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【2026年度】都立八王子東高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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都立八王子東高校は、進学指導重点校7校の一角として、多摩地域を代表する国公立志向の進学校です。2026年度の大学合格実績は、国公立大学に現役110名(合格率34.8%)が合格し、卒業生の約3人に1人が国公立大学に現役で進学する結果となりました。

最難関の東京一科医(東大・京大・一橋・東京科学大・国公立医学部)には現役10名が合格。中でも東京科学大学(旧東京工業大学)が4名と東京一科医カテゴリの最多を占め、国公立医学部も3名と回復基調を示すなど、理系教育に定評のあるDXハイスクール指定校らしい結果が光りました。関東主要国公立では東京学芸大学14名(過去最多)、東京農工大学12名、埼玉大学7名(過去最多)と新たな柱が台頭し、合格先の「多極分散」が進んでいます。

一方、私立大学の延べ合格数は629名と前年(832名)から約25%縮小。一人あたりの私立大学合格数も2.7校→2.1校に低下しており、生徒が国公立に集中し、私立の併願先を絞り込んだことが数字に表れています。早慶上理医84名、GMARCH232名と前年からは減少したものの、成成明学國武が52名(前年比+6名)と唯一の前年超えを記録するなど、「確実に取れるゾーン」はしっかり押さえた合理的な受験戦略がうかがえます。

数字の「表面」だけを見れば踊り場に映る2026年度ですが、国公立への集中度が高まり、合格先の分散化が進んだという「中身」の変化を読み取ることが大切です。以下、大学群ごとに詳しく見ていきましょう。

目次

【2026年度】都立八王子東高校の最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)合格者分析

2026年度の最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)への合格者総数は12名で、そのうち現役合格者は10名(前年比±0名)となりました。現役合格率は3.2%で、前年と同水準です。

内訳を見ると、この10名のうち7名が理系大学(東京科学大4名+国公立医学部3名)で占められており理系教育に定評のあるカラーが鮮明に出た年度と言えます。東京科学大は現役4名(前年比+1名)と今年の東京一科医カテゴリで最多合格大学となり、国公立医学部も3名(前年比+1名)と回復基調。

一方、文系の主軸であった一橋大学は現役1名(前年比▲2名)と3年連続で減少が続いており、「理系が支え、文系が課題」という構図がはっきり見えてきた1年でした。

【2026年度】最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)合格者数と現役合格者前年比

大学名現役(前年比)浪人合計
東京大学1人(ー)0人1人
京都大学1人(ー)1人2人
一橋大学1人(▲2人)0人1人
東京科学大学(旧東京工業大学)4人(+1人)0人4人
(国公立大学医学部)3人(+1人)1人4人
合計(医学部重複除く)10人(±0人)2人12人

東京科学大学(2024年に旧東京工業大学と旧東京医科歯科大学が統合)の合格実績については、高校によって旧大学ごとに分けて掲載しているケースと、まとめて記載しているケースがあります
当サイトでは、各高校の表記方針にできる限り合わせ、旧東京工業大学分は「東京一科」、旧東京医科歯科大学分は「関東主要国公立大学」にて記載しています。

【2026年度】最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)合格者の大学別分析

  • 東京大学
    現役1名(前年比±0名)と2年連続で合格者を輩出しました。2024年度にゼロとなったことを考えると、東大合格者を「途切れさせない」流れが定着しつつあります。過去7年間を見ると合格者数は0〜3名で推移しており、毎年安定的に複数名を送り出すにはもう一段の強化が求められますが、最上位層が確実に存在していることは数字が証明しています。
  • 京都大学
    現役1名(前年比±0名)、浪人1名の計2名が合格しました。関西最難関にコンスタントに挑む生徒がいること自体が、進路選択の幅広さを示しています。合格者が出なかった年度(2020・2022・2024年度)もある中で、2年連続の合格はポジティブなシグナルです。
  • 一橋大学
    現役1名(前年比▲2名)と、2024年度の6名から3年で5名減という厳しい結果になりました。かつては八王子東の文系主軸として毎年3〜6名を安定して輩出してきた大学ですが、ここ2年は急激な減少が続いています。学年ごとの文系上位層の厚みに左右される面はあるものの、社会科学系最難関への「パイプライン」の再構築が今後の大きなテーマです。
  • 東京科学大学(旧:東京工業大学)
    現役4名(前年比+1名)は全員が現役合格で、浪人はゼロ。今年の東京一科医カテゴリで最多合格を輩出した大学です。過去7年間で見ても、2022年度の3名を底に4〜7名で推移しており、八王子東にとって東京科学大は「お家芸」と呼べる存在です。理系教育に力を入れてきた同校の強みとして数学・理科の指導に厚みを持つ同校の強みが、もっとも直接的に表れるのがこの大学への合格実績と言えるでしょう。
  • 国公立大学医学部
    現役3名(前年比+1名)、浪人1名の計4名が合格しました。2020年度の4名と並ぶ過去最高タイの現役合格者数です。国公立医学部は定員が少なく、1名の増減が大きな意味を持つカテゴリですが、2022年度以降は現役で2〜3名を安定して送り出しており、医学部進学を見据えた理系教育の土台が機能していることがうかがえます。

全体的な傾向・特徴

  • 「理系で稼ぐ」構図が鮮明に
    現役合格10名のうち7名が理系(東京科学大4名+医学部3名)。進学指導重点校7校の中でも理系教育に定評のある八王子東ならではの特色が、合格実績にそのまま反映されています。
  • 東京科学大が東京一科医の主軸
    過去7年で一度も合格者ゼロがなく、4〜7名を安定供給。八王子東の「看板大学」と呼んでよい位置づけです。
  • 一橋大学の再浮上が最大の課題
    2024年度の6名をピークに、3名→1名と急落。かつて文系最難関への進学実績を支えていたこの大学の回復が、東京一科医全体の底上げに直結します。
  • 現役合格率3.2%で下げ止まり
    2023・2024年度のピーク(5.1%)からは下がったものの、2年連続で同水準を維持。底打ちの兆しとも読み取れます。
  • 浪人比率の低さ
    合格者12名のうち浪人は2名(17%)。現役で勝負をつけるスタイルは、国公立志向が強い八王子東らしい結果です。
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都立八王子東高校の最難関国公立大学(東京一科+国公立医学部)の現役合格者数推移|2020年~2026年

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大学名2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
東京大学2人3人1人1人0人1人1人
京都大学0人1人0人2人0人1人1人
一橋大学5人3人3人6人6人3人1人
東京科学大学
(旧東京工業大学)
4人7人3人5人7人3人4人
国公立医学部4人1人2人2人3人2人3人
合計15人15人9人16人16人10人10人
現役合格率4.7%4.7%2.8%5.1%5.1%3.2%3.2%

()内の比率は、現役生の数(当該学年の入学年度の募集定員)を母数として算出しています。東京大学・京都大学の医学部にて合格があった場合、国公立医学部にて記載します。

東京一科医現役合格者の大学別分析

  • 東京大学
    合格者数は0〜3名の間で推移しており、都立トップ校としては物足りなさが残ります。ただし2024年度のゼロから2年連続で1名を出しており、「最低限1名は送り出す」ラインを維持し始めた段階です。
  • 京都大学:
    合格者がいる年といない年が交互に現れる傾向で、毎年安定とは言えません。しかし2025・2026年度と2年連続で現役合格者を出したのは初めてであり、関西最難関へのチャレンジが定着しつつある兆しです。
  • 一橋大学:
    2023・2024年度の各6名(1.9%)がピークで、その後3名→1名と急落しました。かつては八王子東の文系最難関進学の主軸でしたが、過去2年で勢いを失っています。7年間の合計では一橋大が27名と東京一科医カテゴリで最であり、学校のポテンシャルを考えればこの減少は一時的な可能性もありますが、再浮上の可否が今後の東京一科医全体の数字を大きく左右するでしょう。
  • 東京科学大学(旧東京工業大学):
    7年間で合格者ゼロの年度が一度もなく、3〜7名の安定したレンジで推移しています。特に2021年度の7名(2.2%)と2024年度の7名(2.2%)がピークですが、底値の年でも3名を割り込んでいません。理数教育に強みを持つ高校としての教育基盤がこの安定感の源泉であり、八王子東の東京一科医実績を下支えする「屋台骨」的存在です。
  • 国公立大学医学部:
    2020年度に4名を出した後、1〜3名の間で推移し、2026年度に再び3名と高水準を記録しました。年度による変動はあるものの、過去5年間(2022〜2026年度)は毎年2名以上を安定して輩出しており、医学部志望者への指導体制が着実に整備されてきたことを示しています。

全体的な傾向と特徴

  1. 東京科学大と医学部が「二本柱」
    この2大学群で7年間の現役合格者数の過半数を占めており、八王子東の東京一科医実績の根幹を成しています。理系に強い学校という評価を裏付ける数字です。
  2. 一橋大学の動向が全体の浮沈を左右
    16名を記録した好調年(2023・2024年度)は一橋が6名と牽引役でした。文系トップ層の育成が東京一科医全体の回復に不可欠です。
  3. 「波」のサイクルに注目
    2年好調→2年低調というパターンが繰り返されているように見えます。2027年度以降に再び上昇サイクルに入れるかが注目されます。
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【2026年度】都立八王子東高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数分析

【2026年度】旧帝大(東大・京大除く)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計
北海道大学2人(▲5人)2人4人
東北大学4人(+1人)0人4人
名古屋大学0人(▲2人)0人0人
大阪大学1人(ー)0人1人
九州大学0人(▲1人)0人0人
合計7人(▲7人)2人9人

2026年度の旧帝大(東京大学・京都大学を除く)への現役合格者数は7名(前年比▲7名)と、前年の14名からちょうど半減しました。浪人2名を合わせた合計は9名、現役合格率は2.2%です。

2025年度は北海道大学だけで7名を輩出する「当たり年」でしたが、今年はその北海道大が2名(前年比▲5名)と大きく後退したことが全体の減少に直結しています。一方、東北大学は4名(前年比+1名)と気を吐いており、旧帝大の合格先が北海道大に偏らず東北大にも分散し始めた動きは注目に値します。

【2026年度】TOCKY(筑波・お茶・千葉・神戸・横国)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計
筑波大学(T)3人(▲1人)0人3人
お茶の水女子大学(O)3人(+3人)0人3人
千葉大学(C)1人(▲1人)1人2人
神戸大学(K)1人(+1人)0人1人
横浜国立大学(Y)7人(▲1人)2人9人
合計15人(+1人)3人18人

2026年度のTOCKY(筑波大学、お茶の水女子大学、千葉大学、横浜国立大学、神戸大学)への現役合格者数は15名(前年比+1名)と、前年の14名からわずかに上積みしました。浪人3名を含めた合計は18名、現役合格率は4.7%です。

旧帝大が半減する中で、TOCKYは前年水準をしっかりキープ。特に横浜国立大学が現役7名(前年比▲1名)と小幅な減少にとどまり、引き続きTOCKYカテゴリの主軸を担いました。またお茶の水女子大学が前年の0名から3名へと復活した点が光ります。


【2026年度】難関国公立(旧帝大・TOCKY)合格者の大学別分析

旧帝大(東大・京大除く)

  • 北海道大学
    現役2名(前年比▲5名)と、前年の7名から大幅に減少しました。過去7年間を振り返ると0〜7名と変動幅が非常に大きく、年度ごとの学年特性に左右されやすい大学です。ただし浪人2名を含めた合計4名は確保しており、北海道大への進学志向自体が衰えたわけではありません。
  • 東北大学
    現役4名(前年比+1名)は過去7年間で最多の合格者数です。2020年度の0名から着実に合格者を増やしてきた流れが数字に表れており、地方旧帝大の中では八王子東との「相性」がもっとも安定してきた大学と言えます。
  • 名古屋大学・大阪大学・九州大学
    名古屋大学と九州大学はともに0名、大阪大学は1名にとどまりました。地理的に遠い関西・中部・九州の旧帝大への進学者数はもともと少なく、年度ごとの振れ幅が大きいのが特徴です。2024年度には大阪大4名・九州大2名を記録した実績があり、ポテンシャルがないわけではありません。

TOCKY

  • 筑波大学
    現役3名(前年比▲1名)と微減。2023年度の9名(2.8%)をピークに減少傾向が続いています。研究型総合大学として八王子東の生徒との親和性は高いはずですが、ここ2年はやや苦戦気味です。
  • お茶の水女子大学
    現役3名(前年比+3名)と、前年のゼロから一気に3名へ回復しました。過去の推移を見ても0名と複数名が交互に現れるパターンがありますが、3名は過去7年間で2024年度と並ぶ最多タイ。女子生徒にとって有力な選択肢として定着しつつあります。
  • 千葉大学
    現役1名(前年比▲1名)、浪人1名の計2名。過去7年間で0〜3名の間を推移しており、大きな変動はありません。
  • 横浜国立大学
    現役7名(前年比▲1名)、浪人2名の計9名が合格。前年の8名からほぼ横ばいを維持しました。過去7年間の現役合格者数は2〜12名と幅がありますが、直近2年は7〜8名で安定しており、八王子東にとって横浜国立大はTOCKYの「お家芸」と呼べる存在です。八王子からのアクセスも良く、地理的なアドバンテージも進学実績を後押ししていると考えられます。
  • 神戸大学
    現役1名(前年比+1名)と、2022年度以来4年ぶりの合格者を輩出しました。関西の難関国公立への挑戦者が出たこと自体、進路選択の幅広さを示しています。

全体的な傾向と特徴

  1. 北海道大「反動減」の影響
    前年7名と突出した好成績の反動が、今年の旧帝大全体の数字を押し下げた最大の要因。北海道大を除けば旧帝大は5名→5名とほぼ変わりません。
  2. お茶の水女子大の復活
    前年ゼロから一気に3名は今年のTOCKYで最大のサプライズ。女子生徒の上位層に有力な選択肢が増えたことを示しています。
  3. 旧帝大の急減をTOCKYが下支え
    旧帝大が前年14名→7名と半減する一方、TOCKYは14名→15名と微増。結果として合計22名(前年比▲6名、現役合格率7.0%)と、前年の28名(8.9%)からは減少しましたが、TOCKYの安定がなければさらに大きく落ち込んでいたところです。
  4. 横浜国立大学がカテゴリの主軸
    旧帝大・TOCKY合わせた現役合格22名のうち7名が横国。八王子東の国公立志向を象徴する大学であり、合格者の約3人に1人を占めています。
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都立八王子東高校の難関国公立大学(旧帝大+TOCKY)の現役合格者数推移|2020年~2026年

経年推移表(旧帝大)※東大・京大・医学部除く

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大学名2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
北海道大学3人4人4人0人4人7人2人
東北大学0人3人2人3人1人3人4人
名古屋大学0人1人0人3人0人2人0人
大阪大学2人2人0人0人4人1人1人
九州大学0人1人0人1人2人1人0人
合計5人11人6人7人11人14人7人
現役合格率1.6%3.5%1.9%2.2%3.5%4.4%2.2%

()内の比率は、現役生の数(当該学年の入学年度の募集定員)を母数として算出しています。各大学の医学部にて合格があった場合、国公立医学部にて記載します。

経年推移表(TOCKY)※医学部除く

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大学名2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
筑波大学(T)7人3人4人9人2人4人3人
お茶の水女子大学(O)0人1人1人2人3人0人3人
千葉大学(C)1人1人3人1人0人2人1人
横浜国立大学(Y)6人12人5人5人2人8人7人
神戸大学(K)0人0人1人0人0人0人1人
合計14人17人14人17人7人14人15人
現役合格率4.4%5.4%4.4%5.4%2.2%4.4%4.7%

()内の比率は、現役生の数(当該学年の入学年度の募集定員)を母数として算出しています。各大学の医学部にて合格があった場合、国公立医学部にて記載します。

旧帝大+TOCKYへの現役合格者数の推移

旧帝大(東大・京大除く)への現役合格者の推移

旧帝大で7年間の合計がもっとも多いのは北海道大学(24名)で、次いで東北大学(16名)です。ただし北海道大は0〜7名と年度ごとの振れ幅が極端に大きく、「当たり年」に数字を稼ぐ傾向があります。これに対し東北大学は2021年度以降3〜4名を安定して輩出しており、旧帝大カテゴリの「安定枠」として定着しつつあります

名古屋・大阪・九州の3大学は合計しても年間0〜6名程度で、地理的要因もあり大きな変動を見せます。ただ2024年度には大阪4名・九州2名を記録するなど、特定の年度で「西日本志向」の学年が現れることもあり、潜在力は侮れません。

TOCKY(筑波・お茶・千葉・神戸・横国)の経年推移

TOCKYの7年間を貫く最大の柱は横浜国立大学(合計45名)です。2024年度の2名を例外として、毎年5名以上を安定供給しており、八王子東にとっての横国は東京一科医における東京科学大と並ぶ「二大お家芸」と呼んでよいでしょう。八王子から横浜方面へのアクセスの良さも、この強い結びつきを後押ししているはずです。

筑波大学は2023年度に9名と突出しましたが、それ以外は2〜7名とばらつきがあります。お茶の水女子大学は0名と3名が交互に現れるような推移で、まだ安定感には欠けます。千葉大学は0〜3名と少数で推移。神戸大学は7年間で2名のみと、遠方だけに散発的です。

旧帝大+TOCKY(筑波・お茶・千葉・神戸・横国)の経年推移

過去7年間の推移:旧帝大+TOCKY合計の現役合格者数は、2021年度の28名(8.9%)をピークに、2024年度に18名(5.7%)まで落ち込み、2025年度に再び28名(8.9%)と急回復。そして2026年度は22名(7.0%)とやや減少しています。東京一科医と同様に「好調→不調」の波が見られますが、底値は徐々に切り上がっている点がポイントです。

全体的な傾向と特徴

  • 横国と北海道大の「二枚看板」
    この2大学だけで7年間の合計69名を占め、旧帝大+TOCKY全体(160名)の43%に達します。いずれかが好調な年は全体の数字も伸び、不調な年は全体が沈む構図です。
  • 東北大学の台頭
    2020年度のゼロから2026年度の4名(過去最多)まで着実に成長。北海道大の変動に左右されがちな旧帝大カテゴリで、安定して合格者を出せる「第二の柱」になりつつあります。
  • TOCKYの底堅さが国公立志向を支える
    旧帝大が半減した年でもTOCKYが持ちこたえたことで、全体の現役合格率は7.0%を確保。国公立大学への進学を重視する八王子東にとって、関東圏のTOCKY大学群は進学実績の「安全弁」としても機能しています。
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【2026年度】都立八王子東高校の関東主要国公立大学合格者分析

【2026年度】関東主要国公立大学合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計
茨城大学1人(+1人)0人1人
宇都宮大学0人(ー)0人0人
群馬大学0人(ー)0人0人
埼玉大学7人(+4人)0人7人
東京藝術大学0人(ー)2人2人
電気通信大学4人(▲3人)2人6人
東京科学大学
(旧東京医科歯科大学)
1人(ー)0人1人
東京外国語大学4人(▲5人)1人5人
東京学芸大学14人(+6人)1人15人
東京農工大学12人(+4人)4人16人
東京海洋大学0人(▲1人)0人0人
東京都立大学15人(▲12人)2人17人
横浜市立大学1人(▲2人)0人1人
合計59人(▲8人)12人71人

東京科学大学(2024年に旧東京工業大学と旧東京医科歯科大学が統合)の合格実績については、高校によって旧大学ごとに分けて掲載しているケースと、まとめて記載しているケースがあります
当サイトでは、各高校の表記方針にできる限り合わせ、旧東京工業大学分は「東京一科」、旧東京医科歯科大学分は「関東主要国公立大学」にて記載しています。

2026年度の関東主要国公立大学への現役合格者数は59名(前年比▲8名)で、浪人12名を合わせた合計は71名。現役合格率は18.7%と、前年の21.2%からやや後退しました。

全体の数字だけを見ると減少に映りますが、その内実は「都立大の急減を、学芸大・農工大・埼玉大が補った」という構図です。東京都立大学は現役27名→15名と▲12名の大幅ダウン。

一方、東京学芸大学が8名→14名(前年比+6名)、東京農工大学が8名→12名(+4名)、埼玉大学が3名→7名(+4名)と三者合わせて+14名の上積みがあり、合格先の「一極集中」から「多極分散」へとシフトした年度と言えます。


全体的な傾向と特徴

  • 都立大「反動減」が全体の数字を押し下げ
    前年27名から15名への▲12名が、このカテゴリの減少の主因。都立大を除けば残りの大学群は合計44名(前年40名)と実質+4名の増加です。
  • 学芸大・農工大・埼玉大の「三枚看板」が台頭
    この3大学で計33名(現役)を占め、合格先の分散化が進みました。特に学芸大の14名は過去最多で、新たな柱として成長しています。
  • 理系の受け皿が厚い
    農工大12名+電通大4名+東京科学大(旧医科歯科)1名で理系だけでも17名。前セクションの東京科学大(旧工業)4名やTOCKYの横国7名と合わせると、国公立理系への進学パイプラインの太さが改めて浮かび上がります。
  • 現役合格率18.7%の意味
    卒業生316名のうち約5人に1人が関東圏の国公立大学に現役合格している計算です。東京一科医(3.2%)・旧帝大+TOCKY(7.0%)と合わせた国公立全体の厚みは、進学指導重点校にふさわしい水準を維持しています。
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都立八王子東高校の関東主要国公立大学の現役合格者数推移|2020年~2026年

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大学名2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
茨城大学0人0人0人0人0人0人1人
宇都宮大学0人0人0人0人0人0人0人
群馬大学0人0人0人0人0人0人0人
埼玉大学1人2人4人3人2人3人7人
東京藝術大学0人0人0人0人0人0人0人
電気通信大学5人5人3人3人1人7人4人
東京科学大学
(旧医科歯科)
0人0人2人0人0人1人1人
東京外国語大学2人4人6人4人12人9人4人
東京学芸大学7人7人10人10人11人8人14人
東京農工大学9人11人12人12人9人8人12人
東京海洋大学0人0人0人0人0人1人0人
東京都立大学16人18人17人20人22人27人15人
横浜市立大学0人0人0人0人0人3人1人
合計40人47人54人52人57人67人59人
現役合格率12.7%14.9%17.1%16.5%18.0%21.2%18.7%

関東国公立大学への現役合格者数の推移

過去7年間の推移:関東主要国公立大学への現役合格者数は、2020年度の40名(12.7%)から2025年度の67名(21.2%)までほぼ右肩上がりで成長してきました。

2026年度は59名(18.7%)とやや踊り場に入りましたが、7年前と比較すると約1.5倍の規模に拡大しており、長期的な成長トレンドは崩れていません

大学別の特徴

  • 東京都立大学
    7年間で合計135名と、関東主要国公立の中で圧倒的な存在感を示しています。2020年度の16名から2025年度の27名まで6年連続で増加を続けていましたが、2026年度に15名と初めて反転。それでも7年間で一度も15名を割ったことがなく、八王子東にとっての都立大は「最も確実に合格者を送り出せる国公立大学」と言えます。
  • 東京学芸大学
    7年間の合計は67名で都立大に次ぐ2位。2022年度から10名以上を安定して出し始め、2026年度に14名と過去最多を更新しました。都立大の減少をカバーする「第二の柱」として、その存在感は年々増しています。
  • 東京農工大学
    7年間の合計は73名で、実は都立大に次いで2番目に多い合格大学です。8〜12名の安定したレンジで推移しており、年度による振れ幅が小さいのが特徴。理系国公立の「安定供給源」としてこのカテゴリを支えています。
  • 東京外国語大学
    2024年度に12名と突出しましたが、それ以外の年度は2〜9名と変動が大きく、安定感には欠けます。文系・国際系の志望者にとっては魅力的な大学ですが、学年ごとの語学志向の強さに左右される傾向があります。
  • 埼玉大学
    2020年度の1名から2026年度の7名まで7年間で7倍の成長を遂げたのが際立ちます。中堅国公立としての存在感が着実に高まっており、今後も伸びが期待される大学です。

全体的な傾向と特徴

  1. 「都立大一強」から「三本柱」へ
    かつて関東国公立の合格者の4割以上を都立大が占めていましたが、2026年度は都立大15名に対し学芸大14名・農工大12名と拮抗。合格先の分散化は、進路指導の幅広さを示すポジティブな変化です。
  2. 関東国公立の合計は7年間で約1.5倍に成長
    40名→59名。東京一科医や旧帝大が年度ごとの波を抱える中、関東国公立は八王子東の国公立実績のもっとも安定した「地盤」として機能しています。
  3. 理系受け皿の厚み
    農工大12名+電通大4名+東京科学大(旧医科歯科)1名で17名。文系の学芸大14名・外語大4名と合わせると、文理ともに選択肢の幅が広い点が八王子東の強みです。
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都立八王子東高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比|2020年~2026年

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大学群2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
東京一科医15人
(4.7%)
15人
(4.7%)
9人
(2.8%)
16人
(5.1%)
16人
(5.1%)
10人
(3.2%)
10人
(3.2%)
旧帝大
(医除く)
5人
(1.6%)
11人
(3.5%)
6人
(1.9%)
7人
(2.2%)
11人
(3.5%)
14人
(4.4%)
7人
(2.2%)
TOCKY
(医除く)
14人
(4.4%)
17人
(5.4%)
14人
(4.4%)
17人
(5.4%)
7人
(2.2%)
14人
(4.4%)
15人
(4.7%)
関東国公立
(医除く)
40人(12.7%)47人
(14.9%)
54人
(17.1%)
52人
(16.5%)
57人
(18.0%)
67人
(21.2%)
59人
(18.7%)
地方国公立
(医除く)
18人
(5.7%)
22人
(7.0%)
20人
(6.3%)
20人
(6.3%)
28人
(8.9%)
17人
(5.4%)
19人
(6.0%)
国公立合計92人
(29.1%)
112人
(35.4%)
103人
(32.6%)
112人
(35.4%)
119人
(37.7%)
122人
(38.6%)
110人
(34.8%)

2026年度の国公立大学への現役合格者数は110名(前年比▲12名)、現役合格率は34.8%となりました。前年の122名(38.6%)からは後退したものの、卒業生316名のうち約3人に1人が国公立大学に現役合格している計算で、進学指導重点校にふさわしい水準を維持しています。

減少の内訳を見ると、旧帝大(▲7名)と関東国公立(▲8名)の二つが主因です。旧帝大は北海道大学の反動減、関東国公立は東京都立大学の反動減がそれぞれ大きく響きました。一方、TOCKY(+1名)と地方国公立(+2名)は微増しており、東京一科医も前年と同数の10名を確保。すべてのカテゴリが一斉に崩れたわけではなく、特定の「当たり年」だった大学の揺り戻しが全体の数字を押し下げた構図です。

国公立大学群別の傾向分析

関東国公立が「屋台骨」として定着

国公立合格者110名のうち、関東国公立が59名(54%)ともっとも大きな割合を占めています。7年間の推移で見ても40名→59名と約1.5倍に成長しており、八王子東の国公立実績を支える「屋台骨」としての役割は年々強まっています。都立大・学芸大・農工大の3大学を中心に、地理的に通いやすい関東圏の国公立に生徒を着実に送り出す体制が確立されていると言えるでしょう。

上位層(東京一科医+旧帝大)は「踊り場」

東京一科医(10名)と旧帝大(7名)を合わせた上位層は17名で、前年の24名から▲7名。現役合格率も7.6%→5.4%に低下しました。東京一科医は2年連続で10名にとどまり、旧帝大は北海道大の揺り戻しで半減。最難関〜難関ゾーンは「踊り場」にあると言えますが、東北大学(過去最多4名)や東京科学大学(4名に回復)など個別に明るい材料もあり、次年度以降の反転の芽は残っています。

TOCKYの安定感

TOCKYは15名(4.7%)と、2024年度の急落(7名)から2年連続で14〜15名のレンジに回復。横浜国立大学を主軸に、お茶の水女子大学の復活(0名→3名)も加わり、TOCKY大学群は国公立実績の「安定弁」として機能し続けています。

地方国公立の堅調さ

地方国公立は19名(6.0%)と、前年の17名から微増。2024年度の28名のような突出した年もありますが、おおむね17〜22名のレンジで推移しており、大きな崩れがありません。関東国公立とTOCKYだけでなく、全国の国公立大学に幅広く生徒を送り出せる懐の深さが八王子東の特徴です。

7年間の長期トレンド

2020年度の92名(29.1%)から2025年度の122名(38.6%)まで、国公立合計は6年間で約1.3倍に成長しました。2026年度は110名と一服しましたが、2020年度と比較すればなお+18名の水準にあります。この成長を牽引してきたのは関東国公立の拡大で、都立大・学芸大・農工大といった「都内国公立トライアングル」の合格者増が全体のベースを押し上げてきた構図です。

国公立志向が強い八王子東にとって、卒業生の3人に1人が国公立に現役合格するこの水準は進学指導重点校の面目を保つラインです。今後は東京一科医・旧帝大といった上位カテゴリの回復がどこまで進むかが、35%の壁を再び超えるためのカギになるでしょう。

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【2026年度】都立八王子東高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者分析

【2026年度】最難関私立大学合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計
早稲田大学23人(▲14人)6人29人
慶應義塾大学12人(▲21人)5人17人
上智大学21人(▲13人)4人25人
東京理科大学27人(▲21人)10人37人
私立大学医学部
(慶医除く)
1人(▲1人)1人2人
合計84人(▲70人)26人110人

2026年度の早慶上理+私立大学医学部への現役合格者数は84名(前年比▲70名)と、前年の154名から大幅に減少しました。浪人26名を合わせた合計は110名です。私立大学延べ合格者数に占める比率は13.4%で、前年の18.5%から5ポイント以上低下しています。

ただし、この数字を読み解くには私立大学の受験構造そのものが変わったことを押さえておく必要があります。2026年度の私立大学延べ合格数は629名と前年の832名から▲203名(▲24%)と大幅に縮小。一人あたりの私立大学合格数も2.7校→2.1校に低下しており、生徒たちが私立大学の併願校数を絞り込んだことが読み取れます。

国公立志向が強い八王子東らしく、「私立を幅広く受ける」戦略から「国公立に集中し、私立は厳選する」スタイルへとシフトした年度と見ることができるでしょう。もちろん早慶上理の合格難度自体が上がっている可能性もあり、「受験校数の減少」と「合格率の変動」の両方が重なった結果と考えられます。

【2026年度】早慶上理+私立大学医学部合格者の大学別分析

  • 早稲田大学
    現役23名(前年比▲14名)、浪人6名の計29名が合格しました。前年の37名からは減少しましたが、それでも早慶上理の中では最多の現役合格者数を維持しています。過去7年間で14〜40名と幅がありますが、20名を下回ったのは2020年度のみ。八王子東にとって早稲田は私立最難関の「主軸」であり続けています。
  • 慶應義塾大学
    現役12名(前年比▲21名)は、前年の33名から約3分の1に急落しました。これは過去7年間で2023年度の9名に次いで低い水準です。前年は33名と過去最高を記録しただけに「反動減」の側面もありますが、▲21名という減少幅はこのセクションで最大。早慶の中でも慶應は学部ごとの入試傾向が独特であり、学年の適性に左右されやすい面があります。
  • 上智大学
    現役21名(前年比▲13名)、浪人4名の計25名が合格。前年の34名からは減少しましたが、20名台を確保しており、過去7年間のレンジ(7〜34名)の中では中位を維持しています。
  • 東京理科大学
    現役27名(前年比▲21名)、浪人10名の計37名が合格しました。理科大は八王子東の理系志望者にとって国公立との併願先として定番の存在ですが、今年は現浪合計でもこのセクション最多の37名を輩出。浪人10名はこのカテゴリで最多であり、国公立との併願で惜しくも不合格だった理系生徒が浪人して理科大に受かるパターンが一定数あることを示しています。
  • 私立大学医学部(慶医除く)
    現役1名(前年比▲1名)、浪人1名の計2名。過去7年間を見ると0〜6名と変動が大きく、2023年度の6名が例外的な好成績でした。国公立医学部(今年3名)と合わせた医学部合格者は計5名です。

全体的な傾向・特徴

  • 「▲70名」の正体は併願校数の圧縮
    一人あたりの私立大学合格数が2.7校→2.1校と低下しており、早慶上理の減少は「実力低下」というよりも「私立の受験戦略を絞った」結果と読むのが適切です。国公立合格者110名(34.8%)を維持していることからも、上位層の実力は健在と考えられます。
  • 慶應の「当たり外れ」が拡大
    過去7年間で9〜33名と最も振れ幅が大きい大学。前年の33名(過去最高)から12名への落差は、学年ごとの適性差を如実に反映しています。
  • 理科大が「理系併願の受け皿」として機能
    現浪計37名はこのカテゴリ最多。国公立理系を本命とする八王子東の生徒にとって、理科大は最も信頼性の高い併願先です。
  • 浪人比率23.6%は国公立セクションより高め
    東京一科医(17%)・旧帝大+TOCKY(19%)と比べて高く、私立最難関は「浪人してでも」という層が一定数いることを示しています。
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都立八王子東高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数推移|2020年~2026年

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大学名2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
早稲田大学14人40人26人31人37人37人23人
慶應義塾大学10人21人15人9人22人33人12人
上智大学7人20人22人17人29人34人21人
東京理科大学23人30人26人48人36人48人27人
私立大学医学部
(慶医除く)
2人0人1人6人1人2人1人
合計56人111人90人111人125人154人84人
私立延べ合格数に占める比率10.3%17.6%12.7%14.9%15.8%18.5%13.4%

()内の比率は、現役生の私立大学延べ合格者数を母数として算出しています。各大学の医学部にて合格があった場合、私立医学部にて記載します。

大学別の特徴

  • 早稲田大学
    7年間の合計は208名で、早慶上理の中で最多。2021年度の40名をピークに、直近4年は26〜37名のレンジで安定していましたが、2026年度に23名とやや落ち込みました。それでも八王子東の私立最難関の「看板大学」であることに変わりはなく、7年間で一度も14名(2020年度)以下に沈んでいない底堅さが特徴です。
  • 慶應義塾大学
    7年間の合計は122名で早稲田に次ぐ2位ですが、年度ごとの振れ幅が9〜33名ともっとも大きい大学です。2025年度の33名(過去最高)から2026年度の12名へと急落したパターンは、2021年度の21名→2023年度の9名という過去の動きとも重なります。慶應は学部ごとに入試形式が大きく異なるため、学年の得意・不得意が直接合格者数に出やすい構造があります。
  • 上智大学
    7年間で7名→34名と約5倍に成長した大学です。2026年度は21名と前年から減少しましたが、2020年度の7名と比較すれば依然として3倍の水準にあります。上智の成長は八王子東の文系上位層の厚みが増してきたことの表れとも読めます。
  • 東京理科大学
    7年間の合計は238名で全体最多。2023年度と2025年度に48名とピークを記録した後、2026年度は27名に減少しました。理科大は国公立理系との併願先として受験されることが多く、一人あたり私立合格数が2.7校→2.1校に絞られた今年は、「理科大を受けずに国公立一本に絞る」層が増えた可能性があります。
  • 私立大学医学部
    2023年度の6名が突出していますが、それ以外は0〜2名で推移。少数精鋭の領域であり、年度ごとの変動は致し方ないところです。

全体的な傾向と特徴

  1. 一人あたり私立合格数の推移が物語ること
    2020年度の1.8校から2025年度の2.7校まで毎年増加していたこの数字が、2026年度に2.1校と急落しました。これは生徒の受験行動そのものが変化したことを意味し、早慶上理の「▲70名」は単純な学力低下ではなく、受験戦略の転換を反映したものです。
  2. 国公立実績との対比
    国公立大学の現役合格者は110名(34.8%)で前年122名からの減少は12名にとどまっています。私立の▲70名に対し国公立の▲12名という非対称な減り方は、上位層が国公立により集中したことを裏付けています。
  3. 2020年度水準への「巻き戻し」ではない
    84名という数字は2020年度の56名と比べればなお1.5倍の規模。私立延べ合格数も629名と2020年度(543名)を上回っており、学校全体の進学力は維持されています。
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【2026年度】都立八王子東高校の難関私立大学(GMARCH)合格者分析

【2026年度】難関私立大学(GMARCH)合格者数と現役合格者前年比

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大学名現役(前年比)浪人合計
学習院大学9人(▲8人)1人10人
明治大学59人(▲33人)12人71人
青山学院大学30人(▲25人)11人41人
立教大学27人(▲7人)3人30人
中央大学52人(▲37人)9人61人
法政大学55人(▲22人)14人69人
合計232人(▲132人)50人282人

2026年度のGMARCHへの現役合格者数は232名(前年比▲132名)と、前年の364名から大幅に減少しました。浪人50名を合わせた合計は282名で、私立大学延べ合格数に占める比率は36.9%です。

前セクション(早慶上理医)と同じく、この減少の背景には一人あたり私立大学合格数が2.7校→2.1校に圧縮されたことがあります。6大学すべてが前年割れとなっていますが、これは「各大学の合格力が一斉に落ちた」というよりも、併願先を絞り込んだ結果、延べ合格数そのものが縮小したことの表れです。

前年の832名→629名(▲24%)という私立延べ合格数の減少と、GMARCH▲36%の減少幅にはギャップがあるため、併願圧縮だけでなく合格難度の上昇も一定程度影響していると考えられますが、国公立合格者110名(34.8%)を維持していることを考えると、学校全体の進学力が大きく揺らいだわけではないと読むのが妥当でしょう。

GMARCH合格者の大学別分析

  • 明治大学
    現役59名(前年比▲33名)は前年の92名から大きく減少しましたが、それでもGMARCH6校の中では最多の現役合格者数です。浪人12名を含めた合計71名もカテゴリトップ。過去7年間で42〜92名のレンジで推移しており、59名は中位水準にあたります。八王子東にとって明治はGMARCHの「第一主軸」であり続けています。
  • 法政大学
    現役55名(前年比▲22名)、浪人14名の計69名が合格。GMARCHの中では明治に次ぐ2番目の現役合格者数です。過去7年間で47〜77名と安定したレンジで推移しており、55名は中位やや下ながら、GMARCH6校の中ではもっとも振れ幅が小さい「安定大学」と言えます。浪人14名はこのカテゴリ最多で、「もう一年で手が届く」大学として再挑戦する層も厚いことがうかがえます。
  • 中央大学
    現役52名(前年比▲37名)と、6校中でもっとも大きな減少幅を記録しました。ただし中央大は2024年度に101名と突出した実績を持ち、もともと年度ごとの振れが大きい大学です。2026年度の52名は2023年度の58名に近く、好調年の反動という側面が強いでしょう。
  • 青山学院大学
    現役30名(前年比▲25名)、浪人11名の計41名が合格。2020年度の19名から2025年度の55名まで右肩上がりで成長してきた大学ですが、今年は2021年度の31名に近い水準まで後退しました。
  • 立教大学
    現役27名(前年比▲7名)は、GMARCH6校の中でもっとも減少幅が小さい結果となりました。過去7年間で16〜38名のレンジで推移しており、27名は中位。6校中唯一「一桁台の減少」にとどまった点は注目に値します。
  • 学習院大学
    現役9名(前年比▲8名)と前年の17名から半減しました。GMARCH6校の中ではもっとも合格者数が少ない大学ですが、もともと2〜17名のレンジで推移しており、小規模な変動で大きく見えやすいカテゴリです。
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全体的な傾向・特徴

  • 「▲132名」は併願圧縮の影響がもっとも大きく出たカテゴリ
    早慶上理医(▲70名)以上にGMARCHの減少幅が大きいのは、併願先として「幅広く出願する」対象になりやすいGMARCHこそ、出願校数の絞り込みで真っ先に数字が減るためです。
  • 明治・法政・中央の「三強」は健在
    この3校で現役166名を占め、GMARCH全体の72%を稼いでいます。前年はこの3校だけで258名でしたが、比率構造は大きく変わっていません。
  • 浪人50名はカテゴリ全体の18%
    早慶上理医(24%)よりは低いものの、GMARCHレベルでも浪人して合格する層が一定数いることを示しています。

都立八王子東高校の難関私立大学(GMARCH)の現役合格者数推移|2020年~2026年

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大学名2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
学習院大学2人10人9人10人14人17人9人
明治大学42人66人74人89人79人92人59人
青山学院大学19人31人35人49人44人55人30人
立教大学16人32人22人38人31人34人27人
中央大学50人79人80人58人101人89人52人
法政大学47人50人62人72人69人77人55人
合計176人268人282人316人338人364人232人
私立延べ合格数に占める比率32.4%42.5%39.7%42.5%42.8%43.8%36.9%

()内の比率は、現役生の私立大学延べ合格者数を母数として算出しています。

大学別の詳細推移分析

  • 明治大学
    7年間の合計501名でGMARCH全体の最多合格大学。2023年度の89名と2025年度の92名がピークで、2026年度はそこから約35%減の59名ですが、2020年度(42名)と比較すれば1.4倍の水準を維持しています。八王子東のGMARCH実績の「顔」と呼べる存在です。
  • 中央大学
    7年間の合計は457名で明治に次ぐ2位。2024年度に101名と唯一の「三桁」を達成した大学ですが、2023年度の58名や2026年度の52名のように落ち込む年もあり、振れ幅はGMARCH6校でもっとも大きい部類。八王子市から比較的アクセスしやすい立地もあり、学年の志向によって受験者数が大きく変動しやすいと考えられます。
  • 法政大学
    7年間の合計は377名で3位。47〜77名のレンジで推移し、年度ごとの変動係数がGMARCH中もっとも小さい「安定枠」です。減少幅▲22名は6校中4番目の小ささで、併願圧縮の影響を相対的に受けにくかった大学と言えます。
  • 青山学院大学
    2020年度の19名から2025年度の55名まで右肩上がりだったトレンドが初めて反転。30名は2021年度の31名に近く、成長トレンドの「中間地点」に戻った形です。
  • 立教大学
    減少幅▲7名は6校中最小
    で、もっとも影響が軽微だった大学です。16〜38名のレンジ内で安定推移しており、併願先として「堅く受ける」対象になっている可能性があります。

全体的な傾向と特徴

  • 6年間の成長は「リセット」ではなく「調整」
    232名は2020年度(176名)比で+32%の水準。2021〜2025年度の右肩上がりが2.7校→2.1校という併願圧縮で一気に調整された形ですが、2020年度の出発点より大幅に高い位置にあります。
  • 私立延べ合格数に占めるGMARCH比率は36.9%
    前年の43.8%からは低下しましたが、依然として私立合格者のおよそ3人に1人がGMARCHに合格している計算です。GMARCHが八王子東の私立実績の「ボリュームゾーン」であることは変わりません。
  • 併願圧縮の影響は大学ごとに差がある:立教(▲7名)と中央(▲37名)では5倍以上の開き。出願校数を絞る際に「切られやすい大学」と「残されやすい大学」が分かれた構図が見えてきます。
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都立八王子東高校現役生の私立大学延べ合格数に占める私立大学群別合格人数比|2020年~2026年

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大学群2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
早稲田・慶應義塾24人
(4.4%)
61人
(9.7%)
41人
(5.8%)
40人
(5.4%)
59人
(7.5%)
70人
(8.4%)
35人
(5.6%)
上智・東京理科30人
(5.5%)
50人
(7.9%)
48人
(6.8%)
65人
(8.7%)
65人
(8.2%)
82人
(9.9%)
48人
(7.6%)
私立医学部2人
(0.4%)
0人
(0.0%)
1人
(0.1%)
6人
(0.8%)
1人
(0.1%)
2人
(0.2%)
1人
(0.2%)
GMARCH176人
(32.4%)
268人
(42.5%)
282人
(39.7%)
316人
(42.5%)
338人
(42.8%)
364人
(43.8%)
232人
(36.9%)
成成明学國武28人
(5.2%)
26人
(4.1%)
44人
(6.2%)
48人
(6.5%)
65人
(8.2%)
46人
(5.5%)
52人
(8.3%)
四工大35人
(6.4%)
25人
(4.0%)
39人
(5.5%)
36人
(4.8%)
32人
(4.1%)
41人
(4.9%)
38人
(6.0%)
日東駒専57人
(10.5%)
46人
(7.3%)
90人
(12.7%)
55人
(7.4%)
96人
(12.2%)
76人
(9.1%)
※未公表
その他私立191人
(35.2%)
154人
(24.4%)
165人
(23.2%)
177人
(23.8%)
133人
(16.9%)
151人
(18.1%)
223人
(35.5%)
私立延べ合格数543人630人710人743人789人832人629人
一人あたり
私立合格数
1.8校2.0校2.3校2.4校2.6校2.7校2.1校

2026年度の私立大学延べ合格数は629名で、前年の832名から▲203名(▲24%)と大幅に縮小しました。一人あたりの私立大学合格数も2.7校→2.1校に低下しています。

この「延べ合格数の圧縮」は全大学群に波及しており、早慶(▲96名)・GMARCH(▲132名)を筆頭に軒並み前年割れとなりました。一方で国公立大学の現役合格者は110名(34.8%)と大きく崩れておらず、「国公立に集中し、私立の併願先を絞り込んだ」という受験行動の変化が全体を貫く最大のテーマです。

ただし、成成明学國武(46名→52名、+6名)と四工大(41名→38名、▲3名とほぼ横ばい)のように中堅〜準難関ゾーンでは底堅さを見せた大学群もあり、「一律に落ちた」わけではない点は押さえておく必要があります。

私立大学群別の傾向分析

  • 早稲田・慶應義塾:「半減」だが2020年度水準を上回る
    現役35名(前年比▲35名)はちょうど半減。しかし2020年度の24名と比較すればなお1.5倍の水準であり、完全な「巻き戻し」ではありません。私立延べ合格数に占める比率は5.6%で、2020年度(4.4%)より高い位置を維持しています。
  • 上智・東京理科:「成長の踊り場」
    現役48名(前年比▲34名)は前年の82名から大幅減ですが、2022年度の48名と同じ水準。2020年度の30名からの成長を考えれば、6年間のトレンドの中間地点に戻ったという評価が妥当です。比率も7.6%と、前年の9.9%からは下がったものの2020年度(5.5%)を2ポイント上回っています。
  • GMARCH:ボリュームゾーンの「調整局面」
    現役232名(前年比▲132名)と最大の減少幅を記録。ただしGMARCHは併願校として「幅広く受ける」対象であるため、出願校数の圧縮がもっともダイレクトに数字に出るカテゴリです。比率は36.9%と、2021〜2025年度に40%超を維持していた水準からは低下しましたが、依然として私立合格者のおよそ3人に1人はGMARCHです。
  • 成成明学國武:「逆行高」の注目株
    現役52名(前年比+6名)は全大学群で唯一の前年超え。比率も5.5%→8.3%と大幅に上昇し、過去7年間で2024年度の65名に次ぐ2番目の好成績です。GMARCHとの併願から成成明学國武への「ターゲットシフト」が起きた可能性があり、受験戦略を絞り込む中で「確実に取れるゾーン」として選ばれたと読み取れます。
  • 四工大:理系中堅の「安定枠」
    現役38名(前年比▲3名)とほぼ横ばい。比率は6.0%と前年(4.9%)から上昇しており、25〜41名のレンジで安定推移しています。理系志望者にとって国公立の併願先として手堅い存在であり、延べ合格数が縮小した中でも「切られなかった」大学群と言えます。

全体的な傾向と特徴

  • 一人あたり私立合格数2.1校が示すもの
    この数字は2020年度の1.8校に次いで低い水準です。2021〜2025年度にかけて2.0→2.7校と年々上昇してきた「併願拡大トレンド」が一気に反転しました。国公立志向が強い八王子東において、私立の受験校数は国公立への集中度合いのバロメーターとも言えます。
  • 上位大学群ほど減少幅が大きい構図
    早慶(▲50%)>GMARCH(▲36%)>成成明学國武(+13%)・四工大(▲7%)という序列は、併願校を絞る際に「上から切る」のではなく「幅広く受けていた上位併願先を絞る」行動パターンを反映しています。
  • 成成明学國武・四工大の底堅さは「受験戦略の変化」の裏返し
    上位を絞った分、合格確保のために中堅〜準難関はしっかり押さえる──という合理的な受験行動が、この2大学群の安定ぶりに表れています。
  • 国公立110名+私立延べ629名の全体像
    国公立が▲12名にとどまる一方で私立が▲203名と非対称な動き。これは「学力低下」ではなく「受験配分の転換」であり、八王子東の国公立志向が一段と強まったことを示すデータです。

【2026年度】都立八王子東高校の7年間サマリー(2020年〜2026年)

2026年度の国公立+私立を合わせた延べ合格人数は739名で、前年の954名から▲215名(▲23%)と大幅に縮小しました。また、GMARCH以上+国公立の延べ合格比率は57.5%と、前年の66.9%から低下しています。

ただし繰り返しになりますが、この減少は一人あたり私立大学合格数が2.7校→2.1校に圧縮されたことが最大の要因であり、国公立大学の現役合格者110名(34.8%)はしっかり維持されています。延べ合格数が減ったのは「受けた数が減った」からであり、「受からなくなった」わけではない──この点を押さえた上で、7年間の全体像を俯瞰してみましょう。

【7年間サマリー表①】全体

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項目2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度
卒業生数316人316人316人316人316人316人316人
国公立+私立 延べ合格数635人742人813人855人908人954人739人
GMARCH・国公立以上 比率50.7%66.2%58.3%62.3%64.0%66.9%57.5%

【7年間サマリー表②】国公立大学

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大学群2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度構成比
東京一科医15人15人9人16人16人10人10人1.4%
旧帝大(医除く)5人11人6人7人11人14人7人0.9%
TOCKY(医除く)14人17人14人17人7人14人15人2.0%
関東国公立(医除く)40人47人54人52人57人67人59人8.0%
その他地方国公立(医除く)18人22人20人20人28人17人19人2.6%

【7年間サマリー表③】私立大学

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大学群2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度2026年度構成比
早慶医24人61人41人40人59人70人35人4.7%
上智理科30人50人48人65人65人82人48人6.5%
GMARCH176人268人282人316人338人364人232人31.4%
成成明学國武28人26人44人48人65人46人52人7.0%
四工大35人25人39人36人32人41人38人5.1%
日東駒専57人46人90人55人96人76人※未公表
その他私立(海外含む)193人154人166人183人134人153人224人30.3%

※2026年度の日東駒専は合格者数が未公表のため、「その他私立」に含まれています。

7年間サマリーから見える八王子東の「骨格」

国公立大学:92名→110名、7年間で約1.2倍の成長

国公立大学への現役合格者は、2020年度の92名(29.1%)から2026年度の110名(34.8%)まで着実に伸びています。特に関東国公立が40名→59名(約1.5倍)と成長の中心を担いました。都立大・学芸大・農工大を中心とした「都内国公立トライアングル」の拡大が、国公立全体のベースを押し上げてきた構図です。

一方、東京一科医は9〜16名、旧帝大は5〜14名と年度ごとの波が大きく、安定感のあるTOCKY(7〜17名)・関東国公立(40〜67名)とは対照的。最難関〜難関ゾーンの「安定化」が次の成長ステージに進むための課題です。

私立大学:543名→629名だが「中身の質」は維持

私立延べ合格数は2025年度の832名から629名に急減しましたが、2020年度(543名)と比較すればなお16%多い水準です。一人あたり合格数が2.7校→2.1校に圧縮されたことが最大の要因であり、国公立への集中度が高まった結果として私立の出願校数が絞られたと読むのが自然です。

構成比を見ると、GMARCH(31.4%)と早慶医+上智理科(11.2%)で合わせて約43%。国公立志向の学校でありながら、私立最難関〜難関にもしっかり合格者を送り出す「二刀流」の体制は維持されています。


総括

都立八王子東高校の2026年度大学合格実績は、数字の「表面」と「中身」で印象が大きく異なる年度でした。

延べ合格人数739名(前年954名)、GMARCH以上+国公立比率57.5%(前年66.9%)と、一見すると後退の印象が拭えません。しかしその内実を分解すると、国公立大学は現役110名(前年比▲12名)と小幅な減少にとどまる一方、私立大学は延べ629名(前年比▲203名)と大幅に縮小しています。この非対称な動きは、一人あたり私立合格数が2.7校→2.1校に圧縮されたことが示すとおり、「私立を幅広く受ける」戦略から「国公立に集中し、私立は厳選する」戦略への転換を反映したものです。

2026年度を象徴する3つのキーワード

① 「理系が支える」国公立実績

東京一科医カテゴリで最多合格を輩出したのは東京科学大学(旧東京工業大学)の4名。国公立医学部も3名と回復基調で、東京一科医10名のうち7名が理系大学でした。DXハイスクール指定校として理系教育に厚みを持つ八王子東ならではの結果であり、東京科学大は過去7年間で合格者ゼロの年度が一度もない「お家芸」として定着しています。

② 関東国公立の「多極分散」

東京都立大学が前年27名→15名と急減する中、東京学芸大学が14名(過去最多)、東京農工大学が12名、埼玉大学が7名(過去最多)と台頭。かつての「都立大一強」から「三本柱」への移行が進みました。関東国公立全体では59名と前年より減少しましたが、合格先の分散は進路指導の幅広さを示すポジティブな変化です。

③ 併願圧縮と「確実ゾーン」の浮上

私立大学では早慶(▲50%)・GMARCH(▲36%)と上位大学群ほど減少幅が大きかった一方、成成明学國武は+13%と唯一の前年超え、四工大も▲7%と底堅さを見せました。出願校数を絞る中で「確実に取れるゾーン」がしっかり押さえられた構図であり、受験戦略としては合理的な判断がなされていたと言えます。

今後の注目ポイント

八王子東が国公立合格率35%の壁を再び超えるためのカギは、一橋大学の再浮上東京一科医の「3.2%の壁」の突破です。一橋は2024年度の6名から1名へと3年連続で減少しており、文系最難関への「パイプライン」の再構築が急務。また東京一科医は2年連続で10名・3.2%にとどまっており、ここを15名・5%ラインに引き上げられるかが次の分水嶺になります。

一方で、関東国公立の成長(7年間で約1.5倍)やTOCKYの安定感(2年連続で14〜15名)は、八王子東の国公立志向を支える「地盤」として盤石です。進学指導重点校7校の一角として、「国公立に強い学校」という看板は2026年度もしっかり守られたと評価してよいでしょう。

<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・八王子東高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/hachiojihigashi-h/

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