東京都小金井市に位置する都立小金井北高校は、1980年の開校以来、「創造」「自律」「努力」を教育目標に掲げ、次代の日本を支えるリーダーの育成を目指してきました。2010年からは東京都教育委員会より「進学指導推進校」の指定を受け、さらに2016年からは「英語教育推進校」「理数研究校」としても指定されるなど、文理両面での教育の充実を図っています。
また、年間20回の土曜授業の実施や、入試問題を分析した教材を用いた授業、平日の早朝や放課後の補習など、現役合格を重視した進学指導にも力を入れています。2024年度の大学合格実績は、そうした取り組みの成果を如実に示すものとなりました。最難関国公立大学から私立大学まで、各大学群の合格状況を詳しく分析していきます。
【2024年度】都立小金井北高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
東京大学 | – | – | 1 |
京都大学 | – | – | 0 |
一橋大学 | – | – | 1 |
東京工業大学 | – | – | 0 |
国公立大学医学部 | – | – | 0 |
合計(医学部重複除く) | – | – | 2 |
※小金井北高校公表資料では国公立大学の合格人数は現浪合計での記載のため、合計人数のみ記載しています。
2024年度の最難関国公立大学(東京一工)の合格実績は以下の通りです。
- 東京大学:1名合格
- 京都大学:0名
- 一橋大学:1名合格
- 東京工業大学:0名
- 国公立大学医学部:0名
合計で2名が最難関国公立大学に合格しています。
公表資料では現役と浪人の内訳は明記されていませんが、合計2名が最難関国公立大学に合格しています。内訳を見ると、東京大学に1名、一橋大学に1名の合格となっています。京都大学と東京工業大学、国公立大学医学部については合格者は出ていません。
特筆すべき点として、国内最難関である東京大学への合格者を出していることが挙げられます。また、一橋大学への合格者も輩出しており、複数の最難関国公立大学に合格者を送り出していることがわかります。
都立小金井北高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者と現役生に占める大学別人数比の推移


都立小金井北高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)への現役合格者数の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。
1. 全体的な傾向:
- 2020年度のデータはありませんが、2021年度以降は毎年コンスタントに2~3名の合格者を輩出しています
- 合格者数は2022年度に3名(合格率1.3%)でピークを迎え、その後は2名(合格率0.8%)で推移しています
- この4年間の平均合格率は約0.95%であり、毎年度1%前後の生徒が最難関国公立大学に現役合格を果たしています
2. 大学別の傾向:
- 東京大学:2022年度と2024年度にそれぞれ1名(0.4%)の合格実績があります
- 一橋大学:2021年度に2名(0.9%)、2024年度に1名(0.4%)の合格実績があります
- 東京工業大学:2022年度に2名(0.9%)、2023年度に2名(0.8%)と2年連続で合格者を出しています
- 京都大学と国公立医学部:調査期間中、現役合格者は出ていません
3. 特筆すべき点:
- 2021年度は一橋大学2名(0.9%)と文系難関大学での成果が目立ちました
- 2022年度は東京大学1名と東京工業大学2名の計3名(1.3%)と、理系難関大学で最も良い成績を残しています
- 2023年度は東京工業大学2名(0.8%)と、引き続き理系難関大学での実績を維持しました
- 直近の2024年度は東京大学1名(0.4%)と一橋大学1名(0.4%)と、文理バランスの取れた合格実績となっています
- 毎年異なる大学への合格者を出していることから、文理両方の分野での進学指導が充実していることが窺えます
小金井北高校の最難関国公立大学への現役合格実績は、2021年度以降、年間2~3名のペースで安定的に合格者を輩出しています。特に、現役生徒数が230~240名規模の中で、毎年0.8%以上の合格率を維持していることは注目に値します。
大学別に見ると、東京大学への2年おきの合格(2022年度、2024年度)、東京工業大学への連続した複数合格(2022-2023年度)、一橋大学への複数回の合格(2021年度、2024年度)と、いずれの大学についても継続的な合格実績を残しています。
また、年度によって強みを見せる分野は異なりますが、文系(一橋大学)・理系(東京大学、東京工業大学)のバランスが取れていることも特徴的です。特に直近の2024年度は東京大学と一橋大学への同時合格を果たすなど、総合的な進学指導の成果が表れていると言えます。
ただし、京都大学と国公立医学部については現役合格者が出ていない点が今後の課題として挙げられます。全体としては、東京の難関国公立大学を中心に、着実な合格実績を積み上げている進学校としての特色が明確に表れているといえるでしょう。
【2024年度】都立小金井北高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数
旧帝大(旧帝国大学)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
北海道大学 | – | – | 1 |
東北大学 | – | – | 1 |
名古屋大学 | – | – | 0 |
大阪大学 | – | – | 1 |
九州大学 | – | – | 0 |
合計 | – | – | 3 |
TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
筑波大学 | – | – | 3 |
お茶の水女子大学 | – | – | 1 |
千葉大学 | – | – | 2 |
横浜国立大学 | – | – | 0 |
神戸大学 | – | – | 1 |
合計 | – | – | 7 |
※小金井北高校公表資料では国公立大学の合格人数は現浪合計での記載のため、合計人数のみ記載しています。
2024年度の都立小金井北高校高校の旧帝大(東大・京大除く)とTOCKYへの合格状況は以下のようになっています。
旧帝大(旧帝国大学)の合格状況:
- 2024年度の旧帝大(東大・京大除く)への合格状況は、合計3名となっています。内訳は以下の通りです:
- 北海道大学:1名
- 東北大学:1名
- 大阪大学:1名
- 名古屋大学、九州大学:合格者なし
特に、東日本から西日本まで幅広い地域の旧帝大に合格者を出していることが特徴的です。
TOCKY大学の合格状況:
- TOCKY大学への合格者は合計7名となっており、内訳は以下の通りです:
- 筑波大学:3名
- お茶の水女子大学:1名
- 千葉大学:2名
- 神戸大学:1名
- 横浜国立大学:合格者なし
関東圏の大学(筑波・お茶の水女子・千葉)で特に良い成績を残しており、合計6名の合格者を出しています。
特筆すべき点:
- 旧帝大については、北海道、東北、関西と地理的に広範囲にわたる合格実績を残しています
- TOCKY大学では、特に筑波大学への3名合格が目立ちます
- 女子の難関大学であるお茶の水女子大学への合格者を出していることも注目に値します
- 関東圏の国立大学への強さが際立っています
小金井北高校の2024年度における準最難関国立大学への合格実績は、旧帝大とTOCKY大学を合わせて10名となっています。特に関東圏の大学(筑波・お茶の水女子・千葉)への強さが顕著で、地元の強みを活かした合格実績となっています。
また、旧帝大については北海道から関西まで広範囲にわたる合格実績があり、地方の難関大学への挑戦も積極的に行われていることがわかります。東京の都立高校として、首都圏の難関大学はもちろん、全国の有力国立大学への進学実績を着実に積み上げているといえるでしょう。
都立小金井北高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移


※2024年卒の大学合格実績について、小金井北高校公表資料では国公立大学の合格人数は現浪合計での記載のため、合計人数のみ記載しています。また、2020年卒のデータがないため、0人表記となっています。
都立小金井北高校の旧帝大(東大・京大除く)とTOCKYへの現役合格者数の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。
1. 全体的な推移:
- 2021年度から2024年度にかけて、合格実績は着実に向上しています
- 旧帝大は2021年度2名(0.9%)から2024年度3名(1.2%)へと増加
- TOCKYは2021年度3名(1.3%)から2024年度7名(2.9%)へと大きく伸長
- 特に2023年度以降、TOCKY大学への合格者数が顕著に増加(2023年度5名、2024年度7名)
- 全体として2024年度は合計10名の合格者を出し、過去4年間で最高の実績となっています
2. 旧帝大の傾向:
- 東北大学は2022年度に2名(0.9%)の好実績
- 北海道大学、東北大学、大阪大学は2024年度にそれぞれ1名(0.4%)ずつ合格
- 名古屋大学は2021年度に1名(0.4%)の合格実績あり
3. TOCKYの傾向:
- 筑波大学は2022年度以降、毎年コンスタントに合格者を輩出(2022年度2名、2023年度2名、2024年度3名)
- 千葉大学は2023年度2名(0.8%)、2024年度2名(0.8%)と安定した実績
- 横浜国立大学は2021年度2名(0.9%)、2023年度1名(0.4%)の合格実績
- お茶の水女子大学と神戸大学は2024年度にそれぞれ1名(0.4%)の合格を果たしています
3. 特筆すべき点:
- 2024年度は特に顕著な成果を上げ、旧帝大3名(1.2%)、TOCKY7名(2.9%)と両カテゴリーで過去最高の実績
- 筑波大学への合格者数が年々増加し、2024年度は3名(1.2%)という高い実績
- 関東圏の国立大学(筑波大学、千葉大学)への強さが際立っています
- 2023年度以降、合格者数・合格率ともに大きく向上しています
小金井北高校の準最難関国立大学への現役合格実績は、この4年間で着実に向上しています。特に2024年度は直近4年間では最高の10名の合格者を輩出し、進学校としての地位を確立しつつあります。地元関東圏の大学(筑波大学、千葉大学)への強みを持ちながら、全国の有力国立大学への合格実績も広がりを見せています。また、直近2年間での実績向上は目覚ましく、今後さらなる発展が期待できる状況といえるでしょう。
【2024年度】都立小金井北高校の関東主要国公立大学合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
茨城大学 | – | – | 0 |
宇都宮大学 | – | – | 0 |
群馬大学 | – | – | 0 |
埼玉大学 | – | – | 0 |
東京藝術大学 | – | – | 0 |
電気通信大学 | – | – | 1 |
東京医科歯科大学 | – | – | 0 |
東京外国語大学 | – | – | 2 |
東京学芸大学 | – | – | 8 |
東京農工大学 | – | – | 8 |
東京海洋大学 | – | – | 0 |
東京都立大学 | – | – | 10 |
横浜市立大学 | – | – | 1 |
関東主要国公立大学_合計 | – | – | 30 |
2024年度の関東圏主要国公立大学(東京一工、旧帝大、TOCKY除く)への合格状況は、合計30名となっています。内訳は以下の通りです。
合格状況:
5名以上が合格している大学
- 東京都立大学:10名
- 東京学芸大学:8名
- 東京農工大学:8名
2~4名が合格している大学
- 東京外国語大学:2名
1名が合格している大学
- 電気通信大学:1名
- 横浜市立大学:1名
合格者なしの大学
- 茨城大学、宇都宮大学、群馬大学、埼玉大学、東京藝術大学、東京医科歯科大学、東京海洋大学
特筆すべき点:
- 東京都立大学が10名と最多の合格者を出し、都立高校としての強みを発揮しています
- 教員養成系の東京学芸大学と理工系の東京農工大学がともに8名と、文理双方で好調な実績を残しています
- 外国語の専門性が高い東京外国語大学に2名の合格者を出していることも注目に値します
- 理工系の電気通信大学、医療系の横浜市立大学など、専門性の高い大学にも合格者を輩出しています
小金井北高校の2024年度における関東圏の主要な国公立大学への合格実績は、都立大学を筆頭に教員養成系、理工系など多岐にわたる分野で成果を上げています。特に東京都立大学、東京学芸大学、東京農工大学での合格者数の多さは、地元関東圏の国公立大学への強みを示しています。
また、専門性の高い大学にも合格者を出していることから、生徒の多様な進路希望に対応できる進学指導体制が整っていることが窺えます。ただし、医科歯科大学や海洋大学など、一部の専門性の高い国立大学については今後の課題として残されています。
都立小金井北高校の関東主要国公立大学の現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移


※2024年卒の大学合格実績について、小金井北高校公表資料では国公立大学の合格人数は現浪合計での記載のため、合計人数のみ記載しています。また、2020年卒のデータがないため、0人表記となっています。
都立小金井北高校の関東主要国公立大学への現役合格者数の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、顕著な成長と変化が見られます。
1. 全体的な推移:
- 2021年度以降、関東主要国公立大学への合格者数は25名以上を維持し、着実に増加
- 合格率は2021年度の11.1%から2024年度は12.4%まで上昇
- 2021年度から2024年度にかけて、26名→25名→27名→30名と右肩上がりの傾向
- その他地方国公立大学への合格者数も毎年安定して輩出(2021年度6名から2024年度4名)
2. 大学別の傾向:
主要3大学(東京都立大・東京学芸大・東京農工大)
- 東京都立大学:4.3%→2.7%→2.9%→4.1%と高い合格率を維持(10名→6名→7名→10名)
- 東京学芸大学:2.6%→1.3%→2.5%→3.3%と着実な伸び(5名→3名→6名→8名)
- 東京農工大学:2.1%→2.7%→2.1%→3.3%と安定的な実績(5名→6名→5名→8名)
その他の特徴的な推移
- 東京外国語大学:0.4%→0.4%→2.1%→0.8%と変動あり(1名→1名→5名→2名)
- 埼玉大学:0.9%→2.2%→0.4%→0.0%と年度による変動が大きい
- 電気通信大学:0.0%→0.4%→0.8%→0.4%と着実な合格実績
3. 特筆すべき点:
- 2024年度は主要3校がいずれも過去最高水準の合格者数を達成
- 東京都立大学は4年間で最も安定した合格実績を維持
- 2024年度は東京学芸大学と東京農工大学がともに8名(3.3%)と文理で同等の高い実績
- 4年間を通じて合格者の総数が増加傾向にあり、特に2024年度は質・量ともに充実
小金井北高校の関東主要国公立大学への現役合格実績は、2021年度以降、質・量ともに着実な向上を見せています。特に東京都立大学、東京学芸大学、東京農工大学の主要3校への強さが際立ち、2024年度はこれらの大学で過去最高水準の合格者を輩出しています。
また、合格率も12.4%と上昇傾向にあり、進学校としての地位を確立しつつあることが窺えます。文系(学芸大)・理系(農工大)のバランスが取れていることも特徴で、多様な進路希望に対応できる指導体制が整っているといえるでしょう。
都立小金井北高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比


※2024年卒の大学合格実績について、小金井北高校公表資料では国公立大学の合格人数は現浪合計での記載のため、合計人数を記載しています。また、2020年卒のデータがないため、0人表記となっています。
都立小金井北高校の現役生における国公立大学群別合格人数比の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。
1. 全体的な傾向:
- 国公立大学への現役合格者数・合格率は、2021年度以降着実に上昇しています
- 2021年度:39名(16.7%)→2022年度:52名(23.1%)→2023年度:41名(17.0%)→2024年度:46名(19.1%)
- 特に2022年度は52名(23.1%)と過去4年間で最高の実績を残しています
- 2024年度は46名(19.1%)と、高い水準を維持しています
2. 大学群別の傾向:
最難関国立大(東京一工):
- 2021年度以降、毎年2~3名の合格者を安定して輩出
- 合格率は0.8%~1.3%で推移
旧帝大(医学部除く):
- 2021-2022年度は2名(0.9%)で推移
- 2024年度は3名(1.2%)と過去最高の実績
TOCKY(医学部除く):
- 2021年度:3名(1.3%)から2024年度:7名(2.9%)と大きく伸長
- 特に直近2年間は5名→7名と顕著な増加傾向
関東主要国公立:
- 全期間を通じて最も多くの合格者を輩出
- 25名以上を安定して維持し、2024年度は30名(12.4%)と過去最高
地方国公立:
- 2022年度に20名(8.9%)と突出した実績
- その他の年度は4~7名(1.7%~2.9%)で推移
3. 特筆すべき点:
- 各大学群でバランスの取れた合格実績を維持しています
- 特にTOCKYと関東主要国公立での実績向上が顕著です
- 2024年度は最難関から地方国公立まで、幅広い層での合格実績を残しています
- 現役合格率が継続して高水準を維持していることは、学校の進学指導の充実を示しています
小金井北高校の国公立大学への現役合格実績は、2021年度以降、質・量ともに充実した結果を残しています。特に2024年度は、最難関大学から地方国公立まで幅広い実績を上げ、総合的な進学校としての地位を確立していることが窺えます。
また、TOCKYや関東主要国公立大学での実績向上は、首都圏の有力国公立大学への強みを示しており、今後もさらなる発展が期待できる状況といえるでしょう。
【2024年度】都立小金井北高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
早稲田大学 | – | – | 22 |
慶應大学 | – | – | 5 |
上智大学 | – | – | 10 |
東京理科大学 | – | – | 9 |
私立大学医学部 | – | – | 0 |
合計(医学部重複除く) | – | – | 46 |
2024年度の都立小金井北高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)への合格実績は以下のようになっています。
1.合格状況:
2024年度の最難関私立大学(早慶上理+医学部)への合格状況は、合計46名となっています。内訳は以下の通りです。
- 早稲田大学:22名
- 慶應義塾大学:5名
- 上智大学:10名
- 東京理科大学:9名
- 私立大学医学部:0名
2. 特筆すべき点:
- 早稲田大学への22名という合格者数は特筆すべき実績であり、全体の約48%を占めています
- 上智大学10名、東京理科大学9名と、いずれも一桁後半から二桁の合格者を出しています
- 慶應義塾大学は5名と、早稲田大学と比べると少ないものの、安定した合格実績を残しています
- 理系の難関校である東京理科大学に9名の合格者を出していることは、理系分野での指導の充実を示しています
小金井北高校の2024年度における最難関私立大学への合格実績は、早稲田大学を中心に充実した結果となっています。特に文系(早稲田・上智)、理系(東京理科)ともに良好な実績を残しており、総合的な進学指導の成果が表れているといえます。
ただし、私立大学医学部については合格者が出ていない点が今後の課題として挙げられます。46名という合格者総数は、都立高校としては極めて優れた実績であり、最難関私立大学への進学実績も着実に積み上げていることを示しています。
都立小金井北高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移


※2024年卒の大学合格実績について、小金井北高校公表資料では合格人数は現浪合計での記載のため、合計人数のみ記載しています。また、2020年卒のデータがないため、0人表記となっています。
都立小金井北高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)への現役合格者数の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。
1. 全体的な推移:
- 2021年度に56名(6.1%)と突出した実績を残した後、2022-2023年度は33-36名(4.0-4.2%)で推移
- 2024年度は46名(5.1%)と再び増加傾向を示しています
2. 大学別の傾向:
早稲田大学
- 16-22名(1.9-2.4%)で推移し、最難関私大の中で最も安定した合格実績
- 2024年度は22名(2.4%)と過去4年間で最高の実績
慶應義塾大学
- 2021年度8名(0.9%)から2022年度に2名(0.2%)まで減少
- 2023-2024年度は5名(0.5-0.6%)で安定
上智大学:
- 2021年度19名(2.1%)から一時減少
- 2024年度は10名(1.1%)と回復傾向
東京理科大学:
- 6-10名(0.7-1.2%)の間で推移
- 2024年度は9名(1.0%)と安定した実績
3. 特筆すべき点:
- 2021年度の突出した実績(56名、6.1%)は、早稲田・上智がともに19名と好調だったことが要因
- 2024年度は早稲田大学が22名と過去最高を記録
- 私立医学部については4年間を通じて合格者が出ていない
- 延べ合格数に対する最難関大学合格者の比率は着実に向上
小金井北高校の最難関私立大学への現役合格実績は、2021年度の高水準から一時的に調整期間を経て、2024年度は質・量ともに充実した状態に戻りつつあります。特に早稲田大学への安定した合格実績は、学校の進学指導の確かさを示しています。
また、各大学の合格者数のバランスが徐々に改善されており、総合的な進学校としての地位を確立しつつあることが窺えます。1人あたりの合格数が3.8前後を維持していることも、生徒の学力の高さと受験指導の充実を示す指標といえるでしょう。
【2024年度】都立小金井北高校のGMARCH合格者数
GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
学習院大学 | – | – | 11 |
明治大学 | – | – | 71 |
青山学院大学 | – | – | 21 |
立教大学 | – | – | 46 |
中央大学 | – | – | 62 |
法政大学 | – | – | 77 |
合計 | – | – | 288 |
2024年度のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)への合格状況は、合計288名となっています。内訳は以下の通りです。
合格状況
1. 50名以上が合格している大学
- 法政大学:77名
- 明治大学:71名
- 中央大学:62名
2. 20-50名が合格している大学
- 立教大学:46名
- 青山学院大学:21名
3. その他:
- 学習院大学:11名
特筆すべき点:
- 法政・明治・中央の3大学で合計210名の合格者を出し、GMARCH全体の約73%を占めています
- 特に法政大学(77名)、明治大学(71名)への合格者数が突出しており、この2大学で約51%を占めています
- 立教大学への46名という合格者数も、都立高校としては注目すべき実績です
- GMARCH全体で288名という合格者数は、1学年の生徒数(241名)を上回っており、複数の大学に合格している生徒が多いことを示しています
小金井北高校の2024年度におけるGMARCH合格実績は、特に法政・明治・中央の上位校で優れた結果を残しています。全体の合格者数が学年の生徒数を上回っていることは、生徒の学力の高さと受験指導の充実を示しています。
また、各大学の特色に応じた合格実績の分布から、生徒の多様な進路希望に対応できる指導体制が整っていることが窺えます。これらの実績は、最難関大学(国公立・早慶上理)への合格実績と合わせて、総合的な進学校としての地位を裏付けるものといえるでしょう。
都立小金井北高校のGMARCHの現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移


※2024年卒の大学合格実績について、小金井北高校公表資料では合格人数は現浪合計での記載のため、合計人数のみ記載しています。また、2020年卒のデータがないため、0人表記となっています。
都立小金井北高校のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)への現役合格者数の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。
1. 全体的な推移:
- GMARCHへの合格者の総数は、2021年度254名(27.8%)から2024年度288名(31.6%)まで増加傾向
- 2022年度に一時212名(25.6%)まで減少したものの、その後は着実に回復・増加
- 1人あたりの私立大学合格数は3.5~3.9で推移
- 私立大学延べ合格数は800-900名台を維持
2. 大学別の傾向(2024年度):
明治大学
- 4年間を通じて50名以上を維持(6.3-7.8%)
- 2024年度は71名(7.8%)と過去最高を記録
法政大学:
- 68名(7.4%)から85名(9.9%)まで右肩上がりで増加
- 2024年度は77名(8.5%)と高水準を維持
中央大学:
- 33-62名(4.0-6.8%)の間で変動
- 2024年度は62名(6.8%)と回復
立教大学:
- 26-46名(3.1-5.1%)の間で推移
- 2024年度は46名(5.1%)と過去最高
青山学院大学:
- 21-26名(2.3-3.0%)で安定的に推移
学習院大学:
- 2022年度以降10名以上(1.2-1.8%)を維持
3. 特筆すべき点:
- GMARCHへの現役合格率が4年間で27.8%から31.6%まで上昇
- 特に明治大学と法政大学での合格実績が顕著で、両校とも7%以上の合格率を維持
- 2023年度以降、ほぼすべての大学で合格者数・合格率が改善傾向
小金井北高校のGMARCH合格実績は、2021年度以降、質・量ともに充実した結果を残しています。特に明治大学と法政大学での強さが際立ち、両校での高い合格率は安定しています。また、2024年度は全体で288名(31.6%)という高い合格実績を達成し、進学校としての地位を確立していることが窺えます。
各大学でバランスの取れた合格実績を示していることも特徴的で、生徒の多様な進路希望に対応できる指導体制が整っているといえるでしょう。
都立小金井北高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武・四工大+東農大・日東駒専)
※2024年卒の大学合格実績について、小金井北高校公表資料では大学の合格人数は現浪合計での記載のため、合計人数のみ記載しています。また、2020年卒のデータがないため、0人表記となっています。






都立小金井北高校の現役生のその他私立大学群(成成明学國武・四工大+東農大・日東駒専)への合格状況を2021年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。
1. 成成明学國武グループ:
- 合計では61-94名(7.4-11.0%)で推移し、2024年度は74名(8.1%)
- 成蹊大学:32-41名(3.7-4.5%)で安定的に推移し、2024年度は37名(4.1%)
- 成城大学:5-18名(0.5-2.1%)の間で変動
- 明治学院大学:9-13名(1.1-1.5%)で安定的に推移
- 國學院大学:変動が大きく、2024年度は合格者なし
- 武蔵大学:8-18名(1.0-2.1%)で推移
2. 四工大+東農大グループ:
- 合計では2022年度51名(6.2%)をピークに2024年度は33名(3.6%)に減少
- 芝浦工業大学:15-19名(1.6-2.2%)で推移するも2024年度は7名(0.8%)に減少
- 工学院大学:9-18名(1.1-2.0%)で推移し、2024年度は18名(2.0%)と最高値
- 東京電機大学:増減を繰り返し、2024年度は合格者なし
- 東京都市大学:8-17名(0.9-2.1%)で推移
- 東京農業大学:4年間を通じて合格者なし
3. 日東駒専グループ:
- 合計では2021年度161名(17.6%)から2024年度184名(20.2%)へと増加
- 東洋大学:2022年度に75名(9.1%)のピークを記録し、2024年度も78名(8.6%)と高水準を維持
- 日本大学:2023年度まで増加傾向(55名→62名)も、2024年度は30名(3.3%)に減少
- 駒澤大学:変動が大きく、2024年度は44名(4.8%)と回復
- 専修大学:30名前後(3.0-3.6%)で推移
4. 全体的な傾向:
合格者総数の安定性
- 私立大学延べ合格数は800-900名台を維持
- 1人あたりの合格数は3.5-3.9で推移
グループ別の特徴:
- 日東駒専グループが最も多くの合格者を輩出し、20%前後の高い合格率を維持
- 成成明学國武グループは8-11%の合格率で推移
- 四工大グループは3-6%台で推移し、やや減少傾向
経年変化:
- 2021年度から2024年度にかけて、各グループで若干の増減はあるものの、全体として安定した合格実績を維持
- 特に理工系私大(四工大グループ)での合格実績は年度による変動が大きい
- 主要な私大(東洋大学、成蹊大学など)では一定の合格者数を維持
都立小金井北高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移




※2024年卒の大学合格実績について、小金井北高校公表資料では大学の合格人数は現浪合計での記載のため、合計人数のみ記載しています。また、2020年卒のデータがないため、0人表記となっています。
都立小金井北高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移を2021年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。
1. 全体的な傾向:
- 私立大学延べ合格者数は2021年度913名から2024年度910名と、900名前後で安定
- 1人あたりの合格数は3.5~3.9を維持
- 各大学群の比率は、GMARCHを中心に、日東駒専、成成明学國武の順で分布
2. 大学群別の特徴:
最難関私大
- 早慶上理:18-27名(2.0-3.0%)で推移
- 私立医学部:4年間を通じて合格者なし
準最難関私大
- GMARCH:212-288名(25.6-32.6%)で推移し、近年は増加傾向
- 特に2023年度以降は30%以上の高い合格率を維持
中堅私大:
- 成成明学國武:61-94名(7.4-11.0%)で変動
- 四工大+東農:33-51名(3.6-6.2%)で推移
- 日東駒専:148-184名(17.6-20.2%)と増加傾向
その他:
- 249-327名(29.1-35.8%)で推移
- 年々減少傾向にあり、より上位校への合格が増加
3. 特筆すべき点:
- GMARCHへの合格者が全体の約3割を占め、私立大学の中心となっている
- 最難関私大(早慶上理)と準最難関私大(GMARCH)を合わせた合格率が35%前後と高水準
- その他の大学の比率が減少する一方で、GMARCHや日東駒専の比率が増加しており、より上位校への進学実績が向上
小金井北高校の私立大学合格実績は、量的には900名以上を安定して維持しながら、質的な向上も見られます。特にGMARCHを中心とした準最難関私大での高い合格率は、学校の進学指導の充実を示しています。
また、最難関私大から中堅私大まで幅広い層での合格実績があり、生徒の多様な進路希望に対応できる指導体制が整っているといえます。1人あたり3.8件の合格を果たしていることも、生徒の学力の高さと受験指導の確かさを示す指標となっています。
充実の教育体制が実を結ぶ 最難関大から中堅私大まで幅広い合格実績


※2024年卒の大学合格実績について、小金井北高校公表資料では大学の合格人数は現浪合計での記載のため、合計人数のみ記載しています。また、2020年卒のデータがないため、0人表記となっています。
2024年度の都立小金井北高校の大学合格実績は、同校が目指す「次代の日本を支えるリーダーの育成」という目標に着実に近づいていることを示しています。国公立大学では、東京大学や一橋大学といった最難関大学への現役合格を実現し、筑波大学や東京都立大学など関東圏の主要国公立大学でも多くの合格者を輩出しました。
私立大学においては、早稲田大学22名をはじめとする最難関私大での実績に加え、GMARCHでは288名という高い合格実績を残しています。特に明治大学71名、法政大学77名など、準最難関私大での好調な合格実績は、同校の進学指導の確かさを裏付けるものといえるでしょう。
全体の延べ合格者数956名は、1学年241名の生徒数に対して約4倍の合格数を誇ります。この実績は、同校の特色である「土曜授業」「早朝・放課後の補習・講習」「予備校の通信衛星講座」など、きめ細かな進学指導体制の成果といえます。また、「英語教育推進校」「理数研究校」として文理両方での教育に注力してきた結果、バランスの取れた進学実績にもつながっています。
創立から45年目を迎える小金井北高校は、「学校を頼りにした勉強で現役合格できる」という目標を着実に実現し、都立高校における進学校としての地位を確立しつつあります。この実績は、同校が掲げる教育目標「創造」「自律」「努力」の実践の成果であり、今後もさらなる発展が期待される進学校として、その存在感を高めていくことでしょう。
<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。
・小金井北高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/koganeikita-h/





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