都立日比谷高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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日比谷高校は、東京都千代田区に位置する名門の公立高校であり、長い歴史と優れた教育プログラムを持つことで知られています。都内有数の進学校であり、東京都全域から多くの優秀な生徒が集まる学校です。以下に、日比谷高校の特徴と魅力を紹介します。

目次

都立日比谷高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

日比谷高校は、東京都内の公立高校の中でもトップレベルの偏差値を誇ります。その偏差値は各情報サイトを確認すると下記のようになっています。

  • みんなの高校情報:73(東京9位、都立1位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):71(都立1位)
  • V模擬(60%合格基準):69(東京9位、都立1位)

都立高校ではトップ、国立高校や大学附属高校、私立の中高一貫進学校なども含めて都内には400を超える高校がありますが、その中でも指折りの入学難易度となっています。全国的に見ても非常に高いレベルで、多くの中学生にとって日比谷高校への合格は大きな挑戦となります。

入試方式

都立高校ですから、推薦入試と一般入試の2つの入試方式があります。2025年度は推薦入試が1月26日(土)と1月27日(日)、一般入試が2月21日(金)に行われました。

<参考情報>詳細はこちらの東京都教育委員会のサイトを確認ください

都立高校の一般入試では、学力検査点と調査書点の合計(1000点)に英語スピーキングテスト[ESAT-J]の結果(20点)を加えた総合得点(1020点満点)順に選抜されます。面接や実技を実施する学校では、それらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。

尚、日比谷高校は東京都より進学指導重点校に指定されており、学力の高い学生が求められています。通常、都内の公立高校は共通問題と呼ばれる都立高校共通の問題が学力検査に用いられますが、日比谷高校の学力検査の内、英国数の3教科は日比谷高校独自の問題となります。

その問題のレベルは都立高校の中でも特に難しく設定されています。基礎的な知識の定着はもちろんのこと、応用問題や発展的な問題に対応する力が求められます。特に、論理的思考力表現力を問う問題が多いのが特徴です。例えば、英語の長文読解や数学の証明問題、国語の記述式問題などは、単なる知識の暗記ではなく、問題に対して深く考え、自分の言葉で解答を組み立てる力が必要です。

入試倍率推移

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年度校長会調査時倍率応募倍率(推薦)応募倍率(一般)最終応募倍率(一般)受検倍率(一般)合格倍率(一般)
2025年1.42倍3.17倍2.01倍2.00倍1.57倍1.46倍
2024年1.37倍2.55倍1.84倍1.81倍1.40倍1.32倍
2023年1.64倍3.32倍2.33倍2.33倍1.87倍1.74倍

入試倍率の特徴的な傾向

日比谷高校の最も特徴的な点は、最終応募倍率から受検倍率への大幅な減少です。これは同校が都立最難関校として、国立高校(筑波大学附属駒場・筑波大学附属・東京学芸大学附属・お茶の水女子大学附属)や難関私立高校(開成、早稲田・慶應義塾の附属校など)との併願層が多いことを示しています。

この現象は、志願者の多くが日比谷高校を「滑り止め」または「セーフティネット」として位置づけ、第一志望の国立高校や私立高校に合格した場合に都立入試を受検しないという行動パターンを反映しています。実質的に日比谷高校の志願者には、最難関校を目指すトップ層の生徒が多く含まれていると考えられます。

倍率自体は3年間を通して安定しており、都立高校の中でも高い人気と評価を維持していることがわかります。特に推薦入試の高倍率(3.3倍以上)は、同校の教育内容や進学実績への高い評価を示しています。

このような倍率傾向は、日比谷高校が公立高校でありながら、国立や私立の最難関校と同等の学力層からも選ばれる高校として確固たる地位を築いていることの証と言えるでしょう。受検倍率の低下は、同校の人気の低さではなく、むしろ志願者層の高い学力水準と複数校併願戦略の結果と解釈できます。

都立日比谷高校の歴史と伝統

日比谷高校は1878年に「東京府立第一中学校」として設立され、1929年に「東京都立日比谷高等学校」と改称されました。創立以来、日本の近代教育の先駆けとして数多くの人材を輩出してきました。

特に戦前・戦後を通じて「日比谷」といえば日本一の進学校として知られ、その伝統と誇りは今でも受け継がれています。多くの著名な卒業生がいますが、その中には日本の首相や大臣を務めた政治家、企業のトップ、学者、文化人などが含まれます。こうした卒業生ネットワークも日比谷高校の大きな魅力の一つです。

都立日比谷高校の立地と最寄り駅

日比谷高校は都心にありアクセスがよく、地下鉄の「永田町」「赤坂見附」「溜池山王」「国会議事堂前」が最寄り駅です。アクセスが良いため都内全域から通学が可能で、二子玉川駅から21分、練馬駅から22分、押上駅から23分、北千住駅から24分、ひばりが丘駅から45分、町田駅から55分、八王子駅から61分となっています。※最寄駅からの所要時間

住所東京都千代田区永田町2-16-1
最寄り駅①東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」6番出口より徒歩8分
②東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」11番出口より徒歩8分
③東京メトロ銀座線・南北線・丸の内線・千代田線「溜池山王・国会議事堂前駅」5番出口より徒歩7分
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