都立国際高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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都立国際高校は、1989年に設立された都立高校唯一の国際学科を持つ高校です。海外からの帰国生徒や在京の外国人生徒が全校生徒の約3割を占め、その出身国は40カ国以上に上ります。2015年には公立高校で初めて国際バカロレア・ディプロマプログラムの認定校となり、国際教育のパイオニアとしての地位を確立してきました。

国際感覚を持つ人材の育成と、難関大学への進学実績の両立を実現している学校として、注目を集めています。最新の2024年度入試では、東京大学や医学部への現役合格を果たすとともに、早慶上理やGMARCHなど難関私立大学への合格者も過去最高水準を記録し、進学校としての評価も年々高まっています。

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目次

都立国際高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

都立国際高校の偏差値は、複数の主要な予備校・教育機関のデータによると、62〜68の範囲に位置しています。

  • みんなの高校情報:68(東京35位、都立9位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):64(都立11位)
  • V模擬(60%合格基準):62(東京48位、都立10位)

都立国際高校は、都立高校の中でも難関校に位置づけられています。進学指導特別推進校であり、また国際科という特別なプログラムを持つことから人気も高く、学力と国際教育の両面で高い意欲を持つ生徒が多く志願しています。

入試方式

都立高校ですから、推薦入試と一般入試の2つの入試方式があります。2025年度は昨年度は推薦入試が1月26日(土)と1月27日(日)、一般入試が2月21日(金)に行われました。

<参考情報>詳細はこちらの東京都教育委員会のサイトをご確認ください

都立高校の一般入試では、学力検査点と調査書点の合計(1000点)に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果(20点)を加えた総合得点(1020点満点)順に選抜されます。面接や実技を実施する学校では、それらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。また国際高校は国際科であるため、入試5科目の内、数学・国語・社会・理科は共通問題、英語のみ自校作成問題となっています。

上記の形式以外に、帰国生徒用の入試、在京外国人生徒用の入試、IBコースの入試があり、他の都立高校と比べて複雑な入試形態となっています。志望する場合は必ずホームページを確認しましょう。

入試倍率推移(一般)

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年度校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.51倍2.95倍1.89倍1.85倍1.50倍1.46倍
2024年1.80倍3.67倍2.52倍2.42倍1.99倍1.93倍
2023年2.99倍4.24倍2.99倍2.85倍2.45倍2.38倍

主な特徴と傾向

都立国際高校の入試倍率は3年間で急激に低下しています。特に合格倍率は2.38倍から1.46倍へと約38%減少し、この低下幅は他の都立高校と比較しても顕著です。全ての入試区分で同様の低下傾向が見られますが、特に校長会調査時の倍率が50%近く減少していることから、初期段階での志願意欲自体が大きく低下していることがわかります。

考えられる要因

  1. 私立高校の授業料実質無償化の影響:2024年から始まった東京都の私立高校授業料無償化政策により、ICU高校やアメリカンスクールなど国際教育に力を入れた私立高校への進学ハードルが下がり、受験生が流出した可能性が高い。
  2. 国際教育の多様化:他の都立高校でもSGHなど国際教育プログラムが充実し、国際高校の独自性が相対的に低下している可能性がある。
  3. グローバル教育需要の変化:コロナ禍以降の留学や国際交流に対する価値観の変化や、オンライン国際交流の普及により、物理的な国際教育環境の価値が変化した可能性がある。

都立国際高校の歴史と伝統

旧東京教育大学農学部跡地に1989年に創設された都立国際高校は、開校から34年を迎える比較的若い学校です。しかし、国際教育のパイオニアとして、様々な教育改革に積極的に取り組んできました。2007年には英語教育優良学校として文部科学省表彰を受賞し、2013年には進学指導特別推進校に指定されています。2015年には国際バカロレア・ディプロマプログラムの認定を取得し、国際バカロレアコースを新設。2018年には東京外国語大学と高大連携協定を締結するなど、着実に実績を重ねています。

校章はグラフィックデザイナーの與口隆夫氏によってデザインされ、世界の国家、民族をイメージさせる地球をモチーフに、人と人とが手を結び合わせている様子を表現しています。三つの「○」は本校の教育目標を象徴し、異なる国、民族が互いに尊敬し、共に生きる姿勢を表現しています。また、シンボルカラーの「ブルー」は「若さ」「知性」「清潔」「未来」を象徴しています。開校以来「パイオニア精神」を大切にし、世界に開かれた学校として、常に新しい教育の可能性を追求し続けています。

都立国際高校の立地と最寄り駅、周辺環境

都立国際高校は、東京都目黒区駒場二丁目に位置しています。最寄り駅は京王井の頭線駒場東大前駅で徒歩5分、池ノ上駅からは徒歩7分と、通学に便利な立地です。周辺には東京大学駒場キャンパスがあり、文教地区としての落ち着いた雰囲気の中で学ぶことができます。

住所 東京都目黒区駒場2-19-59
最寄り駅①京王井の頭線 駒場東大前駅 徒歩5分
②京王井の頭線 池ノ上駅 徒歩7分
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