都立目黒高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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東京都目黒区祐天寺に位置する都立目黒高校は、1917年の創立以来100年以上の歴史を持つ伝統校です。「自主・自律の精神」を校訓に掲げ、生徒の主体性と自律性を重視した教育を実践してきました。

近年は東京都教育委員会から「進学指導研究校」「英語教育研究推進校」「理数研究校」などの指定を受け、教育改革を積極的に推進。その成果は大学合格実績にも表れており、過去6年間で国公立・難関私立大学への合格者数は100名から203名へと倍増しています。都心の好立地にありながら落ち着いた学習環境、充実した施設、生徒主体の学校行事、約9割の部活動参加率など、バランスの取れた教育環境も魅力です。

本記事では、祐天寺駅から徒歩5分という好アクセスの目黒高校について、その歴史と伝統から始まり、教育方針、大学合格実績、学校行事、部活動、施設環境まで、様々な角度から詳しく紹介します。

目次

都立目黒高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

  • みんなの高校情報:59(東京157位、都立34位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):59(都立29位)
  • V模擬(60%合格基準):56(東京153位、都立28位)

目黒高校は都立高校の中では進学指導研究校の指定を受け、大学合格実績を伸ばし続けています。都立高校の中では中堅上位に位置し、難易度は上昇傾向にあると言えるでしょう。

入試倍率推移

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年度校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.07倍2.13倍1.35倍1.40倍1.16倍1.12倍
2024年1.60倍3.25倍1.98倍1.96倍1.61倍1.56倍
2023年1.83倍3.59倍2.24倍2.24倍1.84倍1.80倍
  • 特に2024年から2025年の間に大きな倍率低下が見られる(合格倍率が1.56倍→1.12倍)
  • 私立高校への進学がより経済的に容易になったことで、中堅上位レベルの公立高校である目黒高校の受験者数が減少したと考えられる
  • 2025年の一般入試での最終倍率は1.12倍とかなり低くなっており、受験競争の緩和が進んでいる

2024年度に男女合同定員化および私立高校の授業料実質無償化が打ち出されましたが、目黒高校はその影響を大きく受けている可能性が高いと言えるかもしれません。教育政策の変更が受験動向に与える影響の具体例として興味深いものです。特に2025年は全ての指標で大幅な低下が見られ、私立志向への転換が加速している可能性があります。

都立目黒高校の歴史と伝統

都立目黒高校は1917年(大正6年)に東京府荏原郡目黒村立目黒実科高等女学校として設立され、100年以上の歴史と伝統を持つ高校です。創立当初は女子校でしたが、1949年に男女共学となり、1950年に現在の「東京都立目黒高等学校」と改称されました。

学校の沿革を見ると、東京の都市発展とともに歩んできた軌跡がわかります。1932年には東京市立目黒高等女学校に改称され、市立高女としては深川・忍岡に次いで3校目という位置づけでした。その後、1943年に東京都立目黒高等女学校、1948年に東京都立目黒女子新制高等学校と改称され、この時期に定時制課程も設置されました。

東京都の教育制度の変遷に合わせて、1967年には学校群制度が実施され、都立大学附属、広尾の各校と23群を組みました。1982年にはグループ合同選抜制度に移行し21グループに編成され、1984年には定時制課程が廃止されました。1994年には単独選抜となり、現在の入試制度の基盤が整えられました。

主な沿革:

  • 1917年:東京府荏原郡目黒村立目黒実科高等女学校設立
  • 1949年:男女共学実施
  • 1950年:東京都立目黒高等学校に改称
  • 2019年:創立100周年記念式典挙行

創立以来培われてきた「自主・自律の精神」は、現在も脈々と受け継がれています。向田邦子(脚本家・作家)や福士蒼汰(俳優)、SUPER BEAVERのメンバーなど、多くの著名人を輩出してきた実績もあり、歴史と伝統に裏打ちされた教育の場として地域からの信頼も厚い学校です。

都立目黒高校の立地と最寄り駅、周辺環境

住所東京都目黒区祐天寺2-7-15
アクセス東急東横線「祐天寺駅」から徒歩5分
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