小山台高校は、1924年に東京都立第八中学校として現在の校地に設立されました。1943年に校名が東京都立第八中学校に改められ、戦後の学制改革を経て、1950年に小山台高等学校という現在の名称になりました。
1950年代から60年代にかけて、小山台高校は輝かしい時代を迎えます。東京工業大学への合格者数で全国1位を記録し、理工系に強い高校として名を馳せました。さらに、東京大学合格者数でも全国トップ10に入るなど、進学実績で目覚ましい成果を上げました。しかし、1970年代に入ると状況が一変します。進学実績が低迷し始め、かつての栄光が薄れていきました。この停滞期は2000年代初頭まで続きました。
転機が訪れたのは2004年でした。重点支援校として指定され、学校改革が本格的に始動しました。その努力が実を結び、2007年には「進学指導特別推進校」に選ばれるまでに至りました。現在も進学指導に力を入れており、かつての名声を取り戻すべく着実に歩みを進めています。
現在は、進学指導重点校の7校に次ぐレベルと言われている共通問題トップの小山台高校。2024年度の大学合格実績についてみていきましょう。
【2024年度】都立小山台高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
東京大学 | 0 | 0 | 0 |
京都大学 | 0 | 1 | 1 |
一橋大学 | 4 | 0 | 4 |
東京工業大学 | 1 | 1 | 2 |
国公立大学医学部 | 1 | 3 | 4 |
合計(医学部重複除く) | 6 | 5 | 11 |
2024年度の都立小山台高校の最難関国公立大学への合格実績を見ていきます。
一橋大学では現役合格者が4名と、比較的好調な結果を残しました。東京工業大学には現役1名、浪人1名が合格を果たし、京都大学にも浪人で1名が合格しています。国公立大学医学部では現役1名、浪人3名の合格がありました。一方で、東京大学への合格者は残念ながら出ませんでした。
まとめると、最難関国公立大学群である東京一工医において、現役合格者が6名、浪人合格者が5名となっています。この結果は、小山台高校の進学指導の成果を示すとともに、今後さらなる改善の余地があることも示唆しています。特に東京大学への合格者がなかったことは、今後の課題として注目されるでしょう。
これらの数字は、小山台高校が進学指導特別推進校として取り組んでいる努力の一端を表すものであり、今後の進学実績の向上に向けた指標となることが期待されます。
都立小山台高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者と大学別人数比


東京都立小山台高校の2020年度から2024年度までの現役生の最難関国公立大学(東京一工+医学部)への合格者数と現役生1学年に占める人数比の推移を示しています。都立小山台高校の現役生の最難関国公立大学への合格実績は、過去5年間で変動を見せています。
- 年度で見ていくと、2020年度は合格者総数が一橋大学、東京工業大学の2名(0.6%)と低調でしたが、2021年度には7名(2.2%)に増加し、2022年度に10名(3.2%)とピークを迎えました。その後、2023年度は8名(2.6%)、2024年度は6名(1.9%)と若干の減少傾向を示しています。
- 大学別の傾向を見ると、東京大学への合格者は2021年度に1名出たものの、他の年度では0名でした。一橋大学は比較的安定した合格実績を維持しており、特に2023年度と2024年度は4名ずつの合格者を出しています。東京工業大学は年度によって変動がありますが、2022年度に8名と突出した実績を残しています。
- 国公立医学部への合格者は2023年度まで0名でしたが、2024年度に初めて1名の合格者を出しました。これは小山台高校にとって新たな成果と言えるでしょう。
全体的に見ると、2022年度をピークとして、その後やや減少傾向にありますが、2020年度と比較すると依然として高い水準を維持しています。現役生に占める合格者の割合も、2020年度の0.6%から2024年度の1.9%へと上昇しており、進学指導の成果が表れていると考えられます。
ただし、東京大学への合格者が安定して出ていないことや、年度による変動が大きいことなどは、今後の課題として挙げられるでしょう。小山台高校は、これらの結果を踏まえて、さらなる進学指導の強化と安定した合格実績の達成を目指していくものと思われます。
【2024年度】都立小山台高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数
旧帝大(旧帝国大学)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
北海道大学 | 2 | 4 | 6 |
東北大学 | 2 | 1 | 3 |
名古屋大学 | 0 | 0 | 0 |
大阪大学 | 0 | 0 | 0 |
九州大学 | 1 | 1 | 2 |
合計 | 5 | 6 | 11 |
TOCKY合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
筑波大学 | 8 | 0 | 8 |
お茶の水女子大学 | 2 | 0 | 2 |
千葉大学 | 13 | 0 | 13 |
横浜国立大学 | 7 | 2 | 9 |
神戸大学 | 0 | 1 | 1 |
合計 | 30 | 3 | 33 |
2024年度の都立小山台高校の大学合格実績について、旧帝大(東大・京大除く)とTOCKY(旧帝大に次ぐ難関国公立大学群)の結果を以下にまとめます。
- 旧帝大合格実績では、北海道大学が最も多く6名(現役2名、浪人4名)の合格者を出しています。次いで東北大学が3名(現役2名、浪人1名)、九州大学が2名(現役1名、浪人1名)となっています。一方で、名古屋大学と大阪大学への合格者はありませんでした。旧帝大全体では、現役5名、浪人6名の計11名が合格を果たしています。
- TOCKY合格実績では、千葉大学が最多の13名(全て現役)を記録し、次いで筑波大学が8名(全て現役)、横浜国立大学が9名(現役7名、浪人2名)と続きます。お茶の水女子大学には2名(全て現役)の合格者がありました。神戸大学には浪人1名が合格しています。TOCKY全体では、現役30名、浪人3名の計33名が合格しています。
これらの結果から、都立小山台高校は特にTOCKYへの現役合格に強みを持っていることがわかります。旧帝大への合格者数は比較的少ないものの、北海道大学や東北大学といった難関大学への合格実績があることは注目に値します。全体として、現役合格者が多いことも特徴的で、学校の進学指導が効果を上げていることがうかがえます。
受験生の志向性にもよりますが、名古屋大学や大阪大学といった一部の旧帝大への合格者がいないことは、今後の課題となる可能性があります。また、浪人生の合格実績も考慮すると、卒業後のサポートや進路指導にも一定の成果が出ていると考えられます。
都立小山台高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数と合格大学別人数比の推移


都立小山台高校の旧帝大(東大・京大除く)とTOCKY(旧帝大に次ぐ準難関国公立大学群:筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)への現役合格実績について、2020年度から2024年度までの5年間の推移を以下にまとめます。
- 全体的な傾向として、合格者数は年度によって変動が見られますが、概ね上昇傾向にあります。2020年度の合計29名から始まり、2021年度には38名とピークを迎え、その後2023年度に23名まで減少しましたが、2024年度には35名まで回復しています。
- 旧帝大への合格実績を見ると、2020年度は3名(0.9%)でしたが、2021年度と2022年度に10名(3.2%)とピークを迎えました。その後、2023年度に4名(1.3%)に減少し、2024年度は5名(1.6%)と若干の回復を見せています。特に北海道大学・東北大学への合格者が比較的安定して出ていることが特徴的です。
- TOCKYへの合格実績は、より顕著な成果を示しています。2020年度は26名(8.2%)でしたが、2021年度には28名(8.9%)に増加し、2024年度には30名(9.5%)と過去5年間で最高の実績を達成しています。特に筑波大学と千葉大学への合格者数が多く、安定した実績を維持しています。
注目すべき点として、2024年度のTOCKY合格者数が大幅に増加し、30名(9.5%)となったことが挙げられます。これは、小山台高校の進学指導の成果が顕著に表れたものと考えられます。
一方で、旧帝大への合格者数は2021年度と2022年度をピークに減少傾向にあり、この点は今後の課題となる可能性があります。
全体として、小山台高校は特にTOCKYへの現役合格に強みを持っており、年々その実績を向上させています。旧帝大への合格実績にはやや変動が見られますが、TOCKYを中心とした難関大学への合格実績は着実に伸びており、学校の進学指導の効果が表れていると言えるでしょう。
【2024年度】都立小山台高校の関東主要国公立大学合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
茨城大学 | 0 | 0 | 0 |
宇都宮大学 | 0 | 0 | 0 |
群馬大学 | 0 | 0 | 0 |
埼玉大学 | 4 | 0 | 4 |
東京藝術大学 | 1 | 0 | 1 |
電気通信大学 | 2 | 3 | 5 |
東京医科歯科大学 | 0 | 0 | 0 |
東京外国語大学 | 2 | 2 | 4 |
東京学芸大学 | 9 | 0 | 9 |
東京農工大学 | 3 | 1 | 4 |
東京海洋大学 | 4 | 0 | 4 |
東京都立大学 | 6 | 1 | 7 |
横浜市立大学 | 0 | 0 | 0 |
関東主要国公立大学_合計 | 31 | 7 | 38 |
2024年度の都立小山台高校の関東主要国公立大学への合格実績を以下にまとめます。
小山台高校は、2024年度において関東主要国公立大学に計38名の合格者を出しました。このうち、現役生が31名、浪人生が7名となっています。
合格者数が最も多かったのは東京学芸大学で、9名全員が現役合格を果たしています。次いで東京都立大学が7名(現役6名、浪人1名)、電気通信大学が5名(現役2名、浪人3名)と続いています。
埼玉大学、東京外国語大学、東京農工大学、東京海洋大学にはそれぞれ4名の合格者がおり、埼玉大学と東京外国語大学、東京海洋大学は全て現役合格、東京農工大学は現役3名と浪人1名となっています。
東京都市大学には現役2名、浪人2名の計4名が合格しています。東京藝術大学には1名の現役合格者がいました。一方で、茨城大学、宇都宮大学、群馬大学、東京医科歯科大学、横浜市立大学への合格者はありませんでした。
全体的に見ると、現役合格者が多くを占めており、特に東京学芸大学や東京都立大学など、東京都内の国公立大学への合格実績が目立ちます。ただし、いくつかの大学では浪人生の合格も見られ、卒業後のサポートも一定の成果を上げていることがうかがえます。
この結果は、小山台高校の進学指導が東京都内を中心とした国公立大学に焦点を当てており、一定の成果を上げていることを示しています。しかし、一部の大学への合格者がいないことから、今後さらに幅広い大学への対策を強化する余地があると考えられます。
都立小山台高校の関東主要国公立大学の現役合格者数と合格大学別人数比の推移


都立小山台高校の2020年度から2024年度までの5年間における関東主要国公立大学への現役合格者数を分析すると、以下のような傾向が見られます。
全体的な傾向:
- 2020年度に35名(11.0%)でスタートし、
- 2022年度に47名(15.0%)でピークを迎え、
- その後減少に転じ、2024年度には31名(9.8%)となっています。
大学別の傾向:
- 東京学芸大学への合格者数が特に安定して多く、2020年度の11名(3.5%)から2022年度には13名(4.2%)まで増加し、2024年度も9名(2.8%)と高い水準を維持しています。
- 東京都立大学(旧首都大学東京)も比較的安定した合格実績を示しており、2020年度の5名(1.6%)から2024年度には6名(1.9%)と微増しています。
- 電気通信大学への合格者数は年度によって変動が大きく、2020年度の0名から2023年度には3名(0.9%)まで増加しましたが、2024年度は2名(0.6%)となっています。
- 埼玉大学は2021年度と2022年度に急増し、それぞれ3名(1.0%)と5名(1.6%)の合格者を出しましたが、2024年度は4名(1.3%)とやや減少しています。
- 東京外国語大学への合格者数は2021年度に6名(1.9%)とピークを迎えましたが、その後減少傾向にあり、2024年度は2名(0.6%)となっています。
- 茨城大学、宇都宮大学、群馬大学への合格者は5年間を通してほとんど見られず、地域的な偏りが存在することがわかります。
総じて、小山台高校の関東主要国公立大学への現役合格実績は、2022年度をピークとして近年やや減少傾向にありますが、東京学芸大学や東京都立大学など、一部の大学では安定した実績を維持しています。
都立小山台高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比


都立小山台高校の2020年度から2024年度までの5年間における現役生の国公立大学群別合格人数比の推移を以下にまとめます。
- 東京一工医(東大、東工大、一橋大、東京医科歯科大): 合格率は低いながらも、2020年度の0.6%から2023年度の2.5%まで上昇傾向を示し、2024年度は1.9%となっています。
- 旧帝大(東大、京大除く): 2020年度の0.9%から2021年度と2022年度に3.2%とピークを迎え、その後やや減少し2024年度は1.6%となっています。
- TOCKY(東京圏の難関私立大学): 比較的高い合格率を維持しており、2020年度の8.2%から2024年度には9.5%まで上昇しています。2021年度には8.9%とピークを記録しました。
- 関東国公立(医学部除く): 最も高い合格率を示しており、2020年度の11.0%から2022年度には15.0%まで上昇しました。その後やや減少し、2024年度は9.8%となっています。
- 地方国公立(医学部除く): 2020年度の6.6%から2022年度に7.3%まで上昇しましたが、その後減少傾向にあり、2024年度は2.8%となっています。
全体的な傾向として、東京一工医や旧帝大といった最難関大学への合格率は低いものの、わずかながら上昇傾向にあります。TOCKYと関東国公立大学への合格率は比較的高く、安定しています。一方で、地方国公立大学への合格率は近年減少傾向にあります。
この5年間の推移を見ると、小山台高校は、特にTOCKYと関東国公立大学を国公立大学の現実的な目標大学と定め、現役合格に強みを持っていることがわかります。しかし、最難関大学への合格率向上や、地方国公立大学への合格率の維持が今後の課題となる可能性があります。
【2024年度】都立小山台高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
早稲田大学 | 45 | 6 | 51 |
慶應大学 | 25 | 16 | 41 |
上智大学 | 22 | 4 | 26 |
東京理科大学 | 35 | 14 | 49 |
私立大学医学部 | 0 | 0 | 0 |
合計(医学部重複除く) | 127 | 40 | 167 |
2024年度の都立小山台高校の最難関私立大学(早慶上理および医学部)への合格実績を以下にまとめます。
- 早稲田大学への合格者数が最も多く、現役45名、浪人6名の計51名となっています。これは同校の最難関私立大学合格者の中で最大の数字です。
- 次いで、東京理科大学への合格者数が多く、現役35名、浪人14名の合計49名となっています。現役合格者数では早稲田大学に次ぐ実績を示しています。
- 慶應義塾大学は現役25名、浪人16名の計41名が合格しており、浪人合格者数が比較的多いのが特徴です。
- 上智大学への合格者は現役22名、浪人4名の合計26名となっています。
- 私立大学医学部への合格者は残念ながら出ていません。
全体として、医学部重複除く合計で、現役127名、浪人40名の計167名が合格を果たしています。この数字は、小山台高校が最難関私立大学への進学に強みを持っていることを示しています。
特筆すべき点として、現役合格者数が浪人合格者数を大きく上回っていることが挙げられます。これは、在学中の進学指導が効果を上げていることを示唆しています。志望者のいるいないによりますが、私立大学医学部への合格者がいないことは、今後の課題となる可能性があります。
総じて、小山台高校は早稲田大学や東京理科大学を中心とした最難関私立大学への進学に強みを持っており、特に現役での合格実績が顕著です。一方で、医学部進学については更なる対策が必要かもしれません。この実績は、同校の進学指導の質の高さを反映していると言えるでしょう。
都立小山台高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と合格大学別人数比の推移


都立小山台高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)への現役合格者数の5年間(2020年度〜2024年度)の推移を以下にまとめます。
- 全体的な傾向として、合格者数は増加傾向にあります。2020年度の77名(8.6%)から始まり、2022年度に132名(14.4%)でピークを迎え、その後わずかに減少し2024年度は127名(13.2%)となっています。
- 早稲田大学への合格者数は一貫して多く、2020年度の29名(3.2%)から2022年度には60名(6.6%)まで大幅に増加しました。2024年度は45名(4.7%)と若干減少しているものの、依然として高い水準を維持しています。
- 慶應義塾大学への合格者数は変動が見られますが、全体的に増加傾向にあります。2020年度の15名(1.7%)から2024年度には25名(2.6%)まで増加しています。
- 上智大学への合格者数は2020年度の16名(1.8%)から2021年度に38名(3.8%)と急増しましたが、その後減少し2024年度は22名(2.3%)となっています。
- 東京理科大学への合格者数は大きな変動を見せており、2020年度の16名(1.8%)から2021年度には23名(2.3%)に増加し、2024年度には35名(3.6%)まで伸びています。
- 私立大学医学部への合格者数は非常に少なく、5年間を通してほとんど変化が見られません。
1人あたりの私立大学合格数は、2020年度の2.8から2024年度の3.0へと若干増加しています。これは、生徒たちがより多くの大学に合格していることを示しています。
総じて、小山台高校の最難関私立大学への現役合格実績は、2020年度から2022年度にかけて大幅に向上し、その後やや減少したものの高い水準を維持しています。特に早稲田大学への強さが際立っており、東京理科大学への合格者数も近年増加傾向にあります。一方で、私立大学医学部への合格者数が少ないことは今後の課題となる可能性があります。
この結果は、小山台高校の進学指導が効果を上げていることを示唆しており、特に最難関私立大学への進学に強みを持っていることがわかります。
【2024年度】都立小山台高校のGMARCH合格者数
GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
学習院大学 | 29 | 3 | 32 |
明治大学 | 93 | 25 | 118 |
青山学院大学 | 46 | 10 | 56 |
立教大学 | 53 | 8 | 61 |
中央大学 | 39 | 3 | 42 |
法政大学 | 54 | 23 | 77 |
合計 | 314 | 72 | 386 |
2024年度の都立小山台高校のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政大学)合格者数について、以下にまとめます。
- 全体として、GMARCH6大学への合格者数は現役314名、浪人72名の合計386名に達しています。これは、小山台高校がGMARCHと呼ばれる難関私立大学への進学に非常に強みを持っていることを示しています。
- 明治大学が最も多くの合格者を出しており、現役93名、浪人25名の計118名が合格しています。これはGMARCH合格者全体の約30%を占める顕著な実績です。
- 次いで法政大学が多く、現役54名、浪人23名の合計77名が合格しています。浪人合格者の割合が比較的高いのが特徴です。
- 立教大学には現役53名、浪人8名の計61名が合格しており、現役合格者の比率が高くなっています。
- 青山学院大学への合格者は現役46名、浪人10名の合計56名となっています。
- 中央大学は現役39名、浪人3名の計42名が合格しており、現役合格者の割合が非常に高くなっています。
- 学習院大学への合格者数は最も少なく、現役29名、浪人3名の合計32名となっています。
特筆すべき点として、現役合格者数が浪人合格者数を大きく上回っていることが挙げられます。これは、在学中の進学指導が効果的に行われていることを示唆しています。
また、明治大学と法政大学への合格者数が特に多いことから、これらの大学に対する指導や対策が充実していると考えられます。
総じて、小山台高校は2024年度においてGMARCHへの進学において優れた実績を示しており、特に現役での合格率の高さが際立っています。この結果は、同校の進学指導の質の高さと、生徒たちの努力の成果を反映していると言えるでしょう。
都立小山台高校のGMARCHの現役合格者数と大学別人数比の推移


都立小山台高校のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政大学)への現役合格者数の推移を2020年度から2024年度までの5年間にわたって分析すると、以下のような傾向が見られます。
1. 全体的な傾向:
合格者総数は2020年度の232名(25.8%)から徐々に増加し、2023年度に344名(33.8%)でピークを迎えました。2024年度は若干減少し314名(32.7%)となりましたが、依然として高い水準を維持しています。
2. 大学別の傾向:
- 明治大学:一貫して最も多くの合格者を輩出しており、2020年度の70名(7.8%)から2024年度には93名(9.7%)まで増加しています。
- 法政大学:2020年度の48名(5.3%)から2024年度には54名(5.6%)と、安定した合格者数を維持しています。
- 立教大学:2020年度の43名(4.8%)から2024年度には53名(5.5%)まで増加し、着実な成長を見せています。
- 青山学院大学:変動はありますが、2020年度の16名(1.8%)から2024年度には46名(4.8%)まで大幅に増加しています。
- 中央大学:2020年度の43名(4.8%)から2022年度に60名(6.6%)まで増加しましたが、2024年度は39名(4.1%)と減少しています。
- 学習院大学:2020年度の12名(1.3%)から2024年度には29名(3.0%)まで着実に増加しています。
3. 特筆すべき点:
- 明治大学への合格者数が突出して多く、GMARCH全体の約3分の1を占めています。
- 青山学院大学への合格者数が5年間で最も大きな伸びを示しています。
- 学習院大学への合格者数も着実に増加しており、バランスの取れた指導が行われていることがうかがえます。
総じて、小山台高校のGMARCHへの現役合格実績は、この5年間で着実に向上しています。特に明治大学への強さが際立っており、他の大学への合格者数も概ね増加傾向にあります。この結果は、小山台高校の進学指導が効果を上げていることを示唆しており、GMARCH全体への進学に強みを持っていることが明確に表れています。今後は、この高い水準を維持しつつ、各大学へのさらにバランスの取れた合格者数の増加が期待されます。
都立小山台高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武・四工大+東農大・日東駒専)



都立小山台高校の現役生のその他私立大学群への合格状況について、2020年度から2024年度までの5年間の推移を以下にまとめます。
1. 成成明学國武(成蹊大、成城大、明治学院大、國學院大、武蔵大)
- 合格者数は2020年度の67名(7.6%)から2024年度の100名(10.4%)へと増加傾向にあります。
- 特に明治学院大学への合格者が多く、2024年度には40名(4.2%)に達しています。
- 成蹊大学も2023年度に19名(1.9%)とピークを迎え、2024年度も14名(1.5%)と好調を維持しています。
2. 四工大(工学院大、芝浦工業大、東京電機大、東京都市大)
- 合格者数は年度によって変動が大きく、2021年度に131名(13.2%)とピークを迎えた後、2024年度は72名(7.5%)となっています。
- 芝浦工業大学への合格者が比較的多く、2024年度は30名(3.1%)となっています。
- 東京都市大学も2021年度に31名(3.1%)と好調でしたが、その後やや減少しています。
3. 東農大・日東駒専(東京農業大、日本大、東洋大、駒澤大、専修大)
- 合格者数は2020年度の185名(20.6%)から2024年度の149名(15.5%)と若干減少傾向にありますが、依然として高い水準を維持しています。
- 日本大学への合格者が最も多く、2024年度は45名(4.7%)となっています。
- 東洋大学も安定した合格者数を維持しており、2024年度は73名(7.6%)と高い実績を示しています。
4.全体的な傾向として
成成明学國武グループへの合格者数が増加傾向にあり、特に明治学院大学への合格者が顕著に増えています。四工大+東農大は年度による変動が大きいものの、芝浦工業大学を中心に一定の合格者数を維持しています。日東駒専は若干の減少傾向にありますが、日本大学と東洋大学を中心に依然として多くの合格者を輩出しています。
これらの結果から、小山台高校は幅広い私立大学への進学に対応できる指導を行っており、特に中堅私立大学への合格実績が安定していることがわかります。また、年々合格実績が向上している大学もあり、進学指導の効果が表れていると考えられます。
都立小山台高校の現役生の私立大学延べ合格者に占める大学群別人数比の推移

都立小山台高校の現役生の私立大学群別合格人数比の推移を2020年度から2024年度にかけて分析すると、興味深い傾向が浮かび上がります。
最難関私立大(早慶上理+医学部)合格者の現役人数比率は、2020年度の約5%から2022年度には約10%まで上昇し、その後やや減少して2024年度は約8%となっています。一方、GMARCHへの合格率は顕著な成長を見せており、2020年度の約25%から着実に増加し、2023年度には約34%でピークを迎え、2024年度も約32%と高い水準を維持しています。
中堅私立大学群である成成明学國武への合格率も、2020年度の約7%から増加傾向にあり、2024年度には約10%に達しています。四工大+東農大の合格率も、年度による変動はあるものの、2020年度の約6%から2024年度には約7%と微増しています。
一方で、日東駒専への合格率は2020年度の約20%から2024年度には約15%へと減少傾向にあります。同様に、その他の私立大学への合格率も全体的に減少傾向を示し、2020年度の約30%から2024年度には約20%程度まで低下しています。
これらの推移から、小山台高校の進学指導が年々改善され、より難易度の高い大学への挑戦を促していることがうかがえます。特にGMARCHや最難関私立大学への合格率上昇は、学校全体の学力向上を反映していると考えられます。同時に、中堅私立大学への安定した合格実績は、多様な生徒のニーズに対応できる指導体制の存在を示唆しています。
日東駒専やその他の私立大学への合格率減少は、より上位の大学への挑戦が増えていることの裏返しであり、学校の進学指導方針が上位校にシフトしていることを示しています。この傾向は、生徒たちの進学意欲の向上と、それに応える指導体制の充実を反映していると言えるでしょう。
全体として、都立小山台高校は難関私立大学への合格率を着実に向上させつつ、幅広いレベルの大学に対応できる指導を行っていることが明らかです。この5年間の推移は、学校の進学指導が継続的に改善され、より高いレベルの大学への進学を実現させる方向に進化していることを示しています。今後もこの傾向が続けば、小山台高校の進学実績はさらに向上する可能性が高いと考えられます。
都立小山台高校の多様な大学合格実績に見る「バランスと挑戦」が垣間見える指導方針

さて、ここまでのデータをすべてまとめてみると都立小山台高校の2020年度から2024年度にかけての進学実績を分析すると、興味深い傾向が浮かび上がります。
延べ合格人数は2020年度の986人から2023年度には1111人まで増加し、2024年度は若干減少して1040人となりました。この傾向は、生徒一人当たりの受験校数や合格校数が増加していることを示唆しており、より積極的な受験戦略が採られていると考えられます。
国公立大学の合格実績を見ると、東京一工医(東大、東工大、一橋大、東京医科歯科大)への合格者数は2022年度の10名をピークに、2024年度は6名(0.6%)と若干減少しています。旧帝大(東京大学、京都大学を除く)への合格者数も同様の傾向を示しています。一方、TOCKY(東京圏の難関私立大学)への合格者数は増加傾向にあり、2024年度には30名(2.9%)に達しています。これは、難関国公立大学への挑戦と並行して、難関私立大学への進学にも力を入れていることを示しています。
私立大学の合格実績では、特にGMARCHへの合格者数が顕著な増加を示しています。2020年度の232名から2024年度には314名(30.2%)まで増加しており、小山台高校の進学指導がGMARCHレベルの大学に特に注力していることがうかがえます。成成明学國武への合格者数も増加傾向にあり、2024年度には100名(9.6%)に達しています。
一方で、日東駒専への合格者数は年度によって変動がありますが、2024年度は149名(14.3%)となっています。これは、より難易度の高い大学への挑戦が増えていることを反映していると考えられます。
全体として、小山台高校の進学実績は着実に向上しており、特に難関私立大学やGMARCHレベルの大学への合格者数が増加しています。これは、学校の進学指導が効果を上げていることを示唆しています。同時に、国公立大学への合格者数も一定数を維持しており、バランスの取れた進学指導が行われていることがわかります。
今後の課題としては、最難関国公立大学への合格者数を増やすことや、私立大学の中でもより上位校への合格率を更に向上させることが挙げられるでしょう。また、生徒一人一人の適性や志望に合わせた、きめ細かな指導を継続することも重要です。
総じて、小山台高校は多様な進路選択に対応できる体制を整えつつ、難関大学への合格実績を着実に伸ばしており、今後もさらなる発展が期待できる状況にあると言えるでしょう。
<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。
・小山台高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/koyamadai-h/

