早稲田アカデミーの2025年度高校合格実績は、国立・私立・都立の各難関校において着実な成長を示しています。2023年から2025年の3年間の推移を分析すると、最難関校から準難関校まで幅広い層で合格者数を増加させており、特に一部の学校では顕著な伸びが見られます。さらに、他の大手進学塾と比較しても圧倒的な実績を誇り、多くの学校種別で業界トップの合格者数を達成しています。本記事では、各校種別の合格実績を詳細に分析し、早稲田アカデミーの指導力の高さと生徒の成長を数字で検証します。
早稲田アカデミーの最難関国立・私立高校の合格実績|2025年度版

最難関国立(お茶附・筑駒・筑附・学大附)の合格実績|2025年度版

早稲田アカデミーは2025年度の国立大学附属高校への合格者数において、お茶の水女子大附属高校57名、筑波大附属駒場高校40名、筑波大附属高校73名、東京学芸大附属高校92名と、他塾を圧倒する合格実績を誇ります。国立附属高校全体では、2023年の239名から2025年には262名へと9.6%増加しました。
- お茶の水女子大附属高校:2023年の53名から2025年には57名へ増加(2024年は50名と一時減少)
- 筑波大附属駒場高校:2023年の24名から2025年には40名へ順調に増加
- 筑波大附属高校:2023年70名、2024年77名、2025年73名と変動
- 東京学芸大附属高校:2023年92名、2024年96名でピークを迎え、2025年は92名
最難関・難関私立進学校(開成・城北・巣鴨・桐朋)の合格実績|2025年度版

- 開成高校:2023年104名、2024年107名、2025年104名と高水準を維持
- 城北高校:2023年45名から2025年64名へと大幅増加
- 巣鴨高校:2023年53名から2025年70名へ増加
- 桐朋高校:2023年13名から2024年30名へ増加後、2025年は20名に減少
開成高校104名、城北高校64名、巣鴨高校70名、桐朋高校20名と、難関私立高校でも大手塾中トップの合格者数を達成しています。全体では2023年111名から2025年154名へと38.7%の大幅増加を示しました。
最難関国立(お茶附・筑駒・筑附・学大附)・私立高校(開成・城北・巣鴨・桐朋)の合格実績の全体傾向
- 国立附属高校合計:2023年239名から2025年262名へ着実に増加
- 難関私立高校合計:2023年111名から2025年154名へ大幅増加
- 全体合格者数:2023年350名から2025年416名へ増加
早稲田アカデミーは、全体として最難関校への合格者数が2023年から2025年にかけて約19%増加しており、着実な成果を上げています。特筆すべきポイントとしては、東大合格者数で日本最多を誇る開成高校への合格者数が、3年間を通じて安定して高い水準を維持していることです。また開成高校と併願されることも多い国立大学附属高校への合格者数は、2023年から2025年にかけて9.6%増加しました。
難関私立高校への合格者数は最も顕著な伸びを見せ、2023年から2025年にかけて38.7%増加しました。特に城北高校(42%増)と桐朋高校(53.8%増)は、2023年から2025年にかけて著しい伸びを示しています。早稲田アカデミーは東京の最難関高校の入試対策において、特に国立大学附属高校と難関私立高校の両方で、年々効果的な指導を行っていることが分かります。
早稲田アカデミーの早慶ICU附属・系属高校の合格実績|2025年度版


早稲田系列では早大学院315名、早稲田実業121名(47.6%増)、早大本庄481名、慶應系列では慶應義塾275名、慶應志木326名、慶應女子115名、慶應湘南藤沢35名、ICU高校87名と、こちらも他塾を圧倒する結果となっています。早慶ICU系全体では2023年1634名から2025年1755名へと7.4%増加しました。
大学別の附属・系属高校合格者数の推移
- 早稲田附属・系属:2023年849名→2024年865名→2025年917名(8%増加)
- 慶應義塾附属:2023年700名→2024年689名→2025年751名(7.3%増加)
- ICU附属:2023年85名→2024年73名→2025年87名(2.4%増加)
- 全体合計:2023年1634名→2024年1627名→2025年1755名(7.4%増加)
個別高校の合格者数推移
- 早大学院:2023年267名→2024年312名→2025年315名(18%増加)
- 早稲田実業:2023年82名→2024年90名→2025年121名(47.6%増加)
- 早大本庄:2023年500名→2024年463名→2025年481名(3.8%減少)
- 慶應義塾:2023年284名→2024年270名→2025年275名(3.2%減少)
- 慶應湘南藤沢:2023年29名→2024年21名→2025年35名(20.7%増加)
- 慶應志木:2023年292名→2024年289名→2025年326名(11.6%増加)
- 慶應女子:2023年95名→2024年109名→2025年115名(21.1%増加)
- ICU:2023年85名→2024年73名→2025年87名(2.4%増加)
早慶ICU附属・系属高校の合格実績の全体傾向
早稲田実業への合格者数が3年間で47.6%と最も大きく増加しており、早稲田アカデミーの指導効果が特に表れています。早大本庄は若干減少したものの、早稲田系の学校全体では8%の増加を示しています。
慶應系では、慶應義塾本校は若干減少したものの、慶應湘南藤沢、慶應女子、慶應志木は増加し、全体で7.3%増加しています。
全体として、早慶ICU系の合格者数は2023年から2025年にかけて7.4%増加し、2025年には1755名に達しました。早稲田系学校の合格者は慶應系学校より多く、特に早大本庄への合格者数が突出しています。
早稲田アカデミーは難関大附属・系属高校への合格実績において着実な成長を続けており、特に早稲田実業や慶應湘南藤沢などの学校で著しい成果を上げています。全体としては2025年に過去3年で最高の合格者数を達成しています。
早稲田アカデミーのMARCH附属・系列高校の合格実績|2025年度版


立教新座525名(20.7%増)をはじめ、明大中野206名、明大明治165名、明大八王子98名、青山学院159名、中大杉並171名、中大附属132名、法政大学52名(40.5%増)など、東京所在のMARCH系高校では他の塾を圧倒し、すべて合格者数トップを誇ります。神奈川に所在がある法政第二、法政国際、中大横浜は臨海セミナーに次ぐ結果となっていますが、東京ではナンバー1の実績です。全体では2023年1607名から2025年1817名へと13.1%増加しました。
大学別の附属・系列高校の合格者数の推移
- 明治系列:2023年478名→2024年493名→2025年469名(2.3%減少)
- 青山学院:2023年133名→2024年159名→2025年154名(15.8%増加)
- 立教系列:2023年436名→2024年503名→2025年528名(21.1%増加)
- 中央系列:2023年394名→2024年441名→2025年460名(16.8%増加)
- 法政系列:2023年166名→2024年196名→2025年206名(24.1%増加)
- 全体合計:2023年1607名→2024年1792名→2025年1817名(13.1%増加)
個別学校の合格者数推移
明治大学系列
- 明大中野:2023年196名→2024年201名→2025年206名(5.1%増加)
- 明大明治:2023年189名→2024年175名→2025年165名(12.7%減少)
- 明大八王子:2023年93名→2024年103名→2025年98名(5.4%増加)
青山学院系列
- 青山学院:2023年133名→2024年154名→2025年159名(19.5%増加)
立教大学系列
- 立教池袋:2023年1名→2024年3名→2025年3名(200%増加)
- 立教新座:2023年435名→2024年500名→2025年525名(20.7%増加)
中央大学系列
- 中大杉並:2023年142名→2024年172名→2025年171名(20.4%増加)
- 中大附属:2023年121名→2024年130名→2025年132名(9.1%増加)
- 中央大学:2023年92名→2024年107名→2025年106名(15.2%増加)
- 中大横浜:2023年39名→2024年32名→2025年51名(30.8%増加)
法政大学系列
- 法政大学:2023年37名→2024年49名→2025年52名(40.5%増加)
- 法政国際:2023年57名→2024年57名→2025年67名(17.5%増加)
- 法政第二:2023年72名→2024年87名→2025年90名(25%増加)
MARCH附属・系列高校の合格実績の全体傾向
立教新座高校への合格者数が最も多く、2025年には525名と突出した実績を示しています。また3年間で20.7%増加しています。法政系列高校全体で24.1%と最も高い伸び率を示しており、特に法政大学高校は40.5%の大幅増加を記録しています。明治系列は、明大中野は増加したものの、明大明治が減少したため、全体では2.3%の減少となっています。
MARCH系列全体での合格者数は2023年から2025年にかけて13.1%増加し、2025年には1817名に達しました。早稲田アカデミーはMARCH系列高校への合格実績において、立教系列と法政系列で特に顕著な成長を示しています。明治系列の一部で減少はあるものの、全体としては着実に合格者数を伸ばし、2025年には過去3年で最高の合格者数を達成しています。
早稲田アカデミーの東京都立最難関・難関高校(進学指導重点校・進学指導特別推進校)の合格実績|2025年度版



最難関の日比谷高校では91名と過去最高を記録し、大手塾中トップの合格者数を達成。西高校63名、国立高校69名(27.8%増)を含む都立御三家合計でも業界トップの実績です。全体では2023年415名から2025年443名へと6.7%増加しました。
都立校グループ別合格者数の推移
- 日比谷:2023年80名→2024年79名→2025年91名(13.8%増加)
- 西・国立・戸山:2023年160名→2024年202名→2025年185名(15.6%増加)
- 青山・立川・八王子東:2023年48名→2024年60名→2025年46名(4.2%減少)
- 進学指導特別推進校:2023年127名→2024年109名→2025年121名(4.7%減少)
- 全体合計:2023年415名→2024年450名→2025年443名(6.7%増加)
進学指導重点校の合格者数推移
- 日比谷:2023年80名→2024年79名→2025年91名(13.8%増加)
- 西:2023年59名→2024年71名→2025年63名(6.8%増加)
- 国立:2023年54名→2024年70名→2025年69名(27.8%増加)
- 戸山:2023年47名→2024年61名→2025年53名(12.8%増加)
- 青山:2023年22名→2024年28名→2025年18名(18.2%減少)
- 立川:2023年15名→2024年21名→2025年19名(26.7%増加)
- 八王子東:2023年11名→2024年11名→2025年9名(18.2%減少)
進学指導特別推進校の合格者数推移
- 国分寺:2023年23名→2024年25名→2025年20名(13%減少)
- 国際:2023年29名→2024年20名→2025年27名(6.9%減少)
- 新宿:2023年32名→2024年19名→2025年33名(3.1%増加)
- 小山台:2023年12名→2024年17名→2025年15名(25%増加)
- 駒場:2023年12名→2024年16名→2025年11名(8.3%減少)
- 小松川:2023年8名→2024年8名→2025年6名(25%減少)
- 町田:2023年11名→2024年4名→2025年9名(18.2%減少)
都立難関高校(進学指導重点校・進学指導特別推進校)合格実績の全体傾向
最難関の日比谷高校への合格者数が2025年に91名と過去3年で最高となり、13.8%増加しています。都立高校の中で、唯一3年間で一貫して高い水準を維持・向上させています。
西・国立・戸山の3校では、3年間で15.6%の増加があり、特に国立高校は27.8%と大幅な増加を示しています。進学指導特別推進校は、新宿と小山台で増加が見られるものの、グループ全体では4.7%の減少となっています。
全体として、都立難関高校への合格者数は2023年から2025年にかけて6.7%増加し、2025年には443名となりました。2024年が全体のピークとなっており(450名)、2025年は若干減少しましたが、依然として2023年よりも高い水準を維持しています。
早稲田アカデミーは都立高校合格実績において、最難関の日比谷高校と、西・国立・戸山の上位校で特に成果を上げています。進学指導特別推進校で若干の減少が見られるものの、全体としては着実に合格者数を伸ばしています。特に2025年の日比谷高校合格者数の増加は、トップレベルの指導力を示していると言えるでしょう。
早稲田アカデミーの指導効率と特徴分析
早稲田アカデミーは東京都内に64校舎を展開する進学塾であり、他塾との比較データからは圧倒的な合格効率と指導力が読み取れます。
校舎あたりの合格効率
早稲田アカデミーの1校舎あたりの合格者数は以下の通りです。
- 最難関(国立附属+開成):5.7人
- 早慶ICU附属:27.4人
- MARCH附属:28.7人
- 都立進学指導重点校:5.0人
- 都立御三家:3.5人
- 都立特別推進校:1.9人
他塾との比較分析
- 圧倒的なMARCH・早慶ICU合格効率: MARCH附属では1校舎あたり28.7人、早慶ICU附属では27.4人と、2位の栄光ゼミナール(12.9人、6.1人)や臨海セミナー(8.8人、4.5人)を大きく引き離しています。この差は単純計算で2倍以上となり、指導効率の高さが際立っています。
- 最難関校での優位性: 国立附属・開成では1校舎あたり5.7人とZ会進学教室(6.9人)に次ぐ高い効率を示しており、ena(0.2人)や臨海セミナー(1.5人)と比較すると約3〜28倍の差があります。
- 都立高校での安定した実績: 都立進学指導重点校では1校舎あたり5.0人、都立御三家では3.5人と、Z会進学教室(17.8人、9.5人)には及ばないものの、他塾と比較して高い効率を維持しています。
- 校舎規模とのバランス: ena(183校舎)や臨海セミナー(69校舎)など他の大手塾と比較しても、少ない校舎数(64校舎)で高い合格者数を生み出しており、1校舎あたりの教育の質と効率の高さが伺えます。
早稲田アカデミーは、最難関国立・私立から早慶ICU、MARCH、都立トップ校まで幅広い層で高い合格実績を誇り、特に早慶ICUとMARCH系列での圧倒的な強さが際立っています。東京都内の校舎に集中していることも、効率的な指導と高い合格実績につながっている要因と考えられます。
他塾と比較した場合、最難関校ではZ会進学教室に、都立重点校でもZ会進学教室に若干及ばないものの、総合的に見れば最も効率的かつ広範囲にわたる高い合格実績を持つ塾と言えるでしょう。特に64校舎という規模で生み出している合格者数は特筆すべきものがあり、校舎あたりの合格効率の高さは他塾の追随を許していません。
早稲田アカデミーの強みは、幅広い校種への対応力と、それぞれの層での高い合格率にあります。特に中高一貫校への合格実績が顕著であり、今後もその強みを活かした指導が期待されます。
難関校合格者数の増加が示す指導の確かな成果
早稲田アカデミーの2025年度高校合格実績は、各校種において過去3年間で着実な成長を遂げています。最難関の国立大学附属高校では262名、難関私立高校では154名の合格者を輩出し、早慶ICU系の高校では1755名、MARCH系では1817名という圧倒的な合格者数を誇ります。都立トップ校の日比谷高校では91名と過去最高を記録するなど、特に上位校での成果が顕著です。
特筆すべきは早稲田実業の47.6%増、国立高校の27.8%増、法政大学高校の40.5%増など、一部の学校で見られる大幅な伸び率です。総合的に見ると、最難関校では19%増、早慶ICU系では7.4%増、MARCH系では13.1%増、都立難関校では6.7%増と、全体として着実な成長を示しています。
さらに他の大手進学塾と比較すると、校舎あたりの合格効率でも圧倒的な差を付けており、1校舎あたり最難関校に5.7人、早慶ICU附属に27.4人、MARCH附属に28.7人という高い効率を実現しています。これは国立・私立・都立の各難関校種でトップの合格者数を獲得している証でもあります。
この結果は、早稲田アカデミーの体系的な指導カリキュラムと個々の生徒に合わせた学習サポートの質の高さを示すものであり、変化する入試制度にも柔軟に対応する指導力が実を結んでいると言えるでしょう。