都立北園高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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東京都立北園高等学校は、1928年(昭和3年)の創立以来、都立高校の中でも屈指の進学実績を誇る学校として知られています。1950年代から1960年代にかけては、年間10-40名を東京大学へ、100名以上を早慶に送り出すなど、輝かしい実績を残してきました。現在も東京都教育委員会から「進学指導推進校」の指定を受け、国公立大学や難関私立大学への現役合格者を着実に輩出し続けています。

特徴的なのは、進学実績と生徒の自主性を重視した校風の両立です。制服がなく、細かな校則も存在しない自由な学風の中で、生徒たちは確かな学力を培っています。習熟度別授業や充実した課外講習、約160人収容の自習室完備など、きめ細かな進学指導体制を整える一方で、文化祭「柊祭」や体育祭といった学校行事も生徒主体で運営。

また、ドイツ語をはじめとする第二外国語教育や、長野県との連携による環境教育「信州北園プロジェクト」など、独自の教育プログラムを展開することで、単なる進学実績にとどまらない、幅広い教養と骨太の学力を持つ生徒の育成を目指しています。

近年進学実績を伸ばしている北園高校の2024年卒の大学合格実績を見てみましょう。

目次

【2024年度】都立北園高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)合格者数

大学名現役浪人合計
東京大学000
京都大学011
一橋大学101
東京工業大学022
国公立大学医学部011
合計(医学部重複除く)145

2024年度の北園高校における最難関国公立大学(東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、国公立大学医学部)への合格実績について、以下の通りまとめました。

現役生1名、浪人生4名の計5名が最難関国公立大学に合格しています。内訳を見ると、一橋大学に現役生1名、京都大学に浪人生1名、東京工業大学に浪人生2名、国公立大学医学部に浪人生1名の合格となっています。東京大学については、現役・浪人ともに合格者は出ていません。

特筆すべき点として、理系難関校である東京工業大学への浪人生2名の合格や、一橋大学への現役合格者を輩出していることが挙げられます。また、医学部にも1名の合格者を出しており、文理両方の分野で成果を上げていることがわかります。

都立北園高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者と現役生に占める大学別人数比の推移

都立北園高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者推移
都立北園高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者と現役生に占める大学別人数比の推移

都立北園高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)への現役合格者数の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 全体的な傾向:

2020年3月から2024年3月までの5年間における北園高校の最難関国公立大学への現役合格者数は、減少傾向にあることが見て取れます。2020年3月には東京工業大学に2名の現役合格者を出していましたが、その後は2021年3月の東京大学1名を除き、2022年3月と2023年3月は現役合格者がゼロとなっています。2024年3月には一橋大学に1名の現役合格を果たしています。

2. 大学別の傾向:

東京大学については、2021年3月に1名の現役合格者を出して以降、合格者は出ていません。東京工業大学は2020年3月に2名の現役合格者を輩出して以降、現役合格者は出ていない状況です。一橋大学は直近の2024年3月に1名の現役合格者を出しています。京都大学と国公立医学部については、この5年間で現役合格者は出ていません。

3. 現役生の合格率の推移:

卒業生総数に対する現役合格率を見ると、2020年3月は0.6%(311名中2名)、2021年3月は0.3%(313名中1名)となっています。2022年3月と2023年3月は0.0%(それぞれ310名、313名中0名)、2024年3月は0.3%(307名中1名)と推移しています。

4. 特筆すべき点:

2020年3月に東京工業大学への現役合格者を2名輩出したことは、理系教育の成果として特筆に値します。また、2021年3月には東京大学への現役合格者を1名輩出しており、最高峰の難関大学への現役合格実績も残しています。2024年3月の一橋大学合格は、ここ数年の現役合格者ゼロの状況から、再び現役での最難関大学合格を果たした点で注目されます。

北園高校の最難関国公立大学への現役合格実績は、毎年必ず合格者を出すわけではなく、現役合格者数は年度によって変動が大きく、安定的な現役合格実績の確立が今後の課題といえるでしょう。

【2024年度】都立北園高校旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数

旧帝大(旧帝国大学)合格者数

大学名現役浪人合計
北海道大学000
東北大学000
名古屋大学000
大阪大学000
九州大学000
合計000

TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)合格者数

大学名現役浪人合計
筑波大学404
お茶の水女子大学202
千葉大学011
横浜国立大学101
神戸大学000
合計718

2024年度の都立北園高校の旧帝大(東大・京大除く)とTOCKYへの合格状況は以下のようにまとめられます。

旧帝大(旧帝国大学)の合格状況:

2024年度の旧帝大(東京大学・京都大学を除く)への合格者は、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学のいずれにおいても、現役生・浪人生ともに合格者を出すことができませんでした。

TOCKY大学の合格状況:

TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横浜国立)への合格実績は、全体で現役生7名、浪人生1名の計8名となっています。内訳は以下の通りです。

  • 筑波大学:現役生4名
  • お茶の水女子大学:現役生2名
  • 千葉大学:浪人生1名
  • 横浜国立大学:現役生1名
  • 神戸大学:合格者なし

特筆すべき点:

  • 筑波大学への現役合格者が4名と、TOCKYの中で最も多い合格者を出しています。
  • お茶の水女子大学への現役合格者2名は、女子の難関国立大学への進学実績として注目に値します。
  • 全体的に現役生の合格が目立ち、特にTOCKYについては8名中7名が現役合格という高い現役合格率を達成しています。

2024年度は旧帝大(東大・京大除く)への合格者は出ていないものの、TOCKY大学群では計8名の合格者を出しており、特に筑波大学とお茶の水女子大学での健闘が目立ちます。現役生の合格が多いことから、学校での指導が着実に成果を上げていることが窺えます。今後は、旧帝大への合格者輩出と、TOCKYでの実績のさらなる向上が期待されます。

都立北園高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

都立北園高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数の推移
都立北園高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

都立北園高校の旧帝大(東大・京大除く)とTOCKYへの現役合格者数の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 全体的な推移:

2020年3月から2024年3月までの5年間において、合格者総数は増加傾向を示しています。2020年3月の3名から2021年3月には8名まで大きく増加し、その後2022年3月の8名、2023年3月の9名とピークを迎え、2024年3月は7名とやや減少したものの、依然として2020年3月と比べると高い水準を維持しています。

2. 旧帝大の傾向:

旧帝大(東大・京大除く)への合格実績は、2022年3月と2023年3月にそれぞれ2名(東北大学・大阪大学)の現役合格者を出しましたが、それ以外の年度では合格者を出せていない状況です。特に直近の2024年3月卒業生からは旧帝大への現役合格者は出ていません。

3. TOCKYの傾向:

TOCKYへの合格実績は、2021年3月に8名と大きく伸び、その後も安定して6-7名の合格者を維持しています。特に筑波大学への合格者数が増加傾向にあり、2024年3月には4名の現役合格者を出しています。また、横浜国立大学や千葉大学への合格者も継続的に輩出しています。

3. 現役生に占める合格者の比率:

旧帝大については、2022年3月と2023年3月にそれぞれ0.6%(310名中2名、313名中2名)の合格率を記録しました。TOCKYについては、2021年3月の2.6%(313名中8名)をピークに、その後も2%前後の合格率を維持しており、2024年3月は2.3%(307名中7名)となっています。

4. 特筆すべき点:

  • 2021年3月以降、合格者総数が安定して7-9名を維持していること
  • TOCKYの中でも特に筑波大学への合格実績が顕著で、2024年3月には4名の現役合格を達成
  • 千葉大学・横浜国立大学への継続的な合格実績
  • 旧帝大合格者は年度による変動が大きく、安定性に課題

北園高校の旧帝大・TOCKY合格実績は、2020年3月以降、特にTOCKY大学群での実績を中心に全体的な向上が見られます。TOCKYでは筑波大学を中心に安定した合格実績を築いていますが、旧帝大については年度による変動が大きく、今後の課題となっています。現役合格率は2%前後で推移しており、一定の水準を維持していると言えます。

【2024年度】都立北園高校の関東主要国公立大学合格者数

大学名現役浪人合計
茨城大学101
宇都宮大学101
群馬大学000
埼玉大学617
東京藝術大学101
電気通信大学101
東京医科歯科大学101
東京外国語大学404
東京学芸大学202
東京農工大学505
東京海洋大学101
東京都立大学909
横浜市立大学202
関東主要国公立大学_合計34135

2024年度の都立北園高校の関東主要国公立大学への合格状況は以下のようにまとめられます。

1. 合格者総数:

2024年度の関東主要国公立大学への合格者総数は35名で、そのうち現役生が34名、浪人生が1名となっています。現役合格率が非常に高く、合格者の97%を現役生が占めています。

2. 大学別の合格状況:

主な合格実績は以下の通りです。

  • 東京都立大学:9名(全て現役)と最多の合格者数
  • 埼玉大学:7名(現役6名、浪人1名)で2番目に多い合格者数
  • 東京農工大学:5名(全て現役)
  • 東京外国語大学:4名(全て現役)
  • 東京学芸大学:2名(全て現役)
  • 横浜市立大学:2名(全て現役)

その他、茨城大学、宇都宮大学、東京藝術大学、電気通信大学、東京医科歯科大学、東京海洋大学にそれぞれ1名の現役合格者を出しています。群馬大学は合格者はありませんでした。

3. 特筆すべき点:

  • 東京都立大学への9名という多数の現役合格者を輩出
  • 現役合格率が極めて高く、ほぼ全ての合格者が現役
  • 医科歯科大学や外国語大学など、専門性の高い大学にも合格者を出している
  • 理系(農工大、電通大)から文系(外語大、学芸大)まで幅広い分野で合格者を輩出
  • 学区域から通学の利便性もあるのかた高校に比べ埼玉大学への合格者が多め
  • 首都圏の主要国公立大学にバランスよく合格者を出している

2024年度の関東主要国公立大学への合格実績は、総数35名と充実した結果となっています。特に東京都立大学を筆頭に、埼玉大学、東京農工大学などで安定した合格者数を確保しています。また、現役合格率が極めて高いことから、学校での進学指導が効果的に機能していることが窺えます。文理両方の分野でバランスの取れた合格実績を残しており、総合的な進学指導の成果が表れていると評価できます。

都立北園高校の関東主要国公立大学の現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

都立北園高校の関東主要国公立大学の現役合格者数の推移
都立北園高校の関東主要国公立大学の現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移

都立北園高校の関東主要国公立大学への現役合格者数の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、安定した成果が見られます。

1. 全体的な推移:

関東主要国公立大学への現役合格者数は、2020年3月の32名から2021年3月に38名でピークを迎え、その後2022年3月に31名まで減少しました。以降は2023年3月32名、2024年3月34名と回復傾向を示しています。5年間を通じて30名以上の安定した合格者数を維持しています。

2. 大学別の傾向:

  • 埼玉大学:2021年3月の14名をピークに、その後も毎年10名以上の合格者を維持していましたが、2024年3月は6名とやや減少
  • 東京都立大学:5年間で5-9名の範囲で推移しており、安定した合格実績
  • 東京農工大学:3-5名の範囲で推移し、理系の主要進学先として定着
  • 東京外国語大学:2022年3月以降、3-4名の安定した合格者数を維持
  • 東京学芸大学:2-5名の範囲で推移し、教育系の進学実績を維持

3. 現役生に占める合格者の比率

関東主要国公立大学全体の現役合格率は以下のように推移しています。

  • 2020年3月:10.3%(311名中32名)
  • 2021年3月:12.1%(313名中38名)
  • 2022年3月:10.0%(310名中31名)
  • 2023年3月:10.2%(313名中32名)
  • 2024年3月:11.1%(307名中34名)

4. 特筆すべき点:

  • 5年間を通じて合格者総数が30名以上を維持し、安定した実績
  • 2021年3月の38名という高い合格者数の達成
  • 埼玉大学への合格者数の変動が大きく、近年は減少傾向
  • 東京都立大学、東京農工大学、東京外国語大学など、主要大学への安定した合格実績
  • 現役合格率が常に10%以上を維持

北園高校の関東主要国公立大学への合格実績は、5年間を通じて安定した水準を保っています。特に東京都立大学を中心とした主要大学への継続的な合格者輩出が特徴的です。現役合格率も10%以上を維持しており、学校の進学指導が着実に成果を上げていることが窺えます。ただし、埼玉大学など一部の大学では合格者数の変動が見られ、より安定した実績の確立が今後の課題となっています。

都立北園高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比

都立北園高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比【表】
都立北園高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比【グラフ】

都立北園高校の現役生における国公立大学群別合格人数比の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 全体的な傾向:

2020年3月から2024年3月までの5年間において、現役生の進路状況は比較的安定した傾向を示しています。国公立大学への合格者は毎年一定数を維持しており、特に関東主要国公立大学への合格者が中心となっています。その他の進路選択をする生徒の割合は80-83%台で推移しています。

2. 大学群別の傾向:

  • 東京一工医(東京大学・東京工業大学・医学部):0-2名(0.0-0.6%)で推移
  • 旧帝大(医学部除く):0-2名(0.0-0.6%)で推移
  • TOCKY(医学部除く):3-8名(1.0-2.6%)で推移
  • 関東主要国公立(医学部除く):31-38名(10.0-12.1%)で推移
  • 地方国公立(医学部除く):10-22名(3.2-7.1%)で推移

3. 合格率の推移:

  • 関東主要国公立大学の合格率は、2021年3月の12.1%をピークに、10-11%台で安定的に推移
  • TOCKY大学群は2021年3月の2.6%をピークに、近年は2%台で安定
  • 地方国公立大学は2020年3月の7.1%から減少し、近年は5%台で推移
  • 最難関の東京一工医と旧帝大は年度による変動が大きく、0-0.6%の範囲で推移

4. 特筆すべき点:

  • 関東主要国公立大学への安定した合格実績(毎年10%以上の合格率)
  • 2021年3月における関東主要国公立とTOCKYの高い合格率(それぞれ12.1%、2.6%)
  • 地方国公立大学の合格率が2020年3月の7.1%から2021年3月以降は3-5%台に変化
  • 最難関大学群(東京一工医、旧帝大)への合格者は少数ながら継続的に輩出

北園高校の国公立大学合格実績は、関東主要国公立大学を中心に安定した水準を維持しています。特に関東主要国公立大学への合格率は5年間を通じて10%以上を保っており、学校の進学指導の中心となっていることが窺えます。

一方で、最難関大学群への合格実績にはまだ伸びしろがあり、今後の課題となっています。また、地方国公立大学への合格率は減少傾向にあり、進学先の選択に変化が見られます。

【2024年度】都立北園高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者数

大学名現役浪人合計
早稲田大学32739
慶應大学7411
上智大学15015
東京理科大学13013
私立大学医学部000
合計(医学部重複除く)671178

2024年度の都立北園高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)への合格実績は以下のようにまとめられます。

1. 合格者総数:

2024年度の最難関私立大学(早慶上理+医学部)への合格者総数は78名で、そのうち現役生が67名(85.9%)、浪人生が11名(14.1%)となっています。私立医学部への合格者はいませんでしたが、合格者のほとんどが現役合格という高い現役合格率を達成しています。

2. 大学別の合格状況:

  • 早稲田大学:39名(現役32名、浪人7名)と最多の合格者数を記録
  • 上智大学:15名(全て現役)で2番目に多い合格者数
  • 東京理科大学:13名(全て現役)
  • 慶應義塾大学:11名(現役7名、浪人4名)
  • 私立大学医学部:合格者なし

3. 特筆すべき点:

  • 早稲田大学への32名という多数の現役合格者を輩出
  • 上智大学、東京理科大学は全て現役合格という優れた実績
  • 最難関私立の早慶で計50名という大きな合格者数
  • 理系の難関校である東京理科大学にも13名の現役合格者を出している
  • 全体として85.9%という高い現役合格率を達成

2024年度の最難関私立大学への合格実績は、総数78名と極めて充実した結果となっています。特に早稲田大学を筆頭に、上智大学、東京理科大学での高い現役合格率が特徴的です。文系理系ともにバランスの取れた合格実績を残しており、学校の進学指導が効果的に機能していることが窺えます。ただし、私立医学部への合格者がいない点は今後の課題となる可能性があります。

都立北園高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移

都立北園高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数の推移
都立北園高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移

都立北園高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)への現役合格者数の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 全体的な推移:

2020年3月から2024年3月までの5年間において、最難関私立大学への現役合格者数は着実な増加傾向を示しています。2020年3月の35名から始まり、2022年3月に59名まで大きく増加し、2023年3月に一時46名まで減少したものの、2024年3月には67名と過去最高を記録しています。

2. 大学別の傾向:

  • 早稲田大学:18-34名の範囲で推移し、2024年3月は32名と高水準を維持
  • 慶應義塾大学:0-7名の範囲で推移し、2024年3月は7名と近年で最多
  • 上智大学:4-15名の範囲で推移し、2024年3月は15名と大幅に増加
  • 東京理科大学:7-13名の範囲で推移し、2024年3月は13名と増加傾向
  • 私立大学医学部:5年間を通じて合格者なし

3. 特筆すべき点:

  • 5年間で現役合格者総数が35名から67名へと約2倍に増加
  • 2024年3月における早稲田32名、上智15名という高い合格実績
  • 私立大学全体の合格者数に占める最難関大学合格者の比率が6.9%まで上昇
  • 理系の難関校である東京理科大学への合格者数が安定的に増加

北園高校の最難関私立大学への合格実績は、この5年間で著しい向上を示しています。特に2024年3月は、合格者数、合格比率ともに過去最高を記録し、進学指導の成果が顕著に表れています。各大学別に見ても、早稲田大学を中心に安定した合格実績を築きつつあり、上智大学や東京理科大学でも着実に実績を伸ばしています。一方で、私立大学医学部への合格者獲得が今後の課題として残されています。

【2024年度】都立北園摩高校のGMARCH合格者数

GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)合格者数

大学名現役浪人合計
学習院大学22426
明治大学57764
青山学院大学23326
立教大学50353
中央大学33639
法政大学79887
合計26431295

2024年度の都立北園高校のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)合格状況は以下のようにまとめられます。

1. 合格者総数:

2024年度のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)への合格者総数は295名で、そのうち現役生が264名(89.5%)、浪人生が31名(10.5%)となっています。現役合格率が非常に高く、合格者の約9割を現役生が占めています。

2. 大学別の合格状況:

  • 法政大学:87名(現役79名、浪人8名)と最多の合格者数
  • 明治大学:64名(現役57名、浪人7名)で2番目に多い合格者数
  • 立教大学:53名(現役50名、浪人3名)
  • 中央大学:39名(現役33名、浪人6名)
  • 学習院大学:26名(現役22名、浪人4名)
  • 青山学院大学:26名(現役23名、浪人3名)

3. 特筆すべき点:

  • 法政大学への79名という多数の現役合格者を輩出
  • 明治大学への57名の現役合格者も特筆すべき実績
  • GMARCH全体で89.5%という高い現役合格率を達成
  • 各大学とも20名以上の合格者を出しており、バランスの取れた合格実績
  • 特に上位校である明治大学、立教大学での好調な合格実績

2024年度のGMARCHへの合格実績は、総数295名と極めて充実した結果となっています。特に法政大学と明治大学での高い合格者数が目立ちますが、他の大学においても安定した合格者数を確保しています。また、現役合格率が約9割と非常に高いことから、学校での進学指導が効果的に機能していることが窺えます。GMARCH各校にバランスよく合格者を出していることも、進学指導の充実を示す結果と言えるでしょう。

都立北園高校のGMARCHの現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移

都立北園高校のGMARCHの現役合格者数の推移
都立北園高校のGMARCHの現役合格者数と私立延べ合格数に占める大学別人数比の推移

都立北園高校のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)への現役合格者数の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 全体的な推移:

2020年3月から2024年3月までの5年間において、GMARCHへの現役合格者数は着実な増加傾向を示しています。2020年3月の192名から始まり、2023年3月には277名でピークを迎え、2024年3月は264名と高水準を維持しています。私立大学延べ合格者数に占める割合も25-27%台で安定的に推移しています。

2. 大学別の傾向:

  • 法政大学:42-79名の範囲で推移し、2024年3月は79名と過去最多を記録
  • 明治大学:41-72名の範囲で推移し、2023年3月の72名をピークに2024年3月は57名
  • 立教大学:42-62名の範囲で推移し、2022年3月の62名をピークに2024年3月は50名
  • 中央大学:13-40名の範囲で推移し、2024年3月は33名と安定的
  • 学習院大学:9-34名の範囲で大きく変動し、2024年3月は22名
  • 青山学院大学:20-41名の範囲で推移し、2024年3月は23名

3. 特筆すべき点:

  • 5年間で現役合格者総数が192名から264名へと約1.4倍に増加
  • 法政大学の合格者数が特に増加傾向で、私立大学全体の合格者数に占める比率も8.1%と高水準
  • 2023年3月における明治大学72名という過去最多の合格実績
  • 私立大学延べ合格者数に占めるGMARCH合格者の比率が27%前後で安定的に推移
  • 2024年3月において、全てのGMARCH各校で20名以上の合格者を維持

北園高校のGMARCHへの合格実績は、この5年間で着実な向上を示しています。特に法政大学への合格者数の増加が顕著で、他の大学でも安定した実績を維持しています。また、私立大学全体の合格者数に占める割合も27%前後で推移しており、進学指導の中心として定着していることが窺えます。各大学とも一定数以上の合格者を継続的に輩出しており、バランスの取れた進学実績を築いていると言えます。

トリトリ

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都立北園高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武・四工大+東農大・日東駒専)

都立北園高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武)
都立北園高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(四工大+東農大)
都立北園高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(日東駒専)

都立北園高校の現役生のその他私立大学群(成成明学國武・四工大+東農大・日東駒専)への合格状況を2021年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 成成明学國武グループ:

2021年3月から2024年3月にかけての合格実績は、年間84-110名の範囲で推移しています。2023年3月には110名(10.3%)でピークを記録し、2024年3月は94名(9.7%)と高水準を維持しています。大学別では成蹊大学、成城大学、國學院大学が安定した合格者数を維持しており、特に成城大学は2024年3月に19名(2.0%)と好調です。

2. 四工大+東農大グループ:

2021年3月の32名(4.0%)から着実に増加し、2024年3月には58名(6.0%)まで伸びています。特に芝浦工業大学は17-23名の安定した合格者数を維持し、東京電機大学も2024年3月に21名(2.2%)と過去最高の合格者数を記録しています。工学系の進学実績が着実に向上していることが見て取れます。

3. 日東駒専グループ:

2021年3月の168名(20.9%)から2023年3月には260名(24.3%)まで増加し、2024年3月は209名(21.5%)となっています。特に東洋大学は安定して100名以上の合格者を出しており、2024年3月は137名(14.1%)と高い実績を維持しています。日本大学も52-74名の範囲で推移し、安定した合格実績を示しています。

4. 全体的な傾向:

これら三つの大学グループへの合格実績は、いずれも2021年3月以降、着実な向上を示しています。特に各グループの中核となる大学(東洋大学、芝浦工業大学、成城大学など)での合格実績が安定しており、私立大学全体の合格者数に占める割合も高水準を維持しています。

北園高校の進路実績は、これらの大学グループでも着実な成果を上げています。特に理工系の四工大グループでの実績向上や、日東駒専グループでの安定した合格者数の確保は注目に値します。成成明学國武グループでも一定の合格者数を維持しており、生徒の多様な進路希望に応える進学指導が実現できていると評価できます。各グループとも私立大学合格者数全体に占める割合が安定しており、バランスの取れた進学実績となっています。

都立北園高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移

都立北園高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移
都立北園高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移【表】

都立北園高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移を2020年度から2024年度まで分析すると、以下のような特徴が見られます。

1. 全体的な傾向:

2021年3月から2024年3月にかけて、私立大学の延べ合格者数は800-1000名程度で推移しており、2023年3月には1068名でピークを記録しています。各大学群の占める比率は概ね安定しており、GMARCHを中心とした難関私大から日東駒専まで、バランスの取れた合格実績を示しています。

2. 大学群別の特徴:

  • 最難関(早慶上理+医学部):2-4%の範囲で推移し、2024年3月は4.0%と上昇傾向
  • GMARCH:25-27%台で安定的に推移し、合格実績の中核を形成
  • 成成明学國武:9-10%台で推移し、中堅私大の重要な進学先として定着
  • 四工大+東農大:4.0%から6.0%へと着実に比率を向上
  • 日東駒専:20-24%台で推移し、GMARCHと並ぶ主要な進学先
  • その他:29-33%の範囲で推移し、多様な進路選択を実現

3. 特筆すべき点:

  • GMARCHと日東駒専で全体の約50%を占める安定した実績
  • 最難関私大の比率が2021年3月の2.4%から2024年3月には4.0%に向上
  • 理工系大学群(四工大+東農大)の比率が着実に上昇
  • 各大学群の比率が大きく変動せず、バランスの取れた進路実現を維持

北園高校の私立大学合格実績は、各大学群でバランスの取れた比率を維持しています。特にGMARCHと日東駒専を中心とした安定的な合格実績に加え、最難関私大や理工系大学群での比率向上が見られ、進学指導の成果が表れています。また、その他の大学群も含めた多様な進路選択が可能な環境が整っており、生徒の進路希望に応じた指導が実現できていると評価できます。近年は特に最難関私大と理工系大学群での実績向上が目立ち、進学校としての評価を高めていることが窺えます。

自由な校風と確かな学力で、国公立から私大まで幅広い合格実績を実現する北園高校

2024年度の都立北園高校の大学合格実績は、国公立大学から私立大学まで幅広い実績を残しており、進学指導推進校としての着実な成果を示しています。

国公立大学では、一橋大学への現役合格や筑波大学への4名の現役合格など、難関大学での成果が見られます。特に関東主要国公立大学では、東京都立大学への9名をはじめとする34名の現役合格者を出すなど、安定した実績を維持しています。

私立大学においては、早慶上理への現役合格者67名(早稲田32名、慶應7名、上智15名、東京理科13名)という優れた実績を達成。特に早稲田大学への32名という現役合格者数は、同校の進学指導の充実を示す成果となっています。

GMARCHでは現役合格者264名を輩出し、特に法政大学79名、明治大学57名という高い合格実績を残しています。これは国公立・私立大学延べ合格者数の25.5%を占める重要な実績となっています。

その他の私立大学群でも、成成明学國武で94名(9.1%)、四工大+東農大で58名(5.6%)、日東駒専で209名(20.2%)と、バランスの取れた合格実績を示しています。特に理工系大学への合格実績の向上が顕著で、理系進学にも力を入れている様子が窺えます。

5年間の推移を見ると、最難関国公立大学への現役合格者数は年度による変動があるものの、関東主要国公立大学や私立大学での合格実績は着実に向上しています。特に私立大学では、最難関校からGMARCH、日東駒専まで、各層での合格者数が安定的に推移しており、生徒の多様な進路希望に応える進学指導が実現できています。

このように北園高校は、国公立大学から私立大学まで幅広い進学実績を持ち、特に私立大学では各難易度層でバランスの取れた合格実績を維持しています。90年以上の歴史を持つ進学校として、伝統的な自由な校風と確かな進学実績を両立させており、今後もさらなる発展が期待される学校といえるでしょう。


<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・北園高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/kitazono-h/

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この記事を書いた人

教員免許保有(小学校教諭1種、中学校・高校保健体育)の40代サラリーマン。現在高校生の息子の高校受験時に生来のオタク気質をこじらせ首都圏の私立・都立高校を調べた結果、都立高校のコスパの良さに驚愕。現在小学生の娘の高校受験に備えての備忘録がてら、都立高校の魅力を発信していくために「都立高のトリセツ」を開設。

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