【2025年】都立高島高校の進路・大学合格実績（国公立・私立）

都立高島高校は「学力と社会人基礎力の向上を図り、進路希望を実現するための充実したプログラム」を提供する中堅進学校です。文武両道の教育方針のもと、3年間の体系的なキャリア教育と丁寧な個別指導により、生徒一人ひとりの進路実現をサポートしています。

特に進路指導においては、「進路ガイダンス」「面談や進路ガイダンス」「検定の個別指導」「全教員による面接・小論文指導（3年次）」など、個別と全体の両面から手厚い進路指導を行っています。また「学びのスペース」として、昼休みや放課後に活用できる環境を整備し、勉強の質問や進路相談にも対応。朝学習による学習習慣の確立や、オンライン学習教材の活用など、多角的なアプローチで生徒の学力向上と大学進学を支援しています。

都立高島高校の進路

大学・短期大学・専門学校への合格・進路決定状況｜令和5年度（2024年3月卒）

令和5年度卒業生の進路状況は、4年制大学への進学が中心となっています。進学率は高く、特に私立大学への進学者が多数を占めています。

卒業生の進路先割合：

進路先	割合	特徴
4年制大学	72%	私立大学が中心
短期大学	2%	女子生徒の選択肢として
専門学校	20%	職業直結型の専門教育を選択
就職・公務員	1%	即戦力として社会へ
その他（浪人準備など）	5%	次年度の受験に向けた準備

この進路状況から、高島高校が大学進学を中心とした進路指導に力を入れていることがわかります。専門学校への進学も一定数あり、多様な進路選択を支援していることが特徴です。

都立高島高校の大学合格実績｜令和6年度（2025年3月卒）

令和6年度の合格実績は、日東駒専や大東亜帝国といった中堅私立大学を中心に、幅広い大学への合格を達成しています。合計400名の延べ大学合格者を輩出し、多くの生徒が希望する進路を実現しています。

大学群別合格者数：

大学群	合格者数	割合	特徴
早慶上理	4名	1.0%	難関私立大学への挑戦
GMARCH	6名	1.5%	準難関私立大学への進学
成成明学獨國武	14名	3.5%	人気中堅私立大学
日東駒専	65名	16.3%	合格者の中心を占める
四理工大+東京農業	7名	1.8%	理系進学の選択肢
文東立松産玉武	42名	10.5%	文系を中心とした進学先
大東亜帝国	94名	23.5%	最も多い合格者数
その他	168名	42.0%	多様な大学への進学
合計	400名	100.0%

この実績から、高島高校は中堅レベルの私立大学を中心としながらも、一部の生徒は難関大学へチャレンジし、合格を勝ち取っていることがわかります。

都立高島高校の主な合格大学別人数｜令和6年度（2025年3月卒）

各大学群における詳細な合格実績を見ると、特に日本大学、東洋大学、大東文化大学、帝京大学などへの合格者が多く、これらの大学への進学に強みを持っていることがわかります。

国公立大学

令和6年度の国公立大学合格実績はありませんでした。

早慶上理（難関私立大学）

• 東京理科大学：4名

GMARCH（準難関私立大学）

• 学習院大学：5名
• 法政大学：1名

成成明学獨國武（人気中堅私立大学）

• 成城大学：1名
• 獨協大学：9名
• 武蔵大学：4名

日東駒専（人気私立大学）

同大学群では特に以下の大学に多くの合格者を輩出しています。

• 日本大学：23名
• 東洋大学：22名
• 駒澤大学：10名
• 専修大学：10名

四理工大+東京農業（都内理系大学）

• 東京電機大学：3名
• 東京農業大学：4名

文東立松産玉武（文教・東京経済・立正・二松学舎・産業能率・玉川・武蔵野）

• 文教大学：4名
• 東京経済大学：12名
• 立正大学：12名
• 産業能率大学：2名
• 玉川大学：6名
• 武蔵野大学：6名

大東亜帝国（大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘）

最も多くの合格者を輩出している大学群です。

• 大東文化大学：36名
• 東海大学：3名
• 亜細亜大学：12名
• 帝京大学：26名
• 国士舘大学：17名

都立高島高校の大学群別合格者数の推移｜令和4年度（2023年3月卒）～令和6年度（2025年3月卒）

3年間の大学合格実績の推移を見ると、日東駒専や大東亜帝国への安定した合格実績と、文東立松産玉武大学群への合格者の増加傾向が特徴的です。

大学群	令和6年度	令和5年度	令和4年度	傾向
国公立大学	0名 (0.0%)	0名 (0.0%)	0名 (0.0%)	変化なし
早慶上理	4名 (1.0%)	1名 (0.4%)	2名 (0.5%)	微増
GMARCH	6名 (1.5%)	12名 (4.4%)	14名 (3.4%)	減少傾向
成成明学獨國武	14名 (3.5%)	5名 (1.8%)	15名 (3.7%)	回復傾向
日東駒専	65名 (16.3%)	47名 (17.1%)	81名 (20.0%)	安定的
四理工大+東京農業	7名 (1.8%)	5名 (1.8%)	5名 (1.2%)	やや増加
文東立松産玉武	42名 (10.5%)	9名 (3.3%)	17名 (4.2%)	大幅増加
大東亜帝国	94名 (23.5%)	69名 (25.1%)	77名 (19.0%)	安定的
その他	168名 (42.0%)	127名 (46.2%)	195名 (48.0%)	減少傾向
合計	400名 (100%)	275名 (100%)	406名 (100%)

令和6年度は特に文東立松産玉武大学群への合格者が大幅に増加し、大東亜帝国大学群と合わせて全体の約34%を占めています。GMARCHへの合格者は減少傾向にありますが、早慶上理への合格者は微増しています。

都立高島高校の3年間の教育・進路指導プログラム

高島高校では、3年間を通じて計画的なキャリア教育と進路指導を実施しています。各学年の特性に合わせた指導により、段階的に進路意識を高め、最終的な進路決定へと導いています。

1年次：自己理解・職業理解・学習習慣の確立（文理選択）

進路意識の形成と学習基盤づくり

• キャリア教育
  • 進路ガイダンス実施
  • NPO法人16歳の仕事塾等によるワークショップ参加
  • 進路適性検査で自己分析
• 学習習慣の定着
  • ベネッセ模試で学力把握
  • 朝学習・講習・補習の活用
  • Classiを活用した学習管理
  • 「上級学校受験の基礎体力」を養成
• 社会性の育成
  • 防災体験活動
  • 地域整備活動
  • チーム活動を通じた協調性の養成

2年次：学問理解・学校や職種を知る、学びを広げ深める

将来像の具体化と受験準備の開始

• キャリア視野の拡大
  • 株式会社BatonLink等によるコーポレートミッション参加
  • 様々な業界・企業との連携
  • キャリアイメージの形成支援
• 進路選択の具体化
  • 学部学科ガイダンス実施
  • 上級学校訪問
  • オープンキャンパス参加促進
• 受験準備の開始
  • 3年0（ゼロ）学期講習の実施
  • 模試解説講座の開催
  • 受験勉強のスタートアップ支援

3年次：進路決定

進路実現に向けた本格的な取り組み

• 受験対策の強化
  • 目東駒専突破講習（前期・後期）
  • 夏期講習、入試直前講習
  • 各種模試の実施と分析
• 個別指導の充実
  • 分野別ガイダンス
  • 面接全体指導・面接個別指導
  • 小論文指導
  • 共通テストガイダンス
• 主体的な進路選択と実践力強化
  • 1、2年次で養った学力を基盤とした指導
  • 模試、講習での実践トレーニング
  • 本番で力を発揮できる精神力の養成

充実した進路指導と高い大学進学率が魅力の都立進学校

都立高島高校は、卒業生の72%が4年制大学に進学する実績を持つ中堅進学校です。特に日東駒専（日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学）や大東亜帝国（大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学）を中心に多くの合格者を輩出しています。また近年では、GMARCHや早慶上理といった難関私立大学への合格者も着実に増加しており、進学実績の向上が見られます。

学校の特徴として、「日々の継続的な学習習慣づくり」に重点を置き、毎日の朝学習、オンライン学習教材の活用、「T-1グランプリ」などの独自の取り組みで学習意欲を高めています。さらに「学びのスペース」として昼休みや放課後も活用できる環境を整備し、自学自習の場として講義室や図書室の利用を拡大するなど、生徒が学習に集中できる環境づくりにも力を入れています。

英検合格者も準1級2名、2級28名、準2級54名（令和5年度）と着実な成果を上げており、語学力の向上にも注力しています。3年間の体系的なキャリア教育と充実した教育環境により、生徒一人ひとりが自分に合った進路選択ができるよう支援する体制が整っています。文武両道の精神のもと、部活動との両立も可能な学校生活を送ることができる環境が、高島高校の大きな魅力となっています。