【2025年】都立向丘高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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都立向丘高校は文京区にある都立高校で、「全生徒の大学入学共通テスト受験」を目標に掲げる独特の教育方針で知られています。毎年90%前後の生徒が共通テストを受験し、「みんなで受験する」雰囲気の中で最後まで学習に取り組む環境が整っています。同校は特に日東駒専を中心とした中堅私立大学への安定した合格実績を誇り、GMARCH以上の難関大学への進学者も着実に輩出しています。

3年間を通じた体系的なキャリア教育プログラム「HOP→STEP→JUMP」や、充実した自習環境、データに基づく科学的な進路指導など、生徒一人ひとりの進路実現に向けて手厚いサポート体制を整えているのが大きな特徴です。本記事では、2025年度(令和7年3月卒業生)の最新の大学合格実績と過去5年間の推移を詳しく分析し、中学生の皆さんと保護者の方々の進路選択に役立つ情報をお届けします。

目次

都立向丘高校の進路状況|2025年度(令和7年3月卒)進路比率

2025年度の延べ大学合格者数は625名となっています。これは一人の生徒が複数の大学に合格した場合、それぞれの大学でカウントした延べ数です。

項目延べ合格者数比率
総延べ合格者数625名100.0%
国公立大学5名0.8%
私立大学620名99.2%

この数値から、都立向丘高校の生徒は主に私立大学への進学を目指していることがわかります。国公立大学の合格者は全体の1%未満となっていますが、これは同校の立地や生徒の志向性を反映した結果といえるでしょう。

都立向丘高校では「全生徒の大学入学共通テスト受験」を目指しており、大学受験をしない専門学校・就職志望の生徒も含めて、全員に大学入学共通テストの受験を呼びかけています。その結果、毎年90%前後の生徒が共通テストを受験し、「みんなで受験する」という雰囲気の中で最後まで学習に取り組むことができます。

都立向丘高校の主な合格大学別人数|2025年度(令和7年3月卒)

国公立大学

2025年度は5名が国公立大学に合格しており、前年度の2名から大幅に増加しています(前年比+3名、+150%)

大学名合格者数
埼玉大学1名
埼玉県立大学1名
東京都立大学1名
川崎市立看護大学1名
都留文科大学1名
合計5名

前年は東京海洋大学と東京農工大学の2名でしたが、2025年度は5名と大幅に増加しています。特に看護系や教育系の公立大学への合格が目立ち、将来的に社会貢献度の高い職業を目指す生徒の志向が表れています。この大幅な増加は、同校の進路指導の成果の一つといえるでしょう。

早慶上理ICU(最難関私立大学)

最難関私立大学群への合格者は3名となっており、前年度の2名から増加しています(前年比+1名、+50%)

大学名合格者数前年比
早稲田大学0名±0名
慶應義塾大学0名-1名
上智大学0名±0名
東京理科大学3名+2名
国際基督教大学0名±0名
合計3名+1名

最難関私立大学群への合格は東京理科大学のみとなっていますが、理系分野での難関大学合格は注目すべき成果です。早慶上智への合格者はいませんが、これは同校の生徒層や学力分布を反映した結果と考えられます。東京理科大学への合格者増加は、理系教育の充実度を示しているといえるでしょう。

GMARCH(難関私立大学)

GMARCH合計で46名が合格していますが、前年度の62名から減少しています(前年比-16名、-25.8%)

大学名合格者数前年比
学習院大学7名+2名
明治大学8名+3名
青山学院大学5名+2名
立教大学3名-19名
中央大学4名-6名
法政大学19名+2名
合計46名-16名

GMARCH全体では前年比で減少していますが、これは主に立教大学の大幅減少(-19名)が影響しています。立教大学の入試制度変更や難易度上昇が大きく影響していると考えられます。一方で学習院大学、明治大学、青山学院大学、法政大学では前年より合格者が増加しており、これらの大学では安定した実績を維持しています。特に法政大学が最も多くの合格者を輩出していることは注目すべき点です。

成成明学獨國武(準難関私立大学)

成成明学獨國武合計で74名が合格していますが、前年度の86名から減少しています(前年比-12名、-14.0%)

大学名合格者数前年比
成城大学4名-3名
成蹊大学4名-3名
明治学院大学16名+7名
獨協大学33名±0名
國學院大学10名-4名
武蔵大学7名-9名
合計74名-12名

成成明学獨國武群では全体的に減少傾向が見られますが、獨協大学が33名と最も多くの合格者を維持し、明治学院大学では前年比で7名の増加を見せています。特に獨協大学への合格者の多さは、同校の語学教育や国際理解教育の成果の表れとも考えられます。一方で武蔵大学の減少幅が最も大きく(-9名)、小規模大学への志向変化や入試制度の影響が考えられます。

日東駒専(人気中堅私立大学)

日東駒専合計で143名が合格しており、前年度の172名から減少していますが(前年比-29名、-16.9%)、依然として最も多くの合格者を輩出している大学群です。

大学名合格者数前年比
日本大学48名+6名
東洋大学53名-13名
駒澤大学17名-11名
専修大学25名-11名
合計143名-29名

日東駒専は都立向丘高校の生徒にとって最も重要な進学先となっています。東洋大学が最も多くの合格者を出し、日本大学がそれに続いています。全体では前年比で減少していますが、これは入試競争の激化を反映していると考えられます。日本大学のみが前年比で増加(+6名)している一方で、東洋大学、駒澤大学、専修大学では大幅な減少が見られます。この大学群への高い合格実績は、同校の教育水準と生徒の学力層を良く表しています。

四工大+東農大(理系大学)

理系志望の生徒に人気の大学群で、19名が合格しており、前年度の15名から増加しています(前年比+4名、+26.7%)

大学名合格者数前年比
工学院大学1名-1名
東京電機大学8名-2名
東京都市大学0名±0名
芝浦工業大学2名-1名
東京農業大学8名+8名
合計19名+4名

理系大学群では全体として増加傾向を示しており、特に東京農業大学への合格者の増加(+8名)が特徴的です。これは農学・生命科学分野への関心の高まりや、食料・環境問題への社会的関心の影響と考えられます。一方で工学系の大学(工学院大学、東京電機大学、東京都市大学、芝浦工業大学)ではやや減少しており、工学系の難関校への合格は厳しい状況が見られます。

大東亜帝国(準中堅私立大学)

大東亜帝国合計で63名が合格していますが、前年度の97名から大幅に減少しています(前年比-34名、-35.1%)

大学名合格者数前年比
大東文化大学25名-18名
東海大学5名-9名
亜細亜大学6名-9名
帝京大学15名+4名
国士舘大学12名-2名
合計63名-34名

大東亜帝国群では前年比で最も大きな減少を示しており、特に大東文化大学(-18名)、東海大学(-9名)、亜細亜大学(-9名)での減少が顕著です。これは生徒や保護者の志向がより上位の大学群にシフトしていることを示している可能性があります。また、各大学の入試制度変更や定員管理の厳格化も影響していると考えられます。一方で帝京大学のみが増加(+4名)しており、医療系学部の充実など同大学の特色ある教育プログラムが評価されていることが伺えます。

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都立向丘高校の大学合格者数の推移|2021年~2025年

過去5年間の総延べ合格者数の推移を見ると、以下のような変化が見られます。

年度総延べ合格者数
2021年(令和3年3月卒)636名
2022年(令和4年3月卒)750名
2023年(令和5年3月卒)700名
2024年(令和6年3月卒)711名
2025年(令和7年3月卒)625名

過去5年間の推移を見ると、2022年度をピークに延べ合格者数は減少傾向にあります。2025年度は2021年度とほぼ同水準まで減少していますが、これは大学入試の競争激化や定員管理の厳格化、さらには生徒の志向変化(より上位大学への集中)などが複合的に影響していると考えられます。ただし、質的な向上(より難易度の高い大学への合格増加)の可能性もあり、単純に合格者数の減少を否定的に捉える必要はありません。

都立向丘高校の現役生の大学群別合格者数の推移|2021年~2025年

国公立大学

年度合格者数延べ合格者に占める比率
2021年3名0.5%
2022年4名0.5%
2023年6名0.9%
2024年2名0.3%
2025年5名0.8%

国公立大学への合格者数は年度による変動が大きく、2023年度の6名をピークに一旦減少しましたが、2025年度は5名まで回復しています。全体に占める比率は1%未満と少数ですが、着実に国公立大学を目指す生徒が存在し、一定の成果を上げていることがわかります。

早慶上理ICU(最難関私立大学)

年度合格者数延べ合格者に占める比率
2021年6名0.9%
2022年3名0.4%
2023年5名0.7%
2024年2名0.3%
2025年3名0.5%

最難関私立大学群への合格者は年度によって変動があり、2021年度の6名をピークに減少傾向が見られましたが、2025年度は前年から微増しています。合格者数は少数ながら、毎年一定数の生徒が最難関大学に挑戦し続けていることが確認できます。

GMARCH(難関私立大学)

年度合格者数延べ合格者に占める比率
2021年17名2.7%
2022年30名4.0%
2023年50名7.1%
2024年62名8.7%
2025年46名7.4%

GMARCH合格者数は2021年から2024年まで順調に増加し、特に2023年度から2024年度にかけて大幅に伸びました。2025年度は減少しましたが、5年前と比較すると依然として高い水準を維持しています。この推移は同校の学力向上と進路指導の充実を示していると考えられます。

成成明学獨國武(準難関私立大学)

年度合格者数延べ合格者に占める比率
2021年38名6.0%
2022年55名7.3%
2023年77名11.0%
2024年86名12.1%
2025年74名11.8%

成成明学獨國武群は過去5年間で最も顕著な成長を示した大学群の一つです。2021年から2024年まで一貫して増加し、特に2022年度以降の伸びが著しく、全体に占める比率も倍増しています。2025年度は微減しましたが、依然として高い水準を維持しており、同校の生徒にとって重要な進学先となっています。

日東駒専(人気中堅私立大学)

年度合格者数延べ合格者に占める比率
2021年121名19.0%
2022年143名19.1%
2023年141名20.1%
2024年172名24.2%
2025年143名22.9%

日東駒専は都立向丘高校の生徒にとって最も重要な進学先であり、全体の約20%前後を占めています。2024年度には24.2%まで上昇しましたが、2025年度は若干減少しています。それでも5年間を通じて安定した実績を維持しており、同校の教育水準と生徒の志向を良く表している大学群といえます。

四工大+東農大(理系大学)

年度合格者数延べ合格者に占める比率
2021年30名4.7%
2022年30名4.0%
2023年39名5.6%
2024年15名2.1%
2025年19名3.0%

理系大学群への合格者数は年度による変動が大きく、2023年度の39名をピークに2024年度は大幅に減少しましたが、2025年度は回復傾向を見せています。この変動は理系志望者の数や、より上位の理系大学への志向変化が影響している可能性があります。理系教育の更なる充実により、安定した実績向上が期待されます。

大東亜帝国(準中堅私立大学)

年度合格者数延べ合格者に占める比率
2021年59名9.3%
2022年76名10.1%
2023年85名12.1%
2024年97名13.6%
2025年63名10.1%

大東亜帝国群は2021年から2024年まで一貫して増加傾向にありましたが、2025年度は大幅に減少し、2022年度レベルまで戻っています。この減少は、生徒や保護者の志向がより上位の大学群にシフトしていることを示している可能性があり、同校全体の学力向上の表れとも解釈できます。また、この大学群の入試制度変更や定員管理の影響も考えられます。

都立向丘高校の3年間の教育・進路指導プログラム

都立向丘高校では、入学から卒業まで段階的なキャリア教育を実施しています。

1年生「HOP!自学自習を基礎に学習習慣の確立!」

1年生では自学自習の習慣づくりに重点を置いています。向丘オリジナルの「進路ノート」を活用し、3年間の進路活動予定を俯瞰しながら、入学早々から進路設計を始めます。

2年生「STEP!!自分の適性を見つめ進路希望先決定!」

2年生では自己分析を深め、文理選択や志望学部を決定します。継続的な進路指導を通じて、生徒は自分の興味や得意分野を見つめ直し、将来への意識を高めていきます。

3年生「JUMP!!!さまざまな学びを通して自己実現!」

3年生では本格的な受験指導が始まります。年間3回の校内模試を実施し、事前事後指導を徹底して行います。また、以下のような充実したサポート体制を整えています。

充実した学習環境

  • 自習スペースの活用: 進路室や図書室に加えて、廊下等にも自習スペースを設置し、生徒が自分に合った場所で学習できる環境を提供
  • 学習チューターによる指導: 放課後の「学習チューターコーナー」で、受験経験者による親身な指導を実施
  • 模試の活用: 学習→模試→復習のサイクルを一年を通して習慣づけ、自分の弱点を克服し本番の入試に備える

豊富な講習制度

  • 放課後補習・講習
  • 夏季講習
  • 冬季講習
  • 春季講習

全教員が協力体制をつくって積極的に講習を開き、生徒の学力に合わせた手厚い支援を行っています。

データに基づく進路指導

学習分析システムを活用し、教員間で全生徒の模試結果を共有しています。3年間の模試分析結果や過去の先輩たちのデータとの比較に基づいて、一人ひとりに適した受験指導・出願指導を実施しています。

日東駒専を中心とした安定実績!生徒に寄り添う向丘高校の進路指導

都立向丘高校は、「進路指導」と「学力向上」を実現する教育プログラムを通じて、生徒の希望進路実現をサポートしています。特に日東駒専を中心とした中堅私立大学への合格実績が安定しており、GMARCH以上の難関大学への進学者も着実に輩出しています。

全生徒が大学入学共通テストを受験する環境や、3年間を通じた体系的なキャリア教育、充実した学習サポート体制により、一人ひとりが自分の目標に向かって努力できる学校といえるでしょう。

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<参照元>
ページ内の大学合格実績やデータは各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・向丘高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/mukogaoka-h/

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