都立江北高校は東京都の進学校として、きめ細かな進路指導により生徒の可能性を引き出し、着実な進学実績を上げています。系統的な3年間の進路指導プログラムを通じて、生徒一人ひとりの希望進路実現をサポートしており、2025年3月卒業生の大学・短大進学率は87.9%と高く、国公立大学にも27名の合格者を輩出しています。特に東京都立大学をはじめとする地元国公立大学への進学実績が目立ち、GMARCHや日東駒専などの私立大学にも多くの合格者を出しています。
都立江北高校の進路|2025年
大学・短期大学・専門学校への合格状況
2025年3月卒業生(第82期生)の進路状況は以下の通りです。
- 卒業生総数:306名
- 大学進学:268名(87.6%)
- 短期大学進学:1名(0.3%)
- 専門学校進学:16名(5.2%)
- 公務員:2名(0.7%)
- 民間企業就職:2名(0.7%)
- 未定(進学準備など):17名(5.6%)
大学・短大への進学率は87.9%と高く、専門学校進学を含めると93.1%の生徒が高等教育機関へ進学しています。
都立江北高校の大学合格実績|2025年
2025年3月卒の江北高校は、国公立大学から私立大学まで幅広い大学への合格実績を残しています。特に国公立大学では27名の合格者を輩出し、私立大学では日東駒専を中心に多くの合格者を出しています。
都立江北高校の主な合格大学別人数|2025年
国公立大学
2025年卒の国公立大学合格者数は合計27名です。主な合格大学は以下の通りです。
大学名 | 合格者数 |
---|---|
東京科学大(国公立最難関) | 1名 |
筑波大(TOCKY:国公立難関) | 1名 |
千葉大(TOCKY:国公立難関) | 1名 |
群馬県立女子大 | 1名 |
埼玉県立大 | 1名 |
東京都立大 | 2名 |
都留文科大 | 3名 |
山梨県立大 | 1名 |
静岡文化芸大 | 1名 |
新潟県立大 | 1名 |
長野県立大 | 1名 |
島根県立大 | 1名 |
水産大学校 | 1名 |
秋田大 | 1名 |
茨城大 | 3名 |
宇都宮大 | 1名 |
埼玉大 | 4名 |
旭川市立大 | 1名 |
前橋工科大 | 1名 |
※東京科学大学は25年振り現役合格となりました。
私立大学
2025年卒の私立大学への大学群別合格者数は以下の通りです。
大学群 | 合格者数 | 特徴 |
---|---|---|
早慶上理 | 11名 | 難関私立大学 |
GMARCH | 43名 | 準難関私立大学 |
成成明学國武 | 47名 | 人気中堅私立大学 |
日東駒専 | 189名 | 人気私立大学 |
四工大 | 26名 | 都内理系大学 |
その他 | 456 | |
合計 | 772名 |
江北高校の私立大学への合格実績は非常に充実しており、特に日東駒専グループへの合格者が突出しています。189名という数字は、生徒一人あたり複数の大学に合格していることを考慮しても、非常に高い実績といえるでしょう。また、GMARCHや成成明学國武といった準難関・中堅私立大学への合格者も合わせて90名と多く、幅広いレベルの大学に対応できる指導力を示しています。
特筆すべきは早慶上理への11名の合格者です。都立高校としては立派な実績であり、トップレベルの生徒への指導も手厚く行われていることがわかります。また、四工大への26名の合格は、理系進学にも強い学校であることを示しています。全体としてバランスの取れた合格実績といえるでしょう。
都立江北高校の大学群別合格者数の推移|2019年~2024年
江北高校の過去6年間の大学群別合格者数の推移は以下の通りです。
大学群 | 2019年度(2020年3月卒) | 2020年度(2021年3月卒) | 2021年度(2022年3月卒) | 2022年度(2023年3月卒) | 2023年度 (2024年3月卒) | 2024年度 (2025年3月卒) | 6年間の変化 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
国公立大学 | 10名 | 3名 | 12名 | 12名 | 26名 | 27名 | +17名(+170%) |
早慶上理 | 3名 | 2名 | 5名 | 5名 | 8名 | 11名 | +8名(+267%) |
GMARCH | 26名 | 28名 | 63名 | 37名 | 46名 | 43名 | +17名(+65%) |
成成明学國武 | – | – | – | 55名 | 82名 | 47名 | ※比較不可 |
日東駒専 | 67名 | 115名 | 164名 | 176名 | 160名 | 189名 | +122名(+182%) |
四工大 | – | – | – | 25名 | 25名 | 26名 | ※比較不可 |
※2019年~2021年の成成明学國武、四工大のデータはホームページからは見つけられませんでした。
- 国公立大学合格者の急増:2019年の10名から2024年には27名へと170%増加しています。特に2022年から2023年にかけての急増(12名→26名)は、学校の指導体制の強化や受験対策の充実が実を結んだ結果と考えられます。埼玉大学や東京都立大学など、首都圏の人気国公立大学への合格者が多いことも特徴です。
- 難関私立大学への挑戦:早慶上理への合格者数は6年間で3名から11名へと267%増加しており、最も伸び率の高い大学群となっています。特に2023年から2024年にかけての増加(8名→11名)は、トップ層への指導が充実してきた証拠といえるでしょう。
- GMARCHの安定した実績:GMARCH合格者数は2021に一時的に63名と大きく伸び、その後は40名台で安定しています。6年間で65%増加しており、中堅進学校から準難関校へのステップアップが進んでいることがうかがえます。
- 日東駒専の圧倒的な強さ:江北高校の最大の強みは日東駒専グループへの合格実績です。2019年の67名から2024年には189名へと182%増加し、継続的な上昇傾向を示しています。特に2024年は過去最高の合格者数を記録し、同校の進路指導の成果が如実に表れています。生徒の大多数が安定した進学先を確保できる体制が整っていることを示しています。
- 理系進学への対応:四工大への合格者数は2022年から2024年まで25名前後で安定しており、理系志望者への指導も着実に行われていることがわかります。2024年にはわずかながら増加傾向を示し、今後の発展が期待できます。
- 成成明学國武の変動:2023に82名とピークを迎えた後、2024年は47名と減少していますが、これは他の大学群(特に難関校)への合格者が増えたことによる志望校の変化を反映している可能性があります。
全体として、江北高校は特に過去2年間で大きく飛躍し、国公立大学や難関私立大学への合格実績を着実に積み上げてきたことがわかります。「3年間を見通したきめ細かい指導」という学校の方針が結実し、生徒の進路選択の幅が広がってきていると言えるでしょう。特に日東駒専グループを中心とした厚い合格実績は、都立高校として非常に魅力的な進学実績となっています。
都立江北高校の3年間の教育・進路指導プログラム
江北高校では「3年間を見通したきめ細かい指導」をモットーに、体系的な進路指導プログラムを実施しています。
1年次:学習サイクルの確立
1年次は「学習サイクルの確立」を目標に、以下のようなプログラムを実施しています。
- オリエンテーションと個人面談
- 模擬テスト(年4回)
- 実用英語技能検定試験
- 夏期講習と夏季特別セミナー
- 大学オープンキャンパス訪問
- 大学分野別ガイダンス
- 進路講演会
- スタディサプリの活用
- 卒業生による進路講話
- 小論文模試
- 校内予備校
2年次:進路を定め、スタートを切る
2年次は「進路を定め、スタートを切る」を目標に、以下のようなプログラムを実施しています。
- 春期講習と個人面談
- 模擬テスト(年4回)
- GTEC
- 小論文模試
- 実用英語技能検定試験
- 大学オープンキャンパス訪問
- 校内予備校
- 夏期講習
- 大学別ガイダンス
- スタディサプリの活用
- 冬期講習
- 大学模擬授業
- 夏季特別セミナー
- 進路講演会
3年次:第一志望をあきらめない
3年次は「第一志望をあきらめない」を目標に、以下のようなプログラムを実施しています。
- 春期講習と個人面談
- 記述模試(3回)
- 実用英語技能検定試験
- 夏期講習
- マーク模試(3回)
- 特別講習
- 共通テスト説明会
- 推薦型・総合型進路ガイダンス
- 三者面談
- スタディサプリの活用
- 共通テスト・自己採点
- 看護医療・公務員ガイダンス
特色ある進路支援
江北高校では以下のような特色ある進路支援を行っています。
- 大学模擬授業: 国公立大学を中心に教授を招き、大学の授業を再現していただきます。それぞれの分野の最先端の内容に触れることで、大学受験へのモチベーションを高めています。
- 大学別ガイダンス: 多数の江北生が志望する国公立大学等を招き、出願や入試の傾向について講演を行っています。より具体的な内容に触れることで、進学へのモチベーションを向上させています。
- 自習室: 約200席ある自習室を平日放課後・土曜授業の午後に開放しています。図書館の自習室とともに、午後7時まで利用することができます。また、教職志望の大学院生や大学生のチューターが午後5時~7時に常駐し、勉強を教えてくれます。
自分の力で切り拓く未来|江北高校の進路指導と実績
都立江北高校は、「3年間を見通したきめ細かい指導」を通じて、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。2025年3月卒業生の大学・短大進学率は87.9%と高く、特に国公立大学への合格者数が2020年の10名から2025年には27名へと大幅に増加しています。
早慶上理への合格者数も2025年卒は11名と着実に増加し、難関大学への進学実績も向上しています。また、日東駒専グループへの合格者は2025年卒は189名と圧倒的な数を誇り、江北高校の大きな強みとなっています。
1年次の「学習サイクルの確立」、2年次の「進路を定め、スタートを切る」、3年次の「第一志望をあきらめない」という段階的な進路指導プログラムにより、生徒たちは自らの進路を自分の力で切り拓いていく力を育んでいます。
大学模擬授業や大学別ガイダンス、充実した自習環境など、特色ある進路支援体制も江北高校の強みであり、これらのサポートにより、生徒たちは自分の夢に向かって着実に歩みを進めています。
<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。
・江北高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/kohoku-h/



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