都立新宿高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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東京都立新宿高等学校は、1921年創立の伝統ある進学校です。「自主・自律」を校是とし、標準服の着用義務がないなど、生徒の自主性を重んじています。部活動も盛んで、水泳部や囲碁将棋同好会が強豪として知られています。

進学重視型単位制高校として、生徒は個人の志望大学に合わせて科目を選択できます。学年の区別がなく、3年間で必修科目と選択科目を学び、所定の単位数を取得すれば卒業できます。

「大家族主義」の理念のもと、在校生、教職員、保護者、卒業生が一体となって教育活動を行っています。「進路は補欠なき団体戦」という言葉に基づく進学指導も特徴的です。

この記事では新宿高校の偏差値や入試倍率といった受験に欠かせない情報から、大学合格実績や部活動、学校行事、校風の特徴まで、受験生や保護者の方が気になるポイントをわかりやすくまとめています。

「新宿高校ってどんな雰囲気?」「部活は強いの?」「どんな進学実績があるの?」といった疑問にもお答えします。都立新宿高校の受験を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!

目次

都立新宿高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

東京都立新宿高校は、近年進学実績も向上してきていることもあり、かつそのアクセスの良さから常に倍率が高いため、都内有数の難関校・人気校として知られており、その入試難易度と合格実績は多くの受験生や保護者の注目を集めています。

また、新宿高校は国語・数学・英語の3科目に関しては共通問題ではなく、新宿高校独自の自校作成問題が導入され、難関大学を目指す生徒にふさわしい高度な問題が出題されています。

  • みんなの高校情報:68(東京35位、都立9位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):66(都立7位)
  • V模擬(60%合格基準):63(東京39位、都立8位)

2024年度入試から都立高校全体が男女合同定員化されましたが、新宿高校はもともと男女別定員を設けていなかったこともあり、その影響は受けなかった高校になります。例年倍率2倍を超える、都立高校の中でも屈指の人気校になりますが、難関大学への合格実績が向上していることから、今後さらに倍率とともに入試時の偏差値も上昇していく可能性があります。

入試方式

都立高校ですから、推薦入試と一般入試の2つの入試方式があります。2025年度は昨年度は推薦入試が1月26日(土)と1月27日(日)、一般入試が2月21日(金)になります。

<参考情報>詳細はこちらの東京都教育委員会のサイトを確認ください

都立高校の一般入試では、学力検査点と調査書点の合計(1000点)に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果(20点)を加えた総合得点(1020点満点)順に選抜されます。面接や実技を実施する学校では、それらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。

尚、新宿高校は進学指導重点校に次ぐ進学指導特別推進校に指定されています。入試時の試験は、理科社会は他の都立高校受験と同じく共通問題ですが、英国数の3教科は新宿高校独自の難易度の高いいわゆる自校作成問題となっています。

入試倍率推移

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校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.58倍5.31倍1.92倍1.94倍1.72倍1.69倍
2024年2.27倍7.66倍2.56倍2.42倍2.15倍2.12倍
2023年2.29倍5.91倍2.29倍2.29倍2.02倍1.99倍

入試倍率の特徴と傾向

新宿高校の入試倍率は、2023年から2024年にかけて上昇した後、2025年に大幅な低下を示しています。2024年の高すぎる倍率が受験生に敬遠された可能性が高いと考えられます。

最も顕著な変化は推薦入試倍率で、2024年に7.66倍という極めて高い倍率を記録した後、2025年には5.31倍へと約30%低下しています。それでも5倍を超える高い競争率であり、推薦入試への人気自体は依然として高いと言えます。

一般応募倍率は2024年の2.56倍から2025年には1.92倍へと約25%低下し、校長会調査時倍率も2.27倍から1.58倍へと約30%減少しています。これは受験生が新宿高校を敬遠し、他の選択肢を模索したことを示唆しています。合格倍率も2024年の2.12倍から2025年には1.69倍へと約20%低下しており、全体的な競争率の緩和が見られます。

この現象は、受験生や保護者が前年の高倍率を見て「受かりにくい学校」と判断し、より合格可能性の高い学校を選択した結果と考えられます。受験生の「合格可能性」を重視する傾向が強まっていることを示唆しています。最終応募倍率と一般応募倍率がほぼ同じ(1.92倍→1.94倍)なのは、出願後の志願変更が少なかったことを示しています。

2025年の倍率低下は、一時的な現象である可能性もあり、今後数年間の推移を見る必要がありますが、過度な競争率の上昇が逆に志願者を減少させる「倍率のパラドックス」が生じた典型的な例と言えるでしょう。

都立新宿高校の歴史と伝統

東京都立新宿高等学校は、1921年に東京府立第六中学校として開校し、100年を超える歴史を持つ都立高校です。戦前は忠君愛国教育や一部で軍隊式教育を取り入れた厳格な校風で知られていました。校章には、朝陽と菊の葉を図案化したものが使われており、これは新宿御苑がかつて皇室の御料地であったことに由来しています。戦艦三笠の「興國の鐘」も学校の象徴として知られており、その鐘は今でも学校の伝説として語り継がれています。

戦後は東京大学合格者数でも全国的に注目される進学校となり、進学実績と「文武両道」の伝統を守り続けてきました。また、2007年には東京都教育委員会より「進学指導特別推進校」に指定され、進学指導にさらに注力しています。

都立新宿高校の立地と最寄り駅

新宿高校は、交通アクセスが非常に良好です。JR新宿駅から徒歩5分、新南口から徒歩4分の距離にあり、通学やアクセスには非常に便利です。また、東京メトロや都営地下鉄の新宿三丁目駅からも徒歩2分という好立地です。新宿駅はJRだけでなく、小田急電鉄や京王電鉄、東京メトロ、都営地下鉄といった多くの路線が集まる交通の要所で、都内各地から簡単にアクセスできる点が魅力です。

住所東京都新宿区内藤町11-4
最寄り駅①JR線「新宿」駅:南口・東南口・甲州街道改札 徒歩4分
②東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅 徒歩2分
③東京メトロ丸の内線「新宿三丁目」駅 徒歩4分
④都営新宿線「新宿三丁目」駅         徒歩4分
⑤都営大江戸線・新宿線「新宿」駅 徒歩7分
⑥京王線「新宿」駅 徒歩10分 ⑦小田急線「新宿」駅 徒歩10分 ⑧西武新宿線「西武新宿」駅 徒歩11分
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