都立小松川高校の偏差値・倍率は？進学実績・部活・校風もまとめて解説！

東京都立小松川高等学校は、東京都江戸川区に位置する名門進学校として、確固たる地位を築いています。1916年の創立以来、「質実剛健」の校風と「文武両道」の理念を柱に、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践してきました。

充実した施設設備と熱心な教職員による手厚い指導体制のもと、生徒たちは高い目標に向かって日々邁進しています。特に、自習室の完備や探究学習の充実により、予備校に頼らない独自の進学指導を確立し、都立高校の中でも際立つ進学実績を誇っています。

この記事では小松川高校の偏差値や入試倍率といった受験に欠かせない情報から、大学合格実績や部活動、学校行事、校風の特徴まで、受験生や保護者の方が気になるポイントをわかりやすくまとめています。

「小松川高校ってどんな雰囲気？」「部活は強いの？」「どんな進学実績があるの？」といった疑問にもお答えします。都立小松川高校の受験を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください！

都立小松川高校の入試倍率と偏差値

入学難易度（偏差値）

小松川高校の偏差値は、東京都から指定された進学指導特別推進校の1つであり東京都内の都立高校の中では入試難易度は上位に位置します。進学指導特別推進校として、難関大学を目指す生徒が多く集まり、入学時点から高い学力が求められます。このため、小松川高校は徒歩・自転車通学圏内だけでなく、電車やバスを使い都内広域からも優秀な生徒が志願する人気校となっています。

• みんなの高校情報：66（東京54位、都立16位）
• 市進教育グループ（80%合格基準）：62（都立18位）
• V模擬（60%合格基準）：60（東京79位、都立17位）

入試方式

都立高校ですから、推薦入試と一般入試の2つの入試方式があります。2025年度は昨年度は推薦入試が1月26日（土）と1月27日（日）、一般入試が2月21日（金）になります。

＜参考情報＞詳細はこちらの東京都教育委員会のサイトをご確認ください

都立高校の一般入試では、学力検査点と調査書点の合計（1000点）に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果（20点）を加えた総合得点（1020点満点）順に選抜されます。面接や実技を実施する学校では、それらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。

入試倍率推移

	校長会調査時倍率	応募倍率（推薦）	応募倍率（一般）	最終応募倍率（一般）	受検倍率（一般）	合格倍率（一般）
2025年	1.10倍	2.22倍	1.14倍	1.19倍	1.14倍	1.12倍
2024年	1.10倍	2.19倍	1.23倍	1.27倍	1.22倍	1.20倍
2023年	1.02倍	2.32倍	1.15倍	1.15倍	1.17倍	1.15倍

入試倍率の特徴と傾向

小松川高校の入試倍率は、進学指導特別推進校としては全体的に低い水準で推移しています。同じカテゴリーの他校と比較すると倍率が低いことが特徴的です。3年間の推移を見ると、大きな変動はなく比較的安定していますが、わずかな増減が見られます。2023年から2024年にかけては全体的に倍率が上昇し、2025年には若干低下しています。

校長会調査時倍率は2023年の1.02倍から2024年・2025年ともに1.10倍と若干上昇していますが、依然として極めて低い水準です。1.10倍という数値は、初期段階での関心がかなり低いことを示しています。

推薦倍率は3年間を通して最も高い数値を示していますが、それでも2.2~2.3倍程度と、推進校としては低い水準です。2023年の2.32倍から2024年に2.19倍へと低下した後、2025年には2.22倍とわずかに回復しています。一般応募倍率は2023年の1.15倍から2024年に1.23倍へと上昇した後、2025年には1.14倍と再び低下しています。最終応募倍率も同様のパターンを示しています。

合格倍率は3年間で1.15倍→1.20倍→1.12倍と推移しており、いずれの年も極めて低い競争率となっています。1.12倍という数値は、ほぼ志願者全員が合格できる水準に近いことを示しています。

小松川高校は進学指導特別推進校でありながら倍率が低い要因としては、以下のような可能性が考えられます。

1. 立地条件や通学のしやすさの問題
2. 学校の知名度や認知度の低さ
3. 進学実績が他の推進校と比較して見劣りする可能性
4. 学校の特色や魅力が受験生に十分に伝わっていない

進学指導特別推進校としての地位を維持・向上させるためには、学校の魅力や進学実績の向上、効果的な広報活動などが課題となるでしょう。

都立小松川高校の歴史と伝統

東京都立小松川高等学校の歴史は、1916年に南葛飾郡立実科高等女学校として産声を上げたことに始まります。1921年には南葛飾郡立高等女学校へと発展し、1943年に東京都立第七高等女学校となり、そして1950年に現在の東京都立小松川高等学校へと至る変遷を重ねてきました。

100年以上の歴史の中で、本校は単なる教育機関としてだけでなく、地域の文化的シンボルとしても重要な役割を果たしてきました。「質実剛健」の精神は、戦前からの伝統を現代に継承しつつ、時代の要請に応える新しい教育実践との調和を図ってきました。歴代の教職員と生徒たちが築き上げてきた「文武両道」の精神は、現在も脈々と受け継がれ、進学校としての揺るぎない地位を確立する原動力となっています。

都立小松川高校の立地と最寄り駅、周辺環境

小松川高校は、東京都江戸川区平井一丁目という交通至便な場所に位置しています。JR総武本線の平井駅から徒歩12分という通学に適した距離にあり、都営バスの「小松川三丁目」バス停からは徒歩5分とアクセスも良好です。

住所	東京都江戸川区平井1-27-10
最寄り駅	①JR「平井」駅 徒歩12分 ②都営バス「小松川3丁目」 徒歩5分 ③都営新宿線 「東大島」駅 徒歩20分