都立杉並総合高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

都立杉並総合高校は、「志を世界に繋ごう」をスローガンに掲げ、自己実現・国際人・生涯学習を目指す総合学科高校です。平成16年(2004年)に開校し、平成24年(2012年)には都立高校で2校目となるユネスコスクールに認定されました。オーストラリア・台湾・韓国に姉妹校を持ち、海外学校間交流推進校として積極的な国際交流を展開しています。

総合学科ならではの多彩な選択科目から「自分だけの時間割」を作成でき、都立高校で初めての取り組みとして中国語・韓国語を第二外国語として1年次に必履修科目にしています。3年次の課題研究では自ら設定したテーマについて論文を作成・発表し、プレゼンテーション力を高めます。本記事では、杉並総合高校の偏差値・倍率から進学実績、部活動、校風まで、中学生とその保護者の方が知りたい情報を詳しくご紹介します。

目次

都立杉並総合高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

都立杉並総合高校の偏差値は、情報提供機関によって以下のように示されています。

  • みんなの高校情報:50
  • 市進教育グループ(80%合格基準):44
  • V模擬(60%合格基準):43

偏差値43~50の範囲となっており、中堅レベルの学力で合格を目指せる高校です。

入試倍率

過去3年間の入試倍率は以下の通りです。

スクロールできます
年度校長会調査時推薦応募一般応募一般最終応募受検合格
2025年1.41倍3.17倍1.79倍1.69倍1.59倍1.56倍
2024年1.32倍2.97倍1.76倍1.66倍1.54倍1.51倍
2023年0.92倍2.21倍1.22倍1.23倍1.15倍1.09倍

ポイント:

  • 推薦入試は約2.2~3.2倍の倍率で推移しており、高めの競争率となっています
  • 一般入試は2023年の1.09倍から2024年1.51倍、2025年1.56倍と、年々上昇傾向にあります
  • 2024年度から男女合同定員化が実施され、東京都の私立高校授業料無償化の影響もあり、都立高校全体の倍率に変化が見られています

2023年までは比較的入りやすい状況でしたが、2024年・2025年は人気が高まっており、しっかりとした受験対策が必要です。

都立高校入試では「共通問題」と呼ばれる全校共通の筆記試験が実施されます。
この高校を本気で目指すなら、まずはその出題傾向を知ることが合格への近道です。

2019年~2025年(昨年度)の全教科の問題を掲載し、すべての問題にわかりやすい解説つき
各教科の出題傾向と対策、公立高校合格のめやす、選抜のしくみ、入試情勢など、受験に役立つ情報が1冊にまとめられています
※リスニング音源は出版社ホームページで聴くことができます。

👉【2026年度入試対応】都立高校共通問題の過去問はこちら

👉【2026年度入試対応】併願校探しや優遇基準の確認はこちら

都立杉並総合高校の歴史と伝統

開校の経緯

都立杉並総合高校は、平成16年(2004年)4月1日に東京都立杉並総合高等学校として開校しました。2025年で開校22年目を迎える総合学科高校です。

平成14年4月に東京都立杉並地区総合学科(仮称)高等学校開設準備担当校長として内田和博氏が就任し、開設準備が始まりました。平成15年10月に東京都条例により東京都立杉並総合高等学校の設置が認可され、平成16年4月に初代校長・内田和博氏のもと開校し、第1回入学式を挙行しました(男子61名、女子179名、計240名)。

ユネスコスクール認定

平成24年(2012年)10月15日に、ユネスコスクールに認定されました。都立の高等学校・中等教育学校では2校目のユネスコスクールとなります。

ユネスコスクールは1953年に国連のユネスコ憲章に示された理念を学校現場で実践するため、国際理解教育の実験的な試みを比較研究し、調整する共同体として発足したものです。日本国内では、2012年9月現在、幼稚園から大学まで489校、うち高等学校は79校(中高一貫校は除く)がユネスコスクールに認定されています。

平成24年12月25日には、杉並区ユネスコ協会より多くの方にいらしていただき、本校体育館においてユネスコスクールプレート贈呈式が行われました。

国際交流の歴史

オーストラリア・フォートストリート高等学校

  • 平成14年7月:姉妹校提携の合意
  • 平成16年3月:姉妹校締結調印式
  • 以降、隔年でホームステイ交流を継続

台湾・内思高級工業職業学校

  • 平成28年5月:姉妹校提携調印式

韓国・美林女子情報科学高等学校

  • 平成29年12月:姉妹校提携調印式

校名の由来と校章

校章は、学校所在地である杉並区と総合高校のイニシャルである「S」をモチーフとしています。

2つの「S」を組み合わせることにより、地域と学校が連携して生徒を育成し、生徒が地域から巣立ち、世界に向かって大きく伸びていく様子を表現しています。合わせて、限りない真理への探究心の象徴として、果てしなく広がる宇宙をイメージしています。

デザイン: 秋田寛氏(東京造形大学助教授・当時)

校歌

校歌は、初代校長の内田和博氏が作詞、東京芸術大学教授の佐藤眞氏が作曲した、杉並の地を歌った楽曲です。「さくら花咲く並木道 清く流れる神田川」「夢を心に強く抱き 未来へ大きく羽ばたこう」という歌詞に、生徒たちの未来への飛翔を願う思いが込められています。

主な歩み

  • 平成14年(2002年):開設準備開始
  • 平成16年(2004年):開校、第1回入学式挙行
  • 平成16年11月:開校記念式典挙行
  • 平成16年12月:第1回オーストラリアでホームステイ実施
  • 平成19年(2007年):第1回卒業証書授与式挙行
  • 平成24年(2012年):ユネスコスクールに認定
  • 平成25年(2013年):創立10周年記念式典挙行
  • 平成28年(2016年):内思高級工業職業学校(台湾)と姉妹校提携
  • 平成29年(2017年):美林女子情報科学高等学校(韓国)と姉妹校提携

開校以来、国際交流を積極的に推進し、ユネスコスクールとして世界中の学校と交流を続けています。

都立杉並総合高校の立地と最寄り駅、周辺環境

所在地とアクセス

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次