合格者を出しているのが印象的です。どちらも隔年で合格者が出ており、これらの大学を志望する生徒が継続的にいることがうかがえます。横浜国立大学も2022〜2023年度に合格者を出しており、首都圏の有力国立大学への進学実績も着実に積み上がっています

2つのグループを合わせた現役合格者数は、2021年度以降は年間3〜10名の幅で推移しています。2024年度に合計10名と過去最多を記録した翌年、2025年度は4名と少なめの年になりましたが、毎年欠かさず合格者を出し続けていること自体が、同校の着実な歩みを示しています。学年ごとに得意分野や志望先が異なるなかで、難関国公立大学への挑戦が途切れていないのは心強いポイントです。

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【2025年度】都立国際高校の関東主要国公立大学合格者数分析

2025年度の関東主要国公立大学への現役合格者は12名で、前年とまったく同数でした。東京外国語大学が8名(+1名)で過去最多を更新し、同校の関東国公立実績をけん引しています。また、東京海洋大学に初めての合格者が出たことも新しいトピックです。

【2025年度】関東主要国公立大学合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計卒業生に占める
現役合格者比率
茨城大学0人(±0人)0人0人0.0%
宇都宮大学0人(±0人)0人0人0.0%
群馬大学0人(±0人)0人0人0.0%
埼玉大学0人(±0人)0人0人0.0%
東京藝術大学1人(±0人)0人1人0.4%
電気通信大学0人(±0人)0人0人0.0%
東京科学大学
(旧医科歯科大)
0人(±0人)0人0人0.0%
東京外国語大学8人(+1人)0人8人3.6%
東京学芸大学0人(▲1人)0人0人0.0%
東京農工大学1人(±0人)0人1人0.4%
東京海洋大学1人(+1人)0人1人0.4%
東京都立大学1人(▲1人)0人1人0.4%
横浜市立大学0人(±0人)0人0人0.0%
関東主要国公立大学 合計12人(±0人)0人12人5.3%

※入学時定員225名を母数として比率を算出しています。

合計12名のうち東京外国語大学が8名と全体の約67%を占めています。国際学科を持つ同校で培われた語学力や異文化理解が、東京外国語大学との相性のよさにつながっていると考えられます。それ以外にも、東京藝術大学・東京農工大学・東京海洋大学・東京都立大学に各1名ずつ合格しており、生徒一人ひとりの志望に応じた多彩な進路選択が実現しています。

2025年度のポイント

  • 東京外国語大学が8名で過去6年間の最多を更新しました。2021年度の2名から年々合格者を伸ばし、ここ3年間は7〜9名の水準が定着しています。国際高校ならではの学びが、もっとも直接的に実を結んでいる進学先です。
  • 東京海洋大学に初の合格者(1名)が出ました。これまで6年間にわたり合格者がいなかった大学への合格は、生徒の進路選択の幅がさらに広がっていることを感じさせます。
  • 合計12名は前年と同数で、2023年度以降は3年連続で12〜13名が続いています。安定した水準を維持しながら、東京外国語大学を中心に周辺の国公立大学にも毎年合格者を出すという流れが定着してきました。
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都立国際高校の関東主要国公立大学の現役合格者数推移|2021年~2025年

経年推移表

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大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒
卒業人数
(入学時定員)
225人225人225人225人225人
茨城大学0人0人0人0人0人
宇都宮大学0人0人0人0人0人
群馬大学0人0人0人0人0人
埼玉大学0人0人1人0人0人
東京藝術大学1人0人0人1人1人
電気通信大学0人0人0人0人0人
東京科学大学(旧医科歯科大)0人0人0人0人0人
東京外国語大学2人 (0.9%)5人 (2.2%)9人 (4.0%)7人 (3.1%)8人 (3.6%)
東京学芸大学1人0人0人1人0人
東京農工大学0人1人1人1人1人
東京海洋大学0人0人0人0人1人
東京都立大学3人 (1.3%)0人2人 (0.9%)2人 (0.9%)1人 (0.4%)
横浜市立大学0人2人 (0.9%)0人0人0人
合計7人 (3.1%)8人 (3.6%)13人 (5.8%)12人 (5.3%)12人 (5.3%)

()内の比率は、入学時定員225名を母数として算出しています。複数年にわたり0人の大学は比率表記を省略しています。

経年推移から見えること

このセクションでもっとも目を引くのは、東京外国語大学への合格者が年々着実に増えてきたことです。2021年度の2名をスタートに、5名→9名→7名→8名と推移し、ここ3年は7名以上で安定しています。関東主要国公立の合計に占める割合も年々高まり、2025年度は67%に。国際高校の学びがもっとも自然につながる大学として、多くの生徒が目標に掲げ、結果を出してきた積み重ねが数字に表れています。

東外大以外では、東京農工大学が2022年度から4年連続で毎年1名ずつ合格を出しており、理系分野で着実に結果を残しています。東京藝術大学も2021・2024・2025年度に合格者を輩出しており、芸術分野への進路も同校の特色のひとつです。東京都立大学は2021年度の3名をピークに、その後は1〜2名で推移しています。

合計の推移を見ると、2021年度の7名から2023年度の13名まで伸び、2023〜2025年度は12〜13名で安定フェーズに入っています。東京外国語大学を中心に、藝大・農工大・都立大など専門性の異なる大学にも合格者が広がっており、生徒の多様な興味・関心がそのまま進路として実現している姿が見えてきます。

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都立国際高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比の推移

経年推移表

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大学群2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒
卒業人数
(入学時定員)
225人225人225人225人225人
東京一科医3人 (1.3%)3人 (1.3%)1人 (0.4%)3人 (1.3%)1人 (0.4%)
旧帝大(医除く)4人 (1.8%)2人 (0.9%)3人 (1.3%)9人 (4.0%)2人 (0.9%)
TOCKY(医除く)3人 (1.3%)1人 (0.4%)3人 (1.3%)1人 (0.4%)2人 (0.9%)
関東国公立(医除く)7人 (3.1%)8人 (3.6%)13人 (5.8%)12人 (5.3%)12人 (5.3%)
地方国公立(医除く)5人 (2.2%)6人 (2.7%)6人 (2.7%)6人 (2.7%)4人 (1.8%)
国公立合計22人 (9.8%)20人 (8.9%)26人 (11.6%)31人 (13.8%)21人 (9.3%)

()内の比率は、入学時定員225名を母数として算出しています。

経年推移から見えること

2025年度の国公立大学合格者は合計21名(現役合格率9.3%)でした。過去最多だった前年の31名(13.8%)からは少なめの年となりましたが、2021〜2022年度の20〜22名という水準と同程度であり、国公立への進学実績そのものは維持されています。

  • もっとも安定しているのは関東国公立で、2023年度以降は3年連続で12〜13名を維持しています。これは国公立合計の半数以上を占めており、東京外国語大学を中心とした関東圏の国公立大学が、同校の国公立実績の屋台骨になっています。国際高校で身につけた語学力や国際的な視野を活かせる進学先として、生徒にとって自然な選択肢になっていることがうかがえます。
  • 前年比で大きく動いたのは旧帝大で、2024年度の9名(北海道大7名を含む)から2025年度は2名に。地方国公立も6名→4名(▲2名)と減少しました。いずれも2024年度が近年で飛び抜けた年だったため、学年ごとの志望傾向の違いが反映された結果です。TOCKYは1名→2名と微増しており、グループごとに異なる動きが出た1年でした。
  • 5年間を通して見ると、国公立合格者のボリュームゾーンは「関東国公立+地方国公立」で、毎年12〜19名の合格者を出しています。東京一科医や旧帝大は年度によって1〜12名の振れ幅がありますが、関東国公立の安定感がそれを下支えし、全体として毎年20名前後の国公立合格者を送り出す力が定着してきました。
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【2025年度】都立国際高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者数分析

2025年度の早慶上理+私立医学部への合格者は、現役99名+浪人3名の合計102名でした。前年の現役123名からは▲24名となりましたが、慶應義塾大学が22名(+5名)で過去5年間で2番目に多い実績を残し、私立大学医学部にも2名が初めて合格するなど、新たな成果も見られた年です。

【2025年度】最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計私立合格
総数比
早稲田大学28人(▲13人)3人31人5.5%
慶應義塾大学22人(+5人)0人22人4.3%
上智大学44人(▲21人)0人44人8.6%
東京理科大学3人(+3人)0人3人0.6%
私立大学医学部2人(+2人)0人2人0.4%
合計(医学部重複除く)99人(▲24人)3人102人19.4%

※比率は私立大学の延べ合格数(現役510名)を母数として算出しています。

上智大学が44名で引き続き最多ですが、前年の65名からは▲21名と少なめの年に。早稲田大学も28名(▲13名)と減少しました。一方で、慶應義塾大学は22名と前年から5名増えており、早慶上理のなかで唯一合格者を伸ばしています。東京理科大学も前年の0名から3名に回復し、私立大学医学部には同校として初めて2名の合格者が出ました。

2025年度のポイント

  • 慶應義塾大学が22名(+5名)で、2022年度の32名に次ぐ好実績となりました。上智・早稲田が少なめだったなかで慶應が伸びたことで、合格先のバランスに変化が見られます。国際高校の生徒の実力が慶應の多様な学部で評価された結果ともいえそうです。
  • 私立大学医学部に2名が合格しました。過去5年間ゼロが続いていたなかでの初合格で、理系分野への新たな進路が切りひらかれたことを示す注目のトピックです。東京理科大学も3名と復活しており、理系志望の生徒の活躍が光ります。
  • 私立大学の延べ合格数は510名(前年682名、▲172名)で、ひとりあたりの合格数は3.0校から2.3校になりました。一方、早慶上理+医学部が占める比率は19.4%で前年の18.0%より上昇しており、合格の「中身」は上位校に寄る形となっています。
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都立国際高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移

経年推移表

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大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒
私立延べ合格数497人643人647人682人510人
ひとりあたり合格数2.2校2.9校2.9校3.0校2.3校
早稲田大学25人 (5.0%)51人 (7.9%)34人 (5.3%)41人 (6.0%)28人 (5.5%)
慶應義塾大学16人 (3.2%)32人 (5.0%)18人 (2.8%)17人 (2.5%)22人 (4.3%)
上智大学41人 (8.2%)84人 (13.1%)55人 (8.5%)65人 (9.5%)44人 (8.6%)
東京理科大学2人 (0.4%)7人 (1.1%)8人 (1.2%)0人 (0.0%)3人 (0.6%)
私立大学医学部(慶医除く)0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)2人 (0.4%)
合計84人 (16.9%)174人 (27.1%)115人 (17.8%)123人 (18.0%)99人 (19.4%)

()内の比率は、私立大学の延べ合格数(現役)を母数として算出しています。

経年推移から見えること

5年間を通じて、上智大学が一貫して最多の合格者を輩出しているのが同校の大きな特徴です。41名→84名→55名→65名→44名と年度ごとに波はありますが、どの年度でも早慶上理のなかでトップ。国際色の強い学部構成を持つ上智大学と、国際高校の学びとの親和性の高さが、毎年の合格実績にあらわれています。

2025年度に私立医学部2名・東京理科大3名と理系分野で計5名の合格者が出たことも見逃せません。東京理科大は前年ゼロからの復活、私立医学部は初の合格者です。国際教育を軸としながらも、理系への進路がひらけてきたことは、後輩にとっても心強い実績です。

早稲田大学は25〜51名の幅で推移し、2022年度の51名がもっとも多い年でした。2025年度は28名と少なめですが、5年間の平均は約36名。慶應義塾大学は16〜32名で推移し、2025年度は22名と2022年度に次ぐ水準を記録しています。早慶合わせて年間40〜83名の合格者を出し続けていることは、同校の進学実績の厚みを示しています。

2022年度の174名は突出したピークで、上智84名・早稲田51名・慶應32名と3校すべてが高水準を記録した年でした。その後は115名→123名→99名と落ち着いていますが、比率ベースで見ると16.9%→19.4%とむしろ上昇傾向にあり、私立合格全体に占める早慶上理の存在感は年々高まっています。

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【2025年度】都立国際高校のGMARCH合格者数分析

2025年度のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)への合格者は、現役158名+浪人2名の合計160名でした。前年の現役190名からは▲32名となりましたが、私立延べ合格数に占めるGMARCHの比率は31.0%で過去最高を記録。私立合格全体のなかでGMARCHクラスの大学が占める比率が上がっており、合格の「質」が高まっていることがわかります。

【2025年度】GMARCH合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計私立合格
総数比
学習院大学10人(±0人)0人10人2.0%
明治大学34人(▲11人)0人34人6.7%
青山学院大学41人(▲2人)0人41人8.0%
立教大学38人(▲8人)0人38人7.5%
中央大学18人(▲1人)1人19人3.5%
法政大学17人(▲10人)1人18人3.3%
合計158人(▲32人)2人160人31.0%

※比率は私立大学の延べ合格数(現役510名)を母数として算出しています。

青山学院大学が41名で最多となり、立教大学38名、明治大学34名がそれに続きます。前年と比べると明治(▲11名)・法政(▲10名)・立教(▲8名)の減少幅が大きい一方、青山学院大学は▲2名とほぼ横ばいを維持学習院大学も10名で前年と同数でした。

2025年度のポイント

  • 青山学院大学が41名でGMARCH内トップに立ちました。前年は明治・立教が40名台半ばで並んでいましたが、2025年度は青学がもっとも多い合格者を輩出。国際色の強い学部を持つ青学との相性のよさが感じられます。
  • 法政大学が17名(▲10名)、明治大学が34名(▲11名)と大きく減少しました。一方で学習院・中央はほぼ前年並みを維持しており、減少は一部の大学に集中した形です。
  • GMARCH全体の比率は31.0%で過去最高を更新。実数では158名と少なめの年でしたが、私立延べ合格数全体が減少したなかでGMARCH以上の合格者は相対的に減少幅が小さく、上位校の比重が増す結果となりました。
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都立国際高校のGMARCHの現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移

経年推移表

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大学名2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒
私立延べ合格数497人643人647人682人510人
学習院大学5人 (1.0%)6人 (0.9%)5人 (0.8%)10人 (1.5%)10人 (2.0%)
明治大学7人 (1.4%)39人 (6.1%)44人 (6.8%)45人 (6.6%)34人 (6.7%)
青山学院大学24人 (4.8%)37人 (5.8%)28人 (4.3%)43人 (6.3%)41人 (8.0%)
立教大学22人 (4.4%)59人 (9.2%)62人 (9.6%)46人 (6.7%)38人 (7.5%)
中央大学17人 (3.4%)19人 (3.0%)29人 (4.5%)19人 (2.8%)18人 (3.5%)
法政大学21人 (4.2%)29人 (4.5%)18人 (2.8%)27人 (4.0%)17人 (3.3%)
合計96人 (19.3%)189人 (29.4%)186人 (28.7%)190人 (27.9%)158人 (31.0%)

()内の比率は、私立大学の延べ合格数(現役)を母数として算出しています。

経年推移から見えること

5年間の推移を見ると、2021年度の96名から2022年度に189名へ大きく伸び、その後は186名→190名→158名と推移しています。2025年度は158名とやや少なめの年でしたが、比率ベースでは19.3%→31.0%と着実に上昇しており、私立合格全体のなかでGMARCHが占める比重は年々高まっています。

合計の実数は年度によって波がありますが、比率でみると一貫して上昇トレンド(19.3%→29.4%→28.7%→27.9%→31.0%)をたどっています。これは、同校の生徒がGMARCH以上の大学に確実に合格する力をつけてきていることの表れといえます。

大学ごとに「強い年」が入れ替わっているのが特徴的です。2022〜2023年度は立教大学が59名・62名とGMARCH内でトップでしたが、2024年度は明治45名・青学43名がリードし、2025年度は青学41名が最多に。年度によって合格の集まる大学が変わるのは、生徒の志望先の多様さを反映しています。

学習院大学は2024〜2025年度に10名で安定しています。2021〜2023年度の5〜6名から一段上がった水準であり、着実に合格者が増えてきました。青山学院大学も直近3年は28名→43名→41名と安定感があり、国際系の学びとの相性のよさが継続的な実績につながっています。

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都立国際高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移

経年推移表

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大学群2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒
私立延べ合格数497人643人647人682人510人
ひとりあたり合格数2.2校2.9校2.9校3.0校2.3校
早稲田・慶應41人 (8.2%)83人 (12.9%)52人 (8.0%)58人 (8.5%)50人 (9.8%)
上智・東京理科43人 (8.7%)91人 (14.2%)63人 (9.7%)65人 (9.5%)47人 (9.2%)
私立医学部0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)0人 (0.0%)2人 (0.4%)
GMARCH96人 (19.3%)189人 (29.4%)186人 (28.7%)190人 (27.9%)158人 (31.0%)
成成明学國武17人 (3.4%)38人 (5.9%)43人 (6.6%)52人 (7.6%)38人 (7.5%)
四工大+東農7人 (1.4%)5人 (0.8%)9人 (1.4%)4人 (0.6%)2人 (0.4%)
日東駒専14人 (2.8%)45人 (7.0%)34人 (5.3%)85人 (12.5%)35人 (6.9%)
その他279人 (56.1%)192人 (29.9%)260人 (40.2%)228人 (33.4%)178人 (34.9%)
合計497人643人647人682人510人

()内の比率は、私立大学の延べ合格数(現役)を母数として算出しています。

経年推移から見えること

2025年度の私立大学延べ合格数は510名、ひとりあたり2.3校でした。前年の682名・3.0校と比べると少なめの年ですが、注目すべきは合格者の「中身」が上位校に寄っていること。GMARCH以上(早慶+上智理科+医学部+GMARCH)の合計は257名で、延べ合格数に占める比率は50.4%と過去最高を記録しました。合格者の2人に1人以上がGMARCH以上の大学に合格していることになり、私立進学の質がこの5年間で着実に高まってきていることが読み取れます。

5年間の全体的な流れとして、「その他」の比率が56.1%(2021年度)→34.9%(2025年度)と大きく下がっていることが目を引きます。これは、名前の通った大学群への合格者が増え、合格実績の内容が充実してきていることの表れです。私立医学部に初の合格者が出たことも含め、同校の卒業生が目指す進路の幅と質が年々広がってきているといえそうです。

GMARCH比率31.0%は5年間で最高です。実数では158名と少なめでしたが、比率では2021年度の19.3%から一貫して上昇を続けており、同校の生徒がGMARCH以上の大学にしっかり合格する力をつけてきていることがわかります。早慶の比率も9.8%で前年の8.5%から上がっており、上位校の存在感は年々増しています。

日東駒専は35名(前年85名、▲50名)と大きく減少しました。ただし、前年の85名は5年間で突出した数字で、2022年度の45名や2023年度の34名と比べると、今年度はおおむね平年並みの水準に戻った形です。成成明学國武も52名→38名と減少しましたが、比率は7.5%で前年の7.6%とほぼ同水準を保っています。

国際教育の学びが進路に直結する学校――都立国際高校の大学合格実績を振り返る

延べ合格数の推移(国公立・私立・海外大学)

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区分大学群2021.3卒2022.3卒2023.3卒2024.3卒2025.3卒
国公立卒業生数225人225人225人225人225人
延べ合格人数519人663人673人713人531人
東京一科医3人3人1人3人1人
旧帝大(医除く)4人2人3人9人2人
TOCKY(医除く)3人1人3人1人2人
私立早慶医41人83人52人58人50人
上智理科43人91人63人65人47人
GMARCH96人189人186人190人158人
海外大学154人72人73人110人78人
GMARCH・国公立以上 延べ合格比率42.2%63.5%55.0%55.5%59.1%

2025年度の都立国際高校は、延べ合格数531名(前年713名)と全体の数字としては少なめの年となりました。ただし、合格実績の「中身」に目を向けると、GMARCH・国公立以上の比率は59.1%で前年の55.5%から上昇しており、上位校への合格比重が増す結果となっています。

国公立大学は合計21名(前年31名)で、東京外国語大学8名(過去最多)を中心に関東圏の国公立が12名と安定した実績を残しました。最難関の東京一科医では一橋大学に1名が合格し、旧帝大では北海道大学に2名。前年に東大1名・医学部2名・北大7名と近年もっとも充実した年を記録した直後の学年としては、落ち着いた結果となりましたが、難関国公立への挑戦が途切れていないことは確かです。

私立大学では、早慶上理に現役99名が合格。なかでも慶應義塾大学は22名(+5名)と前年を上回り、東京理科大学も0名→3名に回復しました。さらに、過去5年間ゼロだった私立大学医学部に初めて2名が合格したことは、同校の新たな一歩として注目に値します。GMARCHは158名と実数ではやや少なめでしたが、比率31.0%は過去最高を更新。上智大学44名を筆頭に、青山学院大学41名、立教大学38名と、国際色の強い大学を中心に合格者を送り出しています。

そして、都立国際高校の進学実績を語るうえで欠かせないのが海外大学への合格実績です。同校は都立高校唯一の国際学科を擁し、国際バカロレア(IB)ディプロマプログラムの認定校でもあります。在京外国人枠や帰国生枠での受け入れもあり、全校生徒の約3割が海外にルーツを持つという、他の都立普通科高校とは大きく異なる環境です。

こうした背景を反映して、2025年度は海外大学に78名が合格。前年の110名よりはやや落ち着いたものの、多数の海外大学者を輩出しています。国内大学と海外大学の「二本柱」で進路を切りひらく同校の姿がはっきり見えてきました。

5年間を振り返ると、同校の進学実績には2つの大きな流れがあります。ひとつは、国内の上位校への合格比率が着実に高まっていること。GMARCH・国公立以上の延べ合格比率は2021年度の42.2%から2025年度の59.1%まで上昇しました。もうひとつは、海外大学への合格者が100名規模で安定してきたこと。国際教育で培った語学力・多文化理解・探究的な学びが、国内外の大学で評価される形で進路につながっています。国際高校の学びがそのまま進路選択の幅広さに直結している――それが、この5年間のデータから浮かび上がる同校の姿です。


<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・国際高校公式サイト https://kokusai-h.metro.ed.jp/

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