【2025年】都立両国高等学校・附属中学校の進路・大学進学実績(国公立・私立)

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着実に伸びる進学実績!「チーム両国」が支える第一志望実現

都立両国高等学校・附属中学校は、東京都墨田区に位置する公立の中高一貫校です。平成18年(2006年)に附属中学校が設置され、伝統ある都立両国高校と一体となった6年間一貫教育を展開しています。

校訓「自律自修」のもと、「第一志望大学への進路実現」を掲げ、予備校に頼らない手厚い学習指導で着実に進学実績を伸ばしています。特に国公立大学への現役進学率の高さは全都立高校の中でもトップクラスで、例年卒業生の3人に1人前後が現役で国公立大学に進学しています。

「基礎基本の充実」と「発展的教育活動の展開」を両輪とした教育により、難関大学への高い合格率を実現。保護者と学校が連携して生徒を支える「チーム両国」の進路指導が特徴です。

注記:2022年度より高校受験による入学が停止となったため、2025年3月卒業生(延べ合格者434名)は附属中学からの内部進学生のみとなり、例年より合格者数が減少していると想定されます。


目次

都立両国高等学校・附属中学校現役生の大学合格状況|2025年3月卒

2025年3月の国公立・私立大学延べ合格人数は434名となっています。国公立大学への合格者は39名(全体の9.0%)、私立大学への延べ合格者数は395名(91.0%)となっています。


都立両国高等学校・附属中学校の国公立大学の現役合格状況

最難関大学|東京一科+医学部医学科への合格状況

東京大学7名をはじめ、最難関国立大学に13名が合格

大学名合格者数前年比
東京大学7名-1名
京都大学1名±0名
一橋大学1名+1名
東京科学大学(旧東工大+旧東京医科歯科)3名
(旧東工2、旧医科歯科1)
+1名
国公立医学部医学科1名-3名
合計13名-2名

2025年3月卒業生のうち、13名が最難関国立大学群に合格しました。東京大学には7名が合格し、前年より1名減少しましたが、卒業生数が大幅に減少(中学入学のみだと定員120人)したことを考えると、高い水準を維持しています。

京都大学にも1名が合格し、一橋大学には1名が進学を決めました。2024年に東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して誕生した東京科学大学には3名が合格しています。

難関大学|旧帝大(東大・京大除く)への合格状況

旧帝大にも5名が合格!多様な進路選択

大学名合格者数前年比
北海道大学1名+1名
東北大学1名-1名
名古屋大学2名+1名
大阪大学1名+1名
九州大学0名-1名
合計5名+1名

東京大学・京都大学を除く旧帝国大学への合格者は5名となりました。前年比+1人(卒業生数が減少したことを考えると実質大幅増加)となっており、全国の難関国立大学への進学実績を示しています。

準難関大学|TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横国)への合格状況

千葉大学を中心に9名が合格

大学名合格者数前年比
筑波大学2名-1名
お茶の水女子大学0名±0名
千葉大学7名-1名
神戸大学0名-2名
横浜国立大学0名-2名
合計9名-6名

TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立大学)への合格者は9名となりました。千葉大学への合格者が7名と最も多く、地元墨田区からもアクセスの良い千葉大学が人気であることがわかります。

関東圏国公立の合格状況

関東圏の国公立大学に8名が合格

関東圏の主要国公立大学(医学部除く)への合格者は8名となりました。東京外国語大学2名、東京海洋大学2名、東京都立大学2名など、多様な進路選択がなされています。

その他国公立の合格状況

その他の国公立大学(医学部除く)への合格者は4名となりました。


都立両国高等学校・附属中学校の私立大学の合格状況|2025年3月卒

私立最難関大学|早慶上理医への現役合格状況

早慶に計61名が合格!上智・理科大も含め117名

大学名合格者数前年比
早稲田大学45名+2名
慶應義塾大学(医学部除く)16名+1名
私立医学部1名±0名
早慶医 合計62名+3名
上智大学25名+12名
東京理科大学30名-3名
上智・理科・ICU 合計55名+9名

私立最難関の早慶への合格者数は計62名(早稲田45名、慶應16名、私立医1名)となり、前年より3名増加しました。卒業生数が減少する中で合格者数が増えたことは、高い学力水準を示しています。

上智・東京理科を含めた「上智・理科・ICU」グループへの合格者は55名となりました。特に上智大学への合格者が前年の13名から25名へと大きく増加しています。

私立難関大学|GMARCHへの現役合格状況

GMARCH合格者144名!明治・法政が人気

大学名合格者数前年比
学習院大学3名-6名
明治大学56名+20名
青山学院大学11名-3名
立教大学15名-14名
中央大学22名+5名
法政大学37名+18名
合計144名+20名

GMARCHへの合格者は144名となり、前年の124名から20名増加しました。特に明治大学への合格者が56名と大幅に増加(+20名)し、GMARCHの中でも最多となっています。法政大学も37名と大きく増加(+18名)しており、私立難関大学への合格が充実しています。

私立中堅人気大学|成成明学獨國武・日東駒専・四工大+東農大への現役合格状況

日東駒専44名、成成明学11名が合格

大学群合格者数前年比
成成明学獨國武※11名-19名
日東駒専44名-9名
四工大+東京農業大学※9名-8名
合計64名-36名

※成成明学獨國武は成蹊・成城・明治学院のみのデータです
※四工大+東京農業大学は芝浦工業・東京農業大学のみのデータです

成成明学獨國武(データがある3大学)への合格者は11名、日東駒専への合格者は44名となりました。四工大+農大(データがある2大学)への合格者は9名となっています。

前年と比較して減少していますが、これは卒業生数が大幅に減少したことが主な要因と考えられます。

その他私立大学への現役合格状況

その他の私立大学への合格者は61名となりました。


都立両国高等学校・附属中学校の国公立大学の現役合格状況推移|2021年~2025年

最難関大学|東京一科+医学部医学科への現役合格状況の推移

5年間で安定した実績を維持

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年度東京大学京都大学一橋大学東京科学大学系(旧東工大+東京医科歯科)国公立医学部合計
2025年7名1名1名3名1名13名
2024年8名1名0名2名4名15名
2023年5名1名3名4名6名18名
※重複除く
2022年5名2名3名5名3名18名
2021年0名0名2名3名2名7名

過去5年間の最難関大学群への合格者数は7~18名で推移しています。2021年度は東京大学・京都大学への合格者がいませんでしたが、2022年度以降は安定して最難関大学への合格者を輩出しています。

2025年度は卒業生数が大幅に減少したにもかかわらず、東京大学に7名が合格しており、高い水準を維持しています。

難関大学|旧帝大(東大・京大・医学部除く)の現役合格状況の推移

旧帝大合格者は5~8名で推移

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年度北海道大学東北大学名古屋大学大阪大学九州大学合計
2025年1名1名2名1名0名5名
2024年0名2名1名0名1名4名
2023年2名0名0名0名2名4名
2022年3名3名0名0名0名6名
2021年2名5名1名0名0名8名

旧帝大(東大・京大除く)への合格者は、4~8名で推移しています。東北大学への合格者が比較的多い傾向にあります。ちなみに2022年には東北大学の医学部に現役合格者が出ています(本記事では最難関の表に加算)

準難関大学|TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横国)への合格状況の推移 ※医学部除く

TOCKYへは9~23名が合格

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年度筑波大学お茶の水女子千葉大学神戸大学横浜国立合計
2025年2名0名7名0名0名9名
2024年3名0名8名2名2名15名
2023年7名4名8名0名2名21名
2022年4名1名13名0名5名23名
2021年2名1名13名1名2名19名

TOCKY群への合格者は9~23名で推移しています。千葉大学への合格者が最も多く、過去5年間で7~13名となっています。地理的な近さもあり、千葉大学が両国の生徒にとって人気の進学先となっています。

関東圏国公立大学の現役合格状況の推移

関東圏国公立は8~11名で推移

年度合格者数
2025年8名
2024年9名
2023年6名
2022年11名
2021年10名

関東圏の主要国公立大学(医学部除く)への合格者数は、8~11名で推移しており、安定した実績を示しています。


都立両国高等学校・附属中学校の私立大学の現役合格状況の推移|2021年~2025年

最難関:早慶上理医の現役合格状況の推移

早慶には毎年59~76名が合格!安定した実績

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年度早稲田慶應(医除く)私立医早慶医計上智東京理科上理ICU計
2025年45名16名1名62名25名30名55名
2024年43名15名1名59名13名33名46名
2023年39名35名2名76名27名50名77名
2022年37名19名6名62名9名53名62名
2021年22名12名1名35名27名56名83名

早慶医への合格者数は、過去5年間で35~76名で推移しています。2023年は76名と特に高い実績を示しました。2025年度は卒業生数が減少したにもかかわらず62名が合格し、前年より3名増加しています。

上智・東京理科への合格者数は46~83名で推移しており、特に東京理科大学への合格者が毎年30~56名と多く、理系に強い両国の特徴が表れています。

私立難関大学|GMARCHの現役合格状況の推移

GMARCHには毎年120名以上が安定して合格

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年度学習院明治青山学院立教中央法政合計
2025年3名56名11名15名22名37名144名
2024年9名36名14名29名17名19名124名
2023年10名66名16名41名30名46名209名
2022年10名42名14名28名20名35名149名
2021年6名58名16名30名30名32名172名

GMARCHへの合格者数は、124~209名で推移しています。明治大学への合格者が毎年最も多く、2023年は66名、2025年は56名となっています。法政大学への合格者も2025年は37名と増加しており、幅広い私立難関大学への進学実績を示しています。

私立中堅人気大学|成成明学獨國武・日東駒専・四工大+東農大への現役合格状況

中堅私大への合格者数は年度により変動

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年度成成明学獨國武※日東駒専四工大+農大※合計
2025年11名44名9名64名
2024年30名53名17名100名
2023年38名97名28名163名
2022年20名82名18名120名
2021年17名102名19名138名

※成成明学獨國武は成蹊・成城・明治学院のみのデータです
※四工大+東京農業大学は芝浦工業・東京農業大学のみのデータです

中堅私大3群への合格者数は、64~163名で推移しています。2025年は合計64名と減少していますが、これは卒業生数が大幅に減少したことが主な要因です。

その他私立大学の現役合格状況の推移

その他の私立大学への合格者数は、61~168名で推移しています。2025年は61名となり、卒業生数の減少に伴って合格者数も減少しています。


都立両国高等学校・附属中学校の6年間の教育・進路指導プログラム

両国高等学校・附属中学校では、「自律自修」の校訓のもと、「第一志望大学への進路実現」を第一目標に掲げ、6年間を通じて系統的な進路指導を実施しています。

基礎・基本の充実:進路実現への土台作り

毎日の積み重ねが難関大学合格の秘訣

両国での1日は始業前の朝学習から始まります。中学1年生から高校3年生まで毎日、基礎的な内容を確認する小テスト、基礎教養習得のための読書等を行っています。

主な取り組み

  • 朝学習:始業前の小テストや読書
  • 追試験:定期考査後の理解度確認
  • 課題提出:授業での多様な課題
  • 長期休業中の講習:目指すレベルに応じて選択できる多様な講習

大学入試問題の分析に裏打ちされたハイレベルな日々の授業に加えて、このような学習活動にも毎日こつこつと努力する。その積み重ねが、難問に立ち向かうための土台を作っていきます。まずは、基礎・基本の充実に努める。実はこれこそが、予備校に頼らずに高い合格率を生み出す秘訣なのです。

発展的教育活動の展開:未来へ向けての飛躍

アクティブ・ラーニングで実践的な学力を育成

世の中の変化が速くなり、先を見通しにくい時代が到来しています。八方ふさがりに見える状況の中で、解決への手がかりを見つけ出し、なんとか突破口を切り開いていく。次代のリーダーには、そんな力が求められます。

主な取り組み

  • ペアワーク・グループワーク:他者と共同して作業を行う
  • スピーチ・プレゼンテーション:多くの人の前で発表
  • 探究学習:社会課題の解決法を検討
  • 国際交流学習:異文化に一歩踏み出す

こうした発展的学習活動の中で、「基礎・基本の充実」により身につけた確かな学力を応用していく。そしてそのことによりまた、基本の理解が深まっていく。こうしたインプットとアウトプットの繰り返しが、生徒をより深い学びに導くとともに、将来にわたって未来を創造していく力を養っていきます。

「チーム両国」による手厚いサポート

保護者と学校が連携して生徒を支える

1学年160名という少人数ならではの手厚い学習指導と、保護者と学校が連携して生徒を支える「チーム両国」の進路指導により、高い合格率を実現させています。

特に倍率約3倍の東京大学に、近年は挑戦者の4~5割が合格している実績は、両国の進路指導の成果を示しています。


「自律自修」の精神で第一志望を実現する両国

都立両国高等学校・附属中学校は、「自律自修」の校訓のもと、「第一志望大学への進路実現」を第一目標に掲げる公立中高一貫校です。

両国の最大の特徴は、国公立大学への現役進学率の高さです。例年、卒業生の約3人に1人が現役で国公立大学に進学しており、これは全都立高校の中でもトップクラスの実績です。特に東京大学への挑戦者の4~5割が合格するという高い合格率は、両国の進路指導の成果を示しています。

2022年度より高校受験による入学が停止となり、附属中学校からの内部進学生のみとなりました。2025年3月卒業生は附属中学校第1期生であり、卒業生数は434名と例年より少なくなっていますが、東京大学7名、早慶62名、GMARCH144名という確かな進学実績を残しています。

両国が高い進学実績を生み出す秘訣は、「基礎基本の充実」と「発展的教育活動の展開」を両輪とした教育にあります。毎日の始業前の朝学習、小テスト、追試験、課題提出など、地道な積み重ねによって土台を構築します。その上で、ペアワークやグループワーク、プレゼンテーションなどのアクティブ・ラーニングを通じて実践的な学力を育成しています。

1学年160名という少人数ならではの手厚い学習指導と、保護者と学校が連携して生徒を支える「チーム両国」の進路指導体制も大きな強みです。大学入試問題の分析に基づくハイレベルな授業と、長期休業中の充実した講習により、予備校に頼らずに難関大学への合格を実現しています。

中学受験を控えたお子様と保護者の皆様にとって、両国高等学校・附属中学校は、自ら学び、自ら考え、第一志望大学への進路を着実に実現できる、魅力的な選択肢といえるでしょう。

<参照元>
ページ内の大学合格実績やデータは各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・両国高等学校・附属中学校公式サイト https://www.metro.ed.jp/ryogoku-h/

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