都立高校の旧帝大(東大・京大除く)現役合格者ランキング(2021年~2025年)

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都立高校の実力が全国レベルでも非常に高いことが分かりました。2021年から2025年の5年間の平均データを調べたところ、戸山高校や西高校、国立高校などの都立トップ校から、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学といった地方の難関国立大学(旧帝大)に多くの生徒が現役合格していることが明らかになりました。

  • 東京にいながら全国の大学を目指す:東京の都立高校生たちは、東京大学や京都大学だけでなく、全国各地の難関大学にも積極的にチャレンジしています。これは、東京という恵まれた環境を活かしながらも、自分に合った大学や学部を全国から選んでいることを示しています。
  • 公立高校でも十分に勝負できる:この結果は、私立高校に負けないくらい都立高校の教育レベルが高いことを証明しています。公立高校でも十分に難関大学を目指せることが実証されており、中学生の進路選択や高校生の大学受験にとって心強いデータとなっています。
  • 合格率を重視したランキング:今回の調査では、各高校の生徒数が違うため、単純な合格者数ではなく「現役合格率」(現役生のうち何%が合格したか)を重視してランキングを作成しました。これにより、より公平で参考になる比較ができます。

都立高校生の皆さん、全国の難関大学への道は確実に開かれています。しっかりと勉強に取り組んで、自分の夢に向かって頑張りましょう!

目次

北海道大学への現役合格が多い都立高校TOP10(2021年~2025年平均)※医学部除く

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No.高校名区分市区町村現役生に占める合格人数比
(2021年~2024年の平均)
現役合格者数
(2025年~2025年の平均)
1西高校進学指導重点校杉並区2.83%8.8人
2戸山高校進学指導重点校新宿区2.47%7.8人
3青山高校進学指導重点校渋谷区2.23%6.2人
4国立高校進学指導重点校国立市2.04%6.4人
5立川高校進学指導重点校立川市1.85%5.8人
6日比谷高校進学指導重点校千代田区1.72%5.4人
7国際高校進学指導特別推進校目黒区1.51%3.5人
8新宿高校進学指導特別推進校新宿区1.41%4.4人
9八王子東高校進学指導重点校八王子市1.22%3.8人
10竹早高校進学指導推進校文京区0.84%2.0人

西高校が1位(2.83%、年平均8.8人)で、他校を大きく引き離しています。北海道大学は札幌という都市部にありながら自然豊かな環境で学べる総合大学として人気が高く、特に理系分野では旧帝大の中でも比較的入学しやすいとされています。西高校がここで圧倒的な強さを見せるのは、同校の堅実な進路指導と、生徒の「確実に旧帝大に進学したい」というニーズが合致した結果と考えられます。

興味深いのは、戸山高校が2位(2.47%)、青山高校が3位(2.23%)と続く点で、これらの学校は北海道大学を「東大・京大は厳しいが旧帝大には入りたい」という生徒の現実的な選択肢として積極的に推している可能性があります。

東北大学への現役合格が多い都立高校TOP10(2021年~2025年平均)※医学部除く

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No.高校名区分市区町村現役生に占める合格人数比
(2021年~2025年の平均)
現役合格者数
(2021年~2025年の平均)
1国立高校進学指導重点校国立市1.98%6.2人
2青山高校進学指導重点校渋谷区1.72%4.8人
3戸山高校進学指導重点校新宿区1.71%5.4人
4西高校進学指導重点校杉並区1.67%5.2人
5立川高校進学指導重点校立川市1.48%4.6人
6新宿高校進学指導重点校新宿区1.28%4.0人
7日比谷高校進学指導重点校千代田区1.26%4.0人
8八王子東高校進学指導重点校八王子市0.77%2.4人
9小山台高校進学指導特別推進校品川区0.70%2.2人
10小松川高校進学指導特別推進校江戸川区0.57%1.8人

国立高校が1位(1.98%、年平均6.2人)となっており、北海道大学とは順位が大きく変わっています。東北大学は研究大学として理系分野、特に工学部に非常に高い評価を持つ大学です。国立高校が首位に立つのは、同校の理系教育の充実度と、東北大学の研究志向の強さが生徒に魅力的に映っているからでしょう。

また、青山高校(1.72%)、戸山高校(1.71%)、西高校(1.67%)が僅差で続いており、これは東北大学の高い研究レベルと入試難易度が、都立トップ校の生徒にとって魅力的な挑戦となっていることを示しています。

名古屋大学への現役合格が多い都立高校TOP10(2021年~2025年平均)※医学部除く

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No.高校名区分市区町村現役生に占める合格人数比
(2021年~2025年の平均)
現役合格者数
(2021年~2025年の平均)
1八王子東高校進学指導重点校八王子市0.39%1.2人
2戸山高校進学指導重点校新宿区0.38%1.2人
3多摩科学技術高校進学指導推進校小金井市0.29%0.6人
4立川高校進学指導重点校立川市0.26%0.8人
5西高校進学指導重点校杉並区0.26%0.8人
6国立高校進学指導重点校国立市0.19%0.6人
7小山台高校進学指導特別推進校品川区0.19%0.6人
8新宿高校進学指導特別推進校新宿区0.19%0.6人
9国分寺高校進学指導特別推進校国分寺市0.13%0.4人
10町田高校進学指導特別推進校町田市0.13%0.4人

八王子東高校が1位(0.39%、年平均1.2人)という結果は、地理的要因の影響を強く感じさせます。名古屋大学は中部地方の最高峰であり、東京からは物理的にも心理的にも最も遠い旧帝大です。合格率が他の旧帝大と比較して著しく低いのは、東京の生徒にとって名古屋という立地があまり魅力的でないことを示唆しています。

八王子東高校が首位に立つのは興味深い現象で、多摩地区という立地が関係している可能性があります。都心部の高校と比較して、より地方志向が強い生徒が多いのかもしれません。

大阪大学への現役合格が多い都立高校TOP10(2021年~2025年平均)※医学部除く

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No.高校名区分市区町村現役生に占める合格人数比
(2021年~2025年の平均)
現役合格者数
(2021年~2025年の平均)
1青山高校進学指導重点校渋谷区0.88%2.4人
2西高校進学指導重点校杉並区0.83%2.6人
3国立高校進学指導推進校国立市0.70%2.2人
4立川高校進学指導重点校立川市0.58%1.8人
5戸山高校進学指導重点校新宿区0.51%1.6人
6八王子東高校進学指導重点校八王子市0.45%1.4人
7新宿高校進学指導特別推進校新宿区0.32%1.0人
8小山台高校進学指導特別推進校品川区0.19%0.6人
9駒場高校進学指導特別推進校目黒区0.19%0.6人
10武蔵野北高校進学指導推進校武蔵野市0.17%0.4人

青山高校が1位(0.88%、年平均2.4人)で、西高校(0.83%)との差は僅かです。大阪大学は関西の最高峰の一つであり、特に経済学部や理系分野で高い評価を受けています。青山高校が首位に立つのは、同校の進路指導が関西の名門大学への道筋を的確に示していることの表れでしょう。

大阪大学への合格率が名古屋大学より高いのは、関西圏の文化的魅力や、大阪という都市部の魅力が東京の高校生にとってより身近に感じられるからかもしれません。

九州大学への現役合格が多い都立高校TOP10(2021年~2025年平均)※医学部除く

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No.高校名区分市区町村現役生に占める合格人数比
(2021年~2025年の平均)
現役合格者数
(2021年~2025年の平均)
1国立高校進学指導重点校国立市0.64%2.0人
2西高校進学指導重点校杉並区0.45%1.4人
3戸山高校進学指導推進校新宿区0.44%1.4人
4小山台高校進学指導特別推進校品川区0.38%1.2人
5八王子東高校進学指導重点校八王子市0.32%1.0人
6上野高校進学指導推進校台東区0.26%0.8人
7駒場高校進学指導特別推進校目黒区0.25%0.8人
8立川高校進学指導重点校立川市0.19%0.6人
9日比谷高校進学指導重点校千代田区0.19%0.6人
10三田高校進学指導推進校港区0.14%0.4人

国立高校が1位(0.64%、年平均2.0人)という結果は、同校の全国志向の強さを象徴しています。九州大学は地理的に最も遠い旧帝大でありながら、国立高校が安定した合格者を出し続けているのは、同校の進路指導が地理的制約にとらわれない視野の広さを持っていることを示しています。

合格率が全体的に低いのは予想通りですが、それでも一定数の合格者を出し続けているのは、九州大学の研究レベルの高さと、福岡という都市の魅力が認識されているからでしょう。

旧帝大(東大・京大除く)への現役合格が多い都立高校TOP10(2021年~2025年平均)※医学部除く

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No.高校名区分市区町村現役生に占める合格人数比
(2021年~2025年の平均)
現役合格者数
(2021年~2025年の平均)
1西高校進学指導重点校杉並区6.03%18.8人
2国立高校進学指導重点校国立市5.56%17.4人
3戸山高校進学指導重点校新宿区5.51%17.4人
4青山高校進学指導重点校渋谷区4.98%13.8人
5立川高校進学指導重点校立川市4.36%13.6人
6新宿高校進学指導特別推進校新宿区3.33%10.4人
7日比谷高校進学指導重点校千代田区3.30%10.4人
8八王子東高校進学指導重点校八王子市3.15%9.8人
9小山台高校進学指導特別推進校品川区2.30%7.2人
10国際高校進学指導特別推進校目黒区2.05%5.0人

西高校が圧倒的な1位を獲得!現役合格率6.03%、年平均18.8人という驚異的な実績で、都立高校の教育力の高さを象徴的に示しています。続いて国立高校(5.56%)、戸山高校(5.51%)、青山高校(4.98%)と続いており、TOP4は全て5%前後の高い合格率を維持しています。

総合的な分析:都立高校の戦略的多様性

各校の特徴的な戦略パターン

  • 西高校:「旧帝大重視型」- 北海道大学での圧倒的な強さと旧帝大総合での1位は、確実に旧帝大に進学させる戦略の成功を示している
  • 国立高校:「研究志向・全国展開型」- 東北大学、九州大学での1位は、研究レベルの高い大学への全国的な展開を重視する進路指導の表れ
  • 青山高校:「バランス重視型」- 大阪大学1位、東北大学2位など、幅広い旧帝大で安定した実績を持つ総合力の高さ
  • 戸山高校:「安定志向型」- TOCKYで1位、旧帝大でも常に上位にランクインする安定感が特徴
  • 日比谷高校:「最難関特化型」- 東京一科医で別格の実績を持つが、他のレベルでは必ずしも突出していない
  • 立川高校:「関東圏国公立型」- 地域柄、東京学芸・東京農工・東京外国語・東京都立・電気通信などへの現役合格が多い

地理的・社会的要因の影響

データから明らかになるのは、地理的距離が大学選択に大きな影響を与えていることです。名古屋大学、九州大学の合格率の低さは、東京の高校生にとって地方の魅力がまだ十分に認識されていないことを示唆しています。一方で、北海道大学の人気の高さは、札幌という都市の魅力と、北海道のブランド力が東京の若者にとって特別な意味を持っていることを表しています。

今後の展望と課題

都立高校の旧帝大への進学実績は、公教育の可能性を大きく示していますが、同時に課題も見えてきます。地方の優秀な大学への進学をさらに促進するためには、各大学の特色や研究内容をより具体的に伝える進路指導が必要でしょう。また、各校の特色をさらに伸ばしながら、生徒一人ひとりの適性に合わせた進路選択をサポートする体制の充実が求められます。

都立高校生の皆さん、このデータが示すように全国の難関大学への道は確実に開かれています。自分の興味・関心と将来の目標を明確にして、戦略的に進路選択を行いましょう!

都立高校生の皆さん、全国の難関大学への道は確実に開かれています。しっかりと勉強に取り組んで、自分の夢に向かって頑張りましょう!

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<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

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